182 【身内】白粉花の村
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(…苛立ちますね)
[ゆるりと唇を撫でるその指>>6:+66に、思うた事はそんな一言。何時ものように目を細めれど、浮かべた笑みに柔らかさは欠片も無く。 ――嗚呼、その首を傾げる仕草すらもが、気に食わない]
(………不愉快だ)
[胸中で呟きながら、露わになった傷口に、嘲るようにな視線を向ける。常ならば、それを見れば心も踊ろうと言うものだろうに――今は、唯。苛立ちが募るばかりで。
自分の上で背を逸らし、喚く姿を煩わしそうにチラリと見やる。頬に当てられた手>>6:+67には、何とも不機嫌そうに眉を上げ。 そうして耳へと伸びた手に、微かに目を見開いた後、至極楽しそうな、それでいて侮蔑の篭った笑みをその顔へと乗せた]
(0) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 00時頃
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(…へぇ。何をするつもりですか、ね)
[触れたまま、僅かに躊躇うように留まった手に、嘲笑うかのようにクスリと笑みをひとつ。
"さぁ、君はこれから一体何をするつもりなんでしょうか。 まさかその手で掴んだピアスを、耳の肉ごと引きちぎりでもするつもりですか?"
そう言いたげな眼差しでもって相手を見上げ、"出来る訳が無い癖に"、と口の端を大いに歪める。 そう、出来る訳が無い。彼にそんな勇気も度胸も、あるはずなんて無いのだと。 ――そう、たかを括っていたのだけれど]
――ッ、つ…!
[耳に聞こえた何かが引き裂かれるような音。そして同時に感じた痛みに、微かに顔を顰めながら、思わず小さな呻きを上げる。 つ、と。耳と、そして首とに感じる生暖かい温度。そして赤く濡れた彼の手に、漸く自分の耳からピアスが引き千切られたのだと理解した]
(1) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[驚愕に目を見開きながら、半ば呆然と痛む耳へと手を伸ばす。しかしそこにある筈の、硬い石の感触は――既に、無く。
そこからの行動は、もしかしたら無意識だったのかもしれない。 血塗られた手で、そのまま傍の机へと押し付けようと、嘲笑を浮かべる彼の首へと手を伸ばす。その手が届いたのであれば、力の限りその身体を叩きつけでもしただろう]
…………返してくれますか。
[ポツリと呟いた声には、感情の一欠片すらもなく。見下ろすその顔には怒りも憎悪も何も無い。笑みすらも浮かべず只ひたすらに無表情に、相手の瞳を見据えながら。
耳から滴る赤い血が、髪や服を汚す事を気にもかけずに。 彼が手を振り払えなかったのであれば、医者は指を、爪を。開いた傷口に強く、強く…食い込ませただろう。 何の前触れも無く、何の感情も見せぬままに――その瞳の奥底には、怒りと憎悪が揺らめいていたかもしれないけれど]
(2) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 00時頃
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ヤニクは、ディーンを哀れむような目で見た。
ねこんこん 2014/07/07(Mon) 00時半頃
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[力任せに机に叩きつけてやれば、苦痛に歪むその顔>>9に、漸く僅かに笑みを取り戻す。 嗚呼、そうだ。そうして受けた暴力に、ただ泣いて呻いていればいい。 反抗しようと、抵抗しようと。結局最後は自分に屈し、許しを乞えばそれでいい。 だが、彼の顔に浮かんだものは、恐れでも怯えでもなく――"笑み"。
"この傷は消えないだろ"う、と。 締め上げられて目に涙を浮かべながらも、そう言ってのけた彼には、少なからず驚愕した。 そして思い出す。彼がいつだか言っていた恨み言を――"同じ目に合わせてやる"と言った、その言葉を]
……楽しそうですね。
[血で湿ったその傷口へと指を食い込ませながら、相手の呻く声には苛立ち混じりの一言を。
嗚呼、何と言うことだ。口の端を持ち上げて、ただ笑って見せるのが――こうも、難しい事だとは。 そして何故だろうか、いつもなら愉悦に染まるその心が、こうも掻き乱されているのは。
――只怯え、震えるしか脳の無かった筈の鼠ごときに。 心はもう、折ってやった筈なのに。傷を付けられるのは良しとしよう。だがしかし、虚を突かれた事は――耳を、裂かれた事は。 何処までも赦し難い]
(23) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 08時頃
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…あぁ、そうですね。 してやられましたよ、不愉快なくらい。 良かったですね、俺に仕返しが出来て――嬉しいでしょう、さぞ。
[――そうして尚も聞こえる挑発>>10には、いっ壮絶なまでの笑みを浮かべる。 嗚呼、彼はこんなにも愚かで無謀だっただろうか?此方の一挙一動に怯え震える彼は一体、何処へ行ってしまったのだろう。 ざわり、ざわり。ざわつくその胸の感情が、次第に昏く黒くなるのを自覚しながら、顎に当てた手で相手の顎を持ち上げた]
返してください。 ――あぁ、いや。返さなくていいですよ。
[吐いた言葉をすぐに訂正し、ぺろりと舌舐めずりをひとつ。 そうして医者は、持ち上げたその顎へと顔を寄せ、血を流すその傷口へと歯を立ようとしただろう。裂けた肉に歯を食い込ませた後は、そのまま血を啜るくらいはしたかもしれない。
泣こうが、喚こうが。 無様に泣いて縋ろうと、いくら赦しを乞おうとも、決して、赦しはしない。
返さなくて構いません…いっそ、離さないでくださいね――何が、あっても。
血で濡れたそんな呟きは、果たして彼に届いたか、どうか]
(24) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 08時頃
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[――不快だ、不愉快だ。 唇をなぞるその指>>25も…まるで、哀れむようなその眼差しも。痛めつけられて尚、そんな眼差しを向けるなど――気に、食わない。
顎を持ち上げた時の悲鳴にすらも、この心は穏やかになってくれず。皮肉地味た物言いに、更に更にざわつく思考を御する事も出来ないままに、その血を啜る。 口の中に広がる鉄臭い味と、痛む耳に打ち付ける耳障りな悲鳴>>26にすらも、何故だか苛立ちは募るばかりで。 それを振り払うかのように更に歯を食い込ませ、舌で傷を抉ってやれば。零れた唾液と混じり合うその血を、強く強く啜ってやれば。 彼はまた、悲鳴を挙げただろうか。
一度口を離し、コクリと喉を鳴らして口内に溜まった血を飲み下す。生臭いその血の香りに不快感を募らせつつも、短い息を吐き。 完全に開いた傷口へと舌を這わせながら、チラリ。相手の握られた手を――赤い石を握るその手へと視線をやる。 未だ離そうとしないそれに焦慮に駆られつつも、焦慮に駆られるその事実にすら、苛立って]
(31) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 13時頃
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(……何とも表情豊かになったものですね。つい先日まで、眉を寄せる事すら出来なかった君が)
[嘲笑混じりのそんな思いを胸に、血で濡れた自らの唇を舌で拭いながら、喘ぐ唇と、涙で濡れるその顔を見下ろす。 ――そうして、微かに震える息を吐く。 嗚呼、何とも惨めではないか、と。耳を裂かれ、その手にピアスを奪われ、情動に任せて相手の首を締め上げその血を啜ったとしても。相手の瞳に見えるのは、惨めで哀れな己の姿だけだ。 余裕も何も失う自分を、彼は心の中でさぞかし嘲っているのだろう――いい気味だ、と]
…………、
[ふ、と。軽く目を伏せ、ゆっくりと、深く息を吐く。そうして徐に、首にかけた手を解いた]
………返してください。
[静かに、出来る限り静かな声で。真っ直ぐに相手の顔を見つめ、告げる。 涙で潤んだその瞳に映る自分は、眉を寄せて何とも滑稽な顔をしていたけれど。その事にまた苛立ち、嘲笑うような笑みを浮かべて見せて。
果たしてそれが、誰に向けての笑みなのか。 ――あぁ、そうだとも。自分に向けての笑みだとも。 こんな姿を晒す自分は、何よりも許し難いものだったから]
(32) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 13時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
ねこんこん 2014/07/07(Mon) 14時頃
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………、
[咳き込みながら身体を丸める様子>>34を、舌打ちでもしそうにただ見つめる。 そうして未だ、ここまできて尚向けられた哀れむような眼差しに、忌々しげにギリと奥歯を噛み締めた。
上下関係は明らかだった筈だ、自分が支配する側だった筈だ。なのにその相手から、鼠の如く卑しい相手から、今迄散々――今ですらも、見下し続けている相手から、そんな憐憫の目で見られるなんて]
………どうも。
[差し出された手に、ただ淡々と業務的に返答を返す。ただし視線だけは、握られた拳から離さずに。 こうも反抗してきたのなら、此方が受け取ろうとする際に、その手に握られたピアスを投げ捨てくらいはするかもしれない、と。 そのくらいの警戒は、していたのだけれど。
そうして突如、引かれた腕に。 僅かながら――いや、情けない程には、狼狽した]
……何を、
[――しているんですか、と。 思わず見開いた目を細め、これ以上ないくらいに眉を顰める。それでも何とか平坦な声を、僅かに嘲笑すらも滲ませて出す事くらいは出来たのだけれど]
(35) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 15時半頃
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[手から零れたピアスが、カツン。小さな音を立てて床に落ち、そのまま微かな血の軌跡を描きながら机の奥の床へと転がる様子を、半ば呆然と見つめながら]
……ッ、
[耳にかかった息に眉を跳ね上げ、次いで訪れた痛みに小さく息を詰め。もう一度、ギリ。奥歯の軋む音が、何とも耳障りで仕方が無い。
成る程、成る程。 意趣返しのつもりだろうか。まるで自分がしたように傷へと舌を這わせる相手を、いっそ射殺すくらいの眼差しで睨みつけながら、そう思う。 彼にしては、やってくれるではないか。ここへ見舞いに来た時の、あるいは先程縋るように乞うてきた彼の姿からは、到底想像出来ない位には。
――あぁ、それにしても不快ですね。
背に回された手と、そこから伝わる生暖かい体温と。血を失った為か酷く冷えたその指先との対比に悪寒すら覚えながら。 ――否、それだけではないことは、分かってはいたのだけれど]
(36) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 15時半頃
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…まさか君がここまでしてくれるとは思っていませんでした。 それについては詫びますよ、ディーン。
――触らないで、くれますか。
[嘆息混じりに、揶揄るように。触れる体温に身震いしそうになりながら、耳元の彼に向けて囁いてみせる。 最後の一言だけは、低く。精一杯の嫌悪感を示すように。
気持ち悪くて堪らない。 その相手の体温が、そしてそれが、此方の内の内にまで、入って来そうになるその感覚が。
耳の痛みのお陰だろうか。まるで鈍器で殴られたように痛み始めた頭に眉を寄せ、彼を引き剥がそうと未だ血を流すその顎の傷を肩で押し、距離を取ろうと胸を押す為に、乱暴な手付きで手を伸ばした]
(37) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 15時半頃
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[耳に届いた哄笑>>40に、今度こそ驚愕に目を見開いて。まるで蹂躙する側の、支配者側の視線を送って寄越す彼に、一瞬頭に血が上り――そして、一気に冷えるのを感じる。 嗚呼。何を勘違いしているのだろう。一度、そうたった一度、此方の余裕を奪ったくらいで、何をそんなに浮かれているのか。
――その一度が、命取りだと。そんな事は、十分すぎる程に分かってはいるけれど]
…………、
[離れようとしたその手を取られ>>40、腰に足を絡められ。先程煽るように背に這わされた指といい、何と生意気で腹立たしい事だろう。 冷え切った頭の中、只々苛立ちだけが燻り、そして消えていく。
――そうですか、君がそういうつもりなら。 目を細め、小さく顔を俯かせ。まるで相手につられるように、至極愉快に肩を震わせ、クスクスと笑った]
(42) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 17時半頃
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あぁ、そんなに"悦かった"んですか。 …俺でよければ、いくらでも抱いて差し上げますよ。
[最後に一言、"とんだ色狂いですね"なんて付け加えて。 絡められた足に従うように、離そうとした身体を寄せてやる。加えて片手でゆっくり艶かしく、その腿をなぞってやれば。彼は果たして嗤うだろうか。それとも。
身に纏わり付くその体温は、依然として不快なものには違い無かったけれども]
…お許し頂き光栄です。 そんなにこの顔が見たいなら、幾らでも。
[壮絶な笑みと共にそう告げると、頬へと添えられた手に擦り寄るように、顔を近付ける。まるでその瞳へと、自分の顔を映すかのように。 映って見えた自分の姿は、やはり滑稽極まりないもので。様々な感情の入り混じるその己の顔に僅かな吐き気すらも覚えながら、痛む頭に胸中で舌打ちを]
(43) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 17時半頃
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[まるで、"愛する者へと"するように、彼の頬へと手を添えて、その頬へと瞼へと、何度も何度も唇を寄せてやれば。 果たして彼は、どんな顔をするだろう。
そうして何かを囁く為に、耳元へと顔を寄せ。もしも彼が抵抗したのなら、その頭を押さえ付けてでも。 それを囁いたのなら、仄かに血で染まったその歯でもって、噛み切らんとばかりにその耳朶へと噛み付いただろうか。
さぁ、とくとご覧なさい。 滑稽ですか?愉快ですか? …あぁ、そうですか。それは良かった。 君に、喜んで頂けたのなら]
………愛おしい君の為なら、幾らでも。
[――心から、嬉しく思いますよ]
(44) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 17時半頃
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[クスクス、クスクス。 歯を食い込ませれば、堪らず上がった悲鳴>>49に、何とも愉快に笑ってみせる。 噛み付いた拍子に強まる足と、立てられた爪の痛みにすらも笑いながら。 憎々しげに顔を歪め、少々青ざめたその姿>>48を見れば、漸く、ほんの僅かに心が凪いだ]
つれない事を言わないでください。 "色狂い"同士、仲良くしようじゃありませんか。
[――"君もまだまだ足りないでしょう?"なんて。 "笑えない"、と宣う彼>>50に、心底悲しそうに眉を下げて見せながら。眼差しの険しさを取り払い、切なく細めた瞳で見つめてやれば、より一層"それらしさ"も増しただろうか。
す、と。食い込ませた歯のせいで、血で濡れた相手の左耳に指を滑らせ、にこにこと笑うその笑みは。決して"取り繕っている"ものではなかったのだけれど、果たして彼にはどう映ったか]
お揃いですよ、気分はどうです。
[今だ血の滴る自分の耳へと触れながら、さも嬉しそうに笑ってみせる。 赤い血のピアスに彩られた、お互いのその耳を指し示すように。
クスクス、ケラケラ。 顔を僅かに起こさせて、微かに喉を反らせて嗤う気分の、何と愉快な事だろう]
(54) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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…冷たい、ですねぇ。 寒くありませんか。
[血を失い、白む指先へと手を重ね。彼が振り払いでもしなければ、ゆっくりとその指へと自らの指を絡めただろう。手を持ち上げたなら、慈しむように、その指先へと口付けでもしただろうか。 そうして先の、彼からの問いを思い出したように、ただ一つだけ嘲笑を]
冗談でない、と言ったら。 君はどうしますか。
[重ねた身体に体重をかけ、首を傾げて問い返す。 ――さて、さて、さて。 吐いた言葉が"本音"か"嘘"か。君はどちらだと思いますか、と。 さも"それらしく"、両手でその顔を挟みながら。穏やかな眼差しで瞳を見つめ、その薄い唇へと唇を寄せてやれば。 精々、"愛している"ように見えるだろうか?
――君はきっと。 こうされるのが、一番心が折れるでしょうから。
ギリ、と。 一度だけ噛み締めた奥歯の軋みは、彼に届いたかはわからないけれど]
(55) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 20時半頃
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["悪くない"、そう聞こえた相手の言葉>>58に、思わず笑みが漏れる。触れただけの口付けの後、少しの間肩を震わせ、ひとしきり笑った後は何とも馬鹿馬鹿しい心地になった。
心にもない言葉には、心にもない言葉を。 成る程、そういうつもりなのだろうか。 息が詰まる程に笑った後に残ったものは、何とも惨めな気分だけで。未だ頭の中で煩く鳴り響く鐘に眉を顰め、引き剥がされるままに身体を離す。
――正直な所、安堵しはした。 まるで宥めるように背を撫でる手に、またその首へとこの手を伸ばしてしまいそうになっていたから]
…別に。馬鹿になんてしていませんが。
[身体を起こし、絡む足を振りほどこうと手をかけながら。さも鬱陶しげに溜息と共に、吐き捨てるように呟いてみせる。
――嗚呼、もう何もかも面倒だ。嘘を付くのも、取り繕うのも、嗤うのも。 ここまで剥がれてしまったのなら。隠す事すらも面倒になり、うっそりとした笑みだけをその顔へと乗せる。
――本当に、忌々しい。首を血で染めるその姿を嘲笑うように見つめ。 そうして今一度、机に手を付いて相手の鼻先までに顔を近付けてやった]
(60) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 23時頃
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……"本音"ですよ。
["これでいいですか、他に聞きたい事は?"、と。おどけるように首を傾げ、その唇を一度だけ、啄ばんでやろうとしただろうか。
そうした後は、目を細めたまま相手の身体を振り解き。例え万一抵抗されたとしても、何とか振り払おうとしただろう。
態とらしい溜息をつきつつ、机の下に落ちたピアスを拾おうと身を屈める。 小さな石が欠けていない事を確認すれば、溜息と共にポケットへとしまい込んだ――あぁ、付ける場所が無くなってしまいましたね、なんて呟きながら]
ほら、いつまで寝てるんですか。 そろそろ貧血で倒れますよ。
[呆れたように、机の上の彼を見やり。 少し離れた所にあった車を引き寄せ、深く息を吐く。
嗚呼、馬鹿馬鹿しい。 苛立ちのままに強く拳を握れば、短く切りそろえた爪の食い込む痛がチクリ。 それに眉を顰めれば、岩を打ち付けるような耳と頭の痛みがズキリ]
(61) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 23時頃
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(……頭が、痛い)
[こうも掻き乱されたのはいつぶりだろう、と。一人で喚き、笑い、そしてみっともなく情動のままに感情をぶつけ。 ――嗚呼、我ながらまるで、癇癪を起こした子供のようではないかと憂う。
情けなくて涙でも出そうだ、と胸中で自嘲するように笑いながら。 近くのシンクで血で汚れた手を洗うと、ガタリと音を立てて椅子へと座った。 適当なガーゼを裂けた耳へと当ててその血で張り付かせると、医者は諦めたように肩を竦め、そのまま準備を進めただろう]
(62) ねこんこん 2014/07/07(Mon) 23時頃
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[頭を抱えて立ち上がる相手>>68を助け起こすこともせず。此方とて、傷を負って疲れているんです、なんて理由を付けて、あくまで椅子に座って相手を待つ。 変な奴だ、と投げられた言葉には、否定とも肯定とも取れるような苦笑を一つ浮かべて見せて。 その後に見えた――何処か嘲笑じみた彼の笑みに、また傷を抉ってやろうかと伸びかけた手を握り込む]
(……流石に倒れますよ)
[自分へと言い聞かせるように胸中で呟き、何とか苛立ちを霧散させる。 代わりに溜息をひとつ、軽く顎を持ち上げて開きに開いたその傷を露にさせて。 そうしてただひたすらに無言のまま、見るからに悪化しているその傷の処置を進める。
処置の最中に、先程聞き流した彼の一言>>67をぼんやりと思い返しながら]
…さぁ。惚れてるんじゃないですか。 少なくとも執着はしてますよ。
[処置を進める手を止めぬまま、視線も傷へと向けたままに。ポツリとそれだけ呟けば、何事も無かったかのようにまた手を動かす。 依然として、耳も頭も痛んだけれど。その痛みを与えた彼に、苛立ちが無かったわけではなかったけれど]
(70) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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[彼の返答など、どうでも良かった。 ただ、聞かれたから答えただけだ、と。
そうしてやがて、顎とそして耳の処置が終われば、鮮血に染まった自分と相手の服を見て、思わず失笑を零す]
お互い、酷い格好ですね。 スプラッタ映画にでも出ますか。
[あぁ、でもそれにはもう少しグロテスクにならないといけませんかね、なんて。 冗談めかしてそう言うと、新しい包帯の当てられた傷を指で軽く弾いてやれば、彼は痛みに呻きでもしただろうか。
ガーゼの当てられた相手の耳へと手を伸ばし、避けられでもしなければその傷を指でそっとなぞっただろう。 そうして触れる事が叶ったのなら――腰を上げてその、頭を。軽く抱き耳元に顔を埋めただろうか]
(71) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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えぇ、そうですね。好きですよ。 ……これは、本音です。
[諦めたように、ポツリ。 顔を見せぬまま、極々静かに告げたその告白に、彼は嗤うだろうか。青ざめるだろうか。 そんな事は何方でもいい。何方にしても、愉快な事には変わりが無い筈だったから。
嗤うのならば、それこそ容赦なくまた嬲ってやれる。その心を折れずとも、疲弊させるくらいはしてやれる、と。 嗤わず、青ざめでもするのなら、それはそれで愉快な事だ、と。 今日は何度も、彼にはしてやられているのだから。
ならばせめて、この最後の嫌がらせくらいは。 ――成功する事を、願って]
(72) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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[まるで、媚びるように。 思いの外拒絶されないばかりか、軽く抱いた頭に擦り寄られ>>77、ぱちりと目を瞬かせ。 そして、笑う。相手の上がった口角は見えずとも、きっと今彼は笑っているのだろう。
悪くない、と。そう言いながら、まるで自分を抱き締めるように手を引く彼には、流石に閉口したけれど。 ――なかなか、捨て身の嫌がらせをしてくるものだ、と]
…別に、どうも。 何もしてくれなくて結構ですよ。
[随分と真剣な顔で聞いてくる彼には、一言そう返答を。彼がその問いをどういうつもりで聞いてきたかは分からないが、元々何かを"して貰う"気など更々無い。
彼に何かをして貰わずとも、手離す気などありはしない。その傷を抉ったその事実を、後悔した事など一度も無いと。 ――彼は何か、勘違いしているのだろうか。彼は自分が、支配する側に立ったと錯覚でもしているのだろうか。 例え"本音"を告げようとも、その傷が消えない事には変わりないのに。
――残念でしたね。無様に君に縋る俺を、期待でもしましたか? なんて。小さく呟いたそれが、彼の耳に入ったかは分からないけれど]
(80) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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…あぁ、それとも。 頼めば何か"してくれる"んですか。
[小さく肩を震わせながら、一言。 まったく、一体どういうつもりだか。抱き締めた背を撫でる手の感触に、ぞわりと背筋が粟立った。 嗚呼、本当に生意気な事を。その紛い物の触れ合いで、此方がどうする事を期待しているのだろうか、と。
変わらず痛み続ける頭と、纏わり始めた不快感に眉を寄せていれば、首筋へと吸い付く柔らかな感触。擽ったいそれに一瞬目を見開くと、すぐに堪らず吹き出した。
クスクスとまるで愉快に笑いながら、項垂れるように触れた肩へと、少し重くなってきた頭を預ける。 嗚呼、駄目だ。いい加減不快極まりない。少し冷えたその体温も、嘘にまみれたその触れた唇も]
(81) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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元々、執着は酷い方なんです。 逃がすつもりはありませんよ――例え君が、拒もうと。
[ひとつ。その血で赤く染まったシャツのボタンへと指をかける。大した抵抗が無ければ、そのままボタンを外し、するりと手を滑らせたであろう。 そうして喉元を締め上げながら、小さく動く喉仏へと歯を立てるくらいはしただろうか。
歯を立てたのなら、赤まったその喉へと舌を這わせ、彼がしたように小さく吸い付きくらいはしたかもしれない。 いつになく饒舌な自分に、吐き気すらも覚えながら。
嗚呼。一体何をこんなに掻き乱されているのだろう。たかだか鼠ごときに、情けない。 ――今更何を、望むと言うのか]
(82) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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[まるで受け入れるような彼の様子>>86に、小さく口端を歪め。痛みに身体を跳ねさせつつも、呻くような声だけを漏らし、只々沈黙を貫く様子に首にかけた手を解く]
(…忌々しいですね、本当に)
[只一度。只一度だけの失態で、と。相変わらずの、自分の詰めの弱さに言葉も無く。 嗚呼、やはりもっと追い詰めておくべきだったのだろうか。それこそ、刃向かう気力も失う程に。
髪を梳く手に小さく眉を寄せつつも、返したのは小さな嘆息一つだけ。 相手の声音に滲む色も、きっと上がっているであろう口角も。そしてまるで楽しむような様子だって、察してはいたのだけれど。 しかし何故だか、先程よりは苛立ちも少なく。
此方の内にまで入ってきそうなその体温は、相も変わらず不快だったけれど。それでも特に何もせず、ただぼんやりと甘受したのは。 ――思いの外、心地が良かったから、だろうか]
…大丈夫ですか。
[力無く預けられた身体>>87に、そして短く繰り返される浅い呼吸には呆れたような一言を。 "そうなると思いましたよ"、なんて呟きながら、溜息をひとつ。 そうしてゆっくりと身体を離して腰を上げ、嘔吐物やら何やらで汚れたシーツを剥がし始めた]
(88) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 14時半頃
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[剥がしたシーツと白衣を適当に床へ放り、棚から出したシーツをぞんざいに広げれば、椅子に座る彼の額へと手を当てる]
一眠りどうぞ。 暫くはここに居ますよ。
[そう言いながら、冷たい相手の手を取ろうと手を伸ばして。彼が自分でベッドに入る力があるのなら良いのだけれど。
もしもその力が無かったのなら、態とらしく溜息を付いてみせでもしただろう。そうして嫌々ながらに、なるべく揺さぶらぬよう、その身体をベッドへと運んだだろうか。
そうして彼をベッドに放り込むと、傍らに引いた椅子に腰掛けて、ぐったりと背もたれに体重を預け。 ――此方もいい加減、頭痛が限界だ。 痛む耳と頭に眉を顰めつつ、その痛みに苛立ったように血の滲んだ傷を指で抉るように押せば、強い痛みに息を詰め。 嗚呼それでもほんの一瞬だけ麻痺してくれたその痛みに、嘆息と共に目を伏せた]
(89) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 14時半頃
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………、
[ふ、と。軽く視線を逸らし、暫しのあいだ思案するように目を伏せる。
"して欲しい事"。 そう言われて只一つだけ、思いついたものがあった。ただそれを口にするのは少々――躊躇われて。
しかしやがて諦めたような溜息をつくと、包帯の巻かれた相手の耳へと視線をよこす。先程歯を立てたその耳朶へと伸ばした手は、果たしてそこへと届いただろうか――この状態で、振り払えるとも思えなかったが]
(……後で一つだけ、聞いて貰いましょうか)
[彼が、本当に大人しく聞き入れるとも思えなかったけれど。それならそれで、今迄通りに無理矢理聞き入れさせれば良いか、と。
――一度歪んだ思考は、中々元には戻らないものですね、なんて。 そんな苦笑と共に、医者は伸ばした手を引いただろうか]
(90) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 14時半頃
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[引こうとした手を掴まれ>>93、体重を掛けられれば、反射的に腕に力を込めて、結果的には彼が起き上がる手助けを。 寝ない、という彼には一言、"倒れても知りませんよ"、と忠告だけは投げておいたけれど。
手を持ち上げるのも億劫な癖に、と先程ぱたりとシーツに沈んだ腕>>92を思い起こし。しかしそれでも起きると言うのなら、勝手にすれば良いと、それ以上は口を噤んだ]
………、
[彼が起き上がったのを確認すれば、握られた手を軽く振り払う。 促される声にやはり沈黙を続けながら、対面に座る相手の瞳を何の表情もなく暫く眺め――しかしやがて、ふ、と小さく笑った]
…じゃあ、一つだけ。 その耳、開けても?
["聞いてくれるんでしょう"、と。目を細め、何処か投げやりな眼差しを向けながら、形だけの質問を。 ポケットから乾いた血の付いたピアスを取り出し、指先で弄りながら、相手の耳へと視線を向ける]
(94) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 18時頃
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君のせいで、付ける場所が無くなってしまいましたから。 代わりに付けておいてくれますか。
["人の耳を引き千切った責任くらい取って下さいね"、なんて。そんな何とも自分勝手な要求と共に告げた言葉を、彼は拒絶するだろうか。 ――否、きっと拒絶するだろう。妙に確信めいた考えに小さく肩を竦めながら、手の中にある赤い石を見つめる。
そもそも万一受諾されたとしても、もしかしたら、知らぬ内に捨てられる可能性だって十分にあるだろうに。 なのに、何故。手放そうと思うたのだろう]
……一応、大事な物なので。 無くさないで下さいよ。
[言うた後には、苦笑をひとつ。 嗚呼、こんなただの"口約束"に、何の効果もある筈が無いのに。 拘束力も何もない、こんな意味の無い約束を交わした所で、何の保証も無いと言うのに]
(95) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 18時頃
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(……馬鹿らしい)
[――そう、思うのに。 もう笑みを浮かべる事すらせず、相手の顔を見ることすらせず。手の中でピアスを弄びながら、軽く目を伏せて返答を待つ。 彼がもし、自らの意志で捨てたのであれば。それはそれで――構わないか、なんて。 浮かんだ自分の考えに、少なからず驚愕しながら。
拒絶されたならば、無理矢理にでも開けてやろう。そう、思いはするのだけれど。 嗚呼、どうにもそこまでの力が出そうにないのは、この耳と、頭の痛みのせいなのか、それとも]
(どうかしてますよ、我ながら)
[――ほんの少し、針の先程度に抱いてしまった…期待の為だろうか]
(96) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 18時頃
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