人狼議事


237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】

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【人】 鳥使い フィリップ

[――どれ程そうして蹲っていただろうか。
意識を飛ばしてもいないのに、混乱した思考は寝起きの脳めいて。
ぼんやりと顔を上げれば、ゆっくりと立ち上がって歩き出す。

それは結局見送ることのなかったリーのその後であったり、――イアンの、その後であったり。
いっそ見ずに置けば良いのに、なぜ中途半端な事ばかりしてしまうのだろうと。
自嘲する気にもなりはしなかったけれど、代わりに無理やり視線を上げて、]

 ………、

[ふと、視界に入った扉の名前は。
誰の物だったか。]

(5) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―ヨアヒムの部屋前―

[良く覚えがある。
広場での騒ぎの中、早々に離れて個室に篭った男。
ご丁寧にも、鍵はかかってない、なんて申告付きで。]

 ……ヨアヒム、さん?

[止めれば良いと、脳の何処かが本能じみて叫ぶ。
それでも昨日、彼と親しげに話していたのは――リーとイアンだったのではないか、なんて。
罪滅しか責任感か、今更そんな物に何の意味があるのかも理解らないけれど、扉に掛けた手は、退かない。]

 お気持ちは、分かりますけれど。
 あまり一人で篭っているのも、どうかと、
 …………ヨアヒムさん。

[今ならまだ戻れると、本能じみた声は止まない、けれど。
力を込めれば、何の抵抗もなく開く扉。
――鼻に触れたのは、想像通りの異臭だった、か。]

(6) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ――ッ、あ、あ…!

[引き攣る悲鳴は何処まで廊下に届いただろうか。
確かに自分が言葉を交わした男の、変わり果てた姿は。
ろくに会話もしなかった初めの犠牲者よりもずっと、更に。
より鮮明に、現実を突き付けてくるようで。

――先まで生きていた人が、確かに死んでいる。

だから言ったじゃないか、なんて侮蔑も。
標的になったのが自分じゃなくて良かった、なんて安堵も。
今ばかりは出て来ずに、ただ呆然と立ち尽くした。]

(7) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……なんで。
 イアンさんは、……、

[震える声で絞った言葉は、続きを吐き出すことはできない。
だって、考えたくもない。
自身も手を下すかもしれなかった相手が、殺害の片棒を担ぐかもしれなかった相手が。
――とんだ的外れだったかもしれない、なんて。]

 ……す、みませ、

[反射めいて上がった謝罪は、果たして誰に向けたものか。
部屋に踏み入って手を合わせてやる事はできずに、結局はまた、中途半端なまま。
しばらく、濃い死臭の中の薄い空気を求めて喘いだ。**]

(8) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 10時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[閉じ込められた空間で、遺体の丁寧な扱いなんてしてやれるはずもない。
結局ヨアヒムの部屋には踏み入らないまま、その場を後にする。

もしも誰かとすれ違っても、言葉を交わすこともできなかったけれど。
人の死を、口にするのも恐ろしくて。
それが良かったのか、悪かったのかは、理解らない。]

 …………、

[毒吐く言葉も無くしたまま、廊下を歩いて。
本当ならば全てを避けて個室に閉じこもってしまうのが、正解なのではないかと思う。
それをしなかったのは、疑われるのが恐ろしかったからか。
もしくは――どこかで一人になるのを忌避していたからか。

後者、だったとするなら。
ひとつの部屋の前で足を止めたのも、自然な事だろうと。
自身を納得させることは、できたのか。]

(10) 2015/08/26(Wed) 16時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 リーさん。
 ……その、

 一服、…如何ですか。

[足を止めたのはリーの個室の前。
彼はまだ、部屋に籠ったままだったろうか。
インターホンを押しては、声の出し方を忘れたように掠れた声で呼び掛けた。

先の出来事は未だ網膜に、記憶に、残っている。
それを責めることも、――肯定することも、出来る気はしなかったけれど。

それでもしばらく、扉の前で立ち尽くして。
応えを待つのだけは、止められなかったか。**]

(11) 2015/08/26(Wed) 16時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 16時頃


【人】 鳥使い フィリップ

―回想・広場での逡巡と―

[グレッグへと視線を向けた時、彼はどんな表情をしていたのだったか>>12
仮初の名を呼ぶのは、一度で済んだか。

たとえばこんな時。"本当の名前"を知っていたのなら――それを呼べたのなら、何か違ったのだろうか、なんて。
それしか知らぬ名を繰り返しながら、そんな事を思う。

ひたりと動かぬその様子に。まるで知らぬ何かに留められるような、その様子に。
縋ろうとしたのか、――烏滸がましくも、取り返そうとしたのか。
思わず手を伸ばしかけて。]

 ……あ、ああ。

[深く吐かれた息と伸ばされた手を、合わせて薄く嘆息しながら掴んだ。
自分よりも傷んだ労働を知る手。緩く力を込めてから――じわりと強く。

それもまた、子供じみた行為のようで恥ずかしくはあったけれど。そんな去勢だって、今ばかりは見ぬふりしても許されるはず、と。
僅かに汗の滲んだ手のひらへと伝わる熱に、脚を上げるのもまた、早まったか。*]

(16) 2015/08/26(Wed) 18時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 18時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 21時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[開いた扉>>31に、ほっと胸を撫で下ろす。
けれどその奥に覗いた顔と、変わらぬ声音で掛けられた声は。
到底自分の知る彼の物とかけ離れている気がして。
一瞬、続ける言葉を失くした。

それでも、あんな事の後ならば。
当然だ、と。自嘲じみて、受け入れる他ない。]

 …いいんですか?
 こんな状況、なのに。

[見つめた瞳は、常より多少水っぽかっただろうか。
問いかけは即ち、自分を疑ってはいないのか、と。
そう言い換える事もできただろうけれど。

それでも分煙なんて言葉が聞こえる前に、お邪魔しますと律儀な挨拶だけ掛けて、室内へ踏み込んだだろう。]

(33) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[――慣れた煙草の匂いに混じって、



   ほんの 一瞬、]

(34) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 
[――違和感は、出された料理を口にした時からあった。

確かに空腹は覚えども、他の被験者達ほどの切羽詰った空腹は覚えず。
此処へ来てから口にした食べ物の量も、他よりずっと、少なかったか。

本能に根付いた欲求というものは、理性を持ったヒトにとってもまだ、強い支配力を持つもので。

即ちその欲求が薄かった為か。
もしくはただ、本来の頭の回転の速さゆえか。

視界は些か――"クリアだった"。]
 

(35) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[覇気のない雑談は、わざわざ盛り上げる心地にもならない。
それでも薄い笑みを作っては、変わらぬ顔で迎えた彼に失礼のないように――困らせないように、なんて。
以前の自分が見たら、殊勝だと嘲るだろうか。]

 ………はい、

[雑談の後、僅かに間は空いたか。
何をして過ごしていても時間は来る。
だからこそそれは、ある種予想通りの問いかけだった。

――ほんの、今。まさにたった今。
過った何かを覚えた自分にとっては、さらにあまりに、タイムリーな。]

 あの、

 その前に、ひとつ。
 伺ってもいいでしょうか、…リーさん。

[肺に溜まった煙と共に、震える息を吐く。
逡巡は、部屋に入ることを決めた時よりずっと――長かったか。]

(36) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 血の、…においが。

[自身と同じ煙草の匂いと。
その中に混じる、本来なら嗅ぎ慣れぬ匂い。
ヒトから流れ出る、鉄錆の匂い。
何処も怪我などしていない筈の彼から、その気配をひときわ強く感じたのは。

――扉を潜った時、だったか。

数刻前、扉の隙間から覗き見たイアンの傷は。
血の匂いをそこまで撒き散らす程、大きな物だったか?

感じるのはそんなものよりもっと。
身体に、その内に。
染み付いた、血の、気配。]

(37) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[視線を逸らした紙巻からは、灰が落ちて床を落とす。
嗚呼何をしているのだ、なんて。
逃避めいた思考の奥で、どくりどくりと、心音が、煩い。]

 …き、

 気のせいだって、俺の勘違いだって。
 言って頂けますか、
 …リーさん、

[縋るような視線を持ち上げて、しばらく彷徨わせた後。
幾度も見遣った暗い色の瞳へと、合わせた。
彼は一体、どんな顔をしていたか。

こんな心境で、伺いたくなどなかったのに。*]

(38) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 21時半頃


フィリップは、グレッグに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 22時半頃


フィリップは、ネルに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[言外の質問>>47をもしも返されたなら――"部屋に入る前に"、返されたなら。
凶器を片手にひとり広場を出た背を思い返しては、触れずに離れた腕を今更見遣っては、
否、と。答える事が出来ていただろう。

願望めいたその答えは、すぐに。
他ならぬ自身の確信によって、裏切られることになったのだけれど。

背後で冷たく響いた鍵の音は、耳には届けども。
それよりずっと気に掛かることがあった。
それよりずっと、見なければならないものがあった。

扉へと、振り返ることはしないまま。]

(55) 2015/08/26(Wed) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …はは、犬、みたいでしょう。
 僕だって知りたくなかった。

[返されたのは疑問めいた顔>>48
彼が"そう"でなければ、突拍子もない問い掛けだったのだろう。
それでも、そうではないことを知っている。
とぼけるな、なんて。詰め寄る気概こそなかったけれど。]

 ……イアンさんの、ものだけじゃない。
 もっとたくさん。

 例えばサイモンさんだとか、
 ――ヨアヒム、さんだとか。

[こんな時ばかり、すらすらと流れるように答えを導く思考が憎い。
ならばいっそ、自身も同じ身であったなら、と。出来もしないことを想う。

震える声で絞った言葉は。
もしも廊下に誰かいたのなら――或いは。
聞こえ漏れて、しまっただろうか。]

(56) 2015/08/26(Wed) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 信じたいと、……思って、ました。

[震える声で絞った言葉は、縋るような視線へか。それとも彼の諦めへの、反抗か。
合わせられた視線に、暗い瞳に映る自分の姿が、それに応える。

――答えは否だと。
憎らしいほどに敏い思考が、脳内で煩い。

誰を選ぶかと、問われたなら。
それは間違いなく――【リー】、と。]

(57) 2015/08/26(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……リーさ、

[煩い鼓動の中で、それを断ち切るような靴音に。
逸らせもしない視線はそのまま、触れる手だって、振り払うことなんて叶わない。

自分はもっと合理的だった。保守的だった。はず。
それをも覆して、未だ反抗を、拒絶する。]

 ――――ッ、

[重なった唇に、びくりと開いたその隙間から。
入り込んだのは、――未だ新しく鮮烈な匂いを放つ、血錆の味。
遅れて腕を持ち上げては、目の前の肩を緩く、緩く掴んだ。

忌避した血の匂いに、覚える嘔気より。
代わりとばかりに熱くなった目の奥が、ちかちかと明滅する。]

(60) 2015/08/26(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……なんで、…いや、

[離れた唇の間で薄い呼吸を落として、泣きそうな声での問い掛けは――愚問も甚だしかっただろうか。
哀しげな表情も、きっと初めて目にするもの。
此処に来てこんなに多くの表情を見るとは思わなかったと――とんだ迷惑だと、毒吐く余裕もまた、ない。]

 ……どうして。

[言い換えただけの言葉は、今度はこの状況へと。
ビルの前で会った時。誰がこうなると予想していたか。

――誰が、紛れもない"殺人鬼"を前にしたこの状況で。
部屋を出る選択肢も選べぬ自分を、予想したか。

転がるカードキーには、目もくれないまま。]

(61) 2015/08/26(Wed) 23時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時頃


フィリップは、リーに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[真実は恐ろしい、と>>63。彼の口から伝えられずとも、充分に知らされてはいたか。
否、理解った気になっていただけかも知れないのだけれど。

耐えきれぬ飢えに唆されて一線を越える気持ちも。
温度の残る肉が喉を通る、その感覚も。
自分は何も知らずに――そしてそれを、糾弾しているのだから。]

 ――泣いて、ません。

[逸らさぬままの瞳を揺らした答えは、説得力には欠けていたかもしれないけれど。繕えぬ言葉も感情も、今更のこと。
幾度も向けられたその視線に、まるで見透かされているようだと。そう思った記憶も新しい。]

 ……え、

[重ねられた手が外されれば、本能めいて身を引きかけはするけれど。
ごく緩く、まるで縋るような腕の力を、振り払うことはできずに。
同じく告白された名前>>67を、単調な頭に巡らせながら――その後に続いたか。
薄くなった紫煙が、天井近くで揺らいで消える。]

(69) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[そうして自ら拓かれた喉>>68
反芻するように、結局触れられることのなかった自身の喉を摩っては――言葉を探した。
彼が言わんとするところなんて、こんな時だって容易く、察することができる。
憎々しげに瞳を細めて、それからすぐに歪めた。]

 ……俺に。
 できると、おもいますか。

[望んでもいない薬の効能で、望んでもいない殺人を犯した挙句に、――その業の為に、死ねと。
その決断を、断罪を、自身に果たせと。

何も望まないように見えた彼の最初で最後の頼みが、そんな事だなんて。
なんて残酷だと、唇を噛んだ。]

(70) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[だけれど、彼が死ななかったら。
次は誰が喰われるのか――他人か、彼自身か、
――それとも自分が、喰われるのか?

彼になら喰われても良いだとか。
そんな言葉は美談だと、知ってはいる。
誰だって、自分だって。命が惜しい。

たとえ共に過ごした数時間、その煙の匂いが、妙に居心地が良かったとしても。
混じった血の匂いを知ってしまった今となっては、もう。]

(71) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……殺そうと、思えば。
 できたでしょう、俺なんて。

[流暢なはずの言葉は、そんな責めるようなものしか出てはこない。
何度鎮めようとしても落ち着かぬ呼吸を、数度。
ベッドへ乗り上げれば、容量を超えたスプリングは小さく軋んだ。覆い被さるように膝をついて、揺れる指を伸ばす。

鎖骨の間から喉元へ。覚束ない手付きで辿れば、そこで一度、手を止めた。
時間が迫ると、彼は言う。
ならば許されたのは、最後の逡巡か。]

 ――――…、理央です。

[散々留めた言葉の先。曖昧に流れた言葉への応答を、今更。
熱を帯びた両手を揃えれば、喉元を覆うように添えて。]

 …すみません、

[肩に力を込めて、腕に体重を乗せる。強張った指先で辿れば、抑えるのは頚動脈でなく気道。
どくりと伝わる血流に、眩暈がした。]

(72) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[嫌だ嫌だと力を失いそうになる腕は、人を殺す大罪にか――それとも、相手が彼だからか。
結果は変わりやしないのだから、どうでも良かったかも、しれないのだけれど。

ただ、嫌だと。
なりふり構わず――例えば彼がそうして扱おうとした子供めいて。叫び出しそうになる唇を噤んで留めて。

それでも溢れそうになる悲鳴に、謝罪に。
ひときわ強く体重を掛けながら、上体を落とした。]

 ……ようすけさん、

[息のかかる距離で、息を奪おうとする彼に。
行き場を無くした悲鳴も感情も、唇を重ねては――吹き込むように、呼吸を奪った。]

(73) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/27(Thu) 00時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―その後、インターバルと―

[そうして扉越しに聞こえた声>>66に、びくりと肩を揺らす。
手の下には呼吸を止めた――自分が命を奪った、彼の、姿。
もう血も呼吸も通ることのない首筋から手を剥がして、開いた襟口をそっと閉じて。
丁寧に毛布まで掛ければ、ベッドから降りる。

命を止めたヒトの身体が――あんなに恐れていたはずのものが、目の前にあるのに。
それでも尚も離れ難いのは、何故だろうかと。
一度だけ振り向いて、

幾度かよろめいては、扉へ近付いて鍵を開けた。]

(74) 2015/08/27(Thu) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

―廊下―

 ………グレッグ、

[そうして見慣れた彼の姿に。
そこでようやく、安堵したように脚の力を抜かしては、ずるりと座り込んで。
喉に詰まったままの空気を吐き出しては、その顔を見上げたか。]

 …ご、…めん、あのさ、
 陽介さんが――リー、さんが。

[未だに整理しきれぬ事実を、彼に伝えようとはするのだけれど。
入り組んで絡まった思考は、結局ろくな言葉を成さない。

部屋の内を示したなら――彼は理解して、くれたのだろうか。
血の一滴も流れていない状況から、彼が理解してくれればいいと、そう思っては。
それでも自分が殺したことに変わりはないのだと知れば、恐怖じみた視線で、その姿を伺うのだけれど。]

(75) 2015/08/27(Thu) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[もしも彼が未だ、自身の話を聞いてくれるのならば。
歪む瞳を覆っては、未だ震えを残した声で、呟く。]

 これで…俺達、生き延びれる、のかな。
 俺も、きみ――グレッグも。

 ちゃんと生きて、ここを。
 出られる、……きっと。

 ……よかった、

[これで終わったのならば、と。そんな安直な思考。
なにひとつ上手く行った気なんてしないけれど、それでも確かに、まだ生きている。
インターホンに向けて留められた、彼が彼を指す声>>52など知らぬまま。

だって彼は間違いなく――確実に、唯一自分が【信頼できる】人物なのだから、と。
それは自身の異様な聡さに限った事でなく。
握られた手と、広場で叫ばれた声と。
確かに安堵を覚えたその温度が、他の被験者のように。――"彼"のように。
失われるのは、耐えきれないと。]

(76) 2015/08/27(Thu) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[それから彼の、血を流す指先>>45に気付けば。
視線を向けて、その手を取るのは許されただろうか。
触れればその熱に、未だ血の通った温度に、泣きそうなほどの安堵を覚えれば。]

 ……何、やってるんだよ。
 人のことばっかり気にする、くせに。

 もう少し。
 自分のことも気にかけるべきだ、…きみは。

[責めるような口調になったのは、それでもほんの僅かでも。彼によって、有りもしない日常に引き戻された気がして。
常に手を伸ばされてばかりの自分を恥じては、それと同時に彼の身を慮ったのは――伝わったか、どうか。

あいにくハンカチも何も、自室へ置いてきてしまっていたから。
ひとまず声を掛けて、その場を離れようとしただろうか。
未だ力の篭らない脚は頼りなくはあったけれど――未だ、歩ける、はず。*]

(77) 2015/08/27(Thu) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[そうして全てに背を向けて、歩く足取りはだんだんと、はやく。
足を止めてしまえば、もう進めなくなるような気がしたから。]

 ――満足、ですか。

[ふ、と。思い出すのは。
表情の消え失せた彼から掛けられた、感情のない言葉>>24
自身が"優等生"ならば。
"悪"を糾弾して、断罪する、そんな役目が。
自分に、果たせる、とでも?]

 …の、
 望んで、こうなった訳じゃない、

[生まれた時から望まれて染み付いた、優等生のレッテルも。
気付いてしまったその匂いだって、真実だって、気付きたくなんてなかった。
望んでなんて、いなかった。

ならばこの手に残る鈍い痛みは。喉奥に留まった、抉るような慟哭は。
――果たして誰の、望みなのか。*]

(78) 2015/08/27(Thu) 01時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/27(Thu) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―追懐―

[――誰にも、名を呼ばせた事はなかった。
皆が皆、"出来た友人"であったから。

彼の口から出る、忌避したはずの名前>>80に。
乾いて掠れた低音で紡がれるその声に乗った、自身の名前に。

初めてまともに他者から呼ばれたそれは、それでも確かに。
熱を持って胸へと届いたか。

あの時、エレベーターで。
礼が欲しいとは思った。
ごくごく些細な、慣れてしまったが故に、日頃からそう満たされることのない承認欲を。
こんなところで果たされる事なんて、望んではいなかった。

最初で最後の充足感と。
それを最後に、力の篭る腕と、――、]

(84) 2015/08/27(Thu) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 
 
[――嫌に穏やかな表情>>82に視線を落として、けれど無理やりに留めた涙腺は、今更破れはしない。

――狡い、とは、思う。

よりにもよって自分に、断罪を託した事でもなく。
彼の内に過った願望も我儘も、知るわけでもなく。

ただ、たったひとつだけ。]

 …言ってくれても、良かったのに。

[自身の掛けた問いへの曖昧な答え>>80を繰り返しては、もう開くことのない唇に向けて。]

(85) 2015/08/27(Thu) 02時頃

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