人狼議事


126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜

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記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 00時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 01時頃


【墓】 記者 イアン

― 同族に向けて ―

…ホレーショ、さん。

[薄れ行く意識の中で三人の名前を呼んだ後、彼が自分の名前を呼んだような気がした。
恐らく、ヴェラは約束通りに自分を糧にしようとする筈。
此処に来るまでの自分なら、迷うことなくそれを望んでいた。

けれど今は、ヴェラと比べればほんの一時を過ごしただけに過ぎない同族の方へと意識は向かう。
距離が離れたホレーショーの右手に宿る事は叶わないか。

それでも。
自分は此処だ、とヴェラには聞こえない声で彼を呼ぶ。]

(+1) 2013/06/19(Wed) 08時半頃

【墓】 記者 イアン

― 森の奥・ヴェラと ―

[名前を呼びながら、脳裏に彼らの顔を思い浮かべた。
目は霞み、雷の衝撃で麻痺した身体は自力で動かす事はもう叶わない。
混濁していく意識の所為で痛みはあまりなかったが、背中にヴェラの感触をうっすらと感じていた。

―あぁ、懐かしいな。 

淡く口元だけに笑みを浮かべる。
魔物になってからは、自分からヴェラに触れる事は無意識に減らしていたように思う。
それを彼は気付いていたかどうか。
死んだらもう味わえない感触を忘れないように頭に刻み込む。

>>11ヴェラはじっと黙っている。
まだ糧にしようとしないのを少しだけ不思議に思いながら、少しは哀しんでくれているのだろうかと考えていた。]

(+2) 2013/06/19(Wed) 08時半頃

【墓】 記者 イアン

[約束を守る、というヴェラの言葉に同族の気配を探そうとした。
―彼はソフィアと一緒にいると言っていたけれど、近付く気配はしていた。
まだ間に合わないか。

自分の身体がツェツィーリヤの隣、地面に横たえられる。
人の声で彼の名前を呼びたくなるのをぐっと我慢した。
ヴェラはホレーショーが魔物だとまだ気付いていない筈だから。
これ以上、足手まといになるわけにはいかない。

けれど、自分に残された時間は残り僅かで。
それを察したらしいヴェラの右手が翳される。

あの時は自分達がこうなるのはもっとずっと後だと思っていて。
ヴェラ達以外にその右手に宿りたいと願う人が出来るなんて想像もしていなかった。]

(+3) 2013/06/19(Wed) 08時半頃

【墓】 記者 イアン

[>>12やがて自分はヴェラの右手に宿され、肉体から完全に魂が切り離される。
その内に自分の肉体は霧散するのだろうか。
下級の魔物に食われるなんて癪だから、そちらの方がましだと思いながら。
魂を失った肉体は、此処にまだ辿り着かぬ彼にとってはもう無価値か。

ヴェラが『死神の指先』の存在に気付く。
墓を作る代わりに拝借したそれを、ヴェスパタインは許してくれるだろうか。]

 ―そうだよ。

[不意に掛けられた問いかけに、ペンダントの事だと察して答えたけれど、恐らく彼の耳には届いていないだろう。
自分も弟に何度か話し掛けたけど、答えは聞こえてこなかったから。
或いは拒否されていたのかもしれないけれど。

血の匂いに魅かれてやって来た下級の魔物の気配。
―あぁ、お前達なんかお呼びじゃない。]

(+4) 2013/06/19(Wed) 08時半頃

【墓】 記者 イアン

[>>14魂はヴェラに寄り添って、二十年と数年使っていた肉体に別れを告げる。
自分の右手に呼び掛ける言葉には、両腰に手を当てているような気分で彼に返す。]

 ―いいけど。

 俺を糧にしたんだから、少しでも長生きしてよ。

[出来たら違う人が良かったんだけど、なんて。
ヴェラが聞いたら怒るだろうか。
同族に生きながらえて欲しいと思うし、彼にも同じようにそう思う。
―それは自分が彼らと共にいられなかったのと同じで、両立し得ない願い。

同様に彼の右手に宿ったツェツィーリヤは今、何を思っているのだろうか。
やがて狼の姿になったヴェラと共に、森の奥を後にした。**]

(+5) 2013/06/19(Wed) 08時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 08時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 09時頃


【墓】 記者 イアン

― 広場→森の奥 ―

[>>19ヴェラは広場で誰かを探している様子。
その相手がソフィアだとは当然分からない。

全てが終わったとヴェラは思っているようで、そっと安堵する。
―大丈夫、まだばれていない。

>>20ヴェラの意識が向いた右手は、自分とツェツィーリヤの分も魂を呑み込んで赤黒さを増していた。

…一気にやると、きついよな。
まだ魔物になって間もない頃。血に酔ったように派手に糧を求めた時の事を思い出す。
あの後は身体が熱くて堪らなくて。
けれどもっと、と暴れる本能を鎮める為に…近くにあった湖に入水した。

魔物姿の自分が纏っていた色は紅。血の色だ。
頭から血を被ったような有様だったから、周囲の水が赤く染まったのを見て、一気に冷静になったのを思い出した。]

(+6) 2013/06/19(Wed) 23時頃

【墓】 記者 イアン

[不意にヴェラは何かの気配を察知する。

それはまだ姿を見た事のなかった同族の気配。
―向かっているのは、自分達の躯が残る場所。
其処に彼の求める魂…力の根源はもうない。

迷うことなく其方に引き返すヴェラを制止したくとも。

言葉を伝えるすべがないから、進路はそのままに。*]

(+7) 2013/06/19(Wed) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/19(Wed) 23時頃


【墓】 記者 イアン

― 森の奥 ―

[>>37其処には、氷蜥蜴の姿をした彼がいた。
長い舌で下級の魔物を捕らえ、喰らっている。
―自分の魂を取り込み損ねたからか。
乾きはまだ収まっていそうにない。

>>22そしてそんな魔物の姿を目にして、ヴェラは件の魔物が目の前の存在と認識したらしい。
―あぁ、僅かな時間さえも稼げなかった。
自分は全然上手くやれなかったのだ。

>>23満身創痍のヴェラは、やはり迷わずに魔物に立ち向かおうと。
―あぁ、自分の想像した最悪の事態だ。

魔法使いの右手に宿された自分には何も為せず、行く末を見守るのみ。*]

(+8) 2013/06/19(Wed) 23時半頃

【墓】 記者 イアン

―…。

[三人一緒か、と。
ヴェラが森の奥へと向かう道すがら、耳に届いた彼の声。

ヴェラの右手には、当然、自分が糧として取り込んだヴェスパタインの魂も取りこまれている。
―彼は今、何を思っているのか。

確かに感じるその存在に触れるのは怖くて…自分は目を背けていた。]

(+9) 2013/06/19(Wed) 23時半頃

【墓】 記者 イアン

[そして、あれ程言葉を交わしたいと願った魂の存在を同じ右手の中に感じていても。

ヴェスパタインと同じく、まだ向き合えそうにない。*]

(+10) 2013/06/19(Wed) 23時半頃

【墓】 記者 イアン

[―何やってんだよ。
下級の魔物なんか放っておけばいい。
あんたは一人なのに。

ホレーショーが戦闘中に、自分達の躯に群がろうとする魔物を追い払っているのに気付く。
目の前の戦いに集中しろとも、ヴェラを逃がしてやれとも、自分は言えなかった。]

あ…っ…。

[>>49ホレーショーの鉤爪はヴェラの足に食い込んでしかと捉え、彼の身体を地面に叩きつける。
直接触れる事で魔物の纏う冷気は、人の姿のヴェラに伝わっているだろう。
感覚は繋がっていないから、それがどれ程のものかは分からないが。

>>52やがて氷纏う尾がヴェラに振り下ろされ、突き出した左手で防ぎきれずに彼の胸に至れば。
既に肉体を失って感じない筈の胸の痛みに顔を歪めた。]

(+24) 2013/06/20(Thu) 00時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 00時半頃


【墓】 記者 イアン

―当たり前だろ。
俺はずっとあの人達の背を追いかけてたんだから。

[応じる言葉は、少しだけ誇らしげに。

ホレーショーとヴェラの消耗の差は激しい。
けれど傷ついた彼にもうやめろとも望めない。
―例えこの声が聞こえたとしても聞かないだろう。それは彼の矜持に関わる事だから。

ヴェラは、かつて自分を片腕と呼んでくれた男は、気高く強い。
どれ程傷ついても闘志を失わないその姿は、自分が追おうと決めた背から少しも変わっていなかった。]

……。

[―けれど、それが今は胸の痛みを増す。**]

(+25) 2013/06/20(Thu) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 01時頃


【墓】 記者 イアン

[―早く消えてしまえ。

未だ地面に横たわった自分の躯を見つめる。
それで魔物の意識が逸れなくなればいい、と思いながら。

ツェツィーリヤの肉体が霧散し、風に舞うローブ。
それと同時に、場は動く。

供物である毛皮を手放し、前のめりに倒れ込んだヴェラ。
無言で彼に近付いていくホレーショー。

―魔物の鉤爪が、ヴェラへと向かう。]

 ―…っ。

[その結末を知りたくない、とでもいうようにイアンの躯は崩れる。
魔に落ちた所為か、うっすらと紅に染まった砂は風に煽られ霧散した。
其処に「死神の指先」と「鉤爪の破片」、ペンダントを残して。**]

(+26) 2013/06/20(Thu) 12時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 12時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 22時半頃


【墓】 記者 イアン

 ―ヴェラさん…っ?

[地に伏したヴェラが、右手を氷を纏う蜥蜴に向ける。

自己を生贄とした術は知識としては知っているが、使用したことも目にした事もない。
だから右手に向けられた彼の声が、何を意図してのものであるかは分からず。

けれどそれまで静かだったツェツィーリヤの声が聞こえれば、其方に意識は映った。]

 …ツェツィーリヤさん。

[途方もない願いの為に、ヴェスパタインと同じく、自分が瀕死に追いやった魂。
名前を紡いだだけで、それ以上は何も言えない。]

(+28) 2013/06/20(Thu) 22時半頃

【墓】 記者 イアン

…っ。
何してんだよ、ホレーショーさん…!

[彼の心中が分からない故に、コリーンの乱入が予想外だったのか、という考えに至った。

彼らを置いて走り去るホレーショーに、声を投げかける。]

(+29) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【墓】 記者 イアン

 ……うん。

[>>+30ツェツィーリヤは微笑んでいる。

けれど、それは自分が何度か目にしたそれとは違い、何処か寂しそうだと感じた。]

 ……。
 …ごめんな、さい。

[震える声でやっと紡いだのは、謝罪の言葉。]

(+31) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【墓】 記者 イアン

[>>+33返される言葉は、生前の彼女が言ったのと同じものだった。]

…だって。
貴女を倒して、生贄にしようとしたでしょう。

[自分の足音を聞きつけて後を追ってきた彼女を、魂を取り込もうと狙った。

もし彼女があの時自分を追わなかったら。
ヴェスパタインの血を服に付けていた彼女に、嫌疑がかかっていたかもしれないけれど。}

(+34) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

【墓】 記者 イアン

…っ…。
ヴェラさん…っ。

[宿主の異変は右手にも伝わってくる。
彼の傷ついた身体が限界に近い事は分かっていた。

ツェツィーリヤの身を生贄にした魔法がなければ、或いは自分が手を下していたかもしれないけれど。

今まさに、途切れそうになっている命を想い、顔を歪める。]

(+36) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【墓】 記者 イアン

…ツェツィーリヤさんは冷静ですね。

[淡々と事実を告げる彼女。
それは魔法使いとして正しい思考だ。
けれど。]

―でも、何で俺にやり返そうとしなかったんですか?
魔物になる前から、俺は貴方を狙ったでしょう。

[戯れに彼女に斬りかかったわけでない事は分かった筈。
あの時に彼女が自分の身を守ろうとしなかった事に対する疑問を口にした。]

(+37) 2013/06/21(Fri) 00時頃

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