65 In Vitro Veritas
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セシルは、コーダは扉が開いたのには驚いて、手を放す。
2011/10/01(Sat) 23時頃
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─ コントロールセンター ─
[牧野とかいう医者が、岩瀬のクローンを治療している。 会話の断片から、クローンは岩瀬を殺していない事、クローンが自ら目を抉り、岩瀬に与えようとした事は分かった。]
バカじゃ、ねぇの……。 抜いて、嵌めて、ハイおしまい。
ンなワケ、ねぇじゃん……。
[ぽつぽつと零しながら、岩瀬の左眼に手を伸ばす。 触れようとする……すり抜ける。]
(+20) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[赤毛の次の行動>>32に、肝を潰した。左目に迷わず指先を突き立てる、自分と同じ背格好の男。ぼたぼたと流れる血にも、意を介さない様子で。]
なに、を……オイ! やめろよ、何すんだ!
[けれど、声は届かず、その動きは止まらない。 己の死体――信じたくはないが、そうなのだろう――の傷ついた眼球に手を伸ばして、刳り貫く赤毛。そのまま、手に持った赤毛の眼球と、己の"駄目になった"眼球を取り替えようとする。
移植手術が必要だと、言ったから――?]
やめ、ろ、ンなコトしたって、俺、もう死んでんだぜ!?
[見ていられなくて、眉根を寄せて目を逸らす。ぐちゃり、と耳に痛い音に、その場を去ろうと。 扉を開けようとしてドアノブを掴んでもすり抜け。 そうか、と、そのまま肩を扉にぶつけてみれば、何の抵抗もなくするりと廊下へ――。]
(+21) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[捕まれたままの腕を、壊される恐れを感じている]
どうするつもりだ……
[>>186 違う存在だ、とクローンは執拗に伝えてくる。 困惑と恐れの混ざる眼差しを、向けたまま。
>>185 そのとき、聞こえた声に、ふと迷ったのは、 その声がクローンの方のようにも聞こえたからだろう]
……散花くん?
[コーダに掴まれていた腕が、離れた。 安堵を覚える前に、反射的に向けた眼差しは、 散花の手元のメスと、その胸部にもむいたか。 常とは異なる様相に、見開き瞬く]
(187) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[丁度見えたのは、コーダがセシルの腕を掴んでいるところだろうか。 先程ネクに腕を掴まれ引っ張られたことを思い出して、手の中のメスをぎゅっと握った]
雨宮セシルのクローン。 雨宮セシルに、なに、してるの?
クローンの分際で、 オリジナルを傷つけるつもりなら、
今ここで僕が君を殺すよ。
[半分はただの警告だ。 だけど半分、そう、半分くらいはネク以外のクローンを手にかけることも厭わない気持ちもあった]
(188) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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ベネットは、セシルに名を呼ばれて、薄笑いを浮かべた。「よかった、まだ無事だね」。
2011/10/01(Sat) 23時半頃
セシルは、コーダは、「クローンの分際」という言葉に瞳は揺れる。
2011/10/01(Sat) 23時半頃
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― コントロールセンター ― [一通り、周りをぶらついて。 漸く戻ってきたときには、牧野医師と赤毛の姿。傍には蛯江もいただろうか。 蛯江が死んだことは未だ知らず、ちらと見やるだけで気にも留めずに。]
やっぱ、俺ン姿、誰にも見えねェのな。 ッたく、ユーレイになったんだとして、死んだ選手のユーレイと喋れるくれェのオマケ、あってもイイと思うんだが。
[牧野医師から治療を受ける赤毛の姿には、目を眇めた。]
……まだ、いたのか。
[じいっと見ていれば、彼は子どものように泣きじゃくる>>176。目を上げたかったのだと、起きてほしかったのだと。]
……ンなコト、しなくてイイんだよ。 アンタ、キャッチボール上手くなりてェっつったろ?
[思い出したのは、ボールの投げ方を教えてくれと頭を下げた彼の姿。]
(+22) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[散花の口から零れた言葉と、浮かべられた薄い笑み、 今感じていた恐怖とは違う、別の危うさがふつりと湧き上がる。 クローンを貶める言葉を堂々と告げる姿は、 つい先ほどまでの散花とはまったく印象が異なる。] ……どうしたんだ、何かあったのか?
そんなものこれ見よがしに持ってたら、危ないだろう。 護身用なら、せめて見えないように仕舞っておくんだ。
――…俺は、特に問題ないから。
[岩瀬を手にかけたという、 クローンが――コーダが、どう反応するかわからない。 散花の言葉に反応して瞳が揺れるのが視界にはいった]
(189) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[ふ、と苦笑を洩らした。]
好きに生きろよ、俺は俺、アンタはアンタ。 こんなコトになんなら、移植手術は止めるって伝えてやりゃァ良かったな。
……ボール上手く投げられるようになりてェって言うヤツの目なんざァ、取れっかよ。
[ぼそり、呟くと、手を伸ばして。]
あーあー、泣くんじゃねェよ、俺とおんなし顔してる癖ェしやがって。 傍から見たら、俺が泣いてるみてェじゃねェか。
[赤銅色を、ぐしゃぐしゃとかき混ぜるように、動かした。もちろん、その手は髪に触れることなどなかったけれど。]
(+23) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[子供の様な泣き声は、叫び声は、コントロールセンターに響く。]
[其処に] [ふわりと]
[赤い色]
[――― 泣き声は、途切れる。]
………イワセ?
[眼帯で塞がれた、もう、光など通さぬ左の眼窩に。 同じ、違う、赤銅色が見えた気がして。]
………
[子供の様に、嬉しそうに顔を綻ばせ、どこか虚空に手を伸ばし ――― はたり、と、その手は落ちる。
其れは痛みからか、泣き疲れたからか。 血塗れた顔に浮かぶのは、ひどく穏やかな、寝顔。]
(190) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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―コントロールルーム―
[16番が首を振る。それを見つめる顔は酷く悲しげに歪んでいる。 女医が入ってきて赤毛に手当をした]
なんで、そんなに尽くせるの。
[ドナルドの目元をきつく見つめ、搾り出すような声を漏らした]
(191) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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……… ぁ
[>>184怒濤に溢れるニックの怒りの言葉。 頭にぴしり、ぴしりと突き刺さる。]
や…
[“ちがう”と、その言葉を口にして良いのか迷った。 自分のオリジナルは、ちがうと、言って良いのだろうか。 彼女は自分を壊すものだと言っていた、 しかし実際に自分達を壊そうとはしなかった。 何より、自分を受け入れてくれた。
けれど、オリジナルがそのような行動をしたのは事実で “彼女”もそうなのかと、疑ってしまう。]
(192) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[16番の疑問>>167に女医はただ、謝った]
クローンが壊れたおかげでオリジナルは治るんだよ。 さっき映像見たでしょ? この人はオリジナルを治すのが仕事なの。
[女医を見ていると何だか苛立ちがつのる。 それを隠さず、冷ややかな声で言った]
嬉しくないよ。 自分を捨てて尽くされたって、なんも嬉しくないよ。
[赤毛がすやすやと寝息を立てると、静かな、けれど強い口調で自分を見下ろす16番に言った。犠牲の上で尽くされるくらいなら、奪う方が気が楽だ]
(193) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[その、ネクのオリジナル。 今、セシルは「ちるはな」と言った。 その言葉に、瞳は揺れ、そして、心の中で響き始めるのは、ヴァイオリンの旋律。
それはきっと、自分にはできない、ものだと。 あんなに、
あんなに、]
(194) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[――………美しいのに]
[それは、きっと、雨宮セシルの細胞なのだ。 まぎれもなく、
同じ、細胞。 だけれども、飢えている、細胞……。 ああ、雨宮セシルが、セシルではなくて、
ニーナだったなら。
そんな、幻想をしてしまうほどに。]
(195) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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いっしょ
むりなの かな
[ぽつり呟いた言葉は、掠れる程の小ささで。 何もかも受け入れるはずの自身が、揺らいだ故の言葉だった。]
(196) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[セシルの問いに笑みを消して答える]
ああ、あったよ。 まさか自分のクローンからあんな屈辱を受けるとは思わなかった。
[仕舞っておけという言葉には反応しない。護身用じゃないからだ]
雨宮セシルも今は無事みたいだけど。 クローンとふたりきりで居るのはお勧めしない。 他のオリジナルと一緒に固まって救助を待つのがいいと思う。
……そうだ、僕のクローンを見なかった?
[思い出したように問う。 コーダの瞳が揺れるのは見えてはいたが、意識の外にあった]
(197) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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話しているだけだ。
[一度俯いたが、ちるはなを見て、ありのまま、そう告げる。]
(198) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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>>184 ……。
[ニックの言葉にうつむく。 …確かに、その行為はひどいと思う。 けれど、ホリーもそうだとは思えない。 自分たちだって一人ひとり違うように、オリジナルたちも一人ひとり違うはずで…。 いや、仮にホリーもそうだったとしても、ホリーには自分をそうする権利がある。 自分はそうする義務がある。 自分は彼女のためにいる。 コレが自分の中で揺るがないただひとつの事実だった。 しかし、その考えを、皆にまで強要するつもりはない。 なぜならコレは、自分が見つけた、自分の答えだから。
…だからだろうか。 ニックの言葉に、クロは『わかった』とは言えずにいた]
(199) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[ずっと俯き、岩瀬の顔───左眼ばかりを見ていた為か、すぐそこに、岩瀬自身がいる事には気付いていなかった。
けれど、同じ声がだぶって聞こえる。 混乱しているのだろうか。]
そーっすよね……。 なんか、岩瀬さん泣いてるみたいで……。
[そのうちのひとつに、独り言のように答える。]
(+24) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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くろーん を こわして おりじなる を なおす、んだね。 おかしいの。 赤毛はおりじなるじゃないのに、なおしてる。
[頭がこんがらがってきた。 そして、目の前で、赤毛が目を閉じた――]
やだ。 赤毛、こわれちゃう。 まだおやすみのチャイム鳴ってないのに……。
[ぼやける目を擦って呼びかけても、赤毛は起きない……。]
(200) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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>>197
――……クツジョク?
[ちるはなの言ってる言葉の意味はわからなかったけれど、 ネクのことをよくは思ってはいない。 誰とでも、処理をする女、だから、 そういうことをまたやったんじゃないかと、直観的に、思った。]
(201) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[リーネが湿らせたハンカチで唇を潤してくれるならあとは黙って三人の言葉を聞く。 意識は落ちそうで落ちない、その分ずきずきと脈打つところが痛む気がするけれど痛みには徐々に慣れてきた]
…………ニック、むり、しないで。 ひとりじゃないほうがいいと、おもう。
[一人で行動してももしかしたら自分のようにオリジナルに反撃されるかもしれない。 そうしたらクローンを壊す事になんて抵抗、あまりないのではないだろうか? だってそう、ヨルだって簡単に捨てられた]
(202) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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うれしくない。 ――うん、わかった。 わたしは、わたしを捨てないし、あげないよ。
[ああよかった。 このひとは、わたしをとらないんだね。]
うれしくないのに、言われてないのに目をあげた赤毛は……いなくなっちゃうのかな……。
[言われてないのにするのは、いけないことだよね。 でも、ロボットは来ないから。 ばつは来ないって信じたい。]
(203) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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ふうん。 そう。 ならいいんだけど。
[>>198コーダを見る視線には、信用の欠片も乗っていない。
明らかに自分とは違う"モノ"を見ているような、そんな雰囲気が伝わるだろうか]
(204) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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屈辱……?
[それが“彼”にとってどれほどのものか、知らない。 ただ笑みの消えた散花の表情から、自分が感じるものは、 冷たい怒りのようなものだったか。]
……そうか、忠告ありがとう。 もう少し、話が済んだらそうするよ。
[すぐに離れようと思わなかったのは、 自分のクローンが――コーダがわからないからだ。 脅しの言葉を口にした散花に向けた眼差し、 このまま置いて逃げたら、彼は何をするのか]
――……いや、見ていないけれど。
[ついでのように添えられた問い、 反射的に答えて――危機感が湧くのは一瞬後のことだろう]
(205) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そうね、自分を捨てて尽くされても嬉しく無い。
[岩瀬のクローンが眠りにつくと、ゆっくりとその身体を横たえてた。 穏やかに眠っている姿を確認してから、ようやく黒田の言葉を反芻する様に言葉を吐いた。
岩瀬のクローンの前で、その言葉を口にする事は出来ずに。 偽善的な自分に嫌気がさした。]
リーネ…。
[自分が移植が必要な病気になっても、自分は移植を望まない。 彼女と自分は、別の人間だ。 ただ、遺伝情報をほぼ同じくしているだけで。
それが、彼女のリーネに対する見解。]
(206) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[ぱたりと糸が切れたように眠り込む赤毛>>190。何やら穏やかな寝顔を見つめて。]
俺が触ったの分かったハズもねェけど……そンで、寝ちまうとか。 なァんか、気ィ抜けちまうなァ?
[横合いからの言葉>>+24に何気なく返事をする。]
だよな、オトコマエな俺の評判がガタ落ちだってェの。 おまけにアイツ、今ァ俺の眼帯してやがるし。 ……アレ。
[今のは、自分の言葉に対する返事ではなかったか。]
(+25) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[ゆっくりと立ち上がると、血にまみれた手や服に構う事無く、ふらふらとコントロールセンターを出てゆく。
あてがあったわけではない。 ただ、ひどく疲れて、一人になりたかった。
医師とは、壊す者ではなく、治す者の筈なのに。
けれど実際は、手術が行われる度に、彼女は壊す者であり、治す者であった。 彼女の意識の中で、自分の手はすっかり壊す者の手に、なってしまった様に、感じて…。**]
(207) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[瞬いて、そちらの方をゆっくりと見やった。そこには、己の遺体を見つめる蛯江の姿。]
俺の声、誰にも聞こえねェはず、だよな? けど、そこに死体あるし、俺が死んでんのはどォも間違いなさそうで……。
[蛯江が死んでいるという考えには至れず、出した結論は。]
何、アンタ、実はイタコとかそォいう?
[たまにチャチな配信局で作っている、B級のバラエティ動画を思い出しながら、ぶつぶつと。]
まァ俺、オカルトとか信じねェ性質だけどよ、実際に自分が死んでユーレイになっちまってる以上は……。
(+26) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そう、屈辱。 くやしくて、くるしくて、……、
……とにかくそういうことだ。
[問い返されて"屈辱"の説明を口にしたが、 途中で「クローンに説明してやる義理などない」と思い直してやめた。
セシルも同じように繰り返したなら、頷くだけ]
(208) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そうか、ありがとう。 見つけたら教えて。
[セシルの返答を聞けば、もう用はないとばかりに一歩引いた]
くれぐれも、気をつけて。 同じ遺伝子、同じ顔でも、 僕らと奴らは違うモノだ。
[最後に、セシルにそう告げた。 クローンとオリジナルは同じものなのか。 それとも違うものなのか。 先程までそんな会話がされていたことは知らなかったが、違うものだと、迂闊に信じるなと念を押して。
一歩、二歩、後ろに下がれば自動扉は勝手に閉まるだろう]
(209) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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