人狼議事


167 あの、春の日

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視点: 人


【人】 匿名軍団 ゴロウ

[段々と目覚める皆の様子を眺め、水を飲むルーカス>>13へ、お絞りを渡した。
野菜もきちんと取っている様子>>15も見て、うんうんと頷く。]

 ……無理に、成長しようとしなくて良い。
 お前はちゃんと成長している。

[早く花を咲かせようとして、水をやりすぎて根を腐らせてしまったり、肥料をやりすぎて枯らせてしまったり。
花が咲く時期はそれぞれ違うのだ。
そう、ポツリと零したルーカス>>16に頷いて、空いた器に肉団子を10個ほど入れた。]

(34) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[頭を撫でていたエルゴットも目を覚まし、息を吐いた様子>>8を見て、首を傾げる。
10年前に見たことのなかったその溜息に、声を掛けることはしなかった。
が、その代わりに彼女が席を立った>>9タイミングで、デザートを注文する。

暫くすれば、苺と生クリームがたっぷりと乗ったプリンが彼女の席に届けられるはずだ。

因みに、当たり前のようにマドカの分も注文している。]

(35) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[夢中で鍋を食べていたマユミにもデザートを頼んだ方が良いかと顔を向けた。

まっすぐとこちらを見てくる黒い眼>>33に気付けば、驚いたように数度瞬き。]

 ……勿論、憶えている。
 真心を、添えてくれてたな。

[内容には触れず、書き添えられたそれについて頷いた。]

(36) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[黒い髪と黒い瞳の艶めき。
何故か惹かれていた。
忘れることのない思い出。

10年経った今でも変わらず、あの頃のように……あの頃以上に艶やかだ。
眼を細める。

彼女の魅力は、今も変わらず変わらず心に刻まれたまま。]

(37) okomekome 2014/03/11(Tue) 13時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 内容は……すまない。

[問われ>>49、素直に謝った。]

 古文は、苦手でな。
 意味はわからなかったが……綺麗な和歌だったな。

[内容>>2:*18を見ただけでは、意味は分からなかった。
意味を調べて。自分に都合の良い意味と捉えてしまった。女々しいと思う。
それでもやはり、ルーカスの写真と共に大事に保管していた。
大事な、彼女の真心だからだ。

あの和歌にあった花と夢。
まるで先程みた夢のことのようだ。

夢の中でのものも、結局中身は見ないまま>>3:103目覚めている。
にもかかわらず。
その内容>>2:*7を知らないはずなのに。
手は、胸ポケットに入れた眼鏡を服の上から触れていた。]

(57) okomekome 2014/03/12(Wed) 01時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[ゆっくりと振られる首>>66の動きに合わせて、黒い髪が揺れる。
あの頃のように、目を奪われている。
目を細めて見つめた。

何度もその文字を見て、何度も呟いていたその歌。
もう空で言えるようになったそれを、紡ぐその唇をじっと見つめて。

淡々とした口調で、答えを説明するようなそれ。
自分に都合の良いように解釈してしまったことを、責められているようにも感じてしまい、思わず目を伏せた。]

(73) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[忘れても構わない>>67
やはり、意味はなかったのだろう。
勝手に意味を深読みした、過去の自分に呆れたように唇が歪む。

しかし続いた言葉に、驚いたように動きが止まった。
まだ、都合の良い夢を見ているのだろうか。

戸惑うような間。
顔を、ゆっくりと上げる。
数度瞬けば、真っ黒な瞳がまっすぐとこちらを見ている。
艶やかな黒に、自分が写っている。]

(74) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[その言葉と笑み>>68に、じわ、と顔が赤くなるのを感じた。
片手で顔を隠そうと口元を覆う。]

 ……そう、か。

[何と言って良いのか分からない。
こういう時、上手く言葉が出てこないのはあの頃から変わらない。

言葉が冗長気味だった彼女とは逆に、言葉が足りなかった自分。

ふ、と笑みを零して。]

 あの歌、貰ってから好きな歌になった。
 今、それを聞いて、もっと好きな歌になった。

[柔らかく、その顔を見つめる。]

(75) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[いとしいとしというこころ。

黙っていようと、告げずにいようと思っても。
心は。
抑えられるはずはない。]

 ……寮の中庭。
 卒業前に、俺が花壇に植えた花を、憶えているか?

[彼女に向けた、想いを託して植えた花。
いとしいと、言う心の声を託した花たち。

服の上から触れていた眼鏡を取り出し、今度は逆に問いかけた。]

(76) okomekome 2014/03/12(Wed) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[自惚れても良いのだろうか。
それが告白だと自惚れても。

手を伸ばしてその髪に触れたいが、できないままその顔>>77をじっと見つめる。]

 そうか。綺麗に咲いたか。

[後輩たちがきちんと世話をしてくれたのだろう。
植えたチューリップが綺麗に咲いた>>78と知って、笑みは更に柔らかくなる。]

 あの花。
 お前へ送った心算で植えた花だった。

[10年前の想いを一つ、告げる。
手に入れようとする前に、失ったものとしていた想い。

彼女は、その言葉を知っているだろうか。
知らなければ、伝えてみようか。]

(79) okomekome 2014/03/12(Wed) 22時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[眼鏡を掛け、皆を見渡す。
区切りがつけば、折角だからあの寮に行ってみないかと提案をする。

10年前、言葉を託したあの花壇の前で。
今度はきちんと自分の口から伝えてみようかと。
そんな思いを隠して。]

(80) okomekome 2014/03/12(Wed) 22時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[彼女へと向けた花はチューリップ。
別の色のものを選ぼうとも思った。
しかし、結局選んだ色は白だったけれど。

その色は失った恋という以外にも言葉を持っていた。

「長く待ちました」
想いを伝えるその時を、長く長く待ってしまった。
ただただ、勇気がなかっただけだ。

それ以上に。
チューリップ自体の花言葉は――。]

(81) okomekome 2014/03/12(Wed) 23時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[大きく開かれた目>>89に、目を細めた笑みを向けるのみ。

そろそろ皆も食事を終えたか。
昔と変わらないルーカス>>82の食べっぷりも、懐かしく思いつつそろそろ終わりだ。

伝票を持って、先に纏めて会計をした。
皆が落ち着いてからゆっくり移動できるようにと、急かせることはしない。]

(95) okomekome 2014/03/13(Thu) 00時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[居酒屋から出て、寮へと向かう。
全員に声を掛け、全員が行くものだと思っていたが、果たして誰がいたか。
一緒に店を出ずとも、遅れてくる者もいるだろう。

どうしても行きたくないという者がいれば、無理強いはしない。
学生の頃ならまだしも、仕事もある。仕方がないのだ。
それでも連絡先は聞いた。
また会おうと。次は、10年も待たず近いうちに、と。

たった3年。離れていた時の方が長い。
しかし、あの3年間は特別だった。
だからこそ、また会いたいと願うのだ。]

(112) okomekome 2014/03/13(Thu) 04時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

― 寮 ―
[こそりと侵入すれば、先程までみていた妙にリアルな夢とあいまって、懐かしく思える。
ところどころ補修され、記憶の中のそれと少し違う姿で其処にあった。

暫くじっと見上げ、目を細める。]

 ……マユミ。
 ちょっと、付き合ってくれ。

[名を呼び、中庭へと向かう。
マユミはついて来てくれるだろうか。
微かな不安と緊張とで、中庭に着くまで振り返られないでいた。**]

(113) okomekome 2014/03/13(Thu) 04時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

― 中庭 ―
[丁寧に手入れされた花壇。
此処は昔とさほど変わらないまま、違うのは植えられている花。
これを植えた後輩たちは、どんな思いを託しているのだろう。]

 ああ、変わらないな。

[後ろからの声>>120に頷き、彼女に背を向けたまま花壇の前に立つ。
声を掛けた時>>119、微かに身じろいだことが気になっていたが、今はどこか楽しそうで安心したように息を吐いた。]

 マユミと、花を一緒に見たいと思ってた。

[ゆっくりと振り返る。
傍にと誘うようにマユミをじっと見つめた。]

(121) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[花壇に咲いているのは、さまざまな花。
10年前、白いチューリップを植えた場所には、違う色のチューリップが咲いていた。]

 白いチューリップの花言葉を知ってるか?

 ……失恋、だ。

[マユミを見れないまま、呟く。]

(122) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[伝えないまま、失った恋。
あの当時は、そう思ってた。]

 お前に宛てて植えて、諦めようと思ってた。


 ……でも、無理だったみたいだな。

[彼女の魅力は、心の奥にしっかりと刻まれている。
簡単に消えやしない。
今日また再会して、更に深く刻まれていた。

その思いは、白を赤く染めてピンク色に変えた。]

(123) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[咲いているチューリップは、赤い色。]

 諦められなかったみたいだ。
 お前のこと。

[常よりも饒舌に、言葉を零す。
失ったと思っていた恋は、10年前と変わらずに心に咲いている。]

(124) okomekome 2014/03/13(Thu) 20時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[隣で驚いたように見上げてきた黒眼>>125に、眼鏡をかけた自分が映っている。
少し情けない顔だ。
じっと見つめてから、赤く染まった頬に目元を緩ませる。]

 そうかもしれないな。

[互いに似ていた>>126、と頷いて。]

 ……みた。
 懐かしくて、もう少しいても良かったって思った。

 でもな、途中から少し寂しかった。

[抱えていた想いを告げた勢い、もあったか。
素直に思っていたことを零していく。]

(129) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 ……お前が、いなくなったから。
 夢なのに、一番傍にいて欲しい奴がいなかった。

[花壇へと向いていた体を、彼女へと向ける。]

(130) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[じっとマユミを見る。
下を見ている>>127彼女の顔は見えない。]

 消さないで、欲しい。

[そのざわめきが、自分の所為だというのなら。]

 ……触っても、良いか?

[同じ2個下の後輩たちの頭は簡単に撫でていたのに、マユミだけは触れることもできなかった。

その髪に触れようと手を伸ばして、許可を求める。]

(131) okomekome 2014/03/13(Thu) 21時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[その唇から漏れた、小さな音が耳に届いたと同時にその髪に触れた。
さらと揺れる髪。
そのまま頬へと掛かる髪へと指を滑らせる。
髪から頬へと触れた指先に感じるは、柔らかい頬の感触。

自然とそっと顔を近づけ。
慌てて離れた。]

 ……すまん。

[10年ぶりに。
10年前よりも近くに見たその顔に。
いとしいと、心が言う。]

(135) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 ……好きだ。
 夢をみて、お前がいない夢をみて思った。
 お前と、離れるのは考えたくない。

 本来なら10年前に言うべきだったかもな。

[まっすぐ、マユミの目を見て告げる。
吸い込まれそうな黒い瞳。]

(136) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 今でも、これから先も消えないって言うなら。
 ……花を、一輪俺にくれないか?

[目の前にいる、真心という言葉を持つ花を。]

(137) okomekome 2014/03/13(Thu) 22時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[まだ少し肌寒い時期だと言うのに、寒さを感じない。
彼女が傍にいるからだろう。
指先に感じた熱>>139も、いとおしい。

触れてしまった今、もう離れられない。]

 マユミ。
 ずっと、傍にいてくれ。

[見上げてくる黒眼がに、自分だけが写っている。
うっすらを染まった頬に再び手を伸ばす。]

 でも……先輩は、いらないからな。

[掛けていた眼鏡を外し、距離を縮める。
今度は、そっとその唇に自分のそれを触れさせて。]

(152) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[植物が好きだった。
育てることが好きだった。
陸上を続けられなくなった分、花を育てていたあの頃。

愛情と手間をかけて、世話していた花は一度として枯らしたことはない。]

(153) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 マユミ。

[名を呼び、そっと抱きしめる。

腕の中にいるのは、今まで世話をしたどんな花より綺麗な花。]

(154) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[――花を、贈ろう。
これから、傍にいると言ってくれた彼女に。
想いをこめて。

花の名を持つ彼女に。
花を贈ろう。言葉と共に。
これから先、ずっと。

ずっと心に咲いていた花を手にすることができたのは。
あの、春の日のことだった。*]

(155) okomekome 2014/03/13(Thu) 23時半頃

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