17 吸血鬼の城
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―合わせ鏡の間―
声も出ぬか。
[くつくつと低く哂う。 其の様が幾重にも映し出される。 其の否応無しに魅了する城主の姿]
――――…
[つぷりと皮膚を食い破り 鋭い牙が其処から甘い熱を彼へ齎す。 血を吸うだけでなく、分け与える行為。 情欲を刺激する、淫猥な其れが 彼の身を脳髄まで蕩けさせるように広がっていく]
(7) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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そう……素直に身を任せれば良い。
[其れは幾時程の時間を要したか 血の循環は滞りなく終わり、>>13崩れ落ちた身を片手で抱きとめる]
次に目を覚ました時 お前は最早ひとにあらず。
[彼が体験しただろう痛みと、受け止めきれぬ程の悦楽と 其の先に待つ世界の果て。 受け止めた身がどのように変じるか、此処で待つのも良かったが。 未だ人である従者をちらと振り返る]
これが目覚める前に 相応しい服を分け与えてやれ。
私は――…アレの元へ向かう。
[そういい残し、幾人もの城主の姿が戸口へと向かう]
(20) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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―書庫―
[丁寧な細工の施された扉の前まで来て、足を止めた]
……
[ふ、と溜息をつき 踵を返す。 直接会って何を言おうというのか。 自嘲が漏れた]
(30) 2010/06/25(Fri) 00時頃
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―書庫前―
[声をかけられ、立ち止まる。 何時しか幾つかの影を従えていた城主は ゆっくりと振り返った。 揺らめく銀糸が燭台の灯りに、薄く染まっている]
否、其れを始末しに来たのだ。 私の城は常に美しくなければ。 人の屍骸など、何時までも放っておくと腐臭がする。
[冷たい声で言い放ち 銀細工を握らされた少女の身体を片付けろと影を這わせる]
(42) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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―書庫― [気落ちするような声が、傍から聞こえる。 宴の序盤に一度触れてから どれほど時が過ぎたか 城主にとってはほんの瞬きほどの時間であるのに]
……嗚呼、最後に一度 亜麻色の髪を、其の顔を見ておこうと思ったのだ。
[そう言いながらも、視線を上げることは無い。 血の色をした瞳は、 影が運び暖炉の奥の暗い穴へ投げ入れようとしている 少女を見ている]
……苦しませて絶望の縁まで追い詰めて 殺してやる心算であったが……失敗したな。 是がお前に会う前に、喰らっておくべきだった。
(48) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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―書庫―
[屍骸が完全に目の前から消える 城主は漸く顔を上げた。 ぞっとするほど整った相貌には、深い虚無を映して]
如何して? それは私の台詞だ。
下らぬ事を問うのは何故だ。 記憶を取り戻したなら、私が憎くは無いのか?
[肩を竦めて首を振る。 僅かに血のにおいが漂った]
(56) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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―書庫―
……私が憎んでいたなら お前の居場所は、あの墓場となっていただろう
ローズマリー
[血の色をした瞳に、流れる亜麻色が映る。 太陽でも直視したかのように顔を歪めた]
お前を傍におくのは、心地好かったぞ。 私が選び、摘んで来た美しい薔薇のひとつ。
(65) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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―書庫>>69―
可笑しな事を言う。 確かあの時…… 人を喰らう事を頑なに跳ね除けていたのでは無かったか?
[先刻のベネットの様子に重なる。 望んで受け入れるものなど、ほんの一握り。 欲しいモノは無理矢理に奪うのが常。 与えられる事に不慣れな城主は 伸びてきた手を避けるように、ひとつ後ろへ下がった]
魔力を分けた相手だ 傍に居れば心地好いのは、当然のこと。
(72) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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―書庫―
ひとの記憶が戻っても……人を喰らうに躊躇はせぬと? それでは、お前の苦悩する顔が見れぬではないか。
[曇った表情を見遣り、一度首を振る]
……好きにするが良い。
[距離を埋められると僅かな溜息を漏らし 瞳を伏せた]
(83) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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―書庫―
お前はあのものを喰らう事…… 躊躇っているように、見えたが?
[同じだと言う相手に冷やかに告げる。 離れてはいても、見えていたのだから ドナルドとの逢瀬も知っている]
そうだな、では お前はあれを咬んでくるが良い。 死にたいと言うあれを、生かし苦しめろ
[苦笑を浮かべた彼女が頬に触れるのを ただその場に立ち尽くし受け入れる]
(89) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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言い訳が聞きたいわけではないな。
[溜息。 揺らぐ翡翠を何も映さぬ血の色が舐るように捕らえる。 眷族たる者達の声ならぬ聲に 幾らか常の調子を取り戻し]
そう、ならば行くが良い。 私の望みを叶えることこそ、お前の悦びなのだろう?
[妖艶な笑みを浮かべ、頬に触れた手へ 己の冷たい手を重ねる]
上手く私を愉しませたら、褒美をやろう。 お前の望む言葉を。
(97) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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[触れていた手が離れていく。 温もりは互いに持たない]
嗚呼、気分は悪くない。 私がお前に望む事は、先ほど伝えた通りだ。 失敗は許さぬ。
[頭を垂れるローズマリーを一瞥し、踵を返すと]
褒美はきっとお前の気に入るものだろう。 ……検討を願っている。
[城主の姿は泡でなく霧になって、その場から消えた。 再び現れるは最上階の私室**]
(111) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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―最上階・私室― [天蓋のベッドに寝そべり、独り城に満ちる絶望の味に酔い痴れる。 其の中でもがくもの 其の中でただ立ち尽くすもの 目的を見出したもの 目標を見失ったもの]
――…嗚呼、ひととはなんと 愚かなのだろうな?
お前も
[扉を潜り部屋へ踏み入った白薔薇を手招く]
充分に私を愉しませてくれた。 さあ、褒美をやろう。 煩わしいひとの記憶など全て捨て去ってしまえ。
(131) 2010/06/25(Fri) 09時頃
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[腰紐を解き、夜着を乱す。 肩にかかる銀糸を掻き払い、象牙色の肌を、首筋を露にした。 其処に触れるまだ若い牙を感じながら 己もまた目前の白い皮膚に唇を寄せる]
ひとときの夢は終わる。 次に目覚めた時、お前は愚かなひととの繋がりを全て断ち切り 生まれ変わるのだ。
[闇の褥にふたつの影。 妖しく淫らに蠢く其れを、仄暗い明かりが照らしていた**]
(132) 2010/06/25(Fri) 09時頃
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―私室―
……嗚呼
[重く暗く篭る闇が幽かに揺らぐ。 同胞の目覚めに視線を投げた。 肌蹴た夜着を着なおすでもなく、寝台の上 彼の髪へに冷たい指先を伸ばす]
そう、お前は私のもの。 愛しい私の――白き薔薇……
[甘い囁きはつい先刻まで、幾度も血を交えた彼女に与えていたもの。其れを同じ調子で、白薔薇へ向ける]
さあ――…人を喰らい、美しく咲き誇れ。 お前の其の姿が、私を悦ばせるだろう**
(144) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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―最上階/私室― [戯れに髪へ指を絡め弄ぶ。 白い指先が触れ、ひくりと喉が震えた]
嗚呼――…良い子だ。
[同じ体温である事への安堵と、何か 胸の内に広がる甘く苦い感覚]
白い花弁を血に染めて ……私の元へ、帰ってくるのを……待っている。
[硝煙と、ネズミの臭い。 知っている。ひとが、己の眷族が何をしようとしているか、くらいは。 月は霧に紛れて朧気に気配を変えてゆく。 翼を広げる彼を見送り、ゆるりと寝台から下りた]
(156) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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―最上階・城主の部屋― [黒檀の窓辺につと身を寄せる]
さあ……人間達よ 絶望の宴から、何を得る?
あの狩人のように、逃げ去ってしまうのか かの従者のように、魔のものと共に生きる道を選ぶのか
其れとも――…
[血の色をした瞳が、すぅっと細まる。 濃く深く、立ち込めていた霧が僅かに薄くなっていた]
――終幕は、近いぞ。
(159) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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―最上階― [独り部屋に残る 遠く、鍵盤を弾く音がする。 窓の外には無数に並ぶ墓が見えた]
――…舞台は、動いている この度の寸劇は思いの他……予想外の出来事に見舞われたが
[終幕は迫っている。 其々の役割を担い、奔走している人々を 城主は直接己の手を下す事無く静観している]
(193) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
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[>>203無我夢中で走る子供の姿。 其れがいつかの彼の姿に重なる]
……、10年ほどあとに もう一度、我が元へ来るが良い。
熟した其の頃に、もう一度な。
[くすくすと笑いながら ネズミが一匹走り回る様にそう呟いた*]
(209) 2010/06/25(Fri) 23時頃
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