197 獣ノ國
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ねえ、ティソくん。あなた、獣人なの?
[それは単刀直入に、隠すこともせず、学生は問います。色素の薄い人に会ったと騒がれた時に浮かべたのは彼の姿。そして視力が悪そうだという情報と、何故か今日になって使われている眼鏡とは情報が合致。学生は、好奇心半分、信頼半分に声を投げたのでした。 それに対して彼がどう反応してくるか、ただ良い方にしか思考は伸ばされておらずに、好奇心は真直ぐに彼へと充てがわれるのです。]
(285) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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― 回想 カフェ店内 ―
[困惑の音を浮かべた声色>>267に、学生は少しだけ笑ってしまいました。マカロンが無いことについての感想に、横で肯定された>>266のを頭の片隅に添えれば、いずれ、なんて洒落た思惑さえ張り巡らします。]
獣人、かあ…
[お茶会に並べられるそれは、存外早く来ました。学生は角の一席を取ると、彼に先に座すことを促したけれど、果たして彼はそれをどう取ったのだったでしょうか。 学生は席に腰を据えひとくち、ガムシロップを二つ入れたアイスティーに口を付けるのです。こくり、飲み物は咽喉を通り枯らしかけたそこを潤します。グレープフルーツジュース、あったら良かったのに。学生はまたひとつ、叶えられなかった事に内心落胆の息を吐きました。]
(297) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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ねえ、シメオン君は、私が獣人だったら、どうする?
逃げる?逆に、追い払う?
はたまた、心臓をくり抜いちゃうかな。
[透明のグラスを置いて学生は尋ねます。変わらぬ笑みを浮かべ、彼に尋ねます。最後の言葉の最後には、自分の胸のあたりをとんとんと叩いてもみたでしょうけれど。 噂話に便乗した悪趣味な質問とは解っているけれど、学生は口を止めませんでした。片手間にフォークでケーキを突ついて、彼の出方を窺います。それはまるで、余裕そうな雰囲気を持ちながら、つんつん、つんつん。ケーキを虐げるのです。行儀が悪いと、怒られることだってあったかもしれません。]
それとも、お家に飼ってくれるのかな。
[学生は、いたずらに笑いました。]
(298) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―――――――――――――― 差出人:アリス 宛先:チェシャ猫さん ―――――――――――――― こんにちは、チェシャ猫さん 20xx年 10月2日 ―――――――――――――― 遅れてごめんなさい、ステキなお茶会を愉しんでいたの。 この遅刻は、急ぐ兎みたいに女王様に怒られてしまうのかしら? でもね、でも、お茶会に必要なのはお茶とお菓子とお歌だけなの。
不思議な国への入り口ね、残念ながら見つからないわ。 ああでも聞いて、逃げる兎は見たのよ。真白な兎。ぴょんぴょん跳ねて、公園の向こうに消えて行ったの。 あれを追えば、穴は見つかったのかしら。 ねえ、チェシャ猫さんも見たかしら。白いウサギ。綺麗なウサギ。
金糸鳥なんて、オシャレでステキね。雪色肌のお姫様の居るあの森で、共に歌って過ごしているの? 臆病なベル、野獣のプリンスとダンスは踊っていたのかしら。 ねえ気になるわ、早く迎えに来てそのお噺を聞かせてよ じゃなきゃ泡になって消えてしまいそう
(328) 2014/10/04(Sat) 15時半頃
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― 商店街 ―
[身を寄せてくる彼>>317には、普段の様に柔らかに微笑んでみせたでしょうか。その透明にも近しい髪色が、夕日に透けるのを目端に認め、くしゅんとひとつ嚔さえ落としてみせます。 立ち上がった間際に授けられた言葉には、どうしたの、何言ってるの、とくすくす楽しく笑いました。たまに彼は何処かヌけている節があるなあ、そんな感想を胸に抱きつつ。*]
…――ティソくん?
[そして狼狽えるその姿>>318、まるで見たことのないその狼狽には漸くしまったと思たのでした。瞳孔さえ見せるように大きく揺らぐ瞳は瞬きの仕方を忘れたかの様。舌は切り取られてしまったスズメの様に。パタン。疎らな街に響く位の音を立て、地面へ体を横たわらせた傘はきっと誰の視界にも入らなかったことでしょう。 学生は『言葉の紡げない獣』を認め、失態を懺悔しながら冷静な眼差しを彼に向けました――が、]
(335) 2014/10/04(Sat) 16時頃
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い、痛…!
[動揺が言霊に現れたのか、言霊が動揺を誘ったのか、定かでは無いけれど、かたく掴まれた方>>320は肩骨を軋ませました。明らかに、人では無いその力。然し見た目は、彼は人なのに。学生はその違和感を歯痒く思いながら彼を落ち着かせようと、せめていつもの笑みを浮かべてみるのです。
「どうもしないよ」 「いつも通り、君と私のまま、変わりはないの」 「知ってる、君は優しい人間でしょう?」]
大丈夫、大丈夫。 ほうら、見てよ。
[学生は口端を上げ、肩に強く触れる彼の手に何とか自分のそれを重ねました。力が緩むことがあったのなら、彼の手を掬って自分の手と合わせることだってしたでしょう。学生は決して嫌がることはなく、ただ何処か客観的に、そして冷えた脳内で現実を分析するのです。学生より大きな手の平と、小さな学生の手の平を合わせ、同じ形に目元を緩めたのなら、]
(336) 2014/10/04(Sat) 16時頃
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ねえ、ティソくん。 嘘を吐くと、鼻は伸びるのよ。 でもね、君の鼻は、いつもと同じ。
そう、いつもと同じなの。
[学生は彼と手の平を合わせたまま、彼を見上げて言いました。下を決して見なかったのは――無意識の防衛本能か、はたまた、気付いていなかっただけなのか。 学生は到底ピノキオにはなれないだろう彼の表情を見て言うのです。どこか人形じみた美しさを持つ彼だけど、そしてその内面こそ人間らしく、其処を切り取ればピノキオになれるかもしれない彼だけど。]
(337) 2014/10/04(Sat) 16時頃
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ここは現実。 驢馬に変わってしまう子どもも、売られる驢馬も、どこにも居ない。
なら何故あなたは狼狽えているの? 鳥の羽でも生えているの?
でも貴方は獣じゃ無いと言っていて、そして鼻は伸びてないのよ。
[学生は決して認めたくない嫌いな現実を認め云いました。耳に届く幻想の笑声さえ甘受して云いました。 夕風は二人の間を走ります。ただ冷たく、二人の体へ触れるのです。彼の流した言葉の涙は、秋風に攫われてしまえば良いのに。**]
(339) 2014/10/04(Sat) 16時頃
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