人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点: 人

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【人】 道案内 ノックス

―サルビアブルー/居間―

[夢を――見ていた気がする。
 トレイルとニコラと、フキノトウを探していた。
 主に掘るのはニコラ。トレイルはきょろきょろと辺りを見渡している。
 すぐ足下にあるのに、見付けられないでいる。

 そんな二人を見て、今日もかわいらしいと溜息漏らす。

 ――たくさん見つけたよ!

 そんなニコラの声が、して。
 駆け寄ってきた二人を、抱き締めて―――]

(0) k_karura 2014/11/26(Wed) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……

[瞼を開けると薄暗がり。
 傍らの栗色と金髪を撫でると、ごそりと髪が抜けた。]

 ……トレイル。

[瞼を押し上げると、既にシノワズリは濁っていた。

 違う。こんな色じゃない!

 3本の指で摘まみ出す。指先が沈みそうになる。そのまま掌に乗せ、器を探す。ぐずぐずになったシチューの残りに乗せ、啜った。
 奥歯で噛むと僅かな抵抗の後に潰れる。

 あぁ、こんなになっても。]

 トレイル……

[君は、美味しいままだ。]

(1) k_karura 2014/11/26(Wed) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……、……。

[はふり。吐息の白はすぐに消えた。

 好きだから、食べてしまいたい。

 食べて欲しかった。

 腹を満たすものは愛情。
 恋しさが募り、欲を示す。]

(2) k_karura 2014/11/26(Wed) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……っ

[よいこだね、と頬にキスをし、ソファに横たえた。その眼窟から零れ出すもの。勿体無いと孔を、塞ぐ。]

 ――!  、 ……

[こ削げきれなかった塊が粘膜に纏わりついた。骨の縁に擦り付けるようにすると、痺れるような快楽を生んだ。押し入れる度に先が柔らかなものに触れる。肉壁とは違った感触に息が上がる。]

 トレイル、トレイ――ル、
 と、れぃ る……

[特別と決めた名を呼べる幸せに、ノックスは背を震わせた。*]

(3) k_karura 2014/11/26(Wed) 17時半頃

ノックスは、ホレーショーの肩を叩いた。

k_karura 2014/11/26(Wed) 21時半頃


【人】 道案内 ノックス

―サルビアブルー/居間―

[階段の下でトレイルが遺した手紙は、彼自身の血で塗り潰された。

 その、流された場所を手でまさぐる。乾燥した血は手に付着せず。
 そういえば、まだ触れたことのない場所だったと、指を沈めた。]

 ……トレイル。

[浮かぶのは自嘲。生前に此処迄を教えていたら? 夢想と現実は異なる。夢想の中でなら、何度でも奪ったのに。]

(12) k_karura 2014/11/26(Wed) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル。

[名を呼んで。]

  トレイル…

[好きだよと言って。]

   トレイ、ル…

[君だけを感じて。]

    ト レイ ル……

[気持ち良いと、音で伝えて。熱で伝えて――…]

 …――ッ!

(14) k_karura 2014/11/26(Wed) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

[押し拡げるには無理矢理な。
 あまりの窮屈さに、すぐに果てる。

 腿へと垂れ落ちた白は、酷く穢らしいものに見えた。*]

(15) k_karura 2014/11/26(Wed) 22時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

k_karura 2014/11/26(Wed) 22時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ココア/居間―

 ………トレイル?

[あぁ、耳を塞いでやらなければ。
 彼は雑音が嫌いだから。

 窓を叩く風の音が弱まった気がして。あぁ、鍋を作ろうかとソファから離れた。
 火を起こすには時間がかかる。灰を退かせて、種火を投じて。

 待つ間、ニコラの腕を1本落とした。トレイルの腕はどうしよう。
 ちゅ、ちゅと口付けを音にする。]

 トレイル。……? ――、トレイル。

[どうしたの? 問い掛け、じっと見詰めても。空洞は何も映さない。]

(68) k_karura 2014/11/27(Thu) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

 !

[扉の開く、音がした。>>63
 ふらと入り込むのは赤髪の。
 ……プリシラ?

 安堵と共に疑問が浮かぶ。解消してくれたのは彼の独り言。
 彼の口許を見れば、照り返しのせいだけではないと知る。]

 ――っ!

[視線が合う。>>64

『バーナバスを、どうかしたの?』

[衝動のままに。音にならない言葉を伝えたものの。プリシラは行ってしまった。

 床に着いた火を消そうと毛布を掴み――…止めた。]

(69) k_karura 2014/11/27(Thu) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[服を整え、プリシラの後を追う。
 邪魔をすることになるが、プリシラの肩を叩いて気を引かせ、バーナバスを指差す。

 流れる血。落ちた矢の赤羽。

 ノックスは笑った。声を立てず、胸内で。
 あれは人でなくなった。ただの獣になった。いつか狩られるだろう。同族に。或いは――…。]

 ……。
 
[彼の様子を伺ってから、バーナバスの手首に触れる。生きているか、弱っているか。矢傷に破いた服の一部を押し当て、強く押し、プリシラの手をそこに重ねて。]

『急げば間に合うかも、知れない。
 縫合して、街へ降りよう。』

[床に文字を綴り、提案をひとつ。*]

(74) k_karura 2014/11/27(Thu) 11時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

k_karura 2014/11/27(Thu) 11時頃


【人】 道案内 ノックス

[意思を確認してから、ノックスは居間に戻った。案外火の回りが早い。

 テーブルクロスに包んだのは、二人分の皮膚と、トレイルの身体。

 冬服を着込み、荷物を背負い直した。壁から掴んだ外套は、3人分。
 自分だけが遺されるとは思わなかった。止めた足を、動かす。]

(81) k_karura 2014/11/27(Thu) 12時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……

[バーナバスとプリシラの元へ戻ると、裁縫道具を傍らに置き、二人の手を取って強く握った。]

『……生きよう。』

[そして。此処ではない何処かで、死のう。訴えるように。フロスティブルーは晴れた冬の空色。*]

(86) k_karura 2014/11/27(Thu) 13時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

k_karura 2014/11/27(Thu) 13時頃


【人】 道案内 ノックス

―ブルー/それから―

[灰色の瞳の少年と、琥珀の瞳の少年と。寒さにかじんでいたノックスの両の足を擦っていた彼等を制し、手招きをする。おやすみのキスを交互に。]

『『ノックス、おやすみなさーい!』』

[扉が閉まり、ぱたぱたと足音が遠ざかっていった。

 旅を止めて工房を構えても、同族の少年たちが弟子入りをして、大人を迎えていく。作品は生まれ、愛されていく。]

(100) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[眠りに就く前に、ノックスはオルゴール箱を鳴らした。

 ひとつめ。黒漆で装丁し、小さな黒曜石を幾つか散らしたもの。流れる曲は、ドナウ。

 彼を、トレイルの代わりに喰らうことを躊躇わなかった。体を繋げ、愛を囁き、口を赤に染まらせることを厭わなかった。

 ただ、安らぎを願う。]

(101) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[ふたつめ。灰色の空に、星のような細かな金色。
 山小屋から持ち帰れたのは、ほんの一部でしかなかったけれど。

 彼は、生き延びた今のノックスを見てなんと言うだろうかと思う。愛し子の1人。可哀想だと笑うのだろうか。

 ふっと小さく笑い、頭を枕に乗せた。]

(102) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

[そして最後に。]


 ……トレイル。

[栗色に染めた皮膚と、シノワズリの瞳を持つ小鳥。
 箱の表層を撫でて、口付けた。


 存在を喪ってもなお、彼は居続ける。悲しむ気持ちはもう消えた。

 ただ、慈しみだけが残る。*]

(104) k_karura 2014/11/27(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

―アンティークブルー―

[時折、傍らに誰かの気配を感じた。1人で居るというのに、独りではないような。]

 ……トレイル。

[そんな折りは、決まって彼の名を呼んだ。チャンスをあげると、枷を残した愛し子。

 自分1人だけを選んでと、渾身の叫び。

 そんな愛しい最期の願いを、どうしてむげに出来ようか。喜んで枷を首に嵌めよう。

 君の名以外を、音にしないように。]

(114) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

『おはよーございますー。ノックスー? あれ?』

[―――耳元で叫ぶその声は、ノックスにはもう届かなかった。**]

(116) k_karura 2014/11/27(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

―    ―

[喉に違和感を感じ、ノックスは首に手をやった。

 真っ暗の中に響く鎖の音。
 あぁ、これは枷なのだ。

 鐘なのだ。

 君が、君だけが一番だよと、告げるための。]


 トレイル……

[ほぅら。4文字しか、紡げない。]

 とれいる。

[囁きはノクターンのように。*]

(130) k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

k_karura 2014/11/27(Thu) 18時半頃


【人】 道案内 ノックス

[ぺたり。
 足跡を残すように、歩く。

 大事なものを全て受け渡した。
 あとは、言い付けを破らないようにするだけ。]

 ……トレイル。

[そうすれば。あぁ、昔聴いたような……。>>183

 トレイル。

(185) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[近寄る程に形は色がはっきりと見えてくる。

 ふわと柔らかな栗色と。シノワズリ。
 淡い桃色の唇から零れた音は――…天上の。]

 ………っ

[背中が震えた。ノックスは、駆け寄り、腕を伸ばす。
 あぁ、かみさま。彼に声を、歌を戻してくれたのですね!]

(190) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[そうとも、ずっと呼んでいた。君の名前だけを。
 もう枯れてしまったはずの涙で目頭が熱くなる。]

 ……

[歌は聞きたいけれど。平等な導きはどうだろうと、少し困った表情を浮かべる。]

(192) k_karura 2014/11/28(Fri) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……!?

[確かに、抱き止めたと思った……のに。
 指差された天を仰ぎ、目前のトレイルを見遣る。

 どっちか、だなんて。


 天を向いて]

 トレイル。

[目前の彼に]

 トレイル。

[どちらも君だから。両方。ぜんぶ。]

(196) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[歌が、変わった。あんなに退屈な歌なのにと、遠い昔に感じたのに。

 今は心を満たしてくれる。

 階段の下に落ちた君を見て。
 冷たくなった君を抱いて。

 瞼の裏に焼き付いた姿を想い、名を紡いできた。

 そう、欲張りなんだ。君と再び逢うために。
 生きて天寿を全うしたのだから。

 白羽に目を細め、ノックスは微笑む。
 叶えてくれると、君が言うから。]

(200) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル! ……トレイルっ。

[愛おしさが募る。
 飛び込んできた体を抱き締める。
 腕の中に在る温もりに、すりと頬を寄せた。


 一番。一番特別。
 鼓膜を震わす最愛の、声。

 もっと言って。もっと、僕の名前を歌って。
 ねだるように唇を指でなぞり、慈しみのキスを、一番の君に。*]

(201) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[全人の為の、天界にあるべき声は。
 いま、一人の男の名を歌っている。

 声に含む幸せは傍にいれば移るもの。
 名を呼ばれる度に、うんうんと頷いた。

 指先に痛みが走るも眉を寄せただけ。]

 ……トレイル。トレイ、ル

[返事の代わりに、何度でも名を呼ぶ。
 可愛いおねだりは、許してあげないと。
 あぁ、君の全てが愛おしい。**]

(205) k_karura 2014/11/28(Fri) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

―バーミリオン/山小屋―

[プリシラは泣いていた。>>207
 バーナバスに纏う死を感じて。

 幼馴染みに射られた矢が粛清の矢だとしても。フィリップに、誰を裁く権利があるというのか。

 唯一の保護者を奪われた自分と姿を重ね、ノックスは息を吐き、決意する。

 ――生きよう。
 ――生き続けよう、と。]

(216) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[プリシラの反応は薄かった。>>209
 彼の世界には、バーナバスしか居ないのだ。そう思うと、尚更必死になる。命の漏れ出す穴を縫い合わせ、命を繋ぐために。>>134

 何度も何度もバーナバスを呼ぶ声。>>210
 衝動を抑える為だろう唇を噛む様。>>211

(217) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[プリシラを待つ間、手を染めたバーナバスの血を舐め取った。
 さっぱりとした甘みがあるのを確かめる。>>213

 ‘良い大人’から、少年時代の表情に戻る。バーナバスから貰った黒曜石のペンダントをポケットの上から抑えた。爪の代わりにしたものだ。石には罅が入ってしまった。

 それでも夜は焔光を浴びて、美しい。]

『馬鹿バーニィ。
 置いていかれる方の気持ちを、いい加減分かれって。

 僕は……プリシラの分も渡したんだ。まだ仔狼の彼に教えなければならないことが、山程あるだろう?

 だから、だから――…』

(218) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

【人】 道案内 ノックス

[布を引き裂き、身体を支えるための紐を作りながら。>>132>>135
 ノックスはバーナバスの生きる意志を、願う。彼は今でも、ノックスの明かりなのだから。

 胃を満たしている愛し子たちの愛は、きっと彼等を、ノックスを生かすために在る。**]

(219) k_karura 2014/11/28(Fri) 10時半頃

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