123 霓虹鬼故事
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―1階洗面所―
――――、いた、い。
[ふ、と気付いて最初に感じたのは、身体の痛みだった。 腹の辺りを押さえた手を見下ろして― 自分の足のさらに下に、見覚えのあるカラダが崩れ落ちていて。]
あ、あああ、あ、あれ。
[わたわたと辺りを見回した。 崩れているカラダは壊れてしまったように動かない。
だがどう見ても自分だ。 では、それを見ている自分は?]
(+8) 2013/05/25(Sat) 14時頃
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――あ。
[死んだのだ、と気付いた。]
――――――。
[悔しさとか、悲しさとか、そんなものは何もなくて。 ただ、何か―ぽっかりと。 ―実際、カラダは腹の辺りがぽっかりなのだがそういう意味ではなく― 何かをやりかけている途中でそれを壊されてしまったような。 やり場のない空しさを感じた。]
えっと―。
[爆弾と化した携帯端末を探して辺りを彷徨う。 壊れたことを確認しなければ―大変なことになる。 死んでからも気にしたのは、扱っている情報のことだった。]
(+9) 2013/05/25(Sat) 14時頃
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[このときの女の視界には、鬼の姿も生ある者も― 死して霊となった者も映らない。 それほどに、大事なことだった。]
―――!
[爆発の跡から携帯端末の破片を見つけて近づいて、 破片を取り上げようと手を伸ばすが、 触れられるはずもなく、指先は破片を通り過ぎて空を掴む。]
あ――そ、っか。
[触れるはずはないのだ、と自分の立場を再度認識して 他に破片がないかと辺りを見回す。
やがて、携帯端末が完全に爆発したことを確認して、 やっと、ほっとしたように胸を撫で下ろした。]
(+10) 2013/05/25(Sat) 14時半頃
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ああ、よかった。
[ほっとしたら急に気持が軽くなった。
携帯端末とアパートのサーバーとの通信が一定時間なくなると、 サーバーはストックした情報を守るためにロックモードになる。 その間にアパートへ帰って解除コードを入力すればいいが、 さらに長い時間経過後、幾つかのタスクを実行後に、 部屋の全ての電化製品の起動することになっている。 コンクリートで囲まれた部屋が炎に包まれるのは時間の問題。
つまり、女の心残りは何もないということになる。]
ああ――、ああ。
[ふわりと柔らかい笑みを浮かべた後、 生きていたときとは違う、スッキリした面持ちで改めて辺りを見回した。**]
(+11) 2013/05/25(Sat) 15時頃
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―――、――?
[黒宵の姿が見えて、首を傾げる。 彼も実体がない―ように見えて、さらに疑問を面に浮かべた。]
どうして、あなたが?
[ここにいるのか、死んでるのか。 2つの疑問を1つにまとめた短い問いを向けた。**]
(+13) 2013/05/25(Sat) 18時頃
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[首を軽く傾げたまま黒宵の返事を聞いて、はたと瞬いた。]
――協 力 者 ? あ、あなたも、鬼なの? それとも、に、人間?
明夜――アイツとは、ち、違う感じだけど。
[女の言葉は生きていたときよりもたどたどしくはないし、 態度もおどおどしてもいない。 強いて言えば、電話口でもこのくらいの調子だっただろう。]
じゃあ、露蝶は――あの人は生きているのね。
[たくさん気を使ってもらった事を思い出し、目を伏せる。 あんないい人を手にかけようとするなんて、人間だろうと鬼だろうと―。]
返り討ちなんて―いい、気味。
[くす、と口の端で笑った。]
(+15) 2013/05/25(Sat) 20時半頃
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[ぐちゃぐちゃと、鬼が空っぽのカラダを咀嚼する音が聞こえる。 ふわと身を翻してその様を見やって、明らかな嫌悪を浮かべた。]
どっちに見える――ね。
[黒宵を一度見て、緩く首を傾げたのを真似するように首を傾げ、 また、噛み潰される自分のものだったカラダを見やった。]
人間でも鬼でもどっちでもいいし、いい気味だと思ってるけど――。 ど、どうせ鬼に食べられるなら、あなたの方がよかった、かも。
―す、少しは味わって食べてくれそう。
[また、くすりと笑って軽く肩を竦めた。 本当に鬼になってしまえば、ただ欲求のままになってしまうのかもしれないけど。]
(+18) 2013/05/25(Sat) 21時頃
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あなたにはわからないでしょうね。 自分のカラダが食われてるのよ?
[ふわ、と黒宵に近寄って顔を覗きこむ。]
少しはおいしそうにしてくれなかったら、浮かばれないわ。 それも、あんなヤツに。
[明夜は顔見知りでもないし、最初から薄気味悪かった。 どうせなら存在を知っていた黒宵の方がまだましだった―とは、当然に思うこと。]
喰われるのだけは嫌だったのよ。 人と思えば腹も立つわ。
[鬼だとはわかっているけれど。 人と変わらぬ見た目なれば、やはり人にも見えて。 ―諦めたようなため息を落とした。]
(+21) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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―そういう、正直なところがあるからじゃないの?
[何故黒宵の方が―。 それに、目を細めてそう返した。]
なんて、嘘よ。 声を聞いた通りだと思ったからかもしれない。
[首を傾げて、こちらを伺う黒宵を見返し、]
「―運んでもらいたいものがある。 ただし、こちらの指定どおりに動くのが条件だ。」
聞き覚え、ないかしら? あれ、私なのだけど。
[いつかの依頼をした時の言葉を再現してみせた。 依頼時に名乗ったのは、窺鼠という情報屋としてのものだったが。]
(+23) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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ええ。 私が窺鼠―だったの。 あのときは、指示どおりに動いてくれてありがとう。
[依頼の時は比較的上からの物言いだった。 おまけに、何時にどこへ行き、そこからどちらへ―と、 都度連絡をいれていたので印象はよくなかったかもしれない。]
―あ。
[肉を食む音ではなく、別の声が聞こえてきた。 見れば黍炉と露蝶が来ていて不安げな色を浮かべた。 鬼が2人を食らう姿を想像してしまったのだ。]
(+25) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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――ふ。
[わからなかったと言うのに、目だけで笑った。
しかし、生きていた頃の話をするには、 近くの人間の方が気になって―。
仇を、とまでは行かないが。 この鬼を野放しにしてしまっては、さらに― あの、惨い写真のような事件が起こってしまうだろうから。]
爆弾が少しは役に立ったらと思ったけど―。 鬼ってどうやったら死ぬのかしらね。
[仲間だったんでしょう? 黒宵を見上げて、首を傾げた。]
(+27) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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ふうん…殺せば、殺せるの。 それは、見た目が人間と変わらないから?
[見た目から鬼なったりしたら、不死になったりしないのかしら。 鬼を野放しにして欲しくないと思いながらも、そんなことを考えた。]
―――あぶな、い!
[回し蹴りを放つ鬼の動きに目を奪われる。 飛びのいた黍炉がナイフを突き出し、 それと同時に露蝶がナイフを構えて駆け寄っていく。
さて、鬼は―?]
やっぱり、アイツ嫌い。
[人間の攻撃をものともせず、怯む様子も見せない鬼。 それを見る視線は、やはり嫌悪を帯びていた。]
(+29) 2013/05/26(Sun) 00時頃
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