25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 自室 ― [敷布を指が白くなるまで握り締めて。 何事かを呟き続ける。 耳を掻き毟る時覆いがずれて、覗く左の赤い赤い瞳]
…………っ ……心なぞなければ…
[最初から、壊れるぐらいなら、なければ] [けれど、痛い、苦しい…だからまだある] [荒い息を一つ吐いて、寝台に身体を沈める 瞳の奥、軽い音、丁度本郷の扇の音のようながするのを 青年はただ、ただ、なすすべもなく聞いていた。]
(205) 2010/08/07(Sat) 17時半頃
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記者 イアンは、その身体が寝台で大きく震えた
2010/08/07(Sat) 17時半頃
記者 イアンは、ピクリ、と身体が震えた
2010/08/07(Sat) 18時半頃
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― 自室 ― [敷布を被り、ただ震えていた身体の震えがとまる 最初は呆然としたように。 ただ、続いてこみ上げるのは花らしい笑み。]
はい、チャールズ……仰せのままに
[そう、一人呟くと、袖が破れた着物では あの人に失礼だと 目を覆う布を包帯にかえてから 着替えを取り出して着替え始めた]
(210) 2010/08/07(Sat) 18時半頃
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― 自室 ―
……はい?本郷殿? 開いております。
[慌てて帯を締めて とりあえず新しい白い着物で着流し姿になりつつ ドアに向かって声をかけた。]
(211) 2010/08/07(Sat) 18時半頃
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― 自室 ― [部屋に本郷を迎えれば相変わらず蓮の花の香り。 花の部屋は簡素で、一つの寝台、寝台脇のテーブル 椅子一つ、湯沸しと茶道具くらいなもの
一つしかない椅子を本郷に勧めて]
…ことの次第、ですか。かまいませんよ 何処から話しましょうか… 本日3名の死亡…は御存知ですよね?
[自分は寝台に座るのも失礼かと思い 寝台脇のテーブルの傍にたたずんだ]
……ああ、言われてみれば。 普段は袴を穿くので気にしておりませんでした。
[着替え中だったものでと、からからと笑って]
(216) 2010/08/07(Sat) 19時頃
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― 自室 ― [軽く寝台脇のテーブルに体重を預け 両の手を袖につ込む…花主相手に 大概な礼儀だが、本郷相手なので構わないと思った]
ええ、その三人で間違い有りません…… ……ロビンが獣だったと言うことは……?
[溜息が耳に入る…思うところもあるだろうと 追求はせず…ただ、続いた言葉には このような事態と話題に不謹慎だが…笑んだ]
ああ……舞を所望されまして。 時間の取り決めをしてはいませんので まぁ、焦らなくともとは、ですが
(220) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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[獣のであることが伝わっていないと知ると あちゃー、と頭をかいて]
……伝わっておりませんでしたか。 では、応接室で法泉殿とロビン、 ……共に死なれていた、と言う話は
[孤独、云々は言及はしなかった。 青年にとって、獣は獣。憎むべき相手。]
……我が主のことを暢気などと言わないでください… や、そりゃ、私が言うのもなんですが、 ゆっくりした所があるお方ですが きっと、気晴らしか慰みにでもと… 言うことなのだと思います
[ただ、話がそちらに行けば 軽く膨れる様子で反論し]
(224) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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……屋敷のものに花と花主 全員に伝えるようにとは指示したのですが ……申し訳ない…
[ただ、共通情報は今の件ですべてか? 確認するように頭をかいた手を口元に当てれば… 椅子の音がした。目 を覆う青年に避けることは出来ずされるがまま]
……そんなわけはございません!! 確かにチャールズは獣に殺されました、が! チャールズの声が聞こえたんです! 錯覚なぞ……!! [何故本郷がここまで声を荒げるのか? 死んだと口にしながらも、 そこを気にするでもなく 青年は抗弁する]
(228) 2010/08/07(Sat) 19時半頃
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[近いところから声が聞こえるのに 微か、ノイズがかかって聞き取れないところがある 誰がセンターの人間だと?けれど、いまはそれより]
わかりません!!けれど、聞こえたのだ! 聞こえたのだ、聞こえたのだ!! チャールズにはチャールズの考えがあるんだ! 俺を含めた凡百にはわからぬような!!
[本郷が主を悪く言うのに、青年は口調も崩れ 強く言い返して。ただ、首に絡む指に 慌てる。こんなことで死ぬわけにはいかない、 舞わなくちゃいけないのに]
……っ!!このっ!!はなっ……!!
[着替えで置いた太刀は寝台 本郷の腕を止めるべく右手は渾身の力で 押しやろうとしながら身体をずらして 寝台にも連れ込み太刀を手に取ろうと]
(231) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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[首元にかかる指の感触が消えれば 何かがぶつかる音。どうやら本郷を突き飛ばせたようで 青年は寝台に転がりながら手探りで太刀を掴み
寝台の上で膝をつき左に太刀持ち右で柄に触れ構える]
………包帯……?
[問う意味もわからず、白布越し 赤い目は声のほうを睨む]
(236) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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[苦しげな息が聞こえる。 やりすぎたかと、ばつの悪い表情を浮かべたものの けれど殺されかけたこともあり警戒を緩められず 左手が太刀を持ち直すと鍔が鳴った]
………傷?
[言われて右手を包帯に一部覆われる耳に伸ばして ……確かに何箇所が裂傷が指に触れ、傷む]
――……わからん……
[気持ちが不安になる。手に持つ太刀を胸元に引き寄せ ……これは、誰から借り受けたのだろう? 祖先がいた亡国では幸運を意味し あの人の国では忌まわしい意味を持つ蛇が絡む鞘]
(241) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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……はい。
[扇が置かれる音がする。 青年は己が今太刀を抱えているのもあり頷いてから 寝台の淵に座りなおす。]
………記憶に、ない……
[傷の様子を言われれば、先ほど触れた感触から そのような傷だろうと思いつつ 傷をおった経緯がわからず零して]
…………主が居るところに花はある… あの人が、いるなら例え生き穢くても、生きる…
……すまん
[零れ耳に届く嘆息に、 居た堪れなくて一つ謝罪を落とした]
(244) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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[目覆う青年には何故衣擦れの音が?と思っても それが上着の置かれる音とはわからない]
……ないものは、ない、のだからしょうがあるまい
[耳に触れられるくすぐったさに、微か肩を震わせ ただ、問われたことには、返答に窮しつつ零す
薬箱は獣を狩る最中怪我することも考え 簡単な者が荷物の中にあると答えた]
……あの人が、ある、とわかった以上は
……花主、廃業………? 本郷?
[己の血の臭いがそのような効果を 本郷に与えるとは知らぬまま、 様子のおかしい本郷の言葉に、 声のするほうに首をかしげた]
(251) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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[大人しく治療を受け、また新たな包帯が増える。 傷口に消毒液がしみた。]
……花は一人の主の元でしか咲かない
[それは例えほつれた心が惑わす幻聴でも。 青年があると思えばあるから。
優しく撫ぜる手に包帯の奥、紅を細めて]
そこまで、欲してくれたのは、嬉しかったよ ……今から、舞うところだった 結局本郷にはきちんと舞い姿を見せていなかった ………礼も兼ねて、最後に見ていってはくれぬか?
[離れる感触に青年も寝台から立ち上がって 靴の音にそう声をかけた]
(255) 2010/08/07(Sat) 21時半頃
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……そうか………そうだな。 引き止めて、悪かった。 ……ありがとう………さようなら。
[本郷の言葉に、なればと。 既に心は彼岸にある者の笑顔で見送って
告げられた言葉の真意はわからなかった。 ただ、いつか触れるといったことを 守れなかったな…と、ぼんやり思う…が 主ある花としておいそれとは人に手を伸ばさない] [静かに閉じる戸の音を青年はただ静かに聴いた]
(261) 2010/08/07(Sat) 22時頃
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― →大広間 ― [暫くし白の着物に紺の袴、黒塗りの鞘 首と目と耳、3箇所の包帯の姿で 自分の部屋を後にする
もう、白布の裏にチャールズの幻影は描かない。 彼にとってチャールズは存在するものであり 描く幻影などではなく、それが現実だから。]
……久方ぶりに御見せする舞は 何に致しましょうか?
[既に此岸にない心はチャールズに笑いかけて それは、それは幸せそうに笑って。 大広間へと舞うために向かった]
(263) 2010/08/07(Sat) 22時頃
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― 大広間 ― [大広間には人の姿はあったか、なかったか けれど、青年は気にする風でもなく 舞台に上がりチャールズに笑いかける]
……もう、逢えない、と思っておりました。 貴方の声が聞こえた時、どれほど嬉しかったか…… ……もう少し、早くお声をかけて下さればよかったのに なんて。 もう一度、こうしてお会いできただけで、充分です。
[ふわりと、彼岸に笑いかければ舞台に進み出る。 そうして、舞い始めるは抜頭 猛獣に殺された父の敵を打った喜びの踊りとして 青年は此岸に心がないものの 浮世離れした空気を纏い*舞い続けた*]
(269) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 22時半頃
記者 イアンは、本屋 ベネットが彼が此岸であった最後の人か。
2010/08/07(Sat) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 00時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 00時頃
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― 大広間 ― [一刺し舞終えれば、大広間舞台袖に腰掛ける。 それは、それは嬉しそうに、 中空に笑いかける姿が屋敷のものに どう映ったかはわからない。]
……この人、ですかね、チャールズ 俺、この人よく知らない、し
[朗らかに笑いながらしたためる]
もっと、もっと、沢山獣を殺めたますね。 俺、頑張ります。ほら、太刀もありますし
(306) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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それとね、誰に聞いたんだったかなー ひどいんですよ、センターでは 獣を隠し飼いしてるんだって! ロミオも、ザックも、ギリアンも獣なんだって!
……チャールズを殺したのに、 獣がのうのうと生きてるだなんて…… この件が終わったら、俺が、ちゃんと殺すんです。
[にこにこと、笑ってそう、報告して。 したためた名前もセンターから派遣された 相棒の名前だったなんて]
(308) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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記者 イアンは、懐刀 朧は霞の血縁なんですよ、とチャールズに一人々説明している。
2010/08/08(Sun) 01時頃
記者 イアンは、懐刀 朧に話の続きを促した。
2010/08/08(Sun) 01時頃
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霞は俺が昔から話してる旧友です とっても琵琶がうまいんです。 それで、迦陵は霞の花で…とっても仲がいいんですよ 華月は高嶺の花なんです 死んじゃったけど鵠も。 おめでとう、ぐらい、言いたかったなー 華月に二人分言えばいいでしょうか?
[丁寧に、指折り説明をして]
(315) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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本郷は凄く、俺を欲してくれました。 蓮の花のいい香りがするんです あ、でも大丈夫ですよ、俺はチャールズの花!
邦夜は人と獣を生きてるうちに判断できるんです! 凄いですよね! 夜光は……これから伸びる笛を吹くから 先が楽しみな花です …俺、この仕事で怯えられちゃってますけど
芸といえば月瀬の芸は絵を描くことなんです 珍しいですよね、凄いなー でも、獣のお手つきだから 人でも殺したほうがいいかもしれないですね
(317) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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記者 イアンは、これで、生きてる人は全部、かな。といって笑う
2010/08/08(Sun) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 01時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 02時頃
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― 大広間 ― [中空から声が聞こえた声は返事なく 青年は不思議そうに空を白布越しに見る。]
……?
[そこには散る花として咲き誇った面影はなく。 心を彼岸に置いた花は、 既に萎れた花か、狂い散る花か]
(361) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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― 大広間 ― [大広間で高嶺が己が花を散らしたと 夜光の死体が見つかったと報告を受けても 青年の笑みに陰りはない。 「そう」と、呟いた後は 全体への連絡と処理を命じて
ただ、邦夜が倒れたと言う話を聴けば… ああ、彼は獣を見つけたのだと ……果たして、それは誰なのだろう?と そう考えて……嬉しそうに嗤った]
(381) 2010/08/08(Sun) 03時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 03時頃
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