人狼議事


215 【誰歓】エンドローグ

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子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 00時半頃


【見】 子守り 日向

[目の前の光景に、息を呑む。

──神鳥の喉へ向けられたナイフは。
止めようと手を伸ばすより早く、何かに反発するように彼女の手を離れた。>>7

からん、と床に転がったナイフの音で、は、と我に返る。
銀色に光るそれを、すぐに拾い上げた。両手で、……彼女が万が一にも自分からそれを奪おうとしても抵抗できるように、胸の前でしっかりと抱え込む。
崩れ落ちた少女の身体を見れば、その心配は無用だという気もしたけれど。

蹲る少女の横顔に視線を落とす。
もともと体調があまり良くはなさそうだったが、涙の跡が痛々しいその表情は白く絶望に染まっているように見えた。

……絶望。
何に。──死に損ねた、ことに?]

(@0) 2015/02/06(Fri) 01時頃

【見】 子守り 日向

……梶さん。

[崩れ落ちた神鳥に、更に現状を追及することは躊躇われた。
そもそも、問いかけたところで、今の彼女に冷静な説明が出来るかどうかも怪しい、と思う。

代わりに、梶の名を呼ぶ。
真っ直ぐに、彼の目を見つめる。

……こんな、人が目の前で今にもナイフを突き立てんとする状況に直面したことなんかない。
たぶん自分はもっと取り乱してもいいはずだと思う一方で、奇妙にしんとした心持ちだった。

有無を言わさない声で、梶へ、短く問いを投げた*]


説明、して。

(@1) 2015/02/06(Fri) 01時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 01時半頃


【見】 子守り 日向

[説明を、と求めれば、梶はあっさりと軽い声音で、端的に答えを返す。>>28
──それは、自分への説明というよりも、神鳥への嘲りを多く含んだものであるように思えたけれど。]

……妊娠?

[耳が確かに拾った「妊娠」という単語の意味が、脳裏に届くまで少々の時間を要した。
薬物。そして、妊娠。
悩みに優劣や貴賎はないが、それにしたってあまりにも自分に縁のないものを続けざまに目の当たりにしている気がする。

梶のケラケラと笑う声が、静かな廊下に響く。それが、やけに耳についた。
……この状況で、この人はまだ笑えるのか。

苛立ちや憤りと言った感情よりも、ただ不思議に思う。
きっと、人よりずっと洞察力があるひとだ。人も状況も、よく見ている。自分からみた梶の印象は、そんな人間で。>>0:@6>>0:@10

だからこそ、なお。
投げる言葉のナイフにも似た鋭利さは、他人に突き刺さって、──どんな形で自分に返ってくるか分からない筈はないだろう。
それを、いっそ軽やかめいた笑いに変えてしまえる、その根底にあるものが、不思議に思えて仕方なかった。]

(@2) 2015/02/06(Fri) 20時頃

【見】 子守り 日向

[しにたい、と。
譫言のように呟く神鳥の声を、耳が拾う。>>25
何処か儚い空気の少女は、それでも明らかに幼い見目の自分よりは年上と見える風貌をしている筈で、それなのに、酷く小さく見える。]

……神鳥さん。
さっきの、見た、よね。

[しゃがみ込んで「これ」と両手で抱え持ったナイフを視線で示した。
何かに邪魔されたように弾かれたナイフ。>>7
死を迷う神鳥が手放したかのようにも見えたかもしれないけれど、きっとそうじゃない。それは、ナイフを握った神鳥自身が一番よく気付いてしまった筈だった。
ねえ、分かるでしょう。]

……たぶん、ここじゃ、"死ねない"と思う。

[ナイフを注意深くポケットへと沈めた。少女の手を取り、嫌がられなければ控えめにきゅっと握りしめる。
その拍子に、手首に走る無数の傷跡が目に入った。>>1:186]

神鳥さんは、どうして、死にたいの。

[何から、逃げたいの?小さな声で、そう付け加えて、彼女の反応を待った*]

(@3) 2015/02/06(Fri) 21時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 21時頃


【見】 子守り 日向

……。

[問いに、明瞭な返事は返らなかった。>>41
少しだけ肩を落としながら、梶を見上げる。]

梶さん。

神鳥さんが、……もう少し、落ち着いたら。
休めるところ、連れていこう。

[いくら快適な気温を保った場所と言っても、所詮廊下だ。
身重の身体で硬い床に座り込んだままというのはつらいのではないかと、まずは身体的な負担の軽減を優先することに決める。]

……あ。
動けなさそう、だったら。
おんぶしてあげてね。

[彼女と僅かにしか身長の違わない自分には、彼女を背負うのは無理だ、と。そんな一言も付け加えた。]

(@4) 2015/02/06(Fri) 22時頃

【見】 子守り 日向

[提案>>@4に、梶と、それから神鳥から何らかの反応はあっただろうか。

怯えたまま、カタカタと震える彼女を見て迷う。
人との関わりが薄かったから、こういう時に、上手に優しくしたり宥めたりする方法をろくに知らない。
現にさっきだって神田を元気づけようとして失敗したばかりだ。>>0:@14>>0:117

梶の方がそういうのは上手そうなのにな、と少しだけ恨めしいような気持ちになる。
結局、無言のままで震える背を遠慮がちに撫でるに留めておいた。]

(@5) 2015/02/06(Fri) 22時半頃

【見】 子守り 日向

[……でも、神鳥さん。
背を撫でながら、内心で思う。

あくまで推測でしかないけれど、中学生という年齢に手首の傷跡。こうやって取り乱す姿。
たぶん、このことで随分白い眼を向けられてきたのだろうなと思う。
もしかすれば、親からも冷ややかな目で見られたかもしれない。

もうやめてほしい。
考えたくもない。
死んでしまいたい。

その気持ちが、全く分からないわけではなかったけれど。
生きるにしても死ぬにしても、此処でもなお決断を迫られる時がやってくることを知っている。

今は硬く閉ざされた、扉や窓。……けれど、いずれは。
思って、そっと目を伏せた。*]

(@6) 2015/02/06(Fri) 22時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/06(Fri) 22時半頃


【見】 子守り 日向

[思いの他あっさりとした返事が梶から返ってきたと思ったら、そう間を置かずに素っ頓狂な声が上がる。>>42 うっかり零してしまった、そんな肯定だったようだ。]

今、うん、って言った。

[つらつらと並べ立てられる言葉は聞き流して、それだけを返す。
どうしても渋られるようなら、言質は取った、そんな体で押し流そうと少々強引なことを考えている時だっただろうか。
神鳥がふらりと、けれど自力で立ち上がった。>>47]

……あ、

[追いかけるべきだろうか。彼女の動きを追って自分も立ち上がったが「放っておいて」そんな言葉に足を止める。
代わりに、去りゆく小さな背中に向かって、声を投げた]

……神鳥さん。
おなか、すいたら。台所、来てね。
ネイさんたちが、ごはん、作ってくれてるって。

[声は届いただろうか。
言ってから、そういえば自分のリクエストのせいでカレーになるかもしれないのだった、と気付く。刺激物は流石に重たいだろうか。
せめて、彼女が台所へ来た時に食べられるよう、林檎ぐらいは剥いておこうか。そんなことを思った*]

(@7) 2015/02/06(Fri) 23時半頃

【見】 子守り 日向

……行っちゃった。

[神鳥の背中が見えなくなった頃、ぽつりと零した。
ひとりにすることに不安感はあったが、出来ることがそうあるとも思えない。
泣き疲れて、眠ってしまって。そうして少しでも心と身体が回復してくれたなら、今はそれが一番であるように思う。

梶がまだ横にいるようであれば、彼を見上げる。]

……ネイさんたちが。
ごはん、作るって言ってた。

行く?

[肯定の返事が返れば一緒に、否と言われたならひとりで台所へと引き返すだろう*]

(@8) 2015/02/07(Sat) 00時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 00時頃


【見】 子守り 日向

[梶の言葉に、瞬きをした。>>55
先ほど浮かんだ彼への感想>>@2が、再び頭を擡げる。ああ、この人、やっぱり全部分かってやっているんだ。
分かった上で、刺すような言葉を吐く彼の真意。]

……責められたいの?

[湧き上がった疑問は、言葉を選ぶ間もなくするりと唇から滑り出た。
そして、考える。私は、どうなんだろう。優しくしたいんだろうか。良い人に、なりたいんだろうか。
少なくとも彼のように振る舞いたいとは、自分は思わない。……でも。]

(@9) 2015/02/07(Sat) 09時半頃

【見】 子守り 日向

……私は。
何も、知らないのに、人を軽蔑したり、責めたり。
そういうことをするのは、こわい。

[須藤と神田の前で呟いた言葉>>1:@8を、もう一度、──少しだけ形を変えて。
弱音を吐く声音でなく、淡々と事実を述べるように。

言ってから、此方の方が真実に近いと自分でも思う。駄目だからそうしないんじゃない。
薬物に手を出すことも年若い妊娠も、人を煽り追い詰める言葉も、決して是とは思わない。
だけど、私はきっと怖い。
……いつまでもいつまでも、脳裏に蘇る言葉がある。

『日向さん、貴女は、どうして』

崖っぷちだった。もう、逃げ場所なんて断たれていた。怖いと思った。だから。
同じように、目の前の彼にも怖いものが有るのだろうか。突き刺す言葉と薄っぺらい笑みの、その奥底に。
子どものような言葉を吐いて俯く彼に、問いかけた*]

……梶さんが、こわいものは、何なの。

(@10) 2015/02/07(Sat) 09時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 09時半頃


【見】 子守り 日向

……そっか。

[>>75 先ほどからの梶の言動は、どうにも子どもみたいだった。
一緒に行きたくないとか、一生わかんないだとか。それは全部、自分を突き放すような言動だったけれど、傷ついた、とは思わなかった。
むしろ何処か、迷子の子どもに対峙しているような、放っておけないような感覚さえ覚える。

よし、と顔を上げた。
梶が一緒に行きたくないというので、それじゃあ一足お先に台所へどうぞ、後から行くから。と言った旨の言葉を投げるつもりだったけれど。]

……じゃあ、ごはん。
食べに行こう。

[あっさりと、話を切り替えるようにそう言う。
唐突過ぎる提案に、彼はどのような反応を見せただろうか。

彼の抱え持っているものは知らない。分からない。
だって彼は、煽るような突き放すような言葉で、それを悟らせはしない。
だから分かるわけはないけど、ひとつだけはっきりしたことは、彼もまたおなかがすいてきているということだったので。>>55
ひとまず腹ごしらえをせんと、梶の服の裾を掴んで歩き始めようとするだろう。*]

(@11) 2015/02/07(Sat) 18時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 19時頃


【見】 子守り 日向

──回想──

──おはよう、ございます。

[自分の喉を震わせて、響く音。

……初めにこの場所で目覚めてから、一体どれだけの時間が経過したのだろう。
時計やカレンダーも無く、窓の外の風景も変化しないこの空間では時間の感覚はすぐに失われていったし、わざわざ計ることもしなかったから今となってはもう分からない。
けれど、この空間で眠っては目覚めるたびに、何かを確認するように呟いているのは朝の挨拶。

既に何処か遠くところどころ朧になりながらも、時折蘇っては迫る記憶を手繰り寄せれば、最初に響くのは、声だ。
刺々しく、思い出すたびに今も少し身体が重くなる。]

『日向さん、貴女は。……どうして、喋ろうとしないの』

(@12) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

[場面緘黙症、という言葉を聞いたことがあるだろうか。
あまり広く知られてはいないかもしれない。家庭等では話すことが出来るのに、学校等ある特定の場所や場面では発話が不可能になる、そういう症状だ。
──"学校"という集団の中で、日向あおいが直面した問題にはそんな名前がついていた。

家以外では話せない。家族とは喋ることが出来るが、それ以外の他者とはほぼ話せない。話せたとしても、ごく小さな声は聴き取ってもらえないことが常だった。
随分人見知りをするんだね。引っ込み思案な子だね。そう言われて育った。
理由を問われても説明のしようがない。どうしても喋れない、それだけだ。

小学校にあがって暫くした頃ぐらいだろうか。
流石に心配した母親に病院に連れていかれ、その症状に名前をもらった。
だからといって何が変わるわけでもなかったが、医師の「適切に支援していけば話せるようになるケースも多い」という言葉に、両親は随分安心したようで。
言葉を習うにつれて筆談で伝えることも覚えて、小学校のうちはそれで良かった。
親しい友人の前では時折小さな声で話すことも出来るようになったし、このまま改善してゆけば、と漠然と思っていた。]

(@13) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

[ゆっくりと改善は見えつつも、大勢の視線を集める場での発話は相変わらず苦手なまま、中学生になった。
中学生ともなれば、皆、他者に関心を持つようになる。
殆ど喋らない自分に奇異の視線を向ける者もいたが、数少ない小学校からの友人がフォローに入ってくれて、さほど気にはならずに済んでいた。

そうして、中学二年生になった時のことだった。
二年の担任は、年若い女教師だった。
努力、友情、そして勝利。どこかの少年漫画のような、そんな言葉がよく似合う人。
努力すれば。友情や愛情を持って接すれば。不可能なんて、きっとない。
……彼女の視線が、"話そうとしない大人しい引っ込み思案の生徒"へ向くのは早かった。]

『日向さん、貴女も皆とお話したいでしょう?』
『少し勇気を出せば、大丈夫!頑張ろう』

[笑顔でかけられた言葉に、訳も分からないまま曖昧に頷いていた。
話は、したかったから。
きゃあきゃあと燥ぐ女子生徒の輪、くだらないことで盛り上がる男子生徒の輪。
そういうものを何処かで羨ましく思っていたのは、確かだったから。]

(@14) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

『日向さんが話せるように、皆で頑張って助けてあげよう』

[ある日の朝のHRで、女教師が言った言葉が始まりだった。
……そこから始まった、彼女言うところの"特訓"は、もうあまり思い出したくはない。
教室の隅の"喋らない少し変わった子"が、一気に、望んでは居ない形で舞台へと引っ張り出された。
スポットライト代わりに突き刺さる視線で、手も足も口も強張る。
話そうとすればするほどに悪循環が生まれるばかりで上手くは行かない。]

『今日は無理だったけど、明日はきっと大丈夫よ』

[柔らかく励ますような言葉に、──もう頷けない。
耐えかねて、筆談で『どうしても難しいです』と伝えた。
弱音を吐いては出来るものも出来ないと諭された。そんなことの繰り返しだった。]

『……あおいちゃん。先生の言うこと、聞いた方が、きっといいよ』

[理解をしていてくれた小学校からの友人すら、遠慮がちにそう言った。
だんだんと必死さを増してゆく教師の姿に、少しでも喋れるところを見せれば状況も落ち着くのではないかと、そう思っての言葉なのだと今なら思える。
けれど、当時はただ目の前が真っ暗になって、期待にうまく応えられない自分への失望感が増した。]

(@15) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

[──夕暮れの教室で、彼女が言った。

『日向さん、貴女は。……どうして、喋ろうとしないの』

もう柔らかい元気に満ちた声ではない。刺々しく、責める意味を帯びた疲れた声だった。
ごめんなさい、と思った。私のせいで、疲れさせてしまった。

同時に、聞かれたって分かるわけない、とも思った。
話そうとしないんじゃない。話せないんだ。
どんなに期待をされたって責められたって。仕方ないでしょう、出来ないんだから。
話せない。そうなんだから、どうしようもないでしょう。
こうして胸のうちで渦巻く思いすら、上手く口に上らせることができない。
それが、どれだけもどかしいか、苦しいか。
何不自由なく上手く話せる人になんか、分からない。ぜったいに。

手元の紙とシャープペンシルに視線を落とす。
突き刺さる言葉の棘がいたむから、声の代わりの文字すら1文字も綴ることが出来なくて、そのまま固まるしかなかった。
そうやって、筆談というコミュニケーションツールすらまともに扱えなくなっていった。]

(@16) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

[家の中では相変わらず話すことが出来たけれど、中学二年生にもなって未だ上手く話すことの出来ない自分を、両親も流石に不安に感じているようだった。
親なのだ。話せないよりはきちんと人と話せるようになってくれる方が嬉しいに決まってる。
仕方ないとは理解しつつも、学校での状況と合間ってそれは徐々に重みを増した。
胸のうちを侵すように黒い水が広がってゆく感覚で息が苦しい。溺れてゆくみたいだ。]

『……学校では、やっぱり話せない?』

[ある日の夕食の席で、遠慮がちに母がそう問う。
それに返事を返そうとして、自分の声が出ないのに気付いた。
──どうして。
視界に映るのは、慣れ親しんだ自宅。
ここは、ここでだけは、喋れるはずなのに。
ばくばくと煩いぐらいに心臓が音を立てる。手が、ひどく冷たかった。
喋れないことが母にばれないように、それだけを考え俯いて首を振る。逃げるように席を立って自分の部屋に駆け込み、勢いよく布団を被った。]

……っ、……

[どうしよう、喋れなくなる。もう、──私、どこにいっても話せなくなる。
……だれか、たすけて。
そう叫びたかったのに、擦れた音が喉を滑る。硬く硬く目を閉じた。]

(@17) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

──もうひとつのプロローグ──

[目を覚ます。のろのろと身体を起こした。
目を擦りながら辺りを見回す。……和室だった。殺風景な、和室の隅。>>0:13
どこか見覚えがあるようでいて、咄嗟には思い出せない。その程度の、さして特徴もない部屋だった。
其処が明らかに自宅でない奇妙さや警戒よりも、……まず芽生えたのは、其処が明らかに自宅でない安堵。ぼうっと部屋を見回して、は、と気づく。
咄嗟に喉元を抑えて、……何を言えばいいのだったか。
ああ、そうだ。寝起きだから、]

……おはよう、ございます。

[誰もいない空間に向かって零す、声。
それは確かに自分の鼓膜を震わせて。]

……声、出てる……

[呆然と、呟いた。

──それが、日向あおいの目覚め。
そうして彼女は、此処へやってきた。]

(@18) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

【見】 子守り 日向

[その時も、他に人と出会っただろうか。今の彼ら彼女らと同じように、出口を探したり、この空間に違和感を抱いたり、おなかがすいて、食料を探しに台所へ向かいもしたかもしれない。

けれど、扉も窓も開かない空間で。
目覚めた時にそうだったように、自分にはひたすら安堵しかなかった。

疲れていた。もう、此処しかないのだと思った。
……不思議に、この場所では話すことが出来たから余計にだったかもしれない。
発話を求める視線が突き刺さることもない。居心地が良かった。

時折胸を刺すように、あの頃の記憶が蘇る。
どうしたら良かったんだろう。今も分からない。
だけど、もう戻れない。戻らない。
だから暗い影は、波のように打ち寄せては消えてゆく。
そして、また眠る。起きて、声を確かめる。そんな繰り返しだ。


日向あおいは、今も、此処にいる。*]

(@19) 2015/02/07(Sat) 21時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/07(Sat) 21時半頃


【見】 子守り 日向

[どこか焦ったように振り払われた手。>>97
続けて、ここにいる理由を言われて、ああ、と気づく。
確かに、お手洗いの前だったけれど。]

言わなかった、でしょ。

[神鳥はどうだったのか知らないが、少なくとも自分は聞いていない。
一言もそんなこと言わなかったじゃないか。
本当に憎まれ口の多いひとだなぁ、と梶が聞けば怒りだしそうな感想を抱く。]

……あとでね。

[手を振り返す。台所へ向かって、駆けだした。**]

(@20) 2015/02/08(Sun) 01時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 01時頃


【見】 子守り 日向

[梶と別れて一人台所へと向かえば、ちょうどそこから出てきた寧斗と出くわしただろうか。>>88]

……ネイさん。
どこか、行くの?

[呼び止めて、尋ねる。
相変わらずのピエロの仮面は彼の表情を隠しているけれど、これまでの言動もあって不気味さ等は感じられなかった。
もし「皆に声をかけてくる」と言われたならば、神鳥と梶には声をかけてあることを伝えるだろう*]

(@21) 2015/02/08(Sun) 12時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 12時頃


【見】 子守り 日向

[寧斗といくらか言葉を交わした頃だろうか。
此方へと駆け寄る足音が耳に届いた。

後から行くと言っていた梶だろうか。>>97
そう思って振り返れば、予想は外れ、そこに神田の姿があった。
真っ先に、あれ、と思ったのは、想像していた人物とは異なっていたからではない。彼女の横に、誰もいなかったからだ。]

神田、さん。

[……須藤さんは?
問いかけようとして、寧斗の存在を思い出す。
過敏になり過ぎている気もしたけれど、彼の名前を出してよいものかと迷う。
ゆったりとした歩みではなく、此方へ駆け寄ってきた彼女。
それは、何処か焦りにも見えて]

……ひとり?

[探るように、慎重に。それだけを尋ねた*]

(@22) 2015/02/08(Sun) 13時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 13時半頃


【見】 子守り 日向

[一瞬の躊躇いの後、決意したように神田の口が開かれる。>>113
躊躇いは、恐らく寧斗もいる前で須藤のことを口にする迷いからだろう。
けれど結局口に上らせたということは、それ程に彼女が困っているということだった。

自分が神田に告げた言葉を思い出す。>>@1:11
何かあったら、言ってね。
言わないよりもいいだろうと告げたそれはまさしく今で、けれど何をすればいいのか分からない。
須藤を探すにしたって、暴れられた時に彼を抑えることの出来る身体さえ持ち合わせてはいない。
──だから神田も、寧斗の前で話すことを選んだのだろう。

状況なんてさっぱりだろうに、神田の声に応える寧斗のきっぱりとした声がひどく頼もしかった。>>116]

……ネイさん、

[神田に向かって頷いてみせた後、寧斗の名を呼ぶ。真っ直ぐに彼を見つめた。]

──助けて。

須藤さん、探したい、から。
一緒に、探して。

(@23) 2015/02/08(Sun) 17時半頃

【見】 子守り 日向

[>>@23 寧斗に助けを求める。
須藤の名を出したが、それを聞いた彼の表情はどんなものだっただろうか──もっとも、ピエロの面に遮られて表情は見えはしないのだけれど。]

あっち、にはいなかったと、思う。

[自分が来た方向を指し示す。
時間が惜しい。そんな気持ちで、すぐに足は捜索へと駆けだしそうになっていた。
寧斗への細かい事情の説明は、移動しながらしただろうか*]

(@24) 2015/02/08(Sun) 17時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 17時半頃


【見】 子守り 日向

[神田が追加した情報を元に、脳内に浮かんだ場所の候補をいくつか削除する。
それじゃあ探すべきはこちらか、と見当をつけて歩き出した。>>118

歩きながら「怪我をしている」という神田の言葉を耳にして、僅かに肩を跳ねさせた。
2人と別れていた時間はそう長くない。
その間に、一体何があったのだろう。……離れるべきじゃ、なかっただろうか。
思って、神田を見やる。一歩、また一歩と歩くごとに不安が濃く滲んでゆく様子に、それ以上尋ねることは出来なかったけれど。
「心配だね」と口にした寧斗の歩調が少しだけ早くなる。>>120]

……。

[言い渋るように慎重に言葉を選ぶ神田は、薬物という単語は出さなかった。出せなかった、のかもしれない。
ちら、と神田と交わした約束が頭をよぎる。>>1:122
だけど、もう巻き込んでしまった以上、下手に事情を隠し立てすることは、余計に寧斗を危険に落としてしまいそうだった]

(@25) 2015/02/08(Sun) 21時半頃

【見】 子守り 日向

……ごめんね。

[口に出した謝罪は、神田との約束を破ることに対して。
ごめんね、ともうひとつ、心の中で須藤に謝る。
そうして、寧斗を見上げた。]

……あのね。
薬物依存。

[きっぱりと、告げる。
自分と神田が見た須藤の姿。>>20>>69
そして、薬を今神田が所持していること。
もしかすると、薬への飢えから、彼が暴れる可能性もあるかもしれないこと。
言葉は相変わらずどこか拙かったかもしれないけれど、ぽつぽつと、零すように話す。

話ながらも、須藤の姿を探すように視線を前方に向ける。
──洗面所>>82>>84は、もうさほど遠くない場所に見えていた*]

(@26) 2015/02/08(Sun) 21時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 21時半頃


【見】 子守り 日向

[話しながらぐんぐんと先頭を行けば、唐突に眼前の洗面所の扉が音を立てて開く。
びっくりして思わず立ち止まる。
なんてことはなく、探し人があっさりとそこに立っていた。>>129]

……、

[咄嗟に言葉を探せずに、じっと須藤を見つめる。
神田の言葉通り、額に傷跡があるのが見て取れた。
寧斗の言葉で、は、と我に返る。>>131]

……うん。
須藤さんを、探してた。

[「俺の話」と言ったからには、会話も聞かれていたのだろう。
……知られたい話ではなかったはずだ。そこは承知の上で、それでも、と寧斗に話したのだけれど。]

勝手に話して、ごめんなさい。

[まずは謝罪をひとつ。神田が何かを話すようなら、そのまま黙って一歩身を引いただろう*]

(@27) 2015/02/08(Sun) 23時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2015/02/08(Sun) 23時頃


【見】 子守り 日向

[>>138 須藤に一歩近づく神田を横目に、ふと寧斗に向かって告げた言葉>>@23を思い返す。

どうにも出来ない。どうしたらいいのか分からない。
──だから、助けてほしい。
随分と長い間、それを口にしなかった。

あの時、助けてほしいと強く望んだ。与えられた場所が此処だった。>>@17
けれど、そうして与えられた場所で今も尚、どうしたら良かったんだろうと問いは度々胸に上って何処か苦しい。>>@19
その度に、戻れないのだからと思えば息苦しさの波は引いてゆくけれど。
……それは救いじゃなくて、諦めだ。

何だってしたら良かったな、と今更のように思う。
話せないなら、文字にすら綴ることも出来ないのなら、泣き喚いてやれば良かった。]

(@28) 2015/02/08(Sun) 23時半頃

【見】 子守り 日向

『ボクに出来る事なら、なんだって。』

[神田と自分が助けを求めた時の、寧斗の頼もしい声を思い出す。>>116
そっと寧斗の側に寄って、つんつん、と彼の華やかな衣装を引く。
こっそりと、小さな声で礼を告げた*]

ついてきてくれて、ありがとう。

(@29) 2015/02/09(Mon) 00時頃

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