人狼議事


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視点:


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 02時頃


【人】 漂白工 ピッパ

―― 小さな森 ――

 …

[空を仰ぐ。
 宵の灯りは優しくリンダのカラダを照らしている。
 緩やかに視線を落とし、頬にそっと触れた。]

 
           冷たい。

[ぽつ、と零して儚い笑み。
 滑らせて、何度か手の甲を擦ってみても
 其処に温もりが灯る事は、無い。]

(21) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 昔、ね。

[声は随分と穏やかになっていた。
 ガーベラと木製の椅子が傍に無言で佇んでいる。]

 おじいちゃんって、凄く怖かったんだ。
 逢うたびに、何時も、何時も、怒鳴られてた。

[双眸を細めて、苦笑する。]

 おじいちゃんが、怖くて仕方無かったんだ、私。
 でも、ね。

 おじいちゃん、優しかった事もあったの。
 

(25) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ピッパ、ピッパって。
 私の頭を撫でながら、笑うんだ。

 甘いもの食べるか、とか。
 一緒に遊ぼうか、とか。

 本当に、ね。
 今でもあの笑顔、忘れられない。

[くす、くす、と穏やかな笑い声が響く]

 おじいちゃん、ね。
 それからすぐ、死んじゃった。
 

(28) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 多分。

[そ、とリンダの赤毛を一房、両手で握る]

 おじいちゃん、解ってたのかもね。
 ……どんな気持ちだったかは、
 ―――、今も未だ、解らない。

 遠いんだ。
 私は未だ、子供、なんだと思う。

 でも、きっと。
 寂しかったのかもしれない、って。
 覚えていて欲しかったのかもしれないって、思うんだ。

[愛おしそうに、赤毛を撫ぜて]

(30) 2010/07/03(Sat) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 私が、忘れちゃった時。
 誰も、おじいちゃんを覚えて居られなくなったとき。

 おじいちゃんは、きっと
 ――――、初めて本当に、死んじゃうんだと思う。


 ……リンダ?
 だから、リンダ。

 死なないよ。
 居なくならないよ。

 リンダは、生きていてね。

[どれだけ言葉を紡いでも足りそうに無い。
 未だ枯れぬ涙は、再び目尻を静かに濡らしていく]

(33) 2010/07/03(Sat) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 あれ…?
 う、  …っと   …あれ?
 ねぇ、三つ編ってどう、するの?

[苦笑した。
 今まで三つ編なんてした事も、された事も、無い。]

 ごめんね―――。
 せめて綺麗にしてあげたいのに。

 友達甲斐の無い奴だなぁ。
 ………ごめん、ね

[ひた、ひた、と赤毛を雫が濡らして行った]

(34) 2010/07/03(Sat) 03時頃

漂白工 ピッパは、リンダの上半身を両腕で抱き寄せると、引き摺るように椅子の上へ。

2010/07/03(Sat) 03時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 ――――っ!

[ぐぐぐ、と引き摺るようにリンダを椅子へ。
 なんとかという具合に座らせると、苦笑い。]

 ごめん。
 ちょっと痛かった?

 ……運動不足。
 力も無いから、さ。

[あは、と能天気に、笑う。]

(43) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

漂白工 ピッパは、リンダの頭へ手を伸ばしそっと撫ぜた。

2010/07/03(Sat) 03時半頃


【人】 漂白工 ピッパ


 少し。
 ……少しだけ、此処で待ってて。

 誰か、呼んでくるから。

[何時までも此処に置いては、おけない。
 そしてリンダの事を誰かに報せなくては、いけない。
 身寄りの無い子だったから、少なくとも村長にだけは。]

 寒いかもしれないけど。
 ……我慢、しててね。

[一瞬、自身の格好を見遣るが
 暖を取る為に渡すだけの余剰な衣服は着ていなかった。
 言い残し、静かにその場を後にする。]

(45) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 村・大通り〜村長邸前 ――

 はっ、
  はっ、
   はっ―――!

[森を抜け、大通りを走り
 一直線に目指すのは村長の元へ。
 とうに息は切れ、ほとんど気持ちだけが足を動かしている。]


 ……っ

[そして辿り着いた、扉の前。
 すぐに手を掛ける事は出来ず、逡巡するのは、
 『眠り姫』などと虐げられる現実が憚るから。

 ―――自分にそんな権利があるだろうか―――

 事、此処に至っても、未だ手は、震える。]

(50) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 04時半頃


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 08時頃


【人】 漂白工 ピッパ

―― 昨夜・村長邸前 ――

 ……村長さん

[どれほどの時間、扉の前で悩んでいたか。
 伸びた手が、す、と逃げて。
 伸びて、逃げて、を何度繰り返したか。
 漸くあけたのはリンダの笑顔が背を後押ししたから。

 開け放ち、震える声で村長を呼ぶ。]


 おっ、 おは
 お話が、ありま、す……

[どもりながらも告げれば、
 あちらも何か抱えてるのか、深い溜息をつきながら
 入りなさい、と声を掛けてくれた。

 言われるまま、中へ。]

(96) 2010/07/03(Sat) 08時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 08時頃


【人】 漂白工 ピッパ

[村長と女の二人きり。
 自警団は全て出払った後なのだろう。
 テーブルを挟み、向かい合うように座る。
 間には、蝋燭の火が二つ、ゆらゆらと揺れている。]

 ……あ、あの
 り、りん――

[どもりながら、胸の内の怯えを、
 誤魔化すように、繕うように、薄桃を手で弄る。
 "独り"であれば既に逃げ出している程。

 けれど、眸には強い力を残し
 す、と村長を見つめ

 リンダに起こった事実、
 隠されてきた秘密を全て、隠す事無く、告げた。]

(98) 2010/07/03(Sat) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[村長は緩やかに首を振り、深い溜息を吐いた。
 そして、返されたのは嘘の様な現実 >>#2]

 え、
 そ、   ぅ

[言葉が続かない。
 頭の中はリンダの事で、既に手一杯だったのに。
 はちきれてしまいそうで、手の力が抜ける。

 村長の言葉は続く。
 恐らく沢山の死者が出るだろう、と。
 村に残るものは、誰も助からないだろう、と。

 だから。
 要約すれば、リンダの葬儀も、
 埋葬すらも行っている暇は、無い、と。]

(99) 2010/07/03(Sat) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 そんな――!

[がたりと木製の椅子を弾いて、前のめりに村長へ詰め寄った。

 御願いだから。 何でもします、だから。
 リンダの葬儀を。せめて埋葬を出来るだけの助力を、と。

 独りでは何も出来ない非力な自分を呪いながらも
 ただ、ただ、縋るしか無かった。

 重い沈黙の後、村長は溜息と共に。
 翌朝までにギリアンへ話をつけてくれると言う。

 とにかく今日は休みなさい、と。
 二人の会話は、其処で終わる。

 安心した女が、すとんと、眠りにおちてしまった*から*]

―― 昨夜の出来事・了 ――

(100) 2010/07/03(Sat) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 翌朝・墓地(ギリアンの住処)前 ――

 …

[翌朝。
 墓地へと訪れたのは、女、ただ独り。
 村長は話をつけるので手一杯という事。
 しかしそれだけでも女にとっては十分有り難かった。]

 ぎ、
  ……ギリアン、さん

[何かの作業中、だろうか。
 動いている背後から、そっと声を掛ける。
 呼ぶ声は、低く、微かに震えていた。]

(101) 2010/07/03(Sat) 08時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 し、
 ……仕事?

[もう既にそんなに抱えてしまう程。
 死者は出始めているのだろうか、と心臓が大きく跳ねる。
 すぅ、すぅ、と呼吸を繰り返し心音を落ち着かせながら]

 あの―――。
 村長さんからお話は、い
 いって  る、と思います、けど

 ……リンダが。
 リンダが、……病気でしん、じゃって
 未だ森の中に居るんです

 ささやかでも  ……運んで頂けるだけでも構いません
 助力を、願え、ません……か
 

(104) 2010/07/03(Sat) 08時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 あ、ありが

[んく、と言葉が詰る。
 礼すら上手く紡ぎ切れない、纏わり着く"どもり"。
 けれど女は何度も、小さく頭を下げて嬉しそうに笑う。

 立ち上がる大男を先導するように、森へ。
 途中教会へ寄り、棺を抱えるのを見守り、
 二人、森に辿り着く。]


 あそこ、です

[やがて、その場所へ。
 指差した先には、幾本かのガーベラと。
 椅子に力なく座る、リンダの姿。
 優しい木漏れ日に照らされて薄ら、微笑んでいるように見えた。]

(106) 2010/07/03(Sat) 08時半頃

漂白工 ピッパは、リンダの姿を見ると再び滲む雫。ぐ、と手の甲で乱暴に拭った。

2010/07/03(Sat) 08時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

―森の中・朝もやに微笑む少女の前で―

 そ、

[ギリアンの率直な感想を聞く。
 恐らく彼が紡いだ意味の全てを理解は、出来ないが。
 綺麗、という点で深く理解を得て、
 嬉しくて、嬉しくて、言葉を紡ぎ切れず
 ぽろぽろ、と涙を零して、頷いた。]

 ……よかったの、かな
 少しでも、辛く……なく、なれば
 私はそれ、だけで……

[身勝手かもしれない。
 けれどそう望まずには居れなくて。
 置かれた棺の真横で、華、と零すギリアンに頷く。]

(110) 2010/07/03(Sat) 09時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ええ。

[微笑で、ガーベラの傍へ。
 納棺する横で、一つ、二つ、三つ。
 摘んでは、棺の傍へ寄り、ギリアンへ微笑んだ。]

 ほん、とは。
 全部いれてあげたい、けど
 ………同じ華を、見ていたい、から。

[添える"希望"と、残す"希望"。
 どちらも、傍に在ればいいという、ささやかな願い。
 リンダの髪に一つ、挿してやり
 一つは、リンダの手に握らせて、

 もう一つは、願うように、胸元へ添えた。]

(111) 2010/07/03(Sat) 09時頃

漂白工 ピッパは、墓堀 ギリアンに『御願い、します…』と涙交じりの声を向けた。

2010/07/03(Sat) 09時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 ぴ、
 ピッパです……ピッパ・レッシグ。

[問われれば、小さく掠れた声で応答した。
 一旦閉める、と言われ名残惜しげな視線を落としつつも]

 ……

[リンダの表情と。
 偉かった、と。それだけの言葉が何よりも嬉しくて。
 く、と奥歯を噛み、言葉を紡げぬまま
 歩き出す背について、共に歩き出す。]

 ……はい。 その、   あり、
      ありがとう、ございます――。

[大男には見えない、だろう。
 けれど、顔をくしゃくしゃにしてなき続けた。
 今はただ、この男の言葉が優しく、心を支えてくれたから。]

(115) 2010/07/03(Sat) 09時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[女の世界は
 大男と、棺と、自身だけで手一杯だった。
 だから大男が呼びかけた声ではた、と我に返る。]

 ――…。

[声を向けたほうに視線を遣れば、
 >>116 その姿を見つける、だろうか。]

(118) 2010/07/03(Sat) 09時半頃

漂白工 ピッパは、墓堀 ギリアンの背とキセルを手にする青年を交互に見遣る。

2010/07/03(Sat) 09時半頃


【人】 漂白工 ピッパ


 お、
 ……御願い、します

 きっと、リンダも喜ぶ、から

[ギリアンの声に小さく頷いて、
 願う言葉と眸が、キセルの青年へ。]

(121) 2010/07/03(Sat) 10時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ありがと。

[柔らかな笑みを青年へと向ける。
 道中、名を問うたりもして、
 此方からも青年へと名乗り返したかもしれず。]

 一緒に。

[土を掘り始めたギリアンに声を掛けて、
 手伝える事であれば、了承を得て、
 彼の指示を仰ぎながら、手伝ったかもしれない。

 低く響く歌を、聴きながら。]

(125) 2010/07/03(Sat) 10時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[ラルフの声を聴く。
 ちらと見遣る眸には言葉の内容に、
 聊か冷たい色が灯っていた。
 けれど、その表情を見て、]

 良かったって言うなら
 ……なんでそんな
 か、  悲しそうな顔、してるの

[見えたままを、問い掛けた]

(127) 2010/07/03(Sat) 10時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[言葉を受けて、手が止まる。
 なんて莫迦な事を聴いたんだろう。
 どうかしてる、と自分を戒める、溜息。]

 ごめん。
 ……でも、
     ―――そう。

         そうだよ、ね。

[何故だろう。
 気付けば、口許に、緩い笑みが浮かんでいた。]

(130) 2010/07/03(Sat) 10時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ちらと窺った表情と、掌。
 泥だらけの其れが、綺麗だと、零す。
 自身の掌も出来る事を手伝ったせいか、汚れている。]

 うん。

[ラルフの横に並んで、ぽつり、零す頷き。]

 あっちでもきっと、
 この子なら、引っ張り凧だよ

[あえてそんな軽口を向けて、微笑]

(134) 2010/07/03(Sat) 11時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ん。

[ギリアンの声には緩い頷き。
 他にも参列者が居れば、小さな礼を告げたかもしれず。
 被さる土で棺が隠れてしまう前に、
 女は小さく、別れの言葉を呟いた。]

 また、ね。

[魂なんていうものが、在るのなら。
 その願いは何時か叶うのだろうか。]

 ――、ありがとう。

[墓標に対しては、そんな言葉をギリアンへと向けた。]

(137) 2010/07/03(Sat) 11時半頃

【人】 漂白工 ピッパ






[暫く墓標の前で無言に佇んでいたが。
 去っていったギリアンの後を追い、
 静かに、彼の小屋の方へと。]

 ギリアンさん

[小屋の入り口。
 確かな声で、彼へと呼び掛ける。]

(138) 2010/07/03(Sat) 12時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[振り返る彼に向く眸は真っ直ぐ向いて。
 先程までの涙は既に、乾いている。

 あ、と言い掛けた口が一度閉じて
 再び、開くと]


 御願いが、あります。
 ……私は、この村を出る心算は、無いから。

 だから、貴方の仕事を。
 どんな小さな事でも、良いから、仕事を。

 手伝わせて、ください。

[きゅ、と自身の服の裾を掴んで、見据える]

(139) 2010/07/03(Sat) 12時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 貴方を見ていて、思ったん、です。
 私が出来る事、してあげられる、事。

 此れは貴方にとって、失礼な事かもしれない。
 だけ、ど。

[去来するのは、去っていく笑顔。
 祖父の、リンダの。そして、見送る者達の、笑顔。
 自身が抱える物のせいで、役に立たないかもしれない。
 むしろ、邪魔、かもしれない。]

 あの話が本当、なら。
 私は最後まで、………見送る立場で在りたい。

 それだけじゃ、駄目ですか。

[けれど、相当に拒否をされぬ限りはもう
 下がる心算も無い、意志の双眸。]

(141) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[其れでも構わない、と彼が漏らすなら。
 一度、俯いて]

 さよならと。
 涙を流す人は、傍に居て欲しい、から。
 私は、誰も、独りで死なせたくないから。

[ゆっくり顔を上げて]

 好きだったんだ。
 この、村が。

[虐げられた事も、上手く行かなかった日々も。
 こんな時に、漸く愛せるようになって、
 気付かされるなんて、と
 ―――、女は笑った。]

(143) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[差し出されたバケツと、
 お世辞にも彼に似合うとは謂えない笑み。
 けれど初めて向けられた笑みは、嬉しかった。

 バケツを両手で受け取って]


 ありがとう。
 そ、  それじゃあ

[早速、と足を向けようとするが]

 其れくらい、貴方の眸を見ていれば、解るよ。

[部屋には入らない、という彼に
 くす、と零して、とりあえずはいわれた部屋を見に行った。]

(151) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓地の小屋・少女の部屋 ――

 …

[バケツを抱え踏み入った部屋は。
 入ってすぐに、小さな後悔を生む事となる。
 それは、彼にとって恐らく"大事"だと思える、
 そんな、場所だとすぐに、思ったからだ。]

 っ、と

[一度、床にバケツを置いた。
 不躾かと思いながらも、気になったのだ。
 "墓守の子"というのがどういう子だったのか。

 そ、と言われた衣服を探ろうと手は伸びる。]

(160) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[結論から言えば。
 其処に在るのはきっと男性の残滓だと思っていた。
 けれど、大きさ的にもその線が直に消えた。]

 ……女の、子?

[幾つかの衣服のうち、
 一つを手に取って、広げながら首を傾いだ。
 他の衣服も、そう。
 少なくとも自身より幼い、子の衣服。]

 …

[それ以上の詮索は辞めた。
 衣服を元、在った場所に戻し、二度と。
 二度と、開く事は無い、と心に刻む。]

(161) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ―――、そうだ、行かなきゃ

[言って、バケツへ手を伸ばそうとする。
 けれど突如、襲い来る強い、眠気。

 くら、と後方によろめいてそのままベッドへ
 お尻から倒れこみ、臥せる。]

 しご、と
 ……や、だよ
          これだけはさきに
    ―――、したい、のに…

[抗おうとするも、抗いきれぬのは、
 ナルコレプシーという名の、女が抱える、*罪*]

(162) 2010/07/03(Sat) 13時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 13時頃


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 01時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓場の小屋・少女の部屋 ――

 ……っ、ァ

[どれ程の時間、眠っていたのか。
 女は何度も、夢を見た。
 そのうちのほとんどは、悪夢、だ。
 そして決まって睡眠麻痺(金縛り)がついて回る。]

 ……あぁ

[だから、漏らす声は酷く憔悴していた。
 頬に残る涙の道筋を、指先で優しく拭い去る。]

 ……

[一番最初の夢が、妙に鮮明だった。
 未だ過ぎたばかりの現実だからだろうかと整理をつける。
 何時も、こうだ。
 女は現実と夢の狭間を数多の表情でクロールする。]

(312) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[自身の笑い声で起きる事もあれば、
 叫びで起きる事もあった。

 そして鮮明な夢は何時も現実の時間を暫し奪う。
 心を縛って、離さない。]

 ………なんでかなぁ。
   やっぱり私のせい、かなぁ

 ……

[漏れた弱音は、諦めに近い色を灯す。
  >>235 去来する過去は『殺せ』という人伝いの噂。
 現に面と向かって、『死ね』と言われた事もあった。
 そして今、リンダが夢の中、『死ね』と言い放ったのだ。]

 ごめん、ね――

[そんな事を言う子では無いと解っていても。
 漏らさずには居られぬ、謝罪。]

(318) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ベッドの上で暫し膝を抱え丸まっていた。
 時折鼻を啜る音だけが小さな部屋に響いていた。

 夢が現実に少しずつ薄れていくと、
 漸くベッドからそっと足を地へつけた。
 傍に置き放ったままのバケツを手に取ると]


 行かなきゃ――


[水、とギリアンから受けた事をすべく、部屋を後にする]

(324) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓地 ――

 っ、と

[水の入ったバケツを両手で抱えながら
 墓地の隅に現われた女の姿。
 此処に長い年月建っていそうな墓標から
 少しずつ、少しずつ、水を掛け始める。]

 ……へぇ

[きっと気のせい、だろうが。
 水を浴びて墓石が少し陽光に煌いてみえた。
 それが喜んでいるようにも見えて――。
 女は柔らかく、微笑した。]

(333) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[呼ぶ声がした。
 何処かで聞いた事のある、声。
 ゆらり振り向けば]


 ソフィア―――?


[ぱち、ぱち、と緩やかに瞬いて、名を呼んだ。]

(339) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[深い辞儀に一寸遅れて返したのは、浅い辞儀。
 すぃと視線を逸らし、墓標へ戻す。]

 こんにちは。

[返す声は、淡々と。
 別にもう、ソフィアに対し蟠りがある訳では無くて。
 吐き出した言葉の手前、
 向ける表情を持ち合わせていないだけ。]

 ……そんな、崇高な物じゃないよ
   ただの、お手伝い。

[だから淡々としては、居ても
 あのとき、森で向けたような鋭さも、冷たさも無い。]

(342) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ………詩人?
 さぁ――。

[少し呆れたような吐息を漏らした。
 双眸を細めて、連なる墓標を臨む。]

 始まりを見た事が無いの。
 何時も、終わり。

 だから。
 ……誰かの言葉を借りて、酔うなんて
 到底―――。

[小さく左右に首を振って、少しだけ笑った。]

 ……ソフィアは、お参り?
 

(349) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ?

[不思議に思った。
 墓場、では無かったのか、と。
 けれど笑う様子に、まぁそういうものなのだろうと
 深くは追求せずに。]

 ……伝えたい事?

[続く言葉には、ちら、と視線を向けて
 続きを促すよに問い掛けた。]

(352) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 嫉妬?

[リンダの墓標がある方向へ一度視線を移し、
 ソフィアへと移す。
 カラダをゆっくりと其方へ振り向かせて。]

 行き成り、何、言ってるの?
 ……悔しいとか、
  ……真実とか、

 ……嫉妬、とか。
        よく、意味が解らない

[信じられないといった態で、首を左右に振った]

(357) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[けれど真っ直ぐな眸と、続く言葉。
 緩やかに振った首は真ん中で、静止した。]


 …………本気で、謂ってるの


[病気、の噂はもう既に村中に蔓延しているのだろう。
 だから、では無いかと思っている、声。]

(358) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[ソフィアの言葉を受け、
 じっと見据えたまま、失った音。]

 私は。
 ……そんなこと、い、
 いきな、り

   ……謂われても

[つい、と視線を地へと逃した]

(362) 2010/07/04(Sun) 04時頃

漂白工 ピッパは、ゆっくりと顔をあげて、こく、と喉を鳴らした。

2010/07/04(Sun) 04時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 そんな、資格、無いよ――。

[上がった顔は少し寂しげな笑み]

 もう、やめてよ
 ……此れ以上、私を傷つけないでよ

 恋をした、なんて。
 …………今度は何、考えてるの?
 貴方は一緒、を望むのに、
 リンダには何て伝えたか、覚えてる?

[罵声にならぬように、必死で声色を抑えるが。
 何時もより、畳み掛けるような声になってしまう。]

(365) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ




  貴方の言う、大切って。
    他の何を犠牲にしても


   ―――、手にしたいものなの?

[ねえ?と問う頃、眸からは一筋。
 涙がぽつりと地へ流れ落ちていった。]

(366) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 怖いのは、貴女、でしょ?
 ………独りになるのが、

 ……自分を包むものが
 何も、無いのが、怖いだけ、でしょ……?

[す、とその場にバケツを置いた。
 薄桃をさらりと後ろへ追いやり、深く息を吸う。]

 私は、あれからずうっと考えてた。
 貴女は、リンダの為に
 ……わざわざ嫌われ役を買って出たのかもって。

 私の知っている貴女は、
 ……知っている貴女なら、きっと。

 そうかもしれないって、思った。
 

(369) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 でも、違ったね。

[違う、と零す表情は酷く優しかった。
 はら、と涙を零しながら、何処までも優しく。]

 誰かの悲しみが無きゃ
 成り立たない優しさなら

 ……幸せなら。

 私はそんなもの、要らない。

[はっきりと告げ、そのまま小屋の方へ歩き出した]

(370) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ……ッ

[待て、という声に振り返る姿には
 怒りを露にした表情が在る。]

 じゃあ、何?
 誰の為?
 ……まさか、ピッパとリンダの為だとか
 今更言い出す、心算?

[ぷちん、と何かが切れた音。
 多分もう、止まらない。
 リンダは、泣く、だろうか。
 視界の端に入る墓標につきんと心が痛んだ。]

(374) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 幸せに死ぬことを望んで何が悪いの?って?
 悪くないんじゃない?

 ……リンダのカラダを借りて、
 そっくりそのまま、あんたに返してあげようか

[内心自嘲した。
 嗚呼、私は此処まで酷くなれるのだ、と。
 その時、女は醜悪に、口許の笑みを繕った。]

(375) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[くす、くす、くす、と笑う。
 琥珀の眸は二つ。
 確りと開かれ、その中にソフィアを捉えている。]

 じゃあ、

[握った左拳で自分の左胸を柔く叩いて]

 ―――、殺しなさいよ。
 リンダが望もうが、其れを奪おうとした癖に。

 恋をした相手には、選択を赦すって?
 ……それこそ、泣きながら、苦しみながらでしょ?
 違う―――?
 

(378) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 今の貴女に殺されるなら。
 同じように奪われるなら。
   ―――、私、きっと幸せに笑えるよ?

[両腕を広げ、薄汚く笑い続けた。]

(379) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[何を謂っているのか、と言う。
 その眸に、笑みは消えた。 広げた両腕を降ろし]

 もう、いい。 貴女は結局、そうだから。
 率直に、言う。 ………私は貴女の事が、大嫌い。

[>>0:@68 何時かと同じ、言の葉。
 けれど明らかに違うのは、女とソフィアの距離。]

 幸せな時間は、与えて貰うのを待つものじゃない。

 自分から、作るものだから。
 ……笑っていた、あの子のように。

[完全な拒絶の言葉を返し、
 バケツを取りに戻ると一切其方を見ぬまま、小屋の*中へ*]

(382) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 06時頃


【人】 漂白工 ピッパ

― 墓地の小屋・少女の部屋 ―

 …

[ベッドに腰掛けて暫くの間。
 静寂は物思いの為の僅かな、時間。]

 きっと。
 他にも、言い方、あったよね。
 ……リンダなら、どうしたかなぁ。

[漏らしたのは、弱音。
 こんな時に頼ろうとするなんて卑怯だろうか。
 自嘲しながらゆっくり立ち上がれば
 一度、小屋を後にする。]

― 墓地の小屋→自宅 ―

(393) 2010/07/04(Sun) 14時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 14時頃


【人】 漂白工 ピッパ

― 自宅 ―

 ……ッ

[自宅へと辿り着き、扉の前で足は止まる。
 中から届くのは、父と母の怒声。
 伸びた手が扉を開こうとしたまま宙に在る。]

 別に、いいのに――。

[薄ら届く内容に微笑した。
 そしてそっと、扉を開く。]

 ただいま

[すぐ其処に父と母は居て。
 両者とも息を荒げて居り、父は母の胸倉を掴み
 母は頬を赤く腫らして、泣いていた。]

(396) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[父は言葉を返さなかった。
 ただ、一度。
 実の娘を、忌み者を見る目で一瞥した。
 
 母は泣きながら唇を振るわせた。
 おかえり、と。待って居たのだ、と。

 一緒に、と言い掛けた母の言葉を父が遮った。]


 ……別に、いいよ。
 私は、何処へも行かない。

[父は恐らく言うのだろう。お前は連れていけない、と。
 ある程度の予想はしていた。
 閉じられた村社会なんて、所詮そんなものだ。
 そうでもしないと、父は母を護れない。]

(397) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[父が、母が。 酷く小さく、見えた。
 あんなに大きくみえた父の背中も。
 包んでくれる優しさの、母も。

 今はこんなにも、小さかった。]

 ……父さん。
 間に合わなくなるよ。

 お母さんを、御願い。

[女は、笑った。
 上手く笑えただろうか、と自身に問い掛ける。
 けれど誰もそれを評価してくれる人など居ない。

 母は、可笑しくなる位、大きな声をあげ、
 顔をくしゃくしゃにして、泣いた。
 父も一瞬、悲しみで歪んだように、見えた。

 きっと―――、気のせいだろうけど。]

(398) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 作業は、何処までやってあるの?

[不意な問い掛けに父も母も、此方を凝視した。
 あ、あ、と母があたふたする。

 父がそれを手で制し、静かに作業場を指差した。
 伝う途中の作業工程。
 父の声は、僅かに震えていた。

 女は、微笑して―――緩く頷いた。]


 ほら。……急ぐ、急ぐ。
 街に行ったら、少しゆっくりして来て。

 お土産、待ってるから。

[傍に纏め置かれた荷物を強引に父へ、母へ。
 押し付けながら、扉の外までその背を押した。]

(399) 2010/07/04(Sun) 14時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[静かに扉を閉める。
 少しの間、母のすすり泣く声がした。

 それも父の声を切欠に遠のいて。
 やがて二人の気配は完全に、無くなった。]

 ……

[扉を背に、ずる、ずる、とへたり込んだ。
 膝を抱き、顔を埋める。]

 あーあ。

[そっと顔を上げ]

 ―――、広かったんだなぁ。

[独りの我が家を見回して、笑った。]

(400) 2010/07/04(Sun) 14時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[どれほどの間、膝を抱えていたろうか。
 立てぬ女の意識を現実へと引き戻すのは]


 『こつ――、こつ――、』


[背後、扉を叩く音と
 数人は居るかと思われる、男性の声。]

 はい。

[答えて、立ち上がり、扉を開いた。]

(401) 2010/07/04(Sun) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[其処に居たのは軽装の自警団員達。
 皆、一様に緊張の面持ちで、女を見ると余計に
 表情を堅く、強張らせた。

 そして威嚇するような声で言うのだ。
 噂 >>237 にしか過ぎぬ事を、実しやかに。
 それが普遍の事実で、
 今正に村を襲う、悪魔の仕業であるかのように。]


 ――。

[女は、ゆっくり、俯いた。]

(402) 2010/07/04(Sun) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ


[ 嗚呼、そう、か。

 リンダも――。
 父も、母も―――。

 そして、自警団員(こいつら)も。
 全て、私が。

 嗚呼。

 そうか――。
 そうか、そうか……。

 そうか、そうか、そうか―――。 ]
 

(403) 2010/07/04(Sun) 15時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 は、ははは――、

[笑い声にざわめく自警団員達。]

 の、のろっ
 ―――、呪ってやる、よ

[顔を上げた女は、醜悪に]

 私と同じ、
 あっ、 あんた、 たちが望む、
 ―――、永遠の眠りに引きずり込んでやるよ

[泣きながら、笑う。
 あは、あはははは、あはははははははははは!!
 何処で歯車は狂ったのか。やっと。
 "この村が、好きだ"と云えるように、なったのに――*]

(404) 2010/07/04(Sun) 15時頃

漂白工 ピッパは、自警団員達が怯え去っても、暫くは扉の傍で*笑い続けた*。

2010/07/04(Sun) 15時頃


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 15時頃


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