人狼議事


43 朱隠し

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視点: 人


【人】 懐刀 朧

[そういえば、この地を訪れてから、宿屋と祭り会場以外、ろくに見て回っていないことを思い出し、気紛れに、村内の散策に出た]

「もし、もし。そこな御方」

[不意にかけられた声に振り返ると、腰の曲がった老婆が、鏡を持って笑っていた]

「鏡、買わんかね?」

鏡?

[老婆の手には、古ぼけた手鏡。
 足元に敷かれた茣蓙の上には、他にも、雑貨……いや、ガラクタが多数並んでいた]

「鏡、買わんかね?」

 ……幾らだ?

[示された値は、新品の鏡などよりずっと高いものだった。
 端が欠け、漆も剥げかけている鏡には、不釣り合いな値だった]

(7) 2011/02/12(Sat) 11時半頃

【人】 懐刀 朧

 ……高いな。

[あからさまに顔をしかめる。
 すると老婆はくくりと笑い]

「そりゃそうさ。その鏡は、アヤカシをうつす鏡だよ。但し、少々気まぐれ屋でねえ」

 気まぐれ屋?

[聞けば、鏡が映し出すことかできるのは、一夜にひとり、しかも必ずしもアヤカシに反応するとは限らないらしい。

 大方、法螺話だろうと思ったが、老婆の身なりを見れば、それも人助けだろうと思い直し、言われたとおりの金を払った]

(8) 2011/02/12(Sat) 12時頃

【人】 懐刀 朧

「ひひっ、毎度」

[皺くしゃの手から渡された鏡を懐にしまい、また余計なものを売りつけられないうちにと、足早にその場をあとにする。

 そして、ふと振り返ると……]

 ……!?

[そこには、誰もいなかった**]

(9) 2011/02/12(Sat) 12時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/12(Sat) 17時頃


【人】 懐刀 朧

─村外れ─

[道端の切り株に腰を掛け、先程の鏡を取り出し、見つめる。
 どう見ても、やはりただの小汚い鏡だ。幾ら拭いても、きらりともしない]

 アヤカシどころか、人すらまともに映せぬではないか。

[しかし、捨てるに捨てられず。
 また懐にしまい込むと、再び当て所無く歩き始めた**]

(19) 2011/02/12(Sat) 19時頃

【人】 懐刀 朧

[道中、団子屋で串団子を9本買い求める。
 向かう先は、昨夜寄りそこねた供物台]

 こちらの道は、随分緩やかだな。

[ぽつりと呟き、歩を進める。
 そして程なく供物台の前に着くと、そこには、十二支が綺麗に並べられていた]

(34) 2011/02/12(Sat) 22時頃

【人】 懐刀 朧

 ……これはまた。

[近くで見ようと腰を屈め、うっすらと降りかかっていた雪を指先でそっと拭い落とす]

 この山の神は、愛されているのだな。

[ふと、柔らかな……けれど僅かばかり哀しげな笑みを浮かべた]

(36) 2011/02/12(Sat) 22時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/12(Sat) 22時半頃


【人】 懐刀 朧

[先客である十二支達の邪魔にならぬよう、供物台の片隅に懐紙を敷いて、買ってきた団子を積み上げる]

 山の神──。
 もし、居るのであれば。

 暫し、話を聞いてくれぬか?

[ふぅっと、心中を整えるように息を吐き]

 私は、浅ましい人間だ。
 自分を慕うものが、自ら命を絶った時、悲しみや嘆きよりも安堵が先に立ってしまった。

(45) 2011/02/12(Sat) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

 11の頃から十余年、あの油問屋には世話になったが。
 あそこに、もう私の居場所はない。

 故に、私は………。
 …………。

[言いかけて、首を振り]

 いや、軽々しく口にするのは止そう。

(47) 2011/02/12(Sat) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[いつまでもこうしていても仕方がない。
 折角の祭りなのだから、そろそろ向こうへ戻ろうかと立ち上がり]

 …………もしも。

[躊躇いがちに、口を開く]

 もしも、この世から消え去りたいと願ったならば。
 その想いは、聞き届けられるものなのだろうか……。

(58) 2011/02/13(Sun) 01時頃

【人】 懐刀 朧

 ………他力本願も甚だしいな。

[自ら命を絶つなど、おそろしくてとても出来ない。
 しかし、己の価値を見出せない……存在する意味を無くしてしまった……捨ててしまった。
 そんな己の愚かさに嘆息し、踵を返したところで、探していた男の姿>>61をそこに見つけ、驚き、目を見開いた]

 ……ぁ、っ。

[慌ててひとつ頭を下げる。
 先程の話は──聞かれてしまったろうか]

(62) 2011/02/13(Sun) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

 あ、その……。
 先日は、どうも、世話になった。
 おかげで、凍死せずにすんだようだ。

[動揺を押し隠すように、つとめて明るく礼を言う。
 藤之助がアヤカシであることをまだ知らぬ為、あの日、自分を仮宿に運んでくれたのは、彼であると信じているようだ]

 昨夜は取り込んでいるようだったので、言えず終いだったが。
 ──有難う。

[漸く、礼を言えた。
 その安堵からか、それとも漂う藤の香のためか、それとも……。

 表情が和らいだ**]

(63) 2011/02/13(Sun) 01時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/13(Sun) 01時半頃


【人】 懐刀 朧

 ……聞かれてしまったか。

[ばつが悪そうに眉根を寄せ、苦笑し]

 しかし、貴方だったのはまだ幸いだ。

 そうか……やはり貴方が運んでくれたか。
 ともに運んでくれたというのは、貴方の友か? その者達にもあとで礼を言わねばな。

 あぁ、そういえばまだ名乗ってもいなかった。
 私は朧。
 見矢・朧というものだ。
 この村での祭りの噂を聞き、訪れた。

(77) 2011/02/13(Sun) 12時頃

【人】 懐刀 朧

[この男は好感が持てる。
 いや、好感とも少し違う気がする。

 そう感じたのは、あの夜、親切を受けた為だろうか……いや、もっと他の、何か……

 それが何なのかはまだ分からず。
 けれど]

 ……実は私は、つい先日まで、油問屋で奉公していたのだが……。
 そこで、ひどく醜い行いをしてしまった。

 ……誰も知る者の居ないどこかの地で、自ら命を絶ってしまおうかとも考えたが……できなかった。
 この世に在ることに、人であることに嫌気をさしておきながら、この体たらくだ。

 ……だからこの地の話を聞いた時、一も二もなく、足を向けた。

 もしも、本当にアヤカシと出逢えたならと。
 私を、何処かへ連れ去ってくれはしないかと……。

(78) 2011/02/13(Sun) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

[そこまで話したところで、俯き、片手で顔を覆い]

 けれど本音を言ってしまえば……。
 私は今、迷っている。

 私の進もうとしている道は、後戻りのきかぬ道。
 踏み出す勇気が、私には足りぬ。

 ……いっそ。

[何かを堪えているかのように、声が、肩が、小刻みに震え始める]

 いっそ、無理にでも引きずり込んでくれぬものかと……。
 つい、そんな愚かなことを考えてしまう………。

[もし近付いてよく見たならば、顔を覆う手指の合間に、僅かに滴が浮かんでいることに気付けるかもしれない]

(79) 2011/02/13(Sun) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

 ……おかしな話だ。
 漸く、しがらみから逃れられたというのに。

 私はまた、囚われることを願っている。

[暫し沈黙し、幾分平常心を取り戻したところで、気取られぬよう袖口で涙を拭い、顔を上げ]

 ……ははっ。
 何を話しているのだろうな、私は。

 何故だろう、その藤の香の所為かもしれんな。

[笑って誤魔化す。
 そういうことに、しておきたかった。

 心の奥底に生まれた不可思議な感情の正体に、まだ、気付けぬが故に……**]

(82) 2011/02/13(Sun) 13時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/13(Sun) 21時頃


【人】 懐刀 朧

[どれくらい話をしていただろうか。
 気が付けば、空は茜に染まっていた]

 ……この後、何か用はあるだろうか。
 もしなければ、そろそろ祭りの方へ戻ってみようと思っているのだが……ともに、どうだろうか。

(101) 2011/02/13(Sun) 22時頃

【人】 懐刀 朧

[先程置いた団子をちらりと見て]

 あぁ。
 何の仕度もなしに訪れたもので……今朝、里の和菓子屋で買ってきたのだが。

 藤之助、か。
 あぁ、それで藤の香を。

[苗字を聞けば、油問屋にいた頃の取引先に、もしかしたら心当たりがあったかもしれないが]

(103) 2011/02/13(Sun) 22時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/13(Sun) 22時半頃


【人】 懐刀 朧

 嫌がる人間を?

[ん、と首を傾げ]

 望む者を……ではないのか?
 だとしたら、この地のアヤカシは、思っていたよりも随分と残酷なことをするのだな。

 ならば私は、浚われることは……。

[言いかけて、ふと藤之助を見て]

 いやその方が良いかもしれん。

(105) 2011/02/13(Sun) 23時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/13(Sun) 23時半頃


【人】 懐刀 朧

 そうか。
 ならば無理にとは言えんな。

[ならば篝火の方までと、改めて誘い直し]

 あぁ確かに、アヤカシがひとりだけとは限らんな。
 そうか、色々な性分のアヤカシ……。

 同じなのだな、人間と。

[やはり、この者といると、心が落ち着く。
 傷付いていた心が癒されてゆくような気がする]

(111) 2011/02/13(Sun) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[すれ違う一平太>>110に、軽く会釈を返す。
 睨みつけるような表情は、此方からは見えなかったが]

[去ってゆく背中を見送ると、再度藤之助の方を向き]

 冷えてきた。
 私達もそろそろ行かぬか?

(116) 2011/02/14(Mon) 00時半頃

【人】 懐刀 朧

 成る程、たしかに。

[もっともな意見に笑みが零れる。
 そして、篝火の方へ歩を進めながら]

 ……このところの私は、いかにしてこの世から消え去るかばかりを考えていたが。
 藤之助と会って、考えが変わった気がする。

 やはり私は、まだ、この世に在りたい。

[程なく篝火の前に着けば、他の者の姿も見られるだろうか]

(121) 2011/02/14(Mon) 00時半頃

【人】 懐刀 朧

 好奇心……。
 そうだな、久しく忘れていた言葉だ。

[篝火に照らし出された藤之助の横顔を見つめ]

 私は、藤之助のことをもっと知りたい。
 できることなら、この祭りが終わったあとも会いたいと思う。

[早急すぎるだろうか、とも思ったが。
 今までの己を変えるには良い機会だと]

 惹かれてしまったようだ、私は。
 藤之助に。

(123) 2011/02/14(Mon) 01時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 01時半頃


【人】 懐刀 朧

 そうか、帰らねばならぬのか……。

[心底残念そうに俯く。
 そこが、アヤカシの里だなどとは知らぬが故に]

 ならば、せめて……。
 ……。
 …………!

[せめて、この祭りの間だけでも……と言おうとしたところで、続けられた言葉に目を見開き]

 それは、真か……?!

(135) 2011/02/14(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[「見矢さんが…………」の後に続くかもしれない言葉が、まさか自分を奈落へと突き落とすものだなどとは気付かずに。
 想いが伝わったのだと、勝手に喜び]

 私のことは、朧で良い。
 いや、そう呼んで欲しい。

 藤之助、明日もまたこうして会うことができるだろうか。
 私は明日も、供物台に顔を出す。
 だから、藤之助も……。

[久しく浮かべていなかった、心の底からの笑顔を浮かべ。
 藤之助がここに留まっている間は、傍らにいることだろう]

(138) 2011/02/14(Mon) 02時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 02時頃


【人】 懐刀 朧

[どれくらいそこに留まっていたかは分からないが。
 藤之助が篝火の前を離れるのと同じくして、自身も祭り会場をあとにする。

 その足取りは、心なしか、軽い]

 祭りは、あと何日だったかな。

[祭りが終われば帰らねばならぬと、藤之助は言った。
 だが、朧は決めていた。
 行く宛のない身……ならば、彼とともに行こうと。
 明日会ったならば、そう頼んでみようと]

 それまで、アヤカシに捕まらぬよう気をつけねばな。

[ふふっと笑み、仮宿へ]

(152) 2011/02/14(Mon) 03時頃

【人】 懐刀 朧

─仮宿─

[寝所で帯を解いていると、懐から手鏡が滑り落ちた]

 おっ……と。

[拾い上げたそれは、やはり霞んでいて、顔すらろくに映らない。
 とりあえず、畳んだ着物の上にそれを置き、床について瞼を閉ざすが]

 ……藤之助、か……。

[寝入る前のその囁きを、鏡が聞き届けてしまったことなど──今はまだ、知る由もなく──**]

(155) 2011/02/14(Mon) 03時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 03時頃


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