人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 神宿:高層建築屋上 ─

 ううん、ボクの武器はこれだけだ。

 『菖蒲』と『常磐』──。
 ボクと、消えた兄の名を持つ兄妹小太刀。

 どうでもいいから──見忘れたかな。

[視線の平静は保ったまま、
いつでもホリーの攻撃に反応出来るよう腰を落とす。]

 今までと今日とが同じなんて、鬼らしい考え方。
 その驕りが──オマエを殺す。

(0) 2014/02/14(Fri) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
 おいで、ホリー。

     ────ボクと遊ぼう?

[朱唇が引き攣るように、ぎこちない三日月を描く。

挑発めいた言葉は鬼の少女の心には届くまい。
けれど絢矢の役目は囮──。

──そのために、今は精一杯の虚勢を。]

(1) 2014/02/14(Fri) 00時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 00時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[来るとわかっている斬撃でも
一瞬反応が間に合わないほどの疾さ。

避けのは無理と判断し、
剣先で逸らした軌道が左腕を裂く。
小袖の下から、肩に巻かれた包帯が覗いた。

恐らくは──まだ十全には発揮されていない速力。
それでも躱すのが精一杯で、
躱し切れなくなった一撃を交差させた腕で防いだ。

みしり──と、骨の軋む音がする。]

 ───…ッ、 安吾さん!!

[腕を蹴って距離を取ったホリーが
次の攻撃に移る一瞬の間に、
絢矢の目の前には安吾の逞しい背中があった。]

(8) 2014/02/14(Fri) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[安堵に緩みそうになる気を引き締め
扇状に安吾とは逆方向に散会する。

二人でホリーを挟む形を取ると、
安吾の軽口に答えるように言った。]

 後でじゃない。
 今、痛い目に遭わせる。

 今まで虐げた人間の痛みを味わって──死んで。

[>>11安吾が仕掛けるのと同時に絢矢も走り出し、
ホリーの背後から急所を狙って小太刀を突き出す。]

(16) 2014/02/14(Fri) 00時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[躱されることなど予測済み。
眼と動きではついて行けないと知っているからこそ
絢矢はホリーの動きを予測し、
躱した先に刃のあるよう、常磐で宙を薙ぐ。

ホリーの御託に答える余裕などない。
何を言われようと黙殺し、
安吾が上を狙えば下を、右を狙えば左を──と、
安吾の動きを補うように、
常に挟撃の形になるよう動き続ける。]

(29) 2014/02/14(Fri) 01時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[──とは言え。

純血の上級吸血鬼と、
隊の中でも抜きん出た実力の安吾──。
二人の斬り合いにいつまでもついて行ける程
まだ絢矢の躰は完成されていない。

集中力と計算で補ってはいても
いつしか額には汗が浮き、流れ落ちる間もなく乾いてゆく。]

 ───、

[唯──眼だけは虎視眈々と、
ホリーの動きの鈍る瞬間を見逃すまいと追い縋る。

そしてその背に隙が生まれれば
すかさず菖蒲の切先を真っ直ぐに突き入れた。

骨の隙間を──と狙う余裕はなく、
反射に近いいっぱいいっぱいの攻撃はどこを捉えたか。]

(36) 2014/02/14(Fri) 01時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[貫いたと思った瞬間、
間に入った左腕に刃は食い込み]

 …────ッ !!

[弾かれる──そう判断した瞬間
絢矢は『菖蒲』の刃に『常磐』の刃を重ね
半ば無理やり、押し切ろうと限界以上の力を加える。]

(48) 2014/02/14(Fri) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[けれど、自身の筋腱が反動で軋むほどの力も
ホリーの左腕を斬り落とすほどには保たなかっただろうか。

弾き飛ばされた絢矢の躰は地を滑り
ホリーから数メートル離れた位置でようやく止まった。]

(50) 2014/02/14(Fri) 02時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 02時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[冷たい地面に片手をついて躰を起こし、顔を上げる。

直線上にホリーを挟む陣形は崩れてしまった。
一度止めてしまった足も
肉体の限界と訴えるように微かに膝を震わせて。

その、思った以上の力の差に、
絢矢は表情を変えぬまま、心の中で歯噛みする。]

 ───。

[問われるまま名を告げる安吾を
建築物の間を飛ぶように去ってゆくホリーの背を
無感動な瞳はいつまでも見詰めていた。**]

(55) 2014/02/14(Fri) 02時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 02時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 03時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 08時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 21時頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 23時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 23時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢 ─

[鏡──。
鏡を見ている。

鏡には女の顔が写っている。

長い黒髪は鏡の枠を遥かに越えて長く
山なりの眉は筆で細く描かれ
すっと通った鼻梁の下に
血のように紅い唇が笑む。

濃い睫に縁取られた眸は──あおみの強い紫。

──違う。
これは──これは母の貌だ。


暗転。]

(153) 2014/02/15(Sat) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢 ─

[毛足の長い絨毯が足音を食む。
目的の部屋は間近。

窓から見下ろす路には
帝都にはない異国の街路樹が並ぶ。

左手に紅を抱え直し
扉を叩く。

孤児院を出て其々の道を歩み始めた兄の一人、
零瑠に久しぶりの贈り物を届けるために。

すぐに扉は開き、
白髪の入り混じった胡桃色の髪の
壮年の男が微笑んで出迎えてくれる。

──けれど。
これは──この貌は。]

(154) 2014/02/15(Sat) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
 ────父、様

[あの夜、
物言わぬ虚ろな首となって庭に転がった父
桜庭漣桜の貌ではないか──。]


 (どうして)


[暗転。*]

(155) 2014/02/15(Sat) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 四ツ野 ─


 ──っ

[夕闇が迫る、薄暗い室内。
目覚めた絢矢の眼が、
天井の梁を映して朧に揺れた。

浅く、呼吸は乱れている。]

 …──── ゆめ、

[身を起こして額に触れる。

ホリーとの交戦の後、
ピークを超えた疲労に
歩くこともままならなかった絢矢は
安吾とサミュエルを先に基地へ帰し
一人で四ツ野に残りとある民家で休んでいた。]

(165) 2014/02/15(Sat) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[ここは帝都守護部隊の所有物であり
諜報部隊員が諜報活動を行う際に
使われることのある家だと言う。

教えてくれたのはサミュエルだが
動けない絢矢を背負って
連れて来てくれた>>161のは安吾だ。]

 …──。

[激しい動きに傷口が開いていたのか
白い襦袢の肩が赤く染まり
その下の寝具にも染みを作っている。

包帯の上からそこへ触れて、
僅かに眉を顰めた。]

(168) 2014/02/15(Sat) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[体力は──戻っているようだ。
補給基地までの道程を駆け抜けることは出来る。

しかし、戦いは──。

始祖は言うに及ばず、ホリーさえも遠い。
安吾にも、ジャニスにも、
近付くために重ねた日々は、
未だ足りないのだと痛感させられた。

痛み止めの丸薬を取り出し
奥歯で砕いて飲み込むと
浅い呼吸を繰り返して平常心を呼びこむ。]

(177) 2014/02/15(Sat) 03時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 補給基地襲撃前 ─

[民家の窓から射し込む光は紅から蒼へ。
日没が近い。
基地の襲撃が近いという安吾に読みには絢矢も同意だった。
急いで基地へ向かわなければ。

小袖を身に付けながら頭にチラつくのは今しがた見た夢。

一つ目の夢は、慣れたもの。
隊舎で鏡を覗くたび、日毎に母に似て来た貌が
鏡に向かう己へと、贖いを遂げよと囁くから。

でも──次の夢は。]

(218) 2014/02/15(Sat) 15時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[幼い零瑠は女顔だった。
優しげで果敢なげで──父を彷彿とさせるところなど。

でも、もし。
彼が成長をし、男性らしい輪郭を備えるようになった。
どこか──]

 ……。

[──莫迦な。

帯をきつく締め直し、益体もない考えを締め出す。

夢はきっと予兆。
これから彼らを討つ自分が見ることになる光景の──。]

(219) 2014/02/15(Sat) 15時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[繰り返し見た夢。

夜桜舞う庭園に
転がる首がむっつ。

並ぶ十二の瞳の前で、最後に刃が貫くのは──*]

(220) 2014/02/15(Sat) 15時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 補給基地 ─

[月が高い。
ガス灯の灯りより冴え冴えと足元を照らしている。

近付く基地からは喧騒が聞こえている。
剣戟の交わる苛烈な音も。

戦いは既に始まっていた。
遅れた自分を責めるより先にやることがある。

小袖の他に身に付けるのは
膝上までの靴下と深めに巻いたストール。
どちらも黒で、膚の露出を減らす。]

 ───。

[夜陰に乗じて敵の背後より近付き、心臓を突いた。]

(221) 2014/02/15(Sat) 15時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[無理を通して休みも取らずに駆けて来た。
先に帰った安吾にも、そうは遅れていないだろう。

明るすぎる月の光は、隠密行動には向かない。
数匹を気付かれる前に葬ったところで他の鬼に気付かれた。
隠れるのを諦め、二刀を抜いて走り出す。

理想とする型を正確になぞった
流れるような小太刀の軌跡が駆け抜けた後には
腕や足を切り裂かれた下級の鬼達の呻きが残る。

一匹一匹息の根を止めるより
機動力を殺し武器持つ腕を殺し捨て置くことを選んだ。]

(222) 2014/02/15(Sat) 15時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[鬼と違い、人はそこまで夜目が効かない。
それ故激戦が予想される開けた場所には
予め広範囲を照らす強いライトが設置されているだろう。

光と光の間は闇が濃くなる。
その闇は、鬼にとっても死角となるか。

絢矢は月灯りを頼りに影から影へ
光の間を縫うように疾走る。

──四ツ野で別れた安吾の姿を探し。]

(224) 2014/02/15(Sat) 20時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[途中──]

 始祖と、ホリーはどこ。

[手足の腱を断ち地面に転がした
純血の首筋に刃を突き付け冷たい声で問う。

答えを渋る様子を見せれば
太腿に備えたくないの先端で鬼の腹を裂き
長い内蔵を掴み出して問いを重ねた。

鬼の苦悶の声が響く。]

(227) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 ──。

[鬼が情報を口にした瞬間、
その喉を小太刀の切先が貫く。
殺すほどの力はやはり使わない。

這い蹲り呻く姿を一瞥もせず絢矢はその場を去った。]

(233) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[探す一人と一匹の姿を見つけたのは
切り結ぶ音が響く頃。

円とキャロライナの無事も
周と涼平の生存も、
確かめたいけれど、それは後だ。

成すべきことを成さねば被害は広がり続ける。]

 安吾さん──遅れてすみません。

[目の前の相手へと
集中しているであろう安吾の集中を乱さぬよう
視界に入る前に一言告げ、
ホリーに斬り掛かる隙を見定める。]

(239) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[余裕を脱ぎ捨てたホリーの動きは
神宿で相見えた時より遥かに疾い。

剣筋を眼で追うのも至難の技だ。
再び襲う無力感に、
剣を交えずして膝を屈しそうになるけれど]

 サポートします。

[自らを奮い立たせるように短く言って、
ホリーの背後へと回った。]

(241) 2014/02/15(Sat) 21時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[>>243振り向いたホリーの殺気は
気圧されることはなく凪いだ表情で受け流す。
殺意の矛先が自分であれば
五年を掛けて圧殺した感情は掘り起こされることもない。

安吾を眷属に──と聞けば視線は鋭く細められ]

 ──させない。

[もう一人の兄のように──
時には父親のように見守ってくれた安吾を
鬼の眷属になどさせない。]

(264) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[瞬きほどの間に眼前へ
舞うように走りこんで来たホリーの初撃を
小太刀を合わせようと左手を掲げ
一拍遅れてそれがフェイントと気づく。]

 ────!!

[半身を捻り袈裟懸けの一撃を避けようとするけれど
完全には避け切れず浅く背が裂けた。

鋭い痛みにも動きを止めず
捻りによって生じた遠心力に乗せて
菖蒲を斜め上に切り上げれば
レースの端くらいは捉えられようか。]

(265) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[一旦開いた距離に追撃を予期し構えを取るも
ホリーが間合いを詰める方が早い。

わかっていても、躰がついてゆかない。
鬼と人の間の越えられぬ壁が横たわる。

限界を超えれば人の躰は壊れてしまうから、
脳がそれを押し留める。

わかっている。


理解っている──けれど。]

(266) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[越えねば届かぬならば────それをも越える。]


 …───ァアッ!!


[鎖骨へと打ち下ろされた刀を
重ねた刃で無理矢理に受け止めた。

漆黒の刃が毀れ、小太刀の背が鎖骨に食い込む。

支えた膝が、大腿筋が。
限界を超えた反射を行った肩までもが、悲鳴を上げる。]

(267) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[安吾がそれをただ見ているだけのはずはなく
なんらかの動きでホリーの背へと追撃を撃ちこむだろう。

拮抗するのは難しい力に受け止めた刃ごと押し切られる前に
絢矢は刃を逸らして後方へと受け流し
地を蹴り脇をすり抜けざまホリーの太腿へ斬りつける。]

(269) 2014/02/15(Sat) 23時頃

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