84 戀文村
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毎回肉食ってたら飽きちまうからな。 たまにがいいんだよ、たまにが。 有難みが増すってやつだ。
[申し訳なさそうなダーラに行儀悪くフォークを振る。 エリアスにした様に今度は自分が頭を撫でられる。 だが振り払う訳でも無く、むしろ撫でられて嬉しそうに]
スキンシップはダーラみたいに綺麗な姉ちゃんに限るね。 いやいや、口説いてなんかいないよ。 俺結構恥かしがり屋だから、ダーラだってこうやって 酒の力を借りないと口説けない位だぜ。
[カランと、空になったグラスに氷の音だけが響く。 お代りとダーラに差し出して、陽気な音を立てるピアノに 耳を傾けた]
……なぁヤニク、ピアノとか何処で覚えたんだ? 色んな国の曲とか知ってっか?
(6) 2012/03/24(Sat) 00時半頃
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腕に覚えか……俺もそう言った芸術面の腕が欲しいね。
[ヤニクの返事>>11にこちらも深い突っ込みはしない。 目を閉じて続く曲を堪能し掛けて]
ヤニク…それ女の子に弾いてやれよ。 それともヤニク、ダーラ宛て?
[聞き覚えのある曲に一瞬だけ眉を顰めたが、 すぐににやりとヤニクに笑い掛ける。 同僚がこの曲に歌詞を付けて唄っていたのを思い出す。 故郷に残した恋人にこの唄を唄って口説いたんだと熱弁していた。
その男はもうこの世にはいない。 軽快なメロディーに似合わぬ激しい歌詞を思い浮かべると、 ヤニクも案外中身は仔犬では無く狼の様なものかと苦笑してみる]
(16) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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ダーラの料理なら何でも美味いだろうから明日も楽しみだな。
[見事に釣られて明日の約束もしてしまう。 本当に明日が来るかは神のみぞ知ると良く判っていたが、 口にして少しだけバツの悪そうな顔になる。 それを誤魔化す様に]
素面で口説いたら振られた時立ち直れないだろうが。 俺は憶病なんでね。
[逃げ道を用意するんです、とやはり口を尖らせた]
(19) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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[ブローリンの飲みっぷりに少し驚いたようにグラスを覗きこむ]
お前結構いける口なんだな。
[飲み方も様になっていて、 これは侮れないと内心財布の心配をしていた。 だが驕ると言った以上顔には出さない]
……なぁブローリン。 この戦争負けると思うか?
[ダーラがお代りを作る為に席を外した一瞬、 呟く様にブローリンに視線だけを向けて問うた]
(22) 2012/03/24(Sat) 01時頃
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楽しみにしてるぜ。
[ダーラに笑い掛けるが最後の台詞には]
あれ? もしかして脈あり? じゃあ本気出しちゃうよ?
[本気とも遊びとも取れる言葉遊び。 ダーラ位に空気を読める相手以外には仕掛けない。 軽い男だとブローリンに見られているかもしれないが それはそれ、とちらりと横目で反応を見ていたりした]
(29) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[扉が開く音に顔を向けると書類の関係で良く見かける女性の姿>>21]
お、また美人が増えたね。 眼福眼福。
[セレストの姿にグラスを軽く持ち上げて乾杯の意を示す]
(33) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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ほおほお。つまりこの村に意中の人がいると言う訳ですね。 春が来る事祈ってるぜ。
[ピアノを弾き終ったヤニク>>28に拍手とからかいを贈り、 にやにやと若者の青春の行末を見守る事に]
(34) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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だよな。なのに……国はまだ…国民を犠牲にしようとしている…。
[ブローリンのはっきりとした意志表示>>27に苦笑を浮かべて、 そう続けた]
またこの村に…赤紙が来る。俺達じゃないんだと。
[宿舎に戻った時に知らされた報告。 女子供も関係ない総力戦になると伝えられた]
(37) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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[敵兵の遺体を見せしめに焼却する、 その命令を拒否したのが降格理由]
だってなぁ、何にも残らないだぜ。総力戦で根こそぎ奪ったら。 根こそぎ無くなる前に、敗戦で良いから…終わって欲しい。
[今度こそ降格処分では済まないだろう台詞を途切れ途切れに 呟く]
(39) 2012/03/24(Sat) 01時半頃
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なぁブローリン、お前にも残したいもんあるだろ?
[こんな危険な発言をブローリンにしたのは偶然では無く。 他の陰口を叩く部下よりも余程思慮深く真面目で、 そして優しい奴だと彼を慕う犬の姿からも勝手に思っていた。 そんな彼になら告発を受けても仕方ないと思い 胸の内を打ち明けたのだ]
(44) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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この村の連中だって…残したい、残りたいに決まってる。 でもそれが出来ないなら……。
[ブローリンの方は見ずに、そこまで言い切ってから改めて 彼を見た]
(45) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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せめてこの村で死なせてやりたいって思う俺は…軍人失格かな?
[小声だったが、ブローリンには唇の動きでも読み取れただろう。 一瞬だけ真面目な視線になったが、 ダーラの注意がセレストからこっちに戻る前に舌を出して またへらへらと笑う]
やべ、ブローリンの方が酒強いわ。 俺の財布がピンチですよ、ダーラさん。
[へらへらと笑いながら、ブローリンに唇だけで 「忘れてくれ」と形作った]
(49) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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俺丈夫だからどんだけ重くても潰れないから任せなさい。
[ダーラの言葉遊び>>38に胸を叩いて、 セレストの言葉>>25にも合わせて、2人にウインクを送った]
じゃあセレストは可愛い子猫ちゃんでいいかな? 俺の膝の上で甘えてくれねえ?
[先程までの昏い光は何処にもなく甘えて見せた]
(51) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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わりぃな。めんどくさい上司で。
[肩に置かれた手は直接肌の上では無いのに温かみを覚えた。 小さく頷くブローリンの姿にバツが悪そうに苦笑して、 改めてグラスを掲げ、その後はダーラやセレスト、ヤニクにも ちょっかいを掛けていただろうか]
あ、ダーラ、金払うからベッド貸して。
[暫く飲んだ後、真っ赤な顔でダーラに 上の階のベッドを要求しただろう**]
(56) 2012/03/24(Sat) 02時頃
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ホレーショーは、えー、ダーラのベッドがいい、とむにゃむにゃ言いつつ二階へと連れて行かれた。
2012/03/24(Sat) 02時半頃
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− 朝 宿屋 −
[朝陽が差し込む頃に布団に埋まっていたぼさぼさの頭が 漸く動く]
ふわ……ん、と……何処だ、ここ?
[宿舎の硬いベッドでは無い柔らかな感触に、 暫く頭を掻きながら辺りを見廻す。 少しの間を空けて、漸く昨夜の事を思い出した]
ブローリン酒強ぇな、あいつ。
[静かに飲み続ける部下を思い出して苦笑を1つ。 宿の中にはダーラが用意してくれた朝食>>72の香りが 漂っていて腹の虫が盛大に鳴き出して]
(130) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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人間はパンのみで生きるにあらずと言うけど、 腹が減っては生きてはいけませんって。
[ブローリンと重い話をした事など忘れたかのように 鼻歌を唄いつつ朝食へと向かい、素顔のダーラを見れば 少し慌てて自分のぼさぼさの髪を慌てて直したりもしただろう]
ごっそさん。 いやぁ、こんな美味い飯が出るならずっと宿に泊りてぇな。
[出来ない相談だと判った上でダーラとセレストにウインクして]
目の保養も出来て一石二鳥も三鳥もあるしな。
[ヤニクに羨ましいぞ、 と言いつつ少し多めに金は払って宿を出ただろう]
(132) 2012/03/24(Sat) 23時頃
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− 回想 郵便屋 −
[手紙が汚れない様にだろう、手袋をして 使い込んだ自転車を直す手際は慣れたもの>>67でこちらの 手伝いは必要なさそうだった]
流石だね、自転車位まともに修理出来る様になるといいんだがな。 ととと、今の内緒な。
[流石にマズイかと人差し指を口に当てた。一度咳払いをして]
ああ、そん時は遠慮なく頼ってくれ。
[次は任せとけと胸を叩いて彼と別れ、宿舎へと戻っていった]
不幸を運ぶメッセンジャーか……。
[赤紙を運ぶ軍の伝令が陰でそう呼ばれているのを思い出す。 振り返って、もう姿の見えない郵便屋が幸せだけを運ぶ日は いつ来るのだろうとふと思った]
(134) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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− 朝 ナタリア宅 −
[宿を出てから真っ直ぐ宿舎へと帰らず、 密かに噂になっているもう一人の配達人の家へと出向く。 朝のせいかナタリア宅には老婦人の姿しか見えず]
よう、ばあちゃん、元気か? なんか困ってねえか? そうか、クラリッサが手伝ってくれてんのか。 じゃあ心配ねえな。 薪とか力仕事があったら言ってくれ。
[綺麗に片付いた老婦人宅でお茶をご馳走になって少しだけ 話相手になる。 村の事、昔話を少し聞いた後で意を決したように顔を挙げた]
(139) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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なぁ…ナタリアさん。 おエライさんが…女も子供も関係なく総力戦を言い出した。 多分、あんたに手紙を事付ける奴が出て来ると思う。
[老婦人には辛い事実を真綿に包む事無くストレートに口にする。 微かにカップが揺れるているのを見ないふりをして、 自分は一気に飲み干して席を立った]
酷い言い方だと思うけど…ナタリアさん。 あんたは生きていて欲しい……。 多分、皆あんたに心を預けて村を出て行くんだろう。 あんたが生きて誰かにそれを渡す事で、心を預けた奴は 生き続ける事になると俺は勝手に思ってる。
だから、あ、いや何に言ってるか判んねえな、俺。 悪い。昨日からなんか俺変なんだわ。 取り敢えずばあちゃんが元気で過ごしてたらそれでいいや。
(140) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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じゃあな。
[不自然なまでに大きく笑って自分の台詞を流して、 後は老婦人が呼び止めても足を止める事無く 今度こそ宿舎へと向かった]
(141) 2012/03/24(Sat) 23時半頃
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[帰る途中でナタリアの手伝いをしている クラリッサと入れ違っただろうか、出会えば軽く声を掛ける]
よう、クラリッサ。 ナタリアさんとこかい? 朝からお茶お呼ばれしたんだが、後片付けすんの忘れてた。 今度薪割り手伝うから謝っといてくれ。
[動揺させてしまったとは言えず、 いつものへらへらとした笑みを向ける。 本当は知らせたくはなかったが、 いずれ彼女の元に何人も訪れる事になるだろうと予想が付いたから。 突然訪れる知らせに嘆くのと、嘆くと知りながら待つのと どちらが辛いのかは敢えて考えなかった]
俺みたいな大男がいるよりクラリッサみたいな 可愛い女の子の方が安心するみたいだしな。 宜しく頼むわ。
[流石にエリアスにした様に髪を弄る事はせず手を挙げるだけ]
(142) 2012/03/25(Sun) 00時頃
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そういや無断外泊になるんだっけ、これ。
[上官にばれたら減俸位はありそうだと、財布の中身を 更に心配しつつ宿舎に戻る。 改めて身支度を整えた頃には赤紙の件>>91>>93を 知る事になっただろうか。 誰かまでは判らずとも、少なくとも自分達兵士が 招集されない事に悔しそうに顔を歪めた]
だから俺達から呼べって言うのに……。
[苛立ちを見せても軍の指示が変わるわけではないが、 溜息を付く位は許されるだろう]
(146) 2012/03/25(Sun) 00時半頃
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招集されれば皆軍人だって屁理屈だよな。
[前線の現実を見る事無く突き進む、いや、知っているからこそ 無謀な策を取り続けるのだろう。 その愚策に嘆き悲しむのはこの村の様に一般人なのに。
苛立ちを隠さずコートを羽織って外へと。 いつもと違う落ち着いた表情の分隊長に違和感を感じつつも 部下達は敬礼をして見送るだろう。 向かう先は役場、一番早く情報が届いているだろう場所。 途中ブローリンを見掛ければ昨夜の事を思い出すが、 特に声を掛ける事も無く敬礼だけを返すだろう]
(160) 2012/03/25(Sun) 01時頃
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− 役場の途中 墓地 −
[曲がりなりにも軍関係の出自なのだから、 上層部の考えを理解しようと努めたが、 何度考えても辿り着く答えは同じ]
やっぱり間違っている……。
[死にたくないと泣き叫んでいた敵兵。 母を呼びながら逝った部下。 戦争を望んでいない者達が何故前線に出て 死ななければならないのか。 自分が志願したのは出自もあるが、 自分が出れば出たくない者が1人出なくて済むから。 父は戦争を飾り立てて語る事はしなかった。 残酷な現実を淡々と語り、戦争の残酷さを伝えた。 他の軍人の様にきらびやかに語らない父を尊敬し、 同じようになりたかった]
(166) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[部下を人を大事にする父の様に生きて、 彼らを守りたかったがそれをするには自分は甘すぎた。 前線で彼らを守る事はもう出来ない]
俺が出来る事は……。
(167) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[呟きと共に足を止めて、墓地を見る。 手入れの行き届いた墓地に管理者の姿はあっただろうか]
いつもお疲れさん。 大事にしてくれて、ありがとな。
[管理者の姿があっても無くても、そう口にした。 自分が知る者達の墓ではないが、何かしら想いを抱いて 逝った者達の墓だろうと思うと礼を言わずにいられなかった。 自分には出来ない事をしてくれている事に素直に感謝して]
ここに眠る連中は幸せ者だな。
[どう繕っても死から逃れられそうな言葉は浮かんで来ない。 潔いほど空気を読まずに漏れた言葉は、 聞く者がいたらどう届いたか]
(170) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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[管理者がいれば幾つか会話は交わしただろうか。 姿が見えなければそのまま役場へと足を運ぶ。
その途中で誰かに逢えば足を止めて言葉を交わすだろう。
その途中、若しくは役場で、 赤紙を受取った相手を確認する事になるだろう**]
(172) 2012/03/25(Sun) 01時半頃
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− 役場 −
[道行く途中で聞いたか、役場の入り口で出会った セレストから聞く事が出来たか]
そうか、サイモンか。 手当たり次第の人選って感じだな。
[もっと他に招集するに相応しい奴がいるだろうに。 妹を守る様に暮らしていた線の細い男を思い出す。 顔は見ない方がいいだろうと、セレストを追う様に役場を 後にし掛けたが、それより早くサイモンに気付かれた。 物凄い形相で駆け寄り、胸倉を掴んで喚き立てる]
(192) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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………。
[何故お前達では無く、自分なのか、 ナンシーを残して死ねと言うのか、 妹の花嫁姿を見送る事さえ出来ないのか、 何も残して遣れないのか。
狂ったように叫ぶサイモンに掛ける言葉も見つからず、 ただ揺さぶられるまま叫びを聞く。 届く手紙から、戻って来れない事も悟っているだろう。 それこそ形見1つ戻らない事も。 そして戦局が悪化した今、遺族に払われる金もほとんど 無い事も知っているだろう。
何も、残された者に何も残して遣れないのだ]
(193) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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「嫌だ、嫌だ嫌だ。 紙切れ一枚で生死が決まるなんて。 あいつも俺も信じない。 俺が死んでもきっと妹は待ち続ける。 待ち続けて……幸せになれないまま死んでいくんだ」
[己の死よりも妹を想う叫びに視線を逸らせなくなる]
「何処か判らない場所で 妹が不幸になると思いながら死にたくなんてない!」
[悲痛な声に思わず手が伸びていた。その首に]
ならいっそ。
(194) 2012/03/25(Sun) 10時半頃
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