180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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―館 廊下―
そろそろ刻限か。
[響く使用人の少女の声>>#0。 話の内容に予測は付いている。 小鳥は動作だけは愛らしく小首を傾げ。]
――行くか。 顔も見ておきたい。
[窓からその身を躍らせる。]
(10) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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正義も罪も――悪意すら。 飲み干すその意思を愛しく思おう。
それではまた。 ルーカス・イルグレッタ・グリム。 セイクリッド・レティーシャ。
――超越者に金糸雀よ。
[聞こえた捨て台詞に空中で流麗な一礼を。 そうして胸赤鳥は食堂へと向かい飛び去った。]
(12) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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―食堂―
[ソフィアからの説明はを胸赤鳥は窓際で聞く。 語られる内容は予測範囲内だが。
――『かつて皆さんが自分たちの世界でそうしたように』
その言葉>>@3に、口元は皮肉げで悪意に満ちた笑みを湛え。 返り血《ヘリオトロープ》の赤は深まる。]
"Fatal End of Saga" 抗う世界は何より愛おしい。
[その目は、集まった"招待客"の姿を映し出していた。**]
(27) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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―食堂―
[ゆらりと羽ばたけば、赤い羽根が舞う。]
私は胸赤鳥《ロビン》。 貴様らはそうとだけ知っていればいい。
[自己紹介をと。 ライトニングを名乗る騎士>>39の提案にそうだけ答え。 にやりと口端を持ち上げ、胸赤鳥は名乗りを上げる面々を眺めていた。]
(113) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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[飛び交う言葉。 さほど真面目に聞く姿勢ではない。 だが、群体の一部は常に耳を傾けている。]
……積極的なことだな。 己の悪意《正義》のままに力を振り翳す。 そういう情熱ならば嫌いではないが。
[大見得>>26には呟き一つ。 胸赤鳥はそちらを一瞥すらせず、小さな体を覆うよう翼を折り畳む。
鮮血と闇の気配が食堂を覆い尽くしても。 気付きすらしないといった姿勢であったが。]
(114) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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――…性急な男は嫌われるぞ。
[ゼロ――否、第七魔皇『緋月の霊皇-ブラッド・アーギュスト-』の放つ、本格的な交戦意思《悪意》に、嘲笑う。]
敵は世界に悪しきモノを呼び覚まし。 正義の怒りのままに敵を穿つ。 実に分かりやすい即興劇だ。
ふはははははははっ!!!
[扉から別の世界へと赴く魔皇《ゼロ》を哄笑が見送る。 再び広げる翼が赤を散らしていた。**]
(115) 2014/06/07(Sat) 09時頃
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―食堂―
[響く高笑い。 全ての世界にから屋敷の中へ。 鮮血の魔皇《ゼロ》の手により呼び出された冥界の眷属の気配が蠢く。
閃光と高らかな声を共に顕在する"HERO"をはじめ。 それぞれ動き出す"招待客"達を横目に。 霧靄の中に『様々な世界が過ぎる』ように見える窓の外を眺める胸赤鳥にも、化け物達は襲い掛かり。]
(164) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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失せろ。目障りだ。
[広がる翼が一度大きく羽ばたく。]
≫ナノマシン増殖制限解除 ≫広範囲殲滅攻撃 GENOCIDE MODE ≫≫≫『悪意の翼 Samael Wing』
[巻き起こる風と共に真紅の羽根がばら撒かれる。
それは、殺傷能力のない"ナノマシン"の塊。 その羽根は触れた者の怒りや不安などの増幅させる《悪意》を媒介者。 胸赤鳥に接した多くものの感じ取った《悪意》の一端。]
(165) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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《――ギギ》
《――キギャギャギャア》
[赤い羽根に触れた化け物達は突如として狂乱の態を見せる。 元より知性は低かったのだろう。 攻撃目標を"招待客"から"無差別"へと変え、同士討ちを始める。]
(166) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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――さて。 我が赤き翼を主へと魅せるとするか。
[悪意の羽根をばら撒きながら。 胸赤鳥は悠々と席を立ち、歩き出す。
時折、"無差別に"襲い掛かってくる化け物もいるが。 小鳥は回避や迎撃どころか一顧だにしない。 身体や翼の一部が引き裂かれても血すら出ずに、その場ですぐに身体《ナノマシン》は再生していく。
撒かれた悪意が他者へと引き起こる影響は――未知数。]
(167) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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―館 廊下―
ふむ、『帰り道』はわかるが。 追うとなれば中々に面倒なものだな。
[ソフィアが手本として見せたように。 『扉』の繋がる先はある程度の法則性をもって随時切り替わる。 悪意の羽根を撒き散らしながら、暫し思案に暮れていたが。
周囲で響く化け物の同士討ちの声。 その悲鳴じみた鳴き声にうっとりと目を細める。]
(184) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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[胸赤鳥が笑う。]
邪魔だ。
[悪意の羽根の触れ暴れ狂いながら。 襲い掛かってくる異形を羽ばたき一つで払いのける。 悲鳴を上げるそれに止めを刺すのも面倒とばかりに、床の上を転がるのを踏み躙り再び歩き出す。
迷いなく、やがてたどり着くのは開いたままの扉>>177。]
(195) 2014/06/07(Sat) 21時半頃
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―英雄界/議事堂-フェデラル・ホール― -交響曲第3番『英雄』へと集うもの-
[最初の異変は啼き声。 次に現れるのはまるで雪の如く舞う赤い羽根。 防衛の為に配置されていた眷族達を悪意が狂わされる。]
さて、折角の誘いであったからな。
[少年達二人の背後より。 ゆったりと悪意の小鳥は現れる。]
まずはこの喜劇《パーティ》の主催者に賞賛を送るべきかな。 素晴らしい演出であったと。
[悪意ばら撒く翼《プログラム》を解除し。 マントの端を掴み優雅に一礼を送る。]
(201) 2014/06/07(Sat) 21時半頃
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[血玉の目は振り返らぬ背を僅か、見つめ。]
全く、滑稽だな。 傲岸さもそこまでいけばいっそ褒め称えたくなる。
[魔皇《ゼロ》>>215が黒に対するよう緋色《スカーレット》のマントを纏うのに拍手をひとつ。
警戒見せる少年>>212へとちらり向けるのは一瞥と。 隠せぬ悪意を湛えた笑み。]
(228) 2014/06/07(Sat) 22時頃
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[――ゴゥッ 荒れ狂う漆黒の風>>216にマントがはためく。 轟音を立て閉まる扉にも胸赤鳥は振り返らぬ。]
く、はははははっ。
貴様が貴様の悪意のままに力を振るうのならば。 悪意(わたし)として賞賛と激励の言葉を贈ろう。
だが、私にも"至上目的"があり。
何より――。
(234) 2014/06/07(Sat) 22時半頃
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貴様の鼻っ面をへし折るのは愉快そうだ。
土産はそれこそ貴様の冥府《実家》宛にするがいい。
[小鳥は魔皇《ゼロ》への悪意を嘲笑(うた)う。]
(235) 2014/06/07(Sat) 22時半頃
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――ふむ、それだけだったか。
[足を封じられたと言う魔皇《ゼロ》へ。 意外だとばかりに微かに眉を寄せる。]
やはり、一部だけ。 しかも参照状態ではではその程度か。
[わざとらしく口元に手を当て思案する態。]
(309) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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[狂乱の悪意の翼。 嘲笑(うた)う悪意の束縛。
創造主《カミ》の悪意が本来持つ設定《チカラ》 それ以上の力を齎したものは。
Fragment Downlord 『十二分の一の創造主』 ]
(310) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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小鳥と呼ぶには少々愛らしさが足りんな。
[周囲を囲うように飛ぶ六羽の梟を見やり。 それでも胸赤鳥は嘲笑を失わない。
セシルが放った鮮烈なる銀光の旋風が魔皇《ゼロ》を引き裂くのを、まるで当然と言わんばかりに眺めていたのと変わらぬ態度。]
(312) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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[六式の梟《エレメンツ》が鮮血の統合を果たし。 議事堂そのものを打ち付ける衝撃波動を放つ刹那。]
だが、まあ。 "持ってきて"正解だった。
[意思《プログラム》が群体へと指示を出す。]
(313) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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≫PROGRAM『枢要罪』 ≫開放吸収 UPDATE
≫武装選択 ARMS SELECT ≫≫≫『怠惰の翼 Acedia Fan』
[群体《ナノマシン》により作り出されるのは漆黒の羽扇。 その自ら作り出した『武器』に乗せるのは嘗て、苗木世界においてばら撒かれ、胸赤鳥が回収してきて『枢要罪』のひとつ。 大振りに振るうそれは灰色の突風を生み出し、衝撃波の力その物を大きく減衰させ。
相殺しきらなかった衝撃により胸赤鳥の半身が吹き飛ぶ。]
(315) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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ふふ、はは……思ったり効いたな。
[羽扇を持った右腕を除く上半身の大部分を無くした状態で、哂う。 鮮血の変わりに飛び散るのは白く濁った液体。]
生憎と。 私の"主"は既にいる。
[倒れたままマスターを求める少年>>295へ。 自分は何事もないかのように答えながら。 『傷』はすでに完全再生を開始している。**]
(316) 2014/06/08(Sun) 00時半頃
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問題はない。
[セシル>>336からの呼びかけへの返答は一言。 少年の傍へと膝を付くのを血色の目で見やり。]
魔皇-マギステル-の力は良く分かった。 まさか、この程度とはな。
幾ら誇ろうとも私を殺すには遥かに足りぬ。
[ひらりひらり。片腕で扇ぐ羽扇。 嘲笑交じりに囀りと共に、支配者然と立つ魔皇《ゼロ》を煽る。
その間にも腹から胸へ、群体の再生は急速に完了へと向かっている。**]
(343) 2014/06/08(Sun) 01時半頃
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[魔皇《ゼロ》>>354がその意識の配分を僅かに胸赤鳥へと多く傾けた瞬間。 熱光線が魔皇を貫かんと放たれ。]
≫再生完了 RECOVERY ALL
[魔皇がとっさ防御するその隙に。 腕が再生し、黒いマントが翻る。]
(399) 2014/06/08(Sun) 11時半頃
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[視線>>359と声>>362を受け。 黒羽扇を持つ腕を高く振り上げる。]
――――承知した。
[歓喜に悪意。 群体は感情をない交ぜに"共"に"鳴"り響き。]
我が主の前に…。
[迸るは『怠惰』の力を得た雷閃。 対象を絡めとり力を奪い縛る一撃が銀の波動に合わせ。 天井より――。]
(400) 2014/06/08(Sun) 11時半頃
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跪くがいい!!
[――降り注いだ。]
(401) 2014/06/08(Sun) 11時半頃
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――……ふむ、逃げられたか。
[銀の波動の収まった議事堂。 冥皇《ゼロ》の消えた壁を血玉《ヘリオロトープ》は愉快にげに眺める。 天地鳴動-ミラクルインパクト-の衝撃による崩壊の痕跡は瞬く間に消え、後に残るは閉会《フィナーレ》後の静寂。]
余程に空間が乱れているらしい。 "外"へ弾き出しては仕留められぬか。 鬼ごとをするには小鳥の翼は少々心許無いのだが。
[新たな『扉』の存在を告げる少年>>373――人型兵器を振り返る。]
(402) 2014/06/08(Sun) 11時半頃
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……"我が主"よ。
[人型兵器の感情篭らぬ視線を受け。 胸赤鳥はセシルへ『主』と呼びかける。]
《悪意》の守護はいらぬだろう? 私は悪意(わたし)に駆り立てられるままに舞おう。
[翻したマントから赤い羽根が落ちて、溶け消える。 呼び止められねば、胸赤鳥は静寂を取り戻した議事堂をそのまま飛び去ろうと。**]
(403) 2014/06/08(Sun) 11時半頃
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─英雄界/議事堂─
[主>>411から告げられる礼に半分振り返る。 同時に無機質な視線>>415も受け取り。]
なに。 我が主の悪意《望み》に従ったまで。
そういうもの、だろう?
[後半は人型兵器《ジョージ》へと向けたもの。]
(457) 2014/06/08(Sun) 22時頃
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[館へと戻る主と従者へ。 深々とマントを掴んでの一礼を送り。
胸赤鳥は自らも扉の向こうへと飛び立った。]
(458) 2014/06/08(Sun) 22時頃
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