155 楼夢館
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さて――
[メアリーから視線を外し、クラリッサに視線を向ける。 浮かべるのは柔和な笑み]
クラリッサ君、このままでは君はカーイコされてしまうようだ。
[首を傾げ、優しい口調を心がける――]
どうするかね?
[肩に載せた手をクラリッサの頭へと移し、優しく頭を撫でようとしながら問いかけた]
(88) 2013/12/08(Sun) 23時頃
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真面目、って…
[真面目とは少し違う。 だって言われた事をするだけしか、出来ないから。 だから彼が驚きで目を丸くしたのも、逆にこちらからしたら、首を傾げる事で。 笑ったのは、なおの事。]
あ、はい、是非―― …ロビンは、どう、かな?
[彼の誘い>>85には、邪気は感じられず。素直に乗ることにした。 果たしてロビンは、どうしただろうか。]
(89) 2013/12/08(Sun) 23時頃
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[一体どれほどの間、ジャニスとメアリーは会話していたのだろう。 遠くの出来事に思えて、口は一向に開けない。 此方へ視線を向けてきたジャニスは、先程と比べて、随分――穏やかで。 つい緊張を緩めてしまいそうになる。]
かい、こ…
[でも、言われた言葉は解雇>>88。 それは嫌だった。だって解雇されたところで、自分に行く場は無い。 野垂れ死ぬのが、オチだ。]
それは、嫌、です…
[肩から離された手が、頭へ降ろされて、撫でられる。 声色同様に、その手つきは優しかっただろうか。]
(90) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[『本当に、連れてきたの。』ススム様の言葉>>85に、内心疑問を持った。僕を指名したわけじゃないのか。じゃあ、一体。 その次に発せられた『お茶会』という言葉に、少し気分が上がる。]
お茶会、ですか。素敵ですね。 よかったら是非、ご一緒させてください。
[隣のクラリッサ>>89にコッソリ頷いて、誘いを受けた。]
(91) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[あぁ、もう、なんでこんなにも私を苛立たせるのが上手なんだろう。その嗤いも言葉も…。イラつきは笑顔で隠して言葉を続ける。]
別に私の使用人ではないもの。 そんな事で私を無能呼ばわりするのは心外ですね。
ですが、外では恥になる。 その通りですね、このような使用人がオールウィン家のものだというならそれは恥です。やはりおいてはおけません。
ただでさえ、一人どうしようない恥を持った人がいるのですから。
[含み笑い。]
聖職者…? お祖母様からは別の事を聞きましたけど。 まぁ、どちらにしても罰が趣味とおっしゃるジュニス様に任せるのは少々不安ですし、家族どうし意見が食い違って喧嘩になってしまうのも悲しいことでしょう。 やはり、ここはひとつお祖母様にお伺いするのが一番だと思いますが…。
(92) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[どうするかね、と問われても。やはりどうして良いのか分からないのが本音であった。 何時も"言われた事しか出来ない"から。
だから問い自体には、迷いの色を、ジャニスに向けただろう。]
―――…
[小さく、いやだ、と。もう一度口の中で言って。]
(93) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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面白い噂?ふーん。 蝶は噂が好きなのか
[なんて、月並みの感想をぽつり。]
まぁ俺達使用人は噂を耳にする機会なんてあまり巡って来ないしな
――ロビンはまだ仕事がたくさん残っているのか?
[ここで肯定されれば邪魔にならないようにさっさと去り、否定されれば少し世間話でもするつもりで質問した。]
(94) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[ジャニスの目線が外れ、クラリッサに向くと。
貴方わかってるよね?
とクラリッサにだけ向けて、じとっと悪戯っ子の目を向けた。]
(95) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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ヤニクさんも、ローディエさんにウワサを聞かれたのですか? ですよね。思うところはありますが、深入りするのも気が引けますし。
[苦笑を返し、眼鏡の弦に手を触れた。少しずれていた位置を戻す。]
いえ、これから休憩ですので。時間はありますよ。
(96) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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することに?どうだろう。 扉越しが良いな。食えない人は苦手だよ。 マユミは苦手なの。そんなことを聞くなんて。
[紅茶を入れることが出来るくらいの簡単な設備を部屋に備えてもらっていた。 こぽこぽとお湯が音を立てる。そろそろ良いか。]
眠れないなんて、可哀相。 けど、どうだろう。母が会いにきます。僕は、眠りたくないのかもしれない。
[棚の端に押し込んでいた袋を取り出す。白い粉。夢を見れる粉なら良かったのに。 きっと、これは違う。]
おばあ様が、飲みなさいと。あたまのおかしいひとが飲むんだそうです。まだ、ここに来て間もない頃に。 ――飲んでみる?
[飛べるかも、と口の中で転がすように呟いて、バスケットに入ったパンやフルーツを並べる。]
(97) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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全部、食べて良いよ。 パンをすこしあげるから。ミルクも一緒にあげるから。
[そう口ずさんで、続きは口にせず、紅茶を注ぐ。]
どうぞ。匿う猫はいないから。
(98) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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こうして部屋に誘うのは、私だけ……というわけでもないのかしら?
[なんとなく。彼の様子は、手慣れたように見えて、なんとなくそう思っただけだ。]
……だとしたら、なんだか意外ね。ふふ。
(99) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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――僕は、ひとりじゃないよ。いつだって。
[クスクスと、笑ってみせる。瘋癲じみた仕草で。]
知らなかったの、君は。
(100) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[メアリーの視線を感じる>>95。一体どれだけ縮こまれば気が済むのだろう。 いい加減こんな自分が嫌になってきた。きっと泣く寸前の顔だろう。くしゃりと歪んでいる気がする。]
(わかってる、って。)
[昨日の、ゼルダの部屋の前で言われた件の事ならわかる。 彼女は自分をジャニスから引き剥がそうとしている>>77様だが、意図は分からない。]
あ、あの、ジャニス様でも、メアリー様でも、ゼルダ様でも… お叱りなら受けるので、だから…
[ただ自分が強く思うのは、解雇されたくない、それだけだった。]
(101) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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[部屋に1人きりになった後は、 届けられたばかりの茶葉で紅茶を作って。 2杯飲み干す頃にようやく落ちついた。
大きな溜息は自分の失態に対してだ。]
……、髪、
[そうだ、髪を。 切らなければと思っていたのだった。 襟足は自分では切れない、だから誰かに頼まないと。
ゆっくりと息を吐くと部屋を出る。 誰か、頼めそうな者は見つけられるだろうか。]
(102) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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ああ、ありがとう。
[目の前に湯気の立った紅茶が出される。少し顔をほころばせ、バスケットのロールパンを一つ手にとる。ナイフで切ったバターを一片乗せて、口に運んだ。それからカップを手に取り紅茶を一口。]
美味しい。本当に。 ……ああ、ジャニスさんは、そうね。 苦手、と言えばそうね。それとも、よく話をすればまた違うのかな。
[わからない。ススムがこうなのだから、ジャニスも思っていたのとは違う事があるかもしれない。]
(103) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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そう、嫌、だろう
[>>90 柔和な笑みを浮かべながら、やんわりとクラリッサの頭を撫でる。 ぽむり、ぽむりと其れはまるで赤子をあやすような手つきだった。
"外"で見た貧困者たちもそうだった。 職を失えば路頭に迷い、寒さに身を震えあがらせ、空腹に身体を縮こまらせてしまう。 それはとても不幸なことだ]
(104) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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おや、そうなのかい? 其れは大変だなぁ。
[>>92 メアリーの言に首を傾げて心底不思議そうな表情を作る]
しかし、だ。 お母様……メアリー君のお祖母様に話を持ちかけても無駄だとは思うがね。
[入る者は選び、出る者は逃さぬお人だと...は考えていた。 稀に例外はあるだろうがクラリッサはそうではあるまい]
(105) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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そう。お母様が。 では私も、死んだ父さんの事を思い出して眠れないのかもしれないわね。 ……もっと、一緒に過ごしたかったのは本当だし。
[籠のオレンジを一つ手に取る。ナイフを皮に当てて軽く切り込み、皮をむいていく。]
あら、そんな危ないおクスリ? ……飲んだら、飛べるのかしら。
[手にした薬を受け取って、不思議そうに眺める。睡眠薬でないのは間違いないだろうけれど、せっかくだから貰っておく事にした。]
猫?
[少し首をかしげる。彼の考える事は、やはり一筋には分からない。]
ええ、……そうね。考えてみれば、私はススムの事を本当に大して何も知らなかったみたいね。
(106) 2013/12/08(Sun) 23時半頃
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うん。 じゃあ、一緒に行こう、ね。
[どうやらロビンも誘いに乗るようで>>91。 ごめんね、と小さく彼に謝罪する。なんだか引っ張りまわしてしまって、申し訳なくなった。
そのまま少しの休憩も兼ねて、ススムにお茶とお菓子を頂いただろう。
結局彼が何の意図を持って、自分に用を言いつけたのは、分からずじまい。 あるいは、意図すらなかったのかも、しれない。]
(107) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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ククッ――
[小さく笑い声を漏らす。 さてはて、中々に面白い。 >>93 クラリッサの瞳に映る迷いの色は酷く深いものに見える。 対するメアリーから感じる殺気にも似た感覚も素晴らしい]
安心すると良い。 君は、私が、辞めさせられることがないようにしてあげよう。
[>>101 泣きそうな表情を浮かべるクラリッサの頭をまた一撫でした]
(108) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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いや、俺は直接聞かれた事はないんだが。
[一日中庭にいる男が噂に明るい訳もないので、蝶が自分には聞いてこないのはそれもあるのかななどと予想してみる。]
――思うところ?
[とは、何だろう。まぁ余り詮索するのも良くないだろう。それ以上は突っ込まず これから休憩だという彼に少し微笑みかけ]
ではちょっと話でもしないか 俺のこの仕事も、急ぎではないから
[と言い、抱えている傷んだ花に目をやった。]
(109) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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[クラリッサの表情の変化を見る。
…これ、絶対わかってないでしょ。
心のなかで盛大にため息をつく。 後でまたお仕置きしてやろうかと思ったけれど。泣きそうに俯いたクラリッサが可愛いから許してやろうか、と関係ないことを考えながら。 >>104目線を逸らした隙に
大丈夫だからっ! と微笑んで口パク。]
えぇ、とっても大変です。
[果たして自覚はあるのだろうか。>>105 まぁ、それは今はいい。]
初めから無駄、と決めてつけるのはそれこそ無駄、だと思いませんか? お祖母様が決めたことは絶対ですから、迷ったり、困ったときはお祖母様に頼れ、と言われていますので。
[文字通りお祖母様に頼ってお返事。]
(110) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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―回想・廊下→自室―
いいよ。おいで。 ちょうど、紅茶がある。チョコレートもあったんじゃないかな。
[返答>>89>>91を受ければ、そう声をかけて、部屋へと案内する。 2人が準備を手伝おうとするのなら、「手伝わないこと」を命じて座らせただろうか。 紅茶を入れて、甘味を添える。当たり前のようなお茶会を演出する。]
(111) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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このままここで何を言い合っても仕方ないですから。
(112) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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あら、ジュニス様が雇用にまで口を挟むのですか? そういうことが出来る立ち場でしたっけ?
[そして聞こえた>>108にはまた、含み笑い。]
(113) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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クックッ――なぁーるほど、なぁるほど
[>>110 其れは一理あると頷いた。 話し合いというものはどこかで折をつけなければならぬものだ]
では、お祖母様には私が話をしてきてあげよう。 そちらの方がクラリッサ君も安心だろう? 丁度用事もある、のでね。
[メアリーににこりと笑みを向けてそう告げる。 「此処」は折れよう。 しかし――]
嗚呼、そうだクラリッサ君。 頼みたいことがあるんだ。 "後で"私の部屋まで来てくれるかな?
(114) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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あ、りがとう、ございます…
[明らかに安堵しきった声だったと、自分でも思う。 ジャニスが自分を撫でるその手つき>>104>>108は、やはり、優しげで。 段々と呼吸も落ち着いて来た。
一方メアリーはと言えば、ぺらぺらと何時もの調子で。でもどこか殺気立っていて。 と思えば「大丈夫!」と此方へ口をぱくぱく>>110させて、此方へ言ってくる。 しかもジャニスへは>>112>>113喧嘩腰。
――どう見てもこの二人、仲の良い血縁とは程遠い。
どうしたらこの状況が終わるのか。止めてと言うべきか。 でも言ったところで、メアリーは怒るだろう。あの方はそんな性質である。
いっそ彼女と仲の良いトレイルでも居れば上手く行っただろうが――生憎、彼は今居ない。]
(115) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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なぁに、簡単なことだよ。
[>>113 メアリーの笑みに柔和な笑みで応えた。 メアリーに向けるのはただそれだけ。
本当に、心底嫌なことではあるが、表面上更生したように見せればそれくらいは容易かろう。 吐き気がする程におぞましい。 やはり辞めようか、いやいやと自問しながら暫し逡巡]
(116) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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[そう思ったところで、ふと。ジャニスからの誘い>>114。 くつくつと笑う彼は、一体なにを思ったのだろうか。]
了解しました。 後でとの事ですが――お時間は、何時がよろしいでしょうか。
[今度こそは、きちんと向かわないと。 それがあっての、問い。]
(117) 2013/12/09(Mon) 00時頃
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