233 逢魔時の喫茶店
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[>>5:+112手が温もりに包まれた感触 視線を落とせば、甘い視界が混じり合う 何かを確かめる音で、名を呼ぶ彼。 如何したか、顔を近づけ]
………
[鼓膜が擽ったい すぐ傍で叶った、未来を誓う調べ 確かに歓喜して、確かに心が震えた>>5:+113
男は硬質な黒曜石の双眸を少し撓めて見せる]
(14) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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1人で水を 飲めるか?
[愛しい彼。まだ肘を付いた体制なら 傍までおいでと身体を起こす事に協力 片手で掴んだコップと、自分の瞳を彼へと寄せ]
―――……ん そう。昨夜、お前は 誰よりも 私を求めてくれた
なのに …口付けを、忘れてしまったと?
[>>4ぱちくりと瞬く眸は、悲哀は怒気に交わらない
立ち上がった彼の、唇の言外 言葉の意図を見透かせた気がしたから。>>6]
(15) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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…ひどいね
もっと――― 確りと触れなければ。 記憶に残らないものな……の
[困ったねと近づけた顔は、彼の端正な顔に影を差す 吐息のように小さな言の葉が、先んじて彼の唇を舐め、]
―――…… 、
[おいで、と下唇を軽く、ノック。
腹だけでなく、心も満ちれば良い。 ――どく、と心臓が鳴った気配]
(17) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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[時間が進めば少しずつ、朝の気温が、真夏の照りに交合
室内は>>8隣で彼と歩みを進めるだけで、 不規則な不協和音が若干鳴りそうなアパートメント されど眩しい特別。1つの住まい。 此処に、自分の存在を受け入れる、生活品が並ぶらしい]
………着物は …私が如何にかする。 日本に何着か置いて来てしまったからね。
または、お前が持っている服を、貸して。
[不意に普段の日常生活を尋ねられると、返事に窮す]
………
(18) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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故郷の自然を感じようと彷徨って居たかな。 ケイ程では、無いけれど。 そして、お前の事を考えていた。
[長い年月。思い返せば内容に乏しい過去の世界 朗々と語りながら見下ろすのは彼の姿 ただ一人の恋人。これからは、貴方が私に新しい世界を呉れれば良い。
さて、今後の予定を尋ねられれば 買い物は時間が有るなら、これからを 申し出る]
されど私は 欧州の街には疎いよ。 時間はいつでも構わないが …案内してくれる?
[次いで、その前に、洗面所を貸してほしいと素直な請願**]
(19) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃
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………ん、
[弄ばれることに怯えていた軟体も、>>20 次第に従順さを得て、擦り付いてくるようにすら。
欲しいものがある脳が痺れ、爛れ。 口内から、水の潤いを、奪う 彼が吐き出される吐息は――……、]
トレイ……ル 思い出した? 私の唇。
(32) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃
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[冷えた精力は、彼が渇望した 養父の体温さえも、記憶から遠ざける
―――こんな表情、知らなかった。 甘えるようなこんな声も、想像では補いない奇跡。
渇仰のまま彼を笑みを作ろうとした自分は、 きっと、酷く稚い顔をしている。
求められれば、何度でも、与えたくなるもの 繋がりを解き、歩む間も>>21 すぐに落ち着き払えるわけが無く、心臓は煩い]
(33) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃
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―――お前も? 嬉しいよ。 そしてそれは、寂しい想いをさせたね。
[誠実にして清純なる彼は、己に恋の病を掛けた。 >>22意地の悪くつつけば、温もりある反応を呉れる彼。太陽の熱に溶けぬ魔法をも、掛けて。
よくも考えれば、男が浮いた名で呼ぶのは彼のみである。 彼は何時から、自分の虜となったのか。 意識が向くが、言葉にはせず侭]
………………。 大きさはぴったりだ。
[借りた服に洗面所で着替えた男は やはり、腕の露出の多い服に、怪訝に首を傾げる仕草 変ではないか、真っ直ぐ彼に伸ばした視線で尋ねる]
(34) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時半頃
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それはそうだ。 今までに着た事が無い 服だから。
[>>38されど、着物より触り心地が良い 違和感は拭えないが、服も軽くて動きやすそうだ 覚悟していた以上に、好印象を抱いた衣装
何故か拗ねた眼差しを注ぐ相手の、髪を撫で擦り トレイルの薫りが薄まった事実に 若干の勿体無さを今更ながら]
(49) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃
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[太陽が降り注ぐ夏の気候 どこを歩いても美しい街並み、遺跡]
………。
[香ばしい珈琲の匂い 隣の彼に静かに視線を向ける 見つめているだけなのに、照れ臭さからか]
案外悪くないのかもしれない。 この服も。 街も。
[落ち着きのない羞恥も混じった、低い声で、真実を告げる。 隣に想い人が居る幸福は、己を変質させるほど強大なものと化した。
荷物は、2人で分け合えば、大した重みは存在しない。 次いで、外を見るよりも誰かさんを見ていたのは、恒例行事。**]
(50) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃
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ー いつかの夜・喫茶店 ー
[音も無く扉を抜け、店内に入る男 昼間と違い、夜の気配を遠ざける銀糸を靡かせ 毒の様に甘いアルコールの匂いに視線を向上>>60]
おや……、驚いた。 デニー。
[背を向けた侭、此方に歩み寄る相手を両肩を掴む 友人が転んでしまわぬように、優しく、確り]
お前がこの時間に居るなんて なんだか嬉しいね……。 誰からの紹介で?
[白い翼が、歓喜にふるりと震えた*]
(63) flickeringly 2015/08/13(Thu) 22時頃
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[月日は流れる。 月夜を幾度も越えて。>>62
温度の無い男の傍は 人間の肌では長期は酷である。 けれど、幾夜も、彼は自分の腕の中に納まり。 その事実が何より己の心を満たしてくれた]
――……
[>>61私服は街に赴く時だけ、彼に服を借りる きっと彼のサイズと違う自分。 彼の大切な人の服を着て 誰かに自分を重ねられるなら不快でも。
彼はずっと、自分だけを視てくれている 今度は自分が、彼に着物をプレゼントするのも、良いかもしれない]
(71) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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…… ふ、
なに?
[>>64するりと後頭部に回った腕が彼を捕まえる。 好きと言われるより愛が或る。 鼓膜に確かな感触として届いた、ぎこちない発音。 彼だけの特別である名。
思わず、ちゅ、と珈琲味の唇を奪い。 それから、声を掛けた彼への問い。 漸く目的を果たすのは大分予定より遅れた後。*]
(72) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃
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ーと或る夜:喫茶店ー
[可哀想な位覚えた容貌だが>>66 この時間の喫茶店で逢えた喜びは変わりない
まるで、冬の精霊の自分より 体温が減少しかねた彼の身体を支えた手は、解放 >>*14 後は、人懐こいマスターに任せる事を選択
>>73 何より一般的に愛らしいと評価を掲げる猿は きっと万人に愛でられる姿で、友人の元へ向かった
彼の緊張を解してくれると期待も心中にて]
(82) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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――、……トレイル。
[自分は、普段の4人掛けテーブルで 見目麗しい愛し人の、勤労のご様子を見守る企み。 友人の傍らでも、彼の前で緩む頬を 堪える自信が無かった故の、談話から外れた空間。
そして、節約を試みる彼に合わせ、此方も安い価値の酒を選んだ まだ空が遠い、と或る夏夜の、出来事**]
(84) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃
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[恋人の寝顔を眺める至福は、己の胸の内を温めてくれる一因。 それ以上に、湖水の瞳と視線を交える時間が 何よりの深く、醒めぬ幸福を燃え盛らせた>>85]
…、…。
[押し入った舌同士で熱い抱擁を交わし、呼吸を奪い。 >>89ゆるゆると吐き出す吐息が耳穴を擽り、 唇同士が等しい体温と変化すれば、漸く離す接吻
名残惜しい。鼻先を触れあう距離で、彼を視界に閉じ込めれば ぎこちなく視線を逸らす頃の可愛さと違い 求め合う熱に浸る眸が、知らず喉を鳴らす]
(105) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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……私も、 お前の熱を以っても、まだ足りないよ。
[>>91解く手間も惜しんで、続きを強請る呼吸の振動に抗わず 強い抱擁は、縋るようで、確りと彼を包み込んだ 長髪は今は黒い柵と変化し、万人の居る世界から彼を遮断 今は自分だけ、を。
そんな稚拙な願いを浚ったのは、店主の按配の悪さの報せ。 亜麻色の髪に降らすキスの雨を止め 彼の心配の言葉に同調し、頷きで応えよう]
今度 見舞いの品でも、用意しようか。
(106) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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ゆっくり考えよう。 まだ、共にいられる時間は 沢山ある。
[そっと甘い声を唆す。 囁く眸は、彼から見えぬ事を良きとし恍惚に満ち、深き執着の片鱗が滲む。
ほんの少しの羞恥が、恋人の反応を待つより先 亜麻色の頭部までも、胸板まで引き寄せ、密着を広げた]
――……しあ…、せ、だ。
[……止め時を見失う程の、幸福**]
(107) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃
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[酒場に広がる笑い声の中に、沈黙をかむ男 薄明かりに浮かび上がる白皙に視線を滑らせ、>>*27]
――お疲れ様、トレイル 今は休憩?
[仄かなナッツの薫りに、きらりと輝く蜂蜜。 炭酸の弾ける様は、冷水を愛する下腹の食欲を煽る]
― ………綺麗だね。そして甘そうだ。 渋い酒と合うかな?
[楽しみと、目の前の相手を見つめ]
(115) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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[>>*28無愛想な顔は酒に解けることは無く。 片手を閃かせて、酒場に篭る酒気を掻き混ぜる。 私の声を柔くするは、目の前のたった一人の存在
一回り細い指に嘆息し]
子供扱いするな。…―――ん。
[赤い舌をちらつけ、口内に招く甘露 綺麗な恋人の指も、唾液で汚れ、手元のお手拭きで拭い]
(116) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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…………美味しいよ。
お前も食べるといい。 欲しがるなら、良ければ私の酒も。
[エナメル質で咀嚼し、――自然と、喉が鳴る。 伏し目がちに頬を染め、それでも生真面目に答え
同じく彼に差し出したナッツ。きっと飛びきりに甘い
普段と違う職場の彼が 自分の前だけ、日常に戻る だから、いつもどおりに、甘やかしの誘惑*]
(117) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃
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[一口分の琥珀が残る杯を揺らす。 口元に笑みを招いても、>>*34 酒を干さずに唇は彼の為に開かれた。]
……充電?
[塩気が削がれたナッツを差し出す指。 其の一連に、躊躇いは存在しない。 まるでそれが自身の勤めであるとも云うように。
しかし、唇と口圧で指を圧迫する仕草に 思わず日焼け知らずの喉仏が鳴る>>*35 単純ながら欲情した自分が、何を欲したか 考えない様に、赤子みたいな行動を使う彼を、観察して]
甘露は、お前の充電に役立ったか
(138) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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……。
[からかう筈が、不意な赤い舌に、捕らわれたのは此方。 それは、緩やかに身体を蕩かす毒に似ている>>*36]
……―――、トレイル 苦味深い酒の味は、店を出た後に教えよう。
お仕事、頑張って励んで。
[陽気な店内で、異質な2人きりの世界 言外の意味が通じるかは、聡い彼次第の話
儚い銀糸を愛でる唇を見て、そっと。 何処にも行けない魂を恋うて 去り際、名残惜しく、唯一の名を呼んだ*]
(139) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃
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[視線の先に鎮座する彼の飲みかけの酒を 退出前に、手に取って、そっと嚥下する 会計を済ませてから緑の門を潜り。 過ぎた時間は彼の奮闘もあって、僅か数刻]
……お疲れ、トレイル。
[喫茶店から少し離れた路地で、明瞭となっていく恋人の人影 馴染みあるリズムと違って、焦燥な駆け足に、喜色に声が柔らんだ 勢いを付けて胸元まで体重を掛けた彼を、受け止め。 その拍子に、じゃり、と下駄が擦れ、まるで心臓が熱を掴む]
……、ん
[端正な顔を確認する刹那。 結ばれた唇に、彼の薄い唇の感触が結合。 瑞々しい彼の口唇は、やはり、柔らかい。]
(161) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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… ッ……
[甘い毒を遺したエナメル質から、浅い刺激に瞼が振動。
聴覚の近くで、篭る音を殘され、それだけでは飽かず 吐息と共に熱い舌を押し込んで、軟体を撓ませる浅い圧。 彼の唇は言葉よりも素直で、協力的だ
甘苦いものは嫌いかと、問い]
――ふ、 お前は賢いね。 私の言いたかったこと、お見通しのようだ。
[鎖骨に亜麻色の髪が擽られ、僅かに浮く語尾 されど、彼の顔も、血色が良くなった気がする 冷えた掌は、彼の甘い薫りを持つ頭部を、撫で擦り]
(166) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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[抱きしめる力を強く変化し、密着を上昇させ]
帰ろうか。 ……、 我が家に。
[次いで自分の務めであると言外の、強引な行い。 そのまま両の腕に愛し人を抱いて、月夜を後にしよう
冬の精霊は、ただ一人の為に、翼を羽搏かせる*]
(168) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃
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……――。健気だな。
[下唇の愛撫を、弾力で押し返す、じゃれ合い。 そもまま口腔を奪い、唇に結ぶ銀糸さえ、褒美と浚う >>169健気な言に、繋ぎ止めていた、抱擁は緩み。
代りに、冷気の腕の檻に、自ら納まった恋人の背に手が伸びる 熱に浮かされた身体を、沢山撫でてやりたかった。]
おいで。
[其の手はやがて、強い抱擁を繰り返し 愛し人の密着を喜びように、もっと近くへと誘い文句 >>170子ども扱いするなと、また拗ねられようと。もっと。]
(185) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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[夜闇を跳ね返す白銀は、彼の瞳にも大きく広がりを見せる 彼の自由に為らない身体を、離すことなく、胸まで引き寄せ 慣れた所作で、交わされる頬の口付け]
ダーリン?
そう、それなら私は、 君をなんと呼ぶのが、正しいのだろう
[そっと耳朶に落す声色は低く。 見目に似合わぬ稚気を紡いで そのまま、>>174]
(186) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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――――
[抱き寄せられるままに、亜麻色に接吻を降らす顔が、離れる そうやら呼吸のリズムが変わったのは、躊躇いと緊張からか。 そうして慾を灯した氷の双眸は、豪放で純粋な問いかけで瞬いた。]
………、……可愛いね、トレイル。 確かに……可能だよ。 君が私の体温に、耐えられるなら。
[熱の無い冷ややかな肌は、彼に負荷を掛ける。
だからこそ、己は大きく踏み出す事に躊躇いを排除できない。 甘受と言う彼の善良に懐き、苦痛を与える行いへの罪悪と、 それ以上に、手放す未来のきっかけになり掛けない、無理をさせる事への不安に]
(187) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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[幸福と苦悩と愛欲を抱え、共に沈む自分を叱咤。
星の瞬きを切り裂く夜空の飛行の終着点 彼のアパートメントへと辿りつき、地面に両足を揃える
銀鍵が無くとも、彼の住まいの扉は解除可能 歩行の移動中も、腕に幸福の象徴を抱きしめたまま 自由自在に形取る氷の指先は、扉を開いて、中へ侵入 それから彼を降ろして、向き合うと]
ただいま。
[馴染み始めた、挨拶を乗せて*]
(189) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃
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