人狼議事


277 【突歓RP】“Ha-Ru”から“Na-Tu”に航る村

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視点:


【人】 意匠造形 シルク

[ちっちゃな左手の薬指の爪に、南国色の鳥がいる。
たったそれだけのことだけど、
ちょっと前までのぼくには想像もつかなかったことで
たったそれだけのことだけど、
なんだか気持ちがふわふわ軽い。

親指の方が面積が大きかったけど
よく使う指だからはがれやすいかもってことで。
二番目に爪の大きな薬指が居場所になった。

既製品のネイルチップを張り付けて、
爪の表面と形と長さを整えて
上から既製品のデザインシールを張り付けて。
後は定着させるだけ、って言われたけど。

クエッションマークを浮かべて固まったぼくに
勧めてくれたのと同じ同僚が
休憩時間を合わせてぜんぶやってくれた。]

(5) yahiro 2018/06/17(Sun) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク

[枚数あるからついでに全部やっちゃおう、って
指全部にネイルチップを貼ってあるから
なんだか自分の指じゃないみたいに
つるつるの爪になっている。不思議な感じ。

色も形もきれいに整った桜色の爪。
薬指にとまったベニコンゴウインコは
鮮やかな色の羽を魅せて。
長い尾羽が指の第一関節辺りまで伸びている。
ボディペイントのシールだから肌にも定着するそうだ。

未知の世界過ぎてわけがわからない。
そういえば、人の爪なんて色が何色かくらいしか…
…いや、それすら、たぶん、殆どあまり
気に掛けたことはなかったかもしれない。]

(6) yahiro 2018/06/17(Sun) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク

[…雨覆と尾羽、ではなくて、おひれとはひれが
ぼくのしらないあいだに華麗に逞しく広がって
食堂の新入りに恋をしたんじゃないかという憶測から
始まって、広がって、伝言ゲームで食い違って、
あれやこれや、いろいろあって。

身分違いで引き離された恋人と
同じ顔をしたひとに出会って
忘れられない恋と新たな恋の狭間で云々みたいな
もーよく判らん感じになっているなんて知る由もない。
ちなみにこれは一例であってなんかほかにもあるとか。
しらない。しりません。全然。

その鳥すきなの?って聞かれたから
どっかの赤い頭がそれに見えたって話した結果
更にひれがひらひら広がって
アンタレスに恋人ができたと知ってはじめて
彼への恋心に気付いた説が派生したのもぼくはしらない。]

(7) yahiro 2018/06/17(Sun) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク

[お洒落にまるで興味もなければ
自分のことをろくに話さないを通り越して
業務に関係のないことは最低限の会話すらさぼるぼくが
珍しく、否、知る限り初めてっていうくらい、
随分と喋ったし、話しかけたし。

多分みんな面白がっているんだろう。
やたら視線を感じる。

けど、見事なまでにぼくの耳には一切届いていないので。

…というかなんか聞こえたとしても
自分の事を噂されてると気付けない改変っぷりなので。
知らないのです、一切。ぼくはわるくありません。]

(8) yahiro 2018/06/17(Sun) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク

[在り得ない誤解と逞しすぎる妄想による捏造と
あっちこっちに矢鱈滅多に点在する噂によって

アンタレスの休憩時間と食堂の新入りの勤務時間に
合わせた休憩を押し付けられたなんて知らないまま
居心地のいいコックピットをまた追い出された。

やだやだ。ぼくはしごとをするんだ。
ぼくからしごとをうばわないでくださいおねがいします。

思ってても口に出せないまま
ぽいっと廊下に投げ出されて、諦めてとぼとぼ歩く。

いいや、もう。ごはんたべてねよ。
決意を固めて端っこをちょろちょろ歩く。
何を頼むかは決まってないけどひとつだけ決まってる。
なにはなくともハンバーガー以外だ。
ハンバーガー以外。これだいじ。*]

(9) yahiro 2018/06/17(Sun) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク

ー食堂&レストランー

[お粥とスープのおなじみメニューに戻ったら
やっぱだめだったかぁみたいな生暖かい目で見られたから
無言でそっと頷いておいた。
ええ無理でしたとも。絶賛胃もたれ継続中です。

空いてるから食べていきなよってやたら勧められて

そんな空いてないと思うんだけどと強くも言えず
何処に座ろうか視線を泳がせていれば
>>18女性の傍に自然に(見えたんだぼくには)座る
同僚の姿が見えた。

Bai-Uに恋人がいるのでは…?
彼女こそがBai-Uから乗船してきたそのひと?]

(21) yahiro 2018/06/17(Sun) 19時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[よくわからないけど邪魔しないでおこう。
そう考えながら眺めていたら
ほらやっぱり俺じゃないじゃんとか
食堂スタッフ数名がよくわからない話をしていた。
私語が飛び交っていても管轄外だ。
ぼくにはかんけいないな、聞き流そ。

すみっことか、角とか、奥とか、日影とか。
そういう場所が落ち着くから自然と吸い寄せられる。
当然人の少ない場所。

ざわめく人の声を何処か遠く聞きながら
前の席に座る友人と何気ない話をする。妄想を繰り広げ
独り楽しい穏やかな朝食の時間を過ごす。

話題は決まってる。初めて整えた爪の話で持ちっきりだ。*]

(22) yahiro 2018/06/17(Sun) 19時半頃

【人】 意匠造形 シルク

ー回想:Na−tu到着前・コックピットー

 ぼく、代わりにサポート入るから
 あの人の休憩長めにしてあげなよ。

[食事の途中に良い事を思いついたから
休憩して来いと追い出されたコックピットに戻って
開口一番そう告げれば、当然「なんで」と問い返された。

横着して誰のなまえも呼ばないのは何時ものことで
それでも大体伝わるのはスタッフ同士
共有している時間が長いせいだろう。

まぁそんなことはさておき。
門前払いで再び追い出されないだけの
素敵なねたをしいれてきたのです、ぼくは。

今ばかりはあそこで食事を摂ることを
勧めた食堂のスタッフを褒め湛えたって言いと思っている]

(87) yahiro 2018/06/19(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

 …なんか、女の子と一緒だったから。さ。

[のでぼくの押し付けられた休憩を返上してやるのです。
ほらほら。これでどうだ。ぼくにはたらかせろ。

コックピットに居座る口実を見つけて
(自分としては)したり顔の(つもりでいる)ぼくに
話しかけられたパイロットは
健気かよ!と叫んで目元を抑え天井を仰いだ。

なんかよくわかんないけどそっとしておこう。

変な病気じゃないといいね。
そう思いながらも突然叫ぶ奇病なんてうつりたくないから
そっと距離をおいておいて
追い出されなかったのでまんまと仕事にもどってやった。*]

(88) yahiro 2018/06/19(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[安定宙域を走行中は割とみんな気が緩んで
必要のない私語もあれば急ぎでない業務の話も飛び交う。

そんな最中なんだか直接的だったり間接的だったりに
矢鱈滅多にNa−tuでの降船と長期休暇の消化を勧められて
散々渋っていたけれど、再三無視し続けた上司から
通信で「有給消化してね」請求の最終勧告がきたので
諦めて休暇申請の手続きを済ませた。

宿泊先を探すのが面倒くさいから実家に連絡したら
父に密告されて父が飛んでくることになった。
余計面倒くさいけど、宿泊施設の見知らぬ他人に
気を使われ続けて疲弊するよりは少し楽だ。

そう考えて諦めることにした。]

(92) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ぼくのからだの大半は、僕の細胞を養殖して作った
高額の生体パーツを移植して賄われている。
生まれた時からそのままの器官なんて多分
ぼくのからだにはもう殆ど残っていない。

替えの利くものくらい機械パーツに
入れ替えてしまえばいいものを
気の遠くなるような多額の治療費を長年に渡り
湯水のごとく馬鹿みたいにつぎ込んだ父は…

…あの頃から今でも変わらず借金苦や破産なんかと無縁で
自家用の宇宙船を数台趣味で所持して居たりする
所謂富豪層な訳だが。

そんなこと誰にも話したことはない。
聞かれないし話す機会もないし。
父がそうなだけでぼくにはあんまり関係ないし。
各地に点在する別荘やら別宅に
船を降りる度こうして滞在させてもらうから
個人的に便利とか、ぼくにとってはその程度のことだ。]

(93) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク

ー"Na-Tu"到着後:別宅にてー

[白熱した眩い陽光がさんさんと降り注ぐこの星の日中は
僕にとっては地獄でしかないので。
自然と、澄み切った青い空と顔を合わせずに済む様に
日が斜めになって色を変える頃に起き出す
ずれた生活リズムになる。

緑陰美しい庭の眺望を一望できるウッドデッキの
デイベッドで寛ぎ過ごす父の隣に
おはようの挨拶もなく転がり込めば
家政婦のアンドロイドが好みの飲み物を
喉の渇きを予測したみたいなタイミングで運んでくる。
快適すぎていつも以上にだらけてしまうけど
ぼくは決してわるくない。

モナリザの両腕を心地好く思うのは
幼い頃より彼らの肌に慣れ親しんで
育ってきたからからなのかもしれない。]

(96) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク

[休暇を一緒に過ごしたってろくに話さなければ
まともに顔を合わせようともしないぼくが珍しく
本当に珍しく傍に寄って行ったから
たったそれだけで父の機嫌が浮上してゆくのを
隣で感じてなんとなく気恥ずかしいきもちになる。

ばかだな、って思うのは
父に対してか、素直になれない自分に対してか
…両方かもしれないけどよくわからない]

 あのさ、父さん…

[呼びかければ声を掛けられ浮かれてるのを
誤魔化すみたいに至極真面目な顔で
「パパと呼びなさい」とか言ってくるけど
毎度のごとく軽く無視して聞き流す。
いまいいからそういうの。]

(97) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク

[爪の赤い鳥を指の腹で撫ぜながら
言おうか言うまいか、此処迄随分悩んだのに未だ渋って
けれど言おうと決めてきたのだからと、決心して声にする
そんな大層なことでもないんだけどさ、べつに]

 ……気付いたんだけどね。
 ぼくさ、きれいなものとかわいいものがすきだけど
 ぼくがそれになりたいわけじゃないみたいだ。

[こうやって、指先をほんの少し飾ってみたら
確かに、胸が高鳴ったけど。

雨の中差し出された掌。
宝石みたいに整った指先をおもいだす。
あれになりたいとはこれっぽっちも思わなかった。

けど…
気付いたことがある。
言葉にして、伝えようと考えるくらいにはっきりと。]

(98) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク


 たぶん、女の人より、男の人寄りだと思うんだ。
 こころというか、思考とかが。

[濡れる指先を眺めて、不甲斐なさを覚えた。
あの細い腕にすら心配される自分の脆弱さに苛立った。
行く道で、傘を半分差し出した同僚のように
降り注ぐ雨から守ってやるべき肌なのに、と。

成人してるし、報告する義務は、もうないけど。
ぼくが一方的に避けてるせいで随分疎遠になっているし
わざわざ伝えなくたっていいかなって、思ってたけど。

それでもずっと親で居てくれる変わり者のこのひとを
まぁ少しくらい安心させてやるくらい
したっていいしできなくはないかなぁって。
久々に顔を見たら、気紛れにそんな気持ちになったから]

(99) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク


 ……、…ずいぶん遅くなったけどさ。
 ぼくは男になろうとおもうよ。

 ………あ、娘が欲しかったんだとしたら、ごめん。

[狡い言い方だ。なんて答えるかなんて知ってるくせに。
それでも久しぶりに、その言葉を聞きたくて。
聞いたらすこしだけ、安心できるきがして。
強請る代わりに軽い言葉で謝れば

何度も何度もうんざりするくらい
繰り返し見てきた顔がそこにあった]

(100) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

【人】 意匠造形 シルク


 『きみがいきていてくれるならそれでだけでいい』

 …でしょ。もう聞き飽きたよ、その言葉。

[父の声に、言葉を、音をぴったりと重ねてみて
本当に見事に重なって驚く父の顔が
なんだか可笑しくって、顔を合わせて久々に笑いあった。

聞くたびにあんなにうんざりしてたのに
とろとろと温かい南国の風みたいに
今日だけは少しだけ、何時もよりもほんの少しだけ
不思議と優しい気持ちになれた気がした。**]

(101) yahiro 2018/06/19(Tue) 23時頃

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