185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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あはは、僕は、よくバイオリンの先生に トンデモ解釈だって怒られたからね。
話半分で聞いておいてよ。
堅い、っていうのは、他のバイオリンと比較してね。 柔軟だと音に張りがない。 音が堅いとなかなか思い通りに演奏できないけど、 その音が出せるなら、素晴らしいバイオリンだよ。
[麦茶を飲みながら、いつしか最後のクッキーを食べ終わる]
…あ、っと。結構長いしちゃったね。 そろそろお暇しようかな。
呼んでくれてありがとうね、仁香さん。 久々に演奏する機会をくれて僕も楽しかったよ。
(144) 2014/07/20(Sun) 05時半頃
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音楽なんで、その人の感覚って大事ですし
[頷きながら話を聞く]
素晴らしいバイオリン、ですか 私もそのような物作れるように頑張ります
[随分と時間を過ごしてしまったようだ 空になったお皿を見れば]
おっと、長い間捕まえてしまって よろしければまた、演奏聴かせてください
エリーさん 今日は本当にありがとう
[そう言って深々とお辞儀]
(145) 2014/07/20(Sun) 05時半頃
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うん、音楽は感覚だね。 [部屋にある、木材や図面台を見て、 いつもこの部屋で努力してるんだろうな、と思いながら]
いつか、仁香さんが自信を持って作ったバイオリンが、 多くの人に認められるといいね。
あはは、よければまたお邪魔するよ。 今度は、僕がお茶菓子よういするね。
[立ち上がりお辞儀をすると、 “それじゃあ”といって仁香さんの部屋を出た**]
(146) 2014/07/20(Sun) 06時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/07/20(Sun) 06時頃
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[>>+62僕を含めて。そんな事を、少し前にも言われたか。 自分が幸せであろう風景。
皆が幸せに見える中で拒絶されないこと。 それだって、大層求めすぎているのだろうけれど。その為にどうすれば良いのか、悩む。勇気という名の服を着るとも言われたけれど。
時間が経てばその決心は揺らぐようで。 自分が誰かの特別に、なろうだなんて。
おこがましいように…思われた。
お茶を差し出されれば、ありがとうございますと言って飲み。一息ついてから]
「僕」もですか…?
[それだけを、呟くように]
(+63) 2014/07/20(Sun) 08時半頃
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[それから暫く、話しただろうけれど。そろそろ今は、お暇しようか…となって。]
では、何かありましたら僕の部屋に電話をかける事も出来ますので。 …えっと、ではごゆっくり。
[そんな事を言いながら、出来るだけ笑顔でお辞儀をして。僕は自分の部屋へと戻るだろう。]
(+64) 2014/07/20(Sun) 08時半頃
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[自らの部屋に戻れば、聞こえてくる呟き>>*7 その声色は、どうしてか震えているようにも思えて。]
……何か、ありましたか?
[声は出来るだけ…柔らかく出来ただろうか。 ゆっくりとした口調で語りかけたが、彼女は聞くだろうか。]
(+65) 2014/07/20(Sun) 09時半頃
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うん。 楓は、いつも一歩引いてるみたいだから。 もっと、幸せになろうとして良いんじゃないかなって。
[栗栖は、楓の呟きに頷いて。]
(+66) 2014/07/20(Sun) 09時半頃
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[何となく、楓は元気がないなとその笑顔を見つつ。]
うん、何かあったら呼ぶね。 ありがとう。
[小さく手を振って、楓を見送った。]
(+67) 2014/07/20(Sun) 09時半頃
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[楓を見送って、扉が閉まれば。 何となく、栗栖はみっちゃんに甘えるようにぎゅうと寄り添ってみて。]
栗栖は、みんなに幸せになって欲しいな。 ……恋って、難しいね。
[楓と話していて、思った事。 もし、好きな人が他の人とくっついていたら。 それを想うと、切なくて――。 恋は、好きになってしまったなら仕方がない。 だって、好きだから。 好きだから、仕方がない――。 そう思っても、遣る瀬無いことはあって。]
(+68) 2014/07/20(Sun) 10時頃
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栗栖も、みっちゃんとこうして居られたけれど。 他にもみっちゃんを好きだった人はいたんじゃないか……とか、不安に想っていたことはあって。
[みっちゃんの頬を、撫でてみて。]
だって、こんなに素敵な人だから。
[もし。 もし、みっちゃんが他の人を選んでいたら。 栗栖は、どうなっていただろうと。 それを想うだけで、栗栖は切なくなった。]
(+69) 2014/07/20(Sun) 10時頃
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幸せになってほしいと願ったことはあっても…幸せになりたいって傲慢な事を思ったことは無いかもしれないですね。
[>>+66かけられた言葉には、そう答えていた筈だ。 それを、再び自分の部屋で口に出してため息。 思い出したようにパソコンを付ければ、104号室のモニターを切った。]
(+70) 2014/07/20(Sun) 11時半頃
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[モニターの映像を見ているだけでは、音声の情報を拾うだけでは。見えてこないものも、きっとある筈なのに。 同じ言葉を同じ人が言っても。言う場所によって意味が全然違って来るのに。
その人を知らなければ、吐き出された言葉も正確な意味を掴むことはできないのに。それなのに纏める理由が、僕には掴めない。
人には幸せになって欲しいと言う気持ちが、僕のどんな薄暗い気持ちに繋がっているのか。それは今すぐには分からないけれど。 その奥底が見えないだろうかなんて、そんな事を思う。]
(+71) 2014/07/20(Sun) 11時半頃
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[タクシーで花橘荘に帰ってから、一度202に戻った。 エアコンのない部屋に渉を帰すと繰り返しになりそうで、自分のベッドを指示して部屋を出る。 やらなければいけない事があった。]
(147) 2014/07/20(Sun) 12時頃
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―205―
[ノックをして、深呼吸。]
リーチさん、いる?
[自分の気持ちに名前をつけたらそれで終わりではない。 初めて「好き」と言ってくれた人に、自分を信じて秘密を打ち明けてくれた人に、言わなければいけない言葉がある。 それで痛みが生じるとしても。]
(148) 2014/07/20(Sun) 12時頃
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[楠本君が部屋を出たあと。 寄り添う彼女に、そっと触れた。]
幸せばかりが、恋ではありません
[彼女の手が頬を撫でて。 不安に思っていたなんて言うものだから。]
もし私の事が好きな相手がいたとして それを伝えられていれば、悩めもしますけれど 伝えられていない事では、悩めすらしませんから
伝えてくれたのは 私を欲しがってくれたのは、君だけですよ
[だから今、ここでこうしていられるのだから。]
大事な想いは、伝えるべきで 待っているだけでは、何も手にはいりませんよ
(+72) 2014/07/20(Sun) 13時半頃
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という事で
[彼女に伸ばした手で、撫でる首筋。 そっと顔を寄せてから。]
この部屋の防音がどのくらいなのか、試してみませんか?
欲しがって初めて、手に入るものを確認してみたいんですよ
(+73) 2014/07/20(Sun) 13時半頃
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─>>122の数刻前─
……っ。
[蕎麦を食べ終わり、部屋に戻った暫く後。声と共にするノックの音に振り返った。>>148]
いるよ。昨日は悪かったね。 どうぞ。
[普段と変わらぬよう努めながら扉を開け、彼女を招き入れようと。]
(149) 2014/07/20(Sun) 14時頃
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[自分は幸せになるべきでは無いと言う思考が、生み出されたのはいつだっただろうか。
「子供は親によって愛されるから幸せの源が生まれる」だとかいう、良くわからない本を…見かけた時だろうか。小学校の頃に担任が、「本当の親が、あなた方を愛してくれるのですよ、だから幸せなのです」と言った時か。
だったら…僕は、僕達は?愛されてはならないの?そのような疑問が生まれたし、何処から広まったのやら…僕に両親がいない事を知って友達ではなくなる人もいたし、見下すとか…仲間外れにする人もいた。
だからなのだろうか。他人の不幸を願う程までは落ちぶれなかったものの、自分の幸せが何処なのかは分からなくなったのは。]
(+74) 2014/07/20(Sun) 14時頃
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[ある時小さく聞こえた声>>*8。言われて少し考え込む。誰かに何かをしようとするのは…結局相手を真に思えているのか、と。]
何があったかは分からないですが。 行動だけで考えれば湯来島さん周辺になにかあったのでしょうか。 あ、言えとかそういうことで無いので安心してくださいね。
多分、ですけれど。九十九さんが悩んだ分か、きっとそれ以上。 その人の助けになっているんじゃないかなって思います。
それが…まず大事なんじゃないかと。
[僕とは違って出来ると思う、という言葉は飲み込んで。]
(+75) 2014/07/20(Sun) 14時半頃
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ううん。
[緩く首を振る。 以前と同じように部屋に入ろうとして、留まって]
外、出ない? いい天気だよ。 ……話が、あるんだ。
[もう無防備ではいられない――変わった自分。]
(150) 2014/07/20(Sun) 14時半頃
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へえ…そりゃ興味あるねェ。
[廊下と部屋の一線を踏み越えない彼女に感心する、と共に予感。]
良いよ。 行こうか。
[軽く身支度を整え外へ向かおうと。]
(151) 2014/07/20(Sun) 16時半頃
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閑散としてるね。
[人気のない廊下を連れ立って歩いて庭へ。]
これだけ良い天気なら、流し素麺しても楽しそうだけど、昼間みんなの休みが合わないんだろうなぁ。 あと、企画するのって結構めんどくさいんだよね。だから、バーベキュー企画したリーチさんはすごいなって思う。
[スイカ割りしたかったなー、と素振り。 肝心の話を前に、緊張で頬がぴくぴくしてくる。]
(152) 2014/07/20(Sun) 16時半頃
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ああ。皆オヤスミなのかもね。
[真相はもっと深刻なのだが、口に出すことはせず、彼女の言葉に相槌を打つ。]
流し素麺か。それもまたいい。 誰かさんは全部取っちゃいそうだけど。
[庭をぷらぷらと歩いて話す。]
そうか。そう苦労した覚えはないかな?
[キミのあの顔が見れたし、と付け加えつつ。スイカ割りはまたのお預けだね、と。]
ああいう機会がまたあるといいんだけど。
[彼女の方を振り返って言葉を待った。]**
(153) 2014/07/20(Sun) 17時半頃
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[>>*9あくまで不安そうで。 言うべき言葉を間違ったのではないか、そんな事を思うけれど。]
僕も悩みばっかり言ってて、九十九さんに助けられてばかりです。 だけど、僕も基本的に話を聞く事が出来るから。それしかできないのかもしれないけれど。
[いつか言われた言葉の裏返し。僕は話す事で、救われた部分もあるのだから。 少し息をついて、今度はやや面倒そうに]
そうそう…再び催促みたいになるけれど。 今日どうするか、そろそろ考えなくてはね。
(+76) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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[そう言って再びモニターを眺めれば、目に映った2人>>147。 その2人の雰囲気は…出てきた時とは大分変わっていたように思われて。 病院のデータを探そうとするまでもなく、「そうなった」ことはわかった。だから、問題が生まれる。 無論それは、「誰を送るか」というもの。6人いる中で、幸村さん、猫村さんは交換条件により不可になる筈だ。そして提案した山梨さんは…今はより危険になりかねない。条件を飲んでいるが、自棄になられる可能性もあるし。向こうより此処は、漏洩の可能性はより高くなるのだから…僕個人としては連れてきたく無い位だ。となると、残る人は絞られてくるけれど。]
……選別、終了か……?
[一つ、そんな事を呟いた]
(+77) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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そう、かな……。 栗栖は、みっちゃんのことが好き。 ……大好き。 この想い、伝えてなかったら、きっと、後悔してたな……。
[もし、を想い。 栗栖は、みっちゃんの頬を愛しそうに撫でて。]
楓は、自分の幸せを傲慢だと言っていたけれど。 栗栖は、人は、幸せを願って……、誰かに恋して、それが誰かを奪うようなことも……あると思う。
……、ううん、ごめんね。 みっちゃん。今度、家族の話を聴かせてね。
[そうして、みっちゃんの手が首筋を撫でて。 栗栖も、そっと。 みっちゃんの首の後ろに、手を絡ませて――。 心も、身体も、今は話すことより触れ合うことを求めていて――。]
(+78) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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うん。 今度は、もっと激しく――。
[言い終わる前に、熱くて長い、キスから始まり――。**]
(+79) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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ちょくちょく不在のわたしが言うのもアレだけど、寂しいなぁ。
[溜息をひとつ。]
わたしは流し素麺得意だよ。身長を活かして下には渡さないっ
[今度は箸を持つ真似でスイングして笑うも。 付け加えられた言葉に、右手が空中で止まった。 あの時、ドキドキしたのは本当。その感情は、恋に近いものだったのかもしれないが。]
……リーチさん。
(154) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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成功する経験ばかりの人間は、存在しません どんな偉人でも、必ず失敗はあります
同じ失敗するにしたって 後悔しない選択をしていくしかないのですよ 結果人を傷つけることになるとして 誰も傷つけずに生きていくことなんて、できないのですから
いずれ空腹になるからと、食事をしないわけにはいかない 同じことです、避けられないことなのだから びくびく逃げ回るより、手を伸ばした方が絶対にいい
[家族の話を聞かせる、と言ったって。 特に話すようなこともないけれど。 タイミングが来たら、話そうか。 気が向いた時に、少しずつ。]
(+80) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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いいんですか、激しくして 許してって言うまで、やめてあげませんよ?
[考える事も、色々あるのかもしれないけれど。 それは、結局他人事。 自分が何か出来るわけではないのだから。 出来ることをしよう、今は。
今出来ること。 それはたぶん、愛し合うことなんだから…―――]
(+81) 2014/07/20(Sun) 19時半頃
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