人狼議事


158 雪の夜に

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【人】 負傷兵 ヒュー

 もし、なのは、わかっています。
 たとえです。
 たとえでも――、こうするしか、俺には、できません。

[顔を伏せたまま、続けた。]
 
 この腕は、
 野犬にやられたものです。

 俺にとっては……、――町に、人狼はいません。
 だから、あなたの言った「もし」は、嘘だ。

(0) 2013/12/26(Thu) 01時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/26(Thu) 01時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[まるで、と言われて、背が震える。]
 
 「出来ないこと」を――、俺に否定が、できますか。
 術をもたなかったら、諦めるしかないじゃありませんか。

[片腕は、二度と動かないのだ。
この分を、助けてもらって、諦めてもらって、憐れんでもらって、この一年を過ごしてきた。
ヒューは、自分を襲った「犬」が、わざと、したくてそうしたわけではないという一点に、縋りたかった。]

(6) 2013/12/26(Thu) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ――……。いえ。
 愚かなことだと思います。

 可能なら……そうですね。俺はまた、船に乗りたいから。

[顔をあげて、無理やり笑った。
歪むように笑った女の目を見ていた。その、深い蒼い目を。
返答を待った。
その返事で、指は力をこめるのをやめ、滑り落ちるままに、喪服の婦人の手を手放した。]

 ――そうですか。
 俺も嘘をついたから。

 しかたがないですね。

(8) 2013/12/26(Thu) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 この船が、帰ってきて、くれたから。
 友人に、望んでもいいと、言われてはじめて、
 ……望む事ができました。

[気が抜けたように、呆然と、膝をついたままでいた。
髪をなでられた。ただ、されるままでいた。]

 ……。

 いつか。
 あなたの話も、聞いてみたいです。

 ……違ってしまったら、難しいですか?

(15) 2013/12/26(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ヒューの髪を撫でる手が離れていく。
何となく名残惜しく、顔を俯けたまま、小さく息をつく。
立ち上がって、黒服の婦人の艶めく黒髪が、海風にたなびくのを目で追う。]

 俺こそ、聞かせなくていいような話をしました。

[首を僅かに傾げるようにして、はにかみ笑いと、苦笑いを混ぜたような表情を浮かべる。
婦人が「難しくはない」と言ったのを聞いて、その苦味はきえた。]

 ――よかった。

 それなら、きっと、お願いします。

(26) 2013/12/26(Thu) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[吐息を零し、「それよりも」と紅い唇は、ヒューに次の返答を促した。]

 ……はい。

[俯くように、静かに頷いた。短い肯定。
人狼に対し、心当たりがあると言った人間への、欲目は、無論あったろう。それだけでも無かっただろうが。
黒服の婦人の細い手が求めるなら、いつでも片手を差し出す準備がある。**]

(27) 2013/12/26(Thu) 03時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/26(Thu) 03時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 朝 ―

[翌朝。ヒューは、血の気の引くような噂を耳にした。
眠っていないせいか、肌は土気色をして、走る足が時折縺れた。
息を切らし、足元を雪で真っ白にして、診療所に駆け込んでいく。

今朝、ここへ運ばれてきたのは、二名。
片方は朝凪亭の従業員。
もう片方はホレーショーだった。]

(28) 2013/12/26(Thu) 15時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 診療所 ―

[診療所に入ってすぐ、子供の、けたたましい悲鳴にも近い泣き声が聞こえてきた。
この町の者で、顔と名前が一致している人間はあまり多くはないが、朝凪亭のハナとその母親は、数に含まれる。]

 ――、……

[息も整わないまま、子供の声が聞こえる方へ顔を向けた。
すぐさま、また別の方を向く。探すまでもなく、ホレーショーの入った病室がわかって、駆け寄った。]

 ……、……

[ヒューは、その場に膝をついた。
走り疲れたというよりは、深く落胆していた。]

(29) 2013/12/26(Thu) 15時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[病室の前には、赤い外套を被り、鼻を鳴らしているセレストの姿があるのに、気付いていた。
立ち入る事の許されない扉を呆然と見上げたまま、雫を垂らすみたいに、ぽつりと呟いた。
草臥れた声での、問いかけだった。]

 何でだよ。

[それから、消沈して俯いた。]

 ……
 ごめんな……。

[力なく緩く握った手を膝の上にたらしたまま、立ち上がることも、身動ぎひとつすることも止めて、ハナの泣き声を聞いていた。
ヒューは「ごめん」と、うわ言のように、何度か謝っていた。]

(30) 2013/12/26(Thu) 16時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/26(Thu) 16時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストの問いかけに、顔をあげる。>>32
振り返り、沈黙した。]

 ……。

[二度目の呟きで、肩を落として、床を見る。]

 ……
 しちゃならない失敗だった。

[低く篭った声で、悔いた。]

(38) 2013/12/26(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[子供の泣き声が止んだ事に気付いたのは、セレストのほうが先だった。
ホレーショーの病室から離れていく彼女の足音を背中ごしに聞く事で、ヒューはそれに気付いた。
漸く、ゆらりと立ち上がる。]

 ……。

[セレストは、ハナを連れて病室を出たらしい。
静かな足音とともに、二人が廊下の向こうに現れた。]

 ――……、

[ハナは目を瞠る。
ヒューは、じっとその目を見ていた。]

(41) 2013/12/26(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 …………。

[もう、今更、いいか。
そう思って、ヒューは口を開いた。]

 そうだよ。

[ハナの問いかけを肯定した。
投げやりにも思える、端的な返答だった。
嘘をつくのは、もうやめだ。]

(43) 2013/12/26(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[なにより、これは、嘘をつくべき相手ではない。
ヒューは目を逸らさず、ハナの大きな目を見詰めている。
ハナが震える姿を、ただ、見下ろしている。]

 誰がやったんだか、わかるな。

[だってだってと繰り返すのを、聞き続けた。
少女の言葉に、ヒューが驚く様子はなかった。]

 ……ああ。

[宿に帰ろうというセレストの提案に、低く応じる。
ホレーショーの病室を背にして、ハナとセレストの傍へ歩く。
膝から下は、走ってつけた雪で、湿っていた。]

(49) 2013/12/26(Thu) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[先ほどから難しい顔をしつづけているセレストを一瞥する。
ヒューはセレストに、ひどく疲れた声で答えた。]

 ……自分できめてくれ。

 話して聞かせたい事でもないしな。

[そう答えてから、ヒューは少し屈む。
ハナは酷く震えている。焦点のあわない目をちらりと見てから、動くほうの手を、ハナの冷たい小さな手へ伸ばした。
手を、つなごうと。]

(58) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナが弾かれたように距離をとった。眉根を寄せる。]

 ……。

[歯を鳴らしながら、悲鳴をあげるように「いやだ」と繰り返すハナを見て、心底、悔いた。
やはり、やってはならない失敗だったのだ。
何があってもハナの母親は、守ってやるべきだった。
昨夜見つけられなかった事を悔いても、昨夜には戻れはしない。
舌打ちをして、ハナが背を向けるのに、乱暴に腕を伸ばした。
多少痛かろうが、転ばせようが、気にするつもりはない。
片腕では届かず、逃がしてしまったなら、追いかけるつもりで。]

(63) 2013/12/27(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[見失ってしまっては、昨夜のような事になりかねない。
それは、誰かが危ないという事と同時、この少女が、わけもわからず人を傷つけているのを見逃すことになる。
奥歯を食いしばって、雪にまみれながら、抵抗する少女を押さえつけようとする。]

 ……クソッ、

[小さな体のどこにこれほどの膂力が眠っていたのか、見当もつかない。
それは一年前の晩を、否が応でも彷彿とさせた。
相手は「子供だ」と、わかった。
その時の姿は――どんなだったろうか。けれど、相手の目だけは明確に覚えていた。]

 ハナ!

[声を荒げて名前を呼んだ。
朝凪亭に通う間に、覚えた名前だ。
「とめなければ」と思って、ずっと気にしてきた、女の子の――]

(71) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ようやくハナを押さえ込もうかという時の事だ。
ヒューは、短く、詰まらせるように息を零した。]

 ――……、?

[しびれるような、奇妙な違和感。
次いで、すごい熱を感じた。
そして、外気が水を冷やす、温度。]

(75) 2013/12/27(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[少女の顔を見ていたが、彼女の頬に点々と紅い水玉模様ができている。
視界に、奇妙な形になった、少女の腕や爪が入る。
そして、切り裂かれた自分の、残りひとつの手。
驚きにか、痛みにか、息が短くこぼれた。]

 ……――は、

[セレストがハナの腕を押さえ込もうとしている。
だから、手に構っている余裕は、なくなった。
血まみれの片手が先についた腕で、逃がすまいとハナの胴を抱え込む。
なぜか、掠れた笑い声を漏れていた。
やけくそだったのだろう。]

 ハナ、
 聞いてくれ。

(77) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナが荒い息を吐いているのが、聞こえてくる。]

 おまえは、悪くない。

[落ち着かせなければと思って言った言葉だったから、内容は、酷く単純だった。けれど、そうであって欲しいと、ずっと思っていた事でもある。
傷を見てしまったが最後、痛みがどんどん強くなってきているのがわかって、息を詰まらせた。
指が、奇妙に外れて、ぐらついているのが見えたので、大分、よくないと言えるだろう。]

(82) 2013/12/27(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 うるせえよ。
 ……セレスト、黙らせてくれ。

[ハナの大声をききながら、誰もきかないでくれと、祈る。
もう、残りの腕も使いきってしまったのだから、口を塞ぐこともかなわない。]

(87) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ハナの腕が、金色の毛並みに覆われている。
見覚えのある色だった。] 

 手、早く隠せよ。
 違うんだろ。

[震える声で、そう頼む。
なんとか、隠さなければ。
余計なことをしなければよかった。
空回りばかりだ、と、わが身を呪う。
後悔しても、しても、したりない。]

(88) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[隠さなければならないのは、自分の手も、また同じだ。
手のひらや指だけでなく、手の甲からも血が溢れているという事は、貫通している箇所があるのかもしれない。]
 
 はは。

[笑ってしまった。
鼻を、すする。]

 なんだよ。どうにもできねえのかな。

[涙声になってしまった。
人狼をかばう、という事にそもそも無理があったとは、思いたくはなかった。
ハナの泣き声は、止まらない。]

(89) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストが、謝った。
ヒューの頬がこわばる。]

 ――……

[次の瞬間、だれか、とセレストが大声をあげていた。
唖然として、その顔を見上げる。
腕が、ハナの胴から外れた。
雪のなかに、真っ赤に染まっている手を、力無くたらした。]

(91) 2013/12/27(Fri) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 あ、……あぁ……

[言葉を失って、意味を成さない掠れ声が、口から漏れていた。
失意。ハナに逃げろとは、言えなかった。
ヒューには、逃げたハナが人を襲わないとは思えなかった。]

 ……ごめんな。

[呆けたように、ハナに、謝った。
子供は、嘘では、納得してくれなかった。]

 許してくれとは、いえねえな。

(92) 2013/12/27(Fri) 03時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 03時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 03時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/27(Fri) 21時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[銀色の幼い獣。
恐怖のなかにあっても、綺麗だと感じた。

大気は凍てつき、夜空には冴え冴えと月が浮かんでいた。
雪原に溶け込むような色の、狼。

夢か現実か、そこで、わからなくなった。
美しいと、圧倒されていた。

朝凪亭で、ハナを見つけた時は驚いた。
子供の一年での変化は大きい。
ハナは今よりも小さかった。]

(101) 2013/12/27(Fri) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[あの狼を、悪者だと考えようとしていた。
……最初のうちは。
ヒューにはそれができなかった。
考えるうちに、虚しくなってしまった。

ただの子供を相手に、そいつが悪者だと考えていくほど、
まるで「その子供は生きていてはいけない」というような結論になっていった。
それに、納得ができなかった。] 

(102) 2013/12/27(Fri) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストが、聞いた事もないような唸り声をあげ、ハナの腕を押さえつけている。
セレストやハナの大声を聞きつけて、人が集まってきていた。
――人狼だ。人狼だ。 人狼だ!]

 やめろよ

[手が痛む。
外れそうな指や、貫かれた手のひらが、悲鳴をあげている。
唇が戦慄く。]

 こいつ、悪くねえんだよ、
 やめてやれ……

[それは、いろんな者の怒声にかき消された。
獣の叫び声が聞こえた。
ハナは、牙を剥き出しにしていた。]

(105) 2013/12/27(Fri) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ヤニクの叫んだ内容は、尤もだった。
セレストは、唸り声をあげながら、子供の手を離さない。
このままでは、セレストが危ないと分かって、怯えたようにかぶりを振った。
雪に接して冷え切った足で立ち上がろうとして、よろける。
どろどろと血は手から流れ出ていて、雪を汚していく。]

 セレスト

[縋るように、血に染まっている手を、セレストの服に伸ばした。
首を横にふる。もうやめてくれと、言いたげに。]

(110) 2013/12/27(Fri) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[やがて周囲の人間が、ハナに組み付き、押さえ込もうとし、
武器を持った男達まで現れた。

ハナの逃げ場は、どんどん奪われていく。
怯えた目のちいさな人狼は、ゆっくりと包囲されていく。]

(111) 2013/12/27(Fri) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[セレストの威嚇するかのような唸り声が、涙混じりの呻へ変わった。セレストの手から、力が抜けて、少女の腕が自由になった。
安堵にか、一度だけ、ゆっくりと意識して震える息を吐き出した。
その後の呼吸は、短く、不揃い。
それは多分痛みから。
または、両手が使えなくなる事への怯えから。]

 ごめんな。

[ホレーショーの病室の前でしたように、再度セレストに謝った。]

(116) 2013/12/28(Sat) 00時頃

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