238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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……え、オマ…なんで……。
[呆然と自らの手の甲を見詰め。 動きを止める機械獣とその上の人へと目をやるも、介錯の一撃>>275は既に振り下ろされていて。]
……。 弔えだと。
[大須賀の唇がそう言うの読んだ。]
(279) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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ふざけたこと言ってんなよッ!!
[鮫が向きを変え、大口を開けて大須賀に喰らい付かんと突進する。
けれど、絶対零度に冷やされ、さらには慣れぬ聖痕。 力も思考も追いつかず、まっすぐな単調な攻撃になった。]
(280) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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はて、覚悟、とはなんの事でしょう。
[龍の消えた空を見つめ、艶然とした笑みで呟く。 その首筋には何もない。]
開いた時……? あぁ、やっぱり、貴方様が開きたかったんじゃないですか。 開かせたくない者は、そのような事申しません。
(281) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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[3つか4つ。物心付くかどうかの辺りに会わされてからこちら。 少女は内心、男を呼ぶ名に迷う。 それを、男が気付いていたかは分からないが。
ひむかと、ふみか。 名が似ているのは、母の仕業。 だから少女も、エフを知った後は、名を間違われるのを殊更嫌う。
女のような響きを嫌がって、か。 彼がその名で呼ばれるのを嫌うのは、知っている。
だから極力、呼ばぬようにはしている。 けれども。]
(282) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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[少女が、“F”の響きに期待するもの。 有り得ぬ筈の分岐点。 一度それを認めれば、それもまた、嫌がられそうで。
だから。 極力馴染まぬよう、心の中では男を名で呼ぶ事も。 男には、悟られて居なければ良いのだが。]
(283) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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止めておけ。
[鮫の突撃を躱すと、もう一度言葉をかける。]
何かおかしい事を言っているかい? 殺し合ったとは言え、見事な戦いぶりだった。
だからこそ、その身体をこの先の戦いで損傷してはな。 還ってきた時に、片腕なんて嫌だろう?
[そう、天の門が開けばみんな還ってくるのだ。]
(284) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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[そんな男相手だからこそ。]
…………うん。
日向は。“エフ”を、信じる。
[>>208不安を拭う為の包容ではなくとも。 安堵に、少女は無音で泣いた。
ただ一瞬だけかもしれなくとも。 少しでも、“百洲の当主”でなく、“日向”として留まるために。]
(285) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫
その領域へ幸々戸、君も来たとはな。
[彼もまた2つの聖痕を所有したのだった。 土御門は痛みを感じては居ないようだったが彼はどうか。]
慣れないうちは痛みもひどい。 だから今は止めておけ――それが土御門の為でもある。
(286) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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― 幾世代前の、幕間 ―
[その子>>2:112は、望まれ産まれた筈なのに、望まれてはいなかった。
人となり役割を忘れてしまった弱り果てた黒い家と、未だ翼を持ち支えんとする白い家。 ヒトを越えた力を持ちつつもヒトの形をしヒトの心を持った両の命の行く末は、きっと見守る全ての物に予想が出来た結末だっただろう。 しかし孕んでしまったモノだけは、全ての予想を裏切って。 産まれ落ちた灰の子は白の聖痕も黒の聖痕も受け継がず、吉凶の証として両の色から引き離された。
その先を知る物は居ない。けれど、待ち受けていたのは数多の苦痛と、恨みの連鎖。 何れその子がどの家の元に落ちたとしても、それは部外者の、余所の家の物が知る所では無い。
時を越え、世代を変え、傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫となった今でも、遺伝子に刻まれた言葉は深く深く根付いたまま。
その言葉は――…*]
(287) 2015/09/17(Thu) 21時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 21時半頃
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ともあれ、これで聖痕は……あっ
[そうして遺された聖痕に近寄り……それは、光の粒子となって空へと吸い込まれた。
そこには、新たに桃色の痕が刻まれるだろう。]
(288) 2015/09/17(Thu) 22時頃
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そう……こういう、システムでしたのね。
[正しい持ち主をなくした痕は、空へと還る。 そうして、-永い年月の中、途絶えた家は奇跡的に今までなかった故、憶測でしかないが-次の門番を待つのだろう。 しかし、今はそれが昇れば、扉を開かせる事ができる。]
(289) 2015/09/17(Thu) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時頃
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ああ、違うか。
良かったじゃないか、これで聖痕が手に入って。 ……なんだったら、その聖痕を使って君が当主の座を奪っても良いんじゃないかな?
いずれにせよ、これで巻き込まれて土御門の遺体が損傷なんて事は嫌だろう。
[やがて土御門の聖痕が空へ還り。 真紅の痕が刻まれていた。]
(290) 2015/09/17(Thu) 22時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時頃
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―――ああ、カイちゃん……!!
[ほろり、と零れ落ちる涙。 知ってしまったその死は、 私を打ち砕きがくりと膝をつく。
玉露さんはそんな私をどう思ったろう。 お前が裏切ったせいだと言ったか、それとも。 私はほろほろと涙を零し、 彼の命の燈火が消えるのを、唯見ているしかなかったのです]
(+16) 2015/09/17(Thu) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時頃
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[突撃は軽く躱される。 すぐに向きを変えて中空から灰羽>>284を睨みつける。]
還ってきた時? 何を言ってる?
死んでも還ってくると? 還ってくるから殺してもいいから。 だから、殺し合ったっていうのか。
[龍山と紫藤もだからかと。 何かを納得すると同時に、吐き気が込み上げてくる。]
(291) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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なんでそんな寝言信じられんだ。
[黄色の聖痕がずきりずきりと痛みを増していく。 彼>>286の言うような二重聖痕の傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫ではないが、『形代』の繋がりが負荷も伝えて来るのか、酷く痛い。]
違ぇよ。
誰がいるかよ。 あんなクソみたいな当主の座こちらから願い下げだ。 大根役者が誘惑のつもりか。
……ばっかじゃないのか!
[周囲に2の水の錐が現れる。]
(292) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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土御門はオマエを見逃す方が望まないだろうよ。
[酷い痛みに視界がぼやける。 狙いはつけられるが、逃げに出られたらとても追う事は出来そうにない。]
(293) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
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― 回想:上空で ―
[>>185男の胸の中に眠るは一羽の紅鶴。 >>190揃いの色の、鮫型の式鬼紙《シキガミ》と共に空を泳ぐ。
>>229その先に見えるのは、やはり アニメや映画で見るそれそのものだった。]
…………はっ あ、いや、そうだなー
[その光景に一瞬は目を輝かせるも、友の言葉に我に返る。 ここからでは何方が裏切り者なのか分からない。 そう思案していると]
(294) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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ンだよ、謝るとか。 リッくんらしくねーな。
[>>230突然にかけられた声に 男はどこか可笑しげに、笑う。]
…………俺が何の為に戦う、って。
そんな分かりきった事を聞くのもさ。
[彼の目に、男が眩しく映るなんて事も知らないまま]
(295) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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[違うんだ。
本当は俺の方が、君の事、眩しくて見れないンだよ。]
(296) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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[過去に望まぬ子>>287を産み落とした三黒の家系は、血として、当主としてそぐわぬ相手とのまぐわいは極力避ける傾向にあった。 故に少女の思い描くその分岐点>>283は、本来決して在り得ぬものである。 …筈だった。
何故末の子にのみ、聖痕が現れたのか? 何故彼女の兄弟には現れなかったのか? 答えは明白、
父親が異なるからである。
幸いにも三黒の家系の血は随分薄く、産まれた子にその力が現界する事は決してありはしなかった。 それでも混ざった二人の当主の血は聖痕を強く引き付け、現し、刻まれたのは百洲の証。 血が薄いが故、現れぬが故、誰も気づかぬ事に母親が気付いていたかどうかは闇の中。
愛していると、抱いたのは一夜だけ。 日が昇る頃には過ちと片づけて、次に「史夏」がその家を訪れたのは、アレの没する少し前だっただろう。
だから、全ては知る由もないのだ。 この小さな当主が、己の子であると言う事も。]
(297) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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[腕の中の幼子が泣く気配がすれば静かにその背を撫でて、百洲の長老共の様に涙の存在を攻めはしない。 怖かったろう。不安だっただろう。 大丈夫だ。 俺が必ず、何とかしてやる。 お前の母との約束は、必ず守り抜いて見せよう。たとえその末に自分が命を落としても、構う事は、無いのだと。]
…いい子だ。
[>>285信じてくれてありがとうと皆まで言う事はない物の、紡ぐ言葉と触れる手に、全てを込めて。]
(298) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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信じられないならば其れでも良い。 いつか分かる日が来るさ。
[そう告げると、彼は逆方向を向いて駆け出して行った。 本当は土御門の家に行って弔いたい所でもあったのだけれど。
そんな事をしていたら彼が追ってきかねない。 助走をつけると天に舞い。 ひとまずは帰還する事にしたのだった。]
(299) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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>>101>>102もちろんよ、イツキ。 私の力、使ってちょうだい
[貴方が正しいひとなことは、私が1番知っているわ。少しでもいい。届け とイツキに宿る蝶野の聖痕へと祈る**]
(+17) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
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確かに。私とあなたは志を同じくしたけれど。 でも私、――”あなた”には使ってほしくないの。 私の心は、カイちゃんにしか、あげたくない。
[ぽろり。零れる涙はおちてきえる]
(+18) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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――――オースカくん。
[気が付けば、すぐに大切なものは手から滑り落ちる。
巨大ロボが戦う最中。 被害が甚大になっていく中で その周辺に逃げ遅れた人がいないか 先を友に任せ、気を張り巡らせていた。
男が其処へ駆け付けた時、既に天のカウントダウンは進み >>293友の姿は、傷だらけ。]
(300) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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俺の聖痕が欲しけりゃくれてやる。
――――俺は、逃げも隠れもしねーから。
[>>299帰還せんと背を向ける大須賀に 男はそう、静かに宣戦布告をした。*]
(301) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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それは楽しみだ。
[彼の宣戦布告を受けて。 一度だけ振り向いた。
すでに古の破壊獣は失ってしまったが。 それでもまだ、自分自身は残っていたのだから。]
(302) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 22時半頃
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アンジェ・ロイス。 また会おう。
[傷だらけの灰天使≪キル・ミー・エンジェル≫である自分が負けるとは思っていない。 だが、些か疲労はしていたのだから。
この場でさらなる戦いは避ける心算で居た。]
(303) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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わかりたくねえよっ!
[逃げる背中>>299へと放つ水の錐は、虚しく空へと消えていく。 追いかけようと式鬼紙《シキガミ》に命令を出そうとした瞬間、力が抜けて鮫の背の上に膝をつく。
―――がら ぐらら がら
壊れた機械が崩れていく音が響く。 辺りには血と火薬の臭いが充満し、一帯は穢れに紛れた廃墟に変わっていた。]
(304) 2015/09/17(Thu) 22時半頃
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カムイ、悪い間に合わなかった。
[背びれにもたれる様に項垂れて、友人の顔は見れない。]
(305) 2015/09/17(Thu) 23時頃
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