人狼議事


156 カイレミネ島の雪

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楽器職人 モニカは、メモを貼った。

rucoco 2013/12/27(Fri) 00時半頃


【人】 楽器職人 モニカ

― マドカが眠った日 ―

ん、これで雪がやめば、
冬将軍はいなくなったってことになるのかな。
ジリヤ以降、誰も昏睡したって話は聞かないし……。
そうだと思いたいけど。

[今だ眠りの淵にあるマユミにヒュー、ジリヤを想う。
ヒューの呼吸が眠った当初より浅くなっている。
体温も低い、とミナカタの診断]

(もう、このまま目が覚めないなんてこと……)
(嘘だよね? ヒューさん……)
 

(2) rucoco 2013/12/27(Fri) 01時頃

【人】 楽器職人 モニカ

― 雪解け前 ―

[眠るマドカの隣、白い貌が並ぶ。
ふたりとも、幼い時分から見知っていた少女達。
冬将軍に囚われていた少女――マドカは、今何を夢見ているのだろう。
その規則正しい呼吸を聞きながら、ぼんやりと思う。
もうひとりの少女、マドカの仲の良い従姉妹――マユミ。
自ら冬の海で薬を呷って、まだ目を覚まさない]

ふたりとも、早く起きないと春になっちゃうよー。

[声をかけて、カーテンを少し開く。
明るい空。外はまだ白が残り、陽を受けた雪が反射して、
部屋の中にきらきらと光を射す。
手袋を嵌めた自分の指先が目に入り、
ジリヤの店で買ったこれも、暖かくなれば外すのだろう、
と、どこか寂しい気持ちで眺める。

冬将軍同様、本来、この南の島とは無縁のものなのだから]

(19) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[不意に、近くで小さな音]



[くしゃみか何かを堪えているような――]

マユミ? マドカ?
起きてる……の?

[返答はない。
室内を包む静けさに、わずか首を傾げ、]

皆が目を覚ましたら、
ごちそう作るってワンダさんが言ってたよ。

だから、早く起きておいで。

[永久の眠りに就く者がいるであろうことを薄々感じながらも、
明るい声で少女達に呼びかける]

(20) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[それから、悪戯を思いついたような顔をして、
ひとりの少女に近づいて――]


女の子を起こすにはこれが一番って師匠が言ってた。


[白い肌に柔らかいものが触れる感触。
ふて寝の少女が目覚めるまで、あとほんの少し*]

(21) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時頃

【人】 楽器職人 モニカ

― 春 ―

……。
スキーって山でやるものなんだね。

[未だ海が凍っていた頃、出来上がったスキー板とストックを持ち、
意気揚々と海に滑りに行くこと数回。
その事実に気付いた頃には海の氷は溶けはじめていて、
まともに滑ることは叶わないまま、季節は過ぎた]

暖かーい。
でも、カイレミネってホントはもっと暑かったもんね。
この季節も今だけかあ。

[ぽかぽかとした陽気が眠りを誘う。
騒動から暫く経ち、目を覚ました者と覚まさなかった者と、
ティモシーの体験した通りの結果に分かたれ、
一日中目を赤くしていた時期もあった]

寂しい、かあ。

(22) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[騒動の最中、何度かわかりかけていたような感覚は、
日々の中で薄れつつあった。
それでも、墓場で見せたトレイルの背中。
大事なもの。大切なひと。
その情景とフレーズだけは繰り返し、脳裏に明滅する]


…………さん。


[感情の赴くままに泣いて、
それっきり、呼ぶことを避けていた名前]

(23) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

[結局、最後に間に合うことができなかったという事実だけ残る。
摘んだ花は薬となり、或いは枯れ、
ミルク入りのコーヒーも、お弁当も跡形なく、
思い出の品も何もない

ただ、頭に乗せられた感触とくすぐったい気分と、
思い出すたびじわりと滲むその感情を、
初めての恋とは知らないまま、

今となっては僅か数日間。
刹那の雪とともに、少女の胸の中に溶け込むのみ**]

(24) rucoco 2013/12/28(Sat) 00時半頃

【人】 楽器職人 モニカ

― マユミが旅立つ日 ―

[島を出ると聞いてから、その日が来るまでは早かった。
冬将軍の騒動の後、以前よりマユミと話す機会が増えて。
>>28>>29『 皆を起こして幸せになる 』彼女の決意を聞いた時は目を見張り、]

そっかあ。
うん、いってらっしゃい。

[言葉少なに返した。
島の誰もが諦めかけて、あるいは『 いつか覚ますといいね 』なんて、お決まりの台詞を口にするだけで、蓋をしていたこと。
たったひとりの少女の力で成せるとは到底思えない行為。
それでも、マユミの決意が本気だとわかったから、可能なことに思えたのだ]


すごいよなあ。


[考え事をしながら歩いているうちに船着場へと辿りつく]

(38) rucoco 2013/12/28(Sat) 22時頃

【人】 楽器職人 モニカ

[そこには赤いブランケットを纏ったマユミがいただろうか。
暖かくなった今の島では、身に着けるに不似合いな代物、
だが彼女は恐らく気にすることもなく]

(気が早いんだから)

[そんな彼女の姿態を見れば駆け出して、
名を呼びながら手を振った。
冗談まじりにお別れのキスでもしようかと思ったけど、
やめておいた]

(去るのがお姫様で、お見送りするのが王子様って)
(なんか腑に落ちないっていうか)
(だから)

[にこっと笑って、真由美の頬を突く]


続きは、今度、会ったときにね!**

(39) rucoco 2013/12/28(Sat) 22時頃

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