30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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トニーは、ロビンが水面下から忍び寄ってきていることに気づかず、四方を見回した。
2010/09/04(Sat) 21時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 21時半頃
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――プール―― [一瞬の油断が命取り。右足が掴まれたのと少年が感じた直後、身体のバランスが大きく崩された]
わぁっ!
[持ち上げられた右足に釣られて、左足が滑った。 背中から水中に沈み込む。予想外の攻撃に水を呑み込みつつ、水面下からロビンの所在をうかがう。どうやら、距離を取ろうとしているらしかった]
(194) 2010/09/04(Sat) 22時頃
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(……あっちか……逃がすもんか!)
[すらりとした両脚は水を隔てても色白く目に映る。 細い腰と太腿のどちらを狙うべきか。 水着ではなく日常の下着なら、脱がせるのも容易い筈。 どこか非日常的な光景に、それならば、と水底を蹴った]
(195) 2010/09/04(Sat) 22時頃
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トニーは、ロビンの太腿を抱え込んで水面下から伸び上がり、諸共に倒れこんだ。
2010/09/04(Sat) 22時頃
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[ばっしゃーん。 この日幾度目かの水飛沫が水面に飛び散る。 けれど違ったのは、その後――]
――捕まえた。
[少年がロビンの胴体を、両腕で背後から捕らえていたことだった]
(196) 2010/09/04(Sat) 22時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 22時頃
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――プール―― [捕まえたはいいけれど、さてどうしよう、と一瞬考える。 ロビンは少年の腕を振りほどこうともがいていた。 その裸の背にぎゅっと胸を押し付けて、とりあえず、]
折角捕まえたんだから、暴れちゃだめだ、って。
[腋の下や脇腹をくすぐっておいた。]
(202) 2010/09/04(Sat) 22時半頃
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トニーは、ロビンの素肌をまさぐっている。
2010/09/04(Sat) 22時半頃
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――プール―― [滑らかな肌の手触りはひんやりした水温と温かい体熱との対照も相まって、ひどく心地良かった。とはいえ、擽られるのは自分自身苦手で、指先の動きは収める]
止めてもいいけどー、逃げたりしちゃだめだよ?
[腕の拘束はそのまま、無邪気な声で囁いた]
(208) 2010/09/04(Sat) 23時頃
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トニーは、ロビンの身体を、手先よりも腕全体で、ぎゅっと抱き締める。
2010/09/04(Sat) 23時頃
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――プール―― [少し考えて、腕の位置を上下にずらした。 ロビンの背後で、少年はにやりと笑う]
……そうだ。 逃げたら、これ、脱げちゃうからね。いい、わかった?
[笑いながら、少年の右手はロビンの肌と下着の間に入り込む。 左腕で胸のあたりを捕らえたまま、いつでもそう出来ると予告するように、腰の高さから骨盤の横までずり下げてみせた]
やだったら、大人しくしてた方が、いいと思うなー。
(210) 2010/09/04(Sat) 23時頃
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――プール――(>>212) [鋭い罵声にもクスクスと笑う。ロビンが振り向いたなら、そこには幼いがゆえの残酷さを帯びた少年の瞳があるだろう]
逃げたり、暴れたりもしちゃ、だめだったら。
[言って、白い歯を剥き出しにしてロビンの肩にカプリと噛み付いた]
(215) 2010/09/04(Sat) 23時半頃
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――プール――(>>217) [耳に届いた音は、悲鳴とも苦悶とも異なる色彩を帯びていた。 下肢に熱が集まっていくのが何故か、理由はまだ少年の無意識でしか自覚できない。稚い牙を離し、ロビンの耳元に告げる]
……ね。 ……ロビンのこと、『好き』になっていい?
[腕の中にある身体へきゅっと爪を立てて、紅い唇を見つめた]
(219) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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[明確な答えを返さない様子に、瞳を細めて苛立ちを込める]
本気じゃないって、思ってるんだ。 ロビンの莫迦。 こんなの言える相手、他にはいないのに。
[左腕を離してロビンの背へ回す。 人差し指と中指と薬指、三本の爪を立てて、斜めに引っかいた]
……答えてよ。 『好き』に、なって、いい?
(225) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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――プール――>>226>>227 ――離さない。
[反射的にそう答え、けれど振り解こうとするロビンの身体からは腕を離す。代わりに、水面上に出た手首を右手でぱしっと掴み取る]
――ほら、また捕まえた。 だめだよ、逃がさない。答えを聞くまではね。
[強情さよりも冷酷さを瞳に宿してロビンを見つめる。 もっとも、拒絶されたとしても既に少年の中では結論が出ていた。 かれに答えを強いていたのはもっと他の、未だ名づけられない衝動。少しずつ少しずつ、少年の中で居場所を増していく]
(231) 2010/09/05(Sun) 00時半頃
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トニーは、唇を微かに歪め、昏さを宿して嗤う。
2010/09/05(Sun) 00時半頃
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――プール――>>233 [引き戻す手にも抗わず、ロビンとの接触は絶える]
いいとも。好きにさせて貰う。 ――僕は君を、『好き』になる。
そして、後悔すればいい。 勝手にしろなんて、無茶言ってしまったこと。
(236) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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[以前なら、睨んでくる眼光の強さに間違いなく竦んでいただろう。けれど今は奇妙な昂ぶりがその圧力を跳ね除けていた。 にこりと笑って、普段の表情へと戻る]
まー、でも、今の格好、気をつけた方が、いいよ?
[言い残して、ざぶり。水面下に潜り込んだ]
(238) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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トニーは、ロビンの下着をずり下ろそうと手を伸ばす。間に合わなければ――
2010/09/05(Sun) 01時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 01時頃
トニーは、ロビンの下着を、容赦ない勢いで脱がせた。
2010/09/05(Sun) 01時頃
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[水面上に顔を出して、笑う。息継ぎをして、ロビンを見つめた]
後悔、した? それとも、まだしてない? そうでなきゃ――まだ、後悔し足りない?
[指先を弾く形にして、再び潜水。 爪弾く先は言うまでも無く、一番敏感な――]
(246) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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トニーは、ロビンの先端をぴんと弾くも、水の抵抗でさしたる手応えは無く感じた。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
トニーは、/*あ。↑actは取り消しでお願います。すみません*/
2010/09/05(Sun) 01時半頃
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>>245>>246 [一番敏感な――処を狙おうとしたものの、両手両腕で庇われては手の出しようもない。 水の中、間近にロビンの怒り顔を見て、ぶは、と息を吐き出してしまう。 慌てて、呼吸のために顔を出した]
(249) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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トニーは、ロビンの下着を奪うことまでは、さすがにしないでおこうと考えた。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
トニーは、いや、ここまできたらしちゃおうかな……と迷っている。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
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――プール――(>>250) ぷっ……くくくくくっ。あはははは。
[普段のロビンからはまるで想像もできなかった単純な罵詈雑言に、腹を抱えて笑ってしまう。ひとしきり笑ったあと、]
あー、楽しかった。うん。やっぱり、間違いない。 ロビン。僕、君のこと、『好き』だよ。
[そう告げて、にこやかに微笑んだ]
(254) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
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――プール―― >>257 [ロビンの濡れた背中がつやつやと光を反射させて、壁際の手すりを上っていく。ただ眺めていただけの筈だった少年だが、何か強く惹きつけられるものを感じてじっと見つめた]
……あ、背中。爪の痕。
[薄薔薇色の長い三本の傷。自分が付けた刻印。ごくりと唾を呑んで、無意識に左手を開閉させた。感触を思い出そうとするように]
……なんか、変、だ……僕。
(320) 2010/09/05(Sun) 13時頃
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[下半身がこわばったような、けれどひどく熱っぽい感覚。ロビンはプールサイドへと上がっていく。下着に覆われた尻の輪郭が目に映る。逸らそうと思いながら、少年の視線は釘付けになる]
……叩いてやったら。どんな声、出すんだろ。
[少年に及んだ変化はもはや明らかで、濡れた半ズボンの生地を苦しいほどに押し上げていた。プールの中、熱い吐息を一人吐く]
……だめだ。頭、冷やさなきゃ。上がれない。
(321) 2010/09/05(Sun) 13時頃
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トニーは、それから一人で軽く泳ぎ、プールサイドに上がった。
2010/09/05(Sun) 13時頃
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――プール―― >>283 [無為に陽差しを浴びているロビンの隣で、ごろりと大の字になる。 硬い昂奮はもう解けていたけれど、水滴をところどころに輝かせたロビンの裸身は今までとは全く違ったもののように見え、]
きれい……、んんっ、な、青空、だね。
[思わず出た言葉をなぜか、空を見上げて有耶無耶にした。 ロビンの方に視線を投げてはまた戻す。 そんな事を何度か繰り返していた]
(325) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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[誤魔化そうとしたのはどうしてだったろう。 爪痕を見て疼いたのはどうしてだったろう。 『好き』になることと、痕を刻むこと。それらの情動がどう関連するものなのか、さすがに対象となった当人に聞くのまでは躊躇した。 代わりに口から出たのは、いつだったか、聞いた言葉]
――生まれようと欲するものは、 一つの世界を破壊しなければならない
[破壊するべき世界とは、どれなのだろう? 見当の付かない疑問を抱きつつ、少年はやがて束の間の眠りに落ちた]
(326) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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――プール――(>>284) [何か、足先で突付かれたような感触で少年は目を覚ます]
ん……むにゃ? あー……もう、乾いた?
[頷くロビンの無表情にへらっと笑い、微妙に落ち込んだ顔になる]
って、しまった。上がった時にズボン脱いでおくんだった。 ぱんつ乾いてない……。
(331) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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――プールからの移動中――(>>274>>278) [ふん、と冷笑して揶揄するロビンの言葉に頬を膨らませた]
違うよ! おねしょなんかもうとっくに卒業したよっっ! ロビンこそ、身に覚えでもあるんじゃないのー!?
[などと騒ぎながら寮の方へ戻っていく。途中で出会ったラルフとディーンの雰囲気には、裏を詮索するほどの考えもなく、]
……元気なのは『好き』だからね! ……ん? ラルフも、元気になった?
[ごく軽い挨拶だけで二人と―その後でロビンとも―別れていった]
(332) 2010/09/05(Sun) 13時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 14時頃
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――自室―― [カーテンが引かれた室内は薄暗い。 生乾きの半ズボンと濡れたままの下着を脱いで洗濯物籠に投げ、クローゼットから替えの衣服を探し出した。着替えようとして、少年はふと目を壁際に留める]
……子供? ……おとな?
[姿見に映るのはまだ小柄な、肉付きの薄く細い肢体。走り回ってばかりの日常の成果かよく陽に焼けて、まとまった筋肉も少しずつ形成されてはいたが――]
(360) 2010/09/05(Sun) 15時半頃
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……やっぱり、子供だよな。
[自分自身でそう感じるのは、どう足掻こうとも最年少の級(クラス)だという厳然たる事実のせい。疲れを感じたように、ぽすんと裸の尻をベッドに下ろした]
そういや。 ユーリィ、どこにいるんだろ。誰か、見つけたかな……。
[見つけたどころの話ではなくなっている、などとは、彼の想像力のはるか埒外にある現実だった。そして、ユーリィがいま何を望んでいるのかも、また]
(361) 2010/09/05(Sun) 15時半頃
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トニーは、サイラス、か。と呟いた。
2010/09/05(Sun) 15時半頃
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――昼/寮・サイラスの部屋へ―― [しばらくの逡巡の後、制服を着直して自室を出た。廊下を歩く先はサイラスの居室へと。皆校舎側に居るのか屋外に出ているのか、誰とも出会わずに辿り着く]
……サイラス。居る?
[室内に呼びかけても返事は無く、主の在不在は分からない。 扉に耳を宛ててみてもさしたる物音も聞こえず、代わりに――]
あれ。この匂いって――
[――栗の花の薫りがひとすじ、流れていった]
(366) 2010/09/05(Sun) 16時頃
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トニーは、苦い表情になりつつ、サイラスの部屋の前を立ち去った。
2010/09/05(Sun) 16時頃
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――夕刻/寮内―― [一渡り寮内を歩き回ってみても、ユーリィは見つからなかった。 窓から差し込む陽光は傾いて、廊下に朱色の枠を四角く描く。 他には誰の姿も見えなかった。立ち込めた熱気と夕暮れの色が相まって、胸苦しいほどの感傷を呼び起こす]
ひとり、か……。 ロビンは? ユーリィは? 高等部の人たちは?
[呟いて、各自の居室がある区画へと視線を投げる。 戻ろうという気にはなれなかった。 誰かと出くわせばその分、却って自分の幼さを思い知らされそうに感じた]
(379) 2010/09/05(Sun) 17時半頃
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トニーは、寮の玄関を出て、石段の端で膝を抱えた。
2010/09/05(Sun) 17時半頃
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――夕刻/寮の玄関―― [赤々とした太陽が、次第に地平線へと近づいていく。一年前――この学園に入学するまでに住んでいた所で日の沈む先といえば、ごつごつと連なる山並みの向こうへ、だった]
――ここだと、森の向こう、なんだね。
[望む先に見えるのは白樺や樫、ブナの樹が生い茂る森。 同じような植生の林がこの学園の裏手にもあり、透明な水を湛えた湖がそれを縁取っていた。 少年にはまだ経験が無かったものの、湖での自然観察や遠泳といった形で、カリキュラムにもその存在は組み込まれている]
――そろそろ、戻ろうかな。
[鐘の音が響いた。 見上げれば鐘楼が夕陽を照り返し、一日の終わりを告げていた。 空は西から東に、茜色から淡い菫色へのグラデーションを纏う]
(381) 2010/09/05(Sun) 17時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 18時頃
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――食堂―― [憔悴した表情の少年が、静かに食堂の中へ入ってくる]
サイラスは? 居る? ユーリィは――居ないな。
[低い声で、誰にとも無く問いかけ、辺りを見回した]
(394) 2010/09/05(Sun) 20時半頃
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――食堂―― 居るのは――ロビンにセシル、フィリップ。
[見れば判る事を態々口に出す。少年の瞳にいつもの活力は無い]
ディーンとベネットは、さっき後ろ姿だけ、見た。 じゃあ、他のとこに居るのは、ドナルドとラルフ、ルーカス、か。
[突っ立ったまま独り言ちる。 トレイにはバゲットとチーズ、スープだけを取って、席に着いた]
(396) 2010/09/05(Sun) 20時半頃
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トニーは、フィリップとセシルの様子をちらりと一瞥し、関心無さげに食事を始めた。
2010/09/05(Sun) 20時半頃
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ロビン。 ユーリィは? 見つかった?
[席を立つ音に、そちらの方を見もせず、声だけで問いかける]
(397) 2010/09/05(Sun) 20時半頃
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――食堂―― [食事の手は止めぬまま、ロビンの言葉に小さく頷いた]
そうか。 じゃ、その後だったんだな。ユーリィが部屋に戻ってきたのは。 ふぅん。どういう流れか多少、見当ついた。ありがと。
[ぶっきらぼうな口調で答え、その後ろ姿に一度、視線を投げた]
(402) 2010/09/05(Sun) 21時頃
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