24 明日の夜明け
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―― 伝説の樹 ――
……みど り ソフィアちゃんと、おなじ……
[それは、ちょうどルーカスがそこから去ろうとしていた時。 埋めようとするサイモンに、力なく左手を挙げて、とめた]
……悪ぃ、ちょっとだけ、待って
[その緑が誰だったのか。 その場の誰かからきくことが出来たろうか?
それがラルフとアイリスだと聞けば、かくりと膝を地面についた。しばらく、無言で凍りつく]
(43) 2010/08/08(Sun) 06時半頃
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――― っぁあああ!!
[色々な思いを込めた、叫び。 ぐ、とグラウンドに爪を立てた]
[本当にこれがラルフたちなのかとか。 でも、違うなら何故マーゴのいた場所にいないのかとか。 どっちかがどっちかを命を捨てても守ろうとしたんだろかとか]
[瞼の裏に、色々な景色が蘇る。 2人の付き合いを周囲よりも遅れて知った昼休みの教室。 練習が終わった夕方、体育館側の水道で聞いた楽器の音。 ズリエルに土下座して、悔しくて泣くかと思ったときに追いかけてきてくれた足音。狼に襲われて恐慌状態の中ようやく逃げ込んだ体育館で、懐中電灯に照らされた彼らの姿]
[手をぐっと握り締め、立ち上がった。 表情には疲れたような色だけで。 サイモンがそれらを埋める続きをするなら、淡々と手伝っていた**]
(44) 2010/08/08(Sun) 07時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 08時頃
良家の息子 ルーカスは、すれ違いに出合ったフィリップの問いには、ただゆるく首をふって、ズリエルや目撃した者の姿があれば、そちらを目でさした。
2010/08/08(Sun) 08時頃
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―― 伝説の樹 ――
[さく、さく]
[土を掘る]
[あらかた作業を進めたところで目を上げた。 そこにズリエルの姿はあったろうか。あれば、緑にまみれたその姿を見上げて睨みつけ、なければ彼の去って行った方向をねめつけた]
なんでっ………
[言うつもりはないのに漏れる言葉]
なんで、オマエがっ………
[なぜ、ラルフが溶けて、オマエが。言ってはいけない言葉が漏れかけて。無理矢理視線をはがした**]
(45) 2010/08/08(Sun) 09時頃
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─伝説の樹─
……やっぱ、先輩もそー思います?
[ソフィアも、というカルヴィナの言葉>>27に、少しだけ、笑った。 怪我の事には、もう一度右肩の辺りを見て、左腕を見る]
……ん、気をつけます。 こっちは、まだまともに使えそうにないですし。
……先輩も、っすよ?
[自嘲するよな言い方に、ぽつりとこう付け加えて。 校舎の方に向かうのを、そのまま見送った]
(46) 2010/08/08(Sun) 10時頃
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……っと。
[やって来たホリー>>39が緑色に触れる。 けれど、何となく、声はかけ難くて。 結局、何も言えないまま、立ち去るのを見送るしかできなかった]
……っつか。 こうなると、オレ、役立たないし……。
[サイモンが来て、埋める、という言葉を聞いて>>34。 けれど、左腕は思うように動かないから、手伝うに手伝えなくて、ため息が零れる。
樹にやって来る面々に、溶けたのが誰かを問われたなら、それに答えて。
埋める様子を見やりつつ、そ、と伝説の樹に触れた**]
(47) 2010/08/08(Sun) 10時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 10時半頃
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[自分の名前が呼ばれて校舎から出てくる人影を振り返る>>30]
サイモンは無事だったんだね。 あれからずっと記憶が飛んでて、無事ならよかった
[途中で口篭る様を…そしてその肩の上の小さな影を目を細めて見つめる。 ペロペロと慰めように頬を舐める子猫の姿]
サイモンもコノヨノモノデハナイチカラがない人みたいだから… 敵に捕まらないように、緑の液に溶かされないようにキヲツケテ
[力なく呟いただろう]
(48) 2010/08/08(Sun) 10時半頃
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――伝説の樹の下で――
[ポン、とテッドに背中を叩かれて。ゆっくりと、彼の方を向く。 カルヴィナたちが近づいてきているのを見ても――あれほどこの姿を見られたくない、と思っていたのに―― ここから動こうという気持ちが、わかなかった。 『なぜラルフとアイリスが消えなければならない?』カルヴィナの声がこだまする] なんで、だろうな……。ああいうことになるのは、きっと俺の方が先だろうに。
[呟いた言葉は、小さく口の中で消えた。続くカルヴィナの言葉を聞いて(>>15)、 無言で樹を見上げる。 確かに、命の実は以前よりもずっと、大きく、みずみずしく、育っているように見えた]
(49) 2010/08/08(Sun) 10時半頃
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[なんとなしに、屋上まで足を運んだ。ホリーの姿があったが、声はかけずに、気づかれれば、軽く手だけふって。校舎を包む、渦を眺めた。
それから、下を見て。再びグラウンドへと戻ってくる。そろそろ、緑を埋めるのは終わったろうか。]
(50) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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[少し前伝説の樹の前で>>48子猫の姿を見た事を思い出す]
…でも誰にも御前の姿はみえてないみたいだし もしかしたら、ヒトデナイチカラなんてないのかもしれない。 私はホリーに嫉妬していて…ただそう思おうとしてるのかもしれない
おいで…
[ソフィアが書いたのだろうか子猫の似顔絵がかいてあり○○ちゃんの部屋とかいてある猫用のダンボールに向かって声をかける]
(51) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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―屋上―
[渦巻きの浮かぶ、星の瞬かない空を、見上げていた]
[途中ルーカスが訪れた。 それでもそちらを向かなかったのは、気付かなかったから ――ではなく、ただ、逃げていただけだったのだろう。 それから少し経ってから、やっと立ち上がる。 楽器ケースと一緒にフライパン等も抱え、屋上を後にして]
[生徒会室のドアに、手をかける。 そのドアの向こうには、カルヴィナの姿があるのだろうか]
(52) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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[命の実を見ながら、ぼんやりと考えを巡らせる。 月が変わり、誰かが消えて。 その度に大きくなっているように見えるそれは、確かに命を吸収しているようにも思える、けれど]
……考えんの、やめ。 考えたって、答え、出ねぇし、出せねぇし……。
[呟いて、は、と小さく息を吐いた]
(53) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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−生徒会室− [声を掛けると小さな影がトンと膝に乗る]
目をつぶってこうしていると…
[奥の机でラルフが書類を書くシャープペンの音が、ソフィアがウキウキとお菓子の袋とがさがさとあけて3時のおやつの準備を始める音や…ラルフの名前を呼びながら扉をあけて飛び込んでくるアイリスの声が聞こえる気がして]
みんなまだ側にいる気がする…
(54) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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ちいさな声でアヴェマリアの低音部をハミングする
[ガタッ 扉が開く音がして>>52黒髪の小柄な少女の姿がみえると]
ホリーか、どうした?
[小さな椅子に座ったまま膝の上に手を組んでホリーの顔を見上げて声をかける]
今度は私でも溶かしに来た?
(55) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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[桜の幹を叩き、叫ぶカルヴィナ(>>20)を、ぼんやりと見つめていた]
人の命を吸って咲く、桜……
[思った言葉が、そのまままろび出る。信じるでもなく、信じないでもなく、 ……ただその発想に流されてしまえば楽になるのかもしれない。 そんなことを一瞬だけ、思って――テッドの小さなつぶやきが、耳に入っただろうか(>>25)] 諦めない、か。……やっぱお前、……。
[強い。そう表現してはいけないような気がして。最後の言葉は飲み込んで、同じように空を見上げる]
(56) 2010/08/08(Sun) 11時頃
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―生徒会室―
[ドアに手を掛けた時、アヴェマリアの歌が聴こえた。 それはあの日常の午後に響いた、カルヴィナの声だと分かる。 少しだけ躊躇ったものの、開けて中に一歩踏み入れて]
どうもしないよ?
[月光に照らされる表情は、きっと感情を浮かべていない]
…………。
[溶かしに? その問いには答えず、歩み寄っていく。 そうしてあの日座ったソファの端に座ろうとするだろう]
(57) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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[辛い時、寂しい時、泣きたい時。 世の中の無情さに、怒り、吠えたい時。 それらすべてを表現するのは、解消するのは、ギターだった。 しかしもう、ギターはない。この身一つで、……受け入れるしかないのだ] サイモン。……俺も、手伝うわ。
[サイモンが土を掘り始めれば、スコップを受け取って。丁寧に、埋葬をはじめることだろう]
(58) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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―生徒会室―
そうか、それは安心した。 でも、私じゃなければそのかわり誰かが緑になるんだろ
[ホリーの答えに淡々とした口調で質問を重ねた]
(59) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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双生児 ホリーは、もう歌わないの、と問いかけて。
2010/08/08(Sun) 11時半頃
良家の息子 ルーカスは、遠目に、まだほっている様子を見かければ、静かに足を止め、校舎の壁にもたれる。そして月を眺める。
2010/08/08(Sun) 11時半頃
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[淡々と問いかけるカルヴィナに。 こちらも感情の見せない声で、答えた]
――そうかもしれない、ね。
[どこか寂しげに微笑み、彼女に視線を向けて]
(60) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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小僧 カルヴィンは、[…少しだけ考えて フルートを指差す] それを弾いてくれるなら…
2010/08/08(Sun) 11時半頃
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[命の実から視線を逸らして、また、埋葬の様子を見る。 終わった後、かける言葉が浮かばない。 特に、先に叫んでいたフィリップには。 下手な慰めとか、気休めは返って苦しいのは──自分も、わかっているから]
……ホント、こーゆー時、使えねぇし……。
[苦笑を滲ませつつ周囲を見回すと、壁にもたれるルーカスの姿が目に入り]
……会長さん……大丈夫、っすか?
[この状況で大丈夫な方がどうかしてるけど、とは思うけれど。 近づいて、こう、声をかけた]
(61) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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……アヴェマリアで、いい?
[カルヴィナに小さく頷いて、楽器ケースを開ける。 そうしてフルートを組み立てたなら立ち上がり、構えて]
わたし、カルヴィナの歌う声、好きだよ。
[いつかと同じようなことを言って。吹き始めるだろう。 窓から差す青い光が、銀の楽器を煌めかせた]
(62) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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ん。……大丈夫ですよ。多分、エド君が思っているよりは。
[近づくテッドに気づき、壁から離れると答えて。]
ただちょっと、私には。あれは。
[伝説の木と、その下での、緑を埋めること。そちらを目でさして、首を振った。]
(63) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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― 2-C ―
[じぃぃい、じぃぃい、と窓のすぐ外に止まった蝉が、存在を主張していた。 は、と顔を上げれば、もう休み時間。教室の人間は疎らで、少しだけ濃くなった空気に、うぃー、と伸びをして深呼吸]
ん? やあやあ、マーゴちゃん! あっついねぇ、こんな暑いのに頑張れる蝉はすごいと思うんだぁ。
[掛けられた声>>+11に、ぶんぶか手を振る。 彼女は隣のクラスの友人だけど、こうしてお互いのクラスで何てことない話をするのだって、良く、]
あれ、一人? ……ん、いや、あれ。何言ってんのかな。ごめん。
[あることなのに。ついと、自然にそんな言葉が出てしまって。 おかしな口を塞ぎながら、気を悪くしないでね、と慌ててぱたぱた手を振っていたら]
(+12) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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……? 何で、マーゴちゃんが謝んの?
[きょとんと見つめれば、彼女のほうも、分からない、と首を傾げていて。 ヘンなのー、とけらけら笑って、おあいこだね、と気にしないことにした]
ん。……なんかね。夢を、見てた気がするんだぁ。 夢だから、もう起きちゃったら、良く覚えてないんだけど。
なんかさー…… そんな、全然詳しいこと覚えてないくせに、見たってことがすっごく、落ち着かないっていうか、気になるっていうか……。 ……ね、顔も名前も覚えてないのに、もう一度同じ夢みて、その人に会いたいなーんて…… 笑うかな?
[夢の余韻か、ぼんやりする頭を押さえながら。 おかしいよね、とにへり笑うのだった]
(+13) 2010/08/08(Sun) 11時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 12時頃
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[丁寧に、土をかぶせていく。 誰にも見られないように気をつかいながら、、それでもよくやっていた作業] [複数の手でやるともなれば、そう時間もかからずに済んだ]
[スコップをおいて立ち上がったそのとき。頭一つ下の方から、敵意のこもった視線を感じて振り返る。 そこにいたのは、メアリーをかばうようにして対峙してきた、背の低い上級生で]
……甘えるんじゃねェよ。 俺が、知るわきゃねェだろうが――
[>>45 言葉になってはいなくても、何を言いたいのか察することはできる。 そもそも、それは自分でも思ったことだったから。 返答が相手を傷つけるかもしれないなどと、意識する余裕はない]
(64) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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なら、いーんですけど。 ……なんか、見た目でダメージわかんないのが多いような気がするから。
[自分もその一人なのは自覚しているのかいないのか。 軽く、肩を竦めてこう言って]
ん……ああ。 ……キツイ、っすよ、ね。
[目で示されたものを辿り。 それから、ため息混じりに呟いた]
(65) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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― 伝説の樹の下 ―
二人の音、サンプリング…うう…。
[フィリップに少し待ってくれと>>43。同時にこの緑が誰であったかを知る。流れてくるアイリス先輩の勘違い、ラルフ先輩のチョコ、そして音。
二人最期まで二人で一緒にいたのだろうか。]
なんなんでそね、あれは。
[>>48去り際にかけられた言葉に、少し安堵の気持ちを覚えた。そのとき、一瞬くすぐったさを覚えたような気もした。]
カルヴィナ先輩は何か知ってるんかなあ。
(66) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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[アルトの声で歌いだす。 ソプラノとは違った主旋律はとらないが深みのある落ち着いた声、明るい軽やかなフルートの音を追いながら絡みながら祈りを込めた歌をうたった]
(67) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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[>>44フィリップがいいよと言えば穴を掘り始める。]
ああ、うん。後スコップは、ぐすっ、持っとくといいかもね。
[>>58ズリエルが手伝うと聞けば、スコップは2つ。倉庫にある1個を更に確保する。その格好についてはやはり何も言わなかった。空気読もうとしたのかな、そう思った。
視界が薄らして、また涙目になってきた。]
(68) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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ああ。体は、大丈夫ですよ。意外と悪運がいいのかもしれません。
[肩をすくめて。命からがらの目には、立て続けにあったが、少なくとも体に、たいした怪我はなかった。キツイ、の言葉に。]
そうですね。それに……。
[少し遠くを見て。]
実際に見たからじゃないせいかもしれませんが。実感がなくて。例えば、この地面の下に、裏側の世界があって、そっちに行ったのかな、とか。ね。
[俯いて、しばらく額を押さえ、顔を隠した。]
(69) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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良家の息子 ルーカスは、それから、顔を上げるときには、微笑。
2010/08/08(Sun) 12時頃
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今お前がするべきことは、俺につっかかることじゃ、……ねーだろ。
[それでも、次に口をついてでたのは、まさしく本音だった]
情けない土下座野郎のくせに、俺とツッパってまで。 守りたいと思ってるヤツが、いるんだろうが……!
[はたしてそこに、メアリーはいるだろうか。いないのならば、きっと言葉尻は激しい。 自分から友達を奪っておいて、そのお前が何を放り出しているのだ――と。 言葉にはできない感情の棘が、相手に刺さるかもしれない]
[持ってるヤツが、甘えてんじゃねェよッ! ……最後の叫びだけは、喉の奥で飲み込んだ]
(70) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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