人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 23時頃


【人】 道案内 ノックス

―ランプブラック/居間―

[ノックスは息を吐いた。随分と甘くなる。
 開かせた足元に傅き、ラルフの柔い肉を手の内に収めやんわりと刺激を与える。外気に触れ、ひくつく様が愛おしい。

 口付け、側面を舐め上げた。
 ちらりと見上げては反応を伺い、貯めた唾液の中に誘う。舌との粘液の触れ合いを楽しみ、口端から溢れた液を掬い、窄まりへと塗り込む。]

 困ったな……。
 ラルフ。分かるかい?

 君を食べてしまいたいのを、僕は随分と我慢しているんだって。

[牙を押し当て上下する強い刺激。
 されど、座ってしまわないようにと震える内腿を擦る手と、後ろを解す指は優しく、やさしく。

 解放に至る寸前で口を離した。
 溢れる透明な蜜を吸う。口の中に広がる美味に、薄青の瞳は熱を帯びる。]

(19) 2014/11/21(Fri) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

[初めて彼と逢った日から。幾度となく彼を想い、抱いた。想像の中でしかなかった幼い声。成長した姿はノックスを誘い、得た熱と味は夢想よりも甘かった。

 好きなものを壊すからこそ、甘い夢を見せたい。
 愛し子の視線を感じながら、甘い夢の続きに浸る。

 彼の手を下肢に導く。張り詰めた昂りを知らせ、耳許で囁く。熱に浮かされた声は求めるようにラルフの名を呼ぶ。]

 君の太陽のように明るい笑顔が、ずっと忘れられなかった――。

 あぁ、今度は君の全てを覚えていたい。いい?

[唇を塞ぎ、腕を引いて押し倒した。]

(21) 2014/11/21(Fri) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

[シャツ1枚を残した肢体を組み敷き、深い繋がりを得た。

 パチと爆ぜる音。
 ソファの位置から見えるのは、床に伸びた影が不器用なダンスを踊る様。

 彼の頭上、両の手首を片手で押さえれば、もう一方は自由になる。
 アミュレットを外してしまおうかと視線を向け、バーナバスが作ったという理由だけで取り止めた。

 炎に照らされ浮かぶ汗を唇で拭う。痕を残さないように、されど快を教えるように広げた手と唇で愛撫する。
 幾ら止血の為とはいえ、醜く焼かれた肩口の怪我を晒し、舌で確かめた。
 身を屈ませる程、熱は互いの腹に挟まれ苦しさと快楽を生むだろう。]

(31) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……ん、んぅ、  ぁ、いい…。
 なに? ラルフ……。こっちを、見て?

[声を我慢させたのに、声を聴きたくて。喉を甘く噛む。
 ゆるゆると内にあるを楽しんで居たが、動きを止める。]

 いい子だから、こっちを向いて?

[琥珀の瞳にノックスが映れば、にこりと笑んで再開する。]

 君はいま、誰に抱かれてる?
 誰に見られている?

 誰を――独り占め、している?

[ノックスの名を囀ずる子には、ご褒美をあげよう。声を拾うように、彼の唇に耳を寄せた。]

(34) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 うっ あ!

[痛みに声が上擦った。顔の左側が血に染まる。耳奥に残るのは軟骨の。耳が食い千切られる音。と同時に白の欲を吐き出す。]

 ……

[乱れたビスケット色の髪を掻き上げる。愛し子達には気付かれてしまっただろう。だから、ラルフの手を解放して腰を抱き、己が下になるように体勢を変えた。

 突き上げては腰を引き、落ちてくるのを待つ。最奥を穿ち、内壁を抉り、熱を扱き、絶頂と解放を誘う。

 浅い息、鼻にかかった甘い声。

 床に落ちたナイフの柄に伸びる――指先。]

(38) 2014/11/22(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[掴まれた脇腹に、ラルフの爪が、指が食い込む。怪我を負った指先まで沈めば、血と血が混じり合うのだろう。

 腿の上に当たる尻肉の感触が気持ち良かった。水音が淫らで耳に心地好かった。熱持つ皮膚は手触りが良かった。

 じゃらじゃらと鳴る首輪の音。]

 ――好き、だよ。ラルフ。

[迫り上がる快楽の波に苦しげに眉を寄せ、それでも微笑み。共に上り詰めた先、絶頂の瞬間。

 彼の腹にとすとナイフの刃を沈めた。そのまま腕を突き上げる。肉を裂く手応えが伝わってくる。]

(43) 2014/11/22(Sat) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[愛しい彼の赤を被り、舌で唇を拭った。倒れそうな身を支え。
 腹に放たれた白は、赤と混じってピンク色。掬った掌を口許に運び、琥珀の瞳の前で啜った。

 やっぱり美味しいと。好きだよと、もう一度愛を囁き。
 フロスティブルーはラルフの最期を映さんとする。


 ――すべては過去に消えても、夢みる心は華やかなりし昔を描き出そう。
 水は冴かに美しく、空のように青く、限りなき美にドナウは充ちる。
 我等いま歌う。
 青きドナウを讃えて、我等今うたう。

 とこしえに美しく青きドナウの歌を。*]

(50) 2014/11/22(Sat) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


【人】 道案内 ノックス

―ブラッドレッド―

 ………ふ、ア  ……く

[終わった。壊した。
 瞼を閉ざして手で覆う。酸素を求めて喘いだ。

 心地好い疲労感。愛液の酩酊感。――…喪失感。
 滲む涙。]

 ……あぁ、トレ――

[足音に手をどける。床に頭をつけたまま、姿を認め。愛し子の名前を呼ぼうとしたら。頬を、叩かれた。

 驚き目を見開く。]

(74) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[腹の上のラルフが蹴飛ばされ、強制的に引き剥がされる。重みも、内からも。]

 っ、

[天地が逆だった。トレイルの唇は赤く、雫が雨のように降り。言い放たれた言葉は透明な刃になって突き刺さる。

 そぅ、穢い。きたない。
 見せたことのない、己の歪情。

 慌てて身を起こそうとして、トレイルが視界から消えた。]

(80) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

ッ! フィリップ!! 待つんだ!

[倒れたトレイルの脚、跨がるフィリップの背。
 止めさせようと手を伸ばす。距離が離れている、のに。]

(84) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[日頃の行いのせいか、欲に塗れた偽装工作が裏目に出た。最悪の場面を見られた。
 トレイルには初めて頬を打たれ、あんな感情的に泣かれ]

くっ

[脚がもつれる。けれど、止めなくてはいけない。
 フィリップを羽交い締めしようと、飛び掛かろうと床を蹴った。]

(91) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 フィリップ!!

[引き剥がした身の、肩から伸びた腕の先。
 トレイルの喉に。

 身を裂かれたかのような懇願を込めて、彼の名前を叫んだ。耳から垂れ落ちる赤が床を汚す。

 更に離そうと後ろに下がる。]

(97) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 お願い、だから トレイルには……トレイル、に  は

 ぐっ、は

[大人しくしていたかと思えば。脇腹が捻られ、痛みに顔を歪ませた。フィリップから手を離し、踞る。]

(103) 2014/11/22(Sat) 03時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 03時半頃


【人】 道案内 ノックス

[腹から耳へと移した指の間から、赤が零れる。

 何処よりも痛いのは、右の頬だった。]

 ……フランシス。

[ゆっくりと顔を上げる。
 何があったのかなんて、簡単な事だ。]

 ……もし其処に転がっていたのが僕だとしたら、きっと君達は悲しまないんだろう な。

(114) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[フロスティブルーは愛し子の姿を探す。
 無事かと駆け寄りたかった。

 けれど、シノワズリはノックスを見なかった。>>109
 そのことが堪らなく辛かった。]

 ………衝動を抑えきれなくなったらどうなるか。


 フィリップ。君は良く知っているんじゃないかな。

[もしかしたら、フランシスもなのかもしれない。
 声は淡々と「事実」を告げる。ぼたり。また血の塊が落ちた。]

 ……僕は、ラルフを  止めたかった。

(116) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


【人】 道案内 ノックス

[ぼんやりと視界が霞む。
 何か変だなとぼんやりと考えていた。

 いつ、声をかけていた?]

 ……どうして嘘だと言いきれる?
 僕の耳は彼に食われ、命の危険を 感じた。


[そこまでを言い、遠ざかりそうになる意識に目を瞑った。**]

(119) 2014/11/22(Sat) 04時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


【人】 道案内 ノックス

―ミッドナイトブルー―

[可愛さは人それぞれで、だから多くの「好き」も出来てしまう。一時の好きを積んでは崩し。残るのはいつもの2つだけ。>>4:29
 この両手はいつだって、2人の為にある。]

 勿論、知っているよ。僕にとって2人とも可愛い。トレイルにはトレイルの。ニコラにはニコラの。違うから、僕は毎日が楽しい。

[ニコラが離さなかった男は『かわいそう』な男だった。>>4:27
 人を寄せ付けない雰囲気と、禁忌を求めた少女の物語を思い出す。共に居た少年を、思い出す。]

(137) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[『思い違いをしないように』『我慢して』。刺していた釘は、現実の音の前には錆釘同然。

 『キタナイ』なんて、同じだろう? と、トレイルに笑おうとした頬は硬い。

 キスをしてと時にはねだり、長年戯れ睦んできた時間の先にあるものを見せた。『僕は随分と我慢しているんだ』と言葉は愛し子達にも向けて。ちらと視線を向けると、ニコラの灰色はただ此方を見ているだけだった。それで良かった。>>8

(139) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ラルフの体はフィリップに抱かれ、フランシスに抱かれて遠い。

 まだ彼を腹上に乗せて居た頃。
 ナイフの柄から離した手を、切り裂いた腹の中に入れた。筋肉の収縮、触れた内臓の温かさ、柔らかさ。引っ掻いた爪にこびり付いた臓腑を歯で擂り潰す。彼は、陽だまりのような、春の野花のような味をしていた。]

 ……ラルフは優しい子だから、心配をかけさせまいとしたのさ……。

[フィリップに知らせなかった理由は、憶測でしかない。思い当たるとすれば、ひとつだけ。]

(141) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[3階の廊下で壁に追い詰めた時とは違う、はっきりとした強い意志がフィリップの目に宿っていた。トレイルとの仲を懸念していたが、ノックスの知らぬ間に――いや、ラルフに怪我を負わせた時には、もう。>>123

 あの時はぞくぞくとした。手足の自由を奪い、嬲り啼かせたら……とも思っていた。
 けれど今は、別の理由で奪わなければならないのかとも思う。]

(145) 2014/11/22(Sat) 12時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ミッドナイトブルー―

[この両手はいつだって、2人の為にある――…のに。

 目を覚ました時、両腕にあるべき重みはなかった。]

 ………ぅ く

[髪を掻き毟り、喉と腹を裂き、この吹雪の中に飛び出して死ねたら――…。思い知らされた。『絶対』など、ないということを。

 救いはニコラの声と指だった。>>122
 振り返り、名を呼ぶ声がなければ。いつものように伸ばしてくれる指がなければ、きっと死に急いでいた。
 待ってくれと縋るように腕を伸ばした。
 壁に赤の手形を残しながら居間を出た――…までは、覚えている。]

 トレイル…… トレイル、ニコラ……

[吐き出た息は、白かった。]

 ……トレ  イル

(150) 2014/11/22(Sat) 13時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 13時頃


ノックスは、トレイルの幼少時代を懐かしんだ。

2014/11/22(Sat) 13時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ホーリーグリーン/過去/椅子―

[愛し子は2人。抱っこをせがむ歳ではないけれど、旅の移動は疲労しやすい。そんな折は背負った椅子に1人を座らせ、もう1人を腕に抱く。

 互いの顔が近くなるから、ゆっくりと小さな声で話せた。
 鳥の囀り、風の音が混ざっても、3人だけの音しかなかった。]


 ………いや、もぅ良いんだ。

[それは椅子が壊れた日。修復が間に合わなくなった。
 ノックスは椅子を作った日を振り返る。]

(153) 2014/11/22(Sat) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

[骨組みはしっかりと、強度は高く。座部は柔らかに。肘置きの繊細なカーブはあの人の腕のように――…。

 卵形のオルゴールと共に、あの人の皮膚と骨とで造り上げた。そうやって。独りになった世界を彩ろうとした。

 そうでなければ。
 凍青の双眸は輝く星を見出だせなかった。まっ暗い夜の世界で、独りっきりで。

 獣の甘えた啼き声に、狂笑を響かせながら。**]

(155) 2014/11/22(Sat) 15時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 15時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 23時頃


【人】 道案内 ノックス

―フォッグ/2階廊下(1階への階段寄り)―

[――ノックスさん。

 呼ばれて目を開いた。
 黒髪を揺らし、琥珀の瞳で覗き込む少年が居た。
 ラルフ。と、名を呼べば、ぱっと笑顔の花を咲かせた。露店で出逢った頃のままのラルフだった。
 ビスケットの髪を撫でる幼いもみじ葉。ノックスはまた、目を閉じる。

 愛し子達の姿は何処にも見えない。寂しさを慰めるように、髪が梳かれていく。]

(229) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[呼ばれて目を開いた。>>157
 愛し子が、居た。]

 ………ニコラ。あぁ、ニコラ。

[こっちにおいで。手を伸ばしきらない内にぺたぺたとニコラは近付き。]

 ぁぐ!!
 
[咄嗟にその足首を掴んだ。
 それでも彼が体重をかけるのを止められなかった。冷えた足の裏、爪先。臓腑にかかる痛み。床に押し付けられた背骨が軋んだ。]

 ぐ、ぁあっ ニ……、苦し ぃ

[息苦しさに喘ぎ、圧迫された消化器官が、胃壁が収縮する。
 寝起きの戯れには度合いの過ぎる、重み。]

(230) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[ニコラの赤い唇が紡ぐ言葉もまた、透明なナイフだった。ノックスの身を抉る。]

 ……そぅ むず かしい……ね。


[一番大事だと囁いて。彼等が裏切らないと、信じ続けてくれると、――思っていた。

 苦いものを口にした時のように、表情が歪む。]

(231) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[ニコラだけを手元に置かなかった理由の1つに、怖れがあった。

 いつか彼も拐われる。
 手の届かないところに連れていかれる。
 いや。彼が、ノックスを置いて、



   ――月に帰ってしまう。


 羽衣を纏えば帰ることが出来るのなら、そんなものは奪ってしまいたかった。]

(232) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[声を歌を取り戻せば、トレイルもノックスを置いていくだろう。彼に相応しいのは沢山の観衆の居るステージなのだから。

 騒音を嫌い、不協和音を嫌い、音の本当の美しさを知る彼が、ノックスの何を認めてくれると?



 1人だけでは駄目だった。
 彼等でないと駄目だった。

 平等でないと駄目だった。
 双眸でないと駄目だった。

 もしも、もしも。
 片方が瞑れても―――…もう片方が在れば、彩の世界を見ることが叶うだろうから。]

(233) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[結局。ノックスこそが、愛し子達を信じきれていなかったのかも知れない。

 大人だから、信じることの難しさを知っていた。

 繰り返し与えるヌガーの甘さも絶望も。ラルフを彼等の前で愛したのも、喰らったのも。彼等の信を試すかのよう。

 怒らせると分かってはいた。
 けれど、怒らせたかったのも事実。それだけ彼の中に、ノックスが居ると分かるから。

 トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。そうしたのは自分だ。なのに、他人の干渉に過敏になる。過保護になる。

 トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。つまり、ノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。>>222

 そして、ニコラの世界にノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。]

(234) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 ―――っ

[胃の中のものが逆流した。口の中に留め、ごくと無理やりに飲み込んだ。
 冷えた体に、頬に触れたニコラの手と、時折かかる吐息だけは温かかった。]

 ―――…

[蓋のずれた、音を忘れたオルゴール。哀れな愛の形。

 哀れだった。愛しかった。


 ニコラが笑う。ニコラが囁く。>>159

 彼の言葉。『かわいそう』な相手。
 ……あぁ、自分のことか。]

(235) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[天地が逆しまになった感覚。これで二度目だ。

 ふ、と息が漏れた。]

 ……そう、か。




 そうか。僕は、かわい…そう……なのか。

[哀れで、弱い――存在。

 まるで言葉をなぞるように。
 ニコラの指は唇を撫でる。]

(236) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[腹の、胸の重みは変わらない。
 いや、増々重苦しくなる。]

 あ―― あ” がっ!

[指先が舌の上に触れた。咎める理由などない。伸びた指は奥に向かう。

 引き起こされた嘔吐。>>159
 先程飲み込んだものがこみ上がってきた。



 ――返して!

 誰かに喉を締められるような感覚がした。琥珀色が何を言っているのか、聴こえなかった。]

(238) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[耐えきれず、ノックスは顔を横にして胃の中のものを吐き出した。

 胃液に混じった赤、アカ、あか。
 ラルフの身に流れていた、もの。

 ノックスが好きになった、もの。
 ノックスが壊した、もの。


 背は、黄色い液以外吐き出すものがなくなっても震え。

 空っぽの胃の中に、ぽたぼたと落ちていくニコラの言葉に、不思議と満たされていった。*]

(240) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

―フォッグ―

 ……

[遠くで何かが聴こえる――と、思った。
 ラルフの死を嘆く声だと、遅れて理解した。

 彼等はこれからどうするのだろう。


 ――…裁くのか?

 死には死を?]

(250) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[掌を見下ろした。自分でもキタナイと思った。
 苦く笑い、身を起こした。]

 ……トレイルに、逢わないと。

[ニコラの向かった先だろうと階段を、降りた。]

(266) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[あまり長居しては塞がった傷が開いてしまう。

 口の中を湯で洗うと、酸が取れて少しスッキリとした。
 湯を被って、あるものに気が付いた。]



 ……だ、れ?

[腕を切り落とされた、ホレーショーだった。]

(270) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[掌から流れ出たのは己の血。
 自分でも不味い、もの。]

 ……っ

[着られるものがあればよいと、落ちていた服を掴む。
 羽織り、向かった先は貯蔵庫。]


 トレイル! ニコラ!!

[返事はなかった。]

(272) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[あれは――、いけない。

 誰の肉なのか気付いてしまったら、きっと2人は無傷では済まない……。]

 フランシスとバーニィが居れば、……まだ。

 でも…… もしか、して、 襲われ、た とか

[思考は最悪のケースを想定し。
 湯の滴を拭いきれぬまま、ノックスは足早に階段を上った。]

(274) 2014/11/23(Sun) 02時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 02時頃


【人】 道案内 ノックス

―フォッグ/居間―

[その、人の気配のする居間の扉に手をかけて。
 開く。

 誰が、居るのか視線を巡らせ。


 荒いだ息のまま、垂れ落ちた赤滴を手の甲で拭った。]

(278) 2014/11/23(Sun) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……ト、レ

[栗色と、金色と。
 一番星だから、真っ先に視界に入る。

 1歩、踏み出して。手を、伸ばして。]

(280) 2014/11/23(Sun) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルの背が見えた。
 鍋なんて、そんな重たいものを持たせたこと、ないだろう?

 危なっかしい。]

 ……トレイル。

[もう一度、名を呼んで。栗色が揺れる。ノックスを見る。あぁ、それだけで泣きそうな、安らぐ表情を見せた。]

 っ!

[乾いた音が響く。伸ばした方とは別に、腕はあった。
 振り払われたのだと、漸く気付く。]

 あ、 困った……な。

[痛む程の強い力ではなかったのに。
 とても、痛んだ。]

(284) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……ニコラ。

 僕は、本当に嫌われた みたいだ。

[胃の上を抑える。
 嫌いにならないと、彼が言ってくれたから。

 ニコラに向けた視線は柔らかく。]

(290) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[ニコラの腕に触れた手を1度離し。>>287

 自分が入ってきたことで向けられた視線の幾つか。
 分かってる。

 フランシスに、ドナルドに……バーナバスに。
 言わなくてはいけないことが。]

(296) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ペチカの鍋の向こう、ソファの傍に見えた脚に、顔を強張らせた。

 そうして、視界にフランシスとドナルドを見付け。
 苦しげな表情に変わる。

 バーナバスに投げた視線は助けを求めるものではない。少年の頃とは違うから。様子を窺うだけ。]

 フランシス、ドナ……。

 ………ラルフの、ことは。

(298) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルとニコラと。
 二人を見遣ってから、体はフランシスとドナルドの正面に向ける。]

 結果的に僕のしたことは、………君達から、大事なラルフを奪って しまったことに、 変わりが、ない。


 今でも、もっと別の方法があったんじゃないかって――思う。


 ―――…申し訳、なかった。

[頭を下げた。ぽたりと血が垂れ落ちたが、それでも下げたまま。]

(299) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[何か、声はあっただろうか。

 殴られるぐらいの覚悟は、ある。]

 ………

[部屋に漂う焦げた――…香りに、頭を上げたのとどちらが先だったか。>>297

(300) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

 ――な、べ!

[ペチカの方へと振り返った。
 もくもくと煙が上がっている。

 あれは悪い煙。]

 トレイル、ニコラ! 離れるんだ!

[鍋の持ち手を掴むとペチカの上からどかした。
 覗き込んだ鍋のなかには、―――肉が。]

(301) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[目視した肉の幅は、湯殿で見掛けたものとほぼ、一致している。その事実を口外するつもりはないが。

 隠してしまいたかった。]

 ――…落ち着いて、トレイル。
 焦げてるから、……これは、もう……

(303) 2014/11/23(Sun) 04時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルはノックスを見ていなかった。

 危ないと言う前の鍋に、肉に。
 そしてニコラに。注ぐ。]

 ……二人とも、料理が出来るなんて、 ――えらいね。

 けど、  これは……

[留めさせる為に、ニコラを見た。**]

(308) 2014/11/23(Sun) 05時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 09時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ブラウンシュガー/居間―

[鍋の余熱で、肉は焼かれ続ける。
 2人で調理していたものだから、ニコラも同意なのだろと思い直す。

 これは、誰だ? 生前を知っている。
 愛しいから食べる。
 生きるために食べる。

 それは、どちらも本能。]

(310) 2014/11/23(Sun) 10時頃

【人】 道案内 ノックス

[フィリップの居ない今だからこそ――…]

 ……トレイル。ニコラ。
 場所を変えよう。

 それに、僕はトレイルにも謝らなくてはいけない……。

[ニコラを見遣る。その回数が増えている。
 胸の重みを忘れていない。]

 僕は、ダメな保護者だ。でも、まだ君達の保護者で……居たいんだ、よ。

[苦しげに息を吐き。常のようにニコラに鍋を渡し、2人の手を取ろうとした。**]

 

(311) 2014/11/23(Sun) 10時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 11時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 19時頃


【人】 道案内 ノックス

―オリーブグリーン/居間―

 ……申し訳、ない。

[静かな憤りの感情。>>318>>319
 ただ、ノックスは謝る言葉だけを口にする。
 どうして、だなんて。]

 ……僕が2人の‘保護者’だから、ラルフの為に死んであげられなかった。


 最初はトレイルが負わせた傷だから、手当てされた所を見ないと僕も安心できないと、せがんでしまった。

 ……

[思い出すのは辛いと頭を振り。
 髪をかき揚げ、左を見せる。あるべき場所に、ないもの。

 何があったか具体的に言える話ではない。少年達の前では。]

(350) 2014/11/23(Sun) 19時半頃

【人】 道案内 ノックス

[話は鍋の臭いで途切れた。

 千切れた肉片。>>339
 場所を移す前にさっさと食べさせた方が得策かと思い直す。]

 分かった。お腹が空いているのだろう? 早く食べて――ん、なに。ニコラ。

[無邪気な声と表情で、唇から発された言葉にノックスは顔を強張らせた。]

(351) 2014/11/23(Sun) 20時頃

【人】 道案内 ノックス

[イイホゴシャの顔をして、ラルフの死についてを話す。
 彼を思って、彼の為に、彼を止めたいと――…。

 ワルイホゴシャの顔を愛し子に晒して、それでも嫌いにならないと赦してくれたニコラの囁きに、空っぽの胃は欲しいと短く鳴いた。]

 ……な。

[美味しかったラルフの体液、血肉。
 それよりも、美味しいと感じたのは。味を知ってしまったのは――…。]

 ……

[押し黙る。絞り出す声。]

   好き、そう、好きだから、 抑えてしまわない、と……

[いけないのに。この場では、せめて。

 気付けばトレイルは距離を空けていた。戸口の方へ。]

(361) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル!

[離れていく。また遠ざかっていく。
 拐われたと思ったニコラは戻ってきてくれたのに。

 今度はトレイルが拐われていく。
 見えない手に、掴まれて。


 ――…奪われて、しまう。

 そう思ったからこそ、ノックスは戸口に向かった。
 けれどトレイルは、手から逃れるように居間から出てしまう。]

 待ってくれ、僕の傍から 離れな、いで!

[滑稽だと頭の片隅で思いながら、ノックスは追いかけるように居間を出た。]

(363) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

【人】 道案内 ノックス

―マンダリンオレンジ/2階廊下奥―

[追い掛けて、腕を掴んで、引き摺った。階段裏の、死角になるような場所にトレイルを押し込めた。

 掴んだ手首ごと壁に手をつく。
 彼の背中に己の腹と胸を押し付け、壁との距離を無くそうとする。]

 ……トレイル。

[唇で耳に触れ、静かに名を呼んだ。
 そのままでじっと動かないのは、誰か人の通る気配がないかと探る為。]
 

(370) 2014/11/23(Sun) 21時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


【人】 道案内 ノックス

[視線を下ろした先。肩口の布。
 指で強く引いて傷口を晒した。

 糸で規則正しく縫われた赤い線。周囲の肉はうっすらと腫れているよう。ぺろりと舐めた。この下はもっと美味しいことを覚えている。

 鍋で焼いた腕肉よりも、もっと美味しい場所があるのを知っている。トレイルには無用になった所。

 肩肉ではなく、その場所を目の前で喰らったら――…分かってくれるだろうか。彼よりも――君が。]

(380) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……

[思考と欲は、後ろからの声に遮られた。>>372

 振り向かずとも誰かは分かる。
 不自然に風の鳴る音が、聞こえやしなかったか。>>365

 何も言わず、ゆっくりと顔だけ振り返る。徐々に体を開いて、トレイルを背に隠すように。]

(381) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


【人】 道案内 ノックス

 ――…そうだね。

 欲情してるよ。衝動は、僕の中に確かにあるから。

[逃げるから追い掛ける。
 ニコルの考えた通りの、不幸に至る道を。

 背の後ろから伸びた手は、ノックスではなくフィリップを求め。

 トレイルへと差し出される手を避けるように動いても>>382、手と手はノックスを挟んで繋がる。

 愛し子の表情は分からない。
 けれど、見たくないと――思ってしまった。

 蘇るのは、ニコラとディーンの。]

(388) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 道案内 ノックス




 その手を、離してくれ、 フィリップ!

[これは悪い手だから。
 もう一方の手に握られたナイフを見て、苦み走った表情を浮かべた。

 悪い場所を選んでしまったと思う。]

(391) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

[握りあう手を強引に解くように、手の甲で払う。
 フィリップの微笑み、優しい声は猫を撫でるよう。

 よく知る表情は、まるで鏡のよう。]


 ……何のつもりかい? フィリップ。

 トレイルを殴った手で、首を絞めた手で!
 今更のように気遣って。

[初めて聞く冷えた声。]

 ……君に、言われる謂れは ない。

(401) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

[悪い声だ。

 トレイルを何処かへ誘おうとする。

 だから。]

 トレイル!

[行くなと声をあげ、羽ばたく鳥の、赤羽根に。
 目を奪われないよう、フィリップの両肩を掴むように腕を伸ばした。

 1歩、踏み出す。]

(406) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……トレイルの話じゃないよ。


 フィリップ。―――君が、何をするかという話だ。

[払う手をずらされた。栗色の髪に触れて。
 ナイフを持って。背に落ちる汗の一筋。>>404


 こんな笑い方をする子だったか。こんな喋り方をする子だったか。>>407

 もう一度だけ言うよ、フィリップ。

[背に庇っていたトレイルは、今は彼の傍。]
 

(409) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

 僕から、トレイルを拐おうと するな!

[掴めたと思ったのに、服の裾すら逃げていく。
 おどけた声とは反対に、ぐっと唇を噛む。]


 フィリップ、君がそのナイフを突き付けたいのは、僕だろう!!

[己の胸に手を当てる。ラルフのナイフが至ったところ。>>410
 さわるな、ふれるなと睨み、1歩、また寄る。]

(413) 2014/11/23(Sun) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……トレイルを唆しているのは、フィリップ。君だ。

[ラルフの好意は心地好かったのに。
 それを利用した。

 彼を犠牲にしても、トレイルの願いを叶えてあげた。
 それでも彼は――…。

 居間の方から響く音に、びくと肩を震わせる。>>416

 ………何を、考えてる?

 ……フィリップ。君はシメオンを――…どうした?
 あの子はニコラの友達 だった。

[まだ切っ先は愛し子に向けられているから。]

(420) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ぐ、

[ノックスの足が1度止まった。
 選んでない――…。

 栗色の髪。見えないシノワズリ。
 唇が見えないから、透明な声も――聴こえない。]

   ……とれ、いる?

[恐る恐る、声で窺う。]

(427) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルの名を呼ぶ度、ニコラの表情が曇った。
 遠い昔。

 不貞腐れる様が可愛くて。可愛くて。仕方がなかった。]

 ……ニコラにナイフを向けてる者は、居ないよ。
 フィリップは、君一人。

[それに、居間にはバーナバスが居る。プリシラに危害が及ばない限り、余程の事がなければ助けてくれるはず。]

(433) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[本当の気持ちと、ホントウの気持ち。建前の気持ち。

 わからなぁいと言うニコルの髪を、あの時撫でた。>>374


 嘘。


[ニコラはもう知っている。*]

(435) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[止まった足を動かし始めた。

 1歩ずつ、近付いては離れ。
 ノックスは護りのような首飾りを握った。]

 ……ドナルド?

[彼の否定する声が、耳に残っていた。>>355

 僕が行ったら、トレイルを 殺すのだろう?
 僕を……生かす? は。報復のつもり?

(439) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[先祖返りの、遠吠えのあるのを知らないノックスは、ハッタリだと断じた。]

 仮にそうだとして、……フランシスが、それを見逃すとでも?

 ニコラを害したドナルドを、フランシスがよくやったと、いい子だと褒めるとでも?




 ……ホレーショーも、だ。
 彼は、君にそんなことを……許す男、だったのかい?

(444) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 事故? それこそ何を言うんだい。
 僕がラルフを殺したのは――…事故じゃあない。

 ……綺麗事? 違うよ、これは事実でしょう?

[ゆるゆると、ノックスの表情に笑みが生まれる。
 口端を持ち上げて。]

 そう、君は、僕と『同じ』になるんだよ。
 反吐が出る程の、僕とね。


 ラルフが『同じ』ことをしてと、君に頼んだかい?
 そんな子には見えなかった。

[そうだろう?と首を傾げ。

 ぐっと引きちぎった首飾りを、フィリップ目掛けて――彼の頭上目掛けて投げつけた。

 黒曜石の、折角バーナバスが選んでくれたのに。]

(450) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[今が>>451 好機とばかりに、フィリップに駆け寄ろうとした足が途中で止まった。]


 ……ドナ。


[はばたいた鳥が向かった先は、バリトンの。>>448

 ……悲しませるのは、厭わない と?

(464) 2014/11/24(Mon) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時半頃


【人】 道案内 ノックス

[フィリップの荒げた声。
 あぁ、そちらの方が君らしい。
 からからと回るからくり時計のような、君よりも。

 同じになっても良いと言う。

 ふと、視界の端に幼少のラルフが見えた気がした。
 珍しく悲しげな憂いた表情。それをそのまま、告げただけ。]


 同じ悲しみだと、―――本当に思っているのかい?

[あの、彩のない世界。けれど、悲しみなんて浅い深いなど関係がない。悲しい。たった一粒の想いが、全てだ。]

(480) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[首をゆっくりと傾けた。
 そうして位置を確かめる。ドナルドと、フィリップと。]

 ……ニコラが、話したのは、 きっと恋しがっているせいだ。

[ニコラの傍から、離れたから。>>452
 僕だけが特別だと告げる声も、拾ったばかりのトレイルの髪を引っ張る手も、綺麗だと眼球に入れた指も。求めるものは、実に簡単な、1つの。]

 その理屈が通るなら、僕がフィリップを殺すのに問題がないことになる。

 何を。あの時、僕も含めて居間にいた皆が、見逃したじゃないか。
 寧ろ可哀想だと、憐れに思われるべき だ。


 フランシスは……叱るだろうね。心配をさせたって。
 君が居なくならなくて良かったって、言うかも知れない。

[すれ違いざま。彼にかけた言葉を思い出した。
 だれでも、我が子が可愛いのだ。]

(482) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル!?

[暴れるトレイルに、まだ手は届かない。目前に立つドナルドに向けた表情は、焦りを乗せ。>>459>>468

 遊んでいる暇は、 ないんだけどなぁ…?  ドナ。

[ぶつける音を聞いた。階段から落ちた音を聞いた。
 ノックスと――…呼ぶ声を、聞いた。]

(485) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

ノックスは、ドナルドの傍により、トレイルが無事か確かめたいと訴えた。

2014/11/24(Mon) 01時半頃


【人】 道案内 ノックス

[知らなかったとはいえ、君も同罪だと――言及した言葉に反応は薄い。
 あの日、あの時、あの場所で。>>489

 開こうとした口を一度閉じた。]


 保護者がどんな反応をするか、その先を想像するのに意味はあると思うけどな。
 僕の想像と、ドナの想像と―――…

(498) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 っ、暇だろう? ほら、早くど……!

[もうすぐ 何だって?>>492

 トレイル!

[階段の上から見えた光景は。倒れたトレイルと、何やら血で綴られたもの。
 喉から出たのは悲鳴。

 前に乗り出した身は、ドナルドの腕に止められた。>>495

    此処からじゃ、見えない。



 ………分かった。ドナ。君は僕の首に手をかければいい。
 そうすれば、僕が何をしても 止めらえるだろう?

[両手を広げ。さぁ、と促す。]

(500) 2014/11/24(Mon) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……僕は、ただ。ニコラが殺されるのが許されるものだと、言われたくなかっただけだ。



  これ以上 フランシスを悲しませる事を、 君にさせたくない  だけだ。




[そう思うことも、想像だと笑うかい?>>499

 白布の首輪を付けさせられたノックスは、階段を足早に降りる。>>508


 包帯とも革とも鉄枷とも違う感触。
 弓を番えたフィリップをちらと見てから、トレイルの傍にしゃがみこんだ。]

 トレイル…… しっかり。

(513) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……な んだい。やめて くれ。そんな まるで…

[最期の ような。
 肩から足から。新たな血を流していた。痛ましい。
 それでも床に書き付けられていく文字。必死に伝えようとしているものがある。

 止めようとして……ノックスは、上げた手をトレイルの背に 置いた。
 ここは寒い。
 そうして、トレイルの側から体を寄せて、目を寄せて 一文字漏らさず読んでいく。]

(524) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[僕がラルフの名を出したら怒るだろう? と眉を下げ。布が巻かれていく様を見ていた。
 一重、二重…… あぁ、早く。>>519

 服がトレイルの血に染まる。
 芳しく、舐めたくなる衝動も今はなりを潜めていた。]


 ……そう、か。僕のせい か。困った  な。


 可哀想って、  トレイル まで言うんだな。

[こんな形で失ってしまうのは。君の血が、こんな風に流れていくのは。
 ただあやす様に背を撫でていた手を、止めた。>>520


 チャンスを。我儘なお願いを。]

(532) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

     ―――…トレ イル



[永遠に、この四つの音を。]

(535) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[『いつか僕もノックスを……』>>523


 そこから先は、読めなかった。
 だから、トレイルの身を抱え起こし、動こうとする唇を見た。

 ズキンとした眼の痛みに、強く両目を瞑る。>>507

 開いた時にはトレイルの顔からは血の色が引けていて。両頬を包んで温めようと。

 首輪は緩んでいるのに、息が苦しかった。>>528

(540) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……―――っ 

[額を合わせ、ノックスは声を上げて泣いた。
 ぽたと雫がトレイルに落ちる。
 
 フィリップとドナルドが去っていく。足音が 遠ざかったから ノックスの傍にはトレイル  だけになった。>>536


 ……トレイル。

[あぁ、君が生きているうちに。
 この音だけは許して欲しい。]

(547) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス



   ―――…愛している よ。トレイル。


 

(548) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[顔を寄せて、唇を塞ぐと舌を絡める。
 もう声を鳴らさぬものならば。
 口内に導いた舌のその根元、やんわりと牙を立ててシノワズリを開かせようと瞼を押し上げ―――噛み切った。

 何の為か、まだ分かるかい?

 窒息させてしまわないようにと気遣いながら、
 こりとした感触と共に 命の欠片を飲み込んだ。**]

(549) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 03時半頃


【人】 道案内 ノックス

『きっとかみさまが、こえをなおして、くれるよ』

[雫を指の腹で拭い。
 ゆっくりの掌に文字を綴った。

 こうしてトレイルに語りかけられないのは、不便だとも思った。]

(559) 2014/11/24(Mon) 04時半頃

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注目:ノックス 解除する

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ノックス
38回 (7d) 注目

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