30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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――夜/寮・自室―― [涙滴が大きな瞳に溜まり、音も無く頬を伝う。 しゃくりあげそうになる感情と、腰の辺りからじわりと広がる肉欲の熱とがぶつかりあい、胸の中に渦を巻いた]
――今は、もう、居ない。
[呟いて瞼をぎゅっと閉じた。 これが夢だったら。深いまどろみの中に意識を沈めて、浮かび上がった時には元通りになっていたら。わかっていた。 そんな都合の良い現実などは少年の世界には、無い]
……っ、ぅう、っ、……ぇっ、く。
(175) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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トニーは、目尻に溜まった涙を拭い、寝台を降りた。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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[ハーモニカをポケットに。
程なく、本来の自分の捜し物も見つけだし、左手首の蒼薔薇の花びらを隠すべく、腕に巻き付けた。]
さて、と。 これ、セシルのだよな。あいつはどうせあっちこっちふらふらしてるんだろうから、適当にうろついてたら見つかるだろ。
……っと、そういえば。
[ラルフが確かトニーを気遣っていた。そちらが先の方がよいかもしれない。]
─ 浴室→廊下 ─
(176) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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――夜/寮・自室→廊下―― [室内のランプを手に、扉を開ける。 ポケットにはマッチと、規則では禁止されている折り畳みナイフ]
……探さなきゃ。ユーリィを。 たとえ、『好き』じゃなくなってたって、あんなことされたって、僕の一番の友達、なんだから。
[唇を噤み、後ろ手に扉を閉めた]
(177) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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ルーカスは、トニーの部屋に向かって、廊下を歩く。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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─ 夜の薔薇園にまつわる話>>157 ─
『夜の森に行ってはいけない 特に──薔薇の木の下へは。』
[「夜の散歩は、そもそも寮則違反だよ。寮則を守っていない上級生はいるけれど学生の本分じゃない。」とラルフが小さく笑ってトニーに答えた時、ユーリィはすでに、銀糸を乱したまま蠱惑的な姿で夢の茨に囚われていたのだろう。
今は無理でも仲直りはきっと出来るとは、ラルフはトニーに言わなかった。「トニーがユーリィの為に無茶をする事が無ければ良いよ」と外へ探しに行かない事を含めて、少し安心した様子で部屋を出た。少年が寂しくならないよう、ロビンと仲良くねと言う言葉を添えて。
薔薇園でもしもの事故があったら。 中等部の時、ラルフの身に起きたような出来事が一年生のトニーに間違って起きてしまってはと言う、太陽へ向かい伸びゆかんとする目下の者へのラルフの想いは、トニー本人には伝えないまま。薔薇園だけに在るべきものが、セシルに乗り移り、少年達が守られてあるべき寮内に入り込んでしまっている事には(青薔薇の香りの中にあって)まだ気付けないまま*。]
(178) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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トニーは、ルーカスらしき人影が向こうから歩いてくるのを、目に留めた。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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>>172
そうだね。 だけど、だから、イク時はすごいだろうね。 きっと艶やかな大輪を咲かせてくれると思うよ。
[ロビンの屹立したものにあえて触らず、指はその密着する太腿を撫でる。]
――…ねぇ、ロビン、 君、一人部屋で、いつも、何してる の?
[空いた手は、揺さぶられている胸に伸ばして、その突起を摘む。]
今、サイラスに、何、されてるの?
(179) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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―医務室― [甘美な苦痛に満ちた快楽のなか、サイラスと異なるもうひとりの声を認識すると、朦朧とした灰いろの瞳が僅かに焦点を結ぶ。 言葉は理解できない――脳が灼き切れそうな快楽にずっと侵され続けて、もう思考がまともな形を成さなくなっている。]
――……セシ、ル?
[それは、憎まれ口は叩いていたけれど、同時に放っておけないもどかしいさを抱いていた上級生。 その相手に痴態を見られてしまった、それが更なる快感の無間地獄に陥らせて、迸る嬌声がいっそうの艶を帯びた。 めいっぱいに開いた唇から涎が溢れて、汗と涙に混じって華奢な顎に伝った。]
(180) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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─ →廊下 ─
あれ、トニーかい?
[薄暗い廊下の向こう側、小柄な人影が見えて声をかける。]
「可哀想に……まだ、ユーリーは戻って、ないんだろうな」
(181) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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――夜/寮・廊下―― ルーカス。 どうしたの、僕――じゃないよね、誰か人探し?
[そういう少年の手には、ランプが提がっている。 隠すように、後ろ手に持ち直した。一応とはいえ、寮の規則では夜間の外出は禁じられていたはずだ]
(182) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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セシルは、サイラスの指を咥えているロビンに、ばぶばぶ、可愛いね?と笑いかけた。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
トニーは、こそこそと、横歩きでルーカスの横をすり抜けようと試みた。
2010/09/06(Mon) 21時半頃
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―医務室― [蜜を零し続ける茎に掛けられた白い花のような飾り――それは残酷な拘束具。 決定的な開放を許されないまま、激烈な刺激だけは与えられて啜り啼く。
酸素を求めて喘ぐ口を指で犯されて。 ふたりが自分を玩具(オモチャ)により苛烈な遊戯を目論んでいるなど知らぬまま、夢中で舌を絡めた。]
(183) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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いや、君の部屋に行くつもりだったんだけどね。
──逃げなくてもいいから。
事情は察しがついてるし。ついて行くよ、僕も。
[自分の横をすり抜けようとする下級生の肩に、軽く手を置いた。]
(184) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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――夜/寮・廊下―― ええっと、その。
[口ごもりながら、考える。眼前の彼はどちらかといえば、規則には――例えばロビンやベネットとは異なり――あまり拘らない、気さくで面倒見の良いタイプだった筈だ、と。で、あれば]
ユーリィを、探しに行くんだ。
[どう続けるか思考に描きながら、俯く。再び口を開き、]
一度部屋に戻ってきたけど、様子がおかしくなって、出て行ってしまった。日暮れ少し後のこと。それから、探そうとしたけど――
(185) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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トニーは、ルーカスの言葉に、ん、と安心したような声を洩らした。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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――夜/寮・廊下→玄関―― それだったら、とても助かる。ありがとう、ルーカス。
[廊下を玄関の方向へと進みながら、今の言葉(>>185)を再び。 手提げランプをかざしてみせる]
寮の中はだいたい、探したんだ。 ほとんどどこにも、彼が居たような跡はなかった。
[サイラスとの一件は、さすがに伏せた。代わりに、]
校舎の方、図書室も医務室もプールも。回ってみたけど、居なくて。もしあるとしたら――外、中庭、の。
(186) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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トニーは、最もありえそうな候補を、推測に暈かす。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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―医務室―>>179 [――セシルの蒼灰の眸がすぐ目の前で見ている。 快感に塗りつぶされて消えかかった思考を呼び覚ますように、優しく語り掛けてくる。 じらすように撫でられた太腿の皮膚がざわめく。 薄紅に色付いた胸の突起に、痛みを伴う痺れを与えられて――]
あ、ぁあ あ、あ、あ
[声に呼び戻された意識。 サイラスに穿たれた蕾も、揺れる白い花を着けた茎も露にされて。 こころも丸裸にされて、全部全部見透かされている、と気付いて、絶望の悲鳴を上げた。]
(187) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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[やっぱりな、とトニーに笑いかけると、]
じや、一緒に探しに行こう。ラルフもトニーを心配していたよ。夜に一人で出歩くのは
──色々怖いかもしれないしね。
(188) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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[甘美な絶望という地獄に堕ちてゆく――]
(189) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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薔薇園かい?
昼間に僕が行った時には見かけなかったけど、
……そうだね、この時間ならもしかして。
[トニーから、経緯を聞きながら、薔薇園に足を向けた。
見上げると、丸に近い月が浮かんでいて。]
(190) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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ルーカスは、ロビンの秀でた額を思い出してしまった。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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[まるで、言葉を忘れたかのように、ただ、行為に没頭するロビンを見て、くすくす笑う。]
ああ、聴こえないんだ。
[その耳に口唇を寄せて、ぺろりと舐めて、]
(191) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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ロビンは、セシルの視線を避けようと、サイラスの膝の上で身を捩る。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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――夜/寮・玄関→中庭――(>>188) [ルーカスの笑みにこくんと頷いてすぐ、少年は首を振った]
ううん。 一人で出歩くのは、怖くはないよ。 本当に怖いのは、――このまま、ユーリィを喪ってしまうことだ。
[ロビンがいる、と瞬間的に考えても、やはり怖れは変わらない。 ロビンはロビン。ユーリィはユーリィ。別個の存在だった]
(192) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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――夜/寮・中庭――(>>190) [ルーカスが口にした単語に、こくりと頷く。 しゃがみ込んでランプのフードを開け、マッチを擦って灯りを点した]
あそこは、探してないんだ。
……近づくのが怖いような、不気味なような。 何だかよく分からないものが、潜んでそうに思えて。
……勇気を出して、行っておけば良かった。 それだったら、今こんな風に、ユーリィがいるかもしれないって不安に駆られながら行かなくてすんだんだから。
(193) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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――夜/中庭―― [ふと、傍らのルーカスを見上げる。身長差はかなりのものだ]
でも、ルーカスが来てくれて、良かったと思うよ、やっぱり。
[ランプを手にルーカスの背後へと回ってみる。光源の移動に連れて、長い影がぐるりと動いた]
こうやって、不安を紛らわしたりも、できるしね。
(194) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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トニーは、ルーカスが昼間行った時には、居なかったんだ。…と、呟きつつも。
2010/09/06(Mon) 22時頃
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―医務室ー [絶望という悲鳴を、膝の上で上げるロビン。あえて優しく揺すぶるのは 地獄を長く味合わせようという残酷な試み。 身を捻ってセシルの視線を避けようとするので両腕でしっかりと 正面を向かせる。]
…そういうことをすると、こちらにも響くからな。 駄目だ。
[きつく白い花を咲かす茎を握り締める。一層高く開こうとする薔薇]
(195) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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そうだね、……あそこは僕も少しだけ怖いよ。
僕が生まれた頃に、ここにいた人から、薔薇園の話を聞いた事が何回もあるんだ。
怖いけど、──とても綺麗で引き寄せられてしまうってね。
[その人は、俗世に戻っても、魂を薔薇に引き寄せられたままに、亡き人になってしまったのだけれど。]
(196) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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―医務室― [サイラスの腕の中という牢獄の囚人。 逃れることも許されずに正面を向かされて、セシルの視線に晒され続ける。 熱気で曇ったレンズの奥、止め処なく涙を流す灰色の瞳に宿すのは、複雑に交じり合った絶望と恍惚。]
ぃやぁ……あぁあ、あ、あ、いぃ
[白い花を咲かせた茎をきつく握り締められ、ひくひくと痙攣した。]
(197) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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――夜/中庭→薔薇園―― [ルーカスの語る話。 その詳細までは分からないものの、薔薇園にはなにかあるのだ、という感覚を新たにさせられる。ぽつり、呟いた]
魂を引き寄せられる、か……。 そういえば、ユーリィも。手首に、茨の痣。ぐるっと、できてた。 あれって、もしかして――そういうの、なのかな。
(198) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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トニーは、ルーカスと共に、薔薇園の入り口に辿り着く。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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――夜/薔薇園――
[円く輝く月光に照らされて蒼々とした夜空は、生垣の奥で起きた凌辱を知らぬげに静まり返っている。 高く密に編まれた薔薇の垣根は、真昼であっても視線を遮り、夜となれば暗い闇をその中に湛えていた。 少年はランプを掲げ、その奥へと光線を投げ掛ける]
――ユーリィ。いる?
[呼びかけてみても物音は無い。 ルーカスの方を一度見て、そっと、中へ足を進めた]
(199) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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[兄が亡くなった当時の事を思い返してみる。]
[一人息子を亡くした父の正妻と、自分の母親が、時期を前後して亡くなったために、父親の元に引き取られてから。]
[娶った妻に指一本触れぬままであった兄の轍を踏ませまいという父親の考えで、今そばにいるトニーよりも年少だった自分には、女性が一人あてがわれた。父親曰く「魔除け」とか。]
[この学校に入学したのは、それから数ヶ月後の事だったのだが──]
(200) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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ルーカスは、トニーと並んで、薔薇園の中に。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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[あられもない声をあげ、痙攣するロビンの頤を掴んで、上にあげさせる。]
――……可愛いね。 本当に可愛いよ。
可愛いから、キスしてあげる。
[そして、口付けとともに送るのは、濃い薔薇の芳香。 苦痛も快楽も、交じり合うように……。]
――……求めて?求め続けて?
[離れれば、どろりとした唾液がつうっと伝った。]
(201) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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サイラスは、ロビンが痙攣する様に煽られようとも、もう動かすこともなくじっと突き上げたまま。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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―医務室―
もう、俺が動く必要もないかな?
[セシルが口付けて薔薇の芳香を送り込む様子を後ろから伺っている。 痙攣は、自身をも危うくさせている]
ロビン?お前、腰を動かせるよな?
[両腕でややゆるく肩を抑えてロビン自身に腰を打ち付けるように 命じる。薔薇の齎す享楽の地獄は終わりを迎えそうにもない]
(202) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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─ 薔薇園 ─
ユーリー?いるなら返事をしてくれないかい?
もうこんな時間だ。部屋に戻ろう。ユーリー、出ておいで!
[辺りを見回しながら、探し人のなを呼び続けている。]
(203) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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―セシルの部屋― [望まれれば拒むことはできず、けれどもセシルが柔らかな温もり以上を求めなかったのは翡翠の中の迷いをセシルが、或いは蒼薔薇が見抜いたからで。 あれから部屋でハーモニカを探して、気付けば寝てしまっていて。 起きた時には部屋に一人きり―――…目の前に広がるのは大きな空洞で、薄ら開かれていた翡翠が硝子のような硬質な色に変わっていく。]
――――…… …っ ふ…
[薄く開いた唇から零れるのは笑い声にも、泣き声にも似た音。]
(204) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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