162 絶望と後悔と懺悔と
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 00時頃
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[――…ふわり。
―――浮遊する感覚。
――…ゆらり。
―――揺蕩う、意識。]
(+34) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[死の間際。 望んだのは、全てからの解放。 …だから、この魂は黄泉路を逝くとばかり思っていたけれど。]
――まぁ、 そういうわけには、いかないよなぁ…
[抱かれたのは、昏き地の底でなく、朝焼けの空。
嗚呼、眼下で今、起こっていることの結末は、 自分が向き合わねばならぬこの終焉は、
これまでの行動、その罪に対する罰となり己を縛り責め苛むのか、 それとも希望を遺し、この魂の標、次への福音と生り得るのか。]
(+35) 2014/02/22(Sat) 03時頃
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[今まで散々逃げ続けた男に対する神の選択は、きっと正しい。]
…最後まで見届ける、責任が、あるよな。
[正面から向き合ってやれなかった弟、妹へ。 長く肩を並べ、共に闘ったジャニスへ。 もういなくなってしまった兄、姉へ。 憧れ、背を追い続けたあの人へ。
…そして、刃の届くことのなかった仇敵へも。
――それぞれに対する想いがある。 自分の行いと、それの齎す結果を、今一度見つめて。]
(+36) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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[獣となって叫び続ける弟の、魂の慟哭が戦場を駆ける。
儚く忘れ去られようとする弟の呟きが耳元を吹き抜ける。
結ばれることのなかった二人の、幸せを願う声がぽつりと響いて。
既に消えたかに思われる弟妹達の、魂の声は他にあっただろうか。]
[始祖を倒さんと最後の力を振り絞る一団を認めれば、 その結末を見守らんと、上空から幾らか寄り、]
………。
[決して目を背けることなく、全てを。 それがどのような結果になろうとも、受け入れよう。
あぁ、それでも。 願わくば、そこに一欠けの希望が遺らんことを――]
(+39) 2014/02/22(Sat) 03時半頃
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