人狼議事


78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―

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視点:


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/13(Mon) 01時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

く……そがァァァァァァァァァァァァ!!!!

[かわさず、飛雲の蹴り脚へと突き上げられてくる剣。
彼の表情は―……焦りの色で充満していく。
一瞬の迷い、しかし―

                      ガチャン

両腕で自分の右足を「引っこ抜いて」剣の突き上げを躱す。
着脱式になっているようだ―彼もまた機械体《サイボーグ》化してある。]

(4) 2012/02/13(Mon) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

俺の気は   決して      晴れない

[シャキィィン―……引き抜いた右脚の踵から刃が出てくる。
ケヴィンを見下ろす瞳は嫉妬《SHIT》に塗れている。
そう、まるで獣のような表情。何をしてでも勝ちたい、と。]

あたァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!

[まるで棍棒でも扱うように右脚を抱えると、
ケヴィンの脳天目掛けて刃の右脚を降りおろした。]

(5) 2012/02/13(Mon) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ミシ ミシミシミシミシミシ   バリン!!

ああ、凶運《ナッシング》。ケヴィンの足元の石畳が
もともと老朽化していたのか―砕け散った。
降りおろしはケヴィンの脳天に向かって。]

(6) 2012/02/13(Mon) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

へ……へへへへ………。

[ケヴィンの脳天目掛けて、思い切り棍棒《メカニカルライト》を降りおろす。
確かな「手応え」を感じて、左脚で着地し右脚を嵌める。]

へへ……へ…どうよ?どうよどうよどうよ??
あァ?悔しいか??悔しいかァァ???悔しいかァァァ????

[挑発するように、ケヴィンに向かって左右の蹴りを連打する。
どういう状況になっていただろうか。
下品な笑い声と煽り文句を浴びせながら、連打を止めない。]

(10) 2012/02/13(Mon) 01時頃

ヒューは、ケヴィンが財布を持っていれば、それを奪い取ろうとするだろう。

2012/02/13(Mon) 01時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

へへ、これは戦利品として―

[ほくほく顔で抜き出した財布を懐にしまい込む。
げひげひと品のない笑いをあげながらケヴィンに目をやると]

―…………あァ?

[ケヴィンの身体を徐々に黒い闇が覆っていく。
これは何だ―……飛雲の背中に冷たい汗が流れる。]

(13) 2012/02/13(Mon) 01時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/13(Mon) 01時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

『飛雲、逃げなさい』『ああ、おまえ…やってしまったな』
『ああ、何ということをしてしまったんだ』
『ああ、それはいけないいけないんだ』

[飛雲の周囲に黒い塊が四つ浮かんで、口々に責める。
彼自身はといえば、ケヴィンに起こったことに目を見開くだけ。]

『『『『お早う、龍《ナシート ラハ バスティ ガッタ ノヴァーク ヴェルンブローム》』』』』

[四凶《マールフィクス》たちがそう告げる。]

(15) 2012/02/13(Mon) 01時半頃

ヒューは、汗を垂らしながら、目を白黒させている。

2012/02/13(Mon) 01時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

『ああ、貴様は所謂重魂《デュアル》だろう』
『ああ、貴様がその身体を使うということは』
『ああ、羨ましい羨ましい』
『ああ、「死んだ」のかもな』

(19) 2012/02/13(Mon) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

『『『『ああ、凶運《ナッシング》だったな』』』』

(20) 2012/02/13(Mon) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

『飛雲、寝た子を起こすなんて』
『ああ、だから貴様は「子ども」なんだよ』
『ああ、後先考えずに―……恥ずかしい』
『ああ、しかも宿主をあんな「卑怯な手」で』

[口々に飛雲を責める。確かにケヴィンに喰らわせたのは
決して「まっとうな」一撃であったとは言いにくい。
拳法家を名乗る割にあまりに「卑怯な」一撃だった。]

(23) 2012/02/13(Mon) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

『ああ、こちらも現実《リアル》を認められぬ「子ども」か』
『ああ、それでもまだ飛雲では勝てぬ』
『ああ、飛雲よ早く尻尾を巻いてお逃げなさい』
『ああ、宿主がこんなボンクラでなければ』

『『『『羨ましい、自分の脚で大地を踏めるなんて』』』』

(25) 2012/02/13(Mon) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

ひ……ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

[目の前で鱗に包まれていく巨躯。広がる龍翼。
四凶《マールフィクス》に責め立てられつつ、飛雲は逃げた。
脱兎のごとく情けない姿を晒して、城から逃げていく。]

助けて―……助けて阿姨!!
俺を……俺を助けてくれよォォ!!阿姨!!

[しかし―……返答はない。むしろ、彼女の「気」が感じられない。]

(26) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[警護は厳重だったようだが、虚を突いて逃げ出したのだろう。
胸を刺す「嫌な予感」を抱きつつ、「大砲」の発射地点まで。]

―………阿姨。

[そこには、倒れ伏すフィリップと―……
斬られ火花を散らしている阿姨《スロットマシーン》
もうそのドラムがまわることはない。
倒れるフィリップの頭あたりで脚を振り上げて
思いっきり踏みつけてやろうと思った。]

―………クソッ!!

[が、しなかった。]

(28) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

なぁ―……阿姨。アンタ、趙帕特の生まれ変わりだったんだろ?

[それは趙一家の中で伝説のように語り継がれる人物。
凶運《ナッシング》を抱き、最後は子どもを残して入水した。]

言ってたよな。阿姨は「事故をきっかけに強運《オール》を手にした」って。
強かった―……まるで俺の有胆量的媽媽《キモッタマカアチャン》だった。
おばちゃんはこの世界どこでも「強い」んだろ?

―………もう一回。もう一回だけでいいんだ。
もう一回俺に説教してくれよォォォォォォォォォ!!!!!

[その嘆きは届かない。]

(33) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

『ひひひ―……飛雲貴様は愚か者だ。
 運とかそういう問題じゃない。「足りない」んだ。
 さぁ、見ただろう。貴様も早く自害して我らに―』

[黒い塊を無言で握り潰した―霧が彼の身体に吸い込まれる。]

―………ギャーギャー五月蠅ェんだよシャバ僧がよォ。

『き、貴様いったい何を―……ぎゃっ!!』

確かに俺は弱いさ。ぶっちゃけ他の連中が羨ましい。
仲間に囲まれて、強くて。俺は俺のことしかねェ。
テリーもドリーもいなくなっちまった。

[黒い塊を次々と握り潰し―吸収していく。]

(34) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

俺は俺のことで精一杯だ。だから、俺はこの感情がわからねェ。
―……だがよォ。

[ぶちん  ぶちんぶちん ぶちんぶちんぶちん
飛雲の身体に巻かれた包帯が千切れていく。]

阿姨《オレノ、オレダケノカアチャン》を殺った征華隊の連中。
―………ヤツらだけは絶対に許すことはできねェ!!!

[髪は伸び、横顔にも毛が伸びて来て―]

(35) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

―……後悔を越えた後悔、させてやるぜィ!!!!

[その姿はもはや猩々《マヲヤドシシヤマザル》。
これから1週間、世界は少しずつ崩壊していくのだろう。
その間、彼は真の意味で零の華に協力していくことになる。
東方を根拠地に、世界の破壊に一役買っていく。
そして、征華隊vs零の華。
魔獣将軍《オリエンタルエクスプレス》も動いていく**]

(36) 2012/02/13(Mon) 02時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/13(Mon) 03時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

俺の気は決して晴れない。世界の闇も決して晴れない。

[―……憎しみを湛えた眼は地を眺める**]

(38) 2012/02/13(Mon) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

―東方/燕慶「酒池肉林」―

[パロニア・イゾラ、監督者《エピスコポス》、半辺天《オトメ》
そして、今ここで魔獣と薬漬けのヤクザの混成軍を率いるのが
零の華副将「趙飛雲《オリエンタルエクスプレス》」である。]

よっしゃァ、そろそろ敵さん《征華隊》と直接ぶつかってもいいだろ!
霹靂車《カタパルト》も用意しろ?魔獣だァ?
―……最低限で良い、最低限で。
俺たちは騎象隊《エレファンツ》だけで十分かつ最大戦力だァ!!

東方はなァ、世界の「華」なんだよ。
それが何だ、華を征するとか北狄《バルバロイ》や南蛮《バルバロイ》や
西戎《バルバロイ》や東夷《バルバロイ》がほざいてやがる。
蛮族どもがのさばる世界なら―……一回ぶち壊そうや?

(45) 2012/02/13(Mon) 15時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

よっしゃァ!全軍突撃だァァァァァァ!!!!!

[あれから1週間後の今日、零の華東方最凶軍《オリエンタルエクスプレス》が
王都向けて侵攻を開始。旗印は焦げた赤い布―見覚えがある?]

(46) 2012/02/13(Mon) 15時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/13(Mon) 15時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

ふん、昔から東方は「世界の中心に咲く華」でね。
気に入らねェのよ。ただそれだけだ。

[飛雲自身は輿に乗って、王都へと向かっている。
傍らにオスカー《ヴェラ》を乗せて。]

あとは―……やめておこう。世界が零に還ったら話すぜ。

[何かを秘めるように眼を逸らす。]

(48) 2012/02/13(Mon) 15時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

まァな。それは認めるが―……今回の敵さんにはそれが「良い」。
霹靂車《カタパルト》に象《エレファント》だぜ。
物理主体の無属性《ナッシング》と来てやがる。

―……奇遇な話だなァ。俺も紅京だ。

[崩壊してしまったあの紅京。今でこそ本拠地を燕慶に置くが、
もともとは飛雲自身も紅京の出身。
それも周知の事実か、諸君は過去を垣間見たのだから。]

(50) 2012/02/13(Mon) 16時頃

ヒューは、世界が端から少しずつ崩れる音を耳にする。

2012/02/13(Mon) 16時頃


ヒューは、城への進軍の途上。

2012/02/13(Mon) 21時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

―王都侵攻途中―

よっしゃァ!!霹靂隊はこのあたりから投石開始だァ!!
騎象隊を先頭に井蘭《ハシゴ》は後ろからついてこいやァ!!

[だんだん王都が近づいてきた。霹靂車《カタパルト》が準備され、
城に向かって投石を開始する。巨石が宙を舞う。]

象《エレファンツ》はヤクと柘榴《パイナップル》持ったかァ?
恐れることはねェ!!テメェらは世界の「華」だァ!!
蛮族《バルバロイ》に敗れる道理はねェんだ!!

[象《エレファンツ》は進軍を続ける。
もはや薬の力で恐怖を失くした荒くれたちを乗せて。
空中から見れば歴然なのだが、この布陣。
―……誘うように一本の道が見える。飛雲に続く道が。
彼自身も象に輿を背負わせて、王都への進軍に加わっている。]

(64) 2012/02/13(Mon) 21時半頃

ヒューは、「焦げた赤い布」を旗印に掲げている。

2012/02/13(Mon) 21時半頃


ヒューは、ついに王都付近に騎象隊とともに到着した。

2012/02/13(Mon) 23時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

―王都付近―

チッ……嫌な場所だぜ。

[飛雲ら《オリエンタルエクスプレス》が陣を構えるは
彼にとって「よくわからない感情」を起こさせる場所。]

いいか。あれが―……奴さんらの本拠地だ。
なァに、心配はいらねェ。俺はテメェらを信じている。
「魔」に飲まれずとも、俺たちには俺たちのやり方がある、と。

(88) 2012/02/13(Mon) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

全軍総攻撃だ!俺たちに帰り道なんてねェぞ!!!

[柘榴《パイナップル》を携えた騎象隊《エレファンツ》が王都に突撃をしかける。
そろそろ霹靂車《カタパルト》の投石も見え始める頃か。]

(89) 2012/02/13(Mon) 23時半頃

ヒューは、突撃《シュプレヒコール》をあげる。これ見よがしに「赤い布」を掲げて。

2012/02/13(Mon) 23時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/13(Mon) 23時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

「釣り」だ。これは軍勢を率いての壮大な「釣り」
………だが、乗ってくるさ。ヤツらは必ず。

俺の胸に憑依して離れねェ、この「気持ち」に名前をつけるには
―………俺は征華隊《ヤツラ》を叩きのめさなければなんねェ。

奴さんたちにも、俺を斃す理由は十分だろうしなァ。

[そう、これは軍勢を利用した壮大な「釣り」
巧妙に隠された「一本道」は飛雲へと繋がる。]

(95) 2012/02/13(Mon) 23時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/14(Tue) 00時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

―……木端の相手は木端に任せて、俺とやろうや。なァ?

[「焦げた赤い布」が翻る。]

(96) 2012/02/14(Tue) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

あァ、当然だ。双手をあげて歓迎するぜェ。

[象の輿から下りて、その白に応える。
飛雲の包帯はすべて取れ、まるで猿のような顔つきに。]

テメェら、コイツは俺が殺る……余計な手出しはするな。
別にテメェひとりじゃなくて構わないぜェ?

[翻る赤はまさしくペラジーの相棒の―]

(99) 2012/02/14(Tue) 00時頃

ヒューは、ペラジーにいろいろな感情の入り混じった顔で応える。

2012/02/14(Tue) 00時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

俺も一度しか使えねェだろうが―……行くぜェ。

[右手を南の方角に、左手を北の方角に突きだす。
ごうんごうん―……機械音が鳴り響く。]

破ァァァァ!!!!

[彼自身の星命《テュケー》を星動力《イリアトコン》に変換し、
それが左手で星命力《テュケイリア》に結実する。左手は大地に触れる。]

(102) 2012/02/14(Tue) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[擬似的星命流動《ティケイ・ストーム》―………

ばさばさばさばさばさばさばさばさばさばさばさ

左手から大地に叩きこまれた星命力《テュケイリア》は
ふたりを囲む強固な竹の檻《プンジャビプリズン》を形成。
―……邪魔が入らないように。]

(103) 2012/02/14(Tue) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

ほォ………足りないのは相変わらずだが、
イイ顔するようになったじゃねェか。

[猿のように伸びた髪や頬の毛。
決意に満ちた顔を見て、ほぉ、というようにペラジーを見る。]

テメェがいない間に阿姨《ドロシー》は逝った。
俺は俺以外のことなんて毛ほども興味がない。
だが―………俺の胸に宿るこの「気持ち」は何だ?

[胸を押さえ、猿のような髪を振り乱す。
彼には抱いている「気持ち」が何だかわかっていない。]

別にあの女とLonglife Oldies Strongest Team《ダチ》と言う気もない。
俺には悪《Devil》も誓い《Oath》もどうでもいい。

(110) 2012/02/14(Tue) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

うまく言えねェが…阿姨を殺ったテメェらを俺は許さねェ!!

[それはお互い様である。飛雲も理解していることだ。
特に目の前のペラジーにとっては、彼は人のことを言えない。
―………しかし、飛雲の胸中の「何か」はつき動かす。]

テメェらを殺れば、俺の「気持ち」にも名前がつくはずだ。
俺は……俺はコイツの名前を探しているッ!!!!
俺の気は決して晴れないんだろうな―……。

(111) 2012/02/14(Tue) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

ならば晴れぬ世界で俺は「コイツ」の名を掴むッ!!!!

[竹の檻《プンジャビプリズン》の中で、飛雲は右脚を退いた。
四凶の気はもう残っていない。そこにあるのは力のみ。]

―……俺らの勝負に斬った張ったは無用だろう?
卑怯な手も使わねェ―……俺にできることと言えば

こ の 右 脚 に 全 力 を 込 め る こ と だ !

さァ、放馬過來(かかってこい)!決着は一瞬だ!!!

(112) 2012/02/14(Tue) 00時半頃

ヒューは、ペラジーに勇猛なる眼《オトコノミチ》を向ける―……

2012/02/14(Tue) 00時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

―王都付近―

やっちまえぇぇぇぇぇ!!!!!

[怒号が鳴り響く。象に乗った騎手たちは皆「恐怖」を失っている。

どがァァァァァァァァァ!!!

             どがァァァァァァァァァァ!!!

柘榴《パイナップル》を手に手にそれを投擲し続ける。]

ぐあァァァ!!!

[放たれる炎。龍にも対峙することになるだろう。
しかし、象たちは決してひるまず立ち向かう。]

(120) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

綺麗事を並べ立てる―……嫌いじゃねェ。
テメェの言うことも尤もだ。だが―……遅過ぎたなァ。

[ああ、まるでペラジーが赤い外套を纏っているように。
それは「ふたり」で飛雲に向かっているような。
―………ヘッ、と口を上向けた。]

俺には過去なんてねェ。未来なんてもんもねェ。
俺が―………男《ヒュー》が生きるのは【今】だけだァ!!
テメェの決意《シンネン》で俺の侠気《オトコギ》砕いてみろやァ!!!

そして―……俺の気と世界を晴らせるもんならやってみィ!!!

[飛雲はかくも不器用な男なのだ。]

(127) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

侠客《オトコ》は大輪に咲く―………

(128) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

―……春節大輪華咲誇《オリエンタルエクスプレス》!!!

[勝負は一瞬―飛雲はペラジーに向けて一気に間合いを詰めると、
跳び後廻し蹴り《ティミョ パンデ トルリョ チャギ》!!!!
右脚の蹴り軌道は黒を湛えた黄金色のラインを描く!!!!]

(132) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

おォ!!!やっちまェェェェェェ!!!!

[門の前に立ちはだかる龍人。
象の部隊《エレファンツ》は彼に集中して柘榴《パイナップル》を投げる。
斬り込んでくる気迫に―失った感情が蘇り始め]

う……ひぃぃぃぃぃぃ!!!

[隊から逃げる者も出始める。
しかし、攻撃の手は龍人に集中し続ける。]

(137) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

ほあァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

[これが飛雲の全身全霊を注ぎ込んだ蹴り《オトコノクンショウ》。
黒き黄金の軌道は白銀の起動と衝突し―………

ガイィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!

竹の檻《プンジャビプリズン》が吹き飛ぶほどの衝撃!!!]

(138) 2012/02/14(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[決意《シンネン》と想い《ジアイ》は折れなかった―……]

な……ん…だとォォォォォォォ!!!!!!!!

[めき めきめき めきめきめきめきめき

バリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!

白銀の軌道は彼の右脚《オリエンタルエクスプレス》を押し切った。
彼の機械化された下半身は砕け散り―……地面が割れた。
引力が働かない。ふたりの真下の空間はどこまでも続く銀河。
飛雲は割れ目に手をかけた。ペラジーはどうしたろうか。
―………少なくとも彼はペラジーに手を伸ばそうとした。]

(142) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

ヒューは、自分の率いた部隊が壊滅したことを悟った。

2012/02/14(Tue) 01時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[逃げた兵たちは口々に語る。

「「「あんな気迫のあるヤツ―……
   あんな楽しそうだったヤツは見たことがない」」」]

(146) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

誰かを失う覚悟……ね。ふん、テメェに勝てるわけがねェや。
だってよォ。テメェ、「俺」のことも考えてたろ?

[拳(便宜上)を交えたからわかる。彼は芽生えていた気持ちも理解した。
ペラジーは飛雲の『悲しみ』までにも想いを寄せていた。]

馬鹿。俺は生きるにゃちょっと咲き過ぎた。
―……散り際もな。男ってのは美しくないといけねェ。

気をつけろ。あの女《ヴェラ》、何かしたみたいだぜ。
何かが世界に落ちてくる。時間がねェ。
早く希望《EDEN》へ向かえ!!俺のことなんてどうでもいい。

(151) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

創星《NOTHING》から日常《ALL》を取り戻せや。

―……俺は涅槃からゆっくり見ておいてやるからよォ。
畜生、最後まで強いところ見せられなかったぜ。

(153) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

再見《またあおうや》―……謝々《ありがとな》

[かちっ―……ペラジーの掴んだ右腕が外れる。
飛雲の身体はだんだん闇の空間へと遠ざかっていく。
その右手の中指が―……いや、親指が立っていた。

曇りのない笑み《アオゾラ》に向かう飛雲の顔もまた
曇りのない笑み《アオゾラ》であった。]

(155) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ 男 趙飛雲       ―……劇終**]

(156) 2012/02/14(Tue) 01時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/14(Tue) 01時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/02/14(Tue) 03時頃


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