65 In Vitro Veritas
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ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/28(Wed) 22時頃
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― →回想:スタッフルーム ―
[>>1:379スタッフルームの椅子に座らされれば、次に、赤子のように固く、袖を握り締めていた指を解かれ。それでようやく硬直から解けたように、ぴくりと動き始める。 勿論、特別な手入れなどはしていないその指]
う ん
どうして わから ない
[頬に冷たいものが触れ、思わず力を入れた。 今まで他人の意思を拒んだ事がなかった。 普段ならばかけっこだって、逃げる相手を追わない。 だから、あれ程にまで人を追ったのは初めてで]
……りい ね
[自分のものだと信じている名を、相手に告げただろう。 相手の名も、教えてもらえるだろうか。 そうでなくとも、部屋を後にする彼の背は追わない。]
(66) 2011/09/28(Wed) 22時半頃
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[冷たいハンカチを頬に押し当てたまま、 それでも身体のあちこちから響く痛みは消えず。
―――彼女は、しっかりと覚えていた。 いたい、いたいと悲痛な声をあげていた者は ロボットに連れて行かれたっきり戻って来ない事を。]
………
[その光景を思い出せば、血の臭いが鼻を掠めた気がした。 自分自身は出血していないのに、何故だろう。]
(67) 2011/09/28(Wed) 22時半頃
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ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/28(Wed) 23時半頃
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― B1F・スタッフルーム ―
[階下のざわめき、怒りが混じった叫び。 それを耳にしながら、頬の冷たさを感じていた。
物音に目をやれば>>152隣の部屋へ走って行く16番 ――服装が違うから、違う人、だろうか を視界に入れながら、ゆっくりと立ち上がる。]
……
[水に濡れたハンカチを握り締めて。 廊下を、さながら亡霊のように彷徨った。
当直室から、リズムを持った音が聞こえてくる。 それは16番の運動の時に流れる音楽を思い出させた。]
(244) 2011/09/29(Thu) 14時半頃
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[>>1:379どうして知りたいのか、 とコーダにそっくりな人に聞かれて 咄嗟にわからないと答えたけれど。
――自分から「逃げ出した」彼女。 追いかけっこをやる者にはありえない 悲鳴と、怯えたような歪んだ表情。
つまり、自分は“拒絶されたのだ”と思った。]
おなじ ちがう
[姿形は似ていても、自分とは違うのかと、 目の前の物にふと手を伸ばしたくなるような、 そんな自然な興味が、感情となって渦巻いた。]
(245) 2011/09/29(Thu) 14時半頃
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[暫く廊下を彷徨った後、階段を降りていく。 丁度コーダ達とはすれ違いになったかもしれない。
重い扉を開ければ、ある部屋の前に集まる人々。 そこには“彼女”も居ただろうか。]
……
[先程のように追いかけることはせず、 非常階段を降りきったその場から、 彼女と一定の距離を保ったままで、見つめ続けた。]
(246) 2011/09/29(Thu) 14時半頃
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― 生ゴミ処理機前 ―
[“彼女”を見つめながらも、検死をするならば 赤が滲んだ、白いシーツの中に目が行く。
「消えてしまった」ヨルに似た人の無残な姿。 映像を見た時に色々と騒いでいたが、 目を指して、何か言っていた記憶しかない。
――その目が今、空洞になっている。]
め どこ ?
[単純に疑問を抱いた、目の行方。 呟いた言葉は、誰かに聞こえたか**]
(247) 2011/09/29(Thu) 15時頃
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ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 15時頃
ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 22時半頃
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― B2F・生ゴミ処理機付近 ―
[>>247を呟いたのは、丁度彼女と16番が話している所だったか。 聞こえた内容は、彼女が自分達を壊す者だということ。]
あの
[一歩、彼女に近づいて]
どうして にげたの ?
[呟くような か細い声で、問う。 自分の姿を捉えたら、彼女はまた逃げてしまうだろうか。]
(306) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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ひど い こと…
[先程のように拒絶はされずに、眸を覗かれた。 前髪の隙間からはっきりと見える、同じ色の眸。
>>294ばつが来るという16番に対する答え方も 自分と同じ、受け入れてるように見えた。]
でも おなじ
わたしと
[ふら、ふらと覚束ない足取りで、再び彼女を追うように。 その背についていこうとした。]
(317) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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― →B1F:スタッフルーム ―
[彼女の幻影、そのものであるかのように 後を追い、先程居た部屋まで来てしまった。 コーダと、名前を教えてもらったセシル。 その二人が居たとしても、その足は彼女へ一直線に。
手を洗い流すのを、ぎゅとハンカチを握り締めながら 黙って見守っていたが、ふいに声をかけられて]
わたしと ちがう ?
[自分を指差して、それから相手を指差して。 簡潔すぎる問いと共に、首を傾げてみせた。]
(336) 2011/09/30(Fri) 00時頃
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[疑問に返ってくる答えは、難しい言葉ばかりで。 反対側に首を傾けたり、時折小さく頷いたり。]
うー
[立っていた時の彼女を思い出して、 確かに身長は違った、と頭の上に手を翳してみる。 そうしている間に、逆に問いを投げられれば]
ふく つくる
[裁縫は、何十年と続けている仕事だったから 針を持って、布を縫うようなジェスチャーをして言う。 むしろ得意なのは、其れしかないくらいだった。]
(346) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
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ほう ごう?
[やっぱり言葉の意味は理解しかねるが、 自分と同じような、彼女の仕草を見て ふわぁと口が序々に開けられていく。]
おなじ
[その仕草を、指を差して。 口元が、緩んでいくのが分かった。]
(356) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
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[初めて見る彼女の微笑みに、 まるで親に褒められてもらった子供のように ぱたぱた、と落ち着かない様子で軽く足を踏む。 耐え切れなくて、隣の椅子に腰を降ろしたり。]
?
[しかし、それっきり、俯いたままの彼女。 不思議に思って、座ったまま身を乗り出して覗き込もうと。]
(373) 2011/09/30(Fri) 01時半頃
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[彼女が手を血で濡らしていた時、 ひしひしと感じた、皆の怒りを思い出す。 それが傍らの彼女に向くとして、それも受け入れる ―――何事もそうしてきたはず、なのだけれど。]
………
[自分に似た彼女に浴びせられた、冷たい視線。 それを“受け入れている”彼女へ、今、手を伸ばして。]
いっしょ
[怒りを背負うのならば、せめて二人で、と。 聞こえてくる心地良い音色を耳に、 重なり合った手から、温かさが伝わった**]
(374) 2011/09/30(Fri) 01時半頃
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ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/30(Fri) 01時半頃
ひつじ リンダは、メモを貼った。
2011/09/30(Fri) 01時半頃
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