60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[それが見えたのは自分だけか、それともジョージも見ただろうか…インディアンの血を引くといっていた娘が掘ったトライバルタトゥー。 部族に伝わる強い狼の護り神の印だといっていた。
それが…するりと肌の上をすべりジョージへと… いやその肌の上に散らばる茨へと飛び掛かっていった]
(15) 2011/08/10(Wed) 01時半頃
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よりにもよってイアンの前で告白するし…… しかも、そのタイミングで寝たよね〜、俺…
俺、寝てるんだよね〜……
[夢の中で夢だとわかる瞬間が、ある。 今がそれだ。]
うう……返事も聞けないし、意識失ったからこれから何があっても何もできないし、もう、最悪だ〜…… 何より、……恥ずかしいし〜。
[蹲って、ごんごんと地面を叩いている。]
(+11) 2011/08/10(Wed) 01時半頃
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―ジョージ?!
[とたん…ぐったりと小さな少年が崩れ落ちそうになり 慌てて腕をとり支えるが… 腕の中の少年のエメラルドの瞳は何を移しているのか…ぼんやりと…そしてゆっくりと閉じて。
いつのまにか―あたりから薔薇の花の香りが消えていく]
(16) 2011/08/10(Wed) 01時半頃
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ていうか。ていうか。
何かもう、全体的にダメダメな気が、する……
あ、うう。
うあぁぁぁああぁぁ〜!
[そして顔を押さえて地面を転がり、蔦が体に巻きついている。
せめて、願うのは。自分が眠っている間、彼らがどうなるのか、知らないでいられること。知ってしまえば、きっと嫉妬に狂う。]
(+12) 2011/08/10(Wed) 01時半頃
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ノックスは、びったんびったん。
2011/08/10(Wed) 01時半頃
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[全てを狂わした香りがこの部屋から薄まっていく 簡単に身支度を整えると気だるげに寝台に横たわっているサイモンにも白濁にまみれたフィリパにも声を掛けず。小さな体を抱き上げると ゆっくりと寝かせてやるために…医務室へと**]
(17) 2011/08/10(Wed) 01時半頃
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―中庭― [水しぶきが跳ねれば、 瑠璃色の筋持つ黒揚羽がひらりと水を求めて舞う。
いくつもの鮮やかな色で、 小さな花を咲かすのはハナスベリヒユ。 強い日差しの中、真夏の花はどこか儚げにも見える。
緑濃い夏の庭、8月は夢見ぬ月だと詩人は言う。 咲かず摘み取られたあの夏の蕾を思う。告げられた想いと告げられなかった想いと。
そして薔薇の木に近づけば、風に揺れる一輪の白]
――…見間違いじゃ、なかったの か。
[添え木を当てた枝の葉は、すでに青々と茂っていた。 薔薇の精宿る少年の身に訪れる変化は、薔薇の木にもまた何かを齎すだろうか、今は知る由もなく]
(18) 2011/08/10(Wed) 02時頃
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[蔦に雁字搦めに絡まって動けなくなり、地面をごろごろ転がりつつ。]
返事、か…… やっぱり、いきなり何言ってんだろう、としか 思ってないだろうな〜、あの反応……。
でも、せっかくやったんだし、聞いておけば…… ああでも、どうせ『そんなこと言われても…』って思ってるんだろうな… いや、むしろ『嫌いです』って言われたら…
あぁぁぁああ 気になる… 気になって夜も眠れ…いや寝てるけど…
ああもうああもう ああああああ!!!
[今度はごんごんと、地面に頭をぶつけている。]
(+13) 2011/08/10(Wed) 02時頃
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…痛くない、やっぱり夢か〜…
[苦痛というほど苦痛ではないが。
医務室では、眠りながら時々眉間に皺が寄っている少年の姿が見られるかもしれない。**]
(+14) 2011/08/10(Wed) 02時頃
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[それは本当に一瞬のこと。 もう一人の天敵は、背後でフィリパを犯すのに没頭していて、それを知っていたからきっと油断していたのだ。]
っ!!
[トライバルタトゥーが蠢いて、気づいたときにはもう遅い。その牙が深々と突き刺さり、薔薇の精は悲鳴を上げる。]
『ちょうだい』
[ジョージの魂の奥深く、薔薇の精は逃げ込み、傷を癒やそうと丸くなる。 妖精と共鳴しすぎた少年もまた、狼の牙で平等に刺し貫かれて。
幼い身体は力を失った。**]
(+15) 2011/08/10(Wed) 02時頃
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ヤニクは、薔薇の蔦の一部が何か絡まってる気がしたので、ほどいてやった。
2011/08/10(Wed) 02時頃
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[太陽の下、水場で頭から水を被って汗を流す。 このまま自分以外の皆が眠りに落ちてしまっても、 自分は変わらず花に水を遣り、 彼らの世話をしながら過ごしていける気がした。
それは冷たい水の中に沈んでいくのと同じような夢想。
点々と水滴の跡を残しながら、廊下を自室へと歩いていく。 目が眩むのは、夏の日差しの下から暗い室内へと足を踏み入れたせい。 自室の扉を開く――茉莉花の香はかき消されていて]
………イアン?
[うす暗い室内、白いカーテンが風をはらむ。 その下級生の名前を呼んだのは、きっと初めてだった**]
(19) 2011/08/10(Wed) 02時頃
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ヤニクは、それでも近づくことに、警戒心はない*
2011/08/10(Wed) 02時頃
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あ〜?
[いつのまにやら、絡みついた蔦が解けていた。首を傾げながらも、左腕の蔦はそのままに、夢の中をさ迷う。じっとしていると、また悶えたくなってくるので。
そうしているうちに、見つけたのは、黒い薔薇の咲く茨。>>+0]
ね〜? 誰か、いるの〜?
[問い掛けは、実に無遠慮。**]
(+16) 2011/08/10(Wed) 03時頃
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― ヤニクの部屋 ―
[窓の外、ヤニクが水遣りをしているのが見える。 夏の日差し、水飛沫。
時折、虹ができては、消える。
黒い蝶がひらひらと彼を追うように舞ったのをまた、鋭い目で見た。 水の与えられる花は、彼を見ているだけ。 それでいいと思う。
近づくのは、自分だけでいい。
前回この部屋に来たときに思い描いていた淡い水彩画のような憧憬は、 いつのまにか、欲を塗りたくった油絵になった。
ヤニクが薔薇の木に近寄る。 そこに白い何かが見えたけれど…。]
(20) 2011/08/10(Wed) 08時頃
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― ヤニクの部屋 ― >>19 [そして、中庭から消えるヤニクの姿。 その訪れに暗い眸はそちらを見て、 名前が呼ばれたことには、笑みを浮かべた。]
なんだ。名前、知ってたんですね。
[捻くれた言葉を返す。]
ねぇ、先輩は、どっちがいいです? ヤニク先輩って呼ばれるのと、ヤニクって呼ばれるの。 それともそんなこと、どうでもいい?
[口調はあくまで穏やか。 それからカメラを弄っていたけれど、ベッド脇にそれを置いて、すっと立ち上がる。]
ドア、閉めてくださいよ。
[入り口付近にヤニクがいたままなら、そちらに赴き、ドアを閉めて鍵をかけた。さも当然のように…。]
(21) 2011/08/10(Wed) 08時頃
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―自室―
……一応な、お前ピッパさんと同室だし。
[捻くれた返答と問いかけには眉を潜める、 その問いは自分の中では唐突で、ありえない]
どっち、ってお前…… 仮にも上級生を呼び捨てにする気なのか。 せめてさん付けくらいはしろよ。
[立ち上がって、こちらに赴く様子には足を止めた。 開けっ放しの扉、閉められればより薔薇の芳香がきつくなった気がした。額を押さえる、一瞬の眩暈の中、錠の落ちる音が聞こえて、
深い碧は怪訝にイアンを向いた。 濡れた滴が髪から肩に落ちる、やけに冷たい]
(22) 2011/08/10(Wed) 08時半頃
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>>22 上級生を呼び捨て? 違いますよ、親しみを込めてるんです。
だって、フィリパのことはフィリパって呼んでるし。
でも、それがご希望ならそうします。 ヤニクさん
[喋るたび、薔薇の匂い。 本人は気にはしていない。
あんなに気にしていたのに…。]
(23) 2011/08/10(Wed) 09時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 09時頃
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で、さっきのノックス先輩の告白。 ヤニクさんはどうするんですか?
[怪訝な顔にもなんでもないように…。 ヤニクに近寄って、その端正な顔を見下ろす。 水の色にも似ているコバルトブルー。
綺麗な色だけども…。
それが潤めば、またどんなに綺麗だろうと考える。 そして、どんな返事が返ろうと、その顎に手をかけて、顔を近づけた。**]
(24) 2011/08/10(Wed) 09時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 09時頃
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あの人、 意外と気にしない人なんだな。
[親しみ、という言葉は小さくひっかかる。 そこには境界線を越えようと意思が少しだけ感じられて]
……別に希望ってわけじゃない。 同じでいいんじゃないか、呼び方一つで何か変わるわけでもなし。
それよりお前……、
[薔薇の香が酷くて、今を見失う。 思わず、喋るな、と言いそうになった。 それでようやくその匂いが、イアンから発せられていることに気づき、あとずさる]
(25) 2011/08/10(Wed) 09時半頃
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どうするって、……俺は、 なんで俺なんか、……お前も。
[認められない傷は、膿んで、痛んで。 歪んだ博愛の元に、拒絶しないことでその罪を贖おうとする。 なのに、好意だけは受け止めることが出来なくて、首を振る]
大体、今はそんなこと言ってる場合じゃ……、
[見下ろされる瞳の色が何を考えているか、読めない。 逃げられぬほど近づかれるまで、気づかない。
ランディのように、あるいは昔の自分のように、 幼い好意が、どんな結果をもたらすか知っていたはずのに。
触れる手、影が覆う。薔薇の芳香。 またひどい眩暈がして瞬間、目を閉じた*]
(26) 2011/08/10(Wed) 09時半頃
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―薔薇の揺籠―
[取り囲む薔薇の蔦。 まるで意思を持つように。 更なる花を咲かせようと。 そのための精気を得る為か。 白い肢体に、魂に、絡みつく]
あ、はっ…… なん、だろ、すごく……ひゃうっ! ンッ……イイ……あは、あはは……あっ……
[魂の奥底まで薔薇の毒に浸され。 弄ばれるままに喘ぎ悶える。 その度に、取り囲む薔薇は一輪。また一輪。 純白の花を咲かせていく]
(+17) 2011/08/10(Wed) 10時半頃
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あーっ、あ、やぁ、そこっ…… んぁ……もっと、くりくりってしてぇ…… っは、あ、おか、しく、なるぅっ
[全てを暴き、奪われて。 もう何処を如何すれば精気を得れるのか。 理解しているというのだろうか。 薔薇の蔦は胸の頂をくるくるとなぞり、押し潰し。 硬く尖ったそこに絡まりぐいぐいと引っ張る。 外聞なく喘ぎ、半開きの口から零れる舌がぴくぴくと震える。 精を放ってなお責めは止むことは無く。 眠りの中、終わることの無い快楽に身を委ね*]
(+18) 2011/08/10(Wed) 10時半頃
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[閉じていた青磁を薄く開いて、恐る恐る声の方に向ける。]
……誰……?
[零す声は、声変わりの済んでいない、幼い声。 腕を解き、ゆっくり起きあがれば、茨は深く肌に刺さり、小さく、泣きそうな悲鳴を零す。
たすけてと、小さく呟いて。 傷だらけの細い腕を、声の方に*伸ばした*]
(+19) 2011/08/10(Wed) 11時頃
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俺?俺はノックスだよ〜。
[尋ねられた声に、自分の名前を答えた。]
ちっちゃい子。 動いたら、棘が刺さっちゃう?
痛いね、でも大丈夫だよ〜。 …救急箱ないかな?
[傷だらけの細い腕、それを軽く握る。 どこかで見たことのある子どもだな〜と思ったけれど、頼りなげな姿からは誰に似てるのか、連想できず。
ただ、怪我をしている小さい子は助けなきゃと思って。腕の傷を、労わるように撫でる**]
痛いの痛いの、とんでけ〜。
(+20) 2011/08/10(Wed) 11時半頃
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『許される筈なんてないのに』
『逃れられるわけないのに』
[響く黒薔薇の声は、ノックスにも届いただろうか。
逃すまいと、更にきつく絡まる茨。 掴まれた腕を振り払うように、もがく。]
っ、!……ごめん、なさ……い……!
[幼い姿はぶれて掻き消え、其処に居るのは少し、成長した姿。 妹を亡くした、其の日の姿。]
(+21) 2011/08/10(Wed) 12時頃
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……僕は、……
[振り払った手に手を伸ばし、壊れた瞳で笑いかける。]
誰でも、いい…… ……一緒に……、僕と、一緒に……
[誘うような笑みを浮かべて。 白薔薇の蔦の絡むその腕に、黒薔薇はその蔦を伸ばす。
指先がその腕に触れたか触れないか。 それすらわからないままに、がくりと力が抜ける。 更に、更に深い眠りへと。]
……ポーチュラカ……
[引き摺りこまれるように、目を閉じる。 黒い茨はノックスに届いてしまった*だろうか*]
(+22) 2011/08/10(Wed) 12時頃
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― 空き部屋へ ―
[内腿に白濁を滴らせながら、シャツを上に羽織っただけのはしたない姿で廊下を行く。歩く度に、こぽこぽと後孔から精が零れるけれど、それを気にした様子はない。 ふっと視線をあげれば、丁度、ヘクターがジョージを抱えて、1つの部屋から出てくるところに出くわした。 彼は気がつかないけれど、幽鬼のような少年は精の匂いを嗅ぎつけて、2人が去った部屋をノックもせずに覗く。]
――……ねぇ、もう、おしまいなの?
[ひょこっと顔をドアから覗かせて、表情だけはあどけなく、けれどそれでいて物欲しそうに尋ねるのは、日頃はできるだけ避けているサイモンに*]
(27) 2011/08/10(Wed) 12時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 12時半頃
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うぁっ!?
[茨がさらに子どもに絡みつき、その子が成長したのに目を瞬く。 でも夢だから、そういうものだろうと納得した。]
なんだ、この声……い、いじめんなよ! …わあわあわあ!
[しゅるりと黒い薔薇の蔦が自分の腕に絡み、焦っている]
くっ……いた、痛いな、
[黒薔薇の蔦の棘が刺さる。そして、壊れた瞳の笑顔は、とても痛々しくて。思わず、眠る少年に手を伸ばす。]
……はぁ、いたた……っ、
[黒薔薇に絡みつかれながら、少年を*抱きしめた*]
(+23) 2011/08/10(Wed) 12時半頃
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[ヘクターがジョージを抱えて部屋を出ていったことには気づいていたが、声を掛けるのも面倒だと言う様に声を掛ける事はなく。 ぐったりとシーツへ身を投げ出したフィリパの髪をぼんやりと指で梳いてた。
どうしてこんな事をしているのか、自身でも良く判らない。 いけにえの羊など、ただヤり捨ててしまえば良いのに。 自分の感情が判らぬまま、無防備な胸元へ寄せる唇。 ちゅうと強く吸い、残すのは、鬱血の赤い薔薇。何時か消えてしまう儚いその華の痣は、なぜか胸に感傷を呼び起こさせて]
――……くそっ。
[ぼさぼさの黒髪を指で掻きむしり、悪態を一つ吐いた]
(28) 2011/08/10(Wed) 13時頃
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[がちゃり、と。 開く扉に顔を上げる。
そこから現れた少年の、羽織ったシャツから覗く白い肌や、白濁を滴らせる脚にごくりと喉を鳴らし。
口端が、皮肉気に、笑う]
ほしけりゃ、お願いしな。 その様じゃ出来るだろ? その可愛い口で大きくさせるんだな。
[男が欲しければ口で奉仕をしろと、 だらりと力の抜けた自身を見せた]
(29) 2011/08/10(Wed) 13時頃
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[呪いは少年の手を離れ、妖精もまた、枯れるを厭う本能のまま精を求める。
暴走し始めた呪いは、その虜たちに委ねられた。]
(+24) 2011/08/10(Wed) 13時頃
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[枯れぬよう。 花を咲かすよう。 求める薔薇に、囚われて]
……あ、は。 欲しい、の……? ……いい、よ。私が、手伝ってあげる。 協力、してあげる…… ほら……おいで?
[高い声。甘い声。誘う声。 両手を伸ばし、微笑む]
[嗚呼、協力なんて名ばかり。 本当はただ。 自分が溺れたいだけなのに]
(+25) 2011/08/10(Wed) 13時半頃
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