人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点:


【人】 読書家 ケイト

─二日目─

[寝苦しさに、毛布の中で身を捩る。
次の瞬間、はっと菫色の瞳が見開かれた。表で、屋根から滑り落ちた雪の塊がドサドサと音を立てる。

まだ薄暗い中、ケイトはベッドから身を起こした。借りた寝巻きの中の素肌には、こんな気温なのにじっとりと汗が滲む。なんだか、酷く嫌な夢を見た気がする。]

  ──…え、と、…夕べは、どうしたんだっけ…

[お祭りの最中で、風と雪が酷くなって。
避難した叔父の宿屋で、宿泊客とランタン職人がひと騒動起こしたのだ。
それから、吹雪で窓が割れたのをアラン達と片付けて、結局外に出れそうもないから、叔父が各々に部屋を割り振って────]

  …ああ、そうだ…私、目眩が酷くて、先に休んでたんだった…

[食堂には顔馴染みばかりが居た気がする。
一緒に避難したジリヤ。ドロテア。アランと、ヨアヒム。ヴェスパタインを抑えてたのはリーで、そばに女の子が居たような。
それから、オスカーと話してた…シメオン。]

(0) 2015/05/27(Wed) 04時頃

【人】 読書家 ケイト

  叔母さんは、教会の方から出れなくて泊まるって言ってたし…
  朝ごはん、手伝った方がいいかな。

[食堂が賑わうのは良いことだけれど、この状況は話が別だ。
絨毯に足を下ろしてみると、まだもんやりとはするものの、目眩は収まっている。ベッドサイドの眼鏡をかけて、カーディガンを羽織る。

ぎし。ぎし。
床の軋みが、妙に響く。外はまだ豪雪が続いているようだ。音がみんな雪に吸い込まれて、いやに静かな明け方だった。]

  ……?
  パルック叔父さん…?

[階段を降りて続く廊下へ踏み出すと、灯りが漏れているのは寝室ではなく厨房の方だ。
厚い雪雲のせいで未だ暗い中、ぼんやりと間接照明の光。

ぎし。

床がまた軋んで。その先にあるものに、ケイトは首を傾げる。
ちょうど、厨房へ入る手前の廊下のあたり。
はじめは、それがなんなのか分からなかった。寝起きの脳が回転して、状況を把握する、と、同時に菫色の瞳が、限界まで見開かれた。]

(1) 2015/05/27(Wed) 04時頃

【人】 読書家 ケイト

  ッ、ひ、……い、やぁぁああああぁあああっ!!!!

[薄暗い宿屋に悲鳴が響き渡る。
床の上から、濁った二つの目がケイトを見上げていた。

無惨な姿で、うつ伏せに転がって死んだ男は────]

(2) 2015/05/27(Wed) 04時頃

【人】 読書家 ケイト

[紛れも無く、ケツが凍っていた。]**

(3) 2015/05/27(Wed) 04時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 04時頃


【人】 読書家 ケイト

[ばたばたと慌ただしい足音が響いて、一階の奥からどうした、と声が掛かる。毛布を被ったままのヴェスパタインだ。>>4

力の入らない足で後ずさって、駆け寄ってきた男にしがみ付いた。
身体中酷い震えで、歯の根が合わない。舌だけがカラカラに乾いて、はく、と何度も声にならない息だけを吐く。]

  …お…叔父さんが…っ、叔父さんが……!

[やっとそれだけを言うと、あまり見るもんじゃないと身体で視界を遮られる。>>5
言われるまま視線を外し、ヴェスパタインが被っていた毛布で叔父の身体を覆うのを視界の端だけで見るに留める。
遺体を確認したらしい男が呟いた御伽噺の悪鬼の名前を、少女の耳は聞き漏らさなかった。]

  雪鬼《スニェク・ディアボル》……、そんな、そんなの、まさか

[悪い子のところには、雪鬼が来るよ。
それは、この村で育った者なら誰しもが知っている御伽噺だ。
年頃の子供を戒める為の、都合のいい昔話。そう思っていた、のに。現に、そこに転がっている叔父の尻は、確かに、そう、確かに凍っていたのだ。

こちらを見上げるどろりと濁った双眸を思い出し、吐き気がこみ上げる。けれど、]

(10) 2015/05/27(Wed) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ……せん、せい…ヴェスパタイン、せんせい…、ほかの、みんなは…?
  みんな…

[一瞬過ぎった、恐ろしい考え。
これが雪鬼の手によるものにしても、人の手によるものにしても、被害者は一人だけなんだろうか。まさか、他にも────]

  …………! ジリヤ……っ!

[悲鳴を聞きつけた者が、そこに集まっていただろうか。>>9けれど、馴染んだ友人の姿が見当たらない。
弾かれたように走り出す。階段を駆け上がり、二階の奥の客室へ。
途中、誰かとすれ違っただろうか。声を掛けられたとしても、止まることはしなかった。

ジリヤに割り振られた部屋の扉に飛び付く。当然のようにノブは回らない。
知っていた筈なのに、オートロックなんてものが今この瞬間は煩わしくて堪らない。]

(11) 2015/05/27(Wed) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ジリヤ!起きてる?!ねえ、開けて!
  お願いよ、ここを開けて、ジリヤ…!

[目の前の扉を力任せに叩く。拳が傷むのも構わず何度も繰り返すけれど、音は分厚いオークの扉の浅いところで響いて、うまく中まで通らない。

どうか。どうか。
祈るような気持ちで友人の名前を呼んだ。誰かに止められるか、内側から開かれるまで、ケイトは扉に縋り付いていた。]**

(12) 2015/05/27(Wed) 15時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 15時半頃


ケイトは、ジリヤに話の続きを促した。

2015/05/27(Wed) 19時頃


ケイトは、ジリヤに話の続きを促した。

2015/05/27(Wed) 19時頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 19時頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 23時頃


【人】 読書家 ケイト

─少し前・二階客室─

[不意に内側から開いた扉に、伏せていた顔をがばりと上げる。
どうしたの?聴き慣れた優しい声が降ってきて、細くて綺麗な指が宥めるみたいに髪を撫でる。>>42
良かった。ジリヤだ。良かった。]

  ……ジリヤ、良かった…っ
  あたなに何かあったら、私…!

(96) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

[触れている手を取って、ぎゅうと握る。その言い様にジリヤはもしかしたら、少し不審な表情をしたかもしれない。

階下の騒ぎの方へと歩き出した彼女に、言うべき言葉が見当たらない。
未だ叔父の死を口にする勇気が、無かったかのだ。

結局何も告げぬまま、ケイトは階段を降りる彼女に続いた。]*

(97) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

─厨房前─

[ジリヤに着いて戻れば、集まった人々が口々に雪鬼の仕業と言い募っている。
ヨアヒムの叫び声に、びくりと肩が揺れた。>>66>>67
何故だろう。彼の反応は寧ろ当たり前に思える。死体。そうだ、死体だ。冷たい床に転がされたままなのは、間違いなく昨日までは生きていた、あの優しい叔父なのだ。]

  ……ぅ、………

[今更になって涙と吐き気がこみ上げてくる。それを無理やりに飲み下して、それでもじわりと溢れてくる雫はもう放って置く。

能力者、だとか。
そんな話を耳が懸命に拾うけれど、理解が全然追い付かない。]

(98) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ……あの、すみません、どなたか…手を貸してください。
  こんな状況だけど、…お、叔父さんを、このままにしておきたくないの…

[下をむいたまま、震える声で言う。
だって、こんなのあんまりだ。
人が死んだのに、目の前にその抜け殻があるのに、誰もそんな事はどうでもいいみたいに。

一瞬だけ、あの濁った目を思い出したけれど、すぐに瞬きで掻き消した。
尻を氷らされたまま、ヴェスパタインがかけてあげた毛布だけに頼りなげに包まれている叔父の背を、ケイトは労わるようにそっと、撫でた。]

(99) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

[降ってきた声に顔を上げる。>>103
常なら泣き顔を見られたい相手では無かった筈なのに、今感じるのは安堵だった。]

  ……ありが、……っ

[礼を言い切る前にぼたぼたと涙が溢れ出す。
上擦った息を吐きながら、冷たくなった叔父の身体にしがみ付いた。]

  どうして…どうして、こんな…
  こんなのって、無いわ…

[暫く泣き伏していたけれど、案じてくれるドロテアの声に>>105ごめんなさい、と呟いて身体を離した。]

  奥に、叔父さん達夫婦が生活してた部屋があるの。
  そこで…休ませてあげたい、です。

[そうして最初に毛布を掛けてくれたヴェスパタインの声>>106に、こくりと頷いた。]

(109) 2015/05/28(Thu) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

  せんせい、…シメオン、ありがとう。
  こっちです、叔父さんの部屋…

[そっと遺体を運んでくれる二人に礼を言って、先に立って歩き出す。>>112>>114
寝室の扉を開け、叔父のベッドへと二人を案内する。
乱れた毛布。一度ここで寝て、起きて…それから、何かが起こったのだろうか。]

  ……あ。

[二人が遺体を横たえる間に、思い出す。
そうだ、電話。叔父は昨夜、ここにあった電話で叔母が教会の方へ泊まるという報せを受けた、筈。]

  せんせい、電話…!
  昨夜叔父が使ってたの、この雪でも大丈夫かもしれない。
  助けは呼べなくても、この状況を外に伝えられたら、もしかしたら…!

[言いながら、隅にあったサイドテーブルのうえに設置されたそれの、受話器を持ち上げる。耳に当て、ダイヤルを────無音。]

  ────え、…なんで…?

(116) 2015/05/28(Thu) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

[通話音が聴こえない。
ガチャガチャとフックを押してみるが、繋がっている様子が無い。
まさか、この大雪のせいで断線してしまったのか?

這い上がってくる絶望感に似たものと共に下がった視線が、サイドテーブルの下の何かを見つける。
電話機本体から伸びた、白いコード。
垂れ下がっているのと、床に落ちているのとが、繋がっていない──]

(118) 2015/05/28(Thu) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ────── なに、これ。


[摘み上げた少女の手の中の電話線は、

明らかに刃物で分断されていた。]*

(119) 2015/05/28(Thu) 01時頃

【人】 読書家 ケイト

  ち…ちが…せんせい、これ、──切られて、る。

[震える手で、背後の師弟>>120に電話線を持ち上げて見せる。
コードの切り口は自然に切れたようなものではない。
鋏か、ナイフか何かで、一気に絶った切り口がそれを物語っている。]

  こんな、こんなの、ほんとうに、雪鬼の仕業なの?
  これじゃ、まるで、人間がやったみたいじゃない…!

[お伽話の中の、人の魂を食べる鬼。
それはなんとなく、無感情で、恐ろしい姿をした、見るからに化け物といえる何かを想像していたのに。

人間のような姿で、人間のような思考で、人間のように刃物を使って。────だとしたら、そんな化物を見つけて、どうするのだろう。
どうやってその凶行を止めるのだろう。まさか──]

(121) 2015/05/28(Thu) 01時頃

【人】 読書家 ケイト

  (────ころす、の、? 人間みたいな鬼を?)


[この中の誰かを──火掻き棒で?]

(122) 2015/05/28(Thu) 01時頃

ケイトは、叔父の部屋を出た後、食堂の電話も確認したが、やはり同様に線は切られていた。*

2015/05/28(Thu) 01時頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 01時頃


【人】 読書家 ケイト

─回想・ランタンの樹の下─

[涙の乾いた頬に、氷の破片混じりの風が吹き付ける。
思わず目を細めた瞬間に、名前を呼ばれたきがした。]

  ……ジリヤ。

[再び目を開くと、目の前にはたおやかな雪の妖精。>>13
驚いて目を瞬くと、美しいその人はケイトを見つめてきれいね、と言った。
粉雪を纏った斜面のような綺麗なカーブの白い頬が、少し上気している。走って、探しに来てくれたんだろうか。]

  私じゃ、お姫さまになんて程遠いわ。
  …うん、でも、──ありがとう。

[気付いてくれたのが、嬉しかった。本当は、二人で一緒にとびきりのおめかしをして、一緒に祭りを回りたかった。
今年も口に出来なかった願いも、今なら言えるきがする。そうだ、誰よりも先に、大好きな友人の祭りの予定を埋めてしまおう。

変わらないものなんて、無い。だから、来年までには、きっと、例えばジリヤの傍にシメオンが居たって、平気な顔がしていられるように。]

(143) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

[あのね、ジリヤ。
そう言おうと口を開きかけたのに、彼女のほうが先に同じ音を口にした。>>16
おずおずと差し出される、丁寧に折り畳まれたワンピース。細部まで施された美しい刺繍で菫色に見えるその繊細さは、まるきり作り手の存在感そのものだ。
無意識に感嘆の息が漏れた。なんて、きれい。]

  いいの…?こんな、こんな素敵なもの、私なんかの為に。…ありがとう、ありがとうジリヤ、こんな嬉しいプレゼント、生まれて初めて…!

[感極まったようにケイトは何度も繰り返し礼を口にする。大切にそうっと両腕で抱き締めて、ジリヤに向かって微笑んだ。

こんな綺麗な服は、今はまだ似合わないかもしれないけど。笑われてしまうかもしれないけど。
この服に恥じないような自分になろう。何より、これを作り上げてくれたジリヤの時間と手間と気持ちに報いたい。]

(144) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

[向かい合ったジリヤが、涙を擦って赤くなった目元に優しく触れる。
どうしたの?泣いていたの?
優しく問う声に、何度も甘えてきた。そういうものをたくさん貰ってきたからこそ、変わっていく事に怯えずにいられる。

伸ばされた手を自分から握る。
先ほどの問いへの答えに、ゆるく首を振った。ううん。ちがうの。]

  ジリヤに会いたかったから、嬉しかったの。

[そうっと、囁くように答えて。
やがて二人の少女は、手を繋いで強くなる雪の中を歩き出した。]**

(145) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

─叔父の寝室→食堂の電話前─

[ヴェスパタインが苦い顔で告げる提案>>123に大人しく頷いた。
何かを食べるような気分ではなかったけれど、確かに身体中冷え切っていて、それはおそらく皆も同じだろう。
とにかく身体を温めたかった。
そうしたら、この震えも止まってくれる気がして。]

  さっき、ドロテアおばさまがスープを作ってくださるって…>>117
  私も、そう思います。このまま混乱し続けるより、ちゃんと、落ち着かなきゃ。

[電話線から手を離して、服の裾をぎゅうと握る。状況は依然不透明だが、人にしろ雪鬼にしろ、この中に他者への害意のある者が紛れ込んでいる可能性は間違いなくあるのだ。]

  (しっかりして、ケイト。あなた、お勉強だけは得意じゃやい。)

  (考えるの。思い出すの。雪鬼に関する本も、人が犯した事件の本も、リーに負けないくらい読んでる、筈よ。)

[その中に、なにかあるかもしれない。手掛かりを掴むための方法が。]

(146) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

[思考に沈んでいると、ドロテアから声が掛かった。>>133ヴェスパタインと二人で話したいとの言葉に、微かに過る違和感。

叔父の死にショックを受ける自分を、気遣ってくれた優しいドロテア。>>115>>117
そう言えば、あれだけの騒ぎがあったのに、ジリヤが迎えに行くまで彼女は降りてこなかった。普段から早起きの筈のドロテアなら、真っ先に気付きそうなものなのに──]

  (だめ、違う。先入観だけでものを見るのは愚か者のすることだわ。疑うのも、信じるのも、結果を出すのは最後でいい。)

[ケイトが返事をする前に、シメオンはさっさと退出を決めたようだった。>>137
こちらに歩み寄り、断ち切られた電話線を持ち出す旨を告げてくる。
決定事項だけを伝えるような物言いに、けれど、ケイトは視線を逸らさなかった。]

(147) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ええ、お願い。
  私はここに残るから、これはあなたが持って行って。必要だったら私もみんなに、話す、わ。

[壁に埋め込まれたプラグから手早く線を抜き取り、手渡す。
湖畔のように静かな瞳は、もう揺らいではいない。]

  ……ごめんなさい、おばさま。
  そのお話が、叔父さんが亡く──『殺された』事に関係があるのなら、私は知りたい。
  おばさまを疑ってる訳じゃ無いの。信じる為に、私は少しでも多くを知って、考えなくちゃ、ならないの。

[それしか、できないから。
言いながら、小さな頭の中では17年と数ヶ月の間に詰め込んだ知識がぐるぐると巡る。
伝承。叔父のメモ。耳が必死に拾い上げた、アランや教会に住む少女(メルヤといったか)の話。能力者。
ちりばめられた沢山の情報。何かあるはずだ、この事態を打開する方法が──]

(148) 2015/05/28(Thu) 15時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 16時頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 21時半頃


【人】 読書家 ケイト

─一階・ドロテアと─

  ────……。

[ドロテアの話>>152は、確かににわかには信じ難いものがある。しかし、実在の人物からの伝聞だとして伝えられるその語り口には、覚えがあった。]

  信じる、って、一言で言い切るのは…難しいです。
  …でも、おばさまのお話…小さい頃、叔父さんから聞かされた雪鬼の話に、そっくりだわ。

[思い出してみると、奇妙な臨場感のある叔父の話はどの大人の物よりも恐ろしかった。
十六人が閉じ込められた寒村の教会で、夜毎繰り返される殺人劇。
叔父の話は終始、雪鬼の正体を見透かすという能力者の目線で続き、最後の鬼が退治されたところで終わるのだ。]

  今思えば、あれが──もしかして、叔父が実際に体験したことだとしたら…

[懸命に、頭を回す。
どうして同じ場所に同じ能力者が存在し得ないのか、それはおそらくドロテアも知るところではないのだろう。出来すぎた物語のような展開。事実は小説より奇なり、なんて言葉を、こんなところで実感したくは無かったが。

隣に立つヴェスパタインが、この話の共有を勧める。>>187
ケイトは少し眉を顰めた。昔話を記憶の底から掬い上げ、指を顎に当て考える。]

(195) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 読書家 ケイト

  …みんなに話すのは、私も賛成です。
  でも、おばさまが能力者なのは、言わないほうがいいと思う。

[思慮深い菫色の瞳が、二人を交互に見やる。]

  おばさまの能力が、『亡くなった人の魂を見ることができる』なら、それは誰かが死んでからでないと意味がないってことだわ。
  もしも、守護の能力を持った人がいるのなら、だれを護ったらいいのか迷ってしまうと、思うの。だから、

[万が一、本当に処刑などという私刑が行われたときに。
その結果が、雪鬼だったときのみ、公表するべきなのではないか。そう、一つの提案を投げた。

それから、自分とケイトを疑わなかったのか。続くヴェスパタインの問い>>191に表情は曇るけれど、ゆっくりと頷く。彼が言っていることは、何も間違っていない。]

  ……私も。せんせいを、疑いたくなんて無いです。
  でも、誰を信じて誰を疑ったらいいのか、分からないこんな状況だから。
  最後の判断は、おばさまが、自分で決めなくちゃいけないんだと思うわ。

[頼りなげでも、真っ直ぐにドロテアを見詰め、言った。]*

(196) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 読書家 ケイト

─食堂・現在─

[叔父の部屋に向かったヴェスパタインと別れて、食堂へ向かう。ドロテアは一緒にいただろうか。
そこで繰り広げられる舌戦に思わず足が竦むが、唇を引き結んで、皆が集まるその場所へ。

ちょうど、ジリヤとシメオンの視線が交差したところ。>>197>>213
視界に二人を収める。菫色の瞳を少しだけ細めた。信じて疑うのは難しい。でも、やるしかない。]

  ヴェスパタインせんせいは、叔父の部屋にいます。
  手掛かりを探すって。

[続いて聞こえたヨアヒムの声に>>205きっぱりとした口調。
それから、ヴェスパタインに手渡されたメモをパン、とテーブルの上に広げた。]

  これからお話することは、ドロテアおばさまが伝え聞きいた『事実』である事を前提に、きいて。
  雪鬼が存在するのなら、叔父の死も、叔父が体験した何かに関係があるかもしれない。

[その場にいる人々を見渡し、ヴェスパタインの指示通り>>193雪鬼が実在する可能性と、能力者が被ることはあり得ないという話を伝える。勿論、ドロテアが能力者である事はその場では伏せて。]

(221) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

[それから、メルヤが能力者を騙った訳ではないという事の顛末を聞いて、安堵の溜息をひとつ。
どうやらややこしい事態は避けられたらしい。
この後他に名乗り出る物がいなければ、の話だが。]

  (一番困るのは、おばさまと同じ能力を持つ人が現れる事なんだけど)

[そう。そうなった場合に、どちらを信じたらいいのかでまた迷わねばならなくなる。
その場にいる人々を不安げに見渡す。
疑心と不信が形を持ったような空気に、どうにも息が詰まっていた。]*

(227) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

[青ざめ引き攣った顔で、ヴェスパタインから預かった小さな紙片を見詰める。
ヨアヒムやメルヤ、アラン──そしてジリヤの言葉が、頭の中で渦を巻く。]

  この先も誰かが死ぬかなんて、分からないのに。
  殺すの?──人を。それが、鬼かどうかも分からないのに。

[震える手で、ペンを握り。
テーブルの上で拳を強く強く握り締める。]

  こんなの、可笑しい…みんな、どうかしてるわ…
  ひとを、人を殺そうとしてるのよ…!

[脳裏に浮かぶのは、あの、叔父のどろりと濁った白い双眸で。]

(255) 2015/05/29(Fri) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

[声に出したところで、結果は覆らない。
みな一様に、苦い顔で、或いは無表情に、黒い山高帽の中へ折り畳んだ紙を投げ入れていく。

歯噛みした。
怖い。怖くて堪らない。
けれど、縋るべき手は一つもない。ここには、自分だけしか、頼れる者などいないのだ。なら。]

  ────『悪い子のところには、雪鬼が……』

[思い出したのは、繰り返された大人たちの口癖。
やがて、少女のペンがひとりの名を結んで、ちいさな紙を帽子へと落とした。]*

(261) 2015/05/29(Fri) 01時頃

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