24 明日の夜明け
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 00時半頃
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フィリップくんのせいじゃない。だから、
[どうか自分を、責めないで]
[きっとそれはもう声にならなくて、空気に掠れて消えてしまった。 サイモンのどこか愛嬌さえ感じさせる声>>4:347は、耳に届いて、 彼はいってしまうのだと、止めようと、手を伸ばすけれど。 身体の奥底から、溶けていくような熱さがじわじわと侵食して]
……ぁ、……っ……
[必死で伸ばそうとした手は、届かない]
[もう耳に音が届くこともなく、目の前は水の中にいるように揺らぎ、 彼が倒れる瞬間の音も、光景も、知ることはなかっただろう]
(+7) 2010/08/10(Tue) 07時頃
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[最後は、微笑みを浮かべていたかった。 でもそれは焼けるような痛みに叶うことはなく]
――――。
[言葉はもう、唇の動きにさえならないまま。 白に霞んでゆく視界の中、思い浮かべたのは、みんなの、]
(+8) 2010/08/10(Tue) 07時頃
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[ありがとう。それだけを、彼女に伝えて。 意識は緑と同じように、溶けるように、消えていった*]
(+9) 2010/08/10(Tue) 07時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 07時頃
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―屋上へ―
[トン、トン、トン]
[まだ人気の少ない早朝の学校。 古い校舎に漂う、静謐で少しだけ埃の匂いのする空気のなか、 いつものように鞄と日傘、楽器ケースを持って。 小気味よいリズムを刻む足取りは軽やかに、制服の裾を揺らす]
[そして屋上への重い扉を、押し開ければ]
[夏休みが終わり。新学期が始まって。 かすかに秋めいてきた、澄んだ青い青い空が、頭上に広がる。 遠く耳に届くのは夏を追憶する蝉の声だろうか。 まだ煩いくらいのそれはどこか哀しげにも聞こえるだろう。 真っ白な日傘を翳し、フェンスへと近付いていく]
["伝説の樹"を見つめる瞳は、何色を映していたか]
(+12) 2010/08/10(Tue) 09時半頃
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……ふふ、良い天気だなー。
[いつかと同じような台詞。 目を閉じて息を胸いっぱいに吸い込み、伸びをして、 そのせいで浮いた目尻の涙をそっと指で拭う。 そしてフルートを構えて吹くのは、秋の文化祭の演奏曲だろうか。 合唱部と一部合同でされる予定だったはずのそれの、 フルートソロの箇所を何度か練習し、満足げに微笑んだ]
あ、来てるのかな。きれいな音。
[やがて音楽室から、トロンボーンの音色も響いてくるか。 それならば最初は合わせるように勝手に吹いていたものの、 途中から悪戯げに、わざと全く違うテンポにしてみたり]
んー、この辺りで休憩。まだまだ暑いねぇ。
[何故か嬉しそうに呟き、フルートを仕舞って。 来たときと同じように軽やかな足取りで、校舎の中へと]
(+13) 2010/08/10(Tue) 09時半頃
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……あ、そうだ。会いにいっちゃおう。
[ふふ、とひとつ笑みを零し、生徒会室の前へ。 ドアに耳を当ててみても中から物音は聞こえない。 試しにドアノブをがちゃがちゃ言わせてみるが、 やはりまだ誰も来ていないようで、鍵は閉まったままだった]
[これはチャンス。とばかりに、身を翻し]
[階段を少しだけ早足で駆け下り、職員室へ行くと、 もう既に来ていた仲のまあまあ良いおじさん先生が出てくる。 彼は少しだけ変わっていて、同じように多分変わっている自分に 親近感を抱いているのか、孫にでも似ているのか。 理由なんてどうでも良いのだが、微笑みながら手を差し出せば]
(+15) 2010/08/10(Tue) 10時頃
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『またかい? 生徒会室の鍵だね、すぐに返すんだよ』
[大して困っていない苦笑で、鍵を渡してくれる。 ありがとうございます、とぺこりと一礼して、また駆け上がり]
……おじゃましまーす。
[こうして、こっそりと侵入完了なわけで。 あとはすぐに返しに言って、口止めをすれば良いわけである。 きっとまだ生徒会の誰にもバレていないはずだ]
これは"魔法"なんだから、種明かしはダメだよねー。
[カーテンを開け放し、ソファの端に荷物を置いて。 さて目的の……と何かを探して初めて、あれ、と首を傾げる]
わたし、会いに来たはず、なのに。
[部屋の端、そこにはただのダンボールがあるだけで。 ふわふわと柔らかかったはずの、何かは、いなかった]
(+18) 2010/08/10(Tue) 10時頃
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……夢でも見てたのかな。
[どこかで誰かが、自分と同じことを、思った気がして。 白昼夢のような心地の中、ソファに座り込み、 行儀が悪いと知りつつも靴を脱いで、膝を抱え込む]
Ave Maria......Gratia plena
......Dominus tecum
Benedicta tu in mulieribus......
[ぼんやりと口ずさむのは、グノーのアヴェ・マリア。 そういえば、何故自分はアルトの旋律を選んだのだろう。 記憶の奥底のどこかで、誰かが切なげに歌う、 低くて伸びやかな歌声が聞こえた気がして、首を傾げる]
(+19) 2010/08/10(Tue) 10時頃
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アイリスの声、じゃ、ないよね。
[ツキン。頭の奥で何かの欠片が割れる、音が響く]
[ソファで眠っていた事に気付くのは、チャイムがなってから。 そのときには、もう疑問もなにも覚えてはいなかった*]
(+20) 2010/08/10(Tue) 10時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 10時頃
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[気付けば、昼休みか、放課後か。 眠くてぼうっとしていたら先生に指され、普通に答えられず、 隣の友人にまたなの?なんて言われたりして。 それでも、どこか突っ込みが物足りなく感じていた]
……今頃、夏バテか。
[廊下を歩きながら唸っていると、前に生徒会長の姿>>+21。 変わったぬいぐるみ片手に歩く様子に、また悪戯っぽい笑みを 浮かべ、気付かれないように後を着いて行くことに]
お、名物の飛びつきソフィちゃんだ。
[微笑ましい光景>>+22を眺めつつ、でもまだ潜伏中で]
(+23) 2010/08/10(Tue) 10時半頃
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よし。ここで行こう。
[どこでどう何でタイミングを見計らったのか。 早足でふたりの後ろへ駆け寄ると、 一応倒れないように多少の遠慮込みで、ソフィの背に飛びついた]
(+25) 2010/08/10(Tue) 10時半頃
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双生児 ホリーは、ふふ。さぁ誰でしょう?と笑って。
2010/08/10(Tue) 10時半頃
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あらら、バレちゃった。ちっ。
[舌打ちはうまく出来ず、口で言うことに。 仕方無さそうにソフィアから手を離し降りて、隣へ並ぶ]
黄金の肩? 黄金の脳だったら、欲しいけど。
[よしよし、とソフィアの頭を撫でながら、 ぬいぐるみの額に貼られた模試の紙を見つつ、ぽつり]
(+28) 2010/08/10(Tue) 11時頃
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灰色の脳細胞、欲しいなー。
[ソフィアの回答に、しごく真面目に頷いて。 撫でる手に伝わる髪の柔らかさに、擽ったそうに微笑う。 ルーカスの持つぬいぐるみをひょいっと取り上げて、 撫でたり、突付いたり、しばらく遊びつつ話を聞くだろう]
受験、……か。 会長はどこの大学受けるとか、決まってるの?
[わたしは(01)ヶ月は必要、なんて、気軽な様子で問う]
(+33) 2010/08/10(Tue) 11時頃
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双生児 ホリーは、冗談っぽく、一ヶ月あれば歴史はどうにかなるかも。しかしそれ以外は無理に違いない。
2010/08/10(Tue) 11時頃
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[そういえば、という表情でふたりを見て]
今からふたりとも、生徒会室に行くのかな。 だったら着いて行って……麦茶貰ってもいい?
[普段は許可などとらないことが多いのだが。 珍しくそう聞いて、ふと、廊下の窓越しに空を見上げる]
――……そら、あおいね。
[硝子越しの空はどこか、現実感がなく見えて。 まるで夢の中にいるようだと思った。 そういえば今朝もそんなことが……と、また、頭が痛む]
[窓枠の中に描かれた空に、飛行機は飛んでいない]
(+35) 2010/08/10(Tue) 11時半頃
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双生児 ホリーは、記憶力には自信あるよ、と微笑む。
2010/08/10(Tue) 11時半頃
双生児 ホリーは、[それなのに何か、思い出せないけれど]
2010/08/10(Tue) 11時半頃
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>>+36
ふふ。わたしは簡単には捕まらないよー。
[泥棒と言われて微笑みながら、そう返す。 しかし次のルーカスの台詞に、ふいに立ち止まって]
――あ、生まれた、国に? ……そうだったんだ。
[慌てたように少し俯いて、微笑んでまた顔を上げる。 それは少しだけ頑張ったような、未完成な笑みだったか]
わたしは、国立か公立か、そんなところかな。 音大は行かないけど、フルートが吹けたら嬉しい。
[それはアイリスだと思うよ?と、教えつつ。 まだ持ったままのぬいぐるみを、無意識に抱きしめていた]
(+40) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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>>+37>>+39
何となく、聞いてみただけだよ。ソフィちゃん。
[受験頑張ろうね、とまた頭を数回撫でる。 ペンキという比喩にはルーカスとともに笑っただろう]
お彼岸……、違う世界に、繋がってそう……。
[ふいに脳裏に、冴え冴えと輝く青い月が過ぎる。 驚く間もなくそれは消えてしまったけれど、余韻は残っていた]
(+44) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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>>+45
ちょ、何する……!
[頬を引っ張られ、やり返そうとしたのに。 ぬいぐるみを抱きしめたままで上手くいかずに、そして]
…………っ。
[軽く抱きとめられ、僅かに身体が強張る。 それはいつかの光景を思い出させるようなのに、不鮮明で。 きっと温もりが離れていくまでじっとしていただろう]
だから、前触れなくは……。
[言い返そうとして、寂しげな笑みに気付いて、飲み込んだ]
(+48) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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[ソフィアの言い方に、"誰か"の姿を感じて>>+42]
甘えたくて……? お友達、かな。
[しっかり疑問にしたわけではなく、ただ零れただけ]
演奏会? もし入ったら、もちろんするよ。 行事といえば、卒業する前にみんなでどこか、に――
あれ、前にもこんな話、したっけ。
[さも不思議そうに呟いて。 そうしているうちに生徒会室へと、到着するだろうか]
(+51) 2010/08/10(Tue) 12時頃
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>>+52
だから、苦手じゃなくて。そうじゃない、んだよ。
[自分でも良く分からない、目を合わせずにそう言って。 もう一度抱きしめられたときには、 気付かれないくらい少しだけ、俯くように頭を預けただろう]
あ、わたし、麦茶用意するね。
[生徒会室に入り、ぱっと容器を手に取る。 水道へと走り、溜まるまでの間にぼんやりと鏡を覗けば]
[そこには泣きながら誰かに訴える、ひとりの少女]
(+53) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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……メーちゃん。
[声は聞こえない。それでも確かに知っている、その人に。 撫でるように、鏡に手を伸ばす。届かない。それでも、そっと]
[気付けば、容器から水が溢れていた。 鏡を見る。当然映っているのは自分と、後ろの景色だけ。 ふるふると頭を振って、容器を、生徒会室へと**]
(+54) 2010/08/10(Tue) 12時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 13時頃
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―回想:生徒会室―
[容器片手にドアを開ける。聞こえた声に顔を上げれば。 そこにいたのは、いつもの、寄り添いあうふたり。 一瞬懐かしいような安心したような、表情で見つめて]
ふふ。雑用こなしてるから、会長に何かお礼要求しようかな。 麦茶は会長の提案だけど。さあ、どうぞどうぞー。
[まだあまり冷えてない麦茶をグラスに注ぎ、皆に勧める。 そして絵なんて線を繋げれば良いんだよ、と暴言を吐きつつ、 ルーカス>>+56とソフィア+67の隣で、真剣にペンを握り締めた。 一心不乱で、アイリスの差し入れ>>+62にやっと気付き]
なんとなく、また辛そう……?
[ちなみに絵の結果は、小学{2}年生並みの出来。 猫は、12:パンダ 34:牛 56:未確認生物{5}にしか見えない]
(+79) 2010/08/10(Tue) 19時頃
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うん。我ながら素晴らしい出来。
[どう見ても動物ではないそれをルーカスに押し付け、 真っ赤な爆弾食品を美味しそうに口に運ぶソフィアを見たり。 ご機嫌な彼女は可愛らしくて、思わず頭を撫でる]
わたしもひとつ、貰ってみよう。
[ぱくり。しばらくは平気な顔をしていたが、次第に笑みに。 いつかのハバネロアイスと同じ感じになりながら、ふと。 いない誰かを探すように、部屋の端の椅子へと視線を彷徨わせた]
[心の隙間に開いた、空白のような違和感]
[窓の外には、やはりペンキの青をひっくり返したような空。 耳に届くのは夏を忘れるなと訴える蝉の声。 何かを掛け間違えれば壊れてしまうような不安定さに、 ずっとここに浸っていたいと求める心と、 ここは本当ではない幻想の世界なのだという感覚が交わる]
(+80) 2010/08/10(Tue) 19時半頃
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[屋上へ行くというアイリス>>+73に、首を傾げて]
誰かいるの? うん、行ってらっしゃい。
[胸が痛むのを誤魔化すように微笑を浮かべ、手を振る。 耳ではなく心の奥、誰かが泣いている声が聞こえる気がして。 そのひとを抱きしめたいのに、そのひとはいない]
…………っ。
[きっとその場にはソフィアもルーカスもいただろう。 それでも震えを堪える事が出来なかった。 置いてきてしまった誰か。一緒に、――星を、見ようと]
……やくそく、した。
[生徒会室の窓に映る、青い月光の差す屋上。 そこにあの少女と金髪の彼の姿が一緒に見えれば、息をつき、 まるで気を失うように静かに、ソファで眠りにつく**]
(+81) 2010/08/10(Tue) 19時半頃
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[ふと気付けば、屋上で膝を抱えていた]
[いつの間にワープしていたんだろう。 それとも、夕方からずっとここで寝ていたのだろうか。 静か過ぎる夜の空気、思わずひとつ震える。 考えていてもよく分からなくなってしまい、 まぁいいか、といい加減に結論付けることにした]
[空を振り仰ぐ。夜の闇に星は瞬かない]
[ただそこにあるのは、冴え冴えと凍る青い月]
……青い月、だ。 凄いなー。こんなのわたし、初めて、……初めて?
[頭の奥底の記憶が違うと。見たことがある、と。 それは遠い昔ではなく、まだ過去とも言えない――]
(+135) 2010/08/11(Wed) 09時頃
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[――……これは。]
[気付いた瞬間、景色はがらりと移り変わる。 そこに現れたのはたしかに自分の知る、みんなの姿で。 対峙するフィリップとテッド。 それを離れた場所から見つめる、ズリエルとカルヴィナ。 そしてきつく掌を握り締める、メアリー]
[声は聞こえない。音は届かない。 それでも表情と口の動きで、何となくは理解できる。 メアリーに近付こうと、震えているだろう手に触れようと、 優しく包み込むように重ねても、温もりは伝わらないけれど。 その時の表情は、今にも泣きそうだったかもしれない]
……ズリエールくん。あ、ズリエルくん。
[ふいに傍にいたズリエルを見上げ、 何故か彼には通じる気がして、ふわりと笑みを浮かべた]
(+136) 2010/08/11(Wed) 09時半頃
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[早送りのように、時は過ぎる]
[瞬きをする間に月は血のように赤く染まり]
――カルヴィナ!!
[赤ん坊を抱え、走り去る彼女に必死に手を伸ばす。 それでもまた届くことはなかった。 霞んでいく視界に、滲んでいく境界に、限界を感じる。 もう自分は"あの世界"に戻ってしまうのだ。 幸せで温かくて哀しくて優しい、――幻想の楽園へと]
――――……。
[祈りの言葉は声にならない。ただ、心の中に*]
(+137) 2010/08/11(Wed) 09時半頃
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[遠くから、静かな歌声と曲が聞こえた気がした。 ピアノの旋律は、ゆるやかに...の意識を掬い取っていく]
…………ん、……。
[現れ、霞んですぐに消える、不確かな感覚。 それでも毛布と、隣に感じる誰かの温もりに目を覚ます。 プールに潜り水面を見上げるような揺らめく視界に、 強めの瞬きを何度か繰り返せば、涙が頬をつたい落ちた]
ソフィ、ちゃん。
[いつの間にか寝ていたのだと、気付く。 隣を見る。どこか切なげな表情で寝入る彼女に微笑み、 自分に掛けられていた毛布で、そっと包み込んだ。 そうして室内を見渡せば、同じように眠るルーカスの姿]
(+138) 2010/08/11(Wed) 10時頃
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[スピーカーからの音はもう止んでいただろうか。 それでも耳の奥に静かな調べの余韻が、残っていた]
あれ、いま、何時だっけ。夕方かな。
[朝だったか、昼休みだったか、放課後だったか。 曖昧なそれに首を傾げるけれど、深くは考えなかったし、 その理由を追求しない自分を不思議にも思わない]
かいちょー、風邪ひくよ。
[きょろきょろと辺りを見回し、目的の毛布を探し出し、 ソフィアへと同じようにそっと身体に掛ける。 起こさないようすぐにその場を離れようとして、でも]
…………寂しく、なるね。
[国に帰るという言葉を思い出し、ぽつりと。 椅子の後ろから肩に腕を回し、そっと一瞬の間、抱きしめて*]
(+139) 2010/08/11(Wed) 10時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 10時頃
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[抱きとめた瞬間の寝言に、びくりと肩を震わせる。 まさか起こしてしまったか、 気付かれてしまっただろうかと様子を伺うものの]
寝言か……。あんまん、買ってこようかな。
[この残暑厳しい季節にあるはずもないのだけど。 なんだか混乱した状態のまま、財布片手に部屋を飛び出した。 後ろでふたりが起き出したのには、軽く手を振って]
(+150) 2010/08/11(Wed) 11時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 12時頃
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[慌てて階段を降りようとしたせいか、{3}回ほど転びかけ、 2階を通り過ぎようとして急ブレーキをかける。 ちらり、と職員室の隣、放送室の方を見遣って、そちらへと]
……あれ、か……サイモンくん、だよね。
[『か』って何を言いかけたんだろう、と呟きながら。 コンコンと数度ノックして、ドアを少し開けて顔だけ覗き込み]
もし暇なら、生徒会室でお茶会、どう?
[彼の顔を見た瞬間、不思議な感覚に捕らわれたが、 何なのかよく分からないうちに掻き消えてしまった。 残ったものは、ただ、胸の奥のじわりとした痛みだけで]
寝ていたから良く覚えてないんだけど、 かけてくれた曲、好きだったような気がする。曖昧でごめん。 でも、ありがと。買出しに行くから、じゃあね。
[いつもの笑みで、手を振って、放送室を後にしただろう]
(+153) 2010/08/11(Wed) 12時頃
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―購買―
[やはり、この時期にあんまんはなかった]
まあ、当たり前だよねぇ。
[食堂のおばさんに、もう少し経ったら入るよ、と言われて。 仕方がないので適当にそれっぽいのを見繕う事にした]
……これ、良いんじゃない。ふふ。
[あんぱんと、何故かロシアンルーレット大福を手にする。 その他にも色々と買って、満足げに生徒会室へと戻っていく]
[ただ、コアラのお菓子を見たときに、何かが過ぎって。 じっと見つめていたからだろう、おばさんに『買わないの?』と 問われたものの、今買ってはいけない気がして、止めた]
(+155) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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[帰り道、メール>>+156が届いて]
あちゃー。あんまんとか、なかったんだよ……。
[ごめんね、と呟きながら、生徒会室へ駆け足で]
(+159) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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―生徒会室―
ただいまー。色々買って来たよ。
[突っ伏すソフィアの頭の上に、あんぱんの袋を乗せる。 さあ食べたまえ若人よ、なんて意味不明のことを言って、 戦利品を机の上にどばどばと広げ始めた。 クリームパン、チョココロネ、ピザパン、サンドイッチ。 それまでの間、何故かルーカスと目を合わせられずに]
……えっと、麦茶注ごうか。
[不自然な態度に、自分で自分に首を傾げる。 誤魔化すようにロシアンルーレット大福の説明をし出した]
1から10までクジがあってねー。 その番号が書かれた袋のを、食べるらしいよ。
[1:餡子 2:イチゴ&餡 3:ミニトマト 4:辛子 5:バナナ 6:ずんだ餡 7:青汁餡 8:抹茶餡 9:罰ゲーム 10:餡子]
(+161) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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[ドアのすぐ傍、立ち尽くしているサイモンを見つける]
って、君は何を呆けてるの。
[手を差し伸べ、彼がその手を取るのを、静かに待った]
ほら、お茶菓子買ってきたから。どうぞ。
[と言いつつも、自分も部外者な訳だけれど。 きっと握ってくれたなら、嬉しそうに微笑んだだろう。 いつかはそれが無理だった気がするから。 右太腿に感じていた痛みは、その瞬間消え失せるのだ]
(+164) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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双生児 ホリーは、ラルフ達にひらひらと手を振った。
2010/08/11(Wed) 12時半頃
双生児 ホリーは、罰ゲームはこれね、と、ダンボールに入ったコスプレ衣装を引きずり出してきた。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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[さっそく罰ゲームを引いたラルフに、にこにこ]
ふふ。これね、この部屋で見つけたんだ。 ラルフくんなら似合うんじゃないかな。ね、アイリス?
[1:ウェディングドレス 2:チャイナドレス 3:水着 4:バニーガール 5:タキシード 6:メイド服 である]
(+169) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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双生児 ホリーは、ラルフに「じゃあ、タキシードであることを祈らなきゃね」と、クジを差し出した。抵抗には屈しない。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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[アイリスの言葉>>+170に、僅かに慌てたように]
別に、会長と喧嘩はしてないよ?
[何だかルーカスのほうから視線を感じた気がして そちらを見ると、ばっちり目が合ってしまっただろうか。 またふいっと逸らして、自分も大福を手に取った(09)]
(+173) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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双生児 ホリーは、自分の大福に呆然としている。
2010/08/11(Wed) 13時頃
双生児 ホリーは、ラルフにメイド服を押し付けた。
2010/08/11(Wed) 13時半頃
双生児 ホリーは、特に抵抗せずにくじ引き。{3}
2010/08/11(Wed) 13時半頃
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[スクール水着を見つめながら、ぽつり]
これをここで着るのは……さすがに寒いような。
[ラルフの呪いがかかったような気がしていた**]
(+176) 2010/08/11(Wed) 13時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 13時半頃
双生児 ホリーは、ソフィアとサイモンにも、半ば強制的に大福を勧めている**
2010/08/11(Wed) 13時半頃
双生児 ホリーは、マーゴちゃんもどうぞ、と差し出して、ルーカスを微妙に睨み付けた。準備室に連行さるのに、え?ここで着るの?と瞬きつつ**
2010/08/11(Wed) 13時半頃
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>>+179
ふふ。会長もバニーガール、着てみる? なんとなく似合う気がするんだけど。
[やっと視線を合わせて、いつものように微笑んだ]
(+180) 2010/08/11(Wed) 14時半頃
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[やっぱり?と言う目でアイリスを見て]
そっか、罰ゲームだから……。
[何故か深く納得してから、続く言葉に]
チャイナ着てみる? 似合うと思うよ。 かなりスリットは入っているけどね。ふふ。
(+182) 2010/08/11(Wed) 15時頃
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双生児 ホリーは、ルーカスにうさみみを被せようとしたが届かない。
2010/08/11(Wed) 15時頃
双生児 ホリーは、うさみみを引っ張って遊んでいる。
2010/08/11(Wed) 15時頃
双生児 ホリーは、逆襲される前に逃げ出した。ふふ。
2010/08/11(Wed) 15時半頃
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―生徒会準備室―
[この部屋で、水着片手に女子達に囲まれるだろうか]
……せめて上に羽織ろう。見苦しいから。 というかわたし、何気にハーレム。ふふ。
[ふと、でも誰かが、足りない気がした。 窓ガラスに一瞬、ツインテールと金髪が過ぎった気がして 振り返るが、当然そこには見慣れた田舎の風景が広がるだけ。 もどかしい程の空白感を忘れたいというように、 何の躊躇いもなく、制服に手をかけ、手早く脱いでいく]
だ、だれか、寒い。やっぱり羽織るものくれないかな。
[普通にスクール水着で、恥ずかしがりもせずに。 ただの細身のため、大して似合ってもいないだろうか]
(+188) 2010/08/11(Wed) 15時半頃
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>>+187
うーん。 ラルフくんは、他の人に見せたくないかもね。アイリスを。
[なんて、水着姿のまま腕を組んで]
さあ、演劇部なのかな。 気付いたら生徒会室にあったんだよー。
もしふたりとも着るなら、写真を……、あれ?
[写真部の知り合い、いたかな?と首を傾げる。 そう、そして誰かと、一緒に撮る約束をしたような――]
[それもすぐに、消えてしまったけれど]
(+191) 2010/08/11(Wed) 15時半頃
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>>+194
というか体育の授業で着ているしね。 大して恥ずかしがる事でもないかなーと。
[ソフィアからは何故かウェディングドレスを受け取った。 とりあえず寒いので上から着たものの、 なんだかもう水着の意味がないような気がしている。 というわけで、こっそりときついので脱いでしまったのだが]
まあ、さすがの私でも、水着では……。
[ふたりがチャイナで騒いでいる間に、ふと恥ずかしそうに。 それはあまりに僅かで、誰にも気付かれはしなかっただろうか]
(+199) 2010/08/11(Wed) 16時頃
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双生児 ホリーは、店番 ソフィアに、きっと運命なんだよ、と。
2010/08/11(Wed) 16時頃
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[可愛らしくはしゃぐふたりに、微笑んで]
ふふ。ならふたりとも着ちゃえばいいのに。 マーゴちゃんはねー、メイド服とか似合いそうだよね。
[どう?なんて、勧めてみたりして。 自分はシンプルな白いドレスで、しばらく皆を観察中]
(+201) 2010/08/11(Wed) 16時頃
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[一歩離れた場所から見る、この平和すぎる時間。 ふいにきらきらと砕けて散りそうな、ガラス細工の世界]
……なんか、感傷的だなー。最近。
[窓辺に寄りかかり、茜色に染まる空を見上げ、 小さくため息をついて目を伏せた。 消えていくものを掴むことは、不可能なのだろうか]
わたし、向こうに戻ってるね? なんかお腹がすいたみたい。パン、食べよう。
[思考を打ち消すように、ふるふると首を振った。 今を楽しむしかない。きっとそう。 "正常な世界"では、"誰か"が欠けてしまうのかもしれないから]
(+204) 2010/08/11(Wed) 16時頃
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[向こうに戻る前、みんなの変身に目を瞬かせ]
おおー。眼福眼福。ソフィちゃん、可愛い。
[チャイナソフィアに、バニーアイリスを眺めて。 ラルフくんの反応が楽しみだけど怖いね、なんて呟く]
このアイリス、みんなに見せたくないかもね。
あ、マーゴちゃん、似合う。ふふ、お人形さんみた…い。
[ツキン。頭の奥が一瞬痛む。 でもそれを気にせずに、ぎゅう、と強く、マーゴを抱きしめた。 このままどこにも行かないでと、理由の分からない願い]
あ、まだクリームパン、あるかな。
[手を振って、裾に転びそうになりながら、パンのもとへ**]
(+207) 2010/08/11(Wed) 16時頃
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双生児 ホリーは、アイリスに、実はいつの間にかドレスに着替えていたのです、と微笑みながら披露してみた。ソフィちゃんがくれたんだよー。
2010/08/11(Wed) 16時頃
双生児 ホリーは、生徒会室が異世界だね、と微笑む*
2010/08/11(Wed) 16時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 16時半頃
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>>+214
え? 誰か、いたかな……。
[マーゴに問われて考えるが、答えは出てこない]
でも、居た気がする。わたしも。 とても大切な友達。
[幸せそうな笑みに、微笑みを返して]
(+215) 2010/08/11(Wed) 17時半頃
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双生児 ホリーは、傍に寄ってきた子犬を、優しく撫でた*
2010/08/11(Wed) 17時半頃
双生児 ホリーは、掃除夫 ラルフをジーッと観察中。*
2010/08/11(Wed) 20時半頃
双生児 ホリーは、犬の鳴きまねをする会長も観察中。
2010/08/11(Wed) 21時頃
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―現在:生徒会室―
[マイペースにクリームパンを手でちぎって口に運びつつ、 華やかな女子軍団と、隅で恥らっているラルフを観察している。 ほらサイモンくんも何か着てみよう?と、 悪戯っぽくコスプレ衣装{4}を勧めてみたりもしたか]
このまま、仮装行列出来そう。わたし達。 というかドレスって食欲抑えるのに最適かもなー。
お腹、きつくて食べにくい。
[シンプルなAラインのドレスのまま、ぐてーと机に突っ伏す。 そして、ああそうだ、と思いついたようにダンボールを探り]
これどうぞ。多分、似合うよ。
[ラルフに近寄って、クラシカル仕様のメイドキャップを被せた]
(+218) 2010/08/11(Wed) 21時頃
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双生児 ホリーは、会長の拍手に手を振り返した。
2010/08/11(Wed) 21時半頃
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