人狼議事


307 【突発R18】夏の終わり・宵越の一夜

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【人】 逃亡者 メルヤ

―数日後― >>68

[瑠璃に、良いこと、と言われて。
素直にこくりと頷いた。]

瑠璃ねぇに、私から伝えたかったの。

[お世話になってきたお姉さんだから。
そして、彼の、優の大切な幼馴染なのだと思っているから。

ほんの少し言葉に迷ってから。]


私、優さんと、家族になれることになりました。

……えっと、結婚、……します。

[実は結婚の2文字が気恥ずかしくて。
耳まで真っ赤になっていく。
結局、なんとなく締まらない報告となったのだった。*]

(69) saiki 2020/09/21(Mon) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しの深夜― >>70>>71

[早希が、良かったじゃん、と言ってくれるから。
じんわりと嬉しそうに表情を緩める。

早希の語る都会の生活は大変そうだったし、そこに至るまでの村の生活でも色々あったのだろうと察せられた。
謝罪の言葉には、そっと首を振る。
それでも彼女はここに来て、共にキャンプの時間を過ごし、今もこうして隣り合って話してくれている。
それが嬉しいなと思う。]

そっかぁ、早希ちゃんも一緒なんだね。

[変わった、という彼女の顔は明るいものか。
そっと見上げて微笑む。]

早希ちゃんも、よかった。

[心の中があたたかかった。
ガキ大将な彼女も好きだったが――時々ついていけなかったり泣きべそかかされたりもしたけれど――、今の彼女も好きだなと思う。
誰かを想っているみたいな、表情。]

(74) saiki 2020/09/22(Tue) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


あ、流星?
うん、また話そうね!

[何か思い出したかのような早希に笑って手を振る。
宵越しを過ごした相手と約束をしたのかな。
というか、相手って、限られて――。]

っ、え? な、それ、

[優兄の感想、とは。

ある意味当然なのに、思いっきり色々バレていることを今更認識し、一気に真っ赤になると。
冷たい飲み物を一気飲みし、早希を見送ったのだった。

最後に爆弾、さすが早希ちゃん。
ふと昔の彼女の姿が脳裏を過った。**]

(75) saiki 2020/09/22(Tue) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―数日後:瑠璃の家― >>72>>73

[祝福の声に、嬉しそうに。
そして少しだけホッとしたように表情を緩める。

瑠璃が祝ってくれないのではと思っていたわけではないが、ほんのり、緊張がなかったわけじゃなかった。

彼女にとって優は大切な幼馴染なのだろうし。
長い付き合いの中で色々あるのだろうし。

でも、姉のように慕ってきた彼女は、
自分を祝う言葉をくれた――心がぎゅっとする。]


あっ、結婚式!

[そういえば引っ越しなどで精一杯で、式を挙げることについてあまり考えが及んでいなかった。
自分は彼と共にいられることが第一だったのだ。]

(76) saiki 2020/09/22(Tue) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[呼んでね、という言葉に勿論と肯く。
真っ先に招待状を送ろうと決定したのだった。]


瑠璃ねぇ、ありがとう。

[勉強を教えてもらっていたあの頃から数年が経ち、お互いに様々な変化があったのだろう。
けれど、同じように素直に礼の言葉を伝えた。**]

(77) saiki 2020/09/22(Tue) 14時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[高鳴る鼓動をどうにか押さえつけて。
ドレス姿に、慣れないヒールの靴で彼の元へと進む。
気を抜くと転んでしまいそうで。
でも手を取られたら、それだけで不安定な気持ちは掻き消えて、ただただあたたかな想いだけに満たされる。

名前を呼ばれて、優を見上げる。
ベール越しの黒い瞳。
それが自分を見つめてくれるのが、何よりも好き。

タキシードもとても似合っていて素敵だけれど。
結局のところ、優ならばなんでもいいのだと思う。]


うん、――誓います。

[ふわりと笑った。

一歩を踏み出す、優と一緒に。**]

(80) saiki 2020/09/23(Wed) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

―宵越しから、数年後―

[春の日の朝。海の見渡せる高台。
両親のお墓から少しだけ離れた大きな木の根本。

定期的に訪れては、朝のひとときを此処で過ごす。
それは優と結婚してからも変わらない。
今朝もまた、幹に寄りかかりながら座って、書き終えたばかりの便箋を読み直していた。]

早希ちゃん、どうしてるかな。
瑠璃ねぇと会ったりしてるんだっけ……。

[手紙は瑠璃と早希に宛てた2通。
宵越しから時折、季節が変わったり行事が終わると、なんて事ない内容のものを送ったりするようになった。

早希宛のものには、渡に頼んで一言添えて貰った。
さてどんなことを書いてくれたのか。
微笑みながら確認して、よし、と鞄に仕舞い込む。

そろそろ時間だ。]

(85) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[立ち上がれば、潮風にスカートが舞い上がる。
今日が最後の制服だった。

すでに結婚している自分だが、卒業のこの日は何か、節目のようにも感じられていた。]


よかった、少し風はあるけどいい天気で。

[崖のギリギリに立ち、春の風に目を細める。

空と海の色。その間。
もう何度も何度も探してきたものだから、目的の存在はすぐに目に飛び込んでくる。

じんわりと笑顔が浮かぶ。]

(86) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[瞳に映るのは一隻の漁船。
そこにいるのは――たった1人の特別なひと。

きっと数年後には、何人かの子供の手を引いて、ここから船を眺めることもあるのだろう。
あれにお父さんは乗っているんだよって。
1人目はそう遠くない未来だと良い。
卒業したらって、自分から彼にお願いしたのだから。]



―――― 優さん、おかえりなさい!


[聞こえなくても声を張り上げて最愛の人の名を呼び、手を上げて大きく振った。

海から、私の元へと帰ってきてくれること。
それを毎日信じ続ける。

心と身体を通わせたあの夜から、それは変わらない。
これからも、ずっと。**]

(87) saiki 2020/09/23(Wed) 06時半頃

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