人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/06/24(Tue) 13時頃


【人】 奏者 セシル

[デメテルからの素直な応え>>10に、ひとつ頷いて。それから深く息を吐いた。
これではとんだお人好しのようだと思う。けれど流石に、運び込まれた少女をこのまま放っておくのは後味が悪い。何より、また勝手なことをされて何か起きた時に困るのは自分だ。

それから――日頃自分には憎まれ口しか叩かないこの少女が素直に自分に言葉を告げるのは、悪い気がしなかった。子供相手にとんだ承認願望だとは思うけれど。]

ええ、それじゃあ行きましょう。
点滴台は僕が押しますから――あ、それから、スリッパはきちんと履きなさい。

[裸の足を見咎めて、子供用のスリッパを持って少女の足元に揃える。彼女がその言いつけに従ったことは、少なかったような気がするけれど。]

(20) 2014/06/24(Tue) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

も、問題なのは場所ではないです…!

[ローズマリーから続けて掛けられた言葉>>0:354に狼狽えていれば、それより先に進み出たデメテルが彼女の額に口付けるのをみて、どこか居た堪れない気持ちに思わず目を逸らす。

ふたりの姿はまるで姉妹か何かのようで、はたから見れば微笑ましいものなのかもしれないけれど。それでもやはり、断った身としては居心地が悪かった。彼女に感謝していない訳ではないのだから。


部屋を冷やす空調を止めて、少女の点滴台に手をかけながら、診察室の入り口へと向かう。

彼女はどうするのだろうかと、デメテルと言葉を交わすローズマリー>>19をちらりと見て。
とりあえずはと頭を下げてから、少女に外に出るように促すだろう。]

(21) 2014/06/24(Tue) 16時半頃

【人】 奏者 セシル

なっ…!、…脅しのつもりですか。

[揶揄するような笑みとともに告げられた言葉>>31には、軽く目を見開いて。それが本心だろうと本心でなかろうと、露骨に眉を顰めた。
続いた言葉に、その表情は少し緩められたけれど。いまひとつピンとこないその比喩に、それなら彼女は一体何なのだろうと考えかけて、――今はそれどころじゃあ、ない。]

……、…良い子ですね。

[自分の言葉に素直に従ったデメテル>>45には、思わず瞳を丸めた。先程の問答といい、彼女にここまで大人しくされるのは初めてだ。
可愛げの無いクソガキだと思っていたけれど、こうしてみるとまあ、
小さく呟いて、その頭を撫でようと手を伸ばして――結局は握り込んで、彼女に触れることはなかったのだけれど。]

さ、…とにかく行きますよ。

[意地の悪い冗談も、妙に従順な受け答えも、どちらも振り払うように、声を上げる。
何やら戯れるふたりを一瞥してから、先導するように、診察室を出て明かりを落とした。
今度は人目を避ける理由もない。一番近場の階段を選んで、男性用の病室が並ぶ2階まで、ふたりと共に進んだだろう。]

(58) 2014/06/25(Wed) 04時頃

【人】 奏者 セシル

――診察室→2F廊下――

いらっしゃるなら良いのですけれど。

[ネルの病室へと向かいながら、そんなことをぽつりと呟く。こんな仲裁じみたことをするのは初めてで、いまひとつ勝手が解らない。

そうして、ぴたりと閉じた彼の部屋の前まで辿り着いて。
デメテルとローズマリーに顔を向けて、伺うように首を傾げる。
許可されたのならば、その白い扉を控えめに叩いてから声をかけるだろう。]

ノーランさん、…いらっしゃいますか。ローランドです。
扉を開いても宜しいでしょうか。

[あえて何事もなかったかのように声をかける。
といっても、先の今ならばそれなりに警戒はされるかもしれないけれど――それでも自分は"医者"だ。狡い手段を使っている自覚は、ある。
けれど今は少女のために、少しでも何かしてやりたいと、思わなかった訳でもない。

声を掛けて、室内の様子を伺おうと、扉に身を寄せようとしたところで。]

(59) 2014/06/25(Wed) 04時頃

【人】 奏者 セシル

……おい、

[その扉よりさらに向こう。廊下のど真ん中で何やら小競り合う、ふたつの影>>54>>55に、思わず唸った。
ここからでも、目を凝らせば理解る。片方は昼食時に会話をしたばかりの疑心暗鬼の青年、もう片方は――弟だ。

病棟の中で暴れられるのは困る。見てしまったからにはどうにかしなければならない、のだろう。食えないあの同僚なら、どうするかは理解らないけれど。
何より、このふたりは絶対に相性が悪いだろう。弟の胸倉を掴む青年を見て、素早く足の向きを変えながら、そんなことを冷静に思う。]

すみませんが、お二人で行っていただけますか。
戻れたらすぐに戻りますので。

[顔の向きは変えないまま、同行者のふたりに声をかける。最後まで付き添えないのは不安ではあるけれど、デメテルを独りにしないことには、少しだけ安心して。
弟が足を上げるのが目に映って、思わず苦々しい笑いを落とした。あいつは本当に足癖が悪い。]

…廊下で暴れるのはあまり関心しません、ね。

[白い廊下には身を隠すものもないから、そのまま真っ直ぐ、ふたりの青年の元へと向かう。
すぐに気付かれるか、目の前の相手に夢中で気付かれないか。それは理解らないけれど。]

(60) 2014/06/25(Wed) 04時頃

セシルは、ヤニクに話の続きを促した。

2014/06/25(Wed) 04時頃


セシルは、ディーンに話の続きを促した。

2014/06/25(Wed) 04時頃


【人】 奏者 セシル

……、光栄です、とでも、言っておけば良いのでしょうか。
すみません、お願いします。

[肩に乗せられた手>>62と、先の流れを引き継いで囁かれた言葉に、逡巡してから言葉を返した。

デメテルの方へ向かう彼女を認めれば、その後ろ姿に追って声を掛けて。先までの少女の様子と合わせて、これならば大丈夫だろうと、頭を下げた。彼女に見えていたかどうかは解らないけれど。
正直なところ、あの二人は自分の手には負えない気もする――とは、流石に口にはしない。]

(71) 2014/06/25(Wed) 09時頃

【人】 奏者 セシル

ちょ…っ、…ああ、もう!
一体何だっていうんだよ…!

[近付くうちにも蹴り飛ばされたオスカー>>68が弟を壁に叩きつけるのが見えて、廊下に響く音の上から声を上げた。
足を早めて壁際のふたりに近付くと、弟の肩を押し付けるオスカーの手を掴む。
彼が強い抵抗を示さなければ、腕を引いて降ろさせようとするだろう。]

…なんだよは此方の台詞です。
とりあえず、離れてください。
怪我でもしたらどうするつもりですか。

[此方を睨み付ける赤色に目を眇めてから、薄らと香る麦酒独特の匂いに顔を顰めた。本当に、何をしてたっていうんだ、この人は。
今日はまだ凶器を持ち出していないだけマシかと思い直すと、弟に視線を移して、それから彼の背後の扉も眺める。壊れていなければいいけれど、なんて薄情な心配をして。

彼等が大人しく離れるようなら、改めて事情を聞こうとは思うけれど――はたしてどうだろうか。]

(72) 2014/06/25(Wed) 09時頃

【人】 奏者 セシル

[素早く振り払われた手>>75に、迂闊だっただろうか、と思う。食堂で彼が見せた怯えの表情を忘れた訳ではない。
けれど続けられた嘲るような言葉に、すぐに苦笑を浮かべた。]

はあ、どちらかを贔屓するようなことはしませんよ。
どう見ても両成敗でしょう。

[自分もたいがい沸点の低い方だけれど、その程度の煽りにならば乗ることはしない。
どちらが揉め事の原因になったかは知らないが、それでも片方が肉親であれば、それなりに申し訳なさは覚えた。]

…怪我はありませんか。

[弟によって作られる痣や引っ掻き痕には、自分も覚えがある。何かあっては後々困ると、気遣いの言葉を掛けて。
――そんな振る舞いだとか、彼の"仲良し"なんて言葉だとか、きっと弟は良い顔をしないだろうと、知ってはいる。

最後に聞こえた言葉にだけ、どこか違和感を感じ取って、それまでとは違う覇気のなさに首を傾げながら。
遠目から見ても思い切り踏みつけられていた脚に目をやって、確かめるように手を伸ばす。先と同じように拒否されるかどうか、それは解らないけれど。]

(80) 2014/06/25(Wed) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

……痛んだら、正直に教えてくださいよ。

[離された距離>>83は想定の範囲内ではあった。さほど驚くこともなく、伸ばした手はそのまま戻す。
拒絶の言葉を口にする少し前、露骨に動揺した彼の様子には、どこか引っかかりを覚えたけれど。]

…あ、おい、ガーディ!

[そんな隙をつくかのように、無言で立ち去ろうとする弟>>81に思わず声を上げて、自分を押し退けようとした腕を咄嗟に掴む。それがどちらの腕かまでは、選択するような余裕はない。]

おまえは怪我してるだろ。
……後でも良いから、見せなさい。

[掴んだ手は、振り払われでもしたらすぐに離すだろうけれど。
どのみち、彼の右手に包帯が巻かれているのには、掴んだ後で気付いた。
おそらく先に別れた時のものだろうと、聞こえた物音を思い出せば、この状況への怒りも込めて、常よりきつめの口調で告げる。
後で、としたのは、この場所を離れようとする彼への気遣いだけれど。]

(87) 2014/06/25(Wed) 14時頃

【人】 奏者 セシル

[そうして深く息を吐いて、再びオスカーへと目を向ける。ずいぶんと感情的になっているように見える彼を、じとりと睨み付けて。]

…何が起きたのか、説明してくださいよ。
お部屋をお借りしてもよろしいですか。

[この場を離れようとする弟を見ながら、呆れたように呟いた。予想できない訳ではないけれど、自分が知っておくべきだとは思う。
これ以上この場で騒ぎを起こしたくはないから、どこかへ移動できれば良いと、暫し思案して、――ついでに回診も済ませてしまおうと。

そんな惰性を働かせながら、一番近場に思える彼の病室へと目を遣った。]

(88) 2014/06/25(Wed) 14時頃

【人】 奏者 セシル

[負傷している側の手を掴んでしまったことに気付いたのは、強い力で振り払われて>>89からで。]

……っあ、悪い、

[なかなか上がる事のない大声にハッとして、慌てて手の力を緩めた。その時にはもう彼の手は逃れた後だったから、意味はなかったかもしれない。]

………、安静にしてろよ、馬鹿。

[自分の叱責には応えずに去る背中を、複雑な心地で見送った。
せめて自室に引き篭ってくれたら良かったものを、なんて思考は、怠惰なのか気遣いなのか、自分でも判別はできないけれど。

どうしてこうも上手く行かないのか。
自分がこの病院に来る前、否、彼がここに入院するよりも前から、幾度となく自問した問いを脳内に巡らせて、――結局、答えは出ない。]

(102) 2014/06/25(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

……はあ、
貴方達は、何もなくても取っ組み合いをするんですか。

[そうして振り返って、どこかばつの悪そうな様子で落とされた言葉>>92には、呆れた溜息を吐いてみせた。それで済まない事は、彼自身理解しているようだけれど。

予想よりも殊勝な態度を見せた彼の、それでも不服そうな表情には内心舌打ちをしたくなった。自分だって、こんな面倒な事態に手間を取られるのは本意ではないのだから。]

失礼します、

[扉を開く動作の中で、一瞬淀んだ動き>>97には首を傾げる。
けれどその後に薄く摩られた手を見れば、疑問は不満へと変わった。]

………どれだけ怪我してるんだよ。

[忌々しげに吐き出した言葉は、彼の耳には届いただろうか。]

(103) 2014/06/25(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

[煮え切らない心地に眉を顰めながら、続いて室内へと入って。
僅かに漂うアルコールの臭いに、今度こそ眉間はぐっと寄せられる。]

…隠すつもりも無いのですね。
コープラさん、まだ未成年でしょう。

[その臭いに触れるより先に彼自身の手によって取り出された缶を見れば、説教が嫌だなどとは言わせない。
呑気にもベッドに腰掛けた相手に足早に歩み寄ると、苛立ちをぶつけるようにその隣、シーツの上に腕をついて、その視線を追って目を合わせて。]

まったく、何から聞けば良いのかすら検討がつかない。
……理由はもういいです。

けれど喧嘩は駄目です。怪我も駄目、アルコールも駄目です、それから怪我を隠すのはもっと駄目です、いいですか!

[自分までもが苛立ってしまっては話にならないと、理解はしていたけれど。珍しく敵意を向けられない事に、無意識のうちにつけ込んでいたのかも知れない。まくし立てるように不満をぶつけてから、はああと大きく息を吸って。]

……右手を見せてください。

[ようやっと常通り戻した声で、最後にひとつ唸った。]

(104) 2014/06/25(Wed) 17時半頃

【人】 奏者 セシル

[悪びれもせず、むしろ予想外だと言わんばかりの彼の反応>>109には、怪訝そうに目を眇めた。]

ギリギリ、ですが。まだ未成年の枠でしょう。
お気持ちは分かりますけれど、せめて一言病院側に確認を――…、
……満19歳、でしたよね?

[確かにお堅い事を言っている自覚はある。それでも線引きはしなければいけない、と。言い募る間にも、彼の様子に違和感は消えない。
頭に叩き込んだカルテの内容を自分が誤認するとは思えないのだけれど。

どこか胸騒ぎにも似た違和感を覚えながらも、彼に向けて歩き出して>>104しまえば、その疑問な優先順位は下がっただろう。
また後で確認すれば良い、――今はそれよりも。]

(123) 2014/06/25(Wed) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[苛立ちばかりの説教を吐き出しきって、次第に醒めてゆく思考。
自分の一挙一動に大袈裟なまでの怯えで返されて、しまったと思った時にはもう遅かったようだ。
―けれど、凶器を向けられなかっただけ良かったと言うべきなのかもしれない。相手にも余裕がなかったのか、はたまた他の要因かは理解らないけれど。]

…、え、あの。……。

[呑み込まれた呼吸がようやく吐き出された音を聞いて、思わず眉を下げる。
常の彼の様子には、此方も引かずに譲ることなく挑まなければならない、と。決めていた筈だったのに。
あまりに頼りないその様子に、衝動のままベッドへとついた手は、するりと引き戻る。
揺れる右手に押されるがまま、オスカーの足元へと膝をつくと、逃げようとする右手首は掴んで留めて。]

……すみません、大人げがなかった。
貴方に危害を加えるつもりはありません、…何もしませんから。

[食堂で彼に掛けた言葉を思い出しながら、居た堪れない心地のまま、ぽつりと呟く。
そのまま手の様子を確かめて、重傷でないと知れば、彼の部屋の救急箱を拝借して軽く固定をするだろう。

それが終わったのなら、改めて先程の答えを聞いてみても良いかもしれない。]

(124) 2014/06/25(Wed) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

[手を差し出された時見せた不安げな表情>>125は、伝わってはいたけれど。そのままにしておく訳にもいかない。
少し接するだけでこれなのだから、今までの医者も大層手を焼いていただろうな、なんて、処置の合間に考える。

浅くなっていた呼吸は落ち着きつつあるようで、それには内心で嘆息した。そういえば彼は過呼吸のきらいがあっただろうかと、結局あの騒ぎで診察室に置いてきてしまったカルテを思い出す。]

……、そんな事だろうとは思っていました。
きっと向こうも、それなりの態度だったんでしょうけれど。
誰彼構わず喧嘩を吹っかけるのは感心しません。

[居心地悪げに落とされた言葉に、今度は内心ではなく息を吐く。
癖のある患者ばかり揃っていることは知っている。今回は軽い小競り合いで済んだものの、万が一もっと重大な事態になった時、責任を問われるのは自分達だ。]

……本当ならば、貴方のナイフも渡して頂きたいのですけど。

[処置の終わった手を離してやりながら、ぽつりと呟いた言葉はどう取られるだろうか。
顔を上げて、先からくるくると感情の色を変える彼の赤い瞳を見る。
先の要領を得ない問答の答えは、得られないままだったけれど。]

(138) 2014/06/26(Thu) 05時頃

【人】 奏者 セシル

[そこでふと、にわかにざわめきだした廊下に意識を向けた。
聞こえた声の中には絵本作家のもの>>134も混じっていて、あの少女は目的を達成できたのだろうか、と。ふと思う。

思ったよりも時間を取ってしまったと、世話ばかり掛けてくれる青年の包帯の巻かれた手を、
ぽんと叩いて。]

…次は気を付けてくださいね。
傷つけられるのを恐れて、それで結局自分から傷つきに行くんじゃあ、まるで意味がない。…そうは思いませんか。

[救急箱をまとめて戻しながら、ぽつぽつと小言を落とす。恐らく今もナイフの仕込まれているのであろう彼の胸元を、立てた指でとんと叩いて。
自分がどこまで彼に警戒されているかは理解らないけれど。昼の一件を思い出しながら、他に比べれば気は許されているのだろうと思うのは驕りだろうか。

回診はまた後でも良い。一気に気が抜けて、緩んだ肩を回しながら。ゆるりと立ち上がって彼に背を向ける。
机の上に置かれたビール缶に手を伸ばして、これは没収です、と一言かけてから取り上げて。
彼が特に用がないなら、そのまま出口へ向かおうとするだろう。]

(139) 2014/06/26(Thu) 05時頃

【人】 奏者 セシル

なん、………っ、!?

[突然掴まれた肩>>143に振り向くよりも先に、急激に揺らぐ視界に目を見開く。ひゅ、とひとつ、鋭く息を吸って。
思考が追い付くより先に床に叩きつけられて、吸ったばかりの空気はすぐに吐き出された。視界の端で、取り落とした缶ががらりと転がる。]

……ッ、やめ、

[身を起こそうとするよりも先に背に乗る重みに、ぐっと喉が鳴る。先に自分が示唆したばかりの凶器の存在を思い出せば、意識するより先に制止の言葉が出た。――踏み込みすぎたかと、何か恨みでも買っただろうかと。
頭上から落とされる言葉には何も言えないまま、彼が身じろぎと共にナイフを取り出せば、思わず肩を揺らす。
――殺されるかもしれない、と。
それが彼の常の意識だとは、その場で気付くには至らない。]

………、は、?

[けれどそんな最悪な想像に反して、金属音と共に床に転がったナイフに、気の抜けた声を漏らした。
背にかかる体重が離れても、まだ衝撃からは戻れずに。立ち去る彼の足元を目で追う。]

ちょ…っ、…コープラさん!

[慌てて上げた声は掠れていたけれど、そのまま立ち去る彼には届いただろうか。]

(148) 2014/06/26(Thu) 09時頃

【人】 奏者 セシル

[遠ざかる足音を聞きながら、ようやく深く息を吸って。これでは先の彼の挙動の繰り返しのようだと、ぼんやり思った。
床に転がる缶とナイフを取り上げれば、どうしたものかと妙に冷静に思考する。結局棚の上に転がっていた袋を拝借することにした。]

………死なせはしません、けど。

[未だ震える息を吐き出しながら、語られた彼の恐怖と、最後に落とされた切実な願いを、反芻する。
"誰かに殺される"。それが妄想だったとしても、その病自体が彼の命を蝕んでいることには変わりない。
誰にともなく、小さくひとつ呟いて。]

……くそ、最悪だ。

[気を取り直したように悪態を吐くと、白衣の裾を払いながら、ようやく立ち上がった。]

(149) 2014/06/26(Thu) 09時頃

【人】 奏者 セシル

――2F廊下――

[乱雑に掴まれたせいで随分と乱れた髪を直しながら、そのまま廊下へと出る。オスカーの病室に鍵がかけられないことに、少し躊躇って。
どのみち仕方のない事だと気付けば、そのまま先も辿った道を戻りながら、絵本作家の青年の部屋の前へと歩を進めた。]

…、ノーランさん?

[辿り着いた時、部屋へと入ろうとする2人の姿は見えただろうか。
それが廊下ならばそのまま歩み寄るし、もしも室内へ入っていたとしても、ドアをノックして声を掛けるだろう。]

(150) 2014/06/26(Thu) 09時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/06/26(Thu) 09時頃


【人】 奏者 セシル

…な、シャルルさん!?

[病室の扉を開こうとする3人に向けて歩を進める途中、視線の先で揺らいだ女性>>158に瞑目する。
慌てて足を早めて掛け寄れば、ぞんざいに叩きつけられたばかりの身体がぎしりと痛んで、眉を寄せた。]

シャルルさん、どうしましたか。
…聞こえますか?

[倒れ込む身体が固い床にぶつかる前に、その細い肩を掴む。出来る限り動かさないように揺れる肩を支えて、なるべく響かないようにと、抑えた声で呼びかけた。
そうして、近くに立つネルには、遅れて気付いて顔を上げて。]

……ああ、容態は如何ですか。
サフィールさんは落ち着いたので、ひとまずは大丈夫かと思います。
なるべく激しい運動はさせないように、それから中庭には――、

……理解ってますよね?

[今ならば、彼が診察室を飛び出した理由も、何となく察しはつく。
問診、というよりは、とりあえずの挨拶といった体で、そんな質問を投げかけて。続いて口をついて出た小言は、結局途中で飲み込んだ。皆まで言わずとも伝わるだろう、そう考えて。

(162) 2014/06/26(Thu) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

[支えたローズマリーにもう一度目を戻して、とりあえず処置室、それか自室へと運んでやるべきかと、そう考える。
気力があるようならば本人の口から話も聞きたいけれど――難しいだろうか。

思考を巡らせながら、彼女の身体を受け止める直前、耳に届いたか弱い声を、改めて反芻した。]

…、そんな器じゃあありませんよ、僕は。

[誰に聞かせるでもなく、自嘲めいた言葉を確認するように呟く。騎士だとか、王子だとか。デメテルあたりが聞いたら目を輝かせて喜びそうな、そんな夢のような言葉は、あまりに不相応だ。
彼女の様子を伺いながら、さてどうするべきかと、視線を彷徨わせた。]

(163) 2014/06/26(Thu) 12時半頃

【人】 奏者 セシル

…何を言ってるんですか、まったく。
歩けますか――いえ、無理そうですね。

["生きていて良かった"だなんて、縁起でもない言葉>>169に思わず嘆息する。掴まれた指を一瞥して、支えるようにその手を掬い上げて。
彼女の口から症状を聞くことはできなかったけれど、それも当然だと思い直した。]

(見たところ目眩に思えるけれど――原因は何だ、貧血か、いや、神経炎か、自律神経か、)

……すみません、失礼します。

[自立もままならない様子に、素早く思考を巡らせて、何にせよまずは身体を休ませるべきだと。
ひとこと声を掛けてから、特に反論が無ければその身体を背に負うだろう。
先からか細い声で繰り返される彼女の言葉を思えば、もしかしたら望まれていたのは、別のかたちだったかもしれないけれど。]

………、

[ふわふわとした語感のその単語に、けれど治療にと急く今、たとえば呆れるだとか、照れるだとか、そんな感情の優先度は低い。
常に華やかな彼女の言うような理想の存在には、きっとなることはできないかもしれないと。居た堪れなさを誤魔化すように、首に回された手を薄く握った。]

(173) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

何かあったらすぐに呼んでください。
ヴァレリー先生やキリシマ院長でも構いませんから、

[ネルとデメテル、ふたりに手早く挨拶を済ませると、一番近場の処置室へと向かう。
"サフィールさんをお願いします"、か、"ノーランさんをお願いします"、か。かけるべき言葉は両方であるような気がして、結局それは口には出されなかった。]

(174) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

――処置室――

[背に負った身体をなるべく揺らさないように、時間をかけて処置室へと辿り着く。
不安定ながら支えていた身体をベッドへ移してやってから、棚を開いて処置の準備を始めた。]

……、デラルさん。

[この場所から離れていった、少年の姿をした男性が、ふと思い浮かぶ。
常よりも慌ただしく思える院内の混乱は、まるで彼の退院が引き起こしたような。そんな錯覚を覚えて、小さく首を振った。

――いつまでも同じままでいられないことは理解っている。
当事者の彼らには及ばなくとも、自分だって弟という奇病患者をずっと見てきた。
訪れ始めているその"変化"が、どうかカリュクスと同じように、良い変化であるようにと。

ぼんやりと思考を移らせながら、点滴台を引いてベッドの近くへと戻る。]

……次は抗めまい薬も出しましょうか。
近いうちに検査もしましょう。

[彼女の了承を得られたならば、今後の方針を考えつつ言葉に乗せながら、処置に取り掛かるだろう。]

(175) 2014/06/26(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

今の薬のように身体に合わなかったら、すぐに教えてくださいよ…?

[何とも言えない返事>>177に、薄く苦笑を浮かべる。
とりあえずは軽く咎めるような言葉を掛けて、ベッドの側に椅子を運んで腰掛けながら、何も言わずとも差し出された腕を取った。]

………、ありがとうございます。

[慣れたその様子に礼を伝えてから、アルコールで消毒して、柔い皮膚から血管を見つけて。
何度も繰り返した手順の中、その腕に嵌められた腕輪へと目を遣る。
決して手離されることのないその腕輪の下に何があるか、直接見たことこそないけれど、ここへ来た時渡されたカルテを通して、知ってはいる。

"痛みが欲しい"、と。
食堂で掛けられた言葉が思い出された。――けれど自分は、彼女の望むものを何も与えることができない。
診察室で出会って以降、常よりもどこか殊勝な態度で接してくる相手ならば尚更、それを申し訳なく思って。
だからといって何ができる訳でもなく、そこからはすぐに視線を外したのだけれど。]

(190) 2014/06/26(Thu) 20時頃

【人】 奏者 セシル

痛く、は……、ないですよね。
…とりあえず、少しの間は大人しくしていてください。

[出かけたお決まりの台詞は、途中で自ら訂正した。痛みを感じない彼女の代わりに、処置の出来は念入りに確認する。
点滴台を示しながら伝えた言葉は、きっと彼女には必要ないだろう。たとえば、さっき運び込まれたような少女とは違って。

ひとまずはこれで落ち着けば、と思う。
派生する症状をどうにかすることはできても、その根本を治すことはできないのだから、気休めでしかないのだけれど。

そうして処置室を出ようと腰を上げ掛けて、そのままの体制で、しばし思考する。
そうして思い至れば、再び椅子に腰を下ろした。]

…眠ってしまっても良いですよ。

[少しくらいは此処にいますから、と。
もちろん彼女がそれを嫌がるならば、すぐに立ち去るだろう。けれど彼女が許すならば、もう少しだけ留まろうと決め込む。
果たせなかった先の礼、と言うには、あまりにおこがましいけれど。

やらなければいけない事は山ほどあった気がするけれど、きっとこれだって、そのうちの一つだと。
ゆっくりとその中身を減らしてゆく点滴パックを見上げた。]

(191) 2014/06/26(Thu) 20時頃

【人】 奏者 セシル

[伝わる安堵の雰囲気>>197に、こちらも同じく安心を覚えながら。
常とは違う真剣な声音でかけられた、随分と慎ましい質問に、ぱちりと。瞬きをひとつしてから、伸ばされた彼女の左手に目をやった。]

構いません、けれど。
……ちゃんと、眠るまではいますから。

[その手が自らの白衣へと辿りついたなら、しばらく見下ろして、縋るようなその動作に、加えて言葉をひとつ、投げ返して。
緩い力のその手からうっかり逃れてしまわないよう、椅子に腰掛け直しながら。その手を取るべきだったのかとは、そこでようやく思い至ったけれど。

結局何をしてやることもできずに、どことない居心地の悪さを覚えながら、それを誤魔化すように、上掛けを引いて掛けてやる。
静かな空気の中で、詰めていた息をゆるりと吐いた。]

(200) 2014/06/26(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

いえ、その、特には…。

[白衣を引く手>>206に、伏せかけていた視線を上げる。特に何かを考えていた訳でもない、もっと漠然としたものだと、どう答えたものか悩んで。
それより先に続けられた独白>>207に、結局その唇は閉じられた。]

…ええ、………、

[ぽつぽつと語られたそれに、相槌を打つでもなく、首肯で続きを促すでもなく、ただ静かに聞き入る。
あまりに難儀な彼女の状態と、身に余るように思えるその言葉は、すぐに思考に吸収されることはなかったけれど。]

……ようやく、白黒ですか。

[ゆらりと力を失って落ちた腕>>209を持ち上げて、そっとベッドの上へと乗せる。
告げられた言葉を、ゆっくりと反芻して。小さくそれだけ呟いた。
枕に埋められたその表情は伺えなかったけれど、見られたとしても直視できる気もしない。

彼女の目が覚めて回復していたのなら、すぐに歩き回ることもできるだろうと、揺れる点滴台を見遣りながら考える。
そのまま静かに椅子を立つと、窓に寄ってカーテンを閉めて、一度だけ振り返ってから処置室を後にした。]

(216) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[廊下に出て扉を閉めれば、はああとひとつ、深く息を吐く。
ずっと感じていた居心地の悪さは、医者としては失格だと思うけれど。少し皺になりかけた白衣の裾を眺めて、無言で手で伸ばした。

運び込まれた少女からの一連の騒ぎで、なにひとつ仕事が進んでいないことには、気付きたくはなかったけれど。
持ち出そうとして結局、診察室に置き去りにしてきてしまったカルテを、まずは回収しなければ、と。
固まり始めた首を回して解しながら、1階への階段を降りる。]

コープラさんのあれは、回診に……いや、ならないか…。
シャルルさんはひとまず良し、それから…、

[こめかみに手を当てて、ひとりひとりのスケジュールを思い出しながら、ぶつぶつと小さく呟いて。
多少ならば横着してしまっても良いかもしれない、同僚ならばそんな事を言うのだろうか、なんて、大概失礼なことを考えながら、目的の場所へと向かう。]

(218) 2014/06/27(Fri) 02時頃

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