73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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………
[よく見れば、眼鏡をかけた少年がクラスメイトのロバートであることが分かる。 状況としては、とにかく助けた方がいいことは分かる。 一歩だけ足を踏み出して、そしてそれ以上は動けない。 黒の皮手袋を嵌めた自分の手を見つめ、血の気が引いていくのが分かる]
ロバート………大丈夫?
[騒ぎがおさまれば、ようやくその場から動けるようになる。 少しだけ近付くも、ある程度の距離は確保し、クラスメイトに声をかける。
何故か不機嫌そうな様子に、理由が分からず、緩く首を傾げるも、何も問わない]
(17) 2011/12/23(Fri) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 01時頃
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[人付き合いは避けたい方ではある。 ただ、目の前で色鮮やかなものに隠れようとしているように見受けられる相手>>12にどう反応すべきか。
困ったように眉を寄せて、そっと視線を逸らす。 隠れたいのであれば、その意思を尊重すべきだろうか。 そう思うも、このまま気付かない振りをし続けるのには少し無理がある]
…………?
[しばらく考え込むが、上手く言葉は出てこない。 結局視線を投げかけて、首を傾げることしかできなかった]
(20) 2011/12/23(Fri) 01時半頃
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……ごめん。何もできなくて。
[感謝をされることは何もしていない。ただ見ていただけ。 そのことが申し訳なく、謝罪の言葉を口にする]
無事なら、良かった。
[ロバートの珍しい表情を見つめ、こちらも少しだけ緊張を和らげる。 教室においても、人と距離を置いているのは変わらない。 きっとロバートにはそんな姿を何度と無く見られているだろう]
ありがとう。でも、…………失礼させてもらうよ。
[ロバートがそこで居ても構わないと言ってくれて、少し迷う。 することもないのに、いても仕方がない。迷ったところで、ちょうど視線があったフィリップに一歩後ずさられる。 困らせたのが分かったから、すぐに立ち去ろうとそう申し出る。 その場にいた面々に頭を下げると、足早に去って行った**]
(24) 2011/12/23(Fri) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 01時半頃
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――廊下―― [結局食堂に行くこともできず、防音室にも戻れず、廊下で時間を潰す。 どれくらい人目を避けるように廊下を歩いていたか、分からない。 空腹も極限を過ぎれば、紛れてしまったようで。 ふと、鼻腔を擽る微かな香りに気付けば、眉を寄せる]
…………何だろう?
[どこかで嗅いだことがあるような気はするものすぐには思い至らない。 それほどに、普段縁がない香り]
もしかして、………薔薇?
[緩く首を傾げて、中庭へ視線を向ける。 何故か香りはそこから感じられた気がした。 普段、徹底して立ち寄らない場所。そこにある木の名前を思い出して、眉間の皺をさらに深めた]
(85) 2011/12/23(Fri) 14時半頃
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薔薇は………嫌いだ。
[自らの手に視線を落とす。その手に嵌められた黒の皮手袋。
薔薇の香り自体を嫌っているわけではない。 嫌いなのは、その姿。もっと言うなら、その棘。
触れる他者を傷付けようとしているようで、受け入れられない。
臆病に思われがちの自分。それはあながち外れてはいない。 1つだけ恐れていることがある。この手袋はその象徴。 もっとも、こんな手袋1枚では本当は何の役にも立たないことは分かっている。これは気休めでしかない]
――――たくない……。
[ぽつりと呟いた言葉は影を秘める。 長い睫毛を伏せれば、言葉に同調するように頬に僅かな影を落とした]
(86) 2011/12/23(Fri) 15時頃
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[考え込めば、考え込むほど、嫌な予感がする。 黒の皮手袋を嵌めた手をそっと左胸に当てれば、僅かに鼓動が早まっている。 そのまま鼻を覆うように手を口元へ持って行く。息苦しさすら覚える香り。きっと自分とは相容れない]
……………まさか、ね。
[人一倍優れている自負があるのは聴覚。嗅覚にはそれほどの自信を持ったことは無い。 だから、考えを打ち消すように一度ゆっくりと首を振る。
何故だろう。薔薇の香りは外からしていると言うのに。 自らがその場所に立ち寄らなければ安全だと言うのに。 疲れているのだろうか。ふと1つの嫌な想像をしてしまう]
換気をしようにも、窓を開ければ、広がるばかりか。
[寮内に紛れ込んだ香りを消す方法が分からない。 それはまるで寮内を侵食しているように思えて、眩暈を覚える。 せめて、自らの体から追い出そうと深い溜め息を吐いた]
(90) 2011/12/23(Fri) 15時頃
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[更に薔薇の香りが濃くなった気がして、視線を向ければ、窓を乗り越える少年が一人>>93、>>94。 行儀をとやかく言う性格でもないが、それにしても何故窓から?と不思議そうに見つめる。
頭を下げる様子に、窓の外にも誰かいるであろうことは想像に容易い]
………
[休みの日なのに、今日は本当によく人と会ってしまう。 人が少ないから気が緩んでいる証拠か。いつもより人の気配に対して、鈍感になっている]
え……?
[そのことに感じた疑問。思わず小さな声を漏らす。 気配に、鈍感?ありえない。いくら人が少なくとも、それはおかしい。 言いようのない違和感。人を避けている自分が、人の気配に鈍感になるほどの何かがここにはある。 別の何か?馬鹿馬鹿しい。人の気配以外に何があると言うのだ。 疲れているのだ。そう思い込もうとするも、眉間に刻まれた皺はさらに深くなるばかり]
(95) 2011/12/23(Fri) 16時半頃
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[小柄な少年が窓を閉めてくれれば、幾分薔薇の香りも薄まる。 それでもまだこの場に残っているように感じて、息を吸うのも正直少ししんどい。
どこかで少年の姿を見かけたことはあったか。記憶にはない。 身長の低さから、自分よりも年下かと思うも、万が一先輩であった時を考えて、言葉を選ぶ]
この香りが……好きじゃないんです。 外………。
[問われた言葉には、素直に答える。別に嘘を吐く必要も無い。 口を開けば、薔薇の残り香が広がり、一度言葉を止めて、唇を横に引き結ぶ]
………外に、何かありましたか?
[しばらくの沈黙の後、意を決して唇を開く。 この香りに感じている違和感。外に出た少年は何か知っているだろうか。 名も知らぬ少年に、自分にしては珍しく問いかけた]
(97) 2011/12/23(Fri) 17時頃
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そうですか。薔薇が……。 寒さに強い花なんですね。
[薔薇がこれほどに香りが強いとは思わなかった。 寒さの中、木々は葉を落とす。その中で咲き誇る深紅の薔薇。 どこか自然の摂理から外れている気がして、気味が悪い。 手を広げる様子を見て、自らの手に一度視線を落とす]
…皆…薔薇に、惹かれる?
[少年の言葉に首を傾げる。外からも何人かの声が聞こえるか。 どちらかと言えば、自分は嫌悪感を覚えている。 わざわざ近付きたくはないと思うのはやはり異端なのか。 異端なら、異端でも構わない。 そもそも自分が何かに惹かれるなんてありえないのだから]
(99) 2011/12/23(Fri) 18時頃
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………名前と学年を聞いても?
[お礼を言おうと思い、また口を開くが、相手の名前を知らないことに思い至る。 学年まで問うたのは先輩かどうかを知りたかったため]
あ、……僕は、高等部1年のセシル・ルブランです。
[相手が名乗ろうとするよりも前に、一応自分から先に名乗る。 基本的に人付き合いを避けてはいるが、礼儀を知らないわけではない。 相手が名乗ってくれれば、年下だと分かるか。態度を変えるのは失礼かと口調は崩さない]
ありがとうございました、カルヴィン。 失礼します。
[少年が空を見上げる様子に、お礼を言い、何もなければすぐにその場を離れた**]
(100) 2011/12/23(Fri) 18時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 18時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 21時半頃
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――寮・裏口―― [鼻腔を擽る薔薇の香りはさらに濃くなっている気がした。 香りがしない方向に歩こうにも、寮内に充満しているようにすら思えた]
外の、空気が吸いたい……
[息をするのも苦しくて、表情が蒼褪めていくのが自分でも分かる。 倒れるのは御免だ。誰かに看病されたくはない。 人のいない場所をただ求めて、寮の裏口まで歩いていく。 外に出る前に外套を忘れたことに気付くも、少し空気を吸うだけだからわざわざ取りに戻らない。 バイオリンケースと楽譜は外に持ち歩くほどではないかと、裏口に置いておく]
…………いくら、なんでも。おかしい……。
[裏口から、外に出て、開口一番そう呟く。 中庭から離れたこの場所にすら、薔薇の香りが纏わりつく。 吹雪は止んでいる。風も今は無い。 袖を鼻に持って行き、くんと自分の衣服の匂いを嗅ぐ。 衣服にはまだ薔薇の香りは移ってはおらず、洗剤の仄かな香りがする。 自らの衣服に移った香りではないことを確認すれば、考え込むように眉を寄せる]
(136) 2011/12/23(Fri) 22時頃
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[嫌な予感がさらに強くなる。 言葉にできないが、何か尋常ではないことが起こっているような気がする。 普段から、人の気配に過剰なほどに敏感な自分。 怯える自分が見せる幻か、何故かこの薔薇の香りに紛れた気配が気になって仕方ない。
募る不安。心情を吐露することなどできるわけもなく。 黒の蝶ネクタイを外して、ぴっちりと止められた白シャツのボタンを2個外す。 首元にかけた鎖に手をやり、十字架を取り出し、黒の皮手袋を外して握り締める。
自らはそれほど熱心な教徒ではない。 あくまでも気休めに信仰の証に直に触れて、祈るように天を見上げる。 今までに、自らの祈りが届いたことなどない。 分かっていても、自分は他人の手を借りる選択肢なんて持てない。 一人。ずっと一人。それでもいい。否、それがいいのだ。
長い睫毛に縁取られた瞳を静かに閉じる。 十字架に手を触れている間だけは、ほんの少し薔薇の香りが薄まった気がした]
(149) 2011/12/23(Fri) 22時半頃
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[外気に身を晒して、祈った時間はどれほどのものか。 自らの胸元へまた十字架を戻して、ボタンを閉め、蝶ネクタイをする。 胸元へ戻された十字架の冷たさに一瞬驚いたように瞳を見開く。 時間の感覚がよく分からない。手が悴んでよく動かないのを苦心しながら、皮手袋を嵌める。
十字架を戻してしまえば、酔ってしまいそうになるほどの強い薔薇の香りが再び纏わりつく。 正常な判断を奪われてしまいそうで、逃げるように外を歩く。何故か寮内に戻る気にはなれなかった]
…………どういう、こと?
[外に出ようと思ったわけではない。ただ新鮮な空気が吸いたかっただけ。裏口から、裏門までの道は一本道。まっすぐに歩いたはずだった。 脇目も振らずに、ただまっすぐに。迷うはずがない。 それなのに、いつの間にか正面玄関に行き着いてしまう]
………っ…!
[慌てて振り返る。そこには闇しか見えず。自分が歩いた道すら分からない。 中庭から強い強い薔薇の芳香を感じる。逃げようとしているのに、逆に近付いてしまっている現実。 皮手袋を嵌めていても熱が戻らない悴んだ指で自らの髪をかきあげて、困惑したように首を振る]
(199) 2011/12/24(Sat) 00時頃
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バイオリン………
[困惑しながらも、次に浮かぶのは裏口に置いたままの楽器のこと。 取りに戻らないとと思うも、闇の中を戻るほどの勇気も無い]
………寒い。
[先ほどから背筋に悪寒が走っている。 それは外套も無く外にいるからか、あるいは得体が知れない不気味さからか。 薔薇の香りは相変わらず受け入れ難い。この寒さに嗅覚も麻痺すれば良いと思うほど。 ここで立ち往生していても仕方が無いことだけは分かる。 とりあえず寮内に入ろうと正面玄関の扉を開いた]
(212) 2011/12/24(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/24(Sat) 01時頃
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――正面玄関→自室―― [正面玄関を開けば、すぐ傍の廊下や中庭に人の気配があるのが分かって、眉を寄せる。 今は誰とも会いたくなかった。遠回りをしてでも、人のいない場所を通って、裏口へと向かう。 そこにあるバイオリンケースと楽譜を手にすれば、ようやく少し気持ちも落ち着く]
………部屋に、戻ろう。
[力なく零した呟き。噎せ返るような薔薇の香りに頭が痛くなる。 足早に自室までの道を急ぎ、自室に戻れば、扉を閉めて、ずるすると座り込む。 両手に抱きしめるようにして、バイオリンケースを抱き、首を振る。
同室者は既に帰省した後。部屋に一人になると、もはや自分の欲求は抑えられそうにもなく。 薔薇の香りは媚薬のように正常な思考回路を奪う。
それでも、抗おうとふらふらと立ち上がり、バイオリンケースを机の上に置く。 口の中に甘い薔薇の香りが広がっているのが不快で、うがいをしようと洗面所に行く]
(326) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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…………ッ…!
[普段絶対に見ないようにしていたもの。 この場所に来て、他人と一緒に暮らさざるを得なくなって、細心の注意を払っていたと言うのに。 鏡の中の自分と目が合えば、驚いたように息を飲む]
………あぁ……
[泣きそうに自らの瞳が歪むのが分かる。 鏡越しの自分。今すぐ目を逸らすべきだと分かっているのに、逸らせない。 むしろもっとよく見ようと、鏡との距離を縮める]
……………―――んだ。
[抑えようとしていた想い。決して叶うわけのない想い。認められない想い。 想いと呼応するように瞳から零れ落ちていく雫は洗面台を濡らす]
(333) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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………好き、なんだ。
[不毛な片思いと言うべきか。あるいは両思いではあるのか。
元々、内向的な子供ではあったと思う。 それに輪をかけたのは幼少の頃に受けた同学年の生徒からのいじめ。 誰一人、味方などおらず。全てが、敵。そう思い込んでしまった。 寂しさを癒す術もなく、代わりに鏡に映った自分だけが心の拠り所となる。
鏡に映った自分と会話をする姿を家族は奇異なものを見る目で見る。 その視線すらもまた敵対する視線としか思えず、家族すらも敵に思えた。 それでも、ぎりぎりの線で未だ道を踏み外してはいなかった]
(334) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[全てが崩壊したのは数年前。全てはこの鏡が元凶となっている。
最初は軽い気持ちだった。鏡に映る自分に親愛の情を込めて口付けをしたこと。 自分を守るためとは言え、常識的に考えて、いけないことをしている自覚があったのがなお悪かった。 背徳感が自らを甘美な欲求へと導く。それはどこまでも歪んだ自分への愛情。
他者が全て敵と思え、誰も愛せなくなった少年はただただ自分だけを愛する。
一日中鏡と向き合い、熱に浮かされたように鏡に口付ける息子の異常ともいえる性癖を目の当たりにした両親。 何度となく、「隣人を愛せ」と聖書の教えを説かれ、十字架を持たされる。 質量的には軽いはずの十字架。されど、それは重たい楔となって自らを戒める]
(335) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[他者と暮らしていけるようにと願いを込めて、両親は寄宿学校へ息子を入学させた。 此処に来てからは、極力鏡を見ないように過ごした。 また誰かに奇異なもので見つめられたり、苛められたくはなかった。 打ち解けられなくとも、礼儀を欠くことだけはせず、ひっそりと学園生活を送っていた。
代わりに幼い頃から習っていたバイオリンを弾き続ける。 鏡の中の自分とは会話してはいけない。だから、音に乗せて自分との会話を試みる。
鏡や窓に映った自分を見ても、揺らぐことはあれど、踏み外すことはなかった。 これは薔薇のせいだ。薔薇の香りが悪い。自分は悪くない。 こんな時でも、自己防衛となる言い訳をしながら、熱に浮かされたような自分の瞳に吸い寄せられるように鏡の中の自分へと唇を寄せる]
(337) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[鏡の中の自分と唇が重ねた瞬間に感じた冷たさ。 一瞬だけ我に返り、鏡から離れるも、鏡に映った自分を見れば、またすぐに唇を寄せる。 危険だ。今の自分はとても危険だ。誰かの瞳に映る自分すらも愛しく思えてしまいそうだ。
何度と無く鏡の中の自分と口付けを交わす。 冷たい鏡の感触は決して叶わない想いをまざまざと思い知らされるようだった。せめて少しでも熱が伝わるようにと……
自らの想いは拒絶されない。自らの想いは受け入れてはもらえる。 だけど、自らの想いを決して返されることだけはない。 苦しい。苦しくて、切なくて、仕方が無い。
飽きることはない口付け。されど、唇を重ねるごとに募っていく虚しさからは目を逸らす**]
(339) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/24(Sat) 15時頃
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