23 きらきら夕日と、なかまたち
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ゆりー。 きこえてっぞ。のこしとけー、くうからな!
[うれしそうなこえが、きこえただろうか]
(+0) 2010/07/29(Thu) 11時半頃
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― 回想 ― [雷門の所に置いてもらっていたで自転車を回収。 カゴに白猫、後ろに勝丸を乗せて]
菊さんさ、許してくれるよなァ? ちゃんと昨日はメシあげたんだぜ、今朝はあげてねーけどよ。
[そんな話をしながら、公民館まで2人と一匹が走る。 道中にある、ひまわり畑が風で揺れた]
(+1) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[お日様が頂上にいる頃。 菊へ子猫を返せば、少し怒られるが]
「お食べ」
[焼きとうもろこしを出してもらって、二人で食べる]
そーいや、腹へったなァ。勝丸、弁当わけてやっから、食おうぜ! 公民館なら涼しいし、皆が戻ってくる時にもわかるから、そこでいっか。
[自転車を止めて、公民館へ入る途中で>>20が聞こえた]
― 回想終了 ⇒ >>+0 ―
(+2) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[ゆりのこえを、きき]
んだよ。こっちは、こうみんかんの、くーらーで、かいてきなんだぜ!すずしーぞ。 えんそくなら、げんぞうがいるから、だいじょうぶだろ?
[それから、すこしだけ、まがあいて]
(+3) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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ゆり。 ひゃくねんすぎに、いきたいってなら、いつでもつきあうからさ。
そんなかおしてんじゃねーよ。
[ぶっきらぼうに、ぶつんときれた]
(+4) 2010/07/29(Thu) 12時頃
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[公民館の畳部屋。 座布団を取ってきて、机に弁当箱を置く]
勝丸の分は、源蔵が持ったままなんかァ?
[がばっと開ければ、中身は>>0:8。 蓋に自分の分を少しだけ取れば、ガツガツと食べて。 無造作に拭いた箸を勝丸に差し出す]
(+5) 2010/07/29(Thu) 16時頃
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[当然、食べ盛りの2人。 持ってきた分を食べたとしても、足りないくらいなのに、分ければなおさらの事]
……。
[ぐきゅーっと腹が、足りないコールをした]
(+6) 2010/07/29(Thu) 16時頃
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[とらんしーばーにむかって]
おおめに、のこしとけよおおおおお。
[と、ほかのひとにもきこえるような、おおごえでいった]
(+7) 2010/07/29(Thu) 16時頃
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ひなたか。おまえや、ゆうがおは、べんとうばこを、たきにおとしたり、しそうだろぉが。
そんなことになったら、たつにーちゃん、ないちゃうかんな!
[なにをしんぱいしてるのか、びみょうないいかたになっている]
(+8) 2010/07/29(Thu) 16時半頃
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[トランシーバーから聞こえた、ゆりの声]
おい?何かあったのか?
[それでも、ゆりからは返事が無くて]
………うーん?
[頬をかいて、少し考えたけれど、よくわからなくて。 ただ、なんとなく自転車の鍵を、自分のポケットに入れた]
(+9) 2010/07/29(Thu) 21時頃
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[公民館の机にトランシーバーを載せれば。 自分の顎を机にひっつけて、それをじっと見る]
なんだよ…。どうすりゃいいんだよ。
[ぼそりと呟いたそれは、誰にも聞こえなかっただろう]
(+10) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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[トランシーバーから聞こえてきた、囁くような声に、はっとする。 ポケットから自転車の鍵を取り出し、ぎゅっと握り締めれば]
勝丸! 俺、ちょっと出てくる。 スグ戻るから、アイスでも食って待ってろ。
[財布から100円玉を取り出して、勝丸に投げれば、トランシーバーを引っつかんで外へ]
(+11) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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[夏の暑い日ざしが、村を、公民館を包む。 むわっとした熱気が足元からも伝わってくる。 一度、空を見上げ、帽子を被りなおして]
ゆり。 そこにいろ、絶対みつける。
[百年杉。 いや、森に向かって、自転車で猛ダッシュしはじめた]
(+12) 2010/07/30(Fri) 00時半頃
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……おう。
[辰次の傍に居たせいか トランシーバーから漏れる音は其れなりに耳に届いていた。 投げられた百円玉をキャッチして緩い頷き。]
辰次、気をつけろよ。
[自転車で走り行く姿を見送った。]
(+13) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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アイス、だってよ。
[手の中の百円玉へ視線を落として苦笑い。]
みんな頑張ってる中で一人だけ そんな思いできねえよなあ…
[別れる前の源蔵や日向を初め、 みんなの表情を思い出して、百円玉を握りしめた。]
(+14) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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[ぽぉん]
[ぽぉん]
[ぽぉん――――。]
(+15) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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[手持ち無沙汰に百円玉を宙へ投げる。 トランシーバーは此処には無いから みんなの『音』は届かない。]
…
[百円玉が掌に戻る音が響けば響くほど、 この場所に独りなのだという事を実感した。]
(+16) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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やっぱ―――
[その場に座り込んで、あぐらをかいた。 そのまま後方へごろりと横になる。 父や母が居ればきっと叱られるだろう。]
みんなといっしょにいるのは たのしいよな…
[公民館の天井を見上げながら呟いた。 大切なもの、に一つ気づけた瞬間。 少年は少しだけ大人になれたのかもしれない。]
(+17) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
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