54 CERが降り続く戦場
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ネルは、ポーチュラカの方向へは、あえて視線をやらない。
2011/06/05(Sun) 00時頃
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[回復の為に魔法陣の中に寝かされ癒しを待つ槍真。 見下ろすその目に憎悪が灯る。]
……なんで、咎人(これ)が此処に居る。
幾千の神々の命を巻き込んでも。 これこそを"殺して欲しかった"のに。
[引き摺っていた刃の切っ先を向ける。 護身用などと口にした事は覚えていない。]
(1013) 2011/06/05(Sun) 00時頃
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………。 …………平和?
こんなに闇が濃いのに?
[刃を突きつけたまま、後をついて来た姿>>1008に振り返る。 場違いなにこやかさで。]
ボクが来たのはねー。 蒼と黄昏の混じるキレイなトコロー。
ボクが其処に居るのは"絶対"にダメだって追い出されちゃったんだ。 ひどいよねー。
[続く質問に答える。刃握る手が震える。]
(1017) 2011/06/05(Sun) 00時頃
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きっと"今"じゃないとボクの憎悪《キモチ》は遂げられない。 今更やるなら、あの時止めないけど、ね。
[ヤニク>>1020の瞳が語る意味は分かる。 向けた刃《殺意》を今一度、下ろすが。]
だからさ、ロビー。 今、これ殺してみない?
代償半分くらいまけてあげるよ。
[治療や休息する人々の中に契約者の姿を見かければ、8割がた本気で提案してみる。]
(1027) 2011/06/05(Sun) 00時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 00時半頃
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ムカつくねー。 でも"仕方の無いことだよ"
それが絶対《ルール》 世界の安定の為の理。 全ての想いを踏みつけにしてでも遵守すべきこと。
……。 トモダチかー。嫌なトモダチ持ってるねー。 そういえばお名前はー?
[ここでもまた釘を刺された。 けれどそれにはまるで気づかない風に去っていく背中>>1033に名を問うた。]
(1047) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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そーそー、美味しい話だよー。 これ……ソーマ君をさくっとするだけ。
[ヤニクはじめ、向けられる警戒は無視する。 掴んだ刃の柄の方で、ロビー>>1034に今だ目覚めぬ槍真を示す。
白銀《アルゲントゥム》の皇女 運命《フォルトゥーナ》。
その時、聞こえたその名に。]
………あっちでもいいよ。
[切っ先の方で超上位種《エルダーロード》の姿をしたそれを指した。]
(1048) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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あ、いいんだ。 意外に物分り良くてびっくりした。
それが神を殺すの覚悟って奴なのかな。 あれだけ普通だと言っていたのに。
[それは今、超上位種《エルダーロード》じゃないと思う、とは黙っておいてロビー>>1059が歩き出すのを眺める。 多分誰か伝えるだろう。 伝えられなくとも、別に構いはしない。]
(1073) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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カリスマニートのせしるんね。りょーかい。
……諦めなきゃ、生きてけないからね。 いっそ命(すべて)を奪えばいいのに。
[此方も星流>>1055の事情を詳しく知りはしないけれど。]
うん、仲良くなれそうな気がするよー。 よろしくー。
[深刻な雰囲気は一瞬。 いたって能天気に空いている片手でピースを返した。]
(1079) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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ネルは、ヤニクに「ボクは炭酸水がいいなー」と差し入れに近づた。
2011/06/05(Sun) 01時半頃
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運命《絶対》は変わらない。
[女神《フォルトゥーナ》>>1083を否定するように呟いて。]
そっかぁ。じゃあ仕方ないねえ。 今度隙を見てやっちゃってよ。
[ロビー>>1084に適当極まりない返答をして。 魂《魔力》溶かし込んだ炭酸水に口を付ける。]
(1089) 2011/06/05(Sun) 02時頃
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[ひらひらと此方をみる修道女へと手を振る。]
あー、これジュース混ぜたほうが美味しかったなあ。 回復の為でも折角の奢りなのにっ。
[奢りでなくても代金払う気は無いのだけど。]
等しく全ての運命が決まっているかなんて知らないけどね。 絶対の運命《ルール》は存在する。
それは栄光《グロリア》や運命《フォルトゥーナ》 そこの咎人のが詳しいんじゃないかな。
[アリス>>1092の呟きに、目覚めた槍真を横目に言い捨てる。]
(1103) 2011/06/05(Sun) 02時頃
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ロビーが居てくれれば安心だ。 頼りにしているよー。
……ついでだから殺し損ねの神の鋭槍《オスカー》もやってくれると嬉しいけれどね。 そいつは今、始末した方が絶対オトクだと思うよ。 まあ、運命じゃないんだね。
[魔法陣から出られず困っている様子の槍真へと傍らの銀の刃を投げつける。 害意はあるが殺意はない。 魔法陣に弾かれるか、そもそも届きもしないか。
確認する気もなく、暗黒の空を*見上げた。*]
(1110) 2011/06/05(Sun) 02時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 02時半頃
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―戦場跡 一時の休息―
ごめーん、手が滑ったー。
[案の定、銀の刃は槍真>>1115に届かない。 食事中にカップでも落としたかのような気軽い謝罪の裏に込められるのは、仄暗い憎悪。 向けられる怯えた表情。完全に"忘却"した者の表情。]
……都合よく忘れるんだ。 絶対《ルール》で多くを踏みつけにし続けて。 自らの"罪"とは向き合えないんだ。
[苛立たしく、空になったグラスを弾く。]
(1190) 2011/06/05(Sun) 19時頃
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[誰かが去っていったり、戻ってきたり。 会話しているのに耳を傾けて、差し入れの料理を適当に摘む。]
ご馳走様ー。 あー美味しかった。
あれ、さっきの天狼(わんこ)? なんだー、もふもふじゃなくなっちゃったんだー。 あっちの方、が………。
[槍真と同じ顔の獣の少女>>1159。]
………獣《ベースティア》………。
[揺らぐ思い出したくない事《ノイズ》だらけの記憶。 彼《オスカー》を思い出しても今だ多くが"忘却"の彼方に居る。 それが失われた伝承>>1140>>1141の一部であるとは思い出せない。]
(1191) 2011/06/05(Sun) 19時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 19時頃
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覚えてない。
[修道女>>1194の問いに答える。]
ボクちょっと記憶があやふやなんだ。 忘れるはず無い咎人(えいゆう)君の事も忘れて……。
[はた、と思い至る。 忘れるはずの無い相手を忘れていた。 少女《栄光》>>1182の様子も同じではなかったか。
まるで意図的に記憶の一部が削り取られているように。]
(1195) 2011/06/05(Sun) 19時半頃
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じゃあ、もふもふさせて。
[本気で掴む気は無いが、人型の天狼>>1196の尻尾に手を伸ばしてみる。] 天狼だから違うはずだよねえ。 君がそんな年のはず無いし。
なんでだろうなあ、顔を見たら思い出したんだけど。
[違うと否定され、こてりと首を傾げる。]
(1202) 2011/06/05(Sun) 19時半頃
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[離れた場所からの少女《過去》の視線。 無視も避けることもせず受け止めた。]
………栄光《グロリア》も?
栄光《グロリア》は神の鋭槍《オスカー》を忘れたの? ボクより彼(あいつ)の方が大事だったのに…!
[憎悪《オスカー》の記憶は戻った。 それでも、"何か"がまだ足りない。]
(1205) 2011/06/05(Sun) 19時半頃
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不自然なんてもんじゃないよっ。 "全員"の記憶が欠けているなんておかしい。
[修道女の呟きや戸惑う少女《過去》>>1207に確信する。]
栄光《グロリア》はオスカーの言う事聞き入れたじゃない。 ずっと、ずっと傍に居たじゃないかっ!
"あんな事"があるまでは……!
[混乱して立ち上がる。 その時、ふと鼻を突いた気配《匂い》は――。]
(1213) 2011/06/05(Sun) 20時頃
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海の"匂い"がする。
[暗黒の空を見上げる。 それは魔女が此方へ来るのを防いだ津波の気配。 星《世界》の終焉の始まりの気配。
それは、栄光《グロリア》の終わりをも意味する。]
栄光《グロリア》……。 やっぱり役割《ルール》なんて捨てて……。
[言葉が届くよりも前に、少女《過去》>>1212は駆け出していく。]
(1214) 2011/06/05(Sun) 20時頃
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栄光《ねえさま》……!
[後を追うのを躊躇し、震える。]
(1216) 2011/06/05(Sun) 20時頃
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…………っ。
[わなわなと身を震わせる。 修道女や槍真のように追うことが出来ない。。]
………仕方ないことじゃん。 栄光《ねえさま》が選んだ役割《ルール》だもん。 絶対の運命に立ち向かったって無駄なんだ。
其処には大いなる"嘆き"が待っているだけじゃないか。
[俯き、自分へと言い聞かせる。]
(1222) 2011/06/05(Sun) 20時半頃
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―――『ごめんなさい《ごめんなさい》』
[重なる過去と栄光>>1225に顔を上げる。 聞こえてしまったから、堪え切れずに駆け出す。
その距離は空間渡りの得意とする悪魔にとっては、たったの一歩。 隻眼の軍人に止められた少女《過去》の傍――他の後を追ったもの達からは一歩離れた所――に、波紋と共に出現する。]
栄光《ねえさま》世界支えて満足だろうけど。 嘆きを作り出すばかりの役割《ルール》がそんなに大事なの?
そんなもの、全部壊して………! [深い嘆きに彩られかけた言葉が終わるよりも前。 更に空間が罅割れる。>>1233]
(1235) 2011/06/05(Sun) 21時頃
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絶対《ルール》……っ。
[その単語に息を呑み、視線を落とす。]
……離してあげてよ。 好きなようにさせればいいじゃない。 それが望みなんだから。
助けるなんて絶対無理なんだから。
[創り出した銃を止めようとする者達へ向ける。 ほんの僅か、灰羽の黒が増した。]
(1248) 2011/06/05(Sun) 21時半頃
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じゃあ、死んで。
[ダンッ―――。 槍真>>1252の拒絶に迷わず引き金を引く。]
(1254) 2011/06/05(Sun) 22時頃
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やだよ。 ボクがアナタの願いを聞くわけ無いじゃん。
"嘆き"なんて理解しないで、さっさと自分だけ死ねばいい。
[制止する少女《過去》>>1258をじっと見据える。]
一方の絶対《ルール》を押し付けて。 もう一方の絶対《ルール》を拒絶する。
そんなの自分勝手だ。
[銃弾が左腕を撃ち抜いても、槍真は腕を放さない。 止めるものが居ないのならば、構わずさらに数度、引き金を引く。]
(1268) 2011/06/05(Sun) 22時頃
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やだなぁ、言って聞くならこんな事しないよー。
[守護の術を掛ける修道女へと笑う。]
それにさー。 警告はしたし。 腕に当てたけど威嚇射撃もした。 今だって即死はさせなかった。
ボクとしてはこんなに 生 ぬ る い 対応をしているのに。
[銃口は逸らさない。 しかし、少女《過去》が庇おうと槍真の前に出るのには、さらに続けて撃つことを躊躇をして。]
(1283) 2011/06/05(Sun) 22時半頃
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…………。 助けられもしないのに。 その方法も無いのに。 運命は絶対なのに。
この茶番に一体何の意味があるの?
[問い掛ける。 一番問いたい槍真にはもう聞こえないかもしれないが。]
(1290) 2011/06/05(Sun) 22時半頃
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[ぐらり 地面が揺れる。 最初はゆっくりと。徐々に揺れは左右に大きく。 足元に広がる波紋が揺れを吸収し、影響を受けずに居る。]
じゃあ、誰が助けるって言うんの。 助けられるものが此処に居るのっ?
[のその正体は知らず、慌てたように去るヤニク>>1294へと八つ当たり気味に叫ぶ。]
(1309) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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それが時間の無駄だって言っているんだよ。
[槍真から逸らす事の無かった銃口。 少女《過去》が槍真の手より逃れ飛び立てば、もう一人の邪魔者>>1300へと向ける。]
運命《フォルトゥーナ》も告げているじゃない。 栄光《グロリア》は終焉(おわ)りを迎えるしかないと。
絶対に覆らない運命に抗い、もがいた先。 纏め上げられる因果は絶望《嘆き》だけだ。
そう、今の全ては絶対《ルール》によって導かれた結果だ。
[それでも引かぬ相手ならば、銃弾を撃ち込もうとして微かな音《詠唱》を聞く。]
(1316) 2011/06/05(Sun) 23時頃
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栄光《グロリア》は、望んでくれない…!
望んでも助けられないのに。 助けてと言われて助けられないのに。
[機械音に似た詠唱>>1325の意味は解せ無い。 唇と噛むと、攻撃と迎撃両方の為にもう片手にも銃を創り出す。]
………っ!?
[両手の銃を闇に似た霧が絡めとられる。 それが両手をも捉える前に、武器を手放し1m程背後へと転移(と)ぶ。]
(1340) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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絶対《ルール》に抗ってボクは"嘆き"たくない。
[ぼろり、と一滴の涙《嘆き》が頬を伝う。
それは―――。 まるで槍真>>1324から堕気が溢れ出すのに反応させたように、灰羽の片方を黒く染める。]
(1346) 2011/06/06(Mon) 00時頃
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………。 そうだよ、 絶対に抗えないから見捨てる。 無駄な希望なんて持って絶望したくない。
―――『灰色は 嘆きの黒に 落ちる』
ボクは嘆き《絶望》に、堕ちたくない。 全部ボクの身勝手。
(1374) 2011/06/06(Mon) 00時半頃
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