99 あやかしものと夏の空
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狼
墓
少
霊
全
ザックは捜査官 ジェフに投票した。
ケイトは理髪師 ザックに投票した。
クラリッサは理髪師 ザックに投票した。
ジェフは理髪師 ザックに投票した。
ヨーランダは理髪師 ザックに投票した。
レティーシャは理髪師 ザックに投票した。
ザックは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
村人も、人狼も、妖精でさえも、恋人たちの前では無力でした。
必ず最後に愛は勝つのです。
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[その友達の一人になれるかな、なんて。]
誰かの昔話、ありがとう。 じゃあ、お礼に僕は……怪談をひとつ、話そうかな?
[こんな時間だけど、と笑って、 ありがとうと>>4:+98言う明に、真似して指を立てた。 村で生まれ育ったなら、時期が合えば知っている話だろうか。]
……何年も昔、もうずうっと前に、遊びたいさかりの子供が川で溺れて死んだんだ。 増水に気づかず、ボールを追って流された男の子……。 その子ね、まだ遊びたいのか、誰かに何か伝えたいのか。 川辺に現れては、遊んでる子や通る人じっと見てるんだ。 羨ましげに、哀しげに、じーっと。あの川で視線を感じたら、ソレさ。
……でも、それはしばらく前までの話。 今は仲間になってくれる誰かを探して、村中彷徨ってるんだって……。
(0) kazanemind 2012/08/15(Wed) 04時半頃
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気づいて欲しくても気づいてもらえないって、寂しいもんね。
[これは怪談でも『ただの霊』の話。怖くもなんともないものだけど、この瞬間にこの話をした意味はわかってもらえただろうか。 明の表情に変化があってもなくても、ぱちりと一つウインクをして]
でも、その霊もただ皆と笑って遊びたいだけ。 ……誰かの幸せな思い出になれたら、いいよね。
だから明……の話す誰かに、そういう楽しい思い出が確かにあって、存在を信じていたいって思うんなら、 故郷で逢った神様達の事、いつまでも 大切な記憶として残してあげて欲しいな。
[さっき>>4:+101明と零してしまったから、誤魔化すようにくすりと笑い『誰か』と付け加える。 昔話のお返し、だった。避けられそうにない事がわかったから。]
(1) kazanemind 2012/08/15(Wed) 05時頃
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ハンバーグ食べよう!!!
[>>4:+99 夕ごはんと聞けば、喜び勇んで何か叫んだ。
ハンバーグとコーラとチョコ、好物まで非常に子供っぽかった。 テンション上げて口走った後、我に返って頬を染めたり。]
や、ごめん、冗談。 焼きそばと焼き鳥あるなら、お好み焼きとか食べれるのかなあ
[一日早いお祭り気分を味わえそうだった。 暫くずっと明と話して、ラルフが帰ってくるまで畳で転がっている。 帰ってきたらトランプしようと考えながら、 両手でむにむにと肉厚な白鼠の腹を揉んでいた**]
(2) kazanemind 2012/08/15(Wed) 05時頃
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/* 明、亀ちゃん、ゆり、景子おつさまーっ (鼠をもふりつつ 僕が今日ろーるかけるのは夜遅いと、おもう…!日付変更とかはなしかけとか好きに!
(3) kazanemind 2012/08/15(Wed) 11時半頃
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たまこは、ねずみぃぃ**
ebine 2012/08/15(Wed) 13時頃
ヨーランダは、ばたりと倒れた**
pianika 2012/08/15(Wed) 15時頃
ゆりは、気を失っているヨーランダにこっそり刺繍を施している。
may-schnee 2012/08/15(Wed) 16時半頃
ゆりは、ついでに施した別の刺繍については言及を避けることにした。こういうのもきっと夏のよい想い出。たぶん。
may-schnee 2012/08/15(Wed) 18時半頃
クラリッサは、ヨーランダに猫ぱんち。てしてし**
ayame 2012/08/15(Wed) 18時半頃
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―――隣村の宿泊所:中庭―――
[一通り建物内を見て回り、村人達から話を聞いた後。]
ふむふむ。 これなら、抜け出すの余裕……かな。
[長椅子に座り、呑気に緑茶を飲んでいた。 しらたまは散策中に売店で購入した貝殻で遊んでいる。]
今年が最後、なんだね。 今年が…
[誰に言うでもなく呟いた。]
(4) may-schnee 2012/08/15(Wed) 21時頃
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[ずっと、会えたらいいなと思っていた。 記憶に残る、あの頃の誰かに。
朧気な記憶を輪郭のはっきりした確かな記憶に出来たら。 あの頃の誰かが自分のことを覚えていてくれたら。
何も言えずに離れることになったから言えなかったこと。 幸せだったこと、嬉しかったことを伝えたくて。 ありがとうって言いたくて。
約束も何もないけれど、毎年あの村に戻ってくる度。 会えるかもしれないって思うだけで、とても幸せだった。]
(5) may-schnee 2012/08/15(Wed) 21時頃
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ラルフさんにだけでも、会えて良かった。
いつも遊んでくれたひとたちには会えなかったけど、 例え、私のこと、覚えていなくても、私はずっと、忘れないから。
[自分が忘れなければ、それでいい。
村が無くなっても、思い出は消えないのだから。 朧気でも確かにあるのだから。 沢山の幸せを貰った。 その記憶だけは。]
(6) may-schnee 2012/08/15(Wed) 21時頃
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――――…ありがとう。
[空を見上げて、唇だけをそっと動かす。 膝の上の巾着に、雫をひとつ弾かせて**]
(7) may-schnee 2012/08/15(Wed) 21時半頃
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レティーシャは、おつかれさまー。
てりあ 2012/08/15(Wed) 21時半頃
レティーシャは、ナパームの巻き添えになって黒焦げになった
てりあ 2012/08/15(Wed) 21時半頃
ゆりは、レティーシャにおめでとー。
may-schnee 2012/08/15(Wed) 21時半頃
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― 祭前日 ― [オスカーと明とコンビニへ向かう>>4:+87。 さすがは現代文明の賜物、田舎でもコンビニはコンビニだ。 ほんの少しばかり、古い酒屋ちっくな雰囲気があったのはご愛嬌。]
あのさあ、僕も無尽蔵じゃないんだけど。 そりゃあまあ、今は稼ぎがあるけどさ。
[不健康そうな食べ物が山のように放り込まれる買い物籠に、眉を寄せて。それでも、全部買ってやりはするのだ。 そして、ふと、疑問に思って小声でぽつり。]
ユメマボロシだかユーレイだか知らないけど。 飲んだり食べたり、するわけ……?
[言ってしまってから、はっと口をつぐんだ。 別に、幽霊の存在など、認めたわけではない。そのはずなのに。]
(8) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[なかなか重い袋を片手に大部屋に戻る。 トランプを広げてみるも、戻っていない少年のことは気にかかる。
靴を履きなおすと、扉からひょいと顔だけ覗かせて>>+88。]
うん。待っていて。 シメオンが戻ってきたらさ、四人で大貧民をやろう。 今までで一番楽しい大貧民を。
……ああ、「僕が」ね。 だから、オスカーは僕をせいぜい接待するように。
[部屋を出た後で、朝食を食べそびれたことに気がついた。しかも、財布は自分持ちであったのに! 畜生、と歯噛みするも、戻るわけにも行かない。
結局、白いだぶだぶのTシャツ姿を見つけたときには、昼はとっくに過ぎていたのだった。]
(9) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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― 祭前日:宿泊所廊下 ― [見つけたときには、彼は見覚えのある女性と一緒だった。 ゆっくりと近づき、口を開く。]
シメオン。 ……なにか、あったんでしょ。
[赤く泣き腫らしたような目を、じっと見返す。]
僕も聞きたいことが、あるんだ。
[ポケットから万年筆を取り出すと、右手で掲げてみせた。]
(10) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[ゆりがシメオンをたしなめるようなやり取り>>4:+90>>4:+95は、ところどころ聞こえていた。けれども、まさか自分のこととは思わない。 だから、同意を求めるように見上げられたとき>>4:+94には曖昧に頷いて。]
僕は、事情が分からないけどさ。 シメオンの後悔しないような選択をすればいい。
[僕は後悔ばかりだから、とはごくごく小さく。]
…それにしても、十年ってすごいもんだね。
[見知っていた「女の子」が、いつの間にかこんなに大きくなって。 そんな、妙な感慨を抱いたりは、した。*]
(11) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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……ありがとうの。
[その場を後にする女性>>4:+100、その背中に一言呟き]
あっ
[ラルフ>>10が掲げたそれを見れば目を見開いて、思わず手を伸ばしかける それを止めて、苦笑し]
うむ……そうするつもりじゃ 何から話したらいいのか、困ってしまうぐらいじゃがな。
[小さな声>>11は聞こえないふりをして、ただ頷いた]
(12) 歯車王 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[目を閉じ深呼吸し、そしてまた開く]
お前が一番聞きたいじゃろうことは、分かってる
……それはお前が10年前にわたしに供えたものじゃよ。
[笑みを湛えたまま、けれど悲痛な色を滲ませて]
(13) 歯車王 2012/08/15(Wed) 23時半頃
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怪談?
[>>0>>1オスカーの語る怪談は、まったく怖くなくて。 恐怖よりも、微笑ましさと、切なさを感じた。
自分があの村を離れる時、そんな不幸な事故が起こった話は聞いたことがなかったから、おそらくはその後の出来事なのだろう。
自分の語った「誰か」の話。オスカーの語った「幽霊」の話。 それは…]
幽霊と友達なんて面白いね。
[悟ったその事実を、あえて確認することはせずオスカーに微笑む。]
お盆とか、ハロウィンとか…どの国にもあの世とこの世の境目が曖昧になる時期があるんだよ。 それってきっと…生きてる人たちも死んだ人たちのことが忘れられなくて、もっと遊びたい、会いたい、って思ったからじゃないかな。
遊びたいって思ってるはさ、幽霊だけじゃないんだよ。
だからその幽霊に会えた人たちは、きっと幸せだと思ってるんじゃないかな?
(14) 唐花 2012/08/15(Wed) 23時半頃
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[>>2すごい勢いでハンバーグをリクエストされ、思わず眼をぱちぱちと瞬いた。]
あ、うん。ひき肉もあったから大丈夫だと思うよ。 たしかお祭りでお好み焼きも作る予定だったはずだし。
[搬入を手伝った時の食材を思い出しながら]
そうそう、唐揚げも作るから、ってフライヤーも運んだんだっけ。
[高カロリー食品ばかりだなぁ、なんて思いながら自分もそれらが嫌いではない。]
じゃあ、夕飯はこっちにおかずを運んでもらうようにしようか。
[そう提案して、しばし大部屋でくつろいでいた。]
(15) 唐花 2012/08/15(Wed) 23時半頃
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――……ん、ここか。 [弟分の死んだ現場に案内され、息を吐く。 何の変哲もない、ただの川原。けれど、増水して荒れれば]
俺は……川で遊ぶ楽しさは、教えた。 ……だけど、川の怖さまでは、教えきれなかったのかな。 [溜息を吐いて――それきり、しばらく無言のまま、川面を眺め続けていた**]
(16) migya 2012/08/16(Thu) 00時半頃
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―宿泊所・中庭― [宿泊所内の荷運びを頼まれてその帰り、通りかかった廊下から中庭が見えた。 見覚えのある女性と白い小犬が休んでいるようだった。]
すみません、ちょっと挨拶をしてきます。
[そう断って、一人と一匹の元へと駆け寄る。 飼い主よりも先に小犬がこちらに気づいて飛びかかるようにじゃれついてきた。]
わ、しらたま。元気だね。 ゆりさんもこちらへ来てたんですね。
[つい先日まで、元の村の宿泊所にいた女性にも声をかける。 膝の上で弾いた雫が一つきりならばきっと気づかない。 けれど、二つよりも多ければ、気づいても気づかないふりをしただろう。]
そうだ、ゆりさんは花火お好きですか? 祭りの時に打ち上げ花火があるそうなんですが、その後に皆で出来たら、と思ってさっきコンビニで買ったんです。
[がさり、とビニール袋を揺らして姿を現したのは線香花火]
(17) 唐花 2012/08/16(Thu) 00時半頃
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なんでか知らないけど、僕これが好きなんですよ。 良かったら一緒にしましょう?
[そう言って、そっと手を伸ばす。
小犬は何故か吠えずにじっとそれを見ていた。]
(18) 唐花 2012/08/16(Thu) 00時半頃
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明之進は、おやすみなさい**
唐花 2012/08/16(Thu) 01時頃
ヨーランダは、気にせずじたばたじたばたびたんびたん
pianika 2012/08/16(Thu) 02時頃
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[シメオンの告白>>13に、ちょっと待てと片手を立てて。]
「わたしに」……? つまり。君が、……締尾様だっていうわけ?
[言下に切り捨てなかったのは、彼があまり真剣だったせいだ。
子供の悪戯だとしたら、十年前の出来事をなぜ知っている? 確かに、彼が締尾様だと考えれば腑には落ちる。 だけれども。]
……そんな、……いや、だけど。
(19) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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[僕がおかしくなったんだろうか。とぽつり。
常識的に考えたなら、そうだろう。 弟のことといい、今回のことといい、おかしなこと続き。 誰かの悪戯でないなら、白昼夢に決まっている。
こんなことが起こり得ない理由なら、山ほど挙げられる。 だというのに。]
(20) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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ラルフは、去ってゆくゆりの背を見やり、しばしうなる。
iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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……それで。 その締尾様が、なんだってこんなところにいるんだい。 おまけに、そんなひどい顔していたわけは?
[仏頂面で、泣き顔のほうへ顎をしゃくった。 あんまりにも自然に、「締尾様」という単語が出てきた。 暑さでおかしくなっていたんだろう。きっと。]
もし話したくなかったら、話さなくってもいいよ。
――とにかく。
(21) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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帰ろう、一緒に。
[空いた手を差しのべて、苦笑した。**]
(22) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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……ああ、そうじゃよ 何ならお前がわたしにしたお願い、全部この場で挙げてやろうか
[そりゃあ信じられないだろう、ラルフの反応>>19、>>20は真っ当だ 眉を下げて伸ばしかけていた手を後ろに回す]
……相変わらず変な人間じゃのうお前は。
[無意識だったかもしれないが、締尾様と呼ばれた>>21ことには目を丸くし、くすりと笑った どれだけ年月が過ぎようと、ラルフはラルフなのだと思えば心は少し穏やかになり]
(23) 歯車王 2012/08/16(Thu) 21時頃
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……なんでじゃろうな? 少し自分が馬鹿らしくなってきたわ。
[考えを隠すように口角を上げてくつくつと笑う とても恥ずかしくて今は言えたものじゃない]
……
[差し出された手>>22に笑いは止まり、ためらいながらそれを握り 彼が歩み始めたならば、ぽつりぽつりと喋り始める。]
……お前、わたしに何か言う事は無いのか? どうしてオスカーを助けてくれなかったのか、とか……
[視線を彷徨わせながら、ちらちらとラルフを見る。]
――…わたしのことを恨んでおらんのか?
(24) 歯車王 2012/08/16(Thu) 21時頃
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[さて、ラルフはなんと答えたか どんな答えが返ってこようとそれ以上狐からの問い掛けは無く 握った手は決して離さずに皆の元に向かうだろう]
……ラルフ
お帰り。
[まだ二人きりの間に、ずっと言いたくても言えなかったその一言を声にして**]
(25) 歯車王 2012/08/16(Thu) 21時頃
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たまこは、オシボリで口を拭こうとした、
ebine 2012/08/16(Thu) 21時半頃
たまこは、が、オシボリではなくよーさんをつかんでいた。
ebine 2012/08/16(Thu) 21時半頃
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[変呼ばわりに言い返そうとしたが、すぐに]
……少しだけ、ね。
[問われれば>>24珍しく、困ったように眉を下げた。 手を引いて廊下を歩きながら、視線を落とす。]
恨んだってより僕は……、 神様なんていないんだ、そう思った。
[その方が、長らく信じた締尾様を怨むより楽だったから。]
(26) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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今は……分からない。何も。
[どうして願いを聞いてくれなかったのか。 そもそも、本当に締尾様や幽霊が実在するのか。]
分からないけど僕は、信じ……ああ、もう! まったく、こんなのどうかしてる。
[照れ隠しのように切られた言葉。 ―― 信じたい。弟のことも、締尾様のことも。
けれど、素直でない青年は、ふいっとそっぽを向くのだった。]
(27) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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[お帰りの言葉には、一瞬だけきょとりとして]
うん、……ただいま。締尾様。
[大部屋の戸を開ける直前、ちいさく呟いた。*]
(28) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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たまこは、ヨーランダの端っこで、口を拭いちゃいそう。
ebine 2012/08/16(Thu) 22時頃
ヨーランダは、おい何をする。
pianika 2012/08/16(Thu) 22時頃
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……嗚呼、そんな顔をしないでくれ。
[その答え>>26を不思議と哀しく感じたりはしなかった、ただ笑っていてほしいとそれだけ思う]
そうか。 わたしも、そう思われたままでいいと思っていたよ
……わたしのことなど忘れてしまえば、お前は幸せだと思っていた。
[そう呟き、ぎゅっと握る手に力を込めて]
(29) 歯車王 2012/08/16(Thu) 22時頃
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わたしも分からないことだらけじゃよ。
[切られた言葉、外方を向くラルフ>>27に片眉を上げ、それから理解すればふっと唇が上弦の月を描いて。]
……ふ。 言いたくなったらいつでも続きを言っていいぞ?
[素直じゃない、からかう言葉はあえて口にせずに。]
[呟き>>28に、笑みは穏やかな微笑に変わった*]
(30) 歯車王 2012/08/16(Thu) 22時頃
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ヨーランダは、尻尾扇風機で浮いた
pianika 2012/08/16(Thu) 22時半頃
ヨーランダは、風呂場に飛ばされた**
pianika 2012/08/16(Thu) 22時半頃
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[面白い、と笑う明>>14にはにかむ。 察してもらえたのなら、直接表現ではない過去の暴露大会がなんだかくすぐったくて。
死人と交流する祭は、それ以外にも沢山あるらしい。 死者と生者の境が弱くなる一夜や、骸骨の人形を飾る死者の日なんてイベントも聞いた事があった。 本当に現れるなんて思いもせずとも、一時でも霊や妖をも交えて馬鹿騒ぎするのは、 明の言う通り、思い過ごしでも離別した人達と会いたいとか、そんな存在を忘れずにそれでも前を向いて生きているよ、という意思表示なのかもしれない。]
……幸せと思ってる、か。
[受け入れがたくても動揺しても、この奇跡を、 また逢えた事を、喜んでもらえたなら。]
明、いいこと言うなあ。 うん、そうだね。……僕も幸せだもの。
[どちらの視点に立って出たのか、けど、素直な気持ちだった。]
(31) kazanemind 2012/08/16(Thu) 22時半頃
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……えっ、本当に!
[>>15勢いで投げてしまったのにOKらしく、 頬を紅潮させながら目を爛々と輝かせていた。]
持ってこれるなら、皆で食べよう。どうせなんだから。 子供っぽいかなと思うんだけど、ハンバーグ好きでさ。 久しぶりに食べたいなーとか、あははは
[笑って、上機嫌に頭を掻いた。
それからラルフが帰ってくるまでは、勝手にトランプを取り出して、 生前習得した簡単なマジックを明にお披露目したりも。 取ったカードを覚えてもらい、よく切ったにも関わらず一番上に移動しているとか、 適当に戻したはずなのに、表向いたジョーカー2枚に該当カードが挟まれているとか。]
(32) kazanemind 2012/08/16(Thu) 22時半頃
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たまこは、風呂場…? 濡れちゃいそう…。
ebine 2012/08/16(Thu) 22時半頃
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[忘れたままでいた方が、と言いつつも強く握られる手>>29。 それには言及せずも、意地悪く片眉を上げてみせた。]
わからない……って、神様なのに?
[神も万能ではないということなのだろう。 小さな村の祠のお狐様ならば、無理からぬことではある。]
言うか、続きなんて。 オカルトなんてね、ないんだよ。
[いつぞやと同じ言葉を口にしながらも、ごくごく冗談めいた。]
(33) iTone 2012/08/16(Thu) 23時頃
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― 祭前日:大部屋 ― [扉を開け放つと明とオスカーに向けて声をかける。]
さあさあ、大貧民だ。 弟よ、僕に大敗する準備は出来たかい。
[それから、くすっと笑い。]
……ただいま。
[そうだ、オスカーにも「ただいま」を言っていなかった。 真意は照れくさくて言えないけれど、伝わらなくてもかまわない。]
それじゃ、カード切って切って。僕より器用でしょ。
[そうして、眠くなるまで遊ぶことになるだろうか。]
(34) iTone 2012/08/16(Thu) 23時頃
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あっ、おかえり。 シメオン何処に行ってたの。……もう大丈夫?
[二人が部屋に帰ってくる頃には、一人でトランプをいじるのも飽きたか、明にスピード勝負を挑んでみたりもしていた。 何があったのかはわからないけれど、シメオンの目元に泣いた跡を見つければ、じとりと兄を睨んでやる。]
……あーあ、兄ちゃん、さいってー。 僕より小さい子、泣かせたの?
[なんて咎めるが、>>9大貧民をしっかり覚えていた少年は 反論を聞く前に片手を流し、畳へずらりとトランプを広げると、いくつかに分け切り始めて。]
接待なんてするわけないじゃん。 僕の遊びはいつでも本気だよ?
[そういってニヤリと笑ってやった。 明とシメオンに大富豪もしくは大貧民を知ってるかと問い、 知らなければできるだけわかりやすく説明しながら。 もしかしたらトランプ自体に慣れさせるべく、ババ抜きなんかから始めたかもしれない。]
(35) kazanemind 2012/08/16(Thu) 23時頃
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[意地悪く上げられた片眉>>33を見れば何だか気恥ずかしいようなむず痒い気持ちになって 唇を尖らせて拗ねて見せたり]
ああ、お前はそれでいい。
[神様なのに?という言葉には反応をせずただ目を伏せて、冗談めいたそれにこちらもくすくす笑って]
(36) 歯車王 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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―――隣村の宿泊所:中庭――― [昼から夜へと移り変わる空色を眺めながら、ここを抜け出すことを考えて居た。 無くなってしまうからこそ、想い出の場所で最後の花火をしたくて。 だから、声を掛けられる迄、明がすぐ近くに来ていることにも気付かなかった。]
…あ、はい。来てました。
[明にじゃれつくしらたまを見ながら、惚けたように応える。
河原でも感じた、明が纏う何処か懐かしい雰囲気。 けれど、それを言葉に出来ない。]
え。花火、ですか?
[唐突に聞かれて、少し戸惑った。 祭りのことも打ち上げ花火があることも知ってはいるけど、別に優先したいことがある。]
あの…私…
[誘いを断ろうと口を開きかけて。]
(37) may-schnee 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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―――――…
[また、言葉を失った。]
(38) may-schnee 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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―大部屋― ええと、ただいま……? まあ、ちょっと、のう。
[ラルフ>>34の後に続いて部屋に入り はたと何かに気付いたように手を離して オスカー>>35に歯切れの悪い返しをして、苦笑いする]
……だいひんみん?
[勿論知らなかった]
(39) 歯車王 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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貴方も…好き、なのですか…?
[出てきた線香花火と明の言葉に、やっとそれだけ口にする。 そういえば、彼の名前を知らなかった。
良かったらと伸ばされる手を見て、明を見て。]
『ね、あかりはせんこーはなび、すき?』
[不意に過る、あの頃の自分の言葉。]
(40) may-schnee 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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あ…かり…
[声に出したのは無意識だった**]
(41) may-schnee 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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な、泣かされてなど……
[ラルフを庇おうとしたが、理由は確かに彼だったと途中で止めてしまったり]
ま、まあいいではないかもう!わたしは大丈夫だから、な?
[ちらとラルフを見て、にっこりと笑いかけて 狐は恐る恐るかあどげえむを人の子から学ぶのだった]
(42) 歯車王 2012/08/16(Thu) 23時半頃
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べつに、僕が泣かしたわけじゃ…、
[言いかけて、同意を求めるよう、隣の狐神を見やる。 だが、歯切れの悪さにロをつぐみ。]
…ほら。 まあ、僕、大人げないし?
[いつもみたいに、いい加減言った。]
だいたいさ、兄への敬意が足りないんだよ。
[ばば抜きの提案があったなら、反対せずも渋い顔。 これで、ポーカーフェイスは苦手だった**]
(43) iTone 2012/08/17(Fri) 00時頃
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レティーシャは、ダンボールに篭った。
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時頃
ヨーランダは、ダンボールを拾ってみた。
pianika 2012/08/17(Fri) 00時頃
たまこは、ダンボールをノックしてみた。
ebine 2012/08/17(Fri) 00時頃
レティーシャは、丸まった
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時頃
シメオンは、段ボールをつんつんした
歯車王 2012/08/17(Fri) 00時頃
レティーシャは、ダンボール武装がはがされて丸まっている
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時半頃
クラリッサは、レティーシャをつんつん。
ayame 2012/08/17(Fri) 00時半頃
レティーシャは、ころん。ぬいぐるみです。
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時半頃
たまこは、レティーシャ了解www
ebine 2012/08/17(Fri) 00時半頃
レティーシャは、ダンボールをはがされたつもりが中にいたようだ(中で震えている)
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時半頃
ゆりは、色々恥ずかしいからもう寝よう。そうしよう**
may-schnee 2012/08/17(Fri) 00時半頃
ゆりは、レティーシャ、良かった。
may-schnee 2012/08/17(Fri) 00時半頃
ゆりは、たまこ、鬼畜じゃないよー**
may-schnee 2012/08/17(Fri) 00時半頃
レティーシャは、お詫びにコーラを20(0..100)x1回降って開けるふしょおじ
てりあ 2012/08/17(Fri) 00時半頃
レティーシャは、クラリッサですよ!びっくり!
てりあ 2012/08/17(Fri) 01時頃
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[>>34 唐突の「ただいま」。 目をぱちくりさせて、畳に座ったままラルフを見た。 理解するのに時間がかかったけれど、温かさが胸の内にじわじわと込み上げる。 その一言だけで、遠くへ行ってしまった兄が本当に帰ってきたようで、嬉しかった。]
……おかえりっ、兄ちゃん!
[家で出迎えた時と、同じ笑みでかえしてやる。 当たり前の挨拶が、光景が、輝いていたあの頃と同じ。]
(44) kazanemind 2012/08/17(Fri) 02時頃
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[勿論、とヤル気いっぱいだ。 畳で適当に混ぜ込んでからまとめ、山の下を取って上に乗せていく一般的な切り方を手早くやっておく。 更にカードを二つに分け、端から交互に挟み込んで、手の中でばらばらと飛ばし揃えれば完成。綺麗にシャッフルできたはず。 直前まで遊んでいたのだから念入りに。手の中でカードを回す切り方もあるが、見た目がカッコいいだけなのでナシ。カードが痛むとかも気にしない。]
学校では大貧民に3回なった奴は女装、とかやってたっけ……。
[まあ、みんな必死で相手の出方を伺っていた。 ……なんて思い返しながら、カードゲームは初めてらしいシメオンにルールを教え、手始めに開始したババ抜き。]
兄ちゃんは表情にすぐ出るから皆よく観察するといいよ。
[なんて暴露してやりながら。 慣れた頃に大貧民を始めれば、革命が酷いタイミングで起きただのカードが悪すぎるだの、特にこの幽霊が騒がしかっただろう。 声は大部屋の外まで響いていたりして、非常にうるさかった。
サボリ組の1日は賑やかにゆるやかに過ぎていく。]
(45) kazanemind 2012/08/17(Fri) 02時半頃
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―深夜―
…………。
[眠れない時間が訪れた。 布団の上で何度も何度も寝返りをうつ。 今日はハンバーグも食べたし、笑ったし、とても楽しくて、楽しみ疲れたくらいだった。寝不足もあり眠いはずなのに。
明日は祭り当日。 きっとこの数日に負けず劣らず楽しいのだろう。 素直になれないのは、眠りに落ちる感覚への恐怖もあったが もうひとつ出てきた不安要素の方が、今は大きかった。
それは、いま目の前にある――半透明になった指先。]
(46) kazanemind 2012/08/17(Fri) 03時頃
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[月光に照らしてみても、起き上がって見つめてみても、両手の先は間違いなく後ろを透かしていた。 どうやら残された時間はあまり長くないらしいと悟る。]
……まだ、消えるもんか。
[小さく小さく零してみても、滲んだ不安は拭えない。 隣で眠る兄の顔を、そっと覗きこんだ。 10年も経てば人は変わるもの、それでも見間違える事のない顔。 漂っている間、ああすればよかった、こう言っておけばよかったと何度思考を重ねたかわからないくらいなのに、結局、直接的な『言いたかった事』はまだ何も伝えられていない。]
(47) kazanemind 2012/08/17(Fri) 04時半頃
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[座り込むと、暗い部屋のなか幽かに零す。]
……行くなって婆ちゃんが言ってたの、教えてくれたのにさ。 ちゃんと言う事聞いてればよかったよね。 ごめん、兄ちゃん。……ごめんなさい。
僕、心配とか、迷惑かけてばっかりで……自業自得で、それで死んで、兄ちゃんも、父さんも母さんも、物凄い悲しませたと思うし。 ずっと逢いたかったのに、それで謝りたかったのに、 顔見ると全然だめなのって、なんでだろうね……。 ……ジェフにも、やりたい事はしとけって言われたのになぁ。 近いから?すきだから?余計、なのかな。
[ぽつり、ぽつり、とぎれながらも独り言。 つまりこれは、面と向かって話すための練習のようなもの。]
(48) kazanemind 2012/08/17(Fri) 05時頃
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[瞼が重い。 このままだとラルフの方へダイブしそうだった。 けれどこの状態で一人で眠るのは、どうしても怖くて。 だから、となりの畳の上に、勝手にころりと転がった。 これなら寝相が悪くて転がってきたという言い訳が通用する。 少しでも繋ぎ止められる気がして安心できた。いい年して情けないにも程があると内心笑いながら。]
僕は……まだ、兄ちゃんと、皆と一緒に居たいよ。
[不安を押し殺すように布団の端を掴んだ指は、 朝日を浴びるまで、薄っすらと透けたまま**]
(49) kazanemind 2012/08/17(Fri) 05時頃
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―祭当日―
――ッええええ、ええ!?何これ! じゃがバタとか、ステーキとか、今じゃこんなんが出てるの!? 豪華だよね、もうなんでも手に入っちゃうじゃん……。
[朝になって実体が安定したらしい少年は、 なんだかんだでテンション高く村に繰り出した。
10年前にはあまり見かけなかった種類の屋台に、 物珍しげに歩きながらも、あれが欲しいこれが欲しい、目を輝かせている**]
(50) kazanemind 2012/08/17(Fri) 05時頃
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― 祭前日:夜 ― [見事なシャッフルで配られたカード>>45に手を伸ばし]
女装はしないよ、僕は。 まあ、負けはしないから、関係ないけどね。
[にやり。かなりの自信だった。]
…お、おい、余計なことは言うんじゃない。
[結局、ばば抜きは3回はばばを引く羽目になったろう。 その後の大貧民では、叫ぶ弟を横目にじとり。]
叫んだって、結果は変わらないでしょ。
…って、おい! なんで革命なんか起こしたんだよ!!!
[やっぱり兄弟だった。]
(51) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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― 祭前日:深夜 ― [夢うつつ、伸ばした指先に弟の手>>49が触れた。 彼の独り言>>48は聞こえておらず、半分以上眠り込んでいる。 寝ぼけたままに、服を掴んでぐいと布団へ引っ張り込んだ。
…たしか、昔もそんなことがあった。 小学校就学後は各自の部屋を宛がわれていたはずなのに、 一緒の部屋で眠ったことが。
祖母のこわーい怪談話に、たいそう震え上がった夜だった。 自分からだったか、弟からだったか、覚えてはいないけれど。]
おい……、どこへも、…行くな……よ。
[それは、あの頃 精一杯強がりながら言った台詞。 寝言ながらにむにゃむにゃ呟き、そのまま深い眠りへと。]
(52) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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― 祭当日:朝 ― [で。朝起きたら、当然そんなことは覚えていない。]
……あのさ。なんか、暑いんだけど。
[空調も切れているもので、大変不機嫌に目を覚ます。 布団に潜り込んでいる(正確には、勝手に引きずり込んだのだが) オスカーを見つければ、眉間にぐぐっと皺を寄せて。]
こら起きろ、そしてどけ。僕の快適な睡眠を返せ。
[寝ぼけ眼のまま、ぺしぺしと。 ちなみに、この朝もばっちり寝癖はついていたのだった。*]
(53) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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ゆりは、しまった。まさか自分が出るとは…ばかばか。ラ神のばかー。
may-schnee 2012/08/17(Fri) 21時半頃
ゆりは、結局ふたりしかいないのー?!
may-schnee 2012/08/17(Fri) 21時半頃
ゆりは、ラルフさん、締尾様、亀君もこんばんはー。
may-schnee 2012/08/17(Fri) 22時頃
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― 祭当日 ― [昼前に宿泊所を出れば、すでに村中お祭り騒ぎ。 子供たちが駆け回り、威勢のよい売り声が響く。 神社のほうからは、お神楽の微かな音も聞こえてきた。]
十年前はなかったっけ、こういうの? ただ、うちの村に来る屋台が少なかっただけの気もするけどね。
[ふうん、と居並ぶ屋台を目だけ動かして眺めて。]
あー、あー。転ぶんじゃないぞ。 あと、僕の財布は無尽蔵じゃないから。一応。
[奢ってやる気は、なくはないらしい。 次いであたりを見やる。金髪少年の姿はそこにあったか。]
(54) iTone 2012/08/17(Fri) 22時頃
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……そういえば。 僕は、お役ごめんなんだよね。 もう、親父に言われた手伝いも終えたんだから。
ただ……、
[焼きとうもろこしの匂いに気を取られつつも、 バス停の方角を、ちらり、振り返る。]
村を、見ておきたいね。もう一度。
[あれだけ、帰りたくないと言っていた村なのに。]
(55) iTone 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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[>>40ゆりの声に照れたように頷く。]
ええ、小さい頃から。 勢いのある花火が怖かったせいかな…。
ああ、そうだ。 …昔、誰かと一緒に線香花火をする約束をして、それがとても大事な約束だったから、余計に好きなのかもしれませんね。
[手に持った線香花火に懐かしむような視線を落とす。 一緒に、遊ぼうと約束したあの子。
『ね、あかりはせんこーはなび、すき?』
幼い声が耳の奥に蘇るようだった。]
(56) 唐花 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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ゆりは、河童さんも可愛いなぁ。明さんよーさん、こんばんは。
may-schnee 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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え…?
[>>41思わずゆりの顔をまじまじと見る]
あ、……ゆり、ちゃん?
(57) 唐花 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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[激しい遊びはしないように、と言い渡されていた小さな友達。 目の見えなさなど感じさせないほど、芯は強い少女にいつも振り回されるようにして、けれど自分はそれがちっとも嫌ではなかった。
忘れていた、幼いころの思い出がつぎつぎと溢れ出してくる。]
…あの時は熱を出したんだっけ?
じゃあ、今度こそ一緒に線香花火しようか。 亀ちゃんと、しらたまも一緒に。
[いつの間にか、幼い頃と同じに戻った呼び方で、ゆりに手を差し出す。]
(58) 唐花 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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夕飯にね、ハンバーグを作る約束をしていて、ちょうどこれから大部屋に持って行くところだったんだ。
ご飯がまだなら皆と一緒にどうかな?
[ゆりが頷けば、しらたまも一緒に大部屋に行き、皆で賑やかな食事となったことだろう。]
(59) 唐花 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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―深夜のはなし― [繋ぎ止めたことで、ほんの少し和らいだ心のなかの闇。 一息ついていると隣が身じろぐ気配がして、 それから手にあたたかい感触がした>>52]
ぇ、あわっ!兄ちゃ……
[抵抗する間もなく無理やり引きずり込まれてしまった。声を上げかけたが、周囲は寝静まっているから慌てて飲み込む。]
……、…………。
[うん、ひとりにしないから、ひとりにしないで。 確か『あの時』はお互い怯えきっていて、そう返した気がする。 ……けれど今は、寝言に頷くこともできなかった。 その代わり、布団でなく服を握ると、暑さも忘れて近くにある体温に擦り寄った。 別れが近いかもしれないと思うと、いい年して、なんて自虐は飛んで行った。]
(60) kazanemind 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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―お祭り当日―
[ぐっすり眠ってぺしぺし叩かれ目を覚ませば、 いきなり>>53邪険に扱われ、えーなんて抗議の声を上げたりも。 が、連れ込んだのはそっちのくせに、とは寝起きに寝癖だらけの頭では返せず。 ついでに朝日で熱せられた部屋は文句も当然なほど暑かった。
そんなオハヨウを交えつつ、 屋台の並ぶ村へと繰り出せば、そりゃあもうテンション高く。]
なかった、ぜんっぜんなかったよ! たこ焼きとかお好み焼きとか焼きそばはあったけど、 チーズ焼きとか、バーガーとかそんなのは全然なかったよ!
[何かラーメンバーガーなどとジャンク感たっぷりの……最近ではB級グルメとか言う……品目に複雑な表情。]
(61) kazanemind 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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[ゆりと明の姿を見かけたのは偶然だった。 しかし、出歯亀精神と好奇心からこっそり様子を窺ってみる。 元幽霊故の特技で、姿を消してしまえば霊感が強いか、人外の類でもなければ見つかったりはしないだろう。]
へぇ、ゆりが探してたのって明だったのか 全然知らなかったや
(62) n.rili 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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―祭当日― [祭り騒ぎの賑やかな声 狐は立ち止まったまま、その中に自らが奉られた村が栄えていた頃を重ねて見ていた]
いいお兄ちゃんじゃのう?
[にっと笑んでラルフ>>54を見れば、丁度視線がかち合って]
……ん。 そうじゃな、わたしのところにも、来てくれるか?
[その言葉>>55に、ああ時間はもう残り僅かだと胸が痛むのを感じる あの場所に行くのはラルフにとっては気が進まないことかもしれない、けれどもう会えないのならと我儘を言いたかった。]
(63) 歯車王 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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最近の若者はじゃんくふうどばかり食べて全く、昔はそんなことは無かった!
……とかなんとかよく来るじいさまが言ってたのう
[オスカー>>61につられ屋台をちらほら眺めてぽつりと まるで異国に来たよう品目ばかりだと思った]
(64) 歯車王 2012/08/17(Fri) 23時頃
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おまっつりー!!
[いつの間にか浴衣に着替えて、いつの間にか出現したレティーシャが屋台の前をうろうろしている
そう、レティーシャはこの日のためにお金をためたのだ! ……というわけでもないけど
どうせ沈むくらいなら使っちゃおう]
(65) てりあ 2012/08/17(Fri) 23時頃
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兄ちゃん働いてるんでしょ? じゃあ屋台で食べる2つや3つ余裕で……あ、すみませんっ
[>>54くるりと後ろを振り返り、腰に手を当て、奢ってもらう気満々で主張していたら、前から来た誰かにぶつかりかけた。全く注意力散漫になっている。 向き合っていた兄が遠いところを見る。 呟きに>>55 ほんの少しの間をおいて。]
そうだね。ここもいいところだと思うけど、 やっぱ生まれ故郷がいいっていうか。まだあるんだもん。 折角だし、僕もさいごはあっちで過ごしたいな。
[表立ってはこの集まりの最後だとか村が沈む前などの意味で捉えられるだろう、心の内は口に出さないけれど。
後ろを歩いていたシメオン>>63のひとこと、目を瞬かせて]
シメオン、あの村に家があったんだ? 遠くから遊びに来たとか、親が住んでたから一緒に来たとか、そんなんだと思ってた。
(66) kazanemind 2012/08/17(Fri) 23時頃
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祭りじゃーーい。
[いつも通り…っぽいが、 どこかテンションの高そうな一反木綿がひとり。]
(67) pianika 2012/08/17(Fri) 23時頃
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チーズなんとか……バーガー? それって、本当に祭の屋台なわけ?
[じいと目を細めて。ちなみに、文字はよく読めない。 都会でも、まるで祭などには出向くことのない生活だ。]
で、オスカーはどれがほしいの?
[人ごみにげんなりしつつも、財布を取り出した。 狐神の言葉には、盛大に顔をしかめる。]
よせって、いい兄ちゃんじゃないよ、全然。 もしそうだったら……、
[あの時も、きっと止めていたはずで。 首を振ると、無理にいつも通りの表情を作った。]
(68) iTone 2012/08/17(Fri) 23時頃
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レティーシャは、B級やきそばもぐもぐもぐ
てりあ 2012/08/17(Fri) 23時頃
ヨーランダは、わたあめをむさぼりつつ辺りをまわる
pianika 2012/08/17(Fri) 23時頃
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―祭り当日― [昼過ぎまで荷運びや細々とした雑用を手伝った後、祭り会場を覗いて歩く。 半日ほど手伝いをしていたおかげか、サービスでいか焼きとかき氷と飲み物を貰った。]
夕方にもなってないのに、ビールなんてもらっていいのかな?
[と言いながらも、喉が渇いていたので早速飲んでしまう。 ほっといて温くなってしまっても勿体ない、と自分に言い訳しながら。]
(69) 唐花 2012/08/17(Fri) 23時頃
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最後、そうじゃな……
[ふ、と目を細めて]
ああ、お前が生まれるずっとずっと前から村に奉られとるぞ。
[ひどくあっさりと問い>>66に答えたのには自分でも驚いた ラルフにばれてしまって吹っ切れてしまったらしく。]
「最後まで」後悔無く過ごすんじゃよ?
[いつかかけた言葉に似たことを呟いた]
(70) 歯車王 2012/08/17(Fri) 23時頃
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―祭り・当日―
[亀吉は、バイトしていた。 お化け屋敷で。
仮設の建物でやっているのだが、主導で動いている人間が亀吉の知り合いだったのである。]
鬼火の用意できたぞ〜! 俺も配置スタンバる〜!
[亀吉の参加により、作り物を通り過ぎて マジなものたちが跋扈している。 つまるところ、本物がうろついているのである。]
(71) n.rili 2012/08/17(Fri) 23時頃
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[狐神の、どこか真剣な頼み。 死んだはずの弟の、さいごという言葉。
――なにか、意味深なものである気がして。]
ん。……やっぱり、
[ずっとはいられないわけか――とは、口に出来ず。
お盆だからねえ、とよく晴れた空を見上げる。 その呟きは、村に戻る理由、に聞こえただろうか。]
……それじゃ、行こう。 お祭を堪能してからでも、僕はかまわない。 それくらいの時間は、あるだろ?
(72) iTone 2012/08/17(Fri) 23時頃
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チョコバナナ!
[>>68 声高らか。 腹を満たすものでなく結局チョコにホイホイされるのだった。 目を細める様子を、大人しく眼鏡かけとけばいいのにと見上げながら。]
屋台は好きだし来るのがいつも楽しみだったけど、 こんなのが一年中出てたら、通いすぎて体に悪そうだよね。
[じゃんくふうど>>64については周囲にずらりと並ぶ粉物屋台を眺めて、けらけら笑った。]
(73) kazanemind 2012/08/17(Fri) 23時頃
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レティーシャは、射的の的になった
てりあ 2012/08/17(Fri) 23時頃
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……ん。
[ラルフは口にしなかったけれど>>72、言おうとしたことは分かってただ頷く 本当は兄弟水入らずにしてあげるべきなのかもしれない、けれど…… 随分と自分も子供になったものだ。]
ああ、わたしは大丈夫じゃよ
[はしゃぐオスカー>>73を眺め、無邪気なものだとくすくす笑い]
……どこかに稲荷寿司はあるかのう?
[結局はそこだった]
(74) 歯車王 2012/08/17(Fri) 23時頃
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[あまりにもサラリと出てきた>>70シメオンの身の上、というより、正体。 人懐っこい笑みが一瞬固まって、目をぱちくりと瞬かせて。]
えっ。……え? 奉られてるって、もしかして…… え、ええええ。
[マイナス感情の驚きは既にないけれど、びっくりはびっくりだ。 ラルフとシメオンを交互に見つめて、口をぽかんと開けていた。 どこか古風な口調に最初身にまとっていた着物、 兄と仲良しな、村に奉られた、シメオン…… そこまで聞けばただひとつの祠しか浮かばない。]
そっか、シメオン……って、 じゃあ僕、神様をトモダチって言ってた?
[すごく無礼?と笑いつつ眉を下げた。]
(75) kazanemind 2012/08/17(Fri) 23時頃
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[空を仰いだ兄をもういちど見上げる>>72 含みが伝わってしまったようだ。僅かに流れた空気に 行こうと切り出されるまでは沈黙していた。]
……大丈夫。
[片手を目の前で広げる。 今はまた生きた体のかたちを保っていて、足元は透けていなかった。 だからしっかりと頷いて。]
花火、あっちからでも見れるかな。
[夜に予定されているらしい打ち上げ花火。 距離がありすぎる……というわけでもないけれど、 どうせなら見たいと、それでも村に戻る事は優先したかった。]
(76) kazanemind 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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――祭り前日:中庭――
[明の言葉>>56のひとつひとつに何かが弾ける。 解らないけれど、解っている何か。
勝手に早くなる心臓の鼓動が五月蠅くて、よく聞こえない。]
…え?
[名前>>57を呼ばれて驚いた。
先に自分が口にしていることには気付いていない。 まじまじと見つめる明を同じようにじっと見つめた。]
(77) may-schnee 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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ふ、……ふふ。いい反応じゃのう 人を化かすなど随分と久しいが愉しいものじゃな。
[神となってからは見てなかった人間の驚きの表情>>75、あやかしであった頃を思い出して口角を上げ悪い笑みを浮かべる 意図的に人間の姿になったわけじゃないが、あんなの恥ずかしくて言えるわけが無い]
ああ、そういうことじゃ。 ……わたしはとーーっても器が大きいからのう、これからも友達扱いで構わんぞ?
[嬉しかった、そう言える程素直でも無かった]
(78) 歯車王 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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…うん。うん、そうだよ―――っ!
[明の口から告げられるあの頃の思い出。 朧気だった記憶が色を取り戻していく。
ずっと期待して、ただずっと待っていた。 伝えたいことだって決まっていた筈なのに。 どうしてだろう。 今、夢が叶って、明は目の前に居るのに。 なのに、何もかもが飛んでしまった。 ただ嬉しくて。それだけで。 今の自分は頷いているだけで精一杯だ。]
うん、うん。亀君もしらたまも一緒に花火、しよう。
[子供のように笑って、明の手に自分の手を重ねようとして。]
(79) may-schnee 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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…しらたま?
[子犬がある一点>>62を凝視しているのに気付いた。 視線を向ければ、亀吉は姿を現しただろうか。]
あ。亀君、明(あかり)がね、今からハンバーグ作ってくれるんだって。 亀君も一緒に行こう?**
(80) may-schnee 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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まだ、時間はある。
[空を見上げ]
オスカー、わたしはじゃんくふうどを食べてみたいぞ。 お前のオススメはなんじゃ?
[にっこりと、今度は外見相応に子供らしい笑みを浮かべて 案内しろとばかりに手を彼に差し出した]
[そうやってきっと二人でラルフを振り回しながら祭りを楽しむことだろう*]
(81) 歯車王 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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―回想・前日―
あちゃ、ばれたか
[子犬に見られ続け、そのまま隠し通すこともできたのだがどうにも居心地が悪い。 観念して姿を現すことにした。]
悪気はなかった、あったのは好奇心だ
[と、悪びれもせず言い放つ。
その後、お誘いを受けて喜んでくっついていったのだった**]
(82) n.rili 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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なッ、そんな、だって驚くよ普通! 僕も驚かれる立場なのはわかってるけど、けどさッ 前から知ってる神様だったなんて余計だよ!
[握りこぶしを作ってぶんぶんと必死に主張した。 >>78見せられた笑みはどこか妖艶。時折あった不思議な感覚の正体も理解できて、 あの時掛けられた言葉。つまり、出会った頃あたりからこちらは知られていたという事で、少し恥ずかしい。けれど。]
でもさ、僕のこと、覚えててくれたんだね。 うん。……ありがとう、シメオン。
[兄と狐神のあいだにあった出来事を知らないから、認知されていた、それだけで恥ずかしくも嬉しかった。 そしてどうやら友達で居させてもらえるらしい。 もっと照れてあははっと変な笑いが出た。]
(83) kazanemind 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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――昨日・隣村の宿泊所の大部屋――
[宿泊所にてほどなく、馴染みの声が耳へとびこむ。 楽しそうな声だったので、まんまと釣られた。 そちらのほうへと足を進めれば、そこは大部屋。 そして大部屋へ突入すると、そこにはカードゲームに興じる男子達の姿が!]
おおおおう! ちょっとぉ、なになに。ここで、男子会?
あっ、トランプ抜きやってんの?! まぜてまぜてーーーーー!
[ちゃっかり男子会に突っ込んでみたのであった。 女子力1なのだから、男子会にも入れそう。
村ではぎくしゃくとして見えたオスカーとラルフ 今、その兄弟が共に遊んでいるのには、驚きを隠せなかったけれど。 革命きたー!とか、きゃあきゃあ騒いでいるうちに、 きっと、皆で遊ぶほうに夢中になってしまった。*]
(84) ebine 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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――お祭り当日――
[浴衣を着て――ゆりあたりに浴衣の着付けを手伝ってもらったかもしれない――、 袂をひらひらさせつつ、屋台を見て回る。]
祭りじゃー! 色ーんな屋台があるね。 ……シシカバブ―とか、ベルギービールまで売ってるんだ。
[まずは、スーパーボールすくいに挑戦。]
(85) ebine 2012/08/17(Fri) 23時半頃
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― すこし後:夕刻 ―
…仮にも神様ならさ、すごい力で移動できたりしないわけ?
[敬意どころか、不満をもらすラルフ27歳。 ともあれ、祭を楽しんだ後は、バスで村へと戻るだろうか。
提灯の並ぶ風景を、ふり返って眺め]
…もう、やり残したことはないか。
[とは、オスカーに。
バスを降りたなら、林の方へとゆっくり歩を進める。**]
(86) iTone 2012/08/18(Sat) 00時頃
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――隣村/実家引越し先――
……あのな、母さん。 親父の浴衣を着たくらいで、そんなに喜ばれても困る。 俺の昔のが、サイズ合わないんだから、致し方なくだ。
親父の若い頃にそっくりだって? はっ……不本意ながら、親子だからな。 [溜息吐いて、頭を掻いて]
じゃあ……ま、祭りを覗いてくる。 [と、からんころん。大変歩きにくいが、ま、そのうち思い出すだろう]
ああ、それと――、 今後、リサが来るかもしれない。 顔出したら、魚やってくれな。約束したんだ。 [首を傾げる母親に、宜しく頼むと言い残し]
(87) migya 2012/08/18(Sat) 00時頃
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ヨーランダは、カタヌキに挑んだ。失敗した。**
pianika 2012/08/18(Sat) 00時頃
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――祭り当日:出掛ける前――
…しらたま、何してるの?
[祭りに行こうとして、小犬が何かを一生懸命引き摺っているのに気付いた。
取り上げて見れば、それは亀吉から手渡された巾着。]
こら、駄目。これは遊び道具じゃないんだぞ。
(88) may-schnee 2012/08/18(Sat) 00時頃
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[差し出された、少し小さな手>>81 兄や祖母達が信じていた狐神様。それはいざヒトの形になってみれば、想像以上に可愛らしい少年だった。 打って変わって幼く見える表情に、 昔のケヴィンや景子達も、ほんの少しだけ思い返しつつ。]
だいたい味濃いけど、大丈夫? や、……きゅうりの浅漬とか見えるけどさ。 でもお祭りといえばやっぱり焼きそばとか、たこ焼きだよ。 けどね、僕も食べたことないんだけどアレ気になってるんだ。 ラーメンバーガー。絶対重たいけどさ!
兄ちゃん、ほら早く!何見てんの? トウモロコシ買うなら買っちゃおうよ!
[繋いだ手を引き小走り、もう片方は屋台を指さして。 歩みの遅い兄を振り返り大声を張る。 さて、財布の中身は、この時だけでどれだけ削れるのやら。 稲荷寿司はお弁当コーナーにあったとか、なかったとか!]
(89) kazanemind 2012/08/18(Sat) 00時頃
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ゆりは、しらたまの頭を軽く小突いた。
may-schnee 2012/08/18(Sat) 00時頃
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―夕刻― 神にも色々あるんじゃよ。 あんな小さい村に万能全知全能がいてたまるか
[不満の声>>86に笑いながらそう返す そんな小さな村が愛しかった、なんてことは胸にとどめて さてラルフの言葉にオスカーはなんと返すか、狐も彼を見たことだろう。 バスを降りれば、少し歩を進めふと止まる]
……すまん。 少しだけお前の兄を貸してくれないか。
[眉を下げ、オスカーを見やる 二人にしてほしい、そう暗に言って]
(90) 歯車王 2012/08/18(Sat) 00時頃
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たまこは、ジェフひどい訳。(ぽかぽか叩いた。
ebine 2012/08/18(Sat) 00時頃
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―林― ……わたしは自分で思っていたより我儘らしい 正体を隠したまま見守っているだけでいいと思っていたのに、こうして「締尾」としてお前を林に連れて来てしまった。
[ラルフより少し後ろを歩く狐はいつの間にか白い着物姿へと戻っている。 着ていた服はラルフの荷物の中に入っていることだろう。
迷わずに祠へ向かってくれたならば、彼が既にこの場所に来ていたことを知らない故に表情に出てしまう程に喜んで]
(91) 歯車王 2012/08/18(Sat) 00時頃
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あ。団野さん、もう行かれますか? 私は未だ用意が出来てなくて……先に行ってて下さい。
[浴衣姿のたまこに微笑む。
つい先程、少し着付けを手伝ったら、両手を握っておおげさに感謝するものだから、その様子がおかしくてくすくす笑ってしまった。
昨日は遅くまで大部屋で遊んでいたというのに、たまこは今日も元気だ。 最も、夜更かしに関してはひとのことは言えないのだけれど。]
はい。後から行きます。 りんご飴、食べたいし。
[気遣うたまこににっこり笑う。 浴衣はおそらくたまこと色違い、白と桜色のお揃い。]
(92) may-schnee 2012/08/18(Sat) 00時頃
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―祠前― ……懐かしいのう。
[そうして祠の前につけば、見慣れ過ぎている筈の風景をじっと眺める。 幻か夢か、昔のラルフの姿なら彼が村を去ってからも何度だって見ていた。 けれど、こうして成長した彼がいるのは不思議なものだ。]
お前はいつだってあそこに座っていた。
[あの木の根元に座る姿>>2:340は祠からよく見えて。 真似をするように自分もそうした>>1:116ものだった。]
(93) 歯車王 2012/08/18(Sat) 00時半頃
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わたしにも分かる程に変わり者のお前を眺めるのは、とても楽しかったぞ。
ラルフ ずっとずっと、お前を見守っていたよ。
[ぽつりぽつりと思い出を語って、微笑する それから何か言いたげに、ためらうように視線をあちらこちらに向けて]
オスカーのことは……すまなかった。
[一言、絞り出すようにやっと言葉にする]
(94) 歯車王 2012/08/18(Sat) 00時半頃
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――お祭り会場――
りんご飴、クレープにカステラに… あ、いか焼も食べておかなきゃ。
[食べものの屋台ばかり見ている。]
(95) may-schnee 2012/08/18(Sat) 01時頃
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―おばけ屋敷内―
よし!うり坊、かしわ、ぼたもち、行け!
[自身の友鳥に指示を出し、タイミングよく物音を立てさせる。 ちなみに、かしわは梟、ぼたもちはチョウゲンボウである。]
(96) n.rili 2012/08/18(Sat) 01時頃
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ゆりは、カリュクスガリガリくん梨味を差し出した。お疲れ様ー。
may-schnee 2012/08/18(Sat) 01時頃
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よし、最初はりんご飴から始めよう。
[一通り屋台を見て回り、頷いた。 目標が定まったので、さっき覗いたりんご飴の屋台に向かおうと歩き始めて。 少し先の人混みの中、祭りを眺めるジェフの姿が視界に入った。]
…!
[咄嗟に近くのお化け屋敷に身を隠す。 ジェフとはあれ以来、流石に恥ずかしくて顔を合わすことが出来ずにいた。
しらたまは腕の中、すやすや眠っている。]
(97) may-schnee 2012/08/18(Sat) 02時頃
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――……、最近の屋台は判らんね。
[首を傾げながらも。 ベルギービールの屋台(>>85)で買った、シメイの青を傾けつつ。 時折、食べ物の露店を冷やかしながら、のんびりと祭りを眺める。 子供の頃なら小遣いが続くかぎり買い食いをしていただろうが、雰囲気だけで十分だ]
……お化け屋敷、ねえ。
[歩む先に見えた看板に、苦笑する。 年齢以前の問題で、まったく怖いと思えないだろう。 何しろここ数日、幽霊や猫又やら妖怪やら、人外たちと一つ屋根の下だったのだし]
(98) migya 2012/08/18(Sat) 03時頃
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[様々な屋台を見て回り、食べ歩き、兄の財布を軽くする。二人がかりだから順調だった。 ……そんな時、人ごみに見知った背中を発見すれば、 ラルフ達に一声かけてから、駆け寄って。]
……景子っ!
[呼び止めれば、大人になった幼馴染が驚いた顔で振り向いた。]
よかった。やっぱりこっちに来てたんだね。 ……ほら、『お返し』しようと思って。 今日の……ええと、夕方に時間空けられる?
それでね、ゴメン。この村じゃ出来ない事なんだ。 少し手間だけど、あっちで合流できるかな? 場所は……そうだね、大ケヤキの下で。
僕、待ってるから!
[手を振ると、少年の影は人ごみへと混ざりこんで。シメオン達におまたせと走り寄り、次はアレとパスタ揚げを指さした。 お腹いっぱいでも満足するまで、容赦なくあっちこっち遊び回る。]
(99) kazanemind 2012/08/18(Sat) 03時半頃
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―夕暮れ時―
[来る時は使わなかったバスに揺られ、>>86遠ざかる祭囃子を聞いていた。 美味しい物を沢山食べた。シメオンと珍しい物を沢山見て回ったし、兄の食べている何かを一口よこせと、自分の持っているものを一口分押し付けたりもした。フリーダムといえばフリーダム。 それなり満足だった。お祭りに関しては。]
……んー。うん。 本当は何もかもやり残してて、まだまだ足りないって思うけど。 大丈夫、やりたい事は、だいたいこっちかなって。
[少しだけ考えあぐねるが>>86駆け抜けていく緑の木々を目で追いながら。 バスを降りれば、歩みは締尾様の祠へと向かっている気がして 途中で自然と足を止める。]
ん。貸すも何も、だよ? わかってる。僕もちょっと、用事があるから。
[シメオンに笑って>>90首を傾げると、二人とは別の方向へ歩き出す。]
(100) kazanemind 2012/08/18(Sat) 05時頃
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―大ケヤキ―
[日が傾き熱っぽさの和らいだ風が、濃い緑を揺らす。 樹の根元まで辿り着けば、幹に手を置き、 じっと目をとじると、ただ葉の揺れる音を聞いた。
ここで過ごす時間も、きっと最後。 だから、木のぼりの練習をさせてくれ、時に遊び場になった 大切なこの木にも別れを告げたくて。]
……ここも沈んじゃうのか。 宿泊所も、雑貨屋も、祠も、家も……。
[きっと『天国』へ行かずに留まり続ければ、 自分も村と共に、水中で過ごすのだろうと思ったけれど この奇跡が終われば、きっと、留まる理由はなくなる。]
(101) kazanemind 2012/08/18(Sat) 05時半頃
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[緑越しに空を見ると、木漏れ日がチラチラと眩しかった。 ここからでは、一反木綿と出会い、登って枝を折ったあの場所はよく見えない。 不思議な出会いも巡り合わせてくれたよね、なんて 数日前の事なのにどこか懐かしく、死後友達となった妖怪を思い出した。
そうして、]
――……景子?
[しばしの後、幼馴染が姿を現せば 10年前と変わらない少年が、柔らかく笑んで出迎えた**]
(102) kazanemind 2012/08/18(Sat) 05時半頃
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あれ…うりさん、こんな所で何してるの? その子達はお友達?
[老烏が気付いてやってきた。 一緒に仕事?をしていた梟やチョウゲンボウもいる。
本物入り混じるお化け屋敷内。 あちこちで悲鳴や絶叫が聞こえていた。]
そろそろ大丈夫かな…
[そっと顔を出して、表を確認する。]
嘘?!
[目の前に看板を見て苦笑するジェフ>>98が居た。]
(103) may-schnee 2012/08/18(Sat) 09時半頃
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あ、ああ。あの、こんにちは。
[顔を真っ赤にしながら、しどろもどろに挨拶だけはして、ゆっくりゆっくりお化け屋敷内に戻っていく。]
(104) may-schnee 2012/08/18(Sat) 09時半頃
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― 林の祠 ― [下生えを踏み分けて、しばらく祠のほうへと歩く。 見慣れた楠が見えると、狐神のほうを振り返った。]
別に、我がまま言ってもいいんじゃないの。 なにせ、神様なんだから。
もっと夢枕にでも立って、稲荷寿司が食べたいだの、 チョコが食べたいだの好き放題言ってみればいい。
[先刻、稲荷寿司を探していた姿を思い出し、からかうように。
語られた思い出は、確かに覚えのあるもの。 この楠の根元に座って、祠のそばで何時間でも本を読んだものだった。]
……そう、か。見ていてくれたんだ。
[これは夢だ。だからこんなに都合のいい話。 そうは思っても、瞬いた後、ふっと表情は緩む。]
(105) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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[謝罪の言葉には、重く首を振った。]
万能全知全能じゃあ、ないんでしょ。 分かっていた。本当は、締尾様のせいなんかじゃないって。
人の生き死にを左右できる神なんかいたら、世の中大混乱だ。
[それは、先日自分自身が言ったこと>>1:346。
残るのは、ただ、罪悪感。 一方的に避けた狐の神にも、止められなかった弟にも。]
(106) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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[彼の言葉が途切れた頃。 不敬にも祠のほうを顎でしゃくり、訥々と。]
あの祠の中、さ。 今は、締尾様の像、ないでしょ。…見たんだ、一昨日。
やっぱ、シメオン……ああ、締尾様ってお呼びしないとだめかな。 ともあれ、き……貴方、が、こっちにいるから?
[「君」と言いかけて、咄嗟に訂正した。 生身に見える少年の姿を、まじまじと見やる。]
それで。村が沈むときには、どうするつもり。 引越しとかさ、出来ないわけ?
[狐神がいなくなるのは、寂しいと思った。 今だけは、駄々をこねるには大人になりすぎたことを歯がゆく思う。ただ、声には珍しく焦るような調子が滲んだ。*]
(107) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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……そうじゃ。
オスカーは事故だった。 どうしようも無かったんじゃ、わたしも、お前も
[責められない>>106ことで気持ちは軽くならなかった]
あの時こうしてたら、なんて思ってやるなよ? そんなことオスカーは望んでいないさ 分かってるじゃろ、あの子は今も純粋にお前を慕っている。
……決して恨んでなど、いないんじゃよ。
[きっと、ラルフは自分自身を責めていたのだろうと分かってしまったから]
(108) 歯車王 2012/08/18(Sat) 11時半頃
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……ああ、やあ。 [出会い頭に嘘よばわりされた(>>103)が、生憎と本物なのである。 足もあるし、お化けじゃない]
……ところで、 [じりじり後退していく様に、声をかける。 そのあとで、何と言うべきかと。 俺はなにもみていない――そいつはダウトだ、それは見た人間の台詞だ。 俺はなにもおぼえていない――も、似たようなものだ。 いっそ、ご馳走様でしたとか……いや、噛まれるってそれ一瞬で]
……一人で来てるのか? [無難に普通に]
(109) migya 2012/08/18(Sat) 11時半頃
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……嗚呼、見たのか。 その通りじゃよ
[同じように>>107祠を見て]
呼びやすいように呼べばいい、 今更改まられても困るぞ。
[まじまじとこちらを見やるラルフに今はただの人の子だと苦笑いする]
(110) 歯車王 2012/08/18(Sat) 11時半頃
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[続いた声に焦るような調子が滲んでいることに気付けば目を丸くして]
勿論、村と運命を共にするぞ。 引越すあやかしもいるとは聞いていたがな、わたしはそんな簡単には出来ない。
何も変わらないさ、ただダムに沈み誰もいなくなるだけで。 わたしはいつも通り、ずっとここに在り続ける。
[語る声は只静かに、哀しみもそこには無い。 ほんの少しの寂しさだけを漂わせ、それでも神として当然のことだと思っている]
ああ、そうじゃ……万年筆、またわたしにくれないか? あの時はあれを無くしたまま沈むのが嫌で探していたんじゃよ。
何を忘れたってお前のことだけは忘れたくはないからのう。
[にっこりと、まるで転校し友達と離れることを惜しむ子供のような その程度のことのように笑う]
(111) 歯車王 2012/08/18(Sat) 11時半頃
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だ、だだ、大丈夫です! 私、全然気にしてませんからっ! 大した、大したアレでもないですし…ないですしっ!!
[後ずさりながら、ジェフに告げる。 挨拶を返されただけ>>109で、未だ何も言われてないのに、明らかに動揺していた。
ぴくり、ぴくり。 17分後に起きる予定の犬神の耳がジェフの声に反応している。]
へ?ひと―――――きゃあ。
[暗闇の中、何かに蹴躓いた。]
(112) may-schnee 2012/08/18(Sat) 12時頃
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[大したアレだったかどうかは胸に収めておこう。 今はもう大人になった女の子は、大事なことを教えてくれた。デリカシー]
……なにも、そんなに逃げんでも。 というか、後ろ向きで歩くと、危ない、って――……、 [言い終える前に、バランスを崩す様子に。 言わんこっちゃないと手を伸ばしたが、届いたかどうか]
(113) migya 2012/08/18(Sat) 13時頃
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[身体が傾いて、確実に転んだと思って目を瞑った。 けれど、訪れる筈の衝撃はなく、ゆっくり瞼を開ければ、自分を支えてくれているジェフの顔があった。]
……ありがとう、ございます。
[赤面状態のまま俯いて、はっとしたようにまた、5メートルジェフから離れた。光速にも等しいスピードで。]
(114) may-schnee 2012/08/18(Sat) 13時半頃
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……あ、ああ。気にしなくていい。 [気付いたら、5m先にいた。 この子も妖怪か何かか。かまいたちとかそんな]
暗いし、足元には注意することだ。 普段、履きなれた靴とは違うんだから。 [とは注意して]
(115) migya 2012/08/18(Sat) 14時頃
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逃げなくても、何もしない。 また噛まれるのは、勘弁だしな。 [苦笑]
俺はまだ、その辺を見てくるよ。 君はどうするんだ。お化け屋敷でも眺めるのか?
(116) migya 2012/08/18(Sat) 14時頃
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……そ、そうですね、はい。
[忠告>>115には素直に頷く。 暗闇の中、5mの間を隔てたジェフの姿は最早シルエットだ。]
か、噛む?
[あの時は混乱していて、しらたまの行動をきちんと認識していなかった為、ジェフの苦笑に目を白黒させた。]
わ、私はその、りんご飴を買おうと思ってて。
[勿論、お化け屋敷で、りんご飴は買えない。]
(117) may-schnee 2012/08/18(Sat) 14時半頃
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"ん、ゆり…?"
[夢現。誰かと会話する主人を眠気眼に見上げる犬神。]
(118) may-schnee 2012/08/18(Sat) 14時半頃
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ゆりは、やったっ♪
may-schnee 2012/08/18(Sat) 14時半頃
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――りんご飴?
りんご飴の屋台なら、確かあっちに……、 …………なんでまた、お化け屋敷に? [当然の疑問]
(119) migya 2012/08/18(Sat) 15時半頃
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それは…
[まさか貴方を避けるためだなんて言えない。]
…えと、そう! 知り合いがここに居るって聞いたからっ。
ちょっと覗いてみようかなって。 この子が、そのうりさん。 そして、そのお友達。
[傍に居た烏と梟、長元坊を紹介する。 最も暗闇の中、5mも離れていてはよく解らないかもしれない。]
(120) may-schnee 2012/08/18(Sat) 15時半頃
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……ふむ。 [この味は嘘をついている味だ――なんてやったら、もれなく通報と噛み付きが待っているが。 挙動不審であるには挙動不審であるのだが、まあ、細かいことは気にすまい]
……、……、 [よくは判らない。よくは判らない、が。 なんとなく暗闇のなかで目が光ってる子がいるのは気のせいか。 シルエットが明らかに人間と違うサイズの子がいるのは気のせいか]
……交友範囲が広いんだな、君は。 [色々と気にしないことにした。えがお]
(121) migya 2012/08/18(Sat) 15時半頃
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"…あの座敷童の使いなど、ゆりとは何の関係もないぞ… "
[亀吉の友達を誰かに紹介する主人にふてくされて。 むすっとした視線をその誰かに送る。]
"貴様っ!"
[ジェフに気付いた。 この匂いは忘れようにも忘れられない主人と己の敵。]
(122) may-schnee 2012/08/18(Sat) 16時頃
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[交友範囲が広いということを誉め言葉だと捉え、ジェフの「えがお」にお礼を言おうとした時、腕で眠っていた小犬がしゅたっと足元に降り立った。]
――――しらたま?!
[尻尾を立てて、ジェフを威嚇する小犬に驚く。]
(123) may-schnee 2012/08/18(Sat) 16時頃
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ゆりは、突然のことに驚いて、小犬を止めるという思考に辿り着くことが出来ない*
may-schnee 2012/08/18(Sat) 16時頃
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……待て待て、ワン公。 [威嚇する犬に、どうどうと抑えるように掌を向け]
ちょっとばかり、落ち着いて考えろ。 ここでやり合うと、ご主人様の友達に迷惑がかかるぞ。 イコール、お前のご主人様が悲しむぞ。それでいいのか? [と、じりじりと後じさりつつ]
(124) migya 2012/08/18(Sat) 16時頃
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――……そうだ、いい子だ。 話が判る犬は嫌いじゃない……噛まなければ、もっと嫌いじゃない。 [じりじり下がって、お化け屋敷の入り口付近に脱すれば]
――……まあ、それじゃあ。また会おう、ゆり君。 [人ごみのなかに紛れるよう、脱兎**]
(125) migya 2012/08/18(Sat) 16時半頃
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ご、ごめんなさい。
しらたまもほら、落ち着いて。
[5m先のジェフに謝りつつ、今にも襲いかかろうとするような小犬を嗜める。 聞こえてくるジェフの説得?>>124。 一時は行動を自制するように見えたが。]
あ!
[人混みに紛れて逃げるジェフをそのままにすることはなく、逃がすかとでもいうような鳴き声と共に追いかけていった*]
(126) may-schnee 2012/08/18(Sat) 19時頃
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レティーシャは、射的から落ちた、ころん
てりあ 2012/08/18(Sat) 20時半頃
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―その後―
[村が沈んで、ダムに水がたまって。そこに一つ、ぼろぼろになった、黄色いくらげのぬいぐるみが、浮かんでいた**]
(127) てりあ 2012/08/18(Sat) 21時頃
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[にこりと笑う狐の神>>11とは対称的に、眉をしかめる。]
なんで。 それで、締尾様は……シメオンは、構わないわけ?
[鞄から万年筆を取り出して、渡してやろうと思った。 けれども、手は意に反して軸をぐっと握り締める。
くれと言われれば、子供が嫌々をするように首を振った。]
…どうしても、ここにいなきゃいけないの?
(128) iTone 2012/08/18(Sat) 21時半頃
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せっかく、一人っきりじゃなかったって分かったのに。 締尾様が見ていてくれたって分かったのに。 また一人になれっていうわけ? そんなの……、
[一息に言いかけて、ふっと眉を下げる。 息を吐くと、困らせたかな、とつぶやいて。]
僕は、神様なんかじゃないからさ。 ……締尾様よりも、うんと我侭なんだよ。
[重ねて言われたなら、万年筆を渡すだろう、けれど。*]
(129) iTone 2012/08/18(Sat) 21時半頃
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……ラルフ?
[眉をしかめ首を振るラルフ>>128、沈むこと自体には何の疑問も持っていなかった狐はすぐに言葉を返すことが出来ず]
……わたし、は
[この地から人の子がいなくなる、それは狐の役目が終わるということ。 だから、]
(130) 歯車王 2012/08/18(Sat) 22時頃
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お前はいずれわたしを忘れる わたしなどいなくても一人では無い。
[その言葉>>129は嬉しいけれど それは違うと首を振って]
……お前に忘れられるのなら、思い出があるこの場所で沈むのがわたしの幸せじゃ。
[そして先程と同じようににっこりと笑み、近寄って]
(131) 歯車王 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[爪先立ちをし、ラルフの頬に唇を押し付けて]
――……大切な人間が出来て家族を持っても、わたしを忘れないと言えるなら
……連れていけばいい。
[ぎゅっと袖を握り、か細い声でそう言った]
(132) 歯車王 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[袖を掴んでいた腕は、少年は、消える
ほんの一瞬、ラルフの前には九尾の金狐が現れて 「締尾」の名の通りにその尾を縛っていた縄が解け、存在すらもしなかったように消えていった。]
[からん]
[鳴き声すらも残さず狐は消えて、音を立て地に落ちたのは無くなっていた「締尾様」の像]
[その像の尾も、何にも縛られていなかった*]
(133) 歯車王 2012/08/18(Sat) 22時頃
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―ずーっと未来の話―
[幽霊もお化けも、大人たちの心からは姿を消して久しい時代。 それでも、都会から比べれば田舎であるこの地方には、 昔から奇妙な存在が住み着いていた。]
『悪戯好きで、でも時々手伝いをしてくれる座敷童』
[少年というよりは、男の子といった方が正しい背格好の子供。 彼は座敷童を自称し、事実その姿は昔から変わらない。 気味悪がって遠ざかるものもいたが、その相手に悪戯以上の悪さするでもない。 ただ楽しげに子供たちと遊び、時に大人の手伝いをして。 それはきっと、ずっと先も変わらない。]
(134) n.rili 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[今も昔もきっと未来も、ずっとずーっと 親しい人々との思い出を胸に、長いときを過ごしている座敷童がいる*]
(135) n.rili 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[待った待ってないとか、お祭りは楽しかったとか、 他愛のない話をしながら草の中を進む。 先を歩くのは少年。道案内は勿論、人の入った形跡が全然ない野道なのだから、背の高い草を分ける必要もあった。]
虫さされとか、気をつけてね。 前は容赦なく突っ込んだけど……。今は問題あるでしょ?
[やろうと思えばそんなの無関係に草を歩けるのだろうけれど、今の女の子らしくなった景子は気にかけるべきかなと。 なのにこんな場所に連れてきてしまったのは申し訳なくもある。 苦笑して、暗くなった夜道をかき分け進んで――]
あ、着いた着いた!
(136) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[幼馴染は、『お返し』が物質だと思っていただろうか。
木を抜けた先には、自然にできただろう小さな空間があった。 中央には泉と、苔の生えた倒木、 そして――眩い程の、蛍たち。
泉の上部には葉がなく、瞬き始めた星々に見下されている気になれる。 人工の光が存在しないはずなのに、蛍と星のおかげか、 足元がわかるほどに、その空間は明るかった。
少しの間、お気に入りの幻想的な光景を目に焼き付けて。]
『お返し』。……気に入ってもらえた?
……これが、僕の、とっておき。 他に誰も知らない自信があるけど、 僕はもう、何も持ってないから。 これくらいしか、あげられないけど……。
(137) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[万年筆を握り締めたまま、強く首を振る。]
僕は忘れたりなんかしない。 もしまた締尾様と話せなくなってもずっと覚えてる。 狭いけど、うちへ来ればいい。
[とても我侭なことを言っている自覚はあった。
だって、いつか自分は彼よりも先に逝く。 そのことを、神である彼は誰よりもよく知っているはずだから。]
だけど、そんな顔するなよ……っ!
[真剣に一緒に行きたいのだと言った口で、 大人びた貌で笑って、沈んでもいいなどと。]
(138) iTone 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[頬に触れる柔らかい感触に、万年筆を取り落とす。 囁くような言葉には、ふっと目元を和らげた。]
この僕が前言を撤回するなんてはず、ないでしょ? ずっと見てきたなら、当然分かってるんだろうに。
[少年が消える刹那、袖を握る手をつかまえて。]
その言葉、…後悔なんてさせるものか。
[―― 金の髪のつむじに、くちづけを落とした。]
(139) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[続いて起こったのは、信じがたいような光景>>133。
神々しいばかりの黄金の九尾は、ふわりと揺れる。 そのいろが目に焼きついていたから、再び像に戻った彼の姿を見ても、不思議な気はしなかった。
見慣れたようで、記憶とは少し違う狐の像。 その前にしゃがみこむと、縄を解かれた九尾を見つめる。]
うん、……もう、ずっと一緒だ。
(140) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[そして、ふと何かに気づいたようにしばし黙って。]
あのさ。…締尾様を置く場所ってさ。
うち、冷蔵庫の上くらいしか空きスペースないけど。 ……いいよね?
[たぶん、もう返事はないんだろうなと思いつつ。 狐の像が早速後悔しそうな言葉をかけたのだった。*]
(141) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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でも、もしかしたらここもダムに沈んじゃうのかな。
[哀しげな色を乗せて、ぽつり。 それが皮切りか、景子を一度見て、顔を伏せる。]
……ゴメン。 突然死んで、かと思ったら10年経って突然出てきて…… ものすごく悲しませただろうし、驚かせたよね。
[悪夢については>>1:123知らなかったけれど、 それに匹敵する程衝撃だっただろう、身近な死は、小学生だった彼女にどれほどの傷を残したのだろうと。]
(142) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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でもね、僕は嬉しいんだ。
死んだのは確かに……後悔ばっかりだけど。バカみたいに足滑らせてさ。 景子が帰ってくるタイミングで、こんな奇跡が起きた事。 また、逢えて……話ができた事。 モノじゃないけど……これのお返しも、ちゃんとできた。 ずっと引っかかってたんだよ?
[笑ってペンダントトップを持ち上げた手は――薄っすらと、透明になっていた。 景子がそれに気がつけば、困った顔で首を傾げる。]
大丈夫。……元のかたちに戻るだけさ。
(143) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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― お祭り・隣村のどこか ―
[色々な食べ物の匂いが混じって、届く。 どこか遠く。色とりどりの屋台を見下ろして。 猫の耳と尾を生やした人間は、幽かに笑う]
たのしかった。
[魚もたくさん食べれたし。 猫の姿では出来ない事も経験した。 人間とも話す事が出来たし、充実した数日間だった。
その表情はとても満足げ。 ゆらゆらと揺れる尻尾は、いつしか二又へと]
(144) ayame 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[ふ、と祠の前に狐火が灯る。 まるですぐ戻って来るとでも言うように、ラルフの周りをくるくると回って どこか上空へと、飛んでいった]
(145) 歯車王 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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……景子、ありがとう。 僕を覚えていてくれて。遊んでくれて、――好きになってくれて。
[あの頃向けられていた気持ちには>>4:75なんとなく気づいていたから、最後のひとことを出す時には照れた笑顔を見せる。 本当は、素直な言葉を伝えたかった。 でも、もうその気持ちには応えられないから。 向けるのは想いではなく、感謝。]
僕は、そろそろ行かなきゃ。 ……ほら景子、前向いて。蛍がまた集まってきたよ! 星もよく見えるし……、綺麗でしょ。流石僕のとっておきだろ?
[少し強く押して、泉に向かわせる。 こちらを絶対見させないように。 背中合わせで、弾んだ声で――]
ねえ、景子。 ずっと、ずうっと応援してるからね。
(146) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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― ゆうべ:大部屋にて>>84 ― [大声と共に飛び込んできた小柄な姿。 声の主が団野と気づくと、呆れたように。]
待て待て待て。 男子会って言いながらなんで混じって来てるんだよ。
ふん、まあいいさ。 よし団野、僕の勝利への踏み台となるがいい!
[悪い笑み。…でもやっぱりばば抜きは弱かった。]
(147) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[幼馴染が振り返った時、 そこには……もう誰も居なかった**]
(148) kazanemind 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[オスカーと会話する様子への視線を感じた>>84なら、 ふいっとそっぽ向いて、トランプを場に捨てながら]
なんだよ。僕だって、「弟と」会話くらいす……、 うわここで縛りとかありかよ鬼畜すぎるだろ!
[言いかけた言葉は、ゲームの進捗状況に掻き消える。
――数分後。]
……団野様、下僕より貢物でございます。
[仏頂面に棒読みで強いカードを差し出す羽目になったのだった。*]
(149) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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―山― 『全部、終わったぞ』
[雪女の元に辿り着けば、狐火は人の子には見えぬ狐の姿に変わり 彼女を背に乗せて住家へと送ったことだろう]
『もう夏になど目覚めるんじゃないぞ?』
『わたしは二度と助けてなどやらんからな。 倒れたお前を見た時のあの気持ち……こっちまで倒れそうじゃったわ。』
[もう二度と会う事はないだろう、ほんの一度だけ振り返り]
『……達者でな』*
(150) 歯車王 2012/08/18(Sat) 23時頃
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――ジェフのもとへ――
[兄貴分はどうしていただろう、 誰かと歩いているのであれば、ほんの僅か孤立した瞬間、ふわりと目の前に降り立った。 少年の体は半透明。そこが人ごみだったとしても、ジェフ以外に姿は見えないだろう。]
ジェフ。 ……やりたいこと、できたよ。
[表情はとても晴れやかで、 兄と和解できた事は伝わるだろうか。]
ジェフのおかげで、この何日か、本当に楽しかった。 昔の……ほら、酒飲もうって約束も果たせたし。嬉しかった!
(151) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時頃
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―それから―
[とある都会。地図を片手に辺りをさまよう、 人間に化けた一反木綿がいた]
いやー、人間の多いこと多いこと。 噂以上だなーオイ。
[辺りをふらつく。そのまま何気なく、路地裏に入っていく]
(152) pianika 2012/08/18(Sat) 23時頃
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「オイ、おめー金出せや」
[いきなり現れた若者が胸倉をつかんでくる]
おいおい。 このよーさんに喧嘩を売るとは…
(153) pianika 2012/08/18(Sat) 23時頃
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100年、いや1000年早……
[突然、強い風が吹いた。]
(154) pianika 2012/08/18(Sat) 23時頃
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―とあるテレビ番組より―
「…もしかしてサイモン先生、この写真は…」
「ええ。間違いなくUFOでしょう。 こんな浮遊する物体はUFO以外ありえません」
「でも、どこかひらひらしているような…」
「宇宙人たちの最新技術です」
「は、はあ」
(155) pianika 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[外見も登場もまごうことなき幽霊で、彼は今更驚くか、どうか。]
ジェフはさ……もうひとりの、兄ちゃんだったよ。 たまに本物の兄ちゃんより兄ちゃんらしいと思うくらい。 勉強だって教えるのうまくて、わかりやすくてさ。
[一瞬黙りこんで、 表情は哀しげなものに変わる。]
僕が死んでるって、これで信じれるかな。 もう、あんまり時間がないみたいで……。 ……だから、挨拶だよ。
(156) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時頃
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―月明りと狐火と― [空に咲く花火も散った後、祭りの後の静けさと寂しさを漂わせる夏の夜]
[あかりは果たしてどこにいたか、何であろうと本来の姿に戻った狐には見つけることは簡単なことで]
[結局嘘をついていた理由も聞きそびれてしまった もう彼の揚げ入り味噌汁を飲むことも名前を呼ぶことも出来ない、だから。]
『あかり、お帰り』
『それから、いってらっしゃい』
[あの時のように、見送るように、ただ狐火は灯っていた]
(157) 歯車王 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[猫又は歩き出す。二本ではない、四本の足で。 ゆらゆらと尻尾を揺らし、今日もどこかへ旅に出る]
(158) ayame 2012/08/18(Sat) 23時頃
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― 現在 ―
―― 行っておいで。 用事が済んだら、僕のところへ戻って来るといい。 村の中なら分かるだろう、居場所くらい。
[周りをくるくる回る狐火を、見送った。 九尾の狐の像を壊れ物のように抱えて持ち上げ ――]
……存外に、重いね。お狐様は。
[降ろした。 それでも引きずるわけにはいかず、再び持ち上げる。]
(159) iTone 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[そこまで言って、また笑った。 10年ぶりの再会、そしてきっと、永遠の別れ。 なのに明るく笑えるのは、彼との思い出が同じように楽しいものばかりだったから。]
……さよなら、ありがとう。ジェフ。
僕のこと、忘れないでよ。 もし忘れたら、化けて出てやるんだから!
[顔面をびしりと指さしてやって、 悪戯坊主は、ゆらりと空気に溶けて消えた**]
(160) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[合間に休み休み、村の中をうろつく。]
もしかしたら、もう「帰った」のか。
[長らく思い出しもしなかった、祖母の「彼岸」の話が浮かぶ。]
オスカーのいそうな場所……、 ああ、そうだ。
[折りしも、そろそろ花火の上がる時間。 弟の言葉を思い出して、足は見晴らしのよい場所へ向かった。]
会えなくても、せめて。 楽しみにしていた花火だけでも観られたなら、いいんだけど。
(161) iTone 2012/08/18(Sat) 23時頃
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―川辺―
[降り立ったのは村を流れる川のうえ。正確には橋の上だった。 よくここから亀吉に突き落とされたものだ。 思い出して、身を乗り出すと遠い水面を見た。
この川で自分は溺れて死んだ。 けれど溺れる恐怖はあっても、川に対しての恐怖はない。 むしろどこか落ち着いてしまうのは、死に場所だからこそか。]
…………。兄ちゃん、どこ。
[呟いて、両手を広げる。 身体はもうすっかり薄くなっていて、感覚はあるがいつ霧散するか。 人の感覚を辿って移動する事はできたが、 焦りからか兄の居場所が掴めない。
不安な顔で、周囲を見渡した。]
(162) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[見晴らしのよい山のほうへと向かううちに、 自然、足は避けていた川の近くへと。]
ああ……、ここだ。
[苦い思い出が過ぎる。 ふと見やった橋の上、そこにはぼんやりと誰かの姿。]
オスカー……っ!
[夢中で駆け寄る。 視力は悪くとも、姿が薄れていようとも、間違いなかった。]
(163) iTone 2012/08/18(Sat) 23時頃
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[空はすっかり暗くなって、そろそろ隣村の花火が上がる時間だろう。 ここからだと楽しみにしていた花火は見えるか、どうか。 何より、――間に合うかどうか。 指先どころじゃない、身体全体の薄さに不安は滲むけれど。]
……、兄ちゃんっ!
[届いた>>163兄の声に、ぱっと顔を輝かせると 消えかけた足で駆け寄った。]
……シメオンは?
(164) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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――……、ああ。
[弟分の声に、振り返って。 透けた身体、希薄な存在感。それで、全てを察して]
そうか、出来たか。 うん……それは、良かったな。 [彼の紡ぐ言葉を聞いて、溜息吐いて]
忘れる? 化けて出る? 安心しろ――お前はいつまでも、俺の弟分だ。 [ぺしっと頭を叩こうとした手は、まだ、叩けたかどうか]
ほら――最後は、本当の兄貴のとこに行けよ、馬鹿野郎。 [そう言って、オスカーを見送った]
(165) migya 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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― いつかの未来 ―
[ちょこっと歩いて、木陰でひとやすみ。 時々ジェフの両親の家にお邪魔しては魚をもらったり、 村の外へ旅に出たり。
前の村にはやっぱり劣ってしまうけれど、 居心地の悪い村では無い、むしろ良いほうだ。
今日は何をしようか。蝶でも捕まえてやろうか。 蝉を捕まえるのもいい]
くぁっ………
[あくびをして、毛づくろいをして。 涼しい木陰で目を閉じた。
いつまでも変わることのない、猫又の日常**]
(166) ayame 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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―いつか ラルフの家― [像を持って帰った、いや狐を連れて帰ったラルフは怪現象に悩まされるようになるだろう。]
[彼が家を空け帰りが遅くなったならば、しまっていた筈の本が散らばっていたり じゃんくふうどと言われる食べ物を買ってきたなら少し減っていたり。]
『とかいは好かんが……この暮らしも悪くは無いのう。』
『ふふ、…お前は後悔しているか?』
[そんな狐が、ある村に奉られていた神様だとはきっと誰も思わない*]
(167) 歯車王 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[弟の問い>>164には、ひょいと抱えた像を掲げてみせる。]
今は、ここにはいないみたいだけど……って、おい!
[近寄ってまじまじと見れば、ようやく分かる。 既に全身を透かして、向こうの景色がぼんやり見えた。]
まるで幽霊みたいに……、いや、幽霊、なんだよね。
[時間がないのは、分かっていた。 けれども、その姿を目の当たりにすれば、胸は痛む。
強いていつも通りに、肩を竦めて。]
花火。観るんだろ。 あっちの山の間から、きっと観える。
[ちょうど隣村の方角、谷のあたりを指さした。]
(168) iTone 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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――祭り当日:夜――
……綺麗だね。
[村に戻って来て、川原で花火をしていた。
夜空を流れる流星群。 辺りを舞う蛍達。
それは去年と同じ。 けれど、去年と違う。
この村が沈んでも、ここで貰った沢山の幸せはこれからもずっと幾重にもなって。 きらきら、きらきら、その輝きを増していく**]
(169) may-schnee 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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―花火会場から少し離れた場所―
[暗い夜を彩った大輪の華が消えてから少し経って――。
昔の約束をきちんと守って、線香花火に火をつけた。
きっとその場にはゆりの他にも亀吉やしらたまもいただろう。 あるいは、数日を一緒にすごした他の人たちもいたかもしれない。]
(170) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[今にも落ちそうなほどに危うい炎の花が、ゆらりゆらりと手の先で踊った。強く、弱く。
愛人の子どもとして、本来ならば大っぴらに名乗り出ることの出来ない生まれだった。 それでも、母と自分の生まれた村を最後に見ておきたかったのと――。]
ん?どうしたの、しらたま。火のそばにきたら危ないよ。
[線香花火を見ながら、物思いに耽っていた。その手元に小犬がとと、と寄ってきて慌てて火を遠ざける。 急な動きに、線香花火はぽとりとその花弁を落とした。]
(171) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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あ、…仕方ないな。
[苦笑するが、しらたまがまるで自分の注意をひくように、くいくいと浴衣の袖を引っ張る。]
どうしたの?
[しらたまがこちらだ、とでも言うように、促すその先を見る。
瞬間、淡い金色の光がはじけるように浮かび上がり、暗闇の中へ溶けていった。 それはまるで、迷子の自分を導いた光のように、優しくて、触れられるはずもないのに、温かさの伝わってくる輝き。]
(172) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[>>168 抱えられた狐の像。いないという事は同じように誰かに挨拶でも行っているのだろうか、 意外と重そうなのに持ち歩く兄に、思わずくすくすと笑ってしまった。]
え、……あ、うん。 ……夢じゃ、ないよ。僕は死んでるから。
[これは夢だと言っていた兄に、上目遣い。 時間はあまりない。けれど、]
花火……。……うん、行こう!
[諦めかけていた花火はこちらからでも見えそうで、 早く行こうと小走りに前を行く。
身体はやはり薄くて、遠くの闇を透かしていた。]
(173) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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…シメオン?
[狐神だと言っていた。彼をどう呼べばいいのか迷ったけれど、結局人の姿で自分たちと過ごした『彼』の名前を呼んだ。
そういえば、ずっと偽名を名乗っていた理由も話していなかった。 人であれば、その事情も何となく察せられるであろうけれど、およそ世事に疎そうな神様には到底通じていたとは思えない。]
…もう、終わりの時間なのかな。
[誰にともなく、そうこぼす。 きゅーん、としらたまが慰めるように鼻を鳴らした。
寂しさは拭えないけれど、最後にこの村に戻ってくることが出来て良かった。
数年前、自分の父親が亡くなったらしい。直接その話は聞かなかったけれど、遺産相続の手続きだと弁護士がやってきた。
相続の書類とともに手渡されたのは、手紙。 自分と母への謝罪と、ダムになることが決まった故郷を、最後に見ておいてほしい、と書き添えてあった。 迷いに迷って、本当にこんなギリギリになってしまったけれど。 それでも、今ではこうしてそのことにすら感謝している。]
(174) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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ね、しらたま。 僕には見えないけど、君になら見えるの? シメオンがまだそこにいるんだったら、聞こえてるかな。
[金色の光の浮かび上がった方向へ、微笑みかけた。]
嘘をついてまでして、戻った生まれ故郷で、シメオンに…皆に会えて嬉しかったよ。 …ありがとう。
[これ以上ないほどに、賑やかで、騒々しくて――例えようのない優しい数日間。]
これが、あの村の最後の思い出になって、とても幸せだと思うよ。
(175) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[きっと、もう答える声はない。
新たな線香花火に火をつけた。
別の誰かの話し声が、聞こえてくる。
蒸し暑い、空気。木々を揺らす風。 遠く、遠く、遠ざかって、やがて沈みゆく故郷。
静かに、燃え尽きていく線香花火。 それをじっと見つめている。
あの村の最後の夏が、もうすぐ終わるのだ。*]
(176) 唐花 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[場所を移動して谷のそば。 遠くから聞こえる破裂音に心躍って、 薄い手で兄の手を掴むと引っ張る。まだ、ものは掴む事ができた。]
わ、……!!! すっごい、あっちよりよく見えたりして?
[人ごみのない兄弟ふたりの特等席では、 打ち上がる色彩の花がよく見えた。]
兄ちゃん、あのさ。……ええとね。
[言いかけて、口ごもる。]
(177) kazanemind 2012/08/18(Sat) 23時半頃
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[空いた手で、小走りになる弟>>173の手を強く握る。]
……転ぶよ、急ぐと。
[この期に及んで心配がそれか、とは我ながら呆れつつ。
その途端。 目の前に、大きなしだれ柳が、咲いた。
見事だ。つぶやいて、足を止める。]
あのさ。
(178) iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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ラルフは、言いかけて、タイミングまで重なるのかと苦笑し、オスカーに話を促した。
iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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――いつか――
UFOが出現したっつーのは、此処かぁああああ!!!
[怪しいUFO特集(著者・サイモン氏)が載っている雑誌と双眼鏡を片手に、 今日も元気に駆けまわる。]
[たまに猫又を可愛がったり、 幼馴染みにメールしまくったり(しまくって迷惑かけているかもしれない)
騒がしいたまこのそんな日常は続いてゆく、**]
(179) ebine 2012/08/19(Sun) 00時頃
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― 数ヵ月後 ― [出版社での打ち合わせの帰り際。
机上のチョコ――お土産ものらしい――をつまみあげると、 顔なじみの編集者に何気なく問うた。]
これ、ひとつ持って帰っていい?
[『ブラックストンさんって、ご家族いるんでしたっけ?』 不思議そうな声には、苦笑を返す。]
うん、ちょっとね。 お土産がないと、寂しがるのがいてさ。
[家のドアを開けたなら、今日も日課の挨拶を。]
――ただいま、うちのお狐様。
(180) iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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[>>178 声をかけるタイミングが被って、 慌ててどうぞどうぞしかけたけれど、促されれば頬を掻く。]
…………え、と。
[目の前で咲いては消えていく花火。 見れないかもしれないと思っていた、最後の夏の、大イベント。 感動なのか、何なのか、用意していたはずのものが出てこなくて。
かわりに出てきたのは言葉ではなく、兄との思い出と、 透明な涙だけだった。]
……あれ。おかしい、な。 10年、……ずっと、言いたかった事、あったのに。 ホント、どうして出ないんだろう
[名前を呼んでもらえて嬉しかったとか、 夜に零したごめんなさいとか、 伝えたかった事は沢山あったのに。]
(181) kazanemind 2012/08/19(Sun) 00時頃
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―ラルフのとなり―
[そうして、狐がまた彼の側に帰って来た時にはオスカーはいなくなってしまっていたことだろう くるくると回った狐火は、像の中に溶けるように消えた*]
(182) 歯車王 2012/08/19(Sun) 00時頃
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[少年の影は花火も透かして、 身体のあちこちから光の砂が舞い上がって行く。 時間がないのに、なのに。]
……あ、わかった。
[はらはらと涙を零しながら。 この兄を相手に、今更、長く長く言葉は必要なかったんだ。]
(183) kazanemind 2012/08/19(Sun) 00時頃
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――……兄ちゃん、ありがとう。
[泣き笑いと、ありがとう、それだけ。 それだけで全部伝わると、そう思った。]
(184) kazanemind 2012/08/19(Sun) 00時頃
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いいよ。わかってる――と、思う。
[昔のように、弟の頭に手を伸ばす。 あの頃よりも、随分低い位置にあるような気がした。
そうして、髪の毛をくしゃくしゃにしてやって。]
僕はね、オスカー。
多分良い兄じゃなかったけど。 オスカーの兄だったことを、誇りに思ってる。
[自分にないものをたくさん持っていた弟。 社交性や明るさを、羨ましく思ったこともあった。]
だからさ。……ありがとう。
[弟の生前、素直にそんな言葉を言えたことは、あったろうか。それなのに今は、するりと出てきた。]
(185) iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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たまこは、ジェフやれるもんならやってみやがれ(←女子力1
ebine 2012/08/19(Sun) 00時頃
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ばか。僕の台詞、取るなよ。
[こちらも負けじと顔をゆがめる。 それでも大人になった分だけ、取り繕うのは上手くなった。
ぐいと目元を拭う。]
さよな……いや。
――… また、な。
(186) iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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― 一年後 ― [あの村は、既にない。
けれども毎年、この日になると、隣村へ出向く。 隣村に流れる同じ川に、大輪の花を浮かべて。]
今年も、会いに来たよ。
[ふっと、いつもは見せない笑みを、こぼした**]
(187) iTone 2012/08/19(Sun) 00時頃
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[頭を撫でられた、その手は途中でするりとすり抜ける。 けれど最後に、誇りだと言ってもらえた。 嬉しくて、嬉しくて、また涙がでるけれど。]
そんな事ない。僕だって、兄ちゃんの弟でよかった。 幸せだった。
大好きだよ。 ――幸せになってね、ラルフ兄ちゃん。
[笑顔は、夜空の花と一緒に、消えていった**]
(188) kazanemind 2012/08/19(Sun) 00時頃
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