人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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【人】 鳥使い フィリップ

― 宵の口:食堂前 ―

[ かっちゃかっちゃ、どんなに忍び足をしてみせたって
 足の爪は勝手に硬い音を立てる。

 ( うう……、ほんともう… )

 腫れて赤い目元をぐいぐいともう一度拭って
 ちらちらと食堂の様子を伺うのは図書室との境界。

 神様とやらが無情なのは、僕も身を以て知っているけれど
 見るからに怪しげな動きの僕を、

 珍しく第一図書室で 今夜の伴侶を見つけた梟や
 他の誰かが 見かける事もあったかもしれない。**]

(4) 2015/07/12(Sun) 02時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ


  !? …ひゃ、    ……………はぁ…。

[ いっそ摺り足で行って、水と持って帰れそうな食べ物を
 なんて画策していた僕は
 背後からの声>>7に、変な悲鳴を漏らして振り返る。

 でも僕のちょいと滲んだ目が、黒鳶色の真ん中に浮かぶ
 表情の動かない色白の顔と白いブラウスを見れば
 小さな安堵の溜息が漏れた。

 彼女なら、僕の無様な何かを知ったとて
 笑わないし、誰かに言う事も無いだろうと思ったから。

 僕は目元にそっと伸びてきた白い手を
 ちょっと肩を竦め 擽ったそうに目を細めて受け取って
 ばつが悪そうに目線を逃して、頬を掻いた。]

(10) 2015/07/12(Sun) 09時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  『 フィル ナキムシ! ナイショダヨ!
    コッソリ ゴハン! オナカスイタ! 』

[ ほーらやっぱり兄さんは、いつだって僕の許可なく
 言ってほしくないことばかり言うんだから。

 兄の声を追うように ぎゅるるるるる、っと鳴るおなか。
 耳の良い彼女でなくても隠せないだろう音量に
 僕は恥ずかしくて 目元以上に耳先が赤くなる。

 さすり、と悲鳴を上げたおなかを撫でて ]

   ……いけない、… 中、誰も居ない?

[ 僕よりずっといろんなものが見えて聞こえる彼女へ
 食堂の中を指差した。
 秘密>>6を抱えた彼女の機微は、僕に拾えただろうか。
 垣間見えれば きっと 普段と違う様子について
 一生懸命「どうしたの?」と聞こうとするだろう。*]

(11) 2015/07/12(Sun) 09時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 09時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 13時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 梟に窘められた兄は、気にしているのかいないのか。
 毛づくろいをはじめたから、それなりには
 気にしているのだろう。
 彼女と話す時に僕がよく「しーっ」とするのもあって
 すっかり”駄目”の通りに押し黙っている。

 僕は爪先で兄の頭を撫でて、食堂の中の話>>20
 耳を傾けて…そうして、何となく彼女の違和に気付く。

 ぽや、とまあるくした瑠璃で
 白い部分の無い 夜を吸い込む目を覗きこんで
 今度は僕の蒼碧の手が彼女の目元に吸い込まれる。

 ( いつもならこっちの図書室じゃないし )
 ( いつもなら、もっと……声が。)]

 僕が熱に浮かされているからそう思うのだろうか。]

(31) 2015/07/12(Sun) 14時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ そんなところへ、また。
 彼女はとても優しいけれど、こういう事>>29は珍しい
 僕は はくりと開いた口をゆっくりと閉じて ]

  ……誰にも会いたくない。…まゆみ、以外は。
    でも、みずと りんご、ほしくて……

    ……ね、なにか  あった?

[ なんだろう、と彼女に問えど その答えは与えられず
 僕はふす、と鼻を鳴らす。

 食堂からそいつらを取ってきてくれるというのは
 とってもとっても有り難かったから、
 僕はインコみたいに頭を何度も下げて
 食堂からそれらを持って来てくれる彼女を待った。]

(32) 2015/07/12(Sun) 14時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 兄さんが「アリガト!」と啼いて
 僕は片手に林檎と水のボトルを抱えて礼をする。

 何となく感じる違和感については 若干諦めつつも
 それじゃ、と手を振る気にもなれなくて。

 変な時間に寝てしまったし ”夜のひと”たる彼女と、
 彼女のせかいの、傍に居てみたかった。]


       さっき起きて いま、寝起きで。
       まゆみ、今夜はどこに居るの?

       僕も居たら、いけない?


[ 彼女の抱えた本を赤い爪でコツコツとつついて
 ”静かにしてるから” と、兄の嘴をつまんだら
 若干兄の機嫌を損ねた気もするけれど、まぁいいか。]

(33) 2015/07/12(Sun) 14時半頃

【人】 鳥使い フィリップ



[ 夜と朝が重なる、誰は彼時。
 煤けた図書室で本を読む彼女を見つけるのは
 僕が唄い出す前のこと。

 ひとりを好む彼女の背で、茶色の羽を撫でた時間は
 いつもとても短かったから

 夜ならば、もう少しながく
 あの斑の星降る羽に、手が届くかなあ なんて。*]
  
 

(34) 2015/07/12(Sun) 14時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 15時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 御礼を言われ慣れてないとでもいうような
 居心地の悪そうな顔をしている梟へ、
 僕はけらりとひとつ笑ってみせた。

 ふたつの林檎と水のボトル。>>38
 ポケットに艷やかな赤い果実をねじ込んだ。

 ( 第二図書室に、人間が? )
 昼ならわかるがこの時間。なんだか珍しい、と思う。
 明日の朝に様子を見に行ってみようかな とも。

 彼女が今夜居るのは自室だと、
 咀嚼する時間がもうちょっとあったなら

 ……いちおう、その。ね。
 遠慮するのが筋ってもんなんだろうけど。]

(48) 2015/07/12(Sun) 18時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 彼女の黒目がぱちっとひとつ、瞬いて>>38
 構わない、って声>>39が聞こえる。

 おもてなし、なんて 別になんにもいらないから
 こくりとひとつ、頷いて
 そわりと焦る胸と、ほんわりとあったまる胸と
 両方をもてあましながら彼女の後をついていった。

 ***
 
 僕の部屋の扉を通りすぎて、
 開かれた なかを知らない部屋のとびら。
 姿見があることに、僕はまたちょっとそわりとして

 ( おんなのこの部屋、だよね… )

 適当に、と示されたベッドの脇の床に座った。]

(49) 2015/07/12(Sun) 18時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


  ………お腹空いてる。 ありがと、入れてくれて。
  ………僕はここでいい。

[ 水のボトルは脇に置いて しゃく、と赤い果実を齧る。
 ベッドに座る彼女を見上げて

 しゃく  しゃく。
 芯だけになったら兄さんにあげた。

 彼女が本を読みだしたのなら、横顔を見つめるだろうし
 とりあえず林檎がなくなるまでは黙っていて。

 羽が届くところにあったなら、ほんの微かに触れた後]

   きみが飛べたら良いのに。

[ と、零した。]

(50) 2015/07/12(Sun) 18時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 19時頃


【人】 鳥使い フィリップ


  ………なにか、あった。

[ 赤い目元の事を聞かれているのだと思ったけれど
 夜色の目をした人間との会話も 卑怯な僕の話も
 そのままするにはどうにも憚られて。

 僕は僕の中に溜め込んでいた”もうひとつ”を絞りだす。
 もしかしたら、ただの冗談かもしれない「鍵」の話。]

  ……ねえ、まゆみはさ
  此処から出る「鍵」を持ってる獣が居るかも
  ……って言ったら、どうする?

[ つくりものの庭で会った”獣”のはなし。
 彼の”声”も聞こえていて
 こちらの”声”も届いているようだったから
 ”声”では話せないと ずっと溜め込んでいた 話。]

(52) 2015/07/12(Sun) 19時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 19時頃


【人】 鳥使い フィリップ

  ……何かの比喩なのか、もしれない。
  ”ここから出られたらどうするの” って
  きみに聞いた”声”。 覚えている?

  彼……チェビイ。僕は、彼に言われたんだ。
  「自分から”鍵”を奪いたいか?」
  「鳥籠の鍵が欲しいと思うか?」って。

  …その後、はぐらかされてしまったけれど。

[ ほう、と瑠璃の目を彼女>>54の羽に落とす。
 指の隙間でするすると遊ぶそれは
 いくら触れても飽きなくて。
 まだ赤みを帯びた目尻が、ふわりと 緩んだ。

 泣いていた理由を聞き直されなかった事に
 ちいさく 感謝しながら。]

(57) 2015/07/12(Sun) 20時頃

【人】 鳥使い フィリップ


  ………「鍵」を奪いたい、と………

[ 繰り返した言葉がすぼまる。 ……そと、は。
 そとは、怖い。
 また物のように扱われて、大切な人と引き離されて
 ヒトに捕らわれる日々。

 けれど。
 手の中で遊ぶ羽>>59が 夜空にひろがるさまは
 とてもとても、見たいんだ。]

  ……僕、 は…………

[ ベッドのわきに肩を預けて、床から梟の目を見上げる。
 吸い込まれるように 赤い飾りのついた手を伸ばして
 近くて遠い 白い頬は ]

(66) 2015/07/12(Sun) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  ………この、翼のため ……なら。

[ ”きみのためなら” と言えるほど
 僕は大人ではなかったし
 目を腫らして言うせりふじゃあないよね、と苦笑する。

 翼のない僕が抱えるこの気持ちも
 憧憬ばかりで かたちがよく見えなかった。

 彼女と飛ぶ空に憧れが無いと言ったら嘘になる。
 此処の鍵が開いていたのなら外へ行くだろう。
 ”奪ってまで” 外へ行きたいという理由は
 「僕自身」には そこまでなくて

 この翼を夜空に。
 その想いでだったら、出来そうな気がした。]

(67) 2015/07/12(Sun) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ( そうだね、いっしょに )
 ( 僕が彼女の聲になって 彼女が僕の羽になって )
 ( 星の中で飛べたら、どんなにいいだろう )

 きみだけでもいい、そんな滲み出た僕の狡さは
 彼女>>71のとてもよく利く夜目の前には
 隠すなんて無理だったみたいで。

 ひとつ、ひとつ ことばを区切って零される制止は
 僕のちいさな心臓を締めあげてゆく。

 「飛んでみたい」
 きみのその言葉だけで、僕には十分なんだけれど。

 いつも 感情の乗らない彼女の瞳が揺れて
 僕の指先が迷う。
 赤い指先は何にも触れずに僕の足元に帰ってきた ]

(82) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ”処分” そうだね。
 モノを棄てるみたいに僕等 獣の命は軽いのだ。
( …明にとっては、そうではないかもしれないけれど )

 もしも、と言葉を濁す彼女>>71を見上げて
 目の前の翼が床に落ちるのは 見たくないと思った。
 目の前の瞳が閉じてしまうのは 見たくない。

 目元に触れた熱い指が 冷たくなるのは――。

 自分の命にあまり頓着がないのは何故だろうか
 もう、兄には会えないと思っているからか
 外にも此処にも あるようで無い居場所。

 ――――だけれど、彼女は 嫌だ。]

(83) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ そう、想うのと   彼女の口から
 普段なら考えられないような言葉>>73が出るのとは
 たぶん だいたいいっしょだったように思う。

 短く吐かれた息。 向けられた瞳。
 僕はそれを全身で受け止めて ]
 

(84) 2015/07/12(Sun) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  僕も、きみが死んでしまうのは 嫌だ。

[ 僕は別にいいのに、とは 言えずに。]


  ねえ、まゆみ。

         ……………触れていい?


[ ベッドに両手をかける。
 床に膝をついて、腰を上げ 彼女の瞳を覗きこむ。
 卑怯な僕は どこに、とも 言わずに

 ただ 下から 彼女を見上げた。]

(85) 2015/07/12(Sun) 22時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 22時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 23時頃


【人】 鳥使い フィリップ


[ こんなに近くで彼女を見たことはないはずで。
 いつも、薄暗い第二図書室で
 本を読む彼女の後ろでほんの僅かな 会話をしたり
 小さな声で 本の読めない兄に唄って聞かせたり

 時折、翼と戯れるだけで 十分だったはずなんだけれど

 ぼくの命を惜しんでくれた「ひと」を
 恐怖で塗りつぶされた僕の「そと」に
 輝く星空を思い出させてくれた「ひと」を ぼくは。

 ――いとしいって、思ったんだ。]
 

(114) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 僅かに微笑んだ顔の脇で 艶のある黒髪が揺れ
 夜空にかかる彼女の闇へ 吸い込まれるように
 ぼくは彼女へ身を寄せる。

 ”嫌い、じゃない”
 この返事>>99は わりと…いつも通りかも。

 僕はふわりと笑って 真っ青の片手を頬へ伸ばす。

 さっき、触れられなかったから。
 まるで柔い果実を撫でるように、指は目元を掠めて
 細い顎の線を辿って 首元へ落ち 肩を包んで

 キスを、してしまおうと 思ったけれど
 それは僕の目が腫れていない時にしよう。]
 

(116) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ



     ………いっしょに、飛ぼう。


[ 彼女の頬に 微かに熱を持った僕のほっぺたをつけて
 そう囁く。

 彼女の髪から、するはずのない
 僕が 僕と”兄さん”が暮らしていた 森の馨が
 ――― した気がした。]
 

(117) 2015/07/13(Mon) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 静かに響く肯定>>122が、耳を伝っておなかの底に
 じんわりとした熱を溜めてゆく。
 彼女が 僕に生きてと云うなら 彼女の為に生きようと
 彼女がひとりで飛ぶことのないように。

 高い鳥の体温ふたつ 寄り添った頬が熱いのは
 種のせいか それとも互いに内に秘めた想いのせいか。

 抱き寄せた温度を手放すのが惜しくて
 僕は暫し そのままで。
 微かに色めいた白い頬はとても柔らかかった。


 伝えた僕のことば>>117
 僕にとっては願いみたいなものだったけれど
 そこに降ってきた「約束」は
 それよりも強く僕をつなぎとめようとする
 彼女の想いが 垣間見えた気がして。]

(128) 2015/07/13(Mon) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

   ………約束する。 ぼくも。

[ 柔らかく背中に添えられた手は
 頬よりも 約束よりも 強く強く僕をつなぎとめる。

 夜の空で唄う約束を。背中に添えられた温度を。
 ――共に飛ぶ 約束を。

 わすれない。

 舌の上で5文字を転がして 彼女の頬から顔をあげる。
 顎を伸ばせば届いてしまいそうなその距離で
 見つめたふたつのひとみは 微かに熱が浮いているようで
 黒目ばかりの海の上に 小さな光の粒が転がっている。

 僕の瑠璃がその中に溶けて マーブルを描けば
 ( さっき、やめとこうって おもったんだけれど )

 与えられた背中の手に 幸せな誤解をして
 小さな薄い唇へ、くちづけをしようか。]

(129) 2015/07/13(Mon) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 薄桜の唇に いちど触れるようにして。
 薄く瑠璃を開いて 彼女の瞼に露が溢れているのを見れば
 それにも優しく口づけた。

 抱いた肩の後ろで畳まれた 彼女の羽へと手をのばし
 腕と 羽と ふたつで僕を包んで欲しいとねだって

 僕の見る彼女と 彼女の見る僕。
 ふたつが彼女のつくる暖かな闇に包まれたのなら ]

   ―――― 綺麗。

[ 彼女>>132と同じ言葉を紡いで 闇の美しさを伝えよう。

 頬に手を添えて 親指で顎を押し開けた2度目のキスは
 淡い林檎の味が するかもしれない。

 もっと、もっとと騒ぐこころに薄硝子で蓋をするけども
 きっと敏い彼女には ばればれだ。
 小石でも投げられたら、多分 割れてしまうだろう。]

(136) 2015/07/13(Mon) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ



   きみが持ってる秘密って、なに?


[ 僕と君との 甘い秘密でないことだけはわかるけれど

 ながい ながい 夜の中。
 彼女が抱えた秘密>>71を 聞くことができたのは
 いったいいつの事だろうか。**]
 

(137) 2015/07/13(Mon) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 彼女のくれた翼のカーテンの中、
 火照った舌でエナメル質の奥をかき回す。

 絡め取ったそれを小さな音を立てて吸いながら
 互いに殆ど見たことすら無い場所に、触れているのだと
 そんな事実が 熱を持った喉を乾かしていく。

 息つぎの仕方すらわからない、求めるばかりの熱の交換に
 ようやく入った吐息の隙間で
 僕は格好悪く は、は、と肩で息をしながら
 すっかり熱の浮いた瑠璃にまつ毛をかぶせ
 彼女へ額を擦り付ける。

 柔らかな彼女の黒髪と はねっ返りの僕の髪が
 汗ばんだ額の間で、ざりりと小さな音を立てた。

 ( そんな可愛い顔で呼ばないで>>141ほしい。
         たべてしまいたくなるから。)

 そう思いつつ。捕食されるのは、多分…僕のほうだ。]

(163) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ



[ 僕のことを、ほんの少しだけ卑怯と>>1:194
 アキラは言ったけれど

 確かに、僕は「卑劣」ではないかもしれないが


  「ひどさ」でゆったら

          ……いい勝負だとおもうよ。]

 

(164) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 多分僕以上に 恋慕を紡ぐに慣れていないだろう唇が
 「すき」>>142と 大きなことばの塊を描いて
 まっすぐに、まっすぐに僕のからだを貫いてゆく。

 彼女に言われて、やっと
 自分の抱えるこれは「すき」なのかと

 自分の気持ちのかたちすら ままならないまま
 至極勝手に手を伸ばして、くちづけをして
 彼女に先に言わせてしまった 僕の狡さは

 ( ――情けない、なぁ。 )

 泣いてしまいそうに、くしゅりと瑠璃を歪めて
 僕を包んでくれる か細いからだを抱きしめる。

 あんまりにも情けなくて 逸らしてしまった目は
 縋り付くように彼女の胸元に埋めて
 とくり とくり と打つ心音を追いかけた。]

(165) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[ すん、と小さく鼻を鳴らし 森の馨を抱きしめて
 僕の熱っぽい吐息は白いブラウスに染みてゆく。

 羽根の根元、柔らかな脇羽に指を絡めて
 油膜の張った瑠璃色は 夜空を仰ぎ ]


     ―――― 好きだ。


[ からっからに渇いた喉で 告げる。

 前歯で噛むようにして解いたブラウスの釦

 色が無いと呟いていた彼女の真白な胸元には、
 暫くの間 淡い けれど僕の爪より色めいた
 鴇色の花が咲いていることだろう。*]
 

(166) 2015/07/13(Mon) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 東の空が白む頃、漸く問えた”秘密”の答え>>143
 確かに僕にとっても持て余すもので
 ”どうしたらいいか” もすぐには浮かばない。

 先ず浮かんだのは 血気盛んな針鼠のことで。]

   …どうしたら、 だけれど
   ジリヤに教えるのは一寸待った方がいいかもね。

[ 身を顧みず 突撃するのが目に浮かぶようで、
 彼女の為にも僕等の為にも 安易に伝えるのは止そうと。

 僕に吐露して安堵する様子の彼女に擦り寄って
 ”いまは、おやすみ” と呟いた。

 毎朝、庭に響いた慈しみは、今朝は小さな部屋の中。
 まるで子守唄のように柔らかなおとが
 彼女を夢ごと 包むだろう。

 夢の中で、彼女が両親に会えることを 願って。*]

(167) 2015/07/13(Mon) 13時頃

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