8 DOREI品評会
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ん――そうだねェ? 捨てるかどうかは、判らないよ。 ただ、そうだね… うん、血と肉の塊。 その考えは、いいね。
[No,5の言葉に、眼を細めて頷く。 消えぬ蝋燭の火は、彼女の水分を奪って行くだろうに、 未だ消えぬ彼女の瞳の光は男の瞳を眇めさせた。]
(38) 2010/04/12(Mon) 21時頃
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[男は激しく腰を突きあげる。
少女の椅子をしっかりと抑え、逃げぬようにした状態で。
そして、遠慮なくその内に全てを吐きだす時]
[ジュウウウ]
[派手な音と共に、焦げくさい匂いが噴きだした。
男が手にした鉄の焼き鏝がツィーの肩の傷を焼いたのだ。]
[止血を兼ねた酷い行い。
少女がどう想ったか
ツィーがどう想ったか
男は関係なく、ただ、わらって いた*]
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[暫くの放心、はっと意識が蘇り。火照りがおさまった身体。 抜け落ちた玩具に気づき、冷えた身体に恐怖が戻ってくる。 ふるりと身体が震え、がくがくぶるぶると紫になった唇が戦慄いている]
…も、申し訳ございません。な、何でもいたします。 お仕置きでも、罰でも、下さい。
だから、だから……
[それは買われない事=死ぬことへの恐怖。望まずに連れられてきた 彼女にとっては唯、一つ奮い起こさせるもの]
(39) 2010/04/12(Mon) 21時半頃
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おしおきはねェ。 本気で今は出来ないんだよねェ。
[それは、買わなければ傷付けてはいけない規制。 男は眼を眇め、頬杖をついてNo,7を見る。]
他の2人からはリクエスト、無いかなァ? 君、休憩時間別の所行ってたんでしょう?
[男の部屋に顔を出さなかったから。 きっと今は彼女にとって最も意地悪い言葉で、男は首を傾ける。]
(40) 2010/04/12(Mon) 22時頃
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[今は出来ない、に落胆する体。続けざまに 墨色の髪の客から意地の悪い言葉が投げられかけひくりとからだが震える。 結局は一番最初に行った部屋で処女喪失となったから、 他の部屋に寄るすべではなかったのが、今となっては彼女を苦しめる。 そういった苦悶に満ちた顔を見るのがこの男の趣味なのだろうか、 それに気づく事はなく。]
…も、申し訳ございません……。
[ただ、恐怖でがくがく震えながら、拘束されて動けぬ体。何かを待つしかなく]
(41) 2010/04/12(Mon) 22時頃
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さて、入札だけど。
――誰もしなさそうなら、No,5に100ptしたいんだけど。
[No,7は誰もしないならば、
むしろまだ舞台で眺めようと思って居るという、
底意地の悪さ。]
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別に、悪い事じゃないよ? ただそれがどう動くかなぁ、ってだけでさ?
[くすくすと笑いながら、 使用人に指を指して、拘束具からは剥がしてやるように、と指示を出す。 そのままだと、手首に血が止まり鬱血しそうだったから。
意地悪い笑みを作った侭、男は恐怖で震える様子を楽しげにみている。]
(42) 2010/04/12(Mon) 22時半頃
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No.5に100ポイント入りました!
さて、本日もそろそろ定刻ですねェ。
(43) 2010/04/12(Mon) 22時半頃
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…ふふ。
何か?
[膝の上でブルネットを優しく撫でながら、
金眼の青年へと、視線を流す。]
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[生きるために、と誓ったこと。手がが拘束具から外された途端、 無常にも響く道化の声。 身体がひくっと震える。 今となっては、走馬灯のようにちらつくのは――…。]
お願いしますっ。買って下さいませ。
[脚は拘束が解けぬまま、上半身だけを起こして、頭を下げる 身体はぶるぶると震えんばかりに冷たく青白くなりつつあった]
(44) 2010/04/12(Mon) 22時半頃
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そういえば、そろそろお帰りになるお客様もいらっしゃいませんか?
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ふふふ… ――この儘だと、犬死かもねぇ…?
[必死な様子のNo,7に、薄い笑みを向ける。 男はどうやらこの状況も楽しんで居る様子。]
(45) 2010/04/12(Mon) 22時半頃
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商品は残り二つ、 お客様は残り三名。
…………さて。
(46) 2010/04/12(Mon) 22時半頃
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[墨色の客の薄い笑みに一瞬、きっ、と睨む表情が浮かぶ。 このようなことをさせた相手。 このような状況を楽しむのが男の趣味だと漸く判る。 ふるふると震えるのは、怯えか、怒りか、少しだけ血色を取り戻す体。
しかし、今は願うしかない――。
ただ彼女が待ち望むものは―――…]
(47) 2010/04/12(Mon) 23時頃
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100ポイント。 へえ…… どれほどの価値があるかすら分からない「ポイント」100粒で、私の「血と肉」を裂くやもしれぬ相手が決まるのね。
奇妙な気分ね。 ふふっ……ふふふっ………
[全身から汗が流れ落ち、喉の奥がだんだんと渇いてくる。顎から流れ落ちる汗の量はだんだんと増え、肌の上はじっとりと湿っている。]
(48) 2010/04/12(Mon) 23時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/12(Mon) 23時頃
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おや、まだ睨む元気があるんだ? 思ったよりタフだねェ。
[No,7の様子に、くすくすと笑み零れる。 首を傾け、見上げるように。]
(49) 2010/04/12(Mon) 23時頃
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― ひとまず ―
[今回の競りの時間までに客席へ戻ることが叶なったなら。
「私は、今回入札する気はないよ。
一応、心変わりするかもしれないから、最後までいようかとは思っているけれどね。」
ヴェスパタインの入札、道化の言葉、両方を受けてそう答える。]
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[少女が身体を震わせて、泣き叫ぶように買ってくださいと懇願する声 真っ赤になっている顔、幾度となくぽろぽろと涙がこぼれ降ち 蜜で濡らした場所に今度は涙の雨が降り続く。 声は泣き枯らしそうに客席に響き渡る]
(50) 2010/04/12(Mon) 23時半頃
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畏まりましてございます。
[ルーカスの言葉に、まるで舞台装置のように決まりきった礼を一つ。]
是非、最後までご覧になっていってくださいませ。
奴隷が全て売れても……売れ残っても……。
今は、買う気分ではないから、いいわ。
帰ってしまうのは、もう少し後にするわ。
[ネイサンにそれだけ告げる]
嗚呼、可哀想。
あんなに泣いちゃって、ねぇ?
[金眼の青年の言葉に、くすくす笑い
言葉をかける――きゃくせきだけに届くそれ。]
お愉しみいただけているでしょうかね。
残りの奴隷は一名となってしまいそうですが。
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定刻ですネ! 本日はNo.5が落札されます!
後ほど……ご存知のあちらの小部屋にいらしてくださいねぇ。
(51) 2010/04/12(Mon) 23時半頃
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ついに残り一名となってしまいました。 果たして哀れな美少女の運命は?
ふふ、本命なのにいつまでも落札しないでいるような ご主人様でもいるんでしょうかね。
ああ、その貌です。このショウに色彩りを添える、華々しい絶望!
(52) 2010/04/12(Mon) 23時半頃
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落札……ねぇ。
[身体を拘束されたまま、鋭い視線で道化を見つめる。]
私を「飼い馴らせる」か。 ……はたまた「引き裂く」のか。
いずれにせよ、ロクな道のりじゃあなさそうね。
(53) 2010/04/13(Tue) 00時頃
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[道化の声が絶望のように木霊する。 くしくも道化が言った様に、顔は一気に冷たくなって ただ、その場にふるふると震えていた]
(…誰か、ここから助けて…)
[内心で思うのはただ生きたいという願い―――…]
(54) 2010/04/13(Tue) 00時頃
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[ヴェスパタインが去って後、舞台の上では装置の移動が行われていた。それを見ることはない。 しばらくすればどこかに行っていたヴェスパタインが戻ってくる。
装置に括り付けられ、炙られ始める二人を、何も言わず見ていた。
感慨も嫌悪もなく、ただ見るだけの舞台。 反応の違う二人の奴隷。 パトリシアの様子はやはりどこまでも変わらない。 客へと意見をする様子も媚を見せないことも。それは既に壊れてしまった後なのか、それとも屈強なだけなのか、そのどちらでも、興味を持ったのは確か。
奴隷として欲しいかと問われるなら、少なくともグロリアには必要なかった。 もしカルヴィナを手放さなければ、入札を考えていたかもしれないし、奴隷以外でなら、欲しかったかもしれない。 それも、彼女の強さがあってこそで、けれどその強さがあるからこそ買うことは戸惑われて]
(55) 2010/04/13(Tue) 00時半頃
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[マーゴの嬌声とも悲鳴とも言える声が響く。消える蝋燭の火。 説明を請う男の声にも、ただ舞台を見ているだけ。 何も、しようとはせず。
時を止めたように微笑んだまま座っていた。
やがてネイサンの声が響く。 No.5への入札の声。
マーゴの懇願の声が聞こえて、漸く。 添えられた男の腕に、顔を傾けた]
(56) 2010/04/13(Tue) 00時半頃
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