92 【バトルRP】歴史英雄譚
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[刀の柄を握り締めたのを見てか見ずか、男はローランに親しげに話しかける>>36 ローランが、奴をこちらに紹介する。
名無しのジャック。そう名乗った。]
―――俺ぁ、孫堅文台だ。
[一瞬相手に自分の名を名乗るべきかをためらったのは、今まで生きてきて3人目。]
(115) 2012/05/26(Sat) 11時半頃
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[ジャックは細い暗器のようなものを容器にしまう―――ように見えた。 そのように見えた、というのは、実際にしまうところがよく見えなかったからだ。
暗器をしまったように見せかけて、などというのは、暗殺者にはよくある手口。 これで相手の警戒を解き、不意をつくのだ。]
ふぅん―――記憶がない、か。
[ジャックも、髪の毛こそ黒かったが顔立ちや肌の色はローランに近い。 しかし、その本質はまったく逆に見えた。
孫堅も戦乱の世を生き、国を統べる者。 ジャックから漂うその空気は、間諜や暗殺者のそれだった。]
(116) 2012/05/26(Sat) 11時半頃
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[ラクシュミーが囁いた言葉>>84に同意する]
『ああ…俺も同意見だ。』
[しかし、ローランについての不安げな表情には]
『…あっちは大丈夫だ。やるにしても正面から来るさ。 俺の息子と同じ眼をしてやがる』
[そう言ってにやりと笑う。 少なくとも、不意打ちで彼女に危害を与えるようには見えない。
ただ、確かにジャックに対して疑念を抱いていないのはいささか不思議だった。 ローランは恐れや疑いがないのだろうか。]
(117) 2012/05/26(Sat) 11時半頃
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[ジャックは、暗殺者かもしれないと皮肉めいた笑みを浮かべながら言う>>98]
医者と暗殺者じゃ天と地の差だろうがよ。
[笑みを返しながら返答する。 先ほどの死体の傷、あの武器ならありえるだろうが―――
表面上は和やかに、しかし相手をつぶさに観察しつつ、会話は進む。 ローランのまだ上階があるとの言葉に、ラクシュミーが反応する。 確かに、上があるのならそちらにも敵が潜んでいる可能性がある。]
にしても、どれだけ広いんだここは――― 池だの木だの、贅沢だな。 殷の紂王は、奴隷たちに庭を作らせたって言うが…ここもそんな奴が作ったのか?
[つぶやいた刹那、壁が床がうなり始める ローランの「また」という言葉に眉をひそめ。]
…お前、何したんだ…?
(118) 2012/05/26(Sat) 11時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2012/05/26(Sat) 12時頃
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―二階、孫堅と―
[私はゆっくりと、振り返った。 相手はどう見ても武人だ。一撃で致命傷は与えられないだろうが。]
一対多数は経験ないが。 あんたみたいな武人とやるのも初めてでね? その刀相手にメス一本じゃ、さすがに心もとない。
[人形が合図をした、同時に、男を囲むように現れた土塊が二体。こちらは人の形をしているだけで、その顔には目も口もなく、つるりとしている。
数が増えただけで、喉を締めつけられるような息苦しさを覚えた。動かせる数には限界がある、ということか。]
名乗る名は、やはり持ち合わせていない。 ジャックで結構だよ、それが私を示す名だ。
[顔のない土塊が、男の刀を持った腕に飛び掛った。]
(119) 2012/05/26(Sat) 12時半頃
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-崩れ行く、床-
―――…うぉっ!?
[床を突き上げるかのような衝撃の後、音を立てて床が崩れる。]
ローラン、お前、何したんだぁっ!!!!
[怒鳴る声は、息子を叱るそれと同じだった。 叫びながら崩れていないほうの床に駆ける。
崩壊が止まったときには、目前には大穴が開いていた。]
―――ちっ。
[分断されてしまった。]
(120) 2012/05/26(Sat) 12時半頃
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[あちこちに罠がある>>108というローランの声で合点がいく。 さっきから何度も叫び声が上がってたのは、もしやローランがそれに引っかかっていたからではないか?]
わかった―――そっちを頼む!
[ローランの側にはラクシュミー。 彼女も武の心得はあるとは言えど、一対一の力技になればどうなるかはわからない。 彼女自身はまだローランを警戒していたが、己の直感を信じるしかなかった。]
んでこっちは――――
[そして、同じく直感を信じるとすれば、ジャックは信用してはならないのだ。]
(121) 2012/05/26(Sat) 12時半頃
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[どうするか、と頭をめぐらせていると、ジャックが向こうから回ろうと提案した>>108 もし向こうの方が地理を熟知していたとしたら、先ほどのような罠を故意に動かされる可能性もあるが、どのみち、そのくらいしか方法は無い。 ならばまだ、随行し目を離さないほうがラクシュミーたちへの危害は少ないかもしれない。]
―――あぁ。そうだな。
[返事は返すと、ジャックは、つい、と先を進む。 警戒の炎は消すつもりは無く、慎重に、しかし迅速に後を追い、角を曲がる。]
(122) 2012/05/26(Sat) 13時頃
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…あん?
[曲がって少し歩くと、自分の先にいたジャックが立ち止まる。 その間は3間、いや4間といったところか。
ざわり。
首筋が総毛立つ。 邪悪な気配が目の前に凝り固まり、床からゆるゆると泥人形が現れた。]
(123) 2012/05/26(Sat) 13時半頃
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今までの奴らと…違うなぁ?
[先ほど薙ぎ払った奴らは、人の形に泥を固めただけだったが、目の前に居る女は明らかに違っていた。
そう―――女だったのだ。
衣類はやはり、見たことのない形だったが、長い髪の毛から顔、手指の爪まできちんと作られている。 手足は異様に長く、その目は空ろではあったが、しかし女とわかる。
その手にはこれも異質な、銀色に輝く―――刃。] 先ほど、ジャックがしまいこんだそれと同じ、それが握られていた。]
(124) 2012/05/26(Sat) 13時半頃
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――――やはり、お前は―――
[言葉をかけようとした刹那、泥の女が口を動かす。 さすがに言葉は出ないが、その口は孫堅の国の言葉の動きで告げる。
『死んで?』
―――言い終わるか否か、こちらの喉元へ刃を振りつける。]
(125) 2012/05/26(Sat) 13時半頃
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――――!
[その思った以上に鋭い突きをかわし、刀で袈裟懸けに叩き斬る。 人形は倒れ、ぐしゃりと音を立ててつぶれるが、また目前の床からゆっくりと同じ女が立ち上がり、合図のようなものをした。
周りの床から新たに2体、今度は先ほどと同じ泥人形が現れる>>119]
なるほど―――お前が、敵か。
[名乗る名は無いとジャックは言う。]
(126) 2012/05/26(Sat) 14時半頃
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名前なんていらねえよ――― お前は俺を確実に殺すつもりなんだろ?
[今から殺そうとする相手に自らの名を明かさないところから、相手が武将ではなく、もっと陰の―――暗殺や、殺しを生業にしているものだろうと気づく。]
俺も、ちょうどお前と殺り合いたいって思ってたところだよ―――!!
[泥人形が飛び掛り、腕にまとわりつく。]
―――邪魔だ!
[ぱっと刀を持ち替えて、空いたその腕を巻きついた泥人形ごと大きく振り、泥人形を壁に叩きつける。]
(127) 2012/05/26(Sat) 14時半頃
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[たたきつけた泥人形はそのままつぶれるが、また新たな泥人形が2体現れる。 ゆらり、と泥の女とともにこちらへ迫る]
生憎と、こういうのは慣れてんだよ―――!
[戦の場で、将に群がる雑兵にそうするように、泥たちを一閃で斬り払う。 が、また床から泥人形と女は立ち上がる。 刃物を持っているのは女だけのようだし、刃物も小さい。 甲冑に当たる分には傷を負うことはないだろうが、女もそれをわかっているらしく、鎧の隙間や喉元を明確に狙っている。 泥人形も何度潰してもこちらの動きを邪魔しようとしているのか、手に脚に飛び掛ってくる。]
(128) 2012/05/26(Sat) 14時半頃
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キリがねえな。 んじゃぁ―――――
[ならば「これ」を統率しているのは誰か。]
頭を潰すか。
[少なくとも、目の前の女はジャックと同じ武器を持っている。 刀の柄を握りなおし、泥人形をあしらいながらも、ジャックへ切りかかろうと、動く**]
(129) 2012/05/26(Sat) 14時半頃
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― 二階回廊・ローランと ―
困りました! 孫文台らと分断されました!
[ローランらによる故意による戦力分断ではないかと疑いつつ、状況>>42を確認する。孫堅は自分の警戒に対して、搦め手から来る相手>>117ではないと判断したようだったが、その計れなさ加減に警戒を解く訳にはいかなかった]
(130) 2012/05/26(Sat) 14時半頃
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ローラン、宜しいでしょうか。
[向こうの二人がどうなった>>107>>122か判らないまま、落ち着いたところで改めて、どこか緩そうな相手>>108に声をかける]
『彼の御方は言いました。狂人とは理性を失った人のことではない。狂人とは理性以外のあらゆる物を失った人である、と』
[そんな想いを胸にしたまま]
貴方方は、それぞれ自身の記憶がない>>35とのことでしたが、 貴方は先ほど名乗り>>93がありました。
シャルルマーニュとは何方のことですか?
[自分自身も記憶はないが、そこをローランやジャックに教える心算は無い。乗ぜられる隙は見せないと質問する側としての姿勢は崩さなかった]
(131) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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それと剣を抜かず、鞘で戦っていた>>34>>90ようでしたが、その剣は武器ではなく装飾用か何かでしょうか?
[柄や鞘などの黄金造りの長剣は一見すれば実用的でないもののように見える。がその割には鞘の太さからして、その収められているだろう刃はお飾りのものとしては不自然な肉厚な物なのではと推測していた。流石に抜けない剣という事は想定していなかった]
あともう一つだけ。
(132) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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あのジャックと名乗る方、貴方は信用しているのですか?
(133) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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貴方の主観で彼を 信用に足るだけの言動、確証、何か一つでもありましたか。
[これが一番大事な事だと、刃を鼻先に突きつけるような眼差しでローランを見た]
(134) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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私はノギという男に会いました。 彼の祖国に対する強い感情>>1:21を知りました。 愚直そうなところがありましたが、信用できます!
私は孫文台という男に会いました。 彼の覇者たらん気概と、情のある一面>>80を知りました。 獰猛過ぎるところが気がかりですが、信用できます!
私はイトウセッツという男に会いました。 彼の言葉の全て>>1:112>>1:129は彼の為のものという印象を受けています。 人との相互理解を求めず、内に篭る扇動者や策謀家に多い傾向です。 信用できていません!
私はローランという男に会いました。 自らの身よりも、行動>>90を示しました。 一方で、状況にあまり関心を寄せない素振りも見せています。 信用できていません!
(135) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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そしてジャック。 あの男は自分の記憶より、私達の存在より、世界の危機よりも先ず封印石を気にしました。 全く信用できません。
[サーベルの刃は抜かなかった。直感がそうするべきではないと彼の御方が告げたのか、先ほどの銃撃の負い目なのかは自分でも判らなかった]
殺された男を一人見つけています。 泥人形の手ではなく、刃物で……細身の鋭利な刃物で不意を突かれて殺された死体でした。 ここには意思を持った人間である、世界の敵が確実に存在すると考えられます。
(136) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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重ねて尋ねます。 貴方はジャックを信用しているから同行していたのですか? ただ相手を計る機会なく、連れあっただけの同行だったのですか?
[答え以上に、答える際の彼の表情を注視して、じっと答えを*待った*]
(137) 2012/05/26(Sat) 15時頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2012/05/26(Sat) 15時頃
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水ですか。確かにそうですね…
[言われて、ここにきてから飲まず食わずだったことを思い出す。]
ノギマレスケさん、は、おなかがすいたり、喉が渇いたりしていますか?
[剣を鞘に納めていないのは、辺りを警戒しているためか。警戒されているのは自分自身か。測りながら、なるべく自然に雑談をしようとする。]
地図、すごいですね… 私は、書こうとしても、いつも途中で縮尺がおかしくなる。
[きっちりと距離も測られて書かれた地図(>>97)を見る。 先ほどの「命令」のためか。泥人形は気配すらしない。]
干し肉、ドライフルーツ、ピクルス…ロランさんが喜びそうです。 …水はないようですが…
[途中見つけた食糧庫で、なんとなく、どこかで聞こえた気がする「ひゃっふーい」という声(>>0:37)を思い出し、小さく笑った。 あとで探して持ってゆこう。そんなことを思いながら、食糧庫を後にした。]
(138) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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[そして、しばらく歩くと、]
そう、ですね…
[天井に巨大な穴が開いてる。]
これは…上れそうにない、ですね。 ノギマレスケさん、は、どうですか?
[がれきの山を見て尋ねた。鎧を脱げば上ることができるだろうが、しようとも思わない。と、]
(139) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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― 床崩壊中:回想 ―
叔父上ごめんなさいぃぃっ!!
[床を駆け抜けながら、反射的に謝っていた。>>120 黒い髪、黒い瞳に豊かな体躯。姿形は、全然違う。 それでも王の資質故か、孫堅文台から息子と自分を重ねられているのを肌で感じているからか、彼と叔父・シャルルマーニュとが不意に重なり、そう叫んでいた。 床の崩壊が止まり、『そっちを頼む』との声>>121には拳を握り、上に突き上げて叫ぶ。]
わかった任せろ! また後で会おうっ!
[少年はかつて叔父から戦場に連れていってもらえた時のような、大事な殿を任された時のような、誇らしげな気持ちになっていた。]
(140) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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ノックスは、ホレーショーとジャックを見送った。
2012/05/26(Sat) 15時半頃
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あ・・・
[上から声(>>108)が聞こえる。]
ローランさん、と…
[黒い髪をした女性、逆側に、大柄な平たい顔族、それから、]
…!!!
[顔を見ただけで、空気でわかる。彼が「声」の主だ。]
…ジャック、さん?
[思わず漏らしてしまったつぶやきは、隣の男性に聞こえただろうか。]
(141) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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― 2階回廊:ラクシュミーと ―
あっちは大丈夫だろ。 ぐるっと回れるし、そのうち会えるさ。
[少年は、どこまでも能天気だった。 ジャックの腕の程はよくわからないが、先ほどの泥人形相手の戦闘で、孫堅文台のまるで猛威を振るう嵐のような闘い振りは眼にしている。 度重なる侵攻を行い、後に"ヨーロッパの父"と呼ばれるまでに自国の領土を広げた叔父の負ける所など想像できなかったように、彼が、孫堅文台がいるならばあちらは大丈夫だろうと理屈のない安心をしていた。
よもや、こちら側の自分達の心配をされているなどとは思ってはいない。]
(142) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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そうだな。 あれだけ身体を動かせば、水の一杯も欲しくはなるが……。
[頷いた>>138が、こうして口に出すまで、気にはならなかった。 身体が求めているというより、習慣と知識が、水が必要と判断したというだけ]
若い頃は、何もなしで丸一日、行軍したこともある。 まあ……それに比べれば、我慢できないほどではないよ。
[この場所なら、多少の不思議は不思議ではない。そう、自分に諒解して]
……ん、まあ。 地形の認識は、軍人に必要な条件の一つだから……多少の心得はある。 もっとも、地図を鵜呑みにするのも危険ではあるが。 地図が正しいとは限らないし、やはり、空気を肌で知るのが一番だから。
……現場を知らない人間が立てる机上の空論ほど、厄介なものはないよ。
[重苦しい溜息を吐く。旅順。要塞が防衛拠点から殺戮装置に変わった戦争の、苦い記憶]
(143) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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いや……私は無理だな。 片目が見えないのでね、あまりバランスが取れないんだ。 とっかかりもない壁を登るなど、とてもではないが。
[どうかと問われれば、肩を竦めた。>>139]
……ああ、彼らも無事だったようだな。
[ジャンヌの呟きは耳に入ったが、特には気にせず。 先に別れた孫堅にラクシュミーの姿もあるようだと、安堵しつつ]
ふむ……信長公と伊東殿の気配はないようだな。
(144) 2012/05/26(Sat) 15時半頃
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