270 食人村忌譚
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人
狼
墓
少
霊
全
ゆりに7人が投票した。
ススムに3人が投票した。
錠に1人が投票した。
ゆりは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
エツコが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、イルマ、ミナカタ、ススム、錠、イスルギ、志乃、リツ、鬼丞、源蔵の9名。
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時頃
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うん…… 櫻子は……きっと……喜んでる……
(あなたは後を追うのだもの)
[ユリが包丁を手に取り心臓を取りに行っている間、>>247 志乃は目を盗んで手を懐へと入れる。 。 さりげなく懐に携えた袋からトリカブトの根を少し頭蓋骨の中の脳髄に入れれば、彼女がお皿に乗せて持ってきてくれるまでをじっと待つ。 彼女の気遣いに志乃の顔は緩むことも無い。彼女が動き出し、食べるその時まで、ひたすら硬い表情で緊張の面立ちで見守っていただろう]
そうだね……幸せに産まれ変わってくれますように……
……ありがとう、じゃあ一緒に頂きます。
[手を合わせて心臓を噛みながら、視線はずっとゆりの動作をおっていく。食べるそのときまで目が離せず、彼女が頭蓋骨より脳髄を啜るのを確かめると、今か今かと"その瞬間"が訪れるのを待った。]
(0) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時半頃
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[神様というやつは、いつだって気まぐれだ。 願ったところで、叫んだところで、 決して叶えてくれることはない。
それを、私は身を持って思い知ることとなる。]
(1) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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[石動と錠の家に泊まり込んだらしい彼は、 一晩中姿を現すことはなかった。
故に、妹―巫女との約束を、 儀式を果たすこと叶わず、眠い目を擦って 朝を迎えた私の前に在ったのは、信じがたいもので。]
……うそ。
[彼は、一晩中、石動の家にいたはずだ。 誰も出てくる様子はなかった。 足音も、ましてや、車いすの音も聞こえなかった。 酷く、静かな夜だった。
それなのに、ゆりも、江津子おばさんも、 二度と動くことはなくて。]
(2) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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ねぇ、なんで。 誰が、どうして。
[誰かが運んできてくれたのか。 茣蓙に包まれた二人に私は駆け寄った。 二人がどんな姿だろうと、厭わない。
巫女のように、その場を取り仕切ることも、 泣くことも出来ず、唯、私は、 二人のそばにしゃがみ込むだけ。**]
(3) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 01時半頃
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―――トリカブトの毒―――
[古くから人に知られて利用されてきたトリカブトの毒は、種類は様々なれど即効性の毒を持つ。 多くは殺害と農薬、そして毒を弱めて薬として使われてきたが その致死量は一グラムで済む。 心臓麻痺、呼吸障害、臓器不全、意識低下、症状が軽ければ嘔吐を伴うが、摂取してから数十秒で心肺が停止する。
ユリが脳髄を啜り、あれと思う頃には一気に胸が絞まる苦しさを覚えただろう。]
(4) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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―夜― [>>3:251想像がつかないのは、ススムもまた同じだ。 自分が村人の感情を理解することは、この先も無いだろう。 人間として、自覚した自分と彼らは、違うものだから。 ただし、想像して寄り添う振りは出来る。 其れを慰めていると言っていいのかどうかは、甚だ疑問だ]
車椅子を押して歩いただけでは お世話したなんて、言えませんよ……?
[>>3:252あとは食事を作って一緒に食べたくらいだ。 同じ部屋、兄弟の横で小さく丸くなって眠るススムは その晩起きている間、兄弟二人の話を昔話などを聞き 寝ずの番をと言いながら、うとうととまどろんでしまう。 警戒を怠らぬ姿勢と、未熟な幼さを持った少年の姿。 其処から錠の心情がどちらへ傾くのかは、あずかり知らぬ事]
(5) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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[愛理を殺したのは、確かにススムひとりだった。 けれど 思考を持った人間は、一人ではない。 村のありように疑念を持たせれば 巫女すら殺す、者も居る。
何より 己の思考に答えを見出す手伝いをしてくれた あの人なら、きっと任せてしまっても問題ない。
安堵故に 一晩寝ずの番をして、信頼を得ておく心算が 舟をこぎ、ついには眠ってしまう事になった。 横になったススムは、小さく丸く身を縮めて眠る。 まるで母親の中に居る胎児のように**]
(6) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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ふふ………あははは!!
[志乃は隠しもしない、誤魔化すこともしない、ようやく訪れた瞬間に顔が歪み、安堵しながらゆりを嗤う。]
苦しい?? 嬉しい? 櫻子の脳髄スープで死ねるのよ?良かったじゃない! 何が儀式が終わるまでよ! あなたが死ねばすぐ平和になるわ!この偽巫女!!
[そう罵って立ち上がった志乃は、苦しむゆりの顔を蹴飛ばしていく志乃は言う必要があった。誰かに見られる必要があった。 ゆりは毒を盛られた、だから食べられない そう認識させる必要があるのだ。
そして私は咎人、これで殺されようと私は食べられる。 生まれ変われる自分に比べれば、なんと愉快なことだろうか。 巫女からも輪廻からも蹴落とせたのだから]
(7) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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良かった……ちゃんと儀式も終わるわね…… さよなら……ゆり姉
[それからは志乃は一気におとなしくなり、取り押さえるものが現れたなら抵抗せず素直に従い、見ているだけならばゆりをそのままにして家へと、問う者がいたならば、その日は咎ヒだからと告げてやはり帰ろうとしただろう**
(8) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 07時頃
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− 回想 −
[間近で容の姿を見れば、髪の色、瞳の色は 俺のものと似ている以上の感覚を齎した。
しかし理解と納得は違う。
この村で明確に父親だと名乗れる存在がいると 思ってもみなかったから当然だ。
赤子は何度も抱いたこともあるが、 成長しきっている容はそれ以上に触れたら 壊れてしまいそうで、結局彼女の助けになるような 事は出来ないままだっただろう]
(9) 2017/11/29(Wed) 07時頃
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[親として巫女の代行として儀式を任せられた 容を誇りに思うべきなのだろうが、 事件の現場近くにいた彼女がこれから何を しようと言うのか胸騒ぎだけが止まらずに。
だが情けない事に阿保からまだ成長出来ずに、 容を危険に晒す可能性を許したゆり様からも 危険に向き合おうとする娘からも それを守ろうと動く江津子さんからも、 男は目を背け、 その夜は逃げるように自宅へ閉じこもっていた**]
(10) 2017/11/29(Wed) 07時頃
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―昨夜のこと― [集会所を出る前、ゆりは無事殺された。 志乃の声>>7は宴間にまで届いていて 彼女の”偽巫女”という言葉に、ススムは酷い満足感を覚えていた。 彼女が巫女であろうがなかろうが、どうでもいい事だったが、信頼していただろう村人に裏切られる様は、爽快だった。 姉を裏切った妹の末路だ。 そう思っていたから]
――毒入りのスープで、殺したのか。
[予想外だったのは、巫女が食えぬ状態になっていた事。 次にこの村へ生まれてくる事が無いようにと 其れを望んだ志乃のあり様は、人というよりもこの村の住人として巫女を手にかけたのだと、そう思えた。 嗚呼、志乃は人間ではなかった。残念だ]
(11) 2017/11/29(Wed) 09時半頃
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[彼女は救うべき人間ではなかった。 なら、予定通り処分しよう。 幸いな事に、集会所で志乃の声を聴いたものは自分だけではない。 村人たちがアレを聞けば、気が触れたか彼女こそが下手人だと思い込むやもしれぬ。 何より、村人にとって巫女殺しは重大な事件だろう。
その日、ススムが志乃に声をかける事はなかった。 帰ろうとする姿をちらりと見かけたその時に 尊敬すら混じるような眩し気な眼差しを向けただけ*]
(12) 2017/11/29(Wed) 09時半頃
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―翌朝― 昨夜は泊めてくれてありがとうございました。 僕はいったん自分の家に戻ります。
[朝身支度を簡単に整えた後、ススムは石動と錠に頭を下げて家路につく。 まだ皆が起きだすかどうかといった頃合いだ。 道中酷く静かな中、豚小屋の様子がおかしい事に気づいた。 世話をする村人は未だ起きていなかったよう 小屋の一角に集まる豚が食しているものを見て ススムは言葉を失った]
――――江津子さんじゃないですか。 おはようございます。 豚に食べられても、転生というのは出来るんですか? ……なんて。聞いても応えてくれませんよね。
[はらわたは、豚が食っていた。 捲れた腹の皮膚を咥えた豚が、一頭此方を向いた。 雑食とはいえ、人までも食べるのか。 ともあれ、見つけてしまったからには誰ぞに知らせねばなるまい]
(13) 2017/11/29(Wed) 09時半頃
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[江津子が豚に喰われている。 その情報だけをもって、ミナカタ、丞、リツ 彼女を担げそうな村の男たちを探して走る。 江津子を助け出して欲しい、などとうそぶく為に。
石動兄弟と源蔵にまで知らせる事はしなかった。 兄弟の家から出てきたのを引き返すのが面倒だったし 錠や源蔵の身体では、江津子は運べまい。
皆が集合するころには 集会所へ江津子の身体が運べた事だろう。 豚に喰われた女の身体は、何処まで残っていた事か。 首が胴と繋がっていたなら、荒縄で絞殺された痕が見えたろう。 毒で死に、喰えぬ状態のゆりの傍に並べ どうやって弔うの、と皆へ視線を投げる。
やり方が違うものの、どちらも食えぬ状態だった。 ススムにひとつ、疑念が生まれる。 あの人はなぜ、豚小屋に放り込んでしまったのか**]
(14) 2017/11/29(Wed) 09時半頃
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―その夜―
[容が夜へと溶け込んでいく>>3:233 その背が消えたのを確認すると、物陰から姿を現した 選んだのは、容が儀式の見届け人の任
もし、この夜までにリツと話す機会があるならば、 今宵は哨戒の役目を果たせぬことを詫びていたことだろう 理由は包み隠さず話したはずだ 巫女直々の命により、見届け人を託されたのだと
役目は、あくまで見届け人 だから、執行者である容の前には現れない その執行を妨げられる事態が、起こらない限り*]
(+0) 2017/11/29(Wed) 19時半頃
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―最期の夜―
[容の姿が見えなくなり、消えた方面に向かおうとした時、 声をかけてきたミナカタ>>*5に気がついた 日中もそうだった>>3:162けれど、言葉から察するに、 見回りのことは誰かから聞いているようだ]
無理のできる歳ではありませんが、 できる限りのことはやっておきたいんですよ ミナカタさんこそ、こんな時間にどうされたんですか?
[容の判断が正しければ、無理は、今日で終わるはず だからそう問い返して、帰ってきた言葉>>*6に苦笑した]
(+1) 2017/11/29(Wed) 20時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 20時半頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 21時頃
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― 昨日のこと ―
[唐突に響いた嗤い声。>>7 すぐに駆け付けることは叶わず、漸くその場にたどり着いたときには、すでに事が収束していただろうか。]
毒殺……。 そしたら、ゆりの身体は……肉は……
[流石に、食べるわけにはいかないだろう。 しかしだとすると、彼女は、輪廻から外れてしまうことになるのだろうか。]
………………。
[憐れみ。 だが同時に浮かぶ、安堵感。 それを押し殺すように、黙り、しばし兄の服の端を握っていた。*]
(15) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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―回想:昨日の夕刻―
[突然伸ばされた腕>>3:241に、私の身体は呆気なく捕まった。 彼の顔を振り仰ぐ。焦茶の髪と瞳―同じ色が写る。]
……変なミナカタさん。
[けれども、何か用事があったという訳でもないらしい。 笑みを零しつつ、私は再び駆け出しただろうと思う。
何故だろう。離れる腕に名残惜しさを感じたのは。 きっと、その瞳に、体温に、 毎晩のように見る夢を思い出したから。*]
(16) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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―朝:集会所にて―
[昨日の夕刻には席を外していた私は、誰かの話を聞く。 曰く、ゆりは、毒を盛られたらしい。 江津子の方も――。 凄惨な姿から、咄嗟に目を背ける。見ていられない。
裁定者であった巫女は、もう口を開くことはない。 誰も、何も言いださないようであれば、 ぽつ、と、口火を切るのは私になったかもしれない。]
(17) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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……全部は難しいとしても、 薬で煮たりして、手とか、足くらいは食べられない?
[ミナカタがそこにいたなら、 彼の方を振り仰いで、問うただろうか。 きっと、難しいというのは分かっていながらも。
あぁ、それでも、どうにかして 彼女らを無事に送りとどけなければ。 今の私にとって、それだけが支えだった。]
(18) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[手が震える。 村の心の拠り所であった巫女が――妹が死んだ。 唯一信じられる相手だった江津子まで、 無残な姿で横たわっている。
昨日までの熱に浮かされたような高揚はない。 疑っていた相手の無実を、 自分の眼で確かめたのもあるかもしれない。
鉛を飲んだかのように、胸が重い。 私は一体、何を、誰を信じればいいと言うのだろう。]
(19) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[沈黙が、重い。 何にせよ、このままという訳にはいかない。]
食べられる部分を除いて、 あとは……燃やすか、埋めるか。 そうするしか、無い、の、かな。
[今まで生きた中で、 こんな姿に成った者を弔った経験もなく、 私は、ただ、知識が深そうな者たちに 知恵を乞うばかりだったろう。*]
(20) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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― 昨夜・自宅 ―
[>>5進を伴い、自宅へ戻ってからも、志乃についてもゆりについても、自分から話すことはしなかった。 ただ、これで、下手人が誰なのかは分かった。 明日の”儀式”は、志乃で執り行われることになるのだろう。]
……あぁ、兄さん、そういえば。
このあいだ、進くんに家まで送ってもらった時にさ、話したんだけど。 進くん、まだ脳髄を食べたことがないって言っててね。 だからさ、もし僕が死んだ時は、一番は勿論兄さんだけど、もしよかったら、僕の脳を彼に半分分けてあげてくれないかなぁって。
[兄と進の間で交わされた会話など知らずに。 屈託なく笑い、話す。]
(21) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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― 昨日、集会所にて ―
[狂ったように嗤う女の声>>7 その声に呼ばれるように現場へと駆けつければ。 苦しむゆりの姿と、それを罵倒しながら蹴りつける志乃の姿。]
ゆり、毒を飲んだのか。
[苦しむゆりの傍へ屈みこみ、その身体を抱き寄せ背中を擦る。 無理矢理に吐かせ、胃を洗浄すればまだ間に合うかもしれない。 だけどそれはさせない。 狼狽えたような顔と態度を作って見せて、ゆりの身体を抱きしめる。 まるで誰にも触れさせまいとするように。 それは弟に服の裾を握られて、意識をそちらへと戻されるまで続いた*]
(22) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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―― 昨夜:けたたましいわらいの ――
[>>0>>7 その声を、男は集会所で聞いた。 男一人ではなかったろう、けれど、全員がいたわけではなかった。朝がきて>>2>>3人の、巫女の死ぬを知ったものも、少なからずいたはずだ。
重い、鈍い音がして、笑い声。 狂乱じみた、おんなの、どこか解かれたような、声。]
[眉根が寄る。 昨日、場を容易に貫いた>>3:103声音と同一で、 いまもまたそのおんなの声は、容易く、刹那のしじまを産んだ。]
(23) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[その場に訪れたのは、いの一番、ではなかった。 もっと早く訪れたものも、 実行者――志乃を抑えんとしようとしたものがいるなら、きっといただろう。
毒もて殺した。 それを知って、男は、動きを止めて >>7集った人間に見せつけるようにされた巫女の顔を、]
どく
[見て、つぶやき、]
(24) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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[袂に手を突っ込んだ。 研がれた短刀、 それをもち
もったところで意味はなかった。 た、 っと常のごとく大股に 巫女のわきを過ぎて >>8実行者たる志乃のもとへ早足に
鞘をもったまま、それをおとすこともせず 顔面へ振りぬいた]
(25) 2017/11/29(Wed) 21時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 21時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 21時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 22時頃
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[>>20燃やすか、埋めるか。 人の集まる中、容の声が聞こえる。 ススムは穏やかに、信心深さのある村人を装い告げる]
彼女が今度は正しく転生出来るように 僕の知ってる弔い方は出来なくても
想いを込めて葬る事は出来ると思う。
方法は、考えなくちゃ、だけどね。 食べれば、自分も死ぬ。
[さあ、どうする? と 問いかけるような眼差しは、彼女が知るススムのものだ*]
(26) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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なにを仰るのかと思ったら…… 本当に、しっかりされてください 阿呆の子のままでは、いけませんよ
[二十幾つも上の女に、冗談なのだろうとは思っても、 微笑まし姿に、緊張の糸もふわりと揺るぐ きっと、彼なりに気を使っているのだろう 籠の薬草に目をやりながらも、それでも、と横に首を振る]
お気持ちは、本当にありがとうございます ですが、私にはやらなければならないことが、ありますから
(+2) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[ミナカタに礼をしながら、思う たった一言で>>0:70、少し彼を見限り過ぎていたのかもしれない
あの夜、ミナカタに問おうとした>>0:113続きは、 『それを言われた私が、今どう感じているか分かりますか』 といった、皮肉交じりのものだったはずだ 分かるはずがない、どうせ異界のこの村で死ぬのだと、 投げやりのような答えを返した>>0:115けれど あの時に飲み込まずに問いかけていれば、 もう少しだけ、話を続けることができたら、 案外、違いを乗り越えて分かりあえる相手だったのかもしれない
もっとも、それ以上を想像するには、 錠の言葉>>2:123を借りる訳ではないけれど、 『後10年遅く生まれていれば』の仮定も、 付け加わっては、いただろうけれど]
(+3) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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それでは、失礼いたします
[温かさを感じた対応に、あてられてしまったのだろう ずいぶんと過去を振り返った後、 そう言って、先へ進もうとミナカタに背を向けた瞬間
喉元を絞める、強い圧迫に襲われた]
(+4) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[息ができない 血管が膨張し、顔に燃えるような熱がこもっていくのを感じる ふわりと、背後に浮き上がる体 とっさに、何かにつかまらなければと思い、 手を振りまわし、足をばたつかせたけれど、 なぜ、そう思ったのかは、自分でも分からない
絞められている 殺されようとしている そう気づくのに時間がかかった 相手は誰だ この背中だ
この背中は――――見ずともわかる、ミナカタだ]
(+5) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[ミナカタだ 下手人なのか いや、今それはどうでもいい 苦しい 確かなこと 抵抗しなければ殺される]
『江津子さん、江津子さん。 俺はあんた嫌いじゃなかったよ。』
[酸欠に震える指で、鉈の柄をなんとか掴む 視界が赤い なぜ赤くなる なんで抜けない こんなに長い]
『母親の匂いがして嫌いじゃなかった。 俺の仔を生んでくれてありがとう。 でもそれはこの村で産んじゃいけなかった。』
[抜けた 斬らなければ でもどうやって 容さんのことを言っている 礼を言うのにいけないってなに そうだ 上から 肩を超えて背面を斬りつける 振るう 振るう 2度 3度]
(+6) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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『俺の仔なら、よその世界で産まれなきゃ。 あれは俺の罪だ。 責任は取るから安心してくれ。』
[当たっているのか、分からない あの子は決して罪じゃない ただ、こんな体制からじゃ、軽傷を負わす程度しかできない
私は、責任を放棄した 託して逃げた 目が痛い 飛び出そう そうだ、この縄を――――]
(+7) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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『この村じゃなかったら、俺は江津子さんを殺さなかった。』
[腕はもう動かない 背中の体温も感じない すべての感覚が閉ざされていく中、 最期に、聴覚だけが残っている]
『でも変えられない。』
[――――変えたかったんですか 闇に溶けて行った容>>+0のように、 そんな無意味な思考もやがては潰え、
最期の感覚が、消え去った――――*]
(+8) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[志乃を抑えるものがあろうと 男がそこへ至るを止めることはできなかったろう。 けれど、志乃の横面めがけた振りぬいたが当たるかは別の話だ。
身丈の差があって、息だけを荒げた男は、]
巫女殿の腹をあらえ 口か、胃か なにを抉れば間に合う まだ間に合うか
[振りぬいたものの結末を見届けることなく、 死んだ巫女の、巫女の肉に毒回るかを 言葉にした。
知を仰ぎ、薬師の名を冠した姿を探すが いようがいまいが>>22死んだ巫女を抱える姿を見、 低く詰る言葉を吐き捨てた。]
(27) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[肉に毒が回るを防ぐ手立てのあればそれを行おうとした。内臓のとるが必要ならばそれを。胃に水注ぎ込むが必要であればそれを、しようとして、 邪魔だと思えば足癖悪く蹴りつけるもいとわない様子だった*]
(28) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 22時頃
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[その夜。 膝の疼きで、眠りは少し浅かった。 幾度か目を覚ましては、そばにある兄の体温を求め、またゆっくりと眠りに落ちるを繰り返した。 そしてそのたび、寝ずの番をするのだと言っていた進の様子を、ちらりと覗き見もしたのだが……。]
(…………ねてる……)
[幾度目だったか。 いつの間にやら、彼はうずくまって眠っていた。>>6]
(29) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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[子供のような体躯の男に蹴られても>>28よろめきもしない。 動揺して周りの事も見えない振りをして、ゆりの身体を離す事もせず。 その息が確実に止まるまで抱き締め続ける。
腕の中の身体がだらりと弛緩した頃ようやっと腕を離し、床にそっと横たえた。]
ゆり、可哀想に。 ああでも、私はお前が死んだのは仕方のない事だと思っている。 だってそうだろう、疑わしく者は死ぬ。 そしてそれは『儀式』だ。
[志乃がどの毒を飲ませたのか分からない。 しかし内臓はともかく、頬や、脛などの肉はなんとか食べられるのではないかと思う。 食べてやる気はなかったが、巫女であったゆりを食べたい者はいるだろう。]
(30) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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源蔵、これは儀式だよ。 ゆりは尊い死を迎えて、そして食べられて転生をしてまた村に帰ってくる。 だから悲しむ事も憤る事もない、そうだろう?
巫女様を食べるのなら早めに血を抜いて内臓を始末した方がいい。 死んでも暫くは血は巡るから毒は回る。 ミナカタさんに頼んで毒消しの薬草と煮込めば我々が毒にやられる事もないだろう。
もし、毒にやられて死んだらそれも尊い死だ。
[だからそうやって癇癪を起している間に。 早くゆりの遺体をどうにかした方がいいと真顔で告げる*]
(31) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 22時頃
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[下手人は志乃だった。 そしていま、進は、こうして無垢な寝顔をさらしている。
ならば何故、容は、ゆりは、彼を儀式の対象と定めたのか。 それについて、己は何の異も唱えなかった。
……これは、間違いだったのか?
ゆらゆらと渦巻く思考は、また、眠りの中に溶けてゆく。*]
(32) 2017/11/29(Wed) 22時頃
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お前がそうしてるのが邪魔なんだ しゃべる暇があるなら斬れ 胃を抜く
[>>31蹴った意味の通じていない様子に 口早に、みじかく告げて それ以上の言葉が必要であるとは思わないが]
お前は、わかっているのか分からん事いう
[眉根の寄せたまま、言葉を落とし それ以上の無駄口は望むべくではない*]
(33) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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―昨夜・ゆり様の死― [それは突然だった 集会場に響くシノの笑い声、苦しげに呻き出すゆり様]
な、何が…… ゆり様……シノ…… ……いったい――
[一体何が。考えた所で鈍い男には分かるはずもなく ただ、呆然とその出来事を眺める事しか出来なかった]
(34) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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源蔵は、適切に腑分けが可能そうなものに内蔵をとるは任せたいところだが*
2017/11/29(Wed) 22時半頃
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―夜中― ん、そういや。見回りは止めになったんだっけ…
[ゆり様の死後の一悶着も落ち着いた頃、昨日のように見回りのために外へ出たが、いくら待っても江津子さんは来ず そういえばと、今日は見送ると聞いた事を今更ながらに思い出す]
どうするかな。元々二人別れて回る予定だったし 一人で回ってもいいんだけど……
[なんて考えもしたのだけれど、昨日の疲れもあり、ふああと欠伸が漏れて]
まあ、昨日も平気だったんだし、今日は寝とくか
[そう決めると、その日は自宅へと帰っていった*]
(35) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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エツコは、豚に食べられている**
2017/11/29(Wed) 22時半頃
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− 回想・昨夜の事 −
[一応薬は足りなくならぬように用意をしていたが、 持ってきた薬箱だけでは足りなくなるかもしれない。
源蔵に好きに使えと言った手前、 なかなかの減りに文句も言えない。
どれが足りない、と抽斗の中身を確認している間は 父親だとか考えることなく“ミナカタ”でいられた。
源蔵がわざとらしく呼ぶ肩書が、今の俺の拠り所だった]
(36) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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薬足りないの、作ってくるから。 戻るのは明日の朝になるが、足りるだろ?
[それは主に源蔵や錠に対してだが、 夜中に無くなる事はない量のはずだ。 今年の冬は確り身体を労わらないと 自力で治してもらう事になるかもな、なんて。
掴んで離れた娘の感触から逃れるように>>16 自宅に舞い戻り、錠の軟膏や痛み止め、 鎮静の作用のある薬草を無心に潰し続けていた*]
(37) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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切るのなら源蔵が自分でその持っている物で切ればいいんじゃないか。 生憎私は素手で腹を切り裂ける程に芸達者ではないのでね。
[抵抗もしない、最早ただの肉の塊である女を切り裂く事ぐらい誰にでも出来るだろう。 源蔵の小さな手では苦労するかもしれないが。]
私は何も分かっていない。 分からないからこうやって足掻くし、迷うんだ。
それでも変わらないものも確かにあるがね。
[変わらないものはある。 全ては弟の為。 弟の為と思わせて己の願望を叶える為。 その為に動いている。]
(38) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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錠、ゆりの腑分けを手伝うか? それとも宴間に戻るのなら手を貸すが。
[錠へと視線を向ける。 彼の手はまだ服の裾を掴んでいただろうか。 掴んでいたのならその手をそっと押さえ、撫でる。
大事なものはこれだ、見失ってはいけない。
錠の顔を見ると微笑み。 弟がその場にとどまるにしろ、戻るにしろ己はこの場を後にした*]
(39) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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―早朝― [久しぶりの自宅での穏やかな朝はススムの訪問でかき消える]
おはよう。ススム 俺もそろそろ集会場に向かおうと……
江津子さんが……? まさか……
[告げられる江津子さんの死。数々の武勇伝を持つ彼女が殺されたと 悪い冗談のようにしか聞こえないが、こんな状況でススムが嘘を吐くとも思えず]
いや、分かった。場所は何処だ。案内してくれ
[ススムに場所を聞いて豚小屋へと急ぐ。 他の人も居たのならその人達と共に江津子さんの亡骸を集会場まで運ぶだろう*]
(40) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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[握りしめた両手が震える。 泣いても、叫んでも、誰も助けてはくれない。 問う眼差し>>26も、ただ、いつも通り。 深く、静かな色を湛えているだけで、 答えをくれることはない。
二人の亡骸を眺める。 どうして、こんなことになったのだろう。]
食べられる箇所があったなら、よく薬草で煮て、 ……あとは、
[息を吐く。躊躇いごと、吐き出すように。]
(41) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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あとは、焼いて、土に還そう。 ……仕方ないよね。
[この結論は、間違いではなかっただろうか。 彼女らは恨まないでいてくれるだろうか。 無事に、よき来世を迎えられるのだろうか。
祈るように両の手を組む。 神様は、いつだって残酷なのだけれど。*]
(42) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時頃
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―昨日―
騙されてるのに……何で…… かな?
[苦しんだユリを気遣う兄弟>>15>>22 志乃にはどうしてそんなことするのかわからない。 巫女の振りをした咎人なのに、自分の欲で殺した獣なのに]
私は悪くない…… 正しいんだ……
[言い聞かせるように呟いてゆりを抱く石動を冷たく呆れた目で見る。そのときだろうか――。]
(43) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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―朝・集会場― [集会場に並ぶ二人の死体 毒に侵され、豚の餌と喰われた二人は無事に巡る事が出来るのだろうか
巡りから外れるかもしれないと初めて知って 二人とはもう会えなくなるのかもしれないと初めて気付いて
初めて、死を恐ろしいと思った]
(44) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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……!!
[突然に振りぬかれた短刀の切っ先に、志乃は驚きながら後ろへと倒れる>>23>>24>25]
……あ……はは…… 話にならない馬鹿ばかり‥‥
[志乃はやつれた顔で尻餅をついたまままた嗤う、説得や主張、それを諦めるには十分過ぎるその態度に呆れて、手当らしきことを抜かす源蔵>>27>>28を嘲笑ってゆっくりと、静かに集会場を後にする]
(45) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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咎人だから、殺すだけなのに…… みんな大嫌いよ。ゆりを食べて死ねばいい……。
[聞こえたか聞こえないか囁く言葉は呪いを込めて、家へとフラフラと斬れた頬を抑えながら向かっていく 帰れば、その日は疲れですぐに寝込むだろう。これで2日。 奇しくも最後にまともに食べたのはユリの作ってくれた朝ごはん。*分けられた心臓でさえ彼女が切り取ってくれた櫻子の心臓。*]
(46) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時頃
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―朝・集会場― ああ、俺には詳しくは分かんねえけど、それでいいんじゃないかな 容が、いや、容様が言うなら俺は従うよ
[二人の亡骸の処遇を問う容様に頷いて返す
この村に巫女は必要だ 巫女であるゆり様が死んでしまった以上、姉である容様が継ぐのは当然の流れだろうと]
(47) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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― 夜更ける ―
[櫻子を食べた日。 解体をして弔いを終えれば、蓄えにするための準備は女どもがやるだろうと丞は早々に集会所をあとにした。 水場でのやり取り、ミナカタと容の関係性に思うところはあったものの、それは興味をひくものではなく――血の繋がりは、この村において重要な意味を持ちづらい。それは丞にとっては猶更だ。丞はその夜、己のために刃を研いだ。
守るという意思はなく。 殺すという覚悟もなく。
刃研ぎが持つ意味は、些細なもの。 常の自分であるために。落ち着くために。揺るがされない己を保つために。―――己のために。 夜遅くまで続いた精神集中は、翌朝になれば、その意味をほとんどなくすこととなるが、鶏が鳴くまでは、それを知らずにいた]
(48) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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――朝――
[身体はいよいよ起き上がることすらも拒否するような気怠さを感じている。しかし朝から酷い飢餓感に襲われ、志乃はフラフラと井戸の水をいっぱいに飲み始める]
・・・お腹空いたなあ…… 櫻子の心臓持って帰ればよかった…‥
[このまま集会に向かえばどんな顔をされるだろう。 捕まり殺されるのだろうか。 さすがに躊躇われて志乃は畑に向かう。 涎を垂らし、死の匂いが漂う着物は自分で不快になるほど。 誰もいない芋畑に腰を降ろすと、土から掘り起こしてそのまま齧って食べていく。]
ああ…‥不味い。そうか、洗わなくちゃいけないんだ……
[思考の低下が激しくなりずっと夢から覚めずにぼーっとしている視界。洗えばご馳走になる気がして、いくつもいくつも掘り起こしている。*]
(49) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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[>>38かえる言葉に、 蹴るばかりでなく意が通じてないを知るが 眉間によった皴を深くさせる。
とかくこの場で言葉を費やすより 死した肉に毒回らない対処をするほうが優先された。
>>37毒にも薬にも造詣ある姿はこの場にない、 >>34呆然と立ち尽くしていたリツや、あるいはほかにそこにいたものの力を借りて腑分け――とまではいかないだろう、消化器官の一部を体から抜き出す。 短い時間で、を優先し、あばらを折り消化器官を抜き出した女の死体は、べこりと腹のつぶれた。薄くなった胎を見て、孕む子のいないことを――赤子の恵まれぬを、未熟であるからだと嘆いた声があったなと思いだしもし*]
(50) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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― 昨日・宴席 ―
え……? いや、僕じゃ余計に手間をかけるばかりだから。 皆に任せて、向こうへ戻っているよ。
[>>39腑分けを手伝うかという兄の声、手のぬくもりに、はたと顔をあげる。 そして、ゆるやかに横に振る。
源蔵に切り付けられた志乃は、尻もちをついたまま、まだ嗤っていた。 それがおそろしくて、離れたいのもあったし。 もうただの肉塊でしかないあの女からも、離れたかった。]
(51) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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− 朝 −
[容は無事に役目を果たしただろうか。 役目を果たすとしたら、誰が儀式の犠牲になるのだろうか。
心配ならば見に行けば良いのに、薬を仕分けし 潰す手は止まらない。
それでも朝になれば集会所へ向かう。 いや、向かいたくなくても知らされる。
巫女のゆり様と、江津子さんの惨い死の事を]
江津子さんは恐れられてたから、襲われたのは 理解出来るが……いや、豚小屋は理解できない。
それでゆり様はどうして。
(52) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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毒? 何やらかしてくれてんだ。
どの毒か判るか?
[俺は目が覚めているはずなのに、並んだ2つの 身体はお世辞にも綺麗とは言えず、阿鼻叫喚と 呼べるものか>>14]
江津子さんの身体は泥とか綺麗に、綺麗に落として。
ゆり様の内臓は抜いてあるか?
[このままではどちらも満足に食ってやることは出来ない。 ゆり様の身体は源蔵の処置>>27で 内臓は抜かれていただろうか。
トリカブトが使われたと知ることが出来れば 眉間の皺は更に深くなる]
(53) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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内臓は流石に無理だが……。 時間がいる。
毒を消すんじゃなくて薄める方法。
巫女の肉を時間を掛けて煮込む。 湯を取り換えてじっくり時間を掛けて。
その煮込んだ肉を少量だけ食う。 これ位しかないな。
[それならどうだ?と提案して。 同意が得られればたっぷりの水と薪。 そして内臓から遠い脹脛の肉を削いでやれと]
(54) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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― 翌朝 ―
[いつものように、漬物を一口齧り水を飲み、それから畑仕事へ出る。しかし、いつもと違ってたどり着くことは出来なかった。
――江津子が豚に喰われている。
進の言葉がすぐには理解出来なかった。>>14 何を言っているのか、という顔をし、覚えはないが口にも出していたかもしれない。それから走って豚小屋に向かい――途中、ゆりの死を聞いたかもしれないが、一度に処理できるほどの余裕はなく]
(55) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[集会所へと運べば、並んだ二つの死体に否応なしに現実を突きつけられることとなる。毒抜きがされたのか、あるいは食べられないとみて残った部分なのか。 形の有無ではなく、二人の死は、下手人が誰であるということは関係なく、ただその在り方だけで不可解さを残している]
ああ、 ……そうだ
[連日、血に濡れた手を拭わずに思いついたように顔をあげた]
あの豚、食っちまうか
[江津子はどの程度残っていようと、彼女を食べた豚を食べれば、それはまた弔いにつながるのではないか。屠殺にそぐう得物はないが、江津子の家に行けば、あるいは畑の傍にある小屋にいけばあてはある]
(56) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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ゆりの肉は……どうなるんだろうね。
[まだ毒のまわっていない部位ならば、食べられるのではという話も出ている。 だが、その量はそう多くもないだろう。 毒のまわった部位は、そのまま燃やして処分するのだろうか、それとも……]
あのさ、兄さんは 毒がまわっていても……食べる?
[恐る恐るに、零れた言葉。 それは、兄が己とゆり、どちらを選ぶのか、問うように。*]
(57) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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―― 深夜: ―― [疲労の色のある息を吐き出して夜の縁側に腰を下ろしたとき、袂でかつんと音が鳴った。
―― 鞘に収まったままの短刀。 引き抜き、それで斬ればいいものを 鞘のまま振るわれた鈍器は>>45>>46志乃の頬を掠めはした。
袂から抜き出して眺めれば 手入れの薄い鞘がその表皮を削ったのだろう、 うっすらと朱色が表面に乗っている]
―― ――振るわんと思ったわけじゃないが ……釈然としない
[迷わず振るえ。 囲炉裏端 思い出す言葉に温度はない。 いまだ血に触れもしない――巫女の内臓は勝手場の包丁で暴かれた――短刀の切っ先は、持ち主の思いに関わらず、鞘の中でしんしんと凪いでいるのだろう。
また勝手につかった薬湯の冷めるまで、帳面をとじたまま、そうして夜が終わるをまち]
(58) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[上げかけた悲鳴を、飲み込んだ。]
(59) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……やだなぁ、そんな、畏まらなくても。
[>>47“様”、だなんておこがましい、と。 そう言わんばかりに、私は笑って手を振って見せた。 そもそも、リツ以外の者が それを認める筈がない、と。そう言わんばかりに。
巫女にふさわしいのは、妹だった。 例え血が繋がっているとしても、 私が、巫女を名乗る資格など在る筈もないのだから。]
(60) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……ところで、リツ君。 少し、頼みごとがあるんだけど。
[ややあって、大切な者たちの亡骸から目を背けた私は、 彼に向き直ったと思う。 それは、昨日の顛末を―ゆりを殺めた下手人の話を 聞いた後のこと。]
志乃の様子を、見てきてもらえないかな。 出来れば、話も聞いてきて欲しいの。
[彼は志乃と親しかった。 それなら、何故、彼女がこのような行動に至ったのか 聞き出せるかもしれない、と。私は頭を下げる。
尤も―]
(61) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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……理由はどうあれ、 『儀式』は、避けられないと思うから。
だから、最後に、話を聞いてあげて。
[彼女が人を殺したのは確かだ。 しかも、巫女であるゆりを手にかけた。
私の疑念はどうあれ、 その罪は裁かれなければならない。]
私じゃ、きっと話にならないだろうから。 だから、お願い。
[自分は未だ冷静になれてない、とか何とか言って、 彼が了承してくれるなら、その背を送り出そうと。*]
(62) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[そして容の指示も聞こえ>>41>>42 容“様”と呼ぶ声>>47も。
頭痛の種が増える中、急に容が遠くへ行った気がした]
容、様。 そうか……容様、か。
[元から俺の傍にはいなかったのは判っているが。 昨日は掴めた腕はもう掴めそうにないのかと。
そんな身勝手な感傷も浸る余裕はない。
火の番をしなければならないだろう]
(63) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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それで志乃はどうした? その足で江津子さんまで殺したんじゃないのか?
[どちらも食べさせないような姿。 江津子さんが気を許すとしたらと男性よりも 女性だろうかと考えながら。
志乃の身体で江津子さんは殺せるのだろうか]
痛……、歳だな……。
[考えるだけで頭が痛い。 今は減毒の方に意識を優先しようと 集中しなおすために、首を回す。 痛む肩に歳を感じると独り言ちた*]
(64) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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―― 帳面 ――
当月 志乃、毒もて巫女を殺す
あくる朝、進、江津子の豚に食わるるを見つける 老翁に集められたもの 数減りて九人
(65) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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― 畑に ―
[畑小屋に寄り、自前の鉈を手に取った。 江津子に研いだものほどの切れ味はないが、よく馴染んだ柄を撫で、麻紐を巻き付ける。
そして豚小屋に戻る途中。 ――――鬼を、見た気がした>>49]
………おぉい、志乃
[少し離れたところから呼ばわる。 土を掘るに夢中と見えれば、声は届かないかもしれない。 集会所で、ゆりを殺した下手人の名は聞いた。
まだ若い娘だというのに。 おに、と思った。人を殺した彼女を。 血に濡れ、刃物を持つ己と、どちらがよりおにに近いだろう]
(66) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[戻ると言う弟を連れて惨劇の場から離れていく。]
ゆりは巫女だから、誰かしらは食うだろう。 確かに錠の言う通り食べられる場所は少ないから。 だから私は遠慮するよ。 私よりも親しい者に優先した方がいいだろうしな。
[それは毒の問題ではない。 愛する女から産まれた娘、嫉妬を覚えていた相手。 それでも情に絡み取られ時にはその肉を誰にも食べさせず、一人で食べてしまいたいなどと思った事はある。
だが実際に死んでみればその思いは消えていた。 所詮、あれは愛した女ではない。 巫女にもなれぬ紛い物だった女。]
(67) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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ああでも錠、お前なら。 お前の肉なら毒が回っていても食べる。 いっそ毒が回っていた方が誰も食べずに私一人で独り占め出来るからいいかもしれんな。
[そしてその毒で死ぬ事が出来ればそれはきっと幸せな事だろう*]
(68) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[儀式なんて生温い。 巫女を―あの子を輪廻の輪から外しておいて、 自分は食われ、のうのうと罪を許されようなど、生温い。
母や弟と同じように。 炎に焼かれて苦しみ続ければいい。 弔われることも、送られることもなく。 地獄の業火にその身を焼かれてしまえばいい。]
(69) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[首を振る。そんな恐ろしいことを考えてはいけない。 それで誰が幸せになるというのだろう。
けれども、きっと。 私は、もう、志乃の顔を見られない。 話もできない。したくない。
妹を失った悲しみを、煮えたぎるような怒りを、 どうやって沈めればいいのか、分からない。**]
(70) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 23時半頃
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― 翌朝 ―
[翌朝、通い慣れた集会所へと足を運べばまたも増えた遺体。 あまりに凄惨なそれに思わず顔を背ける。
豚に食い荒らされた遺体に人間の尊厳などありはしない。 何故、彼女が殺されたのか知ってはいても。 胃の中身がせり上がりそうなムカつきを覚える。]
……容さんは、進君を下手人だと言っていました。 でも彼は昨晩ずっと私と錠と一緒にいてこんな事は出来ない。
だから進君は潔白です。 寧ろこうなってくると、
[ちらりと容を見る。 彼女に対する疑いの視線を乗せて。]
私はやはり貴女が疑わしい*
(71) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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…?
[自分の名を呼ぶ声>>66が聞こえれば、口元に泥をつけたまま目を細める]
……なに?
[低く澱む声で応えて立ち上がり、口元だけじゃないすっかり泥まみれの服で呼ぶ声の主に身体を向けた。]
ほとんど食べてない、見逃してくれない?
[畑を荒らしていることは隠せない。足元にはたくさんの芋が掘り起こされて集められている。 呼び止めたのはそのせいか。それとも昨日のことか 悪びれもなく自らで伝えて彼の様子を見ようか。*]
(72) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[一年前、家族を失った志乃とは、それ以前もそれ以後も多くの言葉を交わしたことはない。 時折ぼろぼろの家の前に野菜やら干し柿やらを置いたことはあるが、たいしたものでも量でもなく、おそらく親交のある誰ぞからだろうと思っているだろう、と丞は考えていた。
正しく言えば、そんなことをした、というのも芋を掘る姿を見て思い出したほど。施しともいえるそれを行ったのは、火事からさほど時間が経たない頃だけだ。 だから志乃の人となりはよく知らない。
昨日の荒ぶった様子と、今の姿と、そしてゆりを殺したという事実――現場を取り押さえたという声も聞いた。きっとそれは事実なのだろう。 それでも、その姿>>72は常と変わらぬように見えた。むしろ昨日より落ち着いている。さて、何故声をかけたのだっけ、と返事をする前に考える]
(73) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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ミナカタは、志乃は今どこにいるのだろうと考えていた。
2017/11/30(Thu) 00時頃
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―― 朝:集会所 ―― [男はそんな文字面を帳面に記した。 江津子の死体を見たとき、 昨夜の巫女の前とおなじように、眉根をきつく寄せ]
むなくそがわるい
[弔いもさせないように、 また生まれるを阻むように 汚された死体を前にそう吐き捨て]
食われず、“こんな”―― ――ひとのなりそこないにはなりたかないだろうに
(74) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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[死んで、食われて巡る。 巫女とて同じこと、死ぬも生きるも、 平素あがめられるが地に落ちるも感慨はあれど、行きつくさきは一緒。蛇の巡り輪のなかだ。
だからこそ、振るった力の理由は別にある。 昨夜にふるった拳の延長は巡るを阻む仕業を見、 ―― それを、なにに重ねたのだろうか。などと、思索するのも馬鹿らしい]
(75) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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別に。 構いはしない
食べる口も少なくなったし
[きっと、志乃はもうすぐ儀式で命を落とす。 それならば食べたいように、やりたいようにやればいい。 そんな思いもあった]
ただ、そのままでは不味いだろうに。 焼くかふかすかしたほうがいいだろう
それに ………江津子さんを弔わなきゃならんし。
[そういえば、志乃は江津子の死を知っているのだろうか。 口に出してからの疑問は、捨てておく]
俺はこれから豚を潰しにいくから 気が向いたら集会所へ行けばいい
[ひら、と手を振り、本当に芋のことなど気にもしない素振りで背を向けようとする*]
(76) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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ん?なんだい、容様
シノ……そういえば、今日は流石にまだ来てないな
[集会場を見回すがシノの姿はまだ無く]
儀式か。そうだな なんでかあいつは間違えちまった 間違ったなら正してやらないとな
了解、それじゃ行ってくるよ [容様に頷くと、その場に居た他の人たちにもそう告げてまずはシノの家へと向かう]
(77) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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[さて、もし江津子のことを知らねば、豚の話は唐突に過ぎたかもしれない。 夜中の刃研ぎは効を奏せず、動揺は内に広がっている。 今手にしている鉈は、夏を過ぎてより手入れも忘れさられ、なまり切っているいるというのにそのことにも気づけない。これで何かを切ろうとすれば、それは無残なことになろう]
(78) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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―朝の話― [>>40リツを連れ、場所へ案内したのは丞の後。 ミナカタは先に集会所へゆくという>>52からそれに任せる事にした。江津子を連れて集会所へ行く前 >>56丞の提案には、其れも良いかもしれないと頷き一つ。
其れからのちの集会所では>>53正しい処置の話を聞き流し 容の様子を窺っていた。 >>41彼女へ向ける答えは無い。 ススムは人間で、彼女はこの村の村人だ]
土に埋めるなら、掘るものが必要だね。 [>>47リツが彼女に敬称をつける。 嗚呼彼も所詮はただの村人か、と落胆一つ。 志乃の様子を、という容の話>>62を聞きながら ススムは外へ足を向ける]
鍬か何か、取ってくるよ。
(79) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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[この分だと、容は儀式の相手に志乃を選ぶだろう。 集められた村人からも異論は出まい。
こうして、少しずつ 歯車を狂わせて――嗚呼、もう少しだ。 家畜共が共食いをしている間に 此方でも間引いてゆけば
人間だけが生き残り 不要な家畜は根絶やしに出来るだろう。
ほくそ笑む貌を見られぬように 一旦集会所から離れる事にした。 此処は死臭で吐き気がする**]
(80) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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―シノの家― [集会場を出てしばらく、シノの家に辿り着くとボロボロな焼けた家を見上げて]
約束、結局果たせなくなっちまったな
[雨漏りを直す。そんな約束をしたのも随分昔のように感じてしまう ともあれ、今はシノを集会場に連れて行かないと]
シノ。シノー。居るか!
[家に声をかけながら入り口の戸を叩く しばらくそうしていたが、反応がなく]
家には居ないのか 何処行ったのやら……
[ため息と共にシノを探して歩き出した]
(81) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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[>>67その場を後にしながら、兄の言葉を聞き、内心でほっと胸を撫で下ろす。 巫女の肉なのだから、振舞われればいただくつもりではあったが、万が一に兄が毒の肉を食べて、あの娘を供養するつもりだったらと思うと、ひどくぞっとしたのだ。]
そうだね。 量がないなら、僕も遠慮するつもりだよ。 それにもし毒が残っていて、余計に脚が病んだら厄介だし……
……ぅん?
[そして、続けられた言葉に、瞬いた。]
(82) 2017/11/30(Thu) 00時頃
|
|
…………うん。
[源蔵との話>>3:2>>3:3>>3:5を思い出す。 もしかしたら、彼の言う通りなのかも、しれない。 けれど……]
そうだね。 僕も、同じだよ。
もし、兄さんだったら……それがたとえ猛毒でも、口にする。
[兄を弔い、死ねるのなら、本望だ。 兄弟を思い合って、なにが、おかしなことがあるものか。]
(83) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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|
[流るる輪廻。 それから外れるを思って江津子は口にしたのだろうか。
眼鏡の奥で瞑目の隙間におもい、 答えは見つからないを知っている、男はすぐに瞼をあげ
>>62容の、敬称をつけて呼ばれ、 リツを志乃のもとへ送ろうとしている姿に目をやった。 彼らの話が終わるを見計らって]
(84) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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|
容
[呼ぶのに敬称はつけなかった。]
こんなときに、とも思うが 返さずにいるのは座りが悪い
[そんな言葉とともに、何かを包んだ布を差し出した。 洗われ、糊のきいた花柄の割烹着。 さらに前日に借りていた空の弁当箱が収まっている]
(85) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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|
おまえに巫女殿の後を継ぐ気があるのかわからんが この割烹着をきて、飯が美味いお前の姿が 気に入ってたやつがいることも知っといてくれ
[気に入っていたというと、随分と偉そうだが。とごち]
たとえ、おまえ自身のためであっても、
誰彼構わず“餌付け”……飯を渡していたのは、 そいつが生きる助けになってたのは確かだ ……櫻子なんぞはきっとおまえの飯がなければ死んでたぜ
(86) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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だからな、―― 巫女殿が死んだを理由に 誰かを生かす手を、 誰かを殺して終わらせる手には、してほしくない 罪人の罪をそそぐのが、俺たちのここにいる理由だろう 死んで、食らわれて、罪は許される 次に「誰か」としてまっとうに生まれるのを祈ってほしい
――……わがままを言った すまないな*
(87) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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|
[情によって澱んだ思考は、本質を見抜く力を衰えさせる。 それにはまだ、気付けない。*]
(88) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 00時頃
|
・・・
[誰に施されたとか、誰が優しくしてくれたとか、志乃自体にその認識は少ない。 火事が起こってそれからは死にたい思いばかりだったのだ。 それが落ち着き、笑えるようになって認識したのがミナカタへの感謝だったから。たまに置かれていた野菜が干し柿を彼が置いていたなんて志乃は知らない。>>73
それ故か、構わないと言われたなら興味を無くしたようにまた座り。それならと集めた芋で腹を満たしに、と思っていたが・・・]
―――え?
[思わず声が漏れる、驚きの声 どうして?一体何があったのかと表情にもそれは出てくる。引き留めて詳しく聞きたい。けれど、集会所へ行けと先に告げられる。>>76]
行けばわかるの……?
[確かめるために聞く言葉、背を向けたキサラギにと投げかける。*]
(89) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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源蔵は、イルマに割烹着と弁当箱の風呂敷を半ば押し付けるようにして
2017/11/30(Thu) 00時半頃
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―畑― [シノの姿を探して村中を走り回る]
シノー。どこだー。シノー
[畑に辿り付いた時シノはまだそこに居ただろうか]
(90) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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― 翌朝 ―
[兄と連れ添い、集会場へと向かえば、また亡骸がひとつ増えていた。]
兄さん、今度は、誰?
……エツコさん?!
[何故、という疑問が先に出た。 彼女に何かしらの疑惑がかかっていたとは思えないし、彼女のような女傑が惨殺されるなどというのも、信じがたいことだった。]
これも、志乃の仕業なのか……な? だとしたら……
[彼女を裁けば、もうこれ以上の殺人は起こらないのだろうか。]
(91) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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[弟から向けられる愛が甘美で堪らない。 その為にならなんでもしよう。
錠の全てを食べてしまいたい。 錠に己の全てを喰ってほしいと願っている。 だから喰う時はまず目玉を抉り抜いて食べて。 その周りの筋肉を削いで。 それから耳を切り落として、落とされて。 柔らかな唇は口付けを交わしなが歯を立てて食い千切ろう。 それから硬い舌も食べてしまいたいけど、死んでしまいそうだからそこは止めようか。]
(92) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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[次に削ぐのは錠の脛。 どうせ動かぬそこは錠そのものといっても過言ではなく。 たっぷりの湯で茹でて、そこには勿論己の肉も削いで貰ってそこに入れる。
最期はどうしようか。 胸を切り裂いて心臓を取り出して、互いのそれを喰らい合おう。 滴る血はきっと甘くて美味しい。 心臓は硬く食べにくいが美味い部位だ、生で食べても問題あるまい。]
……私が死ぬ時はお前も死ぬ時だよ錠。 一人で置いてなんていかせん。 だから例え猛毒でも食べる。 他の誰にもやらずに、一人だけで**
(93) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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[結局、志乃を集会所――儀式の場へと連れて行こうという動きは止められないだろう。あの場に集められた村人以外にも、巫女を信ずる者は多くいて、それが普通の死であれば等しく肉を分け与えねばならぬほど。 それならば、]
行けばわかるさ あんたも弔いたいだろうに
[そう、振り返らずに言った。>>89 遠く、志乃を呼ぶ声も聞こえたか。 それならば人の死を伝えるに相応しいのは、やはり相手にとって近しい者だろうと、役を譲ることとする]
(94) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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[餓える者がいれば分けるだけ。 それが食べ物を作る者の役目だと思うから。
江津子とゆりの死を見ても、志乃が江津子を、とは思わなかった。 ゆりの死に、志乃がまた誰かを手に欠けるとも思えなかった。 あれは、食べたいからではないのだろう。 二人の関係は分からずとも、昨日の志乃のまくしたてるような言葉とゆりの巫女としての態度に、哀れだろうが、ゆりはゆりだから殺されたのだろうと感じた。
――では、江津子はどうだろう。 江津子は何故、豚に食われたのか。 冗句にしては、否、冗句だからこそたちが悪い]
(95) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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―― >>63>>64 ――
[それから、昨夜から気がかりの、 巫女殿の肉の様子を見に 調理の場へ足を運び]
毒はなんとかなりそうか
[その背がまだそこにあるなら薬師にそんな声をかけた]
……しかしまあ 昨夜といい、今といい、 こんなときにまで“ミナカタ殿”の仕事ばかりだな このままじゃおまえ、“ミナカタ殿”として生きて そうであるまま死ぬばかりだぞ
その仕事のおかげで生きてる俺がいうことじゃないか、
[助かってるよ、本当に助かっている――などと 自嘲にわらいすてる、そんなことを繋げながら*]
(96) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 00時半頃
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[豚舎で腹を裂かれ、内臓を食い荒らされていたというエツコの死にざまを聞けば、さすがに、顔をしかめた。]
けど、あれかなぁ。 毒がまわったわけではないから、弔いはできそう、かな。
[しかし、女手ばかりが減ってゆく。 弔いの肉を調理するにも、苦労しそうだなと、ぽつりと**]
(97) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 00時半頃
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そっか……誰が、一体……
[そう呟いた志乃の声はもう届かないだろう。 弔ってあげたい気持ちはある。しかしそれよりも江津子の死は衝撃を与えた。儀式も下手人ももういないはずの村でまた死者が出ている。 一縷に自然死も浮かんだが、それよりも自分の考えが間違っていたかもしれないと言う思考が、聞きたくない脳を揺さぶる。頭を抱え、必死に自我を保とうと否定する思考を抑えていく]
何かの間違いよ…… あってはならない…… それじゃ私は…… 違うの……ゆりは偽物だったのよ……
[諄いくらいに言い聞かせて保とうとする心、そこにリツ兄の声>>90が聞こえれば、すぐに返事をして自分はここにいると知らせる]
(98) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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リツ・・兄・・・? リツ兄!!!
[苦しむ志乃に差し込む希望にも見えた、葛藤する気持ちが晴れていくようなそんな気分、集会所の重たい空気よりも、リツ兄なら教えてくれるかもしれない。そして、安心させてくれるかもしれない。 期待の籠もった虚ろな表情は明るく嗤い、泥だらけの手を挙げる。*]
(99) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 01時頃
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[コトコトコトコト。 塊で煮込むと奥まで薄まらないかもしれない。
一度煮たら、お湯を捨て、肉を解してまた煮込む。 少量でも毒が少なくなるように]
ん? 何とかなるかと言うより、 何とかしなきゃならないんだろ?
(100) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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[背中に掛る声の主など見なくても判る>>96 “ミナカタ殿”と呼ぶ時は、いつも何かしら 感情が籠っていたのは気付いていた。
だが気付いたからと言って、源蔵が何を抱えているかは 考えないことにしていた。 きっと詮無き事だからだ。
ぶっきらぼうな返事と共に、薪を寄越せと 掌を見せる]
そうは言ってもなぁ。 俺はミナカタ以外の生き方を知らないからな。
(101) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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……言いたいことがあるなら、 はっきり言った方がいいぞ?
俺もお前も、明日はこの鍋で煮込まれてるかも 知れないからな。
[考えないままにして、そこらの縁側にでも 寝転がせておけば良いのに。 わざわざ最短の解を求めた。
いつもの様に捻子繰り回した答えが 2人をいつもの様に繋いで欲しいと、 多分願っていたのかもしれない**]
(102) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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― 豚小屋 ―
[血だまりの中で豚は蹲っていた。 寝ているのか、死んでいるのかわからない。 そういえば江津子を抱え上げた時に蹴り飛ばしたような気もしたが定かではない。
麻紐を巻いたままの鉈で豚の頭部を強かに打つ。 それから、常に携帯している小刀で、首のあたりを躊躇いなく刺した。 乾き始めていた血に新たな赤が混じる。 暫くそれを眺めていた。 流れる赤を見るのは、刃研ぎと同じくらい落ち着く行為だった。
やがて、丞は血抜きと皮剥ぎまでを終えた豚を大八車に乗せて集会所へ現れることとなる**]
(103) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 01時半頃
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[掛けた声は、視線の合わないまま>>100>>101返答がある。 一拍空いた間があり、 男の返したのにはわずかに安堵がにじんだ]
――…… なんとも頼もしい答えだ 巫女殿の生まれ直すに 不具の、人になりそこないが生まれたら事だ、 その返答ですこしは安心できる
[言葉裏にあるのは召集のかかる前も、後も変わらず 先代の薬師の残した「救い」。 求めらるるをもって、薪を、その掌に置きかけ、 その間も視線は合わなかっただろう、]
(104) 2017/11/30(Thu) 02時頃
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[ ――「ミナカタ以外の生き方を知らない」 ――それを聞いたから、というわけではなかった。
>>102言うを促すがあったからでも、 きっと、なかったけれど。
置きかけた薪をそのまま、持つ手は離さない。 であれば、視線のかちあうことはあっただろうか。]
(105) 2017/11/30(Thu) 02時頃
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俺は石動を殺そうと思う
[そう、常のごとく、 薬師の評するところの、“不意の難題”めいて、男は口にした。]
(106) 2017/11/30(Thu) 02時頃
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下手人だと、確たるものを思ってではない
俺は、毒で死んだ巫女殿を、 その毒抜きの対処を思い浮かべつつも一挙動も起こさなかったあれを、――――おなじ村で生きたものと思えない
巫女殿が含んだ毒で死んでもよいとして ――また自らの肉が毒もつことを、食らわれないことを 一顧だにしないあれを、理解は、できない
[細かな違和を上げることはない。 煮え立つ音の合間に、そのふたつをならべ 眼鏡の奥が細まった。常の仕草だ。 矯正された視界のなかにあるものを見出さんとする仕草で]
(107) 2017/11/30(Thu) 02時頃
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村でいくものが、弔いをおろそかにして、どうする ……そういう、違和だ そういう違和でしか、禁忌を犯している罪人の目星もつかない あれがほんとうに、弟可愛さだろうがなんだろうが、 ――……“常識”をないがしろに、禁忌を破るを厭わぬほど、 むらが、俺たちが、憎いのだとしたら
それ以上をする前に、と、
[「俺は、思うよ。」 そう告げれば薪から男の手は落ちる**]
(108) 2017/11/30(Thu) 02時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 02時半頃
エツコは、まだ、豚に食べられている**
2017/11/30(Thu) 02時半頃
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―― 最期 ――
……あ、
[からん、と櫻子の脳髄を掬った匙を床に落とす。 胸を押さえる。苦しい。頭が真っ白になる。 どこか遠くで志乃の笑い声を聞いた気がした。>>7 気付いたときには、顔面を思い切り蹴られ、 無様に床に転がっていた。 痛みさえ、もう、感じない]
ちが……わた……
[私の言葉は、形を結ぶことはない。 志乃の台詞を否定しようにも、唇が震えて、 掠れた囁きしか漏らすことができなかった]
(+9) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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[不意に、身体が軽くなる。温かな感触。 あれほど焦がれた父に抱かれていることに気付くのに しばしの時間を要した。>>22 父の問いが、私の耳朶を優しくくすぐった。 首肯しようにも、もう指一本動かすことができない]
……とう……さ……、
[つ、と一筋の涙が頬を伝う。 父の期待に応えることができなかった。 姉の自慢の妹でいることはできなかった。
――自分は、出来損ないの巫女であった]
(+10) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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[寒くて、つらくて、悔しくて、悲しくて、寂しくて。 でも、その事実は覆しようがなくって。 涙は止まることがない。 今はただ、父の温かさに縋りたかった。 幼子のように親のぬくもりを求め、 最後の力を振り絞り、冷えつつある唇を震わせた]
……わた……、と……よか、
[喉から漏れる細い息にも似たその囁きは、 父の耳に届いたかは分からない。
けれど、伝えなければならなかったのだ。 私が再び生まれ変われるかは分からない。 だからどうしても、死ぬ前に、今伝えなければ。
そっと瞳を閉じる。 父のぬくもりを感じながら、私は意識を手放した]
(+11) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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(――私は、父さんの娘に生まれて、良かった*)
(+12) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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―― 風 ――
[びゅうびゅうと、肌に突き刺すような鋭い風が 音を立てて村を駆け巡るのでございます]
許さない。
赦さない。 ユルサナイ。
ゆるさない。
[巫女の怨嗟は風となって、吹きすさびます。 きっとその声が、誰かの耳に届くことはないでしょう]
(+13) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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[不意に、その風が形を結びます。 そこにいたのは黒衣の巫女でございました。 彼女は自分自身を弔っているのです。
瞳から血の涙を流しながら、 乾いた唇から漏れるのは怨嗟の言葉。
幽鬼のごとき形相で、 自分を殺めた生者の女に囁くのでございます>>98]
……私がニセモノ? あははははは、おかしい。 そう信じたいだけなのね。可哀相な志乃。
[その艶めかしい指先が、志乃の頬をなぞります]
(+14) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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[生前の慈悲深き姿は其処にはなく ただ呪いを吐き続ける悪霊がありました]
あなたが普通に死ねると思わないことね。 のろってやる、のろってやる、のろってやる。 祟り続けて呪い殺してやる。
死した魂すら輪廻転生させてやるものか。 絶対に、ゆるさない――……
[そうして吹きすさぶ風に、巫女の声は溶けてゆき やがてその姿は霧散したのでございます*]
(+15) 2017/11/30(Thu) 18時頃
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―― 光 ――
ねえ、どうして姉さんは そんなに怖いお顔をしているの?
[>>69不意に、ひとりの幼子が容の隣に現れました。 その少女の姿は、誰の目に映ることもありません。
巫女になる前のゆりの姿。 姉とふたりでひとつだった頃。
人生でいちばん幸せだったときのうつしみ。 そして今は過ぎ去りし残像。
くるくると少女は表情を変えながら、 届かない言葉を姉に送り続けるのです]
(+16) 2017/11/30(Thu) 18時半頃
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おかしな姉さん。
何をそんなに怒っているのかしら。 何をそんなに悲しんでいるのかしら。
姉さんは笑っているのがいちばんだわ。 だって巫女さまはいつも笑っているものでしょう?
[その声は、何も知らぬ少女そのもので]
私は、姉さんの笑顔が好きだわ。
[向日葵のような笑顔は誰に届くこともなく、 そして風に吹かれるがまま 光のように一瞬で霧散するのです**]
(+17) 2017/11/30(Thu) 18時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 18時半頃
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―― 風 ――
ああ、どこにいるのかしら。 ずっと探しているのに。
私の可愛い可愛い櫻子――……
[風が村に吹きすさびます。 そこに混じるのは子を探す母の声。 慈悲深き女の声**]
(+18) 2017/11/30(Thu) 18時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 18時半頃
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―畑― シノ!良かった。ここに居たのかって、泥だらけじゃないか
[畑の一角、聞こえて来た声のを頼りに泥だらけになったシノを見つけた]
なんだってこんな…… もしかして、腹減ってたのか?
[シノの足元の芋に気付くとそう聞いて、せめて顔の泥だけでも拭ってやれないかと手を伸ばす]
(109) 2017/11/30(Thu) 19時半頃
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今日は集会場に来てないようだったから迎えに来たんだ 江津子さんと、ゆり様の弔いもしないといけないからな
[ゆり様の名を出す際、一瞬戸惑ったがそう告げて]
それにしても、なんだってあんな事したんだ 弔う事の大切さはシノだって分かってるだろう?
[そう問う声に責める声色は無く、純粋に疑問としての問い*]
(110) 2017/11/30(Thu) 19時半頃
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ー 薬師の弟子の話 −
[この村の薬師は代々弟子を取り、口伝でのみ 自分の知識を伝えていた。
覚えが良く、そこそこ器用な子供が選ばれる。 今のミナカタも同じだった。
母親はそれより前に何度か子が流れていた。
子を産めぬ女は性欲の捌け口以外役に立たない。 そんな女が唯一産み育てる事が出来た子供がいた]
母ちゃん、どうして俺の名前 って言うの?
[子供同士の会話で出たのだろう。詳しくは覚えていない。 自分の名前の由来を聞いた時、母親は 嬉しそうに笑って答えてくれた]
(111) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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『それはね。此処に残って良いって言われたからよ?』
(112) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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[誰に?と重ねても、木漏れ陽の様な微笑を 浮かべたまま、母は答えてくれなかった]
──残(ノコル)
[弟子となった時から。名を呼ばれることは無くなった。 ミナカタ君。 お弟子さん。 そして、残の名は誰の記憶に、残っているのだろう*]
(113) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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− 現在 −
[ゆり様の肉を煮込んでいる鍋の火を見ながら 掌だけが源蔵に向けられる>>104 だがこの手に薪が置かれることは無い。
自然、疑問と共に視線は源蔵の元へ>>105 俺は座り、源蔵は立っていて。
いつ以来だろう、彼を見上げるのは。 いつ以来だろう、彼の真っ直ぐな返事を聞くのは。
こんな答え>>106を俺は待っていたのだろうか]
(114) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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……石動さん、を?
[頑なな、動かぬ決意を感じさせる力の籠った声を 聞いても、再度確認をしてしまう。 彼が紡いだ答え>>107>>108を聞いても尚。 もう一度聞き返したくなる]
……そうか。
[だが聞き返したのは一度だけ。 最後はそれを飲み込み、一言絞り出した]
(115) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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|
……それで……俺はお前に何が出来る?
[ポンと手に落ちた薪の重さ>>108は ずっしりと重く、乾樹とは思えぬ程。 何を吸ってこんなに重くなったのか。
それが俺の錯覚だと判っていても。 薪は、とても、とても重かった*]
(116) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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― ―
『……次の者、前へ』
――――――――はい
『お主の名は、テ………… ??テレジア?? 加藤 江津子だと?』
――――――――はい
『……内議に入る故、沙汰があるまで、 いったん、ちょっと戻っておれ』
――――――――――――えっ
― ―
(+19) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
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―夜/豚小屋―
[気がつくと この場所に立ちすくみ、 豚に貪られる自分の亡骸を見つめていた 荒い鼻息と咀嚼音に埋もれながら、 抜け殻となった自分の体が、家畜に押される度に、 ゆさり、ゆさりと小さく揺れている]
……運命の時が、訪れたのですね
[自分が死んでいることは理解できた ミナカタに殺されたことも、覚えていた その後、一瞬、妙な光景に触れたような気もするけれど、 それはきっと、ただの幻覚だったのだろう
自分は死んで、異なるものとして今ここに――――]
(+20) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
|
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容さん ご無事でしょうか
[今すぐ、任に戻り探さなければと思った ゆりにも、命の失敗を告げるとともに、 ミナカタという脅威がいることを報告しなければならない 若いリツは、今、どうしていることだろう 血気盛んな彼>>2:261が一人で見回りを続けていたら、 彼に身にも危険が及ぶのかもしれない>>35]
ですが、きっともう、何もできないんですよね
[貪られていく肉体が、それを証明している きっともう、何かを伝えることも、 誰かと触れ合うことも、できないのだろう、と]
(+21) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
|
|
ごゆっくり、お召し上がりください
[豚たちにそう告げて、小屋の隅に座り込む これが敬意>>*15だとは思わなかったが、 今さらじたばたと足掻いたところで、 何かが変わるとも、思えない ただ、これから先を生きる者たちに、祈りを捧げる]
みなさん、どうかご無事で
[体から離れることも、不思議とできず だから、せめてこの言葉と共に両手を組み、 1人、長い、長い夜を過ごしたのだった*]
(+22) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
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うん、お腹空いて……。 恥ずかしいね…‥
[畑泥棒のような自分、リツ兄の前でこんな姿している自分が志乃は恥ずかしくて顔を伏せる。でも拭ってくれる手を嬉しいと感じて、つい表情は緩んでしまいそうになる。 でも……]
……そう。迎えに…… ユリ……様…‥?
[志乃の期待したリツ兄はそこにはいない。 迎えに来てユリを様をつけて出てくる弔いの言葉。一気にそれは遠く、一人また、孤独を付けつけられたような重たい気分]
(117) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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|
……どうしてって…… どうして、リツ兄こそそんなこと聞くの?
[弔う意味はわかる、けどそれより感じた認識の差、理解もない、疑問すら持たない他の人達と同じ存在。 志乃は一気に寂しくなった。リツ兄なら、もしかしたら理解してくれる。そんな、そんな期待は崩れていく。]
私……、間違ってるの?? 江津子さんは……でも……
[江津子を立てればユリは無罪となり、ユリが無罪なら私はどうして殺したんだろう。 認めたくない気持ちと事実が胸を押し潰す。心は壊れそうで、ペタンと地面に座り込み、また頭を抱え]
あああああああああああああああああああ!
(118) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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|
[発狂したような高い声、罪の意識が少しずつ、少しずつ志乃を壊す*]
(119) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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―翌朝/豚小屋―
[朝日が差し込み、辺りが明るくなってから、 どれほど経った頃だろう 昨夜からまだなお続く豚の貪食っぷりに、 さすがに恐怖すらを感じはじめてきた頃、 人の気配を感じ、すくりと立ち上がった]
おはようございます 進さん>>13 どうなんでしょうか…… 私も、まだその段階まで行っていないようなので……
[返ってくる……というよりも、 一方的に告げられたような言葉に、苦笑する]
(+23) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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いえ、お応えはしているんですが、 届いてはいないようなんです
[言葉は失った様子だったけれど、 話す内容から、彼が常ならぬ存在なのだろう、 ということは感じ取れた 昨夜、容はミナカタの方へ向かおうとしたとは思えない もしかしたら、下手人として儀式の対象となったのは、 彼だったのかもしれない]
進さん 御髪(おぐし)が少し、乱れておりますよ 昨夜、寝方が悪かった>>6のではありませんか
[そう告げてみたけれど、結局応えは返ってこなくて、 自分を運ぶために人を呼びに行く後姿>>14を、 苦笑のままで、見送ったのだった*]
(+24) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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― 回想・腕の中、命の散る時 ―
[毒で苦しむ娘の頬に一筋の涙が流れた。 苦しいのだろうか、後悔からか。 それを読み取れる程に付き合いが深いわけではない。 なのに。]
……愚かな娘だ。
[か細い声がまるで吐息のように唇から漏れて。 それは確かに娘から父におくる最後の言葉だった。
愛してやれなかった娘。 可哀相な娘だった。 いっそ違う腹から生まれていれば。]
(120) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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愛してやれたかもしれない、などと。 言えればよかったのだろうが。
今はゆっくりとおやすみ。 もし、転生が本当にあるのならば、優しい父の元へ生まれるよう祈っているよ。
[ちりちりと胸を焦がす感情が在った。 きっとこれは悲しいという事なのだろう。 毒を盛られても助かったかもしれない道を寸断したのは己であるのに。 実に自分勝手な感情にそっと目を閉じて。 神への祈りを唱えて慰めにもならぬ供養を捧げる*]
(121) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[>>85名前を呼ばれる。 敬称のない、いつも通りの名に、 酷く、懐かしい気持ちになった。
今更ながらに気付く。 彼女も、ゆりも、こんな気持ちだったのだろうか。]
わぁ、ありがと! そんな、気を遣わなくてもよかったのに。
[洗われた割烹着と弁当箱。 食うた後そのままに返してくるものも多い中、 丁寧に畳まれた服たちは、彼自身の性格を表しているよう。]
(122) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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[信じても、いいのだろうか。]
(123) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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|
[頭に過った希望を、振り払う。へらりと頬を緩めて見せた。]
……ホント、敵わないなぁ。
[――“餌付け”と称される>>86のは、 普段なら頬を膨らませるところだろうけれど、 今この時は、言い返すこともしなかった。
所詮、全て、自分の為だったのだ。 巫女になる努力もしなかったくせに、 好かれよう、愛されよう、などと。
それでも、確かに、誰かの助けになったのであれば こんなに喜ばしいことはない。そう思った。
息を吐く。煮えたぎるような怒りを、 泣きだしたい気持ちを吐き出すように。]
(124) 2017/11/30(Thu) 22時頃
|
|
……大丈夫だよ。 志乃は、確かに許されないことをした、けど、 けれど、だからって、同じことをしたら 誰も幸せになんかなれないもん。
[そんなことをしたなら、 きっと、ゆりに怒られてしまうだろう。]
だから、大丈夫だよ。 私一人の恨みで、妙な真似はしない、から。
[ありがとう、と、頭を下げた後、 じっと彼の眼鏡の向こうの眼を伺う。]
(125) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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|
[ややあって、私は口を開くだろう。]
……源蔵さん。 進には、気を付けてね。
[それは、愛理を殺した痕跡を残した者の名前。 それから――。]
信じたい相手は、いつだって裏切るんだよ。 ……だから、気を付けてね。
[謎かけのような、不明瞭な言葉。 けれど、問われたところで答えることはなく、 私は踵を返しただろう。*]
(126) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 22時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 22時頃
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[>>71向けられた疑いの視線には、鼻で笑ってみせた。]
聡明な石動先生にしては、 随分と視野を狭くされているんですね?
愛理を殺した人間と、 江津子おばさんを殺した人間。 ……同じとは限らないでしょうに。
[昨日の彼の言葉をもじって笑う。 私も、彼へ疑いの眼差しを向けただろう。
昨夜の石動の行動は、裏を返せば、 進を守っているかのよう。そう見えたから。]
(127) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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少なくとも、江津子おばさんを殺した犯人が 進だとは思ってないよ。私も。
[――だって、ねぇ?
この目で、見たんだもの。 信じていた人が、命を失う様を。 家畜に食らわれる様を。
――その命を、奪った人を。]
(128) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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−容家付近− [土を掘る道具は農家ならあるだろう 思いついた家は二つ。 ススムは迷わず容の家へ向かう]
鍬か……これで良いかな。
[収穫の為に目立つ所に置いているだろうと かって知ったる何とやら 拝借して、来た道を引き返す*]
(129) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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先生も、いい加減、本気で下手人を探してよ。
閉じこもってばっかりで、 疑わしい、怪しいばかりじゃなく、 行動を起こしてからモノを言ってよ。
……大切な人がいなくなってからじゃ、遅いんだよ。 何もかも。
[大袈裟なまでのため息と言葉を吐いて、 彼の返事に耳を貸すことなく、踵を返す。 彼に、構っている暇はない。
ひとり、向かった先は神社の方向。*]
(130) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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どうしてって、そりゃ…… ゆり様は巫女様だろ。巫女様が間違いなんて起こすわけがないじゃないか
[村の人間としての当然の認識、それ以外など知らず 食い違っている等とは夢にも思わない]
そうだな。シノは間違えたのかもしない 江津子さんは豚小屋で見つかったよ。愛理みたいに腹を裂かれて、豚の餌みたいに……
……シノ? [江津子の詳しい様子を伝えながらも、シノの様子がおかしい事に気付くとシノの顔をのぞき込もうとして]
(131) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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――…!? シノ!どうしたんだ!シノ!!
[突然叫びだしたシノに驚きながらも、肩に手を置くと何度もシノの名を呼び続ける]
(132) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 22時半頃
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―翌朝/集会所への道中―
丞さん、お手数かけます せめて、食べられる部分だけでも召し上がって、 精をつけてくださいね
リツさんも、昨夜は危なくなかったですか ご無事で安心しました ありがとうございます
[丞>>56やリツ>>40に掲げられ、 集会所へと向かう自分を、とぼとぼと追いかける リツについては、自宅に帰っていたこと>>35を知らないため、 やや、見当はずれな言葉をかけてしまっていたかもしれない 歩き、進んでいく最中、 ふと、自分を追いかける視線に気がついた]
(+25) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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……こういうことだったんですね
[視線の主は、道端にお座りしていた猫 あの時、ちょっとした交流>>1:49>>1:263のあった小さな命だ]
おかしいとは思っていたんです たまぁに、宙を見ていたり 何もないのに、ぼんやり視線を巡らしていたり
[小さく手を振って微笑むと、 猫が立ち上がり、追いかけてくるのが見えた]
追ってこられても、なにもございませんよ 今日は、卵もありません 体だって、ないんですから
[ごきげんよう、と一礼をすれば、 そのまま前を向いて、先行く躯をおいかけた*]
(+26) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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[鼻で笑われたとて動揺する事も憤る事もせず。 相も変わらぬ真顔で容を見る。]
私は元より不器用な性質でね。 残念ながら物事を幾つもの視点から見られる程優秀な頭脳も持っていない。
愛理を殺した人間と、江津子さんを殺した人間が同じとは限らない。 それはそうですね。 複数犯の可能性は多分にある。 しかしそのような恐ろしい人間がこの場に複数いるなどと考える事すら恐ろしい。 私は臆病なのです。
[疑いの視線を向けられてすう、と目を細める。 こうやって疑いが広がり、皆が皆を疑っていけば。 それだけで大事な仲間の生き延びる道が作られていく。]
(133) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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行動を起こせという事は貴女を殺せという事ですが。 いいでしょう、私は今夜貴女を殺しに行きますよ。
死に様は選ばせてあげましょう。 勿論弔わねばなりませんから毒殺はしませんし豚の餌にもしませんよ。 絞殺がいいですか、それとも刺殺がお好みですか。
(134) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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どの方法にせよ私は今夜容さんを殺します。 楽しみにお待ちください。
[溜息をつき、去って行く彼女の背中に言葉を投げる。 動けというのならば動くまで。 誰が死んでもいいのだ、どうせ皆死ぬ。
これは仲間にすら言っていないが。 恐らくどうあっても皆殺されるのだと、どこかで分かっている。 例え本当に下手人を告発し殺したとしても、残されれた者も殺されるに違いない。 故に今考えるべきはいかにここから逃げ出すか。 そう考えるのはきっと己がどっちつかずの裏切者だからに違いない*]
(135) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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いやに大人しい
[かちあった視線で牙を立てるように >>115>>116男は、薬師の返答へ、かえした。 血肉あばくほどの苛烈さはなく、児戯じみた声音で。
日頃と正反対の視線差、 見下げる景色を、懐かしいと、そう眼は告げる。 いつの時分とも限らない、己よりもなお目線の低かった、その時と、―― 求めたものが手に入らなかったをおもい、眼鏡の奥、]
俺ぁな、
(136) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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――― 俺は、俺とも、あれとも同じ時間を、 ガキの時分をすごした>>1:132お前に会いに来た “ミナカタ殿”のままのお前に、頼みがあって、じゃない
[ミナカタの名を受けて>>1:150>>1:165 伺えることの少なくなった“貌”>>1:176
覆う仮面のはぎ取れるかと―― ――はぎとらずとも、覗けば、と。 常の“不意”の強襲めいて口にしたそれは、 けれど、能わずに、指の薪を離れて終わる。]
(137) 2017/11/30(Thu) 22時半頃
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―― ――……
[置いた薪を見て、 一度口を開き 閉じた。 結んだそれは、同じ形ではもう一度は開かない。 かすか浮かんだものを、飲み込むようにして]
(138) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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あれは、儀式で死ぬを“尊い死”>>31と口にした なら 俺が殺さんとするに 抗い続けることもないだろ
それにな、 “ミナカタ殿”のお知恵なら、 もうすでに昨日から借りている
[そう付け加えたのは、 >>36薬師の昨夜補充が必要だった原因にもなる“拝借”だ。 袂から抜き出したのは、彼なら見て分かろう、 >>1:71ねむりを誘う葉の乾いた形。]
(139) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[容が、進を下手人だと言ったらしい。 それは、兄の口から初めて知った。 >>71だが兄の言うとおり、進はたしかに昨夜、己らの家に泊ってい足し、怪しいそぶりも見せなかった。 なので、兄の話に頷いて、ただ容が疑わしいかどうかについては、困惑の眼差しを向けていた。]
えぇ……。 じゃあ、誰が? やっぱり、志乃……なのかな。
[しかし、志乃ではないと知れば、更に困惑と焦りが深まった。]
(140) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[自分には死んだ者の声は聞こえない。 故に、後ろ毛が乱れている事など、知らぬまま。 鍬を手に、集会所への道をゆく。 途中。 神社の方へ向かう容の姿を見て、脚を止めた]
うん、丁度良い……殺そっかな。
[まるで今晩の献立でも決めるかのような軽い思考。 彼女が一人だったから、後ろをそっと歩いていく。 振り返られたら、農具を借りた旨話せば良いだけの事。 江津子が死んだ今、見張りのついていた自分は 下手人から外れた筈だと、そう思っていた]
(141) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[使うかは知れん。 そう口にして、 それを言うなら、刃物を振るうかも、わからなかった。 最初に男が石動への懸念を示したとき、 それを告げた相手が、石動の弟が、返した言葉を覚えている。 男への疑いの芽>>3:31。 それから、心得はするとの、>>3:35その言葉を。]
(142) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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はぁっ!はぁ‥… 酷い……酷いよ‥…
[豚小屋で腹を裂かれ餌と変わった江津子に、自分が殺したユリ。 残酷なその死の説明が、認めたくなかった心を壊して強烈な罪悪感へと変わっていく。]
私…‥どんでもないことしたんだね…… ユリ、ユリ……姉……
[ポロポロと涙を流して過ちに気付いてリツ兄に強く泣きついていく。 感情がわっと押し寄せてユリの死に、自分が犯した罪を悔いた*] ]
(143) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―神社内:自室にて―
[殺風景なその部屋は、 長らく主が不在にしていたとは思えないほどに、 片付けられていた。
きっと、あの子が掃除をしてくれていたのだろう。 畳まれた布団に、埃が積もっている様子もない。 その横に腰を下ろす。膝を抱えて、うずくまった。]
(144) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ていただけだった。]
(145) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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源蔵は、言葉を切り、指を視界から外すように腕を組みもし*
2017/11/30(Thu) 23時頃
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―回想:昨晩―
[漸く動くことが出来たのは、 “その人”が去ってからだった。
豚小屋に駆けこんだ私は、両手で口を押さえた。 鉄のような臭いと、獣の臭い。 鼻をつくような異臭に、胃液がせり上がった。
何とか助け出そうと、力なく横たわる彼女の手を引いた。 それでも、悲しいかな。小娘一人の腕では 群がる豚をかき分けることも、 彼女を引きずり出すことも出来ない。 巨体に押しのけられ、私は情けなく尻もちをついた。
熊を倒したと言われる憧れの人が 丸々と太った家畜に食われる様を、 私は茫然と見ていることしかできなかった。]
(146) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ているだけだったのだ。
江津子が首を絞められる様も、その首を絞めた“彼”のことも。 悲鳴を上げないよう、口を押えて。 物音を上げないように、ただ、震えているだけだった。
きっと、地獄というものが存在するなら あの光景を指すのだろう。
いや、むしろ、 “ここ”が、地獄だったのだろうか?]
(147) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[私が、一体何をしたというのだろう。]
……私は、私は、 私ばっかり。
[ぽつ、と歌うのは、いつかの歌。 意味の分からなかったそれが、今ならわかる気がする。
信じていた人は奪われ、信じたい人には裏切られる。 見たいものは見えないくせに、見たくないものばかり見てしまう。
下手人は、一人じゃあない。少なくとも、三人。 志乃と、進と、それから――。 けれど、何人いるのかは分かりやしない。]
(148) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ふ、と、視線を机へ向ける。 丸い鏡の中に写っている、憔悴しきった顔の女。 母とは似ても似つかない、可愛げのない女の顔。 笑みすらも抜け落ちたような その顔に手を伸ばして、
――それを、床へと叩きつけた。*]
(149) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―神社前―
………――
[入るのを躊躇ってしまう。 此処は、村人たちの信仰の場所。 家畜の戯れる場所だ。
巫女の死は村にどれ程広がっているだろう。 辺りに他の人気は見えない]
?
[茶碗でも割れたか。 耳に届いた音>>149は神社の内から。 少し迷って、静かに足を踏み出した]
(150) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 23時頃
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[鍬を手に、ゆっくりと歩いていく。 音のした方向を、感覚を頼りに忍び足で。
けれど 人の気配が近づいて来たその時 古い木材は、軋む音を立てた。 思わず部屋の前で足を止める*]
(151) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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えぇ、待って、待ってよ容……! 兄さんもそんな、何を言ってるのさ……!
[あきれて肩を竦め、去ってゆく容>>130と、その背に向け、彼女を殺すと断言する兄。>>134>>135 容を追うことはできぬから、兄の袖を強く引いた。]
ねえ兄さん、兄さん! 容を殺しに行くって……そりゃ、下手人には裁きをくださなきゃいけないのは分かるけど、容がやったってわけじゃ……
……けど……
[彼女がやったという証拠は何もない。 けれど、違うという確証を、自分は何も持っていない。]
(152) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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いやだよ。 やだよ、兄さん……。
僕のそばから、いなくならないでよ。
[出来ることといえば、離れないでほしいと懇願することくらい。 それでも、もし叶わないなら……]
(153) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[>>124>>125容へ風呂敷を渡したとき、 慮るような口をきいたのは、不安があって、のわけではなかった。
花柄の割烹着。 弁当箱。
そんな、容を象徴するようなものものを手にして、 リツが巫女殿にするように呼ばわるのをみて、 ――それに、どうしようもなく寂然としたなにかがあっただけだ。 それまでを置いて、“巫女”の役割を冠される道が見えた気がして 余計な口は斯様にまわった。]
(154) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[それも杞憂だったのだろう。 返った言葉は、>>125 一時の感情に燃え立つそれではなく かすか “妹”の見せていた 慈しみのようにも思え 峻厳たる“妹”の巫女姿とは別の、かたちづくる未来が朧に伺えた。
だが、>>126つづいた言葉は、なんだったのだろう。 進への疑念――というには断言するような声。 きをつけろ そう述べた謎かけのような、言葉は。 問いを重ねることはできなかった男は、その背を眺めるだけだった*]
(155) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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…………僕も、連れて行ってよ。
兄さん、 僕も
[ころして、たべてよ。 その声は、震え、掠れて、まともな音にならなかった。*]
(156) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[軋む音。人の気配。 それは、すぐ傍―部屋の扉の向こうから。>>151]
……だぁれ?
[喉から出た、掠れた声に口元が上がる。苦笑。 そうだ、聞くまでもない。]
(157) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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いいよ、入って。
[殺しに来たのだろう、私を。 分かっていながら、私は笑う。
いつぞやとは違って、招き入れるような真似はしない。 ただ、座り込んだままに、 袂に隠し持っていた短刀の感触を確かめただけ。*]
(158) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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大丈夫、大丈夫だ。シノ
[泣きつくシノを落ち着かせるように大丈夫と繰り返して]
ゆり様はお優しいから、きっと許してくれる それに、江津子さんが死んだのはお前のせいじゃない
俺が、昨日見回りをサボらずにやっていれば……
[江津子さんは死ななかったのだろうか? 分からない。ただ豚小屋の騒ぎに気付けばもっとマシな状態で弔えただろう事は事実で]
(159) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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― 集会所 ―
[大八車に豚一匹を乗せて歩くのは、どうしても目立つ。 血抜きを終えてからのことだから、集会所へ戻るのは昼を大きく過ぎた頃合いになっただろう。 その頃には、ゆりの肉もよくよく煮込まれて、食欲をそそるくらいにはなっていたかもしれない。
誰が愛理を、そして江津子を殺したのか。 集められた容疑者の中に本当に下手人はいるのか。 一人ずつ、顔を思い浮かべてみる。 誰しもが、理由を持っているのかもしれない。 絶対に違う、と信じられる者は誰もいない。
連日使われていた肉切り包丁をその場で軽く研ぎながら、次にこの包丁が切るのは誰だろう、と考えた]
(160) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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とにかく、一度集会場に行こう そして容様に謝るんだ
もちろん。簡単に許される事じゃないけどな まだ下手人は生きてる。なら先にそいつを止めないと
[シノは下手人ではない 江津子さんは食事もろくに取れない状態の女が殺せるような相手ではないし なにより、下手人ならばこんなに涙は流せないだろう なんて、他の人に言ったら甘いと言われそうだが、男にはシノが流すその涙が偽物だとは思えなかった*]
(161) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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―集会所/2つの遺体―
ゆり様…………
[この場に行き着けば、全てを知ることができただろう ゆりが志乃に殺害されたこと 弔いも困難な毒を服まれたこと]
残念でなりません 巫女様として、立ち続ける覚悟をお持ちでしたのに
[昨日、初めて垣間みることができた姿を思い出す 人を超越した神の代行者としてではなくて、 1人の女として立ち向かっていた姿>>3:226>>3:228 これで、彼女から受けた命の内容>>3:159も、 知る2人が死した今、誰も知ることはないだろう その裏側に合った気持ち>>3:160とともに
死者が、死者にというのもおかしなものだけれど、 せめて、黙祷を捧げようとした時――――]
(+27) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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―神社内― [一定の距離を埋める事はしなかった。 世話をされていたとはいえ 家畜へ必要以上に慣れ合う心算は無い]
いや、此処で良いよ。 食べられなかったとこ、埋める為の鍬を 容さんのところから借りたから、言っておこうと思って。
僕はこのまま集会所へ戻るけど、 容さんはどうする?
[部屋の中を覗き、手にした鍬を見せつける。 立派な凶器を持っている。 けれど、其れを使うのは土を耕す為と告げ 正面、向き合ったまま彼女のこれからの行動を問う*]
(162) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[容のいるあたり>>19を見つめながら、 つぶりかけた目を一度見開き、 再び、ゆっくりと細めていく
目には映らない 届くこともない
ただ、そこで起きた光>>+16>>+17を感じた気がして、 今度こそゆっくりと、瞑目したのだった*]
(+28) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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ススムは、イルマを呼ぶ名は昔のままだ*
2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[そんな容の姿>>154>>155を、みたからだろう。
かすか、 かすかに。 背のかわらなかった時分が浮かぶ。 わらいすてたものが、吐き捨ててきたものを思う。 すれば、飲み込んだ音>>138が腹の奥で、 嗤うように転がる心地まで。
――おそらく、これが、悔やむというものなのだろう。 どうせすぐに死ぬといわれ続けた男が、さほど持たないはずの、 後悔に似た暗澹がある。
結んだ口がそれを言うこともなく、 薬師の言葉をまて――あるいは、相手の言葉はなく、 肉の煮えるその場所を離れるのだろう*]
(163) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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私が錠の傍から離れるなどあるわけないだろう。 私が死ぬ時はお前の死ぬ時だ。
[生きる道を考えねばならないのに死ぬ事ばかり考えてしまう。 弟だけは生きて欲しいとも思わない。 己が死ぬ時は弟も死ぬ時だ。 置いては逝けないし、置いて逝かれる気もない。
もし、このまま誰かに殺されるのなら。 その前に弟を殺してしまった方がいいのかもしれない。
誰にも見つからない場所でひっそりと殺して。 そしてその肉を一人で食べてやるのだ。 誰にも渡さず一人で腹の中に収めて。
その考えはとても甘美なものに思えた*]
(164) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[いつも見下ろす視線は、今度は上へ。 眼鏡の奥、いつもひねくれた言葉を紡ぐ唇。 変わってないなと笑った口元は上手く形を作れていただろうか]
騒がしいのはガキの時で十分だろ。
[わざとらしく返しても源蔵みたいに上手くない。 昔の俺に会いに来たと言われ>>137 笑っているはずの口元は困った様に歪む]
……源蔵。
[落ちた薪は彼の手に戻らない>>138 離れた距離は僅かだが、彼方の如く離れていく]
(165) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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う、うう……・
[きつく目を閉じ苛まれる罪悪感でいっぱいになりながら、小さく何度か頷いた。 きっと私は許されない。どんな顔してユリに会えばいいのかもわかrない。 けれど謝りたい気持ちと大丈夫の声に支えられて今はリツ兄の言う通りに従おうときめた。 集会場へいくなら志乃はふらふらでもついていく。 殺されても文句は言えない身、新しく巫女となったのか様の容の名前に、許してもらおうと言う気もなく。 でもリツ兄には応えず、渇いた泥と疲れて痩せた様相で、リツ兄に寄り添い勇気をもらおう*]
(166) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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俺から……借りてる?
[儀式は受け入れても、錠を1人残すのならば 騒ぐだろうにと言いかけて。
会いに来たはずの俺ではなく、薬師の知恵を借りたとの 物言いと袂から覗く葉>>139に決意を見た]
(167) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[丞に複雑な料理は出来ない。 出来ることといえば、肉を均一に切ることだとか、薄く切ることくらい。 人手の少ない集会所で、江津子と彼女を食べた豚肉が、単に焼かれた状態で供されたのも仕方のないことだろう。 新鮮な葉野菜の上に、塩を振った肉を添えて、すぐ横で炊いておいた米と同時に、調理した者の特権とばかりにかきこんだ。
食べるために飼育された豚と、人と。 味の違いを噛みしめる。 肉の固さの違いを噛みしめる。 等しく美味しく、絶対的に違うもの]
……うめぇなあ
[調理の気配や香りで、少しずつ人が戻ってくるだろうか。 人が減れば、腹に入る分量も減る。 いくら丸ごと一人の調理ではないとはいえ、丞一人で弔える量ではないし、そうするつもりもなかった]
(168) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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源蔵……お前。
……1つ、聞きたい事がある。
……お前は……。
[またこの村に生まれ変わりたいのか? 先代が口にした理由は、母親の気を鎮める為だったのか、 事実だったかなんて確かめる術はない。
だが彼は信じているのだろう。 今までの話から、源蔵はこの村の常識の中にいる。
嫌いではない嫌いではない。
何も出来ないと、必死に記録を重ねて自分にしか 出来ない事を探す姿は嫌いではなかった。
だがこの村の中でしか生きられないなら]
(169) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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源蔵……俺はお前が嫌いじゃない。
[出来るとすれば見届けるだけ。 女が消えれば、この村は終わるのだから。 源蔵が生まれ変わる胎は無くなるのだから。
我ながらこの場に不釣り合いな言葉だと 後で気付いたが。 その背>>163に、他の何を掛ければ良いのか 判らなかった*]
(170) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[そこにいた彼>>162は、いつもと変わらないように見えた。 立ち上がる。見せつけられた鍬には見覚えがある。 名まで付けて愛用しているモノでもあったので、 心の中で舌打ちしたのは、また別の話だ。]
私も、一度戻ろうかな。 ……志乃ちゃんの儀式もあるからね。
ただ、鏡を割っちゃったから、 片付けてから行くよ。
[先に行ってて、と促せば、さて、彼はどうしただろう?]
(171) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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―集会場へ― じゃあ、行こう 大丈夫だ。ゆっくりでいいから
[こちらの言葉に頷くシノに安堵の表情を見せて歩き出す ふらふらの様子のシノを気遣いながらゆっくりと
少し時間はかかったが、集会場まで二人で辿り付くと]
おーい、シノを連れてきた。容様はいるかい?
[集会場の中に声をかける。はて、集会場には誰が居たか*]
(172) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 00時頃
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ぅん…………。
[>>164兄の袖を握ったまま、か細く頷く。
誰かが下手人として挙がったなら、裁きをくだす覚悟があるか。 もしそれが兄だったときは、どうか。 勿論その時は、兄を咎人として殺めることに、異論はない。 できることなら己の手で、とも思う。
……けれど、兄の亡き後、独りで生きていけるだろうか。
おそらく村の人々は、なにかと手を差し伸べてはくれるだろう。 けれど、それはどれも、兄の手ではないのだ。 新たに生まれ変わってきたところで、姿も、声も、兄ではない。]
(173) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[――つぅよい方と、正面から向き合ってはいけません。 ――かといって、背中を見せたり、捨て鉢になったら、それまでです。
いつか>>0:57の声が、聞こえた気がした。 とはいえ、私にはそれは難しい。*]
(174) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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―集会場前―
[>>172リツ兄が呼びかけると志乃はその後ろで服を掴みながら、心配そうに怯えている。 みんなの視線が怖い、これからどう罵られるのだろう。 震えだす身体で伏せた顔はあがらない。ただ離れないでと裾を掴み、リツ兄にすべてを任せよう*]
(175) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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―― 石動へ ―― [それがいつの時分かはわからないけれど、 男が石動へと声をかけたときには、きっと錠も近くいただろう。 集会所で、死した肉の弔っている頃合いだろうか。
人目をはばかるつもりもなく、]
俺は お前を斬るよ
[そう、口にした。]
(176) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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……志乃さんの儀式? 何で。 彼女が巫女様を殺した罪人、という理由なら 今は其れを優先すべきじゃないよ。
[今宵の儀式もまた、家畜同士の殺し合い。 嗤いが止まらないとはこの事だ。 けれどススムはもっともらしく忠告を入れる。 此処には二人しかいないから そんなことは無意味なのだけれども]
この村の為を想うなら、下手人を探すべきだ。 けれど 村人達の為を想うなら、志乃は赦されるべきだ。
難しいね。 怪我をしないように気を付けて。 容さんたちは、そろいもそろって、危なっかしいんだから。
[苦笑いを一つ。 昔話と、なぞかけを置いて、鍬を利き手で持ち直す*]
(177) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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一番“異端”たりえるものとして斬る 錠には先日少し話したな
俺には昨日のお前がどうしても、 この村で、死を悼んで、 食われえぬを畏れるやつには思えない
あらかじめ、身を清められるうちに伝えておく*
(178) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[裁きをくだせるか、と。 そのあとに生きていけるか、は。 まったくの別問題なのだ。
ならばいっそ。]
うん。
僕には、兄さんだけだから。
[たとえ兄が、この件の下手人であっても、なくても。 己にとって兄は唯一人で、すべてであることは、変わりないのだから。*]
(179) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 00時頃
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[1人になっても火の前から離れずに 毒を薄める為に煮込んでいく。
薬師だからこそ毒を使う気にはなれなかった。
足が付き易いと言うのもあるが、 今回の様に全身の肉にまで毒が回れば 他の家畜や、獣たちが食べれない。
食べ物を粗末に扱う気は更々無かった。
ようやく食べられるだろうと言う位は 湯を取り換えた後、煮過ぎたせいで ゆりの瑞々しさはすっかり失われた パサパサの肉を紫蘇の葉で包む。
せいぜい一口で終わる量だが、 これ位なら問題ないだろう]
(180) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[これだけしか作らないのに、結構時間が掛ってしまった。 既に江津子の調理は終わっていて、 丞が掻き込む姿がある>>168]
ゆり様の肉、これ位なら食べても問題ないでしょう。
丞さん、早いな。 豚まで調理したんですね……。
[豚を通しても転生は成されるのだろうか。 出鱈目な話だ。 これが通じるなら、そのうち豚や牛を生む女だって 出てくると笑いかけて]
(181) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[源蔵の言葉に驚きはない。 誰かには疑われるだろうと思っていたし、ゆりの死に際の己の行動は怪しまれても仕方ないと分かっていたから。]
私を殺すか。 別に構わないと言いたいが生憎弟を一人置いては逝けん。 一人にしないと約束もした。
私が錠を殺す時間、その程度の慈悲は貰えないか。
[錠を殺したその直後に殺してくれればいいと、そう嘆願する。]
それが叶わないのならばお前を待たずに容を殺しに行く。 私と源蔵の足、どちらが早いかなんて考えずとも分かるだろう?
[彼がこちらを刺す前に逃げる事は可能なはず*]
(182) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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そう言えば江津子さんの小指ありますか?
[切り落とすのを忘れていた。 初めて交わった時、死した時に求めた肉は 違うものだったが、欲しいのはそれではない。
俺を育てた女も。 そのうち迎えに行くからね、と。 薬師の元に「残」して消えた。
解けた約束の小指。 母でなくとも、ふと、欲しくなった*]
(183) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[豚一匹、全てを解体したわけではない。 抜いた内臓の処理もまだしていないし、江津子も削ぐには難しい手指やらは皮を剥ぐ準備までで終わっている]
おう、ゆりは終わったかい ちっとでいいから食わせてくれ んで、あんたも早く食え
[毒を食らった肉を、という戸惑いはなかった。 ミナカタが大丈夫と判断したなら大丈夫だろうし、仮にここで死んでも悔やむほど若くはない]
(184) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[源蔵の気配が近付いた>>176のは、会話が済んでからか、それともまた別な時か。 気付けばハッと、兄の腕から手を放す。]
……源蔵。
[>>178その言葉に、ごくりと喉が音を立てる。 ただ、声を荒げることをしなかったのは、先日の会話があったからと、そして兄が淡々と言葉を返した>>182から。]
源蔵。 馬鹿な願いかもしれないけれど、兄さんを殺すというのなら、先に僕を、殺させてよ。 このままでは、きっと、僕も同罪だ。
そうなる前に、 食べられてしまいたい。
(185) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[冷静な言葉と、昔話>>177に、 酷く泣きたいような気持になる。 そそっかしい姉と妹ふたりで、 毎日のようにおにぎりを運んで、三人で食べて。
それなのに、 彼は、何処から違ってしまったのだろう。
一見、彼はいつも通りのように見える。 静かで、ただ、淡々と、此方を見ていないように見える。
けれど――。 約束は、守らなければいけない。 巫女との―妹との約束は、未だ果たされていない。]
(186) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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―丞の傍で―
[丞の手により、第八車で豚が運ばれてくる>>160 肉切り包丁が振るわれて、自分の体も、豚の体も、 薄く切られて焼かれていく その様子を見つめながら、少しくすぐったそうに呟いた]
生きている頃は、おいしそうとか言われるのは、 とても、嫌だったんです 私は、食べ物じゃないんだから、と 死んでもいないのに、なんで食べる想定をしてくるのか、と
[炊かれた米と、もう誰にものかも分からない、 葉野菜に乗った焼けた肉の香りを鼻で味わう]
(+29) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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ですが、不思議ですね いざこうしてなってみると、私を食べた豚さんには、 負けたくないなと思ってしまいます
[丞が肉を口に含む、今口にしたのはどちらだろうか]
私と豚さんと、どちらが美味しいですか
[返ってくるのは簡素な言葉>>168 そうですか と微笑みを送る
『料理にかける時間も気持ちも、作る方の命の一部』
かつて容に向けた言葉>>1:20を思い出して、礼をした]
ありがとうございました*
(+30) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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小指か、 ほら、そこに
[手首から先は綺麗なものだ。 豚も柔らかくない部分は好まないのだろう]
なんだい、 あんたも約束かい 大事に食べてやってくれよ
そんで ……、 そんで、食べ終わったら もう、 終いにしたいもんだがなぁ……
(187) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[握りなおされた鍬に、ちらりと視線を遣る。 彼が動く様子はない。足元の鏡の破片を蹴飛ばして、 私はへらりと笑った。]
……進が言っているのは、どの人を殺した下手人? 愛理を殺した人?江津子おばさんを殺した人?
[まくし立てる。女という生き物は 何時だって口うるさいのだ。]
志乃よりも先にっていうなら、 探すも何も、もう、見つけたよ。どちらも。
[なんなら、その名を、どちらも彼に囁いてあげよう。
反応が在るにせよ、無いにせよ。 或いは、彼の手に在る鍬が振り下ろされるにせよ、 無鉄砲な女のやることは変わらない。]
(188) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[その、静かな―水面のような眼に向って、 短刀を、振りかぶる。*]
(189) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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[連日の肉ばかりの食事は、若くない胃腸に負担を強いる。 ましてや、顔に出ずとも精神的にも負荷の大きいこの数日。
常ならば吐く下すといった症状になってもおかしくないだろうに。こと、弔いだと考えれば、身体は無理やりにでも消化しようとする。 結果、妙に重い身体の出来上がり。 誰が殺した、誰を殺す。そういいあうよりも必死に肉を噛みしめるで精一杯だ]
(190) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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――――見つけた?
[>>188彼女は昔から間が悪い。 つまりは、どちらも見てしまったんだろう。 嗚呼、とススムは嗤う。 鏡の破片はうまく転がらない。 此方へ蹴飛ばしたかったのなら、斜め向こうだ]
じゃあ、此処で死んでくれ 家畜共に聞かせる前に。
[冷静に、鍬をふるう。 全力をもって横なぎに、一度。 短刀を振りかぶる彼女の腕と、鍬の長さ。 どちらが勝っているかなど、言うまでもない]
(191) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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キミは多くを知り、未だ家畜のままでいる。 そんな女が生きる価値なんて、ないよ。
さよならだ、容さん。
[座っていた彼女が担当を手に向かってくるのであれば ふるった鍬は丁度彼女の頭をえぐり取るだろう。 痛みは一瞬だ。 せめて楽に殺してやろう それが、世話になった礼であるとばかり*]
(192) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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僕は、兄さんがいなくては、生きていけない。 ……生きていても、意味がない、からね。
[大切に……執着するあまり、おかしくなっているのは。 兄ではなく、己のほうだと。 源蔵に向け、ひどく穏やかに笑いかけた。*]
(193) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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―集会場― [集会場に入ると、丁度弔いの食事中のようで]
弔いの準備が出来たのか。手伝えなくて悪いな
[声をかけながら集会場へと入る。視線を巡らせて容様の姿を探すが、その姿は見えずに]
何処かに出ているか。とりあえず俺達も頂きながら待とう
[シノが人の視線を気にしているようなら壁になるように出来るだけ遮って、シノにも弔いを渡してみる]
(194) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 01時頃
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江津子さんの腕の肉はあるかい。少しで良いんだ 出来れば貰えないだろうか
[親父の腕を貰った時のように、彼女の誇る技が少しでも身につけばと*]
(195) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[丞の傍らで、語り掛けていた後で、 ミナカタが姿を現した>>181]
……小指、ですか?>>183
[自身を殺した男 分からないことをずっと話しかけながら、首を絞め続けた男 あの苦しみは、忘れていない きっとこの先も、忘れない]
――――どうぞ
[けれど、それがなんだと言うのだ かつて言われていた部位>>0:70ではないが、 丞がその場所を示すなら>>187]
異論がなければ、いいですよ 輪廻の流れに とらわれて 運命(さだめ)の時を迎えたんですから* *
(+31) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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エツコは、リツに、はい、いいですよ>>195、と安直だ**
2017/12/01(Fri) 01時頃
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ああ、ゆり様の見事な体には 申し訳ないが、俺の腕じゃこれ位がやっとだ。
全く……風が強いな……。 今年の雪は早く降るかもな。
[丞さんの求めに応じ>>184、紫蘇で巻いた ゆりの肉を差し出しながら外を見る。
千々に乱れる風を見ながら、 源蔵にはなれないが、冬の訪れを予感する。 その寒さが冬の訪れを知らせるものではなく、 哀れな巫女がその身を躍らせているのだと 誰が見る事が出来ただろう]
(196) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[横なぎに払われた鍬>>191は、腰へ強かに打ち付けられて、 崩れ落ちた私は咳き込んだ。 短刀を手放さなかったのだけが幸いか。
ぎし、と、床の軋む音が聞こえる。 振り下ろされる鍬が見える。 あぁ、もう、ここで終わりらしい。
けれども、最後に。 楽に死ねずとも、ただ、彼に。 ――平穏を奪った者に、爪痕だけでも残そうと。 再び、私は短刀を握る。]
(197) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[手を、伸ばす。 這いつくばるようにして、彼の足先に向けて、 短刀を振り下ろした。**]
(198) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[>>182石動の口にするは、 儀式でもなく、罪人とも思っていない弟を殺す ―― “禁忌”の、それ。 下手人の行ったと同じ振る舞いをこれから行わんと口にするは、“狂人”の、それに、ひとしく、 男は瞑目した後に]
―― 錠
おまえの兄が、罪を増やすのを望むのか
[“狂人”のふるまい。 兄の言葉をうけとめ、先に死なんを欲する錠は さながら ふたりぐるい。 よじれ絡んで堕ちていくように、振る舞うなら。
男は、弟――罪なしをころさんとしなかったそちらへむけて、**]
(199) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 01時頃
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ああ、右腕ならそのまま残っている 今焼いてやろう
[リツと志乃が連れ立って現れれば、肉をさらにそぎ落とし焼いていく。 儀式は、巫女が不在でも執り行うことが出来たのだったか。 今までの殺しがどうあれ、巫女を殺した志乃が、――――今は、まずは弔いだ。 ゆりと、江津子と二人分。 二人でもようやく一人分に足りるかどうかという量。
それらを、二人を想って食べること。 弔いの席では、次の儀式のことは口にしないでおこう**]
(200) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2017/12/01(Fri) 01時頃
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[この場で、兄が罪を犯すを止められるのは錠だけだと 視線は落とさずに >>193わらう 弟に告げ**]
(201) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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[一度めにふるった鍬が抉ったのは腰だった。 頭を狙ったはずだったが、動く獲物とは仕留めづらい。
なるほど、一つ勉強になった。
振り下ろす。 今度は迷いなく頭へと。
振るわれた短刀 避ければ切っ先がずれる。
威力は知れている。 足先に熱と痛みを感じながら、ススムは容を始末した**]
(202) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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ん。 約束って言うか……約束したかったと言うべきか。
[望む小指は残ったまま>>187 豚には食べやすい部位から食わせたのだから 残るのは当然か。
遠慮なく手首を手に取り、歯を立ててみたが 硬くてこっちの顎がやられるそうだ。
思わず力を込めたせいか、肩がずきりと痛む。
暴れた江津子が振るった鉈。 深々と刺さる事は無かったが、 幾つか肩に傷が出来た。
錠に使うはずの軟膏を付けて押さえているが、 連日の血の儀式に、鼻はすっかり 血の匂いに麻痺してしまっているようだった]
(203) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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痛……。
[痛みを訴えたのは舌か、顎か、それとも肩か。 丞の目にどう映っているか気にせず 指に付いた筋を何とか歯で引き千切る]
そうだな。 終われば、いいのにな。
(204) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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