1 とある結社の手記:6
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まあ、聞いた通りらしいぜ。 いまひとつ、ピンと来ないが。 [ ピッパ恐るべき目論見を知らず、広間に戻ったピッパに話しかける。]
(102) 2010/02/23(Tue) 22時頃
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どうだったんだろうな。あいつがサイモンを殺したのかどうか。 今となっちゃわからねえな。
ふうん。そうだったのか。 俺は、散々ちょっかい出されたから、あんまりいい印象は無かったけどな。 それでも……良い気分なもんじゃねえな。
[ 心許ないピッパの声にそう返す。 姉のような女の、普段は見せない姿があった。]
ん……聞こえたのか。 餓鬼の頃な、あいつが「そこにお化けがいる」とか言った事があってな。 そん時は、仕返しで怖がらせようとしてたんだろうと思ったんだが……どうも違ったらしいや。
その後も、まあ、それをネタにからかったりしたんだが。
[ 最後に、黙っていれば分からない事まで口に出す。 つい、ばつが悪い事を思い出すと、言わずに良い事まで口に出してしまう癖だった。]
(108) 2010/02/23(Tue) 22時半頃
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確かになあ。 遠慮はねえやつだった。
[ なるほど、そういう所では馬が合ったのだろうな、などと思う。]
あ、いや、だって、お化けだのなんだの、そんなのいるわけないって思ってたからよ。 ……んとさ。 謝って欲しくないてよ。 まあ……しゃあねえとは思うんだが。
[ 慌てて弁解めいた言葉を口にする。 そして、しばし押し黙った後、幾分しょんぼりとした様子で言葉を続けた。]
(121) 2010/02/23(Tue) 23時頃
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[ 声を落としてくれる気遣いがありがたかった。 あまり、皆に聞かれたい話でもない。この男なりに、気にしてはいるのだった。 肩を叩かれれば、苦笑を浮かべる。]
――そうだな。 まあ、今更、良く思ってもらおうなんてのは虫が良いだろうけども。 ……せめて、多少でも気が晴れてくれればな。
(130) 2010/02/23(Tue) 23時半頃
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小悪党 ドナルドは、漂白工 ピッパにそう言って、頷いて見せた。
2010/02/23(Tue) 23時半頃
小悪党 ドナルドは、小僧 カルヴィンとローズマリーノやりとりに目を向ける。
2010/02/23(Tue) 23時半頃
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……人狼になった、か。 人狼ってのは「感染する」って可能性もある……結社のやつに、そんな事を聞いたな。
[ ローズマリーに問う、ピッパの言葉を受けて口にする。]
(136) 2010/02/23(Tue) 23時半頃
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まあ、確かめられちゃいねえとも言ってたな。 他の可能性もあるとか。
まあ……感染するって事が本当にあるんなら、俺辺りが人狼でもおかしくはねえ訳だが。
(138) 2010/02/23(Tue) 23時半頃
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小悪党 ドナルドは、病人 キャサリンをちらりと見やる。この言葉を聞いてどう思うだろうか。
2010/02/23(Tue) 23時半頃
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[ ローズマリーの言葉に、はっとしてそちらを見る。 そして、狼の毛皮へと……]
……それで、か。
[ ローズマリーに、結社は何故こんな事をしているのかと問うた事を思い起こしながら、毛皮の頭部……瞳へと視線を移し、呟いた。]
(144) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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[ ピッパに、にっと笑って見せるが、直ぐに表情を改める。]
もしかしたら、自覚が無いだけって話もあるのかも知れねえと思ってな。 そういうケースがあるんなら、考えなきゃならねえからよ。
[ いつに無く、真面目にそう言って。]
(148) 2010/02/24(Wed) 00時頃
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小悪党 ドナルドは、病人 キャサリンが何の反応も示さぬと、僅かに肩を竦めた。疑われるよりましだろうに、反応の無い事が寂しく思えた。
2010/02/24(Wed) 00時半頃
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[ 感染する可能性へのローズマリーからの肯定に、頷いた、]
もし、自覚無く俺が人狼になってるなんて事があれば……知らずに、ここにいるやつらを殺す事になるのかも知れない。 そんなのは、ごめんだからな。
あくまで可能性だ。んで、その可能性を潰すには、分かってる事は話して、詳しいやつに聞いてみるのが一番だろ。
……そんな顔、するなよ?
[ 不安げな顔を見せるピッパを心配そうに覗き込む。 そして、その頭をぽんと撫でた。姉のように思うから、した事の無いそんな仕種を、この時はせずに居れなかった。]
(168) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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ん?
[ 言いかけて口を噤んだピッパに首を傾げて。]
……そうだな。 やたらな事を言っても、皆を不安にさせるか。 うん、分かったよ。
[ 頷いて、ピッパに続いてウェーズリーとサイラスに目を向ける。]
そうだな、しっかり調べてもらえば、それが一番間違いはねえ。 頼めるか?
[ 半分は冗談だと言うウェーズリーに、そう言葉を返した。]
(188) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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[ ラルフの視線(>>181)。 そして、ローズマリーへの言葉が耳に入る。 それは、ドナルドが問いたい事でもあった。
そして、サイラスとキャサリンのやりとりも耳に入ってくる。名前は聞き取れなかったが、先ほどキャサリンがこちらを見ていたようであれば、そういう事なのだろう。
そして、ローズマリーの言葉(>>@26)。]
……なるほどな。
って事だ。俺を調べておくのは意味があるだろうぜ。 さて……ちょっと部屋に戻るぜ。どうも、寝足りねえみたいだ。
[ 皆を見回しそう言って、階段の方へと向かう。 寝足りないなどと緊張感のない言い方をしたが、実際の所は、一人で考えを纏めたかったのだ。 声を掛ける者がいなければ、そのまま自室へと戻ってゆくだろう。**]
(197) 2010/02/24(Wed) 01時頃
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小悪党 ドナルドは、小僧 カルヴィンの呟きにちらりとそちらを見る。カルヴィンの投票は知らず、自分が票を入れは事思うと、心にちくりとくるものがあった。**
2010/02/24(Wed) 01時頃
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―― 自室 ――
[ トントン、と。 ベッドの木枠を叩く音が響き続ける。 ウェーズリーとサイラス。二人の”占い師” 彼らが人間だと言った者を除けば、選択肢は随分と狭くなる。 だが……両方が占い師であるという事は無いのだろう。 ローズマリーは言った。占い師同士が近くにいれば、必ず不調をきたすと。 結社員は嘘を吐かない……人狼の事に関しては。嘘を吐けない、という事かも知れないとも思う。人狼騒ぎでの嘘が、どんな結果を引き起こすかを知っているからだろうか。
……つまり、どちらかは当てにならない。 それどころか、人狼そのものである事すら有り得る。
いや……と思い直す。 脳裏に浮かぶのは、ベネットから聞いた言葉。 ヤニクが言ったという、サイラスを信用する事が妹を追い込む事になるとの趣旨の言葉。 キャサリンはヤニクを狼だったと言う。そうなのだろうな、と思う。キャサリンが霊能者ではないとは思えなかった。……思い込みなのだろうか。
人狼は、人狼を知る……]
(337) 2010/02/24(Wed) 21時頃
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馬鹿な……
[ 吐き捨てるように呟いた。 浮かび疑念を振り払おうとするかのように。
しばらくの沈黙。 そして部屋を出る。]
(338) 2010/02/24(Wed) 21時頃
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―― 二階廊下 ――
フィリップ、いるか?
[ 声を掛けながら、ドアを叩く。]
(344) 2010/02/24(Wed) 21時頃
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……え?
[ 返ってきた声に、きょとんとした顔で間の抜けた声を漏らす。 ピッパがいる。それはともかく、 こんな、動揺したピッパの声を聞いたのは初めてではないだろうか。 一瞬、何が何だか分からず唖然とした。 ともあれ、開いてるぞとの声が返ってくれば、扉を開けて中に入る。]
……よう。 えとな、まあ、フィリップと話がしたかったんだが……
うん、ピッパも居てくれても、良いぜ。 ちと、大事な話なんでな。まだ、余り皆には聞かれたくないけど、ピッパならな。
……てか、あれだ。 取り込み中なら、俺は部屋に居るから、後でフィリップが来てくれても良いんだが。
[ 気を取り直しつつ、何とか用件を伝える。 そして、何やら勘違いをして気を回してみたりした。]
(349) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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う、そうなのか。 いや、何かめちゃめちゃ慌ててるから、てっきり。
[ こめかみの辺りを掻きながら、ばつが悪そうにそっぽを向く。 ――なので、フィリップの脛が痛打される瞬間を見逃した。]
ん? どうした、フィリップ?
[ 怒ったようなピッパの表情。 交互に二人の顔を見て。 顎に手を当て、首を傾げて見せた。]
ま、いいや。 あのな、投票なんだが……開票されたとこは見なかったか? ちと、誰が誰に投票したのか確認したくてな。
[ 表情を改めると、そう切り出す。]
(353) 2010/02/24(Wed) 21時半頃
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びっくりって。 びっくりにも程があるだろう。 昔、背中にでっかい蜘蛛が入った時より慌ててたぞ。
[ あの時、取ってと言われてどうしようかと、こちらまで慌てたことを思い出しつつ。]
……そうか。
[ 二人の返答に軽く頷いて、顎に手を当てる。]
まず、だ。 ヤニクは人狼だった。 俺はキャサリンは霊能者だろうと思うし、だから、そうなんだろうと思う。 それは良いか?
(359) 2010/02/24(Wed) 22時頃
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……そうだ。 それなら、人狼はヤニクに投票してないんじゃねえかと思うんだよ。
だな。 それが一番間違いないかも知れねえ。 ああ、ただ……誰の投票用紙だか、見分けられるかは問題か。 俺も自分のサインを書いた訳でもねえしなあ。
[ 言って、うーむと唸り考え込む。]
(360) 2010/02/24(Wed) 22時頃
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だな、考えててもしょうがねえや。 広間に行くか。
[ 本題はこれではなかったが、票を確認すれば、あるいは自分の疑念も解けるかも知れないとの望みを胸に、部屋を出る。]
俺な……結局ヤニクには投票しなかったんだ。 カルヴィンに投票した。 この左目をやってくれたガキの人狼の事が頭から離れなくてな。
[ 背中を向け言う声は、普段より少し重く。]
(367) 2010/02/24(Wed) 22時半頃
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―― 広間 ――
まったくだな。
[ フィリップの言葉に肩を竦めて見せた。]
ローズマリー、ちょっと良いか? 聞きてえんだがよ、昨日の投票用紙は取っておいてあるか? 誰が誰に投票したのか知りたい。
[ フィリップ、ピッパと共に広間へ。 結社員の姿を見つければ、直ぐに声を掛ける。]
(378) 2010/02/24(Wed) 23時頃
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[ ピッパがコルクボードのメモを手にするのをちらりと眺め、ローズマリーに目を戻す。その言葉に頷いて。]
それでも、だ。 どっちにしても、命はやばい。 なら、当ての無い、雲を掴むようなまねをするより確かじゃねえか?
[ ふん、と、笑みを浮かべて見せる。]
(386) 2010/02/24(Wed) 23時半頃
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数だけ、か。
[ 当てが外れた落胆を隠さぬ声で。]
いや、それでも分からないよりゃ、マシか。
[ 受け取ったメモに目を通す。]
(390) 2010/02/24(Wed) 23時半頃
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ああ、持って来てくれるってんなら、それくらいは全然待つさ。頼む。こっちも命懸けなんでな。
……まあ、命懸けは、お前さんたちもだろうがな。
[ 要請、そして思い至り付け加えた言葉。 そして…… 何かを言いかけて、やはり、口を閉ざす。 帰るところはあるのか、と。 何故か、そんな事を聞きたくなった。 だが、それを聞くのは不躾に思えたのだった。]
(397) 2010/02/24(Wed) 23時半頃
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……恩に着るぜ。
[ 承ったと答えるローズマリーに、何と答えたものかと悩み――閉じ込める側と閉じ込められる側、礼を言う間柄かと――、出てきたのは妙に時代懸かった言葉だった。 素直にありがとうと言うのも違うが、何も言わぬのも気分が良くなかったからだ。
ローズマリーの背を見送りながら、妙な悲しみのようなものを覚えた。 とんまなサイモン。 揶揄や皮肉めいた言葉を多く口にする女が、サイモン一人だけ、そんな直接的な表現を用いてる。
ローズマリーにとって、サイモンはどのような存在だったのかと。それを思うと、何となく悲しみを覚えたのだ。]
(414) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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(>>410)
ん? ああ、良いぜカルヴィン。 しかし……こりゃあ、また、ヤニクも随分と人気だったんだな。
[ カルヴィンの背丈に合わせてメモの位置を下げる。 ヤニクの他には、ウェーズリーが二票。自分が名を書いたカルヴィン。そして、自分の名前があった。]
ああ、俺も票が入ってるな。 ま、他所行ってて帰ってきた人間じゃあな。しゃあねえ。 ……黙ってても分かるから言うけどよ、カルヴィンにヒュ緒を入れたのは、俺だ。
[ 緊張なのか、恐れなのか、そんな表情を浮かべるカルヴィンの顔を伺った。]
(420) 2010/02/25(Thu) 00時頃
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[ 動揺も露わなカルヴィンを見れば、流石に、堪えるものがあった。だが、口を引き結び、その感情を表に出すまいとする。 そして、ついと己の左目を指差した。]
この傷をくれた人狼の話、したよな。 今のカルヴィンよりも子供だった。 もしかしたらってな。そんな気分が拭えなくてな。 だから……だよ。
[ 恐らくはヤニクに票が集まるだろうから、カルヴィンが処刑される事にはならないだろうと思い、子供である事で考えから外してしまわぬようにとの意味でもあった。 だが、それを口にするのは言い訳に思えた。]
(441) 2010/02/25(Thu) 00時半頃
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小悪党 ドナルドは、漂白工 ピッパのりょうりはとてもおいしいよとつぶやいた。
2010/02/25(Thu) 01時頃
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そう、それだけだ。 そんなもんしかない。俺には手掛かりがないからな。
ああ言っといて、実際にはカルヴィンだ。 まあ、我ながら、信用ならねえ話だよな。
[ 勤めて落ち着いた声で話す。 揺れる感情など、表に出すものかと。]
カルヴィンは。誰に投票した? やぱり、ヤニクか?
[ 尋ね、僅かに首を傾げう。]
(459) 2010/02/25(Thu) 01時頃
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小悪党 ドナルドは、病人 キャサリンが自分の名を口に出すを耳にして、はっとそちらを見た。
2010/02/25(Thu) 01時頃
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そうか。 まあ……しゃあねえな。 他所に行ってて、ぽっと戻ってきたんだしな。
[ カルヴィンに、そう言って。 にっと笑って見せる。軽やかとは言えない笑みではあったけれど。 その時。]
(484) 2010/02/25(Thu) 01時半頃
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[ がちゃり、と。金属の音。玄関の方からのそれは、結社員の帰還を告げる音。 再び姿を現したローズマリーに目を向ける。]
おう。 ……ありがとな。
[ ぼそりと礼を口にして、まとめが書かれた紙と、投票用紙の入ったビンを受け取る。 ざっと目を通し、ビンを開け、確認する。 一枚の投票用紙が目に付く。書いては消してと繰り返された紙。ドナルド、ヤニク、そう繰り返したようだった。それがキャサリンの書いたものらしい事を確かめると、胸が苦しくなった。 仕方がない、そうも思う。でも、割り切れるものではなかった。テーブルに拳を叩き付けたい様な衝動をどうにか堪え、残りに目を通す。
眉間に皺が刻まれる。 あって欲しくない事実がそこにあった。 ヤニク以外に投じられた4票。ヤニク本人と、カルヴィン、自分。 そして、メアリー。
胃に重いものを覚えた。否定したかった疑惑は、より一層、濃いものとなった。 テーブルの上に、紙を置き、その上にビンを立てる。 髪を掻き毟って、荒い息を吐く。 そして、しばし押し黙った。 ]
(489) 2010/02/25(Thu) 01時半頃
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[ そのまま何も言えず、今日の分の投票用紙だけを手に、階段へと向かう。伝える事は躊躇われた。もし間違っていれば、親友の妹を殺す事になる。 だが、メアリーが人狼なら、それもまた……
フィリップと擦れ違うように二階へと行き、そして自室に入って行った。**]
(499) 2010/02/25(Thu) 02時頃
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小悪党 ドナルドは、小僧 カルヴィンに、大丈夫だと答えたが……その苦悩を隠し切る事は出来ず、そのまま立ち去った。**
2010/02/25(Thu) 02時頃
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