199 Halloween † rose
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―― 朝 ―― [店の、いつも座っている場所でじっと外の喧騒を聞いていた。 「昨日」とは違う「今日」。 祭りを楽しむ声よりも、金色の狼を見たと騒ぐ声>>0。
今までよりも早い時間に、店番の子が店に駆け込んでくる。 仮装も疎かに、怖がるようにその話をしてきた。]
大丈夫ヨ。 お店来ても、悪戯される前にお菓子あげたら良いね。
[そう微笑んで、彼女の頭を撫でる。 それでもまだ怖がる娘に笑って。]
だたら、ワタシ食べると良いネ。 毎日美味しいご飯食べてるから、きと美味しいヨ。
[そう言うと、そんなことを言うなと怒られてしまった。 冗談ダヨと笑えば、少しは落ち着いたようだ。]
(1) 2014/10/28(Tue) 16時半頃
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[怖いようなら店を閉めて構わないと告げ、店を出た。
子どもの姿が少ないように見える。 それは、「今日」はお菓子の籠を持っていないからか、噂の所為かは分からない。]
お祭り、楽しめないね。 残念ヨ。
[昨晩歩いた道を歩く。 誰かに聞けば良かったのだろうけれど、それも出来ずにただ探して。
時計の針がてっぺんで重なった時、月の光を浴びる金色の狼を見た。 それが探していたその人に思えたのはどうしてだろうか。
だたその影を見送ったその場所まで来て。 自分自身がどうしたいのか良く分からなくて、困ったように眉を下げた。**]
(2) 2014/10/28(Tue) 16時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/28(Tue) 16時半頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/28(Tue) 21時頃
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[周囲の状況が変わった。 今まで繰り返されていた日ではなくなった。
この場を支配しているのはたった一人だと。 それすら知らずに、何も出来ずにただ立ち竦む。]
(17) 2014/10/28(Tue) 21時半頃
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[あの狼は、何かを探していたように見えた。 赤い眼で此方を見て>>5、気付いて。 ……そのまま駆けていってしまった。
声を掛ける暇もなく。 ただ。 唸り声は、怖いとは思わなかった。]
(25) 2014/10/28(Tue) 22時半頃
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[あまりのことに、銃を持ち出し狼を探す者の姿も見えた>>4。]
アイヤ、折角のお祭りに銃とか物騒ね。 噂になてる狼、ワタシの友だちヨ。 お祭りの仮装はりきて、本物と間違えられたネ。
[そう説明すれば、故郷の友人だと勘違いしてくれた。 本格的過ぎる仮装と人間離れしたような動きは、数千年の歴史を持つ国故に、納得してくれたようだ。
はしゃぎ過ぎないようにと注意され、彼らは家へと戻っていく。]
(33) 2014/10/28(Tue) 23時頃
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[街の者たちを見送って、再び路地を歩く。 その先に探し人の姿>>30を見た。
その格好に声を掛けて良いものかと迷い、後をつけ。 結局、屋敷までついていってしまった>>34。
扉の前に立つと、ノックする形のまま固まった。 何しに来たのかと問われたらと思えば、そこを叩くことは出来ずに。]
(37) 2014/10/28(Tue) 23時頃
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[迷って迷って、どれくらい其処に立っていたか。 再び出てきた子どもらの声にはっとした。
よし、と己を鼓舞してノックしようとして。 開いた扉>>40。]
Trick or Treat?
[小声でそう言った。 今日はまだハロウィンなのだからと。]
(44) 2014/10/28(Tue) 23時半頃
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[濡れた髪と風呂上りのような匂い。 その後向けられた言葉>>41に、すぐに声が出なかった。]
……お菓子もらえないなら、悪戯するのワタシの方ヨ。 酷い目て何ね。
ワタシ、来ない方が良かたカ?
[何回目かの繰り返しの時、薬屋と一緒にいたことを思い出す。 笑みを浮かべることが出来なくて、俯く。]
(45) 2014/10/28(Tue) 23時半頃
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……酷い目あっても良いよ。 ワタシ、大丈夫ネ。
[またあの時のように目を見つめられ>>48、目元が赤くなったのを感じた。 酷いことなんて、積極的にされたいと思わないが、それでも後悔はしたくない。 このまま帰ったら後悔しそうだからと踏み止まっている。]
良いヨ。 お腹空いてるなら、食べると良いね。 美味しいか分からないけど、食べて良いヨ。
[お腹の中で悪戯するからと。
味の分からない、自信のないものを人に食べるようにと言った。 初めてのことだ。]
(49) 2014/10/29(Wed) 00時頃
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[眉を寄せるジェレミー>>52へ、首を振る。]
……知らないネ。 ワタシ、ジェレミーのこと何も知らないよ。
でも知りたいて思てる。 金色の狼、見たヨ……ジェレミーも、ワタシに気付いてたネ?
[確認するようにじっと目を見つめ返して問う。 狼の姿を見ていた。あれはジェレミーだったと、何故か確信を持っていて。]
大丈夫ヨ。ワタシ、引越したことにすれば良いヨ。
[そっちの意味での相手は、他にもいるだろう。 あの薬屋のように。 だから、食事の意味として受け取った。 揶揄だとしても、そんな意味を自分に向けられるなんて、都合の良い勘違いだ。]
(55) 2014/10/29(Wed) 00時半頃
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[真っ直ぐその顔を見ていたが、息を吐かれてしまった。
やはりダメかと俯きかけ、その依頼を聞く>>53。]
……魔女が喜ぶお菓子、どんなのか分からないけど、作てみるネ。 でもワタシのお菓子、美味しいから何でも喜ぶヨ。
[頷き、台所へと通される。 見たことのないような材料や野菜に言葉を失いかけるが、一度言ったことは撤回しない。 挑戦されているようにも思え、妙なプロ意識が頭をもたげ始める。]
……此処、ご飯作る場所ネ? ワタシに知らない食べ物ある、思てなかたヨ。
でも大丈夫ネ。ワタシに任せると良いよ。
[お金は要らないと首を振り、代わりにエプロンを要求した。 軽く材料を確認すれば腕まくりをして、早速作り始めた。**]
(58) 2014/10/29(Wed) 01時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 01時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時頃
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気になるから知りたい思うの、可笑しいカ?
[驚くジェレミー>>70に、どうしてそんなに驚くのだろうと思う。 それから、どうしてそんなに自分もジェレミーのことを知りたいと思うのかとも。]
なんで分かたか、ワタシにも分からないよ。 でもワタシ、ジェレミーに会いたかたネ。
[カンは良い方ではあるのかもしれないが、それだけではなくて。 会いたいと思っていたから気付いたのではないかと、そんな曖昧なことを言う。 そうとしか言いようがない。
そう思いたいだけなのかもしれないけれど。]
(78) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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そういうふうに見えてないヨ。 ……人食い狼て、皆言てたから。 ワタシ、ジェレミーに
ンンン……ごめんネ。もう言わないヨ。
[皆がそう言っていただけ。 だから、街の皆を食べるのなら、真っ先に食べて欲しかっただけなのだけど。 疲れたような顔にそれ以上は言わず。]
でも、酷くないヨ。 ワタシ、ジェレミーのことそう思てないヨ。
[ただそれだけは言っておく。]
(79) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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[菓子を作りながら、話を聞く>>72。 初めて会った時聞いた魔女とは、本物だったのかと内心驚いて。]
ワタシのお菓子、街で一番美味しいヨ。 美味しいお菓子食べたら、繰り返しなくなるネ。
そうしたら、
[「明日」が来る。 そして、彼は街を出て行くのだろう。 そう、言っていたから。]
そうしたら、元通りネ。良いことヨ。
[ジェレミーの顔は見れずに、ただ手元だけ見て話す。 顔を見たら、寂しいと思っていることが伝わってしまうかもしれなくて。]
(80) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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[手元に視線を感じながら、作るのはお菓子の家。 魔女といえば、と思って作り始めたが、あの童話の魔女は最後にどうなったかは忘れていた。]
ンン……女たらし。
[男もいけるとも言っていたな、と横からの視線>>82に、ちらりとそちらを見て戻す。
酷いのかもしれない。 でも、それだけでそうだとも頷けない。 ただ続いた言葉に、手が止まる。]
(87) 2014/10/29(Wed) 23時頃
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[人食いの狼なら人を食べているのだろうとは分かっていたが、直接聞くと戸惑ってしまう。 先日聞いた、美味しいの価値観。 その違いが大きく違うのだと改めて思う。
しかし、やはり怖いとは思わない。]
ワタシ、美味しそうで良かたヨ。 不味そうより良いネ。
[覗き込まれ>>83、動揺したように目を逸らす。 その通りかもしれないと、笑って誤魔化そうとも思ったけれど。]
ろくな目、合てるヨ。 今、一緒にいるだけで嬉しいヨ。
[ぽつりと零す。]
(88) 2014/10/29(Wed) 23時頃
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[止まった手に視線が落ちたのを感じ>>92、再び動かし始める。]
ワタシのお菓子、皆好きネ。 ……ジェレミーにも、好きなて貰いたかたケド。
[何を美味しいと感じるのか、自分と違うのならそれは無理なのだ。仕方がないことだ。]
嬉しいヨ。 好きな人一緒にいるの、それだけで嬉しいネ。
[ポロリと零れた言葉に自分自身驚いて。その後納得した。 好きだから、会いたいと思った。 好きだから、知りたいと思った。 ただそれだけだ。]
ワタシ、ジェレミーのこと、好きネ。
[お菓子の家を組み立てながら、はっきりとそう告げる。
ただ、友だちと同じ、という言葉にそれ以上の感情でとは言えなかった。]
(97) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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ワタシ、もうジェレミーの友だちダヨ。 友だちのお願い、聞くの当たり前ネ。
[距離を保たれている。 その理由は分からない。
それでも逸らされた視線>>93に、笑みを浮かべながらそう告げた。 許可を出すまでもなく、既に友人だと。]
手紙、待てる。 ワタシも書くヨ。
ハロウィンが終わても、ワタシはこの街にいるから。
[キッチンから身体を引くジェレミーへ>>94、笑みを浮かべたまま告げた。]
(98) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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[本当は。 このまま祭りが終わらないまま。 傍に居て欲しいと思ってしまっている。
それでも。]
アリガト。 そう言てもらえて、嬉しい。
[彼の中で大切な存在でいられるのなら>>100、ただそれだけで嬉しくて。幸せだと思う。
それが、友人としてでも。]
(106) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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見たこと、思たこと、手紙書いて送てネ。 ワタシ、ジェレミーのこと、もと知りたい。
だから約束ネ。 手紙、待てるよ。
[この街に残る自分と、他の街に行くであろう彼と。 せめて手紙で繋がれるのなら良い。]
ワタシもいぱい手紙書くから、覚悟する良いネ。
[この国の言葉で文字を書くのは苦手だが、彼へ手紙を書く為になら頑張れそうな気がした。]
(107) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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分かた。 お菓子、此処に置いて置くヨ。 魔女が帰てきたら、感想教えてて伝えてネ。
[お菓子で出来た、小さな家をテーブルへと運ぶ。 小鳥に誘われて辿りついた兄妹のように、魔女が来てくれたら良い。 台所で見つけたお茶のセットも其処に用意し、ソファに座るジェレミー>>102を見た。
その距離は保たれたまま。 許されるのなら、その距離を縮めて別れの握手をしたかったけれど。]
ワタシの料理、食べたくなたらいつでも店に来てネ。
バイバイ。サヨナラね。
[近づかないで欲しいようなら、距離を保ったまま別れの挨拶をして、魔女の屋敷を後にする。]
(108) 2014/10/30(Thu) 01時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 01時頃
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[魔女の屋敷を出て、広場の方へと向かう。 歩きながらぼんやりと考えていた。
例えば彼に食べられて。 もう一度ハロウィンが繰り返した場合、どうなるのだろう。 そんなことを考えて、頭を振った。]
あり得ないヨ。 ジェレミーは優しいから、食べてくれないネ。
[それに。
彼はきっと我慢してくれていたのだ。 あの距離は、自分のことを大切だと思ってくれていたからこその距離だ。
それが嬉しくて、泣きそうなくらい嬉しくて。 だから食べれば良いなんて言えない。もう二度と言わない。
どんなに と思っても。]
(114) 2014/10/30(Thu) 02時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 02時半頃
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[広場に着く。 何回目かの繰り返しで見た華月斎とシーシャのショーは、今日はやっていない。 繰り返しに気付いていない人たちは、あの素晴らしいショーを見ていないのだと思うと少し寂しい。
広場の中央に見知った顔を見かけた。 同じく繰り返しに気付いている者たちの傍へと向かう。
声を掛けようとした時、なんだか光っていた。 シーシャが輝いているとかいう比喩ではなく、本当にその足元のタイルが光っている>>117。]
アイヤー?! 何が起こてるヨ?
[驚いて、声をあげたと同時にその姿が消えた>>118。]
(122) 2014/10/30(Thu) 03時頃
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あ!ショーね!これ、お祭りのショーよ! ワタシ、こんなの初めて見たヨ! 今年は色んな出し物あて、凄いネ。
[ざわつく人たちの中、思わず誤魔化すように大きな声でそう言う。
それを聞いた人たちはなんだと納得し、混乱が広がる前に落ち着いたようだ。 一部納得していないような者もいたようだが、無視した。
騒ぎになる前に、シーシャが消えたわけを知っていそうなリーを追いかける>>121。]
アイヤ、リー! 何があたね。
[頑張って追いかけるが日頃の運動不足が祟って、すぐに息が切れ始めていた。**]
(123) 2014/10/30(Thu) 03時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2014/10/30(Thu) 03時頃
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