227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE
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[ 暗い世界の中で、何だかふんわりと浮く感覚。 あーれえ? ええっと…… ( 思い出すのは悪夢と 「その前」 )
殴り込み行って、 (多分) 撃たれて……… そんでケツに尻尾が生えて…………………… あー… 。]
なーんかさ、この悪夢の見っぷりだと 楽にゃー死ねてねーんだろーなあ。 白い病室で管繋がれて、 心拍数と血圧計だけがそばにあって?
( やーだねえ )
(+0) 2015/06/24(Wed) 06時半頃
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………………泣くかな。 ……………………………………泣かねーよな。 ……怒る、かなあ。 ………怒りそう……。
……カネシロは、ちゃーんとけーれたかな。 (アイツの事だ、でーじょーぶだろーけど)
はは、俺、カシラとゴローの心配はしてねーでやんの。 ……いらんか。 いらねーよな。
[ 真っ暗闇の なーんもねえ虚空の中 「地獄にゃまだつかねーのかなあ」 なんて
能天気に ぼやく声が響いた。]
(+1) 2015/06/24(Wed) 06時半頃
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[ ふわん! 身体全部が持ち上がるような感覚。
(なんだよ、また落ちてたってーの?) 1度目も2度目もそりゃーひでー落ちっぷりで ケツが4つに割れたんじゃねーかと思った位なのに]
今度のはひどくやさしーな…… なに、地獄にゃセーフティネットでも張ってあんの。
[ぽすっと小さな音を立て、不本意な毛玉が付いたままの尻は 三つ葉のクローバーのベッドに不時着する。 きょろ、きょろと見回してみても いまのところ、だーれの姿もみえやしねえ。
ぽっかりあいたカルデラのようなオアシスは 差し込む光がつくるカーテンでくるまれていて
見上げた空は、少なくとも 地獄じゃーなさそうだった。]
(+2) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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もー、なんなんだ……… まさか死んだらずーっとこんな ワケのわかんねー事が続くのか?
(うわぁ、確かに そいつぁ地獄だ)
[僕はふるっとひとつ、身を震わせて ぴるっとひとつ、耳が踊って 地面を埋め尽くす三つ葉を毟る。
指に挟んで(片目を閉じて)光にかざして、くーるくる。
「 こーすりゃ 全部四つ葉になる 」
子供すら、騙せないよな都合の良い御伽噺は それに気付いた僕だけの秘密。 ]
……ん?なんだ?
[――在りやしない4枚目の葉の向こうに見えたものは。]
(+3) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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なんだぁ? こいつは…………。
[さっき見回した時にゃー あったか無かったか。
数人は座れそうなテーブルに、 見覚えのある模様の付いたカードがひとつ>>#1 僕は訝しげにそれをつまみあげて 表、裏。
なんにもねーなあ、と元に戻して]
ご歓談、ってー なぁ。 だーれもいねーし それに閉幕って… もー終わっただろ、「俺」は。
[トゥイードルダムとトゥイードルディーの家指す矢印は おんなしほーを向いてたはずだが こいつはそれとは違うらしい。
ハンドメイド感満載の木の看板にゃ 右は『観客席』 左は『舞台上』 指し示すさきにゃあ 薄っすら伸びる 獣道。]
(+4) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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…………ホージ茶…………。
[ ふわん ふわん しろい靄、香ばしいかおり。
湯気のむこーに 見慣れたひっくい卓袱台と ぺったんこの座布団と 擦り切れかけてる畳と 僕が飲みっぱなしにした空のピール缶が見えて、
それに苦言をこぼす あのひとの声が ]
―――っ…………。
[ 倒れた湯のみが中身をぶちまけるように 記憶が、 おもいでが テーブルの上に広がる。
そんな日は もー暫く来ねーんだと思った時にゃ あったけー湯呑みを両手で包んで 折角の茶に塩味を混ぜ込むよーに 泣いていた。]
(+10) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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[ 椅子にも座らず、そいこらの木の根本に背中を預けて ずず、という音と共に 茶に口を付けたのは もうすっかりお茶がぬるくなったころ。
”三十路過ぎ”の癖して ちょいと赤くなった鼻は 正直はやめにどーにかしたい。]
……………………………はぁ。
[ 重量級の溜息ひとつ。
右の通路からなにやら草を踏む音がして>>+9 何だか聞き覚えのある声>>+11がしてきたのは ちょうどその頃。*]
(+12) 2015/06/24(Wed) 23時半頃
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リーは、そっぽを向いて口笛ぴーぷー(誤魔化し必死)**
2015/06/25(Thu) 00時頃
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[ うすっぺたなカードはまだポケットに入ったままで 僕はそれをうらめしげに取り出す。
そして視界の端っこに見えた”帽子”>>+11に ちょっとした確認含めて声をかけてみた]
兎だよ。李だ。 なー、サイラス。あんた、「あっち」で死んだ?
[ 今はもう何処もなんともねーけども 腹の中身が持ってかれたのもわかったし、 首を撫でてった鉄の感触は今でもリアルに蘇る。
最後の記憶は、体ごと1人の双子へ駆けてったとこで ぱったりブラックアウトしてやがるけれども
多分、悪夢の舞台で”死んだ”んだろーと思う。
このみょーに平和な、みょーに暖かい場所が 余計にそれを納得させていた。**]
(+13) 2015/06/25(Thu) 10時半頃
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そ、か。 やーっぱ死んだか。
[ 常日頃、死線と仲良ししてそーな雰囲気もないくせに 死んだにしちゃー、落ち着き払ってんのなあ。 湯のみを両手で包んで蹲って はぁー。なんていう 湿った溜息してるヤクザは、一体どーしたらいいんだよ。
慇懃に礼をする男>>+14に抱いたのはそんな感想。 それともなんだ、あんたの………]
しょーたいじょーは、もう全員に配り終わった訳? 受け取ったヤツ、まだ開いちゃいないんだけど 一体何処で何する招待状? せめて、うさ耳の悪夢からは醒めてーんだけどなあ。
[ずるっと取り出した招待状は、血どころか皺ひとつなく 四次元ポケットの健全ぶりが際立って、若干いらっとする。
やっぱり受け取らなきゃよかった、っていう狡い思考は 丸められない招待状のかわりにぐしゃっとしておいた。]
(+16) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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俺は………そー、さなぁ。 もーしばらくここで腐ってる。
コレも未練がましく、まだ全部飲んでねーしさあ。
[湯のみをくるりと回して、すっかり冷めた茶に波を作り。]
もしだーれか来たら、 あんたがそっち行ったって案内しとくよ。 道案内の猫は此処にゃーいねえみたいだし。
[湯のみを持った手の腕で、折り曲げた膝を抱えて 空いた手の指をなびかせながら”いってらっせー”の仕草。
その背中が見えなくなるまでは、変わらず座り込んだまま そばかすの消えない顔を、膝に乗せているだろう。*]
(+17) 2015/06/25(Thu) 18時頃
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此処で愉しむためにたぁ、あんたも努々気狂いだねぇ。
[ その”ここではない茶会”>>+18は何処なのか それを尋ねることはしなかった。
ナイトメアなんぞを喜ばせてどーすんのよ と ついた溜息は鼻先を揺らすだけの小さなもの。
観客席と書かれた木札の向こうへ消えてゆく背を見つめ 僕のあたまは ひとつのことでいっぱいだった。]
(+22) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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………………他力本願、かあ。
[ ぽつり落としたのは帽子屋が見えなくって暫くした頃。
招待状の下に隠した 「アリスが片方生きてりゃ僕は死んでも別にいい」 要約すると そう書いてあるカードを、 僕はなんとも言えない顔でポケットに仕舞う。
1人のアリス以外全員殺さにゃならんのか?とか それとも、片方のアリスを殺せばいいだけ?とか 色々頭をこんがらがらせていたのだけれど、 どー読んでもとりあえず理解できたのは 「ハッタは僕の邪魔になる」ってこと。]
その条件はクリアできた、っぽいよなあ。
[ ”どっかの誰か”がハッタを殺した。 だから僕の幕は、まだ完全に降りてねーんだろう。]
(+23) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ 蜘蛛の糸一本垂らされているよーな 琵琶の糸一本垂らされているよーな
ほっそい希望だけ残されて。
僕はひとり このテーブルに 「アリス」が2人着くことがないのを願うばかりの 愚鈍な兎。 ]
笑っちまうよなーぁ。 手前じゃなーんにもしてねーのに
[ 自嘲めいた笑みに口角が上がる。 棚ぼたのような未来を願うのも 「劇」を見に行く踏ん切りがつかねーのも
格好悪い。とんでもなく、格好悪い。
片手に持ったままの湯呑みの中は、 まだ暫く 乾せそうになかった。 ]
(+24) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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[ テーブルのほど近く、樹の根元に腰を下ろす兎は 耳をぺったりと垂れ下げて
まだ中身が入ってる湯呑みを握ったまんま 腕の中に顔を埋めて押し黙る。
気狂い兎はどこへやら。もう泣いちゃあないものの 藁を握ったまま離すことができない惨めな自分を どこか遠いところから「僕」は見ていて。
あのひとがこんな僕を見たんなら、きっと 何も言わずに頭をくしゃっとしてくれるんだろうけれど]
ばっかじゃねーの、僕……。
[ このまま還れなかったら、”置いてった”のは僕の方。 ”置いていきゃあしねえよ” あのひとの”答え”は今ですら、耳鳴りのように響くのに。
そんな所に訪れた、からりころり鳴る少女の声。>>183]
(+25) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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あんた……………いつから、 っつーか、だれ。
[ はじめて見る”少女”のキャストに、 僕は座ったまま、首を捻って林檎色の目を見上げる。 僕のながーい耳はまだ、垂れたまんまだ。]
…………あんたが淹れてくれたのか、これ。
[ 片手に収めた湯呑みを彼女へ差し出して くるり、さいごのひとくちを回す。
乾してしまったら、 水面に見える”背中”が見えなくなってしまうのではと そんな理由で飲めなかった さいごのひとくち。]
代わりは、………いいや。 ……それか、俺が淹れる事はできる?
[ 葉と、湯と、急須と。幻のように映る日常が、痛い。*]
(+26) 2015/06/25(Thu) 23時半頃
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…………ヤギ? >>208
[ 疑問符。 頭のなかじゃあ仔ヤギがメーメー鳴き始めるが まさかヤギが茶を淹れるわきゃあねーと考えること暫し。
それでもまだ カードを配った礼服の山羊頭とは繋がらず 僕はぼんやりとした頭のまんま、少女を見ていた。
その口調が、突然 変わるまでは。>>210]
…………!?
[ そばかすの上にある目はおおきく見開いて 舌の上がカラリとざらつく。 こんな、 まるで…
いや、そんなはずは、 ねーし。]
(+27) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[ 見上げる赤い眼に吸い込まれる。 手を引かれて 腕を飲み込まれて 息まで詰まりそうだ。 手のひらで包んだ湯呑みを握る力が 増して ]
ちーせえのが俺の口調を真似るもんじゃーねえ。 レディはレディらしく、淑女を装いな。
[ 頭に過る”背中”をかき消すように ん、と一声上げて立ち上がり、 随分と下になった少女の頭へ 傷だらけの左手を伸ばす。
もし届いたのなら ひとつ 頭を撫でて。 はたかれりゃ、ひとつ 苦笑を漏らして。
”鈍い音”>>211と共に「どう見ても見覚えのあるそいつら」 がテーブルに転がって はじめて 俺は 「こいつ」 が誰だかに 思い至った。]
(+28) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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”わが主ナイトメア” あのクソ山羊はそー言った。 ………あんたか。
あんたが、この悪夢のオーガナイザーか。
[ 声は低く、半ば伏せた瞼は黒妖を半分隠す。
己を見つめながら>>211 一客のコーヒーを置く少女へ
( しゃらり )
何の躊躇もなく 真白の喉元へ 背から抜いた脇差しをあてがおう。
テーブルの上には、俺のいつもの”仕事場”に転がってる 注ぎ口が欠けてる急須と古びた電機ポッド、 あてつけのような自宅の(僕の)茶筒。
それと真黒のコーヒーが静かに、誰かを 待つ。*]
(+29) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[ ここちよい猫のような顔をして、 すり抜ける指を受け入れた彼女が 目の前に”それら”を出した瞬間は、等しく悪夢そのもので
”恋しいだろう”と ”悔しいだろう”と からりころり 嘲笑う声すら聞こえて来る。
与えられた「YES」>>226に 脊髄反射の如く抜刀した。]
………………。
[ せめて いま 「これ」からだけは眼を逸らさぬと 真紅の瞳を真正面で受け止める。
森に流れる風が冷え、 コーヒーの水面に旋のような螺旋を描いて
くるり くるうり 廻るもの 踊るもの、 嗚呼いつだかの 僕のような。]
(+30) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[ ”僕”を真似ているんだろうと、 無理矢理に自分で納得したのが阿呆らしい。
首元に刃を添えられながら、少女は”あのひと”の口を真似 物怖じもせず か細い指で 僕の刃を制止する。
悪魔の声と口調に 全身が 総出で”いけ好かねえ”と叫ぶ声が 聞こえた。]
黙れ、糞餓鬼。
[ 何処から出たのか 僕自身見当もつかない 冷気を伴った ”おと”
問う事など何もない。憂う事もなにもない。 喉元から引いた刀は収める為ではなく
ただ一迅で、首を飛ばすための 距離。]
(+31) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[ 無知な兎は思い及ばぬ そこに在るのが影だとは。
愚鈍な兎は何も知らぬ 落ちる首など無いことを。
兎は次々と湧く怒りのままに ご自慢の足を踊らせて 森を裂くような風切り音を立てながら 目の前のか細い首を 横薙ぎに払う。
湯呑みに残ったさいごのひとくちは 地面の三つ葉のクローバーたちが 受け取っていた。**]
(+32) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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