301 十一月うさぎのないしょ話
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人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、賞金稼が7人、人狼が1人いるようだ。
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飛車が…壊れてる…… 葛橋が…焼けてる……
! なんだ、猫か……。おどかさないでよ。 ん?
(0) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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[注文の声を受けてくれたのは、新しい方から随分と変貌を遂げた宇都木>>0:120だった。 了解の声に迷いと共にデザートの到着を待とうとしていたが、彼が動く気配がない。 不思議に思って視線を戻すと、届いた提案>>0:121に動きを止めた。]
え、いや、あー……はは。
[そんなに分かりやすかっただろうか。顔に手を当てる。 首を傾げる姿に視線を泳がせた後、口を開いた。]
抹茶のムースは、今度食べに来ます。 でも、ありがとうございます。 宇都木さんのデザート、今後も楽しみにしてますね。
[苦渋の決断という程ではないが、幾分か噛み締めた上での返答だった。このおすすめ上手さんめ。 当たり前のように告げる次に、楽しみをひとつ送ろう。 顔に当てた手を離し、パタパタと頬を扇いだ。*]
(1) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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――朱色は夜に照らされて――
[ディナータイムの開店前に、黒板にいくつかの食材を書く。 秋は野菜が多く並ぶが、特に今日は秋かぶのいいのが入っている。加えて、鮭と貝類。 肉は牛の赤身のきめの細かいやわらかいもの。etc、etc。 今夜はどんな料理が生まれるやら――*]
(2) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 01時半頃
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[カズさんからできたてのパスタを受け取れば、カウンター端のエリちゃんの前へ。>>0:123>>0:119]
はい、根菜とほうれん草のパスタです。
エリちゃんはデザートどうする? ホワイトチョコムースか、抹茶ムース。 今なら、両方もアリだよ。
[食後の紅茶に添える注文も聞き取りつつ。]
宅本法律事務所、って隣にでかい看板出てたから 帰りに見てみるといいよ。
法律の先生……ぽい眼鏡してたけど、 偉ぶってなくて話しやすそうなひとだったよね。 また来てくれるかな。
[楽しみ、と忙しなく去って行った背中を思い返せば、小さく笑った。*]
(3) 2019/11/23(Sat) 01時半頃
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[ナポリタンといい、ムースといい。はっきりと言葉にする人だ。>>0:125
カズさんの淹れてくれた珈琲の横に、生クリームと小豆を添えた抹茶ムースを置きながら。 貿易商と聞こえた職業に、へぇ、と目を瞬かせつつ。]
どうぞ、抹茶ムースです。 勘でも当てるのすごいっすよ。 うわぁ、そう言われると作る側としては ちょっと緊張するかも。
[緊張を感じさせない分厚い顔で、へらっと笑いながら。]
和食も、お好きなんです? うーん、完全に和食とはいかないっすけど 夜にきてくれたらお客様のお好みに合わせて もっと色んな料理提供してますんで。
良ければ次は、夜に来てみてください。
[この一見客はまたきてくれるだろうか。期待を込めて、夜への扉をそっと示してみた。*]
(4) 2019/11/23(Sat) 01時半頃
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お待たせしました。 ホワイトチョコムースと紅茶です。
[ちょっと早い冬景色のようなムースを桐野江さんの前へ。 横に紅茶のソーサーも並べて置きながら。>>1]
これ俺が作ってるって、カズさんから聞いたです? はは、前からデザートだけ作らせてもらってたけど 基本的に俺は、夜シフトメインなんですよ。
でもまあ、ここにきてまだ一年くらいなんで ギリ新人で通りそうっすけどね。
[新人でないとバレてしまったなら、遠慮なく。 肩を竦めて笑いながら。]
是非次は抹茶ムース食べてってくださいね。
[それとも他のデザートにするかはきっと、彼女次第だ。 さっき頬を仰いでいたのを思い出して小さく笑い。ちゃんと見ればわかる程度に顔に出てることは、もう少し黙っておこう。**]
(5) 2019/11/23(Sat) 01時半頃
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[カウンターに一足早い冬が訪れたのは、頬を扇ぎ終えて暫く経ってから。 雪原に乗るラズベリーは、彼の腰に揺れるバンダナよりも赤い。そこにミントが寄り添うことで、まるで花が咲いているようだ。可憐さに感嘆の息が漏れる。]
そう、乙坂さんから聞きました。 今日はラッキーなんだって。 夜シフトの方だったんですね。
[最初に呼びかけた名に、頭の中で二重線を引く。]
お会いできて嬉しかったです。 いつもデザートまで絶品だから。 あれ好きだったな……しっかり固めのプリン。 卵の味がして、ほろ苦いカラメルとよくあって。
[勘違いした謝罪の代わりに、お礼と素直な感想を伝える。 次の話>>5に頷いて、まずは今目の前にあるデザートを堪能するとしよう。*]
(6) 2019/11/23(Sat) 02時頃
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[それでは本日最終戦。 お相手はホワイトチョコムース。
新しいスプーンで雪原に触れれば、その重さだけで深く沈むようなふわふわさに息を詰める。 しゅわりという音と共にできた白い山を口へ運んだ。]
……!
[甘い。ふわふわ。美味しい。――それで、おしまい。 舌に纏わりつくような甘さを残して、ムースはあっという間に姿を消してしまう。 雪解けに似た感覚は、ホワイトチョコの鮮烈な甘さを和らげてくれているようでもある。これなら10杯はいけそうだ。
最後の一口は、とっておいたラズベリーとミントと共に、これまでとは少し違う甘酸っぱさを味わって。 テーブルの上を軽く片づけてから手を合わせる。]
(7) 2019/11/23(Sat) 02時半頃
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ごちそうさまでした。
[これまでの変わらぬ安心感と、新しい発見と、そして何より美味しい料理を味わえた有意義な時間だった。 満足そうに息を軽く吐き、続けて吸った息を止め、立ち上がる。]
ごちそうさまでした。 また来ます。
[今度のごちそうさまは、店員さんたちに向けての別れの挨拶だ。おまけみたいにまたをつけて、目が合うことがあれば皆に小さく手を振ろう。 同じカウンターの紳士に会釈した後、店を後にした。 さぁ、午後の業務開始である。*]
(8) 2019/11/23(Sat) 02時半頃
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― 少し時が過ぎて ―
[イベントプランナーの1日は、チェック業務から始まる。 ホワイトボードに書かれた予定と合わせてメールを返信し、続いて各セクションの進捗状況を確認。 物品リストと睨めっこしながら会議室へ移動、今日の午前はミーティングが一件ある。]
お疲れ様。じゃあお昼にしま……あ。
……はい、桐野江です。 お世話になっております。
機材の到着は明後日の午前となっておりまして、……
[会議室を出たタイミングの着信音に、ひとり席を外す。 クライアントの連絡に対応しながら、嫌な予感を覚えた。 こういう時の予感が当たるのは、これが予感ではなく経験則だからかもしれない。]
(9) 2019/11/23(Sat) 03時頃
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― 広告代理店社内 ―
[パソコンの電源を落とし、人目も憚らず椅子の背に体重をかけながら伸びをした。 逆さまに見えた壁掛け時計は、出社した時と変わらぬ形を保っている。]
止まった? むしろ止まってて。
[一人呟く声に返事をする者はいない。 人目を憚る必要もない無人の室内に視線を向け、すっかり暗くなった窓の外へ視線を向けた。]
……帰ろ。
[警備員さんに挨拶をして外に出る。 肌の隙間に入り込もうとする夜風に身を震わせ、コートの襟を引き寄せた。]
(10) 2019/11/23(Sat) 03時頃
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[関わるイベントの時期が近づけば、忙しくなるのは仕方のないこと。 ましてや今回は全体の総括も担当するのだから、いつも以上に仕事に追われるのは当然とも言える。]
お腹空いた……。
[しかし、食事休憩も取れないとは思わなかった。 今日がとことんタイミングが悪かっただけの話ではある。 あるのだが、ヒールの足音に返事をするようなお腹の抗議が止まらない。]
あ、
[ふと思い出したのは、先日教えてもらった"メニューのない夜"のこと>>0:56。 道の端、曲がり角で立ち止まる。]
(11) 2019/11/23(Sat) 03時頃
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[あれから予想と覚悟を越えた忙しさにお昼を簡単に済ませてしまい、次の来店を果たせていない。 それは今後も――手掛けているクリスマスピアノコンサートが終わるまで続くだろう。 頭で理解している期間を確かめるように指を折り畳んだ。
帰り道から遠回りするように、駅通りへ足を踏み出す。]
(12) 2019/11/23(Sat) 03時頃
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― 夜・murmur coney前―
[陽に当たる浅い朱色には柔らかく暖かい印象を抱いていたが、今目の前にあるのはどこか幻想的とも言える光景だ。 暗い夜、灯りに照らされて浮かぶ朱色はぼんやりと輝いて見えるようだ。 見慣れた場所の見慣れない姿に、ドアへ一直線だった足が隣の建物>>0:99の前で止まる。
外装を眺めるのに今暫し、食材の書かれたボード前>>2で一回休み。 店内に辿り着くのは、指先が冷えを訴えるようになってからかもしれない。**]
(13) 2019/11/23(Sat) 03時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 03時頃
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─ murmur coney 前 ─
[─── 良ければ次は、夜に来てみてください。 少し前にランチに寄った店。あれから数日が経ち時間を少し持て余したからか、ふとあの時の店員の言葉を思い出した。
ハイヤーを降りて店の前に来てみれば女が一人佇んでいる。>>13何か想いに耽るような、それとも躊躇しているような。それが先日のランチで隣り合った女とは気づかないまま声をかける。]
入らないのか?
[責めているわけではなく、ただ純粋な好奇心。 入るのにそれほど敷居の高い店では無かったように思えたがそうでないと感じる者もいるのか。それとも単に人待ちなのかもしれないが。]
誰かを待っているなら中で待ったらどうだ? 体が冷える。
[空気は冷たい。冬のような凍える冷たさではないが、風邪を心配する程度には寒さを感じさせるに充分だった。]*
(14) 2019/11/23(Sat) 10時頃
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――ランチタイム――
[根菜とほうれん草のパスタに選ぶのはナポリタンより細いスパゲティ。 ごま油で薄切りにんにくを炒めて香りが出たら、鶏ミンチを少々。 蓮根と鶏ミンチの相性は抜群だ。 使う野菜は玉ねぎ蓮根筍、それとほうれん草。 下茹で済のほうれん草は最初から炒めるとちぎれて見た目が汚くなりがちなので加えるのは最後。
味付けはしょうゆ瓶に鰹節を入れて出汁を染み込ませただし醤油とバター、それと茹で汁で具材とスパゲティを馴染ませて。 別皿で出す大根おろしは箸休め(和風パスタはフォークだけではなく箸も出す)に食べても良し、パスタに混ぜればよりさっぱりとした味わいになる。]
はいよ。
[給仕は後輩に任せて、乙坂は次の注文に取り掛かったのだった。*]
(15) 2019/11/23(Sat) 12時頃
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[そしてその日のランチ後、店長に夜シフトへの挑戦を相談し――]
(16) 2019/11/23(Sat) 12時頃
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――数日後――
[この時間に出勤するのは初めてだ。 客として何度か来店し、ブラックボードの食材を見てイメージトレーニングを繰り返してきたが、思い浮かぶのは大体パスタで――結局パスタ以外の食材を元に料理を組み立てる力はないのではないかと少し落ち込んだりもしたけれど。]
……うし。
[気合を入れ、バッグヤードに入る。]
お疲れーぃ。 今日から夜もちょっと入るからよろしく。
[店長や同僚に見せるのは、昼間の乙坂と変わらない顔だ。]
(17) 2019/11/23(Sat) 12時頃
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――お昼のこと>>3――
わーやった。いい匂い。 寒くなってきたら根菜がいいよね。
[歯ごたえのある根菜が好き。甘みも出て、旨みもたっぷり吸ってくれる。 それが乙坂の手にかかったら、魔法のような速さでパスタの彩りになる。 もちろん、自分が昼から入るときもスピードとクオリティを一定以上、というのは常に気を配ることだけれど、やっぱり感覚的なもので、乙坂はすごいなと思うことがある。]
両方、両方……うん、両方がいい。けど、半分ずつにして。 崩れちゃってもいいから。
[根菜はお腹にたまる。両方食べたい気持ちと折半した結果が、このわがままだ。 もともとよく食べる方でもないのは、きっと宇津木も知っているはず。]
(18) 2019/11/23(Sat) 12時半頃
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[バター醤油は罪の味付けだと思う。 箸で一口分を持ち上げると、ふわりと甘い香りが漂った。 それだけでお腹が限界を訴えそうなのに、微かにごま油も追いかけてきた。 ああ、もう我慢できない。]
いただきます。
[急き気味に一口。 ちょっと熱かったけど、それも味のうち。 玉ねぎは甘さがしっかり出てるのにシャキッとしていて、アクセントになっている。 筍も他と食感の違う野菜で面白い。]
(19) 2019/11/23(Sat) 12時半頃
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やっぱり、オットーがいるとうちのお昼って感じ。
[数日のことなのに、ランチタイムの雰囲気が違う。 通し勤務も多いから、彼の休み前も昼で一緒になったことはあるけれど、彼が厨房に立つ間は自然とサブになりがちだったことを思い知らされた。 そんなんじゃいけないな、と気持ちを入れ替えるきっかけになったのはありがたかったけれど、やっぱり乙坂にはここにいてほしかった。]
(20) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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[食後は紅茶と一緒に半々デザートのわがままを平らげて、ごちそうさまと手を合わせる。 本当なら帰って家で買いすぎた芋の消費に勤しんでいたはずが、予想外にいいお昼を過ごしてしまった。 上機嫌にお会計を済ませると、別れの挨拶はごちそうさまでもまた来ますでもなく。]
自転車とってくるね。
[なお、歩いて帰ろうとしていたくらいには近所住まい*]
(21) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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─ murmur coney 休憩時間 ─
おはようございまーす。 店長ー。オーブン借りますねー。
[朱色の壁が、夜の帳の中照らされるより少し前。 早めに出勤した俺は荷物を置けば早々に、ランチとディナーの合間の厨房に向かった。]
確かいい卵入ってたんだよな……、と。 [今は静かな厨房の一角。 オーブンのスイッチを入れ、温めながら。 一足先にディナーのデザート準備にとりかかった。 目の前で作れればいいが、製菓は時間がかかる。 それを踏まえて、大体一品は早目に出勤して作っておくことが多いのだ。
──たまに寝坊した日以外は。]
(22) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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[小鍋でグラニュー糖を濃い茶色のカラメルにしたなら。 酔いしていた15cmのホール型に均一に流し込み。]
んー。とろけるやつが一時期流行ったけど、 最近また固めが好きなひと、増えたよね。
[思い出すのは、先日もらった嬉しい感想。>>6 美味しさに声を失うような、ああいう顔で食べてもらえるのが何よりのご褒美だし。また作りたくなるものでしょ。>>7]
(23) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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[次は牛乳と生クリーム、グラニュー糖を鍋へ入れ。中火で沸騰直前まで熱を加えてから火を止めて。 ボールへ全卵とその二倍の卵黄を潰すように溶きほぐしたら。そこに温めた牛乳を加えていき。 なめらかな口当たりになるよう4回程濾したあと、カラメルの固まったホール型に流し込もう。
バッドに少し冷ましたお湯を張って、予熱していたオーブンであとはじっくり蒸し焼きに。 ディナータイムが始まる頃に冷やせば、デザートが欲しくなる頃合にちょうど出来上がる。そんな時間計算だ。]
よし、できた。 残った卵白はいつものメレンゲクッキーにしよっと。
……そういや、カズさんいつから夜シフト入るんだろ。
[使った器具と、残った卵白を片しがてら。 ふと気になったのは、これまでランチ担当だった先輩店員が夜も入るという話。 あれからしばらく昼シフトに入ってないから、情報源は店長なのだけど。
その後の経過を知るのは、もう少し後のお話。>>17]
(24) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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[その先輩店員と、先日のランチタイムの幕間では。>>0:83
紙袋一個分のチョコはお返し目当ての義理だったとか。 モテているのは作る菓子の方だったことを嘆きつつ。 呆れ声には、デスヨネー、と首を竦めた後。]
……へへー。わかってますよー。
[ちょっと照れた。>>0:84 ほんとさらっと言ってくださいますね、この先輩は。 まんまと返り討ちを食らったのを誤魔化すように、いーっという顔を返して給仕に戻ったのだ。
あの時の約束も、まだ連絡とってないことを頭の隅に置きつつ。]
(25) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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[一仕事終えた足で厨房を抜け出したなら。 店長が書き込んであるブラックボードの前へ。]
『固めのプリン』っと。
[メインの食材の邪魔をしないよう、右隅に小さく書きこんで。 ディナータイムの準備完了だ。**]
(26) 2019/11/23(Sat) 13時頃
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― 幕間 ―
[最終の内装点検が終わった翌日から本格的な引っ越しが始まった。通りへ面した窓には事務所名がレタリングされ、ずっと薄暗かった空テナントは夜遅くまで明かりを零すようになる。
電話回線を繋げた日には、向こう三軒両隣へ足を運んだ。無論、お隣さんとなるうさぎのレストランへも。 ちょっとした霜降り椎茸のお菓子を手土産に、店長さんへもご挨拶。 落ち着いたら寄らせてください。なんてのは社交辞令ではなく本音。昼も夜も外に出てることの方が多いけれど、午前中ならまだ融通も利く。
そこで閃いて、あぁ。と手を打ち。]
そう言えばお伺いしようと思ったのですが、 軽食のテイクアウトは出来ますか?
―――…ご無理は言いませんが、先日からね。 胃袋が私に囁くんです、駄目もとで聞け!って。
[店長さんには少し畏まった敬語を使う癖、物言いは世間話の其れ。]
(27) 2019/11/23(Sat) 14時頃
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[YESと返ってきたか、NOと返ってきたかはひとまず置いておいて。
その日から開店時間の一番早い時間に訪れる客になった。 珈琲は薄めのブレンドを一杯、摘まむ程度の軽食を一皿。 評判のランチが賑わう頃には姿を消すスーツの精。
ディナータイムに扉を潜るのは、また少し時間が経ってから。*]
(28) 2019/11/23(Sat) 14時頃
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[一国一城の主となっても然程仕事内容は変わらなかった。顧問を請け負っている中小企業の相談に乗り、短髪の個人の依頼を受ける。増えた仕事と責任を重荷に感じねば、独立は正解だった。
滑り出しは順調。 構えていたほどは雇われから個人へ変わった負担もない。
余裕が出始めたのは挨拶回りをした時から数日経った後。 “イケる”な、と確信したのは外の街灯が灯りだした頃。
仕事柄、外食も多いが基本は個室か得意先から近いことが前提になる。此処を借りる際、隣に美味しいレストランがあるとビルオーナーが売り文句にしていたのにディナーに辿り着くまで案外時間がかってしまった。
事務所を施錠し、階段を少し足早に降りる。 外は身を切るほど冷たい風が吹いていたが、疲労を浚ってくれる力強さがあった。]
(29) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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[昼の顔である自分に疑問を持ったことはない。 帰って来たことを「当たり前」と思ってくれる同僚もいる。>>20 ランチだけの常連には、自分のパスタを午後の仕事の糧にしていると言ってくれる人もいる。 だから、夜シフトに完全に変更する訳ではない。 暫く夜に挑戦することで、より自分の技術を磨けたらと思っただけだ。
開店記念パーティを終える頃にはまた昼専業になっているかもしれないし、通しを数日という形に落ち着くかもしれない。 少し先のことはわからないけれど。]
お。プリン、いーな。 俺固い方が好き。
[ブラックボードを見て今日のデザートを知る。>>26 俺の分も、と年下にねだる先輩は、あの日ちゃっかりエリカが半々にした残りにありついて両方の味を楽しんだ。 何時でも食べられる立場にあるとはいえ、何時だって食べたいのが彼のデザートなのだ。 流石、学生時代からバレンタインのお返しを期待されていただけある。 律儀にきちんと手作りをお返ししていたのだろう。そんな彼に渡すチョコの殆どはきっと義理ではなかったと思うが、自身はどうやら鈍そうだ。]
(30) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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[さて己は何を作ろうか。 鮭のムニエル?或いはかぶと一緒にクリームシチューも良いかもしれない。 米粉と豆乳で作るシチューなら、食後のプリンの甘さを楽しむ前に口の中がこてこてにはならないだろう。
まずは牛が柔らかいらしいから、フライパンでローストビーフを作ってサラダ用に置いておこう。 ボロネーゼを作りたくなる気持ちは今は我慢だ。**]
(31) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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おや、こんばんは。 今夜も良く冷えますね。
[階段を降りて通りに出れば店は直ぐ隣だ。 扉前で会話をしている男女を見過ごす方が難しい。>>13>>14]
メニューやサンプルが店先に出ていると、 つい魅了されちゃいますよね。
[男女を一組だと勘違いして、何気ない挨拶をひとつ。 扉に手を掛け、ドアマンよろしく二人を招こうか。 もう少し寒風を浴びていたいなら、無理を強いることはないが。
そこで銀幕から抜け出たような男女を改めて見。]
(32) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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……あれ、桐野江さん?
[キリリとしたメイクと経た年月。 それを差っ引いても人の顔は忘れない方だ。
仕事で春の同窓会は行けなかったから、記憶の中の彼女はまだ制服を纏っていたが。**]
(33) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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ー商店街・緑川書店ー
お疲れ様でした。 お先に失礼します。
[高校を出て、大学生になって。 渡されるお金は結構な金額になって通帳を温めているけれど、それとは別に始めたアルバイト先は21時半クローズ。 本当は浮きに浮いていたお金できょうだいのように家を出ようかと思ったのだけれど、ちゃんと何かを食べて生きているのかを不安がる気持ちもわかるので今はまだ、言い出せないまま。 今日は一日授業のない日だったから、オープンから入って、夕方まで。 一緒に上がったバイト仲間に一緒にご飯でも、なんて誘われたけれど]
…ごめん、このあと用事あるから。
[本当は用事なんてない。 やっぱり、何かを食べたい気持ちにならないだけ]
(34) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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[とは言ったものの、途中まで帰り方面が同じ相手にこのあと遭遇する可能性も気まずい。 途中のドラッグストアでバランスブロックを一箱だけ買って鞄に押し込むと、いつもは入らないような路地に足を踏み入れる。
見たことのない店、路地に咲く花。 新しいらしい建物の壁は煙で焦げた焼き鳥屋の横に突然現れるピュアホワイト。 もくりと上がる煙が空に広がって、空の色を濁らせる。 聞こえてくる野球中継、わっと盛り上がる歓声と悲鳴。
知っているのに知らない街のにおい。 まるで、ちょっとした冒険。 長くなった三つ編みの先が、少し揺れる。 帰り道が分からなくなるのは困るけれど、もうすこしだけ──]
(35) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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ヤカモトは、カコの過去に閃きひとつ。
2019/11/23(Sat) 14時半頃
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[そんな中、ひょっこりと。 進路の斜向かい、見えたのは兎の描かれた扉。 自分が小さい時に読んでいた児童書の表紙を思い出す。 病気で亡くなった母がたくさん読んでくれた。 森にある、ちいさなレストランの話。
父が再婚して、二人目の母ときょうだいができて。 でも、あの本を自分はどうしてしまっただろう。 父と二人で住んでいた部屋を出た時に]
(…どうしたっけ)
[忘れてしまった。 父は、あの家での荷物はほとんど処分してしまったと言っていたから、きっとその中に入っていたのだろう]
(36) 2019/11/23(Sat) 14時半頃
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…懐かしいな。
[ぽつりと呟いたら、肺に滑り込んできた空気はあまりに冷たくて少しびっくりする。 それと同時に、自分はどれぐらいそこに立っていたのだほう。 気がつかないうちに店の前に増えていた人の影、車の音。 あの扉の奥は、何の店なのだろう。
そろりと視線を人影の増えた扉から横に滑らせて、見えたのは窓越しの景色に落胆する。 飲食店──それも、ちょっとお高そうな。 一見さんお断り、というよりも、出してもらった食事に手をつけずに帰るのは至難の技に見えた。
溜息が、あふれて、落ちた*]
(37) 2019/11/23(Sat) 15時頃
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――数日後――
[昼から夜になるのが、最近随分早くなった。 出勤時間にはすっかり真っ暗になった路地を行き、裏側からうさぎ穴に入り込む。
長く伸ばした髪をまとめるのは少し時間がかかるから、シフトの時間より30分くらい早く来ることが多い。 家でまとめてきたっていいけど、ここでやれば今日の食材たちとそのぶん長く向き合えるから、青いリボンを編み込んで結ぶのはバックヤードでの仕事にしていた。]
(38) 2019/11/23(Sat) 15時半頃
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[漂う甘い香りが、なんとも心地いい。 カラメルの焦げる匂い。卵のこってりした匂い。]
プリン……
[思わず口をついた呟きには物欲しそうな響きが乗ったけれど、我慢我慢。 お客様のお口直しだから。わたしのじゃないから。]
(39) 2019/11/23(Sat) 15時半頃
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おやぁオットー。 そっか、今日からか。
[髪がまとまりきった頃、バックヤードのドアをくぐる影>>17。 昼の顔と思っていたが、夜の仲間が増えるのは素直にありがたい。 さっと支度を済ませて仕込みに入る乙坂の後ろを追って、頭の中で献立を考える。
牛もそうだが、二枚貝のいいのが多い。 トマトソースに香草を効かせたのを仕込んでおこうかと、オレガノとドライバジル、クミンを手元に用意して、鍋を火にかけた**]
(40) 2019/11/23(Sat) 15時半頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 15時半頃
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[待ち人来たる、だろうか。>>33 話すこともなければ用事もない、無関係な赤の他人は掃けることにしよう。]
それじゃお先に。
[すっと女の脇を抜けて入り口の扉を押して店内へ。 二度目の来訪となった夜の店。 ハットを取ってロングのコートも脱いで、どこに掛ければいいものかとあたりを見回した。]
どうも。
[店員と目があえばフランクにそう挨拶した。]*
(41) 2019/11/23(Sat) 16時半頃
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[通っていた場所の見知らぬ一面を瞳に映し立ち止まっていると、声>>14がかかった。]
あ、ごめんなさい。
[扉の前を陣取っていた訳ではないが、入店を躊躇わせてしまったかもしれない。慌てて振り返る。 暗い夜道に溶け込むような黒いスーツに黒いハット、鮮やかな白の手袋が視界に広がった。]
……紳士さん?
[先日、テーブルに並んだ同じデザートを思い出した。 名も知らないままであった結果、また同じ呼び名に出勤いただくことになる。]
いえ、誰かを待ってい――
[腹部から、誤魔化せないレベルの催促音が響いた。 今日はタイミングの悪い日らしい。滲んだアイラインの先を見ようとするように、視線を横にずらす。 申し訳ない。気まずい。]
(42) 2019/11/23(Sat) 16時半頃
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[救世主よろしく、もうひとつの声>>32が聞こえてきたのはその時だっただろうか。 ドアノブを開け、入店を促す様子は店員のようである。 しかしスーツをピシッと纏う姿からは、同じ客であることが窺えた。]
ありがとうございます。 夜来るの、初めてで。 いつもの違う雰囲気にちょっと驚いてました。
[気まずさが幾分か薄れ、心配してくれたであろうモノトーンな彼>>14の問いに答えるような言葉を続けながら、お先にどうぞと店内へ手のひらを向ける。 それからドアを開けてくれていた男性>>33へと改めてお礼を告げようとして、]
……、 ……やかもと、くん?
[名前を呼ばれて、まじまじと顔を見つめる。 輪郭、口元、鼻筋、それからやや細い目元へ。 ふと浮かんだ名を口にした。]
(43) 2019/11/23(Sat) 17時頃
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宅本くんだよね? 久しぶり。よく分かったね。
[あの頃よりずっと短くなった自身の髪に手を伸ばす。 高校を卒業して、もう10年以上の月日が経っていた。文化祭実行委員として奔走していたあの頃が懐かしい。]
同窓会、いなかったから。 こんなところで会えるなんて思わなかった。
[仕事の合間に顔を出した同窓会、彼の姿は見えなかった。 思い出話を口にしようとしたところで、ハッとしたように睫毛を上下させる。]
あの! 私、常連さんじゃなくて、桐野江といいます。 ありがとうございました。
[先に来店する姿>>41を呼び止めるように声をかけた。 両手を揃えて、腰から折るお辞儀で見送り、自身も店内へ入ろうと足を踏み出す。]
(44) 2019/11/23(Sat) 17時頃
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……?
[店から少し離れた場所、女の子>>37の姿が見えた。 じ、と見つめ、視線がかち合うことがあれば、ほのかに笑みを浮かべて会釈しよう。]
こんばんは。 あの、外に女の子がいるんですけど、 どなたかのお知り合いやご家族じゃないですか?
[寒さから逃れた店内、挨拶に続いて問いをひとつ投げかけた。*]
(45) 2019/11/23(Sat) 17時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 17時頃
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[時間潰しに、散歩がてら近くのコンビニまでふらっと。 最近のコンビニスイーツってほんと侮れないし。流行なんかも確認できて結構面白い。
ほどほどに時間を潰して、新商品と書かれていた黒糖生姜豆乳を手に、裏口からバックヤードへ戻ってくれば。 いつもの夜の仲間であるエリちゃんと。>>40 も一人、黒い先輩が。>>17]
あ、カズさん今日からだったんすか! こちらこそよろしくっす。
そういや俺、カズさんのパスタ以外食べたことないかも。 楽しみにしてますねー。
[あの器用の動く手から、どんな料理が生み出されていくんだろう。 エリちゃんと同様に、通しで入るようになってくれたら、こんなに心強いひとはいない。]
(46) 2019/11/23(Sat) 17時頃
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[紙パックを飲み干して、うきうきと着替えを済ませれば。 先日仲良くムースを半分こして、ちゃっかり両方食べた二人の反応に顔を緩ませながら。 各々ディナータイムの準備にとりかかるのを横目に、オーブンからホールプリンを取り出そうか。 広がる、ふわりと甘い香り。]
プリン、今日はホールサイズで作ってみましたー。 ちょっと冷めるまで隅に置いときますね。
[粗熱をとってから冷やした方がいいから。 少しの間、甘い残り香が客を出迎えることだろう。*]
(47) 2019/11/23(Sat) 17時頃
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いらっしゃいませー。
[開店時間になるが早いか、うさぎ穴への扉が空き。 冷えた空気を纏って入ってきたのは、いつかの謎の金髪真視。>>41 目を丸くしながら入口まで行って出迎えれば。 碧い色と目が合って、フランクな挨拶に笑みを浮かべた。]
ようこそ、ディナータイムへ。 よければコートと帽子、お預かりしますよ。
お好きな席へどうぞ。
[そろそろコートスタンドが活躍する季節だ。*]
(48) 2019/11/23(Sat) 17時半頃
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[一人迎えれば、お客様は次々と。>>32>>44]
あ、桐野江さんと宅本さんもいらっしゃいませ。 夜にも来てくれて、嬉しいっす。
お二人も、コートお預かりしましょうか。 今ならカウンターもテーブル席も空いてますんで、 お好きな席へご案内できますよ。
[声をかけてたお客様が夜にも顔を出してくれたなら、つい嬉しくて目が輝いてしまうのはご愛嬌。
ところで、二人は知り合いなのだろうか。 金髪紳士と違い、なんとなく既知らしい雰囲気に気づけば疑問が過るものの。 いつもの愛想のいい笑顔で、お二人も店内へご案内。]
(49) 2019/11/23(Sat) 17時半頃
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頼む。
[>>48見覚えのある店員にコートと帽子を預けてカウンターへ向かう。 ふと香る甘い匂い。 だが、今はスイーツという気分じゃない。]
ビール。 それから何か軽いものを。
[この店ならば任せてしまっても問題ないだろうと、そう思う。 さてランチと違って夜はどのような顔を見せてくれるのか少し楽しみであった。]
(50) 2019/11/23(Sat) 17時半頃
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[一人迎えれば、お客様は次々と。>>32>>44]
あ、桐野江さんと宅本さんもいらっしゃいませ。 夜にも来てくれて、嬉しいっす。
お二人も、コートお預かりしましょうか。 今ならカウンターもテーブル席も空いてますんで、 お好きな席へご案内できますよ。
[声をかけてたお客様が夜にも顔を出してくれたなら、つい嬉しくて目が輝いてしまうのはご愛嬌。
ところで、二人は知り合いなのだろうか。 金髪紳士と違い、なんとなく既知らしい雰囲気に気づけば疑問が過るものの。 いつもの愛想のいい笑顔で、お二人も店内へご案内。]
(51) 2019/11/23(Sat) 17時半頃
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[しようとして、桐野江さんの声に振り返った。>>45]
え。女の子っすか? お知り合いやご家族……うーん。どうだろう。
[ちら、と厨房の同僚を見るけど違うっぽいか。 とはいえ、外は薄暗いし。灯りはあっても、あまり人通りも多くない道に女の子ってのは、ちょっと気になる。]
俺、見てきますね。 ここまで寒かったでしょ、店内へどうぞ。
ここのディナータイムは、メニューの代わりに あのボードから食材を選んでもらう形式なんすよ。
[詳しいことは店長か店員が説明してくれるはず。 預かったコートをスタンドへ掛けたなら、ちょっとだけ店外へ。*]
(52) 2019/11/23(Sat) 17時半頃
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[店外に出れば、冷えた風が頬を撫ぜた。]
……うわ、さっぶ。
[さすがに上着なしはきつい。 シャツの上から腕をさすりながら、きょろきょろと見回せば、窓の前に女の子を見つけた。>>37 あの子かな。]
こんばんは。 この店に何か……あれ。書店のバイトさん?
[仕事柄、人の顔を覚えるのは得意だ。 少し近付けば窓から零れる灯りに、はっきり見えるようになったその顔には覚えがあった。 書店でレジを打ってもらったことのある女の子だ。]
(53) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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ここで何して…… っくしょい!
[思わずくしゃみがでた。 これちょっと、このまま立ち話してたら風邪ひくかも。]
んー……とりあえず寒いから、中入る? 俺ここで店員してるんだけど、 ちょうどディナータイム始まったとこだから。
夕食は食べた? もしお腹空いてないなら、 デザートとか飲み物だけの提供もできるよ。
[人懐こい笑みを浮かべて、うさぎの穴への扉を示してみる。ひゅうっと音を立てて吹きぬけて行った風に、腰の藤色の尻尾がぱたぱたと揺れた。*]
(54) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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いらっしゃいませ。
[ほぼ三人同時と行っていい調子でうさぎはお客様を連れてきたけど、三名様ではないらしい。 かぶの皮を剥いていた手を一度止めて、軽く一礼。
さきにカウンターへついた紳士然としたお客様から、ビールと軽食の希望がやってくる>>50。]
かしこまりました。
[外へ出ていった宇津木の代わり、伝票に書き留めた。]
(55) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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[寒風を按じて店内を進めたのは己だが、男女が別れたのは少し意外そうに首を捻った。コンビではなくおひとり様がひとりずつだったらしい。 勘違いの詫びも込めて軽く会釈を向けて背を見送り。>>41]
お久しぶりです。 ヤマモトでもタクモトでもないヤカモトです。
記憶力も御自慢の現役です。
[抑揚の薄い声は学生時代から変わらないが、思いがけない再会を喜んでいた。
容姿端麗な上、しっかり者であった彼女の印象は強い。 反対に少し頭の出来が良かった以外は平凡な己。数秒で思い出した彼女の記憶力を言外に褒めるように冗句を添え。]
(56) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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お知り合いではなかったんですね。 桐野江さんが困って見えたから、声を掛けた……、そんな感じでしょうか?
[扉を押さえるままに入店を譲り、先ほどの男性とのやり取りを見やって首肯をひとつ。]
あ、僕も今日夜デビューです。 カウンターなら御一緒しますか?
[彼女の背に続いて自身も入店するが、視界の端にひとりの少女が見えれば。>>37]
(57) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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巣穴はとても温かいですよ。
[細い目を益々細めて視線と言外の語で招いた。 店員ではないから限りなく無責任に近いが、子供が寒空にひとりで気にならないほど酷薄でもない。]
(58) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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[そうして店内。 気安い心地で出迎えてくれる温度がぬくい。>>51]
店の前で古い知り合いに会いまして。 これはきっとお導きだろうな、と。
[なんの。と問われる前に視線が黒板へスライド。]
プリンの。
[コートを預けながらちょっと咽喉を揺らす。 そうして宇津木が外を見に行くのなら、桐野江の椅子は己が引こう。*]
(59) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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[女の子の心当たりを尋ねるみたいな視線>>52には、首を横に振る。 生憎自分より年下のご家族様には心当たりがなかった。 知り合い、の可能性はあるけど、馴染みなら入ってくるだろうし、最近店のことを新しく教えた記憶はない。]
……誰だろう。
[表情にはあまり出していないが、気にかかる。 女の子が一人路地に、なんていうのは、同じ女としても心配だった。 危険ももちろんだけど、ココロの方とかも。]
(60) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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ヤカモトは、ウツギのあたたか味に首肯数度。
2019/11/23(Sat) 18時頃
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― murmur coney 店内 ―
[夜風に冷え切った身体が室内の暖かさに包まれ、小さく息をつく。 出迎えてくれたのは、人懐っこい声ときらきらした瞳>>51。]
宇都木さん。
[二度目の出会いは、きちんと名を呼べた。 嬉しそうな様子に何だか擽ったい気持ちになって、疲れた身体に染み渡っていくようだった。少し色の落ちた唇が笑みを形作る。 通路の端に寄りながら、コートに手をかけた。]
元々、宇都木さんは夜担当なんでしたね。 おすすめしてくれた夜に来てみました。
今は……乙坂さんはいらっしゃらないかな。 あ、エリカちゃんはいます? 夜も働くって聞いた気がする。
[コートを預け、店内を見回す。 窓の外に視線を向ければ、日の落ちた外は何だか心許ない。]
(61) 2019/11/23(Sat) 18時頃
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ごめんなさい。お願いできます? 何もなければいいんだけど、外寒いから。
[客である自身が声をかけていいものかと思っていたから、宇都木の申し出は有難かった。 外へ向かう姿へ声をかける。]
ボード見ましたよ。 絶対食べますね。固めのプリン。
[ボード前で一回休みした甲斐があった。 やや下がってきた睫毛が縁取る目を細め、お願いしますと頭を下げ、見送った。*]
(62) 2019/11/23(Sat) 18時半頃
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ウツギは、カコと宅本のプリンへの反応に、嬉しそうに笑った。*
2019/11/23(Sat) 18時半頃
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[さて、軽いもの>>50は何にしようか。 ビールに合うもののほうがいいには違いないが、いま手元で剥いているかぶはハーブマリネになる運命だ。 悪くはないかもしれないけれど、何かもう少し。]
よし。
[さっき仕込んだトマトソースに早速働いてもらおうか。]
(63) 2019/11/23(Sat) 18時半頃
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[店内を見渡してエリカ>>55>>60の姿が見えれば、一度ひらりと手を振ろう。先に来店した紳士の応対をしているようだから、挨拶だけに留めて。 アップにされた髪に留められたヘアアクセサリーはどんなものだっただろうか。 会う度、青を目にするのを楽しみにしていたりする。]
宅本くん、変わってないね。 話し方とか、雰囲気……なのかな。 今は何してるの?
[足はカウンター>>57へと向かい、引かれる椅子にお礼を告げ、腰掛ける。 フットワークが軽かった代わりに、成績は平凡だった学生時代。軽妙な語り口のおかげで、10年以上ある空白に実感が湧かない。 なお、知り合いではない旨には首肯したが>>57、困った理由は微笑みひとつで誤魔化した。お腹の話にまで発展しかねない。]
宅本くん、プリン好きなの? それならここのプリンはおすすめ。 さっきの人……宇都木さんが作ってくれてるんだけど、 夜デビューってことはお昼に来て知ってたかな。
[プリンを作ったのは自分ではないが、少しだけ得意げに。 1日酷使した足を、カウンターの下で小さく揺らした。*]
(64) 2019/11/23(Sat) 18時半頃
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カコは、ウツギと女の子の様子を気にしている。**
2019/11/23(Sat) 18時半頃
啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 19時頃
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[かぶを切っている間、桐野江さんから手が振られれば>>64ひらりと振り返した。 今日の青はサテンリボン。左右編み込みにして、おさげになった分はねじってアップに止めてある。
薄切りにしたかぶを砂糖、塩、ワインビネガーとドライバジルと和えてマリネにしてから、脇に置く。 もともと少し馴染ませるつもりだったから、問題ない。]
(65) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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[それから秋茄子とパプリカを少し大きめの一口大に切って、オリーブオイルでざっと炒めていく。 半割にして種を取ったオリーブもあわせて全体に馴染ませてから、香草の効いたトマトソースをレードルでひとすくいして絡めた。 このままワインを加えて煮込んだらラタトゥイユだけれど、今日はそこまではしない。 反対に水分が飛ぶくらいに軽く煮詰めて、ケッパーと粗塩をぱらり。]
(66) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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どうぞ。
秋茄子とパプリカをトマトソースで和えました。 ハーブが効いていますので、ビールにも合うかと思います。
必要ならバケットもお出ししますので、お気軽にお申し付けください。
[熱々のままココットに盛って、小さなスプーンを添えて出す。 料理の名前はないから、そのままずばり調理の内容を伝えた*]
(67) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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戸崎さんもこんばんは。 とうとう夜も通いに来ました。
[開店一番は常連だが、この時間は新人ぶる。>>55 カウンターの中で調理する姿も見慣れたものだが、やはりディナー体制だと雰囲気が違う。役割分担があるのだろうとは理解するが、彼女がメインを張る料理にも興味津々。]
僕にも何か作って頂けませんか。 暖かければ尚良しです。
[飲み物はノンアルコールを選択し、ペリエを。 腹を満たしたら、また我が城で勤しまねばならない。]
(68) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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桐野江さんは変わったと言うか……、 順当に成長した感じがしますね。お綺麗です。
[此方は学生の頃から慇懃な敬語を使って異彩を放っていたが、ようやく実年齢が言動に追いついてきたというところ。空白を感じさせない時間の埋め立ては、彼女が変わらない、と評する部分だろう。 地味で目立たぬ凡百ではあったが、根暗でも孤高でもなかった。]
今は此方を。 [示すはコートを脱いで露わになった襟のフラワーポケット。そこに挿すのは金色のヒマワリを模った弁護士バッジ。 普段、仕事以外では外しているが―――、今日はごはんまっしぐらで外し忘れた。謎かけ風の口振りも決まらない。]
(69) 2019/11/23(Sat) 19時半頃
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[しかし、話が身の上からグルメへと飛ぶと少し咳払いして気を入れ直す。少しだけ細い眼に真面目な色が宿り。]
プリン、勿論好きです。 でも ―――、
桐野江さんは昨今のトロけるプリン至上主義について、思う所はありませんか。
[大真面目に切り出す昨今のプリン事情。 相手が固め否定派でないと裏は取れている。>>62]
いえ、戦争をしようと言う訳ではないんです。 美味し糧に貴賤はありません。
けれど、どっしりとした円錐台にしっかりとした黄身のプリンだって、舞台袖で控えているだけに留まらないポテンシャルだと思うんです。 それにシンプルイズベストを目指す世の中も大変合理的ですが、生クリームにサクランボを乗せた往年のプリンもまた、素晴らしいものです。そこにはトキメキさえ覚えます。 そんな心を踊るデコレーションを全幅の信頼を寄せて任せられるのは固いプリンだけだと思いませんか。
………、
(70) 2019/11/23(Sat) 19時半頃
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えぇっとぉ。なんの話でしたっけ。 ちなみに今日までの僕はmurmur coney朝活派です。 [少しオタクっぽいところも、変わっていない。]*
(71) 2019/11/23(Sat) 19時半頃
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[最近は格好のせいか紳士だなんだと呼ばれることも多い。この国の人間はちょっと身なりをよくしていれば勝手に勘違いをしてくれる。だが男の本質は紳士とは程遠く、気取るのは苦手でもあった。]
これは美味そうだ。
[>>67スプーンでトマトソースを救うとパプリカに掛けて、一口大のそれを口に運ぶ。オリーブと香草の香り、トマトーソースの酸味にパプリカの甘味がよく引き立つ。 そしてジョッキを呷ればすっきりとしたビールがそのすべてを洗い流していく。パプリカを咀嚼し、茄子を咀嚼し、ビールを流し込む。その姿に紳士然としたところはなく、むしろまるで居酒屋で一杯ひっかけているような姿が目に映るだろう。]
……ふぅ。 中々良かった、これは何て料理だ?
[知っている店でも出させようかなんて。 それはつまりは気に入ったということ。どうやらこの店は自分の好みに合うらしい。]
それじゃ、ビールをもう一杯。 それと食事を……そうだな、できればパスタ以外で。
(72) 2019/11/23(Sat) 19時半頃
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[どうせ、入っても何も頼めないならさっさと諦めて帰るしかない。 いや、諦めるということ自体がおかしいのだ。 自分は、何を期待しているのだろう。 わからない。 早く、帰らないと。 立っていても無駄なのに、離れがたいようなこの気持ちの理由がわからない。
バイトが終わればまっすぐ帰る予定だったから、夜の冷えの対策なんてもちろんしていない薄手の上着を通り越してやってくる寒さに小さなくしゃみが一つ。 身体も早く帰るべきだと訴えているのだからそうするべきで]
!
[ようやく気持ちに踏ん切りがつけられそうだと思った矢先、目が合う>>45。 とても、とっても、気まずい。 やはり早く帰るべきだったのだ]
(73) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[ちらほらと、店の前に滞留していた人影>>41が動き出す。 もしかして開店待ちだったのだろうか。 自分のバイト先も、小さいながら本以外にも文房具やオーディオ、マニアックなアイテムなんかも置いているので話題性のあるものなんかが新しく出る日には見かける光景だ。 飲食店ならば、きっと人気があることの証明だろう。
目があった女の人と一緒に入っていった眼鏡の人>>58には声までかけられてしまった。 巣穴って、なんだろう。 そういう名前の店なのか。 それとも、自分が読んだことがない本にそんな言い回しがあるのだろうか。 まるで蛍を誘う水の歌みたいな響きだけど、生憎もう蛍はこの季節生きてはいけない]
(74) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[帰ろう。 店の前に誰もいない今なら、何ものにも気まずさを感じずに去ることができる。
──けれど、二度あることは三度あると言ったのは誰だろう]
……ど、どうも。 ええと、そ、の…
[ほら、やっぱり早く帰ればよかった。
腕を摩りながら出てきた姿>>53は見覚えがある。 たまにバイト先でレシピ本やら料理系雑誌を手にしているお客さんだ。 食べ物ほどではないがそこそこ対人関係にも希薄さを感じる自分でも覚えている頻度でお買いあげいただいている。 これは、まずいことだ。非常に、気まずい]
(75) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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…ちょっと、いつもと違う道で帰ろうと……迷いまして。
[正確には理由あって探検していたのだけれど、今はそのことはいう必要はないだろう。 今は食べ物関係の買い物が多い理由を理解しつつ、そのお誘いをどうマイルドにご辞退するべきか頭を悩ませる。 ここで断ったら、店で買い物してくれなくなってしまうのでは、と。 電子書籍と違法アップロードが氾濫するこの世の中でちゃんと紙の本を買ってくれるお客さんは貴重なのだ。
悩む思考を支えるように鞄のハンドルを持ち直せば、トートタイプのその中でバランスブロックがその明るい色のパッケージと硬さを主張主張していた。 バランスブロックに言われなくてもわかっている。 食べ物はどうせまともに食べる気になれない]
…いいんでしょうか。
[飲み物だけでも。>>54 飲み物なら、何とかなるだろうか。 財布の心配はしていない。 心配なのは残してしまうことだった*]
(76) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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こんばんはー。 夜ははじめてみたいですけど、迷いませんでした?
[宅本さんがカウンターについて、声をかけてくれる>>68。 開店常連なのは知っているけれど、はじめての時を思い出せばついつつきたくなった。]
あったかいやつですね。 何にしようかな。
[かぶを煮てもいいけど、少しさっぱりしすぎかもしれない。 今日の食材たちはどれが温まりたがっているだろう。]
(77) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[食材を確認するうち、プリンに対する熱い想いが聞こえてくる>>70。 わかる。わかる。 とろけるプリン至上主義について思うところある。 そもそももともとはとろけるプリンのほうが後発だ。 それが至上とはどういうことなんだ。みんな違ってみんないいじゃだめなのか。
という思いはあるものの、お客様同士の会話に身を乗り出して混ざるわけにはいかないので。 下処理されたあさりを出しながら、無言で何度も頷いていた。]
(78) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[時間のかかる煮込みなどは客席からは見えない厨房で行う。 定番が決まっているランチと違い、ディナーは「お腹に溜まるもの」を求めてくる客もいるだろう。 最近夜は冷え込むし、シチューを作っておいて損はないだろうと鮭とかぶの豆乳シチューを。 具材が鮭なのでスープはチキンベースではなく数種の貝で取っている。
そんなこんなで仕込みに関わっていたので、来店の気配は感じていたものの、3人まとめての来店だとか外にいる女の子に直が声をかけたとかの一連の出来事には参加できず。
オープンキッチンに顔を出したのは、ちょうど客の一人が「パスタ以外」を頼んだ頃。>>72 ピクリ、と眉に反応が出る。]
いらっしゃいませ、有馬さん。
[忘れるものか、自分に及第点を出してくれつつ銃で撃つ真似までした「貿易商」のことを。 商談を店長としたのかどうかまでは知らないが。]
(79) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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パスタ以外ですね、受けてみせましょう。 揚げ物イケますよね?
[口元を吊り上げたオーダー受諾は思わず挑戦的な言い方になった。 たとえ他のスタッフが彼のものを何か作ろうとしていたとしても、一品は己に任せて貰うように言って。 一皿増えようが食べられないほど少食にも見えなければ金に困っているようにはもっと見えない。
さあ腕の見せ所。]
(80) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[そうこうするうち、秋茄子とパプリカたちは美味しくいただかれたようだ>>72。 中々よかった、の評価にほっと内心胸をなでおろす。 ただ、料理名を聞かれれば一転少し困って]
ええと…… なんて料理なんでしょう。
もっと水分を多くして煮込んだらラタトゥイユに近いものになると思うんですけど。 ビールのお供にされると思ったので、煮込みにしないでさっと絡めて水分を飛ばしました。
ラタトゥイユ風……としか言いようがないかもしれないです。
[困りつつも捻り出したのは、結局メニュー名ではないもの。 最低限、ラタトゥイユを煮込まず水分を飛ばしたもの、という部分が伝われば内容はわかると信じている。]
(81) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[――と、客の中に見つけたのは「昼」の客の姿。 隣に座っているのは先日エリカが連れてきた眼鏡の男性。 あれから何度も開店一番にやって来て「軽食」のテイクアウトを頼むようになり、乙坂にサンドウィッチのレパートリーを増やした原因となった人物だ。]
k、 ……キリモトさん、と宅本さん。 いらっしゃいませ。
ここで俺が接客したら、今がディナータイムじゃないみたいですね。
[直前で「カ」の音が詰まった。 彼女が彼を「くん」付けで呼んだから。>>64
二人がここに来る前からの知り合いで、今同席を選ぶなら、親し気に店員が話しかけるのは止めておこう、と。 プリン談義に混ざりたい気持ちもセーブしつつ、有馬の「挑戦」に従事することにした。]
(82) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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はい、ビールと、パスタ以外の料理。
[回答に納得はもらえたかどうか、追加注文を伝票に書き留めていれば厨房にもう一人の料理人。]
あ、オットー戻ってきた。 じゃあ、おまかせしていいかな。
[戻ってくるなりやる気満々の同僚の肩をぽん、と叩いて受け渡し。 わたしはあさりと戦いましょうとも。]
(83) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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ってことはオリジナルか? なら……センスがいい。
[>>81名前のない料理。 料理におけるオリジナリティというものは確かな知識と基礎があってこそ。だが結局のところはセンス。画家が絵を描くように、音楽家が演奏をするように。]
……三人目だな。 ここは随分といい人材を集めている。
[オーナーあるいは代表の手腕だろうか。 人が揃っているということ。それは商売において最も大事なこと。]
良い店だな。
[金でも流行りでもなく、人に支えられた店は強い。 ますますこの店が気に入った────。]
(84) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[宅本>>68が注文したペリエに合わせて、同じものをと告げる。 この後は帰るだけだが、明日もまた仕事だ。アルコールを残す訳にはいかない。 サテンリボン鮮やかな青>>65を楽しみながら、メニューを手に取ろうとして動きを止めた。]
メニューのない夜、か。
[もし今メニューに料理が並んでいたなら、端から端までなんてお金持ちもびっくりな注文をしかねなかった。 慣れない夜のシステムに感謝しつつ、手持ち無沙汰になった指をテーブルの上で重ねる。]
あ、りがとう。 宅本くんは変わらないけど、大人になったね。 それはお互い様か。会うの、卒業式以来?
[彼の話し方は昔から特徴的だった。今の違和感のなさこそ、年月を経た証なのだろう。 綺麗など面と向かって言われる機会のない言葉に瞬きの回数を増やしながらも、胸元に光るバッジを目にすれば納得したように頷く。]
(85) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[あ、よかった覚えてくれてるみたいだ。>>75
シフトのない昼間は書店も空いてるし、覚えられやすい可能性も高いとはいえ。不審者扱いされなくてホッとする。 最近はネットが充実して、スマホで簡単にレシピ検索もできるようになったけど。特に雑誌なんかは入れ代わりが早いし買い逃しがこわいから、自分で稼ぐようになってからは部屋に増える一方だ。 それは、さておき。]
あ、そっか。今がバイト帰りなんだ。 お疲れさま。
[何を迷ってるんだろう?>>76 バイト上がりならお腹が空いててもおかしくない時間だし。 でも、美味しい匂いに誘われてきた、って顔にも見えない。
だけど興味が無きゃ寒い中、立ち止まったりしないよね?]
(86) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[まさか書店の客が減ることを危惧してるなんて思いもせず。待つこと数秒。 遠慮がちな返事に、にこっと笑って。]
勿論。 じゃあ、中へどうぞ。
いらっしゃいませ、一名様ご案内でーす。
[『murmur coney』の看板の下。 いぶし金のプレートのかかる扉を開ければ、彼女を手招き。]
あ、そうだ。一応聞いておきたいんだけど、何歳? 未成年だったら、お酒提供しちゃまずいからさ。
[大学生くらいに見えるけど。 ちゃんと確認しておくのも、大人の役目です。]
(87) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[彼女を連れて店内に戻れば、カウンター席がご盛況。 料理が作られてく過程とか、匂いとか、近くで見れるもんね。自分も一人できたら、カウンターに座りたい性格だから、よくわかる。]
上着、預かろうか? テーブル席とカウンター席があって、 どっちも空いてるから、お好きな席へどうぞ。
[急かすことのないよう、彼女のペースに合わせて決まるのを待つ間。
すでに注文がいくつか入ってるらしく、暖かい空気と共においしそうな香りが鼻をくすぐる。 ハーブとトマトソースの匂いは、エリちゃんかな。ポトフもだけど、煮込み系は特に絶品なんだよね。 あれ、なんかシチューの匂いもする?
香りから今日のメニューを想像してカウンターを見て。 誰かと目が合ったなら、ただいま帰りました、とひらひら手を振っただろう。*]
(88) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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[そして、咳払いをスタートの合図に始まった宅本の熱弁>>70を静かに拝聴する。正確には、口を挟むタイミングを失っていた。 熱い想いから数秒の間、先程の勢いとはまた違うテンポに自然と表情が綻ぶ。]
……ふふ、やっぱり変わってない。 好きなものに真剣でまっすぐなところ。
あと、その後におまけがつくところもね。
[ここは間違いなくmurmur coneyのカウンターで、お互い身に纏うものは社会人のそれ。 しかし、今一瞬だけ、教室の白いカーテンや校庭から響く生徒の賑やかな声に包まれたような気がした。]
(89) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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スプーンで掬っても形を保つ固さがいいよね。 食べてるって感じ。
さくらんぼはちょっとピンクがかったシロップ漬けで、 生クリームの上に座ってて。 クリームやプリンに色が移っちゃうの。
家では、色とりどりのチョコ散りばめたりしてさ。 ああいうのはやっぱりしっかりした土台あってこそだし。
[どうしよう。今すぐプリン食べたくなってきた。 カウンターの上で大人しくしていた手をお腹に押し当て、宥めるように撫でている。*]
(90) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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どうも。 オトサカ、だったっけ?
[>>79よく思うことだが飲食店勤務はよく人の名前を憶えているものだ。一度来ただけ、確かに店長充てに名刺は置いていったが。それでも人の顔と名前がすぐに一致するのはある意味スキルだ。
もちろん。 食べ物に関して好き嫌いはないな。 さすがにこの場面でゲテモノは勘弁願いたいが。
[もちろんそんな物が出てくるわけがないとわかった上での軽口。店員と客の距離感が近いのもこの店の特色の一つか。]
”期待”してるぜ。
[パスタ以外との注文に出てきたということは、彼がこの店の”エース”だろうか。 確かにこの前のナポリタンは見事だった。 だがあれはあくまでもランチとしてのもの。コストパフォーマンス込みでの評価。だがいまは夜。評価の仕方もまた変わるというものだ。 どこか挑戦的なオトサカにわざと不敵な笑みを作って見せた。]*
(91) 2019/11/23(Sat) 21時頃
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[それはどのタイミングだったか。 ふと目にはお腹を摩るような仕草の女。たしかさっき入り口で。>>42
────…
こちらの耳に届くほどの催促音を鳴らしていた彼女。 バツの悪そうな仕草に気づかぬふりをして聞き流したのだが。
それを思い出してすこし笑いを零してしまった。
キリノエ。 カウンターで彼女を改めて目にして思い出した。 それは以前この店に来た時にもいたあの美人さんだった。]*
(92) 2019/11/23(Sat) 21時頃
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[さて、プリンのためにも料理を決めなければならない。 先程姿の見えた乙坂>>82は、名前を知らぬままの紳士然とした服装の男性に料理を作るところのようだ。 すんでのところで止まった名前とぎこちない呼び方を思い出し、柔らかな笑みを浮かべる。]
エリカちゃん。 私にも一品お願いできる?
えぇと、ちょっと優しい味つけの……トマトソース。 うん。トマトソースを使った料理を。
……こんな感じでいいのかな?
[空っぽのお腹がびっくりしないようにと考えていれば、鼻腔をくすぐるトマトが煮込まれる匂い。 それと同時にプリンの甘い香りが誘惑するように寄り添っている。 もう少し具体的な方がいいのだろうか。 慣れない夜の注文に微かな戸惑いを覗かせつつ、首を傾げた。*]
(93) 2019/11/23(Sat) 21時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 21時頃
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[扉の開く音>>87が聞こえたのはその頃だったか。 気にしていた2人の姿を見とめれば、安堵の息を漏らす。 宇都木>>88と目が合えば、ひらひらと手を振り返そう。 女の子とも目が合うことがあれば、先程よりも深い笑みを浮かべて手を振った。]
!
[安心して視界を戻す途中、先程の男性>>92と目が合う。 びっくりしたように目を開き、存在感を足した睫毛を何度か上下させた。軽く会釈をして視線を外す。 よし、今回は気まずくなかった。]
!
[お腹に当てた手に気づいて、膝に戻すのであった。*]
(94) 2019/11/23(Sat) 21時頃
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ギリギリのギリでセーフでした。 夜だと雰囲気変わりますね。
[方向音痴の自覚がある分、突かれて出たのは安堵の呼気。>>77 昼間なら職場から徒歩30秒の立地でも迷わないが、日が暮れると少し印象が変わる。流石にお隣さんなら迷わないだろう、と笑い話に出来る人は、そもそもお隣さんじゃなくても迷わないのだ。]
でももう戸崎さんはお店だろうなと思ったら、迷ってもいられませんし。 これからは夜のお店にも慣れていきたいです。 足繁く。足繁く。
[仕事が忙しいのは常だが開業絡みは大分落ち着いた。 これからはテナントのウリのひとつである、“美味しいレストランのお隣”を満喫しても良いだろう。]
(95) 2019/11/23(Sat) 21時頃
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カコは、ヘザーの揺れるサテンリボンを眺めている。
2019/11/23(Sat) 21時頃
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[そして朗々と語るプリン漫談。 美味しさを押し付けるほど恥知らずではないが、好みの味が迫害されるのは身につまされる。要約すればそんな話であるが、隠れキリシタンのように同調してくれる固めプリシタンも居ると信じている。>>78
閑話休題。]
カ?
[一息ついてから耳聡く首を捻る仕草は、挨拶を述べてくれたベテランシェフへ。>>82]
(96) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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オリジナル……ですね。 この店、夜はだいたいこうなんです。
メニューにある何か、ではなくて、お客様が食べたいものをお出しする。 その場でしか出会えないものになりがちですけど、それを楽しんでもらえたら嬉しいです。
[>>84センスがいい、と褒められて喜ばない料理人がいるだろうか。 くすぐったくてはにかんで、つい口が回る。]
三人目?
[そのカウンターが、何を示すのかはぴんとこなくて疑問符がつく。 接客をした人数のカウント、とかだろうか。 気の緩みを見られるのはよくないかも、と喜びにゆるゆるな頬をきゅっと締めた。]
ありがとうございます。 ご贔屓にしてくださったら、嬉しいです。
(97) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[鮭は既に捌いて下処理を済ませてある。 切り身になったものから更に皮を取り除き、塩を振って暫く放置。余計な水分を出しておく。]
さっきの茄子のやつ、エリちゃんのか。 名前のない料理をさっと出せんのは狡いよなぁ。
[肩を叩く独自の綽名ルールを持つ彼女に、負けてらんね、と呟いて。>>83 高速でキャベツと玉ねぎをみじん切りにし始めた。 フードプロセッサーよりも己の手で刻んだ方が同じ大きさに切れるので口当たりが良い、というのは特にひけらかすことはないが密かな自慢だ。
塩を振った鮭をさっと洗って身を解し、小さな骨も取っていく。 その後包丁で叩いてミンチにした。 見た目が派手な料理は見るだけできっと食欲をそそることだろう。]
(98) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[そして取り出したのは鮭の中骨水煮缶。 缶詰の中骨は食感のアクセントになるが噛めばほろっと崩れて刺さることはない。 中骨は身ほど細かくは叩かずにミンチとキャベツ玉ねぎと混ぜ合わせ、そこに潰したはんぺんを。 味付けは塩コショウとマヨネーズだ。
丸めて小麦粉卵、そしてパルメザンと混ぜたパン粉をつけて揚げる。 フリンジレタスを敷いた皿に油を切ったメンチカツを二つ盛り付けて、カツ自体に味がついているのでオーロラソースは皿の彩り程度にかけるのみ。
揚げ油で蕎麦を揚げてそれを櫓のように組み立てれば、昼には出せない盛り付けとなるだろうか。]
(99) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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お待たせいたしました。 鮭のメンチカツです。 上で組んであんのは蕎麦を揚げたやつ。パリパリして旨いですよ。
あああとこっち。 ビールに合うっつったらこれでしょ、鮭の皮せんべい。
[「期待値」に、どれだけ届いたか。>>91 少しだけ緊張の面持ちで、黄金比に注いだビールジョッキについた結露を見つめた。*]
(100) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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確か―――…、 春にやった同窓会が十年ぶりに…とかでしたから。 [十年ぶりの再会で近況報告そこそこに始まったグルメ語り。落ち着いてからようやく相槌も打ち。>>85>>89]
奥ゆかしいのも美徳だとは分かっているんです。 けど、その謙虚が勿体ない時ってあると思うんです。
例えば――――……、
[やはり、彼女も固めプリシタンだった。 だが、彼女の前には常識だとか、遠慮だとか、そんなものが見える。>>90]
今。
(101) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[乙坂との話が弾んでいるようなら、紳士――有馬さん、というらしい。覚えておかなくては――とのやりとりは、一礼で締め。 ギリギリセーフの方向音痴さんの方へ向く。]
確かに、開店時にはお店にいますからね。 足繁くきてもらって、覚えてもらうしかないかも。
[>>95気軽な話口調は、ぴっと緊張していた頬を通常モードに戻してくれる。 法律の先生ということだし、人と話をすることも仕事の一つなんだろうというのが、こういう調子からも伝わってくる。]
(102) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[あさりは下処理が済んでいるから、一人分を取り分けるだけ。 バターをフライパンに落としてごく弱火でコールドスタート。 にんにくスライスと唐辛子を足して、香りが出るまでじっくり溶かしていく。
白ワインとブイヨンを注いだら唐辛子を取って、殻が開くまでひと煮立ち――だけど。 思いつき半分、くし切りにしたかぶを入れた。 甘みも出るし、味を吸い込んでくれるし、あったかくてやわらかい。 きっとおいしくなってくれるに違いない。 彩りにかぶの歯も刻んで入れよう。]
(103) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[バイト先でただ売り買いを通すだけだった相手>>86にお疲れ様、なんて言われるのは不思議な気持ちだった。 確かに疲れたことは事実だけれど、それは彼に労ってもらうほどの価値があるのかちょっとわからない。 もちろん、バイトだって遊びではないけれど]
…おじゃま、します。
[爽やかな笑顔>>87が、罪悪感に満ちた今の自分にはとても辛い。 扉の兎が可愛いだけに、その気持ちが余計に募った。 ただ店の扉を潜るだけなのに、まるで断頭台に立たされるかのような気持ちになる]
あ、あの、未成年なんで、その。
[お酒のことなんて頭にかけらもなかった。 飲んでみたい、とおもうような思考さえも]
(104) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[店の中は、当たり前だけど食べ物の匂いがたくさんする。 スパイス、オイル、香ばしい、甘い、たくさんだ。 バランスブロックに頼るようになってから、ずっと遠くなってしまったものたち。 キッチンの喧騒、食事と酒を共にしながら笑い合うひとたち。
暗くなり始めていた路地から入ったからだろう。 柔らかい照明に彩られた店の中はキラキラとしていて何処か眩しかった。 預けるほど立派でもない上着だが、おにいさん>>88にお願いすることにした。 火と湿度のせいなのだろう、ワンピースとブラウスといった服装でも店の中は程よく暖かい]
じゃあ、テーブルで
[カウンターは賑やかそうだったし、ちょっと雰囲気が大人びすぎて自分にはちょっと足が向かなかった。 二人がけのテーブルがあいているようだったのでそこにしたいと意思表示する]
(105) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[ニコリと笑う糸目。 男は学生の頃から地味な凡百なりに男女問わず友人が多かった。それはきっとこの気安さと明け透けさ故。
そのまま片手を口元に立てて、今時小学生かうさぎくらいしかしないようなひそひそ話の所作。マーマー。]
頼んじまいましょうよ、プリン。
ごはんが先で、デザートが後? 好きを無理やり型に嵌めるなんて、胃袋が泣いちゃいますよ。
[僕も行きます。なんて不作法な計画を立てる。 丁度、宇津木も帰ってきたところだ。>>87*]
(106) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[煮上がるまでしばし。 そういえば桐野江さんと宅本さんは知り合いだったのだなぁ、と二人の会話を聞きながら思う。 固めプリン談義は盛り上がっているようだし、バニラの効いたプリンはそうでなくとも魅力的なものだし。
残ったらまかないに――という望みは、薄めにしておくことにしよう。]
(107) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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オトサカは、ヤカモトの耳聡さ>>96に、やべ、と内心舌を出した。
2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[新たな来店者の気配に視線をドアのところに向ければ、ただいまを告げる直の姿。>>88 連れてきた女の子は初めて見る顔だ。 何故直が外に出ていたのか、経緯は知らないから疑問符が浮かぶ顔で小首を傾げ。]
……おかえり?
[距離感を考えれば彼女ということはなさそうだが。 此方に戻ってくれば経緯は聞けただろうか。
テーブル席を選ぶ「おひとりさま」はまだ物理的にだけではなく精神的にも此方と距離があるようで。 具材を極力なくしたシチューならば、冷えた身体にも優しいだろうかなんて提案するタイミングを計っている。]
(108) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[ごはんとデザートの不文律を壊す悪だくみ。 もしかしたら彼女の耳には届いたかもしれない。>>102 内緒話はポーズだけ、形ばかりの声量は特に変わらず。]
仕事あがりの身体を美味しい匂いで釣ってもらうのが一番早く覚える気もします。 ほら、夕飯時に住宅街を歩いていると、あ、この家今日カレー。って分かる時がありますよね。あんな感じに。
あ、ペペンチーノ。とか。
[視線は彼女の手元を覗く。 フライパンの中で踊るニンニクと唐辛子。ブイヨンを入れたから別物へと進化を遂げるのだろうが、芝居がかった様子で笑んで見せ。>>103]
(109) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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戸崎さんもお好きですか?
[人の心は読めないが、彼女を良く見ていれば固めプリシタンだと分かる。>>78 だから、ついつい問いかけた。 忙しい調理中、返事が返ってくるかは別として。*]
(110) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[あ、桐野江さんと目が合った。>>94 その隣には、宅本さん。>>106
生憎、あれから昼シフトに入ってないため、夜デビューの宅本さんと店で会うのは初めてだけど。 隣の法律事務所の先生が新たに常連に加わった話は、通しで入ってる同僚から聞いている。>>28 古い知り合いってことは、同級生かな。年も近そうだし。>>59
縁とは奇遇なものだと、しみじみ思いながら。
さて、こちらの縁はどうだろう。 書店と逆転した、店員と客。自分はどちらにしても態度は変わらないが、今の彼女からは気後れしてる空気がビシバシと。>>104 楽しい、とはいかなくても。心地良い、くらいの気持ちになってもらえたらいいのだが。]
(111) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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[上着を預かれば、またにこりと笑って。>>105]
ではこちらへどうぞ。
この店、夜はメニューがなくてね。 お客様の食べたいものに合わせて、 料理を提供してるんだ。 そしてそこのボードの食材が、今日のおすすめ。
[簡単に説明しながら二人掛けのテーブル席に案内すれば、椅子の片方を引いてどうぞと促し。 メニューはないので、おしぼりだけ。]
(112) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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[エリカと宅本の会話>>95で、彼の個性を思い出す。 移動教室で苦戦している姿に手を貸したこともあったか。]
そうそう。みんな立派になってて。 先生はお年を召されてもパワフルだったよ。 あ、写真あるかも。
[固めプリン党の会合がひと段落し、続く同窓会話に鞄からスマホを取り出す。 ドレスアップした皆と仕事着のままの自分が並んだ集合写真を探しながら、続く話>>101に耳を傾けた。
手を止め、視線が宅本を捉える。]
(113) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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[ひそひそ話の所作に、思わず身体が手の側に傾いた。 それから睫毛が上下にいち、にぃ、さん。]
……言ったね?
[共犯者>>106の方へ向き直り、いつもより無邪気な笑みを浮かべる。]
鳴き虫なお腹に優しくしてあげないと。 型に嵌めるのは美味しいデザートだけにしましょう。
[一度だけ確認するように視線を宅本へ向けてから、肩の位置まで手を上げ、宇都木を呼び止めようとした。]
(114) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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そういえば、名前まだだっけ。 宇都木です。よろしく。
注文でも困ったことでも、 なんでもどうぞお申し付けくださいな。
[そして今更のように名乗っておく。 書店の制服にネームプレートがあったかもしれないけど、さすがにそこまで覚えていなかった。*]
(115) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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ウツギは、オトサカにも、ただいまー、と手をひらひら。>>108
2019/11/23(Sat) 22時頃
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すみません。 プリンを2つ、先に。
……いい?
[いつも通りハキハキと注文したはいいが、最終的に不安そうな言葉が加わってしまった。]
あ、それからエリカちゃん。 もし良ければ……量、多めで。
[パスタを3皿食べるのは憚られるが、食べられないとは言っていない。 既に調理が進んでいるのであればそのままで構わない旨も添えた。*]
(116) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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ああ、ペペロンチーノもいいですねぇ。
[>>109そういえばソーセージ入れればよかったな、なんて思っても後の祭り。 だし、あさりバターの繊細さはそれはそれで大事にしたい。 またの機会にするとして、ボリューム出しのためにバケットを焼こう。 厚めに切ったバケットにオリーブオイルとパセリ、ほんの少しの塩。 メインにバターを使っているから、少しさっぱりさせる狙い。]
(117) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 22時頃
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……え。
[お好きですか>>110、の前が何にかかるかすぐにつながらなくて、一、二度瞬き。さっきの必死なアピールがすっかり伝わっているとは――どれほどわかりやすかったと言われても――思っていなかった。 そこに、プリンを先にと注文が入る>>116。]
あ、はい。 いい、と思います。多分。
……ね?
[帰ってきたばかりの宇津木を視線で捕まえて聞いてみる。 連れて入ってきてくれた女の子にかかりきりで、何の話?って反応だったら、プリンを出してほしいと伝えよう。]
(118) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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[視線を感じてカウンターを振り返れば、手を上げている桐野江さんが見えた。>>114]
今、俺呼ばれました? ご注文でしょうか。
[ひょいひょいとカウンターへ近づき。 エプロンのポケットからオーダー票を取り出しながら、並んで座った二人を交互に見て首を傾げて待てば。
きょとんと目を丸くした。>>116 不安げに確認する声に、我に返ればにっこりと笑って。]
はーい、プリン2つっすね。 承りました。
いや、先に注文くると思ってなかったんで ちょっと驚いちゃって。 待ちきれなくて頼んでくれたなら、すごく嬉しいっす。
[嬉しい注文を書き留めたなら。 少々お待ちを、と残してプリンの用意に厨房へ。*]
(119) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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それと、優しい味でトマトソース……でしたっけ。 少し多めで。
[何にしようか。トマトソースは仕込んであるものの、香草が多めで優しい味かは怪しいところ。 スープにするか、それともクリームを足すか……]
あ。 そしたらソーセージ使っていいです? ソーセージとキャベツでトマトクリーム。 ショートパスタとか足したらボリューム出るかな、って。
[桐野江さんに伺いつつ、OKが出たら作りはじめよう。]
(120) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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もち、大丈夫。 ちょっとまだ冷えてないかもだけど、 それもまた美味しいから無問題。
[まかせなさい、と。 同じように驚いてるエリちゃんにも二つ返事を。>>118
その手元から漂う香ばしいバターのにおいに、ちょっと喉が動きかけた。あぶないあぶない。*]
(121) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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ひえ。
[テーブル席を選ぶ少し前。 カウンターを見やった視線がこちらに手を振るおねえさん>>94に気付いてしまった。 みっともないくらい動きが固まってしまって、ちいさく頭を下げてからそそくさと視線を外した。 カウンターにいる姿がとても絵になって、こういうテイストの広告が雑誌にあったなと思い出す。
カウンターの向こうから伺う視線>>108に気づけばまた小さく呻いた。 接客のあるバイトをしているはずなのに、何でこんなに気持ちが辛いのか。 きっと断頭台送りにされたフランス貴族だってこんな気持ちだったに違いない。
けれどとっておきのギロチンを持ち構えていたのはおにいさん>>112だった]
(122) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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…メニューが…ない……?
[それは時価というやつなんだろうか。 温まっているご飯代通帳の金額を思い出す。 大丈夫、この間7桁目まであったことは覚えている。 大学生の学生証についているデビッド機能に紐付けである通帳だからそっちは気にしなくても何とかなるだろう。
いや、そうではない。 多分問題はそこじゃない。 客の【食べたいもの】に合わせて。
つまり、食べたいものがない自分はどうにかして捻り出さないとこの店を出られないのではないかと言う仮定。 血の気が引く時の音を砂の流れる音に似せて表現する文章はよくあるが、あれは本当にそういう音に感じるのだと、どうでもいいようなことを実体験として得てしまったわけで。
ぐるぐると回る思考。 おしぼりはあたたかくて、おにいさんの名前はうつぎさん>>115。 伶菜という自分の名前を辛うじて口走ることはできたものの]
(123) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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(どうしよう)
[ぐるぐる。ぐつぐつ。 カウンターの向こうで煮込まれている鍋と、自分の思考と、どちらが先に煮詰まってしまうのだろう*]
(124) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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[エリカ>>118の協力もあり、宇都木>>119が視線を拾ってくれた。 藤色のバンダナを揺らしながらオーダー票を取り出す姿に、注文>>116を告げる。]
う……そう。 早く、食べたかったの。
[慣れないことをした動揺に片手で口元を覆い、素直に頷く。 嬉しいと告げる言葉に強めの目を柔らかく細めて、厨房に向かう姿を見送ったのだった。*]
(125) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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桐野江さんも十分立派じゃありませんか。 この日もお仕事だったので?
[懐かしさに惹かれて覗くスマホ。>>113 男女ともに学生時代の面影を残しながらも時の流れを感じさせる。半数くらいは親の顔にもなっているように見えた。 だが、男が気にしたのは、オフィスで戦う姿のまま参戦していた彼女だ。
今更ながら、彼女の職を問うように視線を向けて。 ―――― プリン欲に満ちた目とかち合う。>>114]
お伴します。
[確認の声から喜色を覚えた。 彼女は今も昔も真面目でクールに見える美人だがノリのいいところもそのままらしい。]
(126) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[宇都木が厨房へ向かってから、エリカ>>120へ改めて感謝の言葉を贈る。 それから、メニューを思案する彼女の様子を見守った。]
ソーセージ。
[心ときめく響きがした。 葉物のキャベツは外せない。 優しいトマトクリームにショートパスタが飛び込めば、ボリュームだって間違いない。]
えぇ、お願いします。 こうしてエリカちゃんにリクエストできるの、贅沢ね。
[お昼のパスタも格別だから、胸に抱くのは期待ばかりだ。 迷うことなくOKを出して、彼女の手が動き出すのを眺めた。*]
(127) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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ううう、いいなぁ。
[>>121おいしいプリン。と聞いてしまえば、固めプリシタンは止まれない。 お客様との対話でなくて、気心知れた同僚に向けてだから、素直に羨望が口に出た。
食べたい、とまで言わなかったから褒めてほしいくらい。]
(128) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[妙齢の男女が順序をふっ飛ばしてプリンをオーダー。 片手を挙げた彼女の応援係は、傍らで音の出ない手拍子を打っている。健啖家であることも然程気にしない。 彼女は量を見誤るような無責任ではないし、食べ残しする無計画なタイプでもない。結構タフネス、なんてのは自分の勝手なイメージだけれど。>>116
それになにより。 好きなものに素直なひとへ水を挿すほど野暮ではない。]
期待が膨れて爆ぜそうです。 僕は外食も多いんですが、どうしても依頼人や仕事関係の都合で、好きなものを好きなようにとは行きませんからね。
貴女も?
[快くオーダーを受けてくれる青年に満足気な呼気を漏らし、まずは第一関門突破。眼鏡の奥で糸目をニコリと撓らせるプリン大好きアピールも欠かさない。>>119]*
(129) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[鮭のミンチというのが面白い。 見た目は普通のメンチカツと変わらないが箸で割ってみればまるで違う。 肉と魚なのだから当然といえば当然だが。 ミンチ自体もさることながら衣にも一工夫。オーロラソースがまた鮭の彩とあっていて見た目も上々だし。]
グッッッド!!
[味もいい。ご飯のおかずとしてもビールのお供としても。 バリバリと蕎麦の揚げ物をかみ砕いてビールを流し込む。]
面白い。 それに美味い。
[にっと笑ってオトサカに賛辞を贈る。 同時。頭の中には以前きたときと同じ言葉がよぎる。
────なぜこんなところにいる?]
(130) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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ソーセージ。
[>>127桐野江さんの復唱を、もう一度復唱して頷く。 さっき使えなかったソーセージの出番だ。 太めの白いソーセージを、浅いお湯でさっと茹で。 冬に差し掛かって甘みの強いキャベツも大きめのざく切りにしてから湯通しする。 それから仕込み済みのトマトソースをブイヨンで伸ばして、ソーセージとキャベツをそちらに移す。 クリームを入れるのは一番最後。キャベツたちを煮込んでいる間に、貝殻パスタのコンキリエを茹でる――といきたいが。
プリンの出るのを見つつ、バケット付きあさりバターかぶ煮込みと、ソーセージキャベツトマトクリームはタイミングを待つことにしようと小休止。]
(131) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[それはそうと、直ぐそばでプリン談議に花を咲かせる二人にの会話が耳に届けば笑いが零れる。]
……確かにそうだ。
[盗み聞きをしていたわけではないが。 口元に手を当てて笑みを隠せば、小さく男の言葉>>106に同意する。 二人ともいい大人だというのにまるで高校生かなにかの会話の様だと思った。]*
(132) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[一旦厨房にひっこんだものの。 一分も待たず、カウンターへ戻ってくる。 手には勿論、大きめの皿にまるごと乗ったホールプリン。]
桐野江さん、宅本さん。 せっかくなので、切るとこから見てみます?
[残念ながら肩には嵌っていないが。 少し傾ければ、とろっとしたカラメルが縁を流れ落ちていく。一見チーズケーキのようなそれを二人にお披露目してみようか。
桐野江さんの付き合いなのかと思いきや。 宅本さんも結構なプリン好きと見た。>>129]
(133) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[ホールプリンを手元に戻したなら。]
これを六等分にして、と。
[切り分けたものを、一切れずつ皿へ移し。 傍らに、うさぎの形に絞り出した生クリームとスプーンを添えて、改めて二人の前へ出そう。]
お待たせしました、当店特製固めのプリンです。 お好みでカラメルソースを足してください。
[小さめのミルクポット入れたカラメルも忘れずに。*]
(134) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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[彼女の手元で出来上がってくのは己の料理だ。>>117 カウンターを挟んでいるから火が近いと言う訳ではないのに、コンロの青い炎は妙に温かくなれる気がする。なにが出てくるかは分からない、が、何が出てきそうかは想像できる。 メニュー表の中にはない贅沢が目の前にある。]
僕は好きなんですが、戸崎さんも好きなのかと。 いえ、もっと言うと、好きだったら嬉しいなって。
[話の続きは主語が欠けたまま。 促すように首を傾け、水を向けるとやっぱり分かり易い顔で意外そうな顔をしていた。>>118]
プリンの話です。
(135) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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っしゃ!あざっす!
[賛辞>>130に思わず脇を締めてガッツポーズ。 思いの外、己は彼の評価を気にしていたらしい。 「美味い」という言葉はそれこそ何年も何回も聞いてきたけれど。]
ワインじゃなくてビールだし、こないだのナポリタンの食べっぷりからしても、がっつり系が良いかなって。 勿論此処は居酒屋じゃないんで、それなりに気取った見た目は目指しましたけど。
[何てったってこれは、この店で乙坂の「夜シフト」を踏み出す記念の一皿だ。 それをこんな風に食べて貰えて嬉しいことこの上ない。 これは帰ったら己も祝杯をあげねばと、まだ勤務時間はあるのに夜中の一人酒に思いを馳せた。]
(136) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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あ、プリンももう出てきたみたいだし、このままデザートいっちゃいます? 今なら切り分けたの残ってますよ。
[横では直がホールプリンを切り分けている。>>134
……6つか。うん。]
(137) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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……荒技だと思うんですが。 戸崎さんにプリンは奢れませんかね? そういえば、いつか案内してもらったお礼がまだでした。
ひとつ、キープして置けば心穏やかになりますよ。 僕の、――― わがままと言うことで。
[そして、効率も上がる。 なんて口八丁の屁理屈が舌の上で転がす。
ね、と笑いかけたのは厨房の奥。 そういった融通を決められる唯一の店長さんへ。*]
(138) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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うん、途中から参加させてもらったの。 あ……私、こういう者です。
[短い時間であったが、近況を語り合ったり思い出話に花を咲かせたりした。話題の三大巨頭は仕事結婚出産で、自身の年齢を実感する一因となったとか。 無事注文を終え、鞄から名刺入れを取り出し、慣れた仕草で引き抜いた一枚を両手で差し出す。 近くのビルに入っている広告代理店の名前とイベントプランナーの肩書き、それから名前と連絡先が記されたシンプルなものだ。]
私はちょっとドキドキしてる。 学生の頃、屋上に忍び込んだ時みたいな。 そういう、わくわくに似た、ドキドキ。
[今度はお腹ではなく、胸を手で押さえた。 慣れない感覚は、それこそ縁遠くなってしまった高校生>>132の頃に似ているのかもしれない。]
(139) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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私は波があるかな。 担当しているイベント当日が近づくと、 どうしても時間が取れなくなっちゃう。
今はそれこそ、総括してるイベントが近いから。 あと一踏ん張りね。
宅本くんはいつもそんな感じ?
[一と言わず二三踏ん張りそうではあるが、決して苦ではないのだ。 だって、ようやく立てた舞台。 宅本>>129へ尋ね返す時には、自然と背筋が伸びた。*]
(140) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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ヤカモトは、ヘザーのとびきり分かり易いリアクションを見て。>>128
2019/11/23(Sat) 22時半頃
オトサカは、カコが少女のようにはしゃいで見えて目を細めた。
2019/11/23(Sat) 23時頃
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そうだな。 プリンもいいが……まだこっちだな。
[と、空になったジョッキを指で弾いた。 チンと小いさな音が鳴る。 空いた小腹が満たされればあとはアルコールの時間。]
この皮の煎餅がビールによく合う。
[スイーツはそれこそ一番最後でいいと思いつつも、果たしてその頃に残っているかは薄い線のようだ。]*
(141) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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[見えたカズさんのガッツポーズに、よかったっすね、と横から肘で腕をつついたなら。>>136 話がプリンに流れてきた。>>137 ……なんかそれ以外にも圧を感じる視線なんですケド。
勿論注文があればすぐに用意できるよう食器を揃えながら。 宅本さんから投げられた提案には、店長の了承を待って頷こう。>>138]
じゃ、これは一切れキープってことで。 冷蔵庫で冷やしておきますね。
[さすがにお客様からの奢りと知っていれば、名前がついてなくても店長やカズさんに食べられてしまうことはないだろう。 職場の共有冷蔵庫に私物を入れる時は、名前をかいておくのはお約束。*]
(142) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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[宇都木>>133が戻ってきたのはすぐのことだった。 まるでケーキのようなプリンの姿に目を微かに開く。]
わ、ぁ。
[ホワイトチョコムースに出会った時のような感嘆の声が漏れた。 六つ子のひとりにうさぎが寄り添い、もうひとりと共にテーブルの上に並ぶ>>134。]
わがまま、叶えてくれてありがとうございます。 今日、来て本当に良かった。
[幸せそうに目を細め、待望のプリンに目を輝かせた。*]
(143) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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カコは、ヤカモトの提案>>138が通って嬉しそうだ。
2019/11/23(Sat) 23時頃
ウツギは、レナータの様子が気になってちらちら。
2019/11/23(Sat) 23時頃
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え。
[僕は好きとか、好きだったら嬉しいとか>>135。 理解の辿り着かないうちに、好みの話が進んでいく。 プリンの話、とつながって、ようやくこちらの意見を出せる。]
あ、はい、好きです。 みっちり詰まった固めのプリン。
本当はあんまりきれいじゃないですけど、少しすが入っているくらいのやつが手作り感があって好きで。 すの周りって濃さが変わってこってりしていて、一つのプリンで差があるところが特に嬉しいんですよ、ね……
[一気呵成に口から出してから、語ってしまったと恥ずかしさが襲ってくる。 言葉尻だけすぼませて、耳先をほんのり赤く染めた。]
(144) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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[カウンテーで大の大人たちがプリンに躍起になっている頃、離れたテーブル席では目に見えないメニューとの戦いが続いていた。 咀嚼感がダイレクトに伝わるようなものは惹かれないから肉は無理。 鮭もダメ。 もちろん貝もだ。
そうなると明確に示されているボードに残るのは蕪とプリンなのだが遠目に見ても切り分けられている分量は食べきれる気がしない]
(145) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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アリババは、ウツギに話の続きを促した。
2019/11/23(Sat) 23時頃
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蕪…。
[かぶ、かぶ、頭の中ではおじいさんの背中を引っ張る行列の最後尾に猫がつこうとしてる。 ネズミが出てくるまできっともう間もない。
やっぱりあの時、帰りますと言えばよかった。 後悔しても後の祭りだと分かっていても思わずにはいられない。
ああ。かぶ。かぶ。どうしてお前は蕪なのか。 他の根菜なら、人参やジャガイモなら、キャロットスープとかポタージュとかさらっとした、飲んでごまかせる代物に]
…。 ……?
[蕪は、そういう飲み物兼食べ物には変身しないのだろうか? ちゅう!と、頭の中では猫の背中をネズミが掴んだ]
(146) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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了解です。 シンプルだけど旨いですよね、皮せんべい。
アルコールはこのまま生中で良いですか? そんな珍しい種類はないですけど、日本酒と焼酎ならいくつかご用意がありますよ。
貿易商なら酒の種類詳しそうなんで、下手な蘊蓄は披露しませんけど。
あ、そうだ、あんこに合う日本酒もあるんで、今日でも別の機会でも良かったら試してみてください。
[どうやら何が何でもプリンという気持ちではないようだ。>>141 このまま客の好みに合わせて注文があれば酒も用意するし、つまみもまだ作る余裕はある。]
(147) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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アリババは、カコに話の続きを促した。
2019/11/23(Sat) 23時頃
アリババは、ヘザーに話の続きを促した。
2019/11/23(Sat) 23時頃
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…あの、
[近くにオーダーをとってくれそうな店員はいただろうか。 躊躇い、その後、蕪でスープのようなものはできるか尋ねることにした。 食感についても、その時に頼むことにする。 それからアイスティーも。 食べ物に関しては希薄さこの上なかったが、飲み物はまだマシだ。 水も、お茶も、コーヒーも、自分から口にできる。 飲み物だけでもいいと言っていたのを今更思い出したけれど、聞いてしまったらもう引っ込みはつかない。
戦わなくては、蕪と]
(148) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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ええっ、いえでも、流石にそんな、すぐ近くでしたし、わたしもお昼食べなきゃでしたし!
[>>138ただ、奢りなんて話が出たら照れてる場合じゃなかった。 好きだけど、好きだけども、やっぱり優先されるべきはお客様。 ……けど、宇津木も店長もOKしたら、もういただきますと頭を下げるほかない。 なにせ、食べたくないかと言ったら嘘なのだ。]
あ、その、お料理、仰っていただけたらお出しできますので!
[いよいよ熱くなってきたのを誤魔化すのに、コンキリエは下茹でだけしておこう。 ソースに入れて馴染ませて、そこで完璧になるための準備。]
(149) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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これはどうもご丁寧に。 此方もお納めください。
[名刺が出てくれば条件反射で懐を探る。 プランナーと弁護士、職種は違えど名刺交換は息をするのと同じこと。勿論、軽く頭を下げるのも癖のうち。 頂戴した名刺を視線でなぞり、シンプルながら洒落たフォントはセンスを感じた。]
こういうの、昔からお好きでしたよね。 桐野江さんに仕切って貰った行事は今も印象に残っています。人の動線と云うか、動き易いんですよね。何事も。
……あの忍び込み騒ぎって桐野江さんだったんですか。 真面目な方だと信じていたのにぃ。
[冗句の振りして吐息を弾ませ。 なんてね、と共犯者らしく言葉を足す。]
(150) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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……へぇ、でも少し意外です。 桐野江さんは、何か打ち込むことがあるとそればかりになってしまうタイプかと思っていました。 僕としてはメリハリ付けた方が効率が上がる派なので、今此処に居ることが何か大事な節目のように思います。
[同年代ともなれば、なんとなく働き方にも共感できる。しきりに頷いて。]
僕ですか? 僕はこの隣に事務所を構えまして……、あっ
[自身の話はあまり面白みのない成功譚だ。 決して卑下することではないが、それよりも目の前で始まるショーに心奪われた。>>133]
(151) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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罪深い形していますよ、桐野江さん。 見てください、さんかく…!
[てっきり円錐台だと考えていた予想は良い意味で裏切られる。手作りでしか見られない切り分け式。 でっぷりんとした佇まいはなんと頼り甲斐のある自立か。 此処でスマホを構えず食い入るのがアラサー流。]
十二月にはまだ早いですよ。 良いんですかこんなサービス。 [生クリームも添えられた理想のプリン。 数年に一度夢に見るくらいの。>>134
――― プリンでカウンターの男女が大はしゃぎ。*]
(152) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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あ、ちょっとすみません。
[有馬の元を離れ、キッチンから出る。 男が近づくと警戒するかなと思いつつ、先程から注文もなく難しい顔をしている少女が気になった。>>145]
どうも、いらっしゃいませ。キッチン担当の乙坂と言います。 さっきはうちの奴に連れられてきたみたいだけど、まだ悩んでるみたいだったから。 メニューがなくて困ってるようなら、「何が食べたくないか」で絞り込むこともできるよ。
[メニューがなくとも此処はレストランで、客の中に明確に「料理の記憶」があるならば、ここまで悩むことはないだろう。 もしかするとそんなに空腹ではないのかもしれないし、体調不良やアレルギーを持っている可能性もある。 「食べたい」を主張できるのはこの店の利点だが、その主張を持たない客に「食べられる」経験を増やせるのもこの店の利点だと乙坂は考えている。*]
(153) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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……蕪のスープ。
[そうしていたら、彼女は律儀にブラックボードからおすすめ食材を選んだ。そして紅茶も。>>148]
できるけど……無理にそこから選ばなくても良いよ? あんまり噛みたくない気持ちなのかな。 シチューはあるけど鮭と玉ねぎが入ってるし……。
ポタージュか、あるいはお粥とか。 どうかな。
[怯えさせないようにゆっくり目のトーンで話して彼女の反応を待つ。*]
(154) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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ああ、ビールでいい。 それとソーセージが何かを。
[曖昧な注文は他に何か良いものがあれば任せるといったニュアンスで。酒はともかく料理に関してはすっかり店を信用していた。]
………
[オトサカが離れればあとはゆっくりと。 店の雰囲気を感じながら店の様々な音を耳に拾う。]*
(155) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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[印象強い目元が驚きの色を浮かべたのを見れば、満足気な笑みが口元に浮かび。>>143 その横で子どものようにはしゃぐ彼には、思わずふはっと吹き出してしまった。>>152 そこまで喜んでもらえると、冥利に尽きる。]
十二月だけじゃなくて、一年中できますよ。 っていっても、毎回プリン作るわけじゃないから お二人とも今日は運がよかったっすね。
[ずっしりどっしり、皿の上に立ったプリンだけど。 見た目に反してあっさりめに作ってあるし食事の邪魔はしないだろう。 前に、プリンは飲み物って言ってたお客さんも居たし。
うんうん、と横からエリちゃんのプリン談議に頷きつつ。 さすがにお客様に出すプリンには、すを入れられないけれどきっと期待に応える仕上がりにはなってるはずだ。>>144*]
(156) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2019/11/23(Sat) 23時半頃
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[聞こえたネズミの鳴き声は、頭の上から降ってきた声>>153に変わる。 何が食べられないか、で絞っていくならもう、それは自分にとって選択肢などないのだ。 だって自分が何を食べたいのか、何を食べたくないのか、もうそんな気持ちはとっくの昔に思い出せなくなっている。 だから日持ちもして、一箱食べれば自分としては一日に十分なカロリー源になるバランスブロックに頼り切りだった。 キッチンからわざわざ出てきてくれた乙坂の声はありがたく、続いた言葉に思わず視線が仰ぐ]
…ポタージュ、できるんですか。 蕪なのに。
[初耳だった。 お粥、の言葉には首を小さく横に振った。 米も、自信がない。 けれど、カップスープくらいの分量であるならきっとポタージュは飲めると思ったのだ。 だって、飲み物だし*]
(157) 2019/11/23(Sat) 23時半頃
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ありがとうございます。 此方にお世話になってから、我儘ばかりですね。 ついつい居心地が良くて甘えてしまいます。
[ワインだとかならいざ知らず、客が店員に奢るなど本来は非常識。だが咎める素振りもなく、シェフの手により一切れ分が確保される。>>142 軽食テイクアウトの件といい、胃袋だけでなく心も掴まれる。>>82
murmur coneyの味はきっと味蕾のみで楽しむものではないのだろう。
匙を片手にプリンに向きあう。]
綺麗です……。
[一回口説いてから、とがった先端をすくう。 匙が沈む弾力が既に美味しい。]
(158) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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[パクとした瞬間にプリンの正式名称が『カスタードプディング』であったことを思い出し、モグとした次の瞬間に蒸し料理であったことを思い出した。
昨今コンビニやスーパーでよく見かけるプラスチック容器の中にはない固さと弾力。企業努力を費やした舌の上で蕩ける味わいも悪くない、が、この歯応えは至高である。 いや、もっと語彙をかなぐり捨てるなら、凄く単純な“好き”である。]
……………、
[美味しいと無言になるタイプの男は奥歯で何度も噛みしめ、カラメルを鼻孔で味わう。一匙、二匙、三匙、]
………美味しいです。
[誰にともなく、溜息のように充足が零れた。]
(159) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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[食事より先に注文するプリンにはしゃいだかと思えば、慣れた手つきで名刺交換>>150を行う。 近年稀に見る高低差を体感しながら、浮かせた腰を下ろす。]
うん、好きが高じて仕事にしちゃった。 ……そんなこと言われるなんて思わなかった。 ありがとう。すごく、嬉しい。
[好きな気持ちだけではなく、向いていると思ったからこその選択だ。 だからこそ10年越しの感想は喜びと共に自信へ繋がる。 慣れない言葉であることに変わりはないが、先程よりもずっと素直にお礼を伝えることができた。]
え、あー……いや、私だって、その……。
[つい口を滑らせた、過去の秘密。 アイラインをなぞるように左右へ視線が泳ぐ。 足された言葉に正面へ戻った瞳は強く相手を見つめたが、それは元々の目つきから来るもの。すぐに下がった目尻が安堵を滲ませた。]
(160) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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……そうならないよう、気をつけてます。
[宅本>>151が抱く印象については、たった一言返した。それだけで説明は十分だろう。 節目という言葉を咀嚼するように目を伏せれば、名刺に書かれた『宅本法律事務所』の文字が目に入った。]
え、何?
[隣と言われても、記憶にあるのは家主のいない建物だけ。 思い至る前に発された声で、視線はプリンへと釘づけになる。]
(161) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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三角だねぇ。 しかもカラメルは自分の好みに調整できると来た。
[カラメルの染み込んで色のついたプリンもいいが、ミルクポットに詰まったカラメルもまた、手作りの醍醐味。 同窓会の写真を見せるために取り出したスマホは、今やテーブルの隅で眠りについている。]
はぁ……ずっと見ていられるけど、やっぱり食べちゃう。
[食べないのは勿体無い派としては、スプーンを手に取らない選択肢はなかった。 このプリンとは二度目の逢瀬。 初対面の彼>>152よりは落ち着いているが、五十歩五十一歩というところだった。*]
(162) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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できるよ、ポタージュならいけそう? お粥がしんどいなら、量も少なめの方が良いかな。
こういうカスタマイズが出来るのがこの店のウリだからね。
[彼女は何か事情を抱えているのかもしれない。 少なくとも、「どれも食べたくて迷っちゃう」タイプの客ではない。 未成年で――見えるところに虐待の気配はないし、通報案件ではなさそうだが、居心地の悪そうな彼女が少しでもこの椅子に座ることに罪悪感を覚えなくて済むよう、「できる」という言葉は自信たっぷりに告げて、キッチンに戻った。
提供するのはスープボウルやシチュー皿ではなく、マグカップくらいにしておこう。 まだ余裕があるならばお代わりをしても良い。
「残してしまった」という想いをさせるくらいなら、きっとその方が良いだろう。]
(163) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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[ふと、聞こえた控えめな声。>>148 厨房を出ようとしたら、カズさんに先を越されてしまった。>>153 同じように気にしてくれていたらしい。こういうところも、とても頼もしい先輩だ。
引き続き様子は気にしつつ。 先輩店員が不在の間、自分は厨房の補助に回ろうか。]
(164) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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どうも、有馬さんこんばんは。 また来てくれて、嬉しいっす。
ビールとソーセージ、俺が用意してもいっすかね? 食べられないもんとかありますか。
[名前の情報源は、帰り際店長宛てに置いていった名刺である。>>91
カズさんが離れる前に聞こえた注文を預かりつつ。 彼の手元に置かれた料理の残りを見て、好みの傾向をちょこっとカンニング。*]
(165) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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いや、特にはない。
[全くないかというとそうではないが、好き嫌いに関してはほとんど無いと言っていいだろう。それにここの三人、オトサカ・ウツギ・ヘザキに関しては一定の評価をしている。任せても問題ないだろう。]
美味い酒と上手い料理。 そうであればいい。
[そういえば店長の姿が見えないか。 未だ彼女の作るものを口にしたことがなかった様に思う。]*
(166) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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[普段ひとりで訪れる時はもう少し大人しいはずなのだが、語り合う相手がいるとどうにも表出する感情を抑えきれず。 宇都木>>156の笑みに、照れた様子で視線を逸らした後、手に取ったスプーンの赴くまま、魅惑の三角へ向かった。]
……。
[表面を突き抜けて尚、手に返ってくる弾力は変わらない。 固めのプリン特有の感覚を楽しみながら、まずはプリン部分のみを口に運ぶ。
滑らかな口当たりからは、作り手の丁寧な作業が窺える。 濃い卵が牛乳や生クリームと混ざり合うことで、柔らかな味わいに。お砂糖の甘さも程よく、存在感に反してすいすい食べられる。
それからカラメルをかけて、生クリームを掬って、両方一緒の贅沢セット。 順番に味わう度に睫毛を震わせていた。]
……美味しい。
[先陣>>159に遅れること暫く、満足げな吐息と共に最初の感想が零れた。 噛み締めるように伏せた瞼の下、視線を落とすお皿の上は更地である。 ごちそうさまでした。*]
(167) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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多分、戸崎さんも好きですよ。 みちっとして、ぷるっではなく、ぷりんっとしています。
[空腹は美食のスパイスだと言うが、それは別腹カウントの甘味にも適応されるらしい。糖分が身体中に染みわたっていく気すらする。>>144]
す? ああ、酢。 酢を入れると固くなるんですか…?
想像が出来ませんが、僕は気泡が入ってるのも好きです。 舌が凸凹をなぞる感触が、楽しいですよね。
[料理はともあれ製菓に全く明るくない男は、物凄く短絡な漢字を当て嵌めて相槌を打つ。しかし、話しているのは同じことだ。 恥じらう相手に糸目を細め。]
戸崎さんはお菓子も作るんですか? 酢を入れて?
(168) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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あ、ウッチー。 ソーセージこれ使う?
[>>165先程トマトクリームに合わせた太めの白ソーセージは、粒マスタードなんかもよく合う一品だ。 ビールとソーセージとマスタード、シンプルに合う。 もちろん宇津木がそれ以外を考えているなら彼の発想に従おう。]
(169) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 00時頃
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自己満足みたいなものですから。 お礼は一緒に宇都木さんに言いましょう。
[作ったのは己ではないが、食べて貰いたいと思ったのは事実だ。満たされる味がするし、なによりときめく。>>149 一足先に賞味した身が、宣言通り厨房に滑り込む背に感謝の声を掛けた。>>164]
美味しいです、ありがとうございます。 他の日は別のお菓子も作るんですか?
[少しの下心でもって言葉を足して。 そしてディナーの声も聞けば深く頷いた。>>149]
今が良いです。 サーブしていただけますか。戸崎さん。
[プリンは最後の一匙。 菓子と料理を並べて食すのも一興だけれど、気が付けばプリンが消えていた。このプリン ―――、魔性だ。]**
(170) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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う、う、う。 みちっとしてるプリン、ウッチーのプリン、おいしいですよねぇ……!
[>>168みちっとして、ぷるっではなく、ぷりんっと。 その表現一つ一つが刺さる。開店前に店中に漂っていた甘い香りも想像をかき立てるのに一役かって、仕事中なのが恨めしい。]
酢? ああ、えっと、お酢じゃなくて。 その、気泡のことを『す』っていうんです。 表面に泡が浮いて、そこだけ濃くなってて。 凸凹も楽しくて、好きなんですよ。
[あるあるな用語間違いを訂正しつつ、宅本さんもすの入ったプリンを愛するらしいのに、近しい食の好みを感じる。]
(171) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[キッチンに戻れば、有馬の注文は直が受けてくれたようで。 ポタージュを作りながらソーセージを手掛けようと思っていたが、「サンキュ」と任せることにしよう。>>165
蕪は皮を厚めに剥いて4つ切りに。 玉ねぎも軽く切ってバターで炒める。 ほんの少しだけ生姜のすりおろしを入れるのは、味付けというよりも身体を温める効能を期待してだ。
ポタージュは通例コンソメかチキンブイヨンを使うが、乙坂が取り出したスープストックは野菜の皮やセロリから取ったベジストックだ。 あまりたくさんの食材を所望していないのなら、野菜が持つ栄養価だけでも彼女の身体に届いて欲しい。 蕪と玉ねぎをベジストックで煮て、ミキサーで滑らかにした後牛乳を入れてまた少し火を入れる。 最後に少し白みそを隠し味に加えてマグカップに注いだ。
柔らかな白いキャンバスに、普段なら蕪の葉をあしらいたいところだけれど、固形物はきっとハードルが高いだろう。 葉も生クリームと一緒にミキサーにかけてペーストにして、極細の口金で絞り出す。 ラテアートではないが、ぷくりと膨らむように蕪の葉クリームのうさぎが淡いスープの上にちょこんと現れた。]
(172) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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お待たせしました、蕪のポタージュです。
[煮込んでいる間に用意したアイスティは日本産の茶葉だ。 品種としてはセイロンだが、日本で育てると日本茶に似た味わいになるのが不思議である。 野菜だしの蕪ポタージュの繊細な味を消さないように、ストレートで出すけれど、お好みならばミルクと砂糖はご自由に。*]
(173) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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了解っす。楽しみにしててください。
[そっけない返事。>>166 何年も前からの常連のように堂々とした注文は、それなりに場数を踏んでるからだろうか。
丸投げ、というよりも。 信頼して任せてくれているとわかる声色は、程良い緊張と心地よさを与えてくれるから。 ニッと笑えば、手を洗ってまずはソーセージから。
ああ、そういえば今日は秋カブが入ってたっけ。]
お。エリちゃんナイス。 それもらっちゃお。
[ビールと白いソーセージ。 その組み合わせは、間違いない。>>169]
(174) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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……お酢は入れないですけど、簡単なものくらいは。 クッキーとか、簡単なケーキとか。
[先日の買い物のホットケーキミックスは、休日の午後のお供だ。 粉を計らなくていい、というとスイーツ担当には受けが悪そうだけれど、のんびり寝た遅い朝、ブランチにパンケーキなんか最高なのだ。
そうこうするうち、プリンたちがいなくなってサーブを頼まれれば>>170、了解の意で首を縦に振る。]
かしこまりました。 少々お待ちください。
(175) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[宅本>>170の言葉に続いて、プリンを堪能し尽くした口を開く。]
エリカちゃん、待ってくれてありがとう。 私の分もお願いします。
[プリンに翻弄される愛らしい姿も、その手が生み出す料理が徐々に形になっていく様子も見ていたから、感謝と共にサーブをお願いする。 野菜の煮込まれる甘い匂いがトマトと香草の香りを包み込んで、まだまだ余裕のあるお腹が今にも鳴きだしそうだ。 ペリエで口の中を潤しながら、暫し至高のプリンの余韻に浸っている。*]
(176) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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|
[あさりとコンキリエを避けてとろ火にかけていた二つの鍋の火を強める。 かぶもキャベツもすっかりとろとろになってくれた頃だろう。 かぶの覗く鍋にはあさりを、トマトにコンキリエを。それぞれの貝を入れて温める。 オイルの染みたバケットも、温まる程度に軽く焼けば、小麦の香りがふわりと漂った。]
ん。
[それぞれを味見して、最後にトマトの鍋に生クリームをひと回し、それと隠し味にぱらりとお砂糖。 鍋全体に馴染ませたら、深皿に二つの煮込みを盛りつける。]
(177) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[何か、についてはちょっと考えて秋かぶを手に取った。 皮をむいて四つ切にした後、フードプロセッサーでみじん切りにして。そこに刻んだ青ネギと片栗粉、塩を少々。 出来上がった”タネ”を一口大に整形すれば、ごま油をしいたフライパンへ。
じゅわっと、いい音が食欲をそそる。 強火で2分焼いたあとは、弱火でじわじわと。まんべんなく火が通ったタイミングでひっくり返したなら、あとは蓋をしてもう片面も揚げ焼きに。
焼きあがったら、キッチンペーパーで軽く油をきり。 皿の半分に並べて、一味唐辛子を振りかければ完成だ。]
(178) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[皿の残りの半分には、茹でた後バターで焦げ色と風味をつけた白いソーセージとマスタードを添えて。]
ビール、おまたせしました。 それとこっちは、ソーセージと蕪餅です。
[有馬さんの前へ、グラスとお皿を並べて置いていく。
大根餅ならぬ、蕪餅。 ヘルシーであっさりしてるけど、外側はカリッと、中はもちっと。ソーセージとまた違う食感が楽しめるはずだ。*]
(179) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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…あまり、量は食べられなくて
[食べられないのは事実だ。 量を少なくしてもらえるらしいことを知り、そんなことまで客の希望に合わせてくれるのかと驚きもする。 出来るという言葉を残してキッチンに戻っていくその背>>163を長めやるとその奥にこちらを気にしてくれていたと思わしき視線>>164を見る。 何だか、気恥ずかしくて、でもそのままただ座って待っていられるほど心臓に毛深さはない。
そのまま無為に待っているのも憚られてちいさなノートと消せるペンを取り出す。 めくってたどり着いたページにはイラストと書き込み。 バイト先では月に一回幼児向けのイベントをやっている。 新刊にちなんだ工作だったり、季節の童話のお話し会だったり。 来月はクリスマスが近いからくるみ割り人形はどうかという話をしていたが何せ日本人にはあまり馴染みのない人形でどうにもメンバーの間でも話が盛り上がらない。 だからといってサンタの話をダイレクトにやろうともならず。 料理のことから少し切り離してなにか考えるのに、ちょうどいい題材だった]
(180) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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お待たせしました。 あさりとかぶをバターと白ワインで煮込んだものと、ソーセージとキャベツのトマトクリームです。
[相変わらず、料理名のない提供。 といっても、二人とも夜に来るのははじめて、のはず。 はじめての名前のない料理を、カウンターに置いた*]
(181) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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あ、はい。 すみません。
[ノートから顔を上げて、ペンを挟み鞄にしまい直す。 消しゴムをかけたわけでもないので机の上はひどく汚れているわけでもないが何となくばつが悪い。 頭上から降ってくる声>>173と共に、目の前に供されるカップの中には兎がいた。 対峙する相手にとって不足はないが]
…かわいい。
[思わずこぼれた。 そう言えば店の扉にも兎がいたから、この店のアイコンなのだろう。 まじまじと見つめ合うことしばし。 すっかり冷えたお手拭きで手を拭き直して、マグカップのつるに指をかけて。 うさぎのラインが崩れないようにそっと息を吹きかけて冷まし恐る恐る──ひとくち*]
(182) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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[さて、プリンを提供した二人はといえば。
はしゃいでた宅本さんがスプーンを手に取った瞬間、真剣な顔で静かになるもんだから、また吹き出しそうになるのを堪えるのに必死だったり。>>158
そして隣の桐野江さんはといえば。 あれ、視線を逸らされた?>>167 自分は何かしただろうかと、一瞬きょとりとしつつ。
二人の動向を見守っていれば、無言の感想。 味わっているのがわかるから、言葉なんていらないのだけど。やっぱり聞きたいのは、最後の一言。>>159]
……ありがとうございます。
[邪魔しないようにぽつりと呟いて。 はにかみながら、小さく頭を下げた。]
(183) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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[そして。>>170]
その言葉が一番嬉しいっすね。 ええ。作るデザートは、日によって違いますね。
こういう製菓って時間かかるんで、 なかなか目の前で作るわけにはいかないんすけど。 何かリクエストあれば、今度作っておきますよ。
[自分が昼シフトにいなくても、店長か店員を通じて言付けてもらえば伝わるはずだ。]
あと今日だと……あ。 メレンゲクッキーもありますけど、食べます?
[焼菓子だから包むこともできるし。 店長のOKがあれば深夜の仕事のお供に、テイクアウトもできなくはない。はずだ。**]
(184) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 01時頃
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[ちなみに、スイーツ担当でも自分は、ホットケーキミックスのお手軽さと万能さは否定しない派であるが。>>175 全部同じ味になってしまうから、使うのは初心者に作り方を教える時くらいである。**]
(185) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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ああいや、今忙しかったならもう少し後の方が良かったかな。
[慌ててノートを仕舞う仕草に少しだけ眉を下げる。>>182 何を書いていたのかまでは見えないし詮索をするつもりもないが、今時の若い子にしてはスマホやタブレットではなくちゃんとしたノートとペンを使うんだなと何となく仕舞う様子を目で追った。]
普段はランチタイムスタッフでね、こういう風に見た目を凝ることは中々難しいんだけど。
ヨウコソ "murmur coney"へ! ……っていう気持ちを兎に喋らせてみました。
[兎を裏声で喋らせるのは二回目。 どうにも芸の幅がない。
ゆっくりとスープを口にする彼女の反応が気になって、プレッシャーを与えるかなと思いつつも傍で見守っている。**]
(186) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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[眼前に並ぶ料理>>181は湯気の向こう、食べ頃のその身を揺蕩わせている。 見るだけで身体の芯から温まるようだ。]
エリカちゃんのオリジナルなのね。 美味しそう……それに、いい匂い。
それと、よければ取り皿をいただけますか?
[早速頂きたい気持ちを堪えて、もう一工程。 取り皿を受け取れたなら、宅本の方へ滑らせる。]
折角だから、食べない? プリンのお礼も兼ねて。
[一人ではできなかったことに、一人ではできないことで返そう。 必要あれば取り分けてから手を合わせ、スプーンへ指を伸ばした。]
(187) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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[器に広がるスープはお店の外装を思わせる淡い赤色。 銀色を沈め掬ったスープを、静かに口へ運んだ。 疲れた身体の芯から力が抜けるような、暖かくて優しい味が広がる。自然と吐息が漏れる。
次は、くたくたのキャベツの出番だ。 繊維までしっかり煮込まれた葉は、口に入れるだけで蕩けるようだった。この時期甘みの増したキャベツは格別だ。 トマトの酸味もクリームとキャベツの向こう、香草と共に僅かに顔を覗かせる程度だ。
主役と言っても過言ではない白いソーセージは、フォークで捕まえた。 野菜のお出汁をたっぷり吸ったお肉が、噛んだ瞬間弾ける。噛み締める度に肉汁が溢れて口内を満たした。 そのまま赤い海を漂う貝、コンキリエを口に運べば、もちもちした食感と小麦の甘みが加わって、相乗効果のように旨味が広がっていく。]
(188) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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はぁ……。
[染み渡る美味しさとは、この料理のためにある言葉かもしれない。 しみじみとした吐息と共に、エリカへ幸せそうに緩んだ微笑みを向けた。**]
(189) 2019/11/24(Sun) 01時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 01時半頃
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ッ。
[思わず唇を噛み締めた。 まさかだって飲もうとしていたところでうさぎのアテレコをされるなんて。 しかも裏声で>>186。
口に飲み物が入っている時でなくてよかった。
本当に。よかった]
(190) 2019/11/24(Sun) 12時半頃
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──いただきます。
[見守られる事に圧を感じながら、ゆっくりと、カップを傾ける。
舌が最初に感じたのは牛乳によるまるみ。 それからとても甘い。 とろっとして、柔らかくて、あたたかい。
もうひとくち。 ほのかに塩気を感じる。 何の香りだろう。
もうひとくち。 味が変わった。 草みたいな味がするのは、何でだろう。 理由が分からなくてカップを覗き込めば熱で姿のとろけた兎]
(191) 2019/11/24(Sun) 12時半頃
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───あ。
[ホロリと声が落ちた。
飲めている。 あんなに、心配だったのに**]
(192) 2019/11/24(Sun) 12時半頃
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桐野江さんは今も昔もお綺麗に見えていますよ。 ビックリ箱は、中身が分からない方がドキドキしますからね。
[訳知り顔で頷くのは、彼女の秘された腕白さ。>>160 真面目でしっかり者で美人だが、それだけで人気を築いていたとは思っていない。それでも気まずげな彼女へフォローを入れて。 ついでに当たっていたらしい予想には、ご自愛くださいね。と柔く労いを添えた。>>161]
プリン革命ですよね。 僕は甘い食事も好きなんですけど、このプリンはお腹を優しくノックしてくる気がします。 空腹の時って道場破りみたいに気が逸るんですが、それをまぁ、落ち着いて。って整えてくれるみたいな。
こんなに見た目お菓子なのに、包容力凄いですよねぇ。
[甘いし美味いのにそのシンプルさ故、口の中にプリン帝国を築かない。牧歌的なプリン共和国に関所はなく、ごはんらもフリーパスだ。胃袋自由貿易の始まりである。]
(193) 2019/11/24(Sun) 13時頃
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お酢じゃないす…? へぇ、あの穴、すって言うんですね。 つまり戸崎さんが好きなのはプリンスプリン、勉強になります。
[チーズの穴もす?なんて得たばかりの知識を咀嚼し、料理の仕上げに掛かってくれる手元を眺めた。>>171>>175 プロの料理風景というのは妙に心が踊る。]
クッキー。 僕、これからの時期にツリーに飾るオーナメントのクッキーが好きなんですよ。あれ、作り方が違うんですかね。 普通のと違った味がする気がします。
[製菓店でもあまり売られていないから、自身が手にする機会はないが。クリスマス・プラシーボだと言われても納得は出来るものの、きっと今がチャンスだ聞いておきたい。]
(194) 2019/11/24(Sun) 13時頃
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蕪餅か。 またまた珍しいものが出てきた。
[>>179大根餅の亜種といったところ。 瞬時に頭の中でそろばんをはじく。売り物になるのか。ただの癖だったが。]
いいつまみになるな。
[強いて言うならビールにお供にはもう少し味の強いものが好みだったが、ソーセージとセットであることを思えばこれが正解なのかもしれない。 それに好みを別にしてしまえば味は文句なく美味い。 バター風味のソーセージを口に運びビールを呷る。 いいお供があれば必然的に酒も美味い。]
……飽きさせないな。
[頼めば出てくるアレンジ料理は実に客を楽しませてくれる。]*
(195) 2019/11/24(Sun) 13時半頃
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[すこしプリンが落ち着かせてくれたお腹は、暖められて立つ香りに期待値を加算させる。眼前に配膳されるともう堪らない。>>181]
あさりの酒蒸しEXですね。 蕪とあさりが良い酔い方していますねぇ。
[喜ぶ瞳は見開き気味。 悪魔的なワインと磯の香りに夢中になる最中、隣から声を掛けられ。>>187]
じゃあ、僕のもシェアしましょう。 僕、そのククッって丸まったお洒落マカロニ好きなんです。 [美味し糧を分かち合う縁。 オイルソースはみんなのヒーローだが、トマトソースだってスーパースター。それに卓上に皿が増えると満腹中枢が刺激される気がする。]
(196) 2019/11/24(Sun) 13時半頃
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[そうして分け合う二皿。
己がまず匙を沈めたのはあさりと蕪が漂う浅い海。 でっぷりと太ったあさりは蕪の厚みに負けてない。 口腔へ運ぶと崩れる食感と歯列を弾く貝の旨味に歯が喜んだ。染みたスープに舌が喜ぶのはその後。]
――――…美味しくって、温まりますねぇ。 ねぇ、これ、バケット足ります?
[ほんのり温かいバケットは匙にも使える。 あさりをひょいと乗せて口腔へと船出させ、主食と副菜の役割を完璧にこなすコラボに眼を閉じた。]
(197) 2019/11/24(Sun) 13時半頃
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貝にはぷりっとしたものと、キュッとしたものとあると思っているんですが、これはぷりっと部門最高峰ですねぇ。
[独り言のように舌鼓を打ち。 傍らの彼女に酒蒸しEXも勧めつつ、勿論トマトソースにも手を伸ばす。
貝殻型のパスタの正式名称は知らないが、絡めるまでもなくソースを内包しているのが小憎い。まるでパスタ界の母だ。 ならばこの立派なソーセージは大黒柱の父か。 働き盛りにキャベツを乗せてひとくち。
―――― 家族団らんの味がする。]
(198) 2019/11/24(Sun) 13時半頃
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……、…………えっ、リクエストですか?
[しばし、分け合う皿に熱中していたが、精度の良い耳がお得情報を拾う。>>184]
なんでも…?
[第二回の秘密作戦会議の勃発である。 宇都木へはお土産のメレンゲクッキーを強請ってタイムを発動させつつ。見やるのは桐野江と戸崎の顔。ちょっと真剣な面持ち。]
僕、宇都木さんの本気マカロンとか気になります。 お二人は?
[やっぱり片手を口元に立ててひそひそ話風。 うさぎの巣穴のうさぎたちより、内緒話が多い客であった。*]
(199) 2019/11/24(Sun) 13時半頃
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[はっきりとして澱みない有馬さんの声。>>195 だけど。ちょっとばかり、ひっかかった。]
んー。もしかして、物足りなかったっすか?
や、なんかそんな感じがしただけなんで、 違ってたならすみません。
[たぶん、以前昼に会った時だけなら流してしまったかもしれないけど。今は、カズさんの料理を前にした反応を見てしまったから。>>130
口にしてくれてるし、不満があるわけじゃないだろうけど。 なんていうか。]
客観的意見より、有馬さんがどう思ったかを もっと聞いてみたいんすけど。 教えてくれます?
[カウンターごしに、じっとその顔を見つめてみた。*]
(200) 2019/11/24(Sun) 14時半頃
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[これは……ウケた、のだろうか。>>190 唇を噛んだ少女を見ても、内心までは読めなかったが。
わかりやすく感情を表さず言葉にもしない彼女は、己の視線があれば気に入らなくても無理して食すのではという危惧もあったが、一口目と二口目に然程間が開かなかったのでひとまずほっとする。 がっつりした味を好む人には少し素朴が過ぎるかもしれない塩気と香辛料の少なさは、飲食店では中々冒険レベルであるが、濃い味付けが好みではない人にとっては野菜が持つ「旨味」がしっかり感じられるようになっている。]
……良かった、じゃあ、ごゆっくり。
[呟きを拾って、口に合わなかったなんてことはなかったのだと此方もホッとする。>>192 望むならおかわりも出来るが、まだ飲み干していない内は言い出さずに。 恭しくお辞儀をして、少女の前を辞した。*]
(201) 2019/11/24(Sun) 15時頃
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[さっきカズさんから任せられたから、ってわけでもないけど。>>172 美味しい顔を知ってるならさ、もっと見たくなるものでしょ。
そういえばテーブル席に向かうその先輩店員から、やわらかいスープの匂いがしたけど。 あれからの女の子の様子は、どうだろう。
ちらっと見たのが、顔に似合わない裏声の瞬間で。>>186 思わず、ぐ、と喉に力を込める羽目になったけど。
遠目でも女の子の表情から困惑が減って見えて、ホッと目を細めた。>>191*]
(202) 2019/11/24(Sun) 15時半頃
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[宅本さんの確認する声には、こくりと頷き。>>199]
ええ、なんでも。 一般的にあるお菓子なら、大概作れますよ。
[何やらひそひそ会議が始まったのが見えて、口元が緩む。 さっきのプリン会議は聞けなかったけど。 今は自分もカウンターにいるから、ちゃっかり聞いてますとも。]
……そう言えばマカロンは、 ここじゃまだ作ったことないっすね。
[作り方はさほど難しくないのだが。 唯一の問題があるとすれば、時間だろうか。 合間の寝かせる時間もあるし、何よりあれは食べごろになるのが出来上がった翌日以降なのである。
でも要望があるなら、久しぶりに作ってみるのもいいかもしれない。ここは、桐野江さんとエリちゃんのご意見も聞いてみたいところ。*]
(203) 2019/11/24(Sun) 15時半頃
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[ビールを飲むときは一気に呷る。苦みと炭酸の刺激で口と喉を拭うように流し込む。だから、ビールのお供はやや濃い口のものが好みだった。他の酒ならばまた別の話となるが。]
……そうだな。 好みでいうならもう少し濃い味のほうがビールには合う。
[>>200強烈なライバル意識だろうか。それとも嫉妬か。なるほどと得心する。いい人材が育ついい環境の様だと。]
もちろんこれに不満はないさ。 充分、酒も進む。
[そういってジョッキに半分ほど残っていたビールを喉に流し込んだ。]
次を……頼もう。 日本酒とそれに合うつまみを。 銘柄はまかせる、すっきりした飲み口のほうが好みだ。
[さて、次は何が出てくるのか。実に愉しみだ。]*
(204) 2019/11/24(Sun) 15時半頃
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[普段と変わらぬトーンで発される宅本>>193の言葉に、片手で口元を覆う。 反対の手のひらを相手に向け、その影に隠れるようにしながら視線を逸らした。]
あ りが、とう。 あの、もう十分伝わったから。
大丈夫。ありがとう。
[しまった。ありがとう二回言った。
暖かな室内、美味しい料理の香り、人々の穏やかな話し声、予想していなかった人との再会。 染み渡るような温度に空腹と疲れを抱えた身体の力が抜け、気を抜くと頬がだらしなく緩んでしまいそうだった。 労いには手のひら越しに頷き、小さく咳払いをしてから姿勢を正す。]
(205) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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突き抜けるくらいに甘いプリンもいいけど、 こういう柔らかい味も好き。 今まさに、私が落ち着かせてもらったところです。
食事の後なら、 料理の味を打ち消さない優しい余韻をくれるんだろうし、 食事の前でも、こうして優しく次へ繋いでくれる。
宇都木さんのプリンは、他の料理と共にあるみたいね。
[脳裏に広がるのは、ご飯とプリンが固く握手を交わしている姿。カメラのフラッシュが眩しい。 エリカの料理を待つ間、暫くプリン談義に花を咲かせるとしよう。*]
(206) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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[淡い赤と深い白。 二つの深皿を前に、一人ではできないシェアの選択肢。]
それじゃあお礼にならない気もするけど……。 残念ながら、魅力的なお誘いを断る強さはないんだよね。
[お言葉に甘えて、隣人>>196の白を分けてもらおう。 まずは自身が注文したトマトクリームに舌鼓を打つ。]
お洒落マカロニ、私は貝殻のパスタって呼んでる。
[美味しいものは好きだが、薀蓄を語れる知識はない。 ただ食べて、美味しくて、また食べたくなって。 自身にとって食事とは、とてもシンプルなものだ。
余談であるが、フェットチーネ>>0:36のことも普段はリボンのパスタと呼んでいる。 相手が話した単語をさも使い慣れているかのように話すのは、大人の得意とするところであった。 料理の美味しさに緩んだ口は、そんな常套手段さえ忘れてしまったけれど。]
(207) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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間違いなく足りなくなるね。 それ、バケット泥棒だもの。
[宅本>>197に同意しながら、蕪とスープを口へ運ぶ。]
……!
[――この蕪、消えた。
たっぷりと煮込まれた蕪は、くたくたのキャベツ以上に柔らかく、歯を使わずともスープに溶けて仄かな甘みだけを残していく。プリンよりとろとろだ。 そこに肉厚なあさりの身とバターが加わることで濃くなる旨味が、バケット泥棒の正体である。 あさりの出汁が一役買っているのは言うまでもない。]
(208) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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[二つの料理を交互に、時には一途に味わう。 白いソーセージから広がる香りを堪能していた頃、リクエストという単語>>199に反応して食事の手を止めた。 深皿の中は量を増やしてもらったにも関わらず、随分と嵩が減っていた。]
なんでも。
[プリン共和国は民主主義。 国民の一人から視線で召集を受け、少し距離を詰めながらエリカを手招きした。]
マカロンいいね。 私はアップルパイも気になる。
[この季節、どうしても食べたくなる味だ。加熱された果肉の甘酸っぱさがたまらない。 抹茶のムースもリベンジしたいが、千里の道も一歩から。デザート制覇も一品から。何事も焦りは禁物である。 釣られて声を潜めるが、近くにいる宇都木>>203にも聞こえる程度の緩い内緒話。]
え、マカロンまだなんですか? それは食べたくなっちゃう。
[新しいデザートの誘惑に迷いを滲ませながら、エリカの意見はどうだろうかと視線を向けた。*]
(209) 2019/11/24(Sun) 16時頃
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あーなるほど…… 濃いめなら、甘辛だれかけてみたら違ったかも。 ん、好み覚えておきますね。 ありがとうございます。
[そういえば、海の向こうは濃い味が多いよな。なんて納得しながら。
それにしても、見てて気持ちいい飲みっぷりだ。>>204 改善点と有馬さんの好みを記憶の端に留めつつ、調理の合間みるみるうちに空になってくビールを見ていたら。
追加された注文に、ちょっと目を丸くして。]
──はい。 日本酒とつまみ、承りました。
[もう一品作らせてくれる声に、ニッと口端をあげた。**]
(210) 2019/11/24(Sun) 17時半頃
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[ニっと自信ありげに笑みを浮かべるウツギ。
──── 面白い。
今度はどんなものが出てくるのか。その不敵な笑みに心が躍る。]
楽しみにしてる。
[ビールとはまた違う。 日本酒には日本酒の肴。それをこの男がどうするのか純粋に楽しみだった。]*
(211) 2019/11/24(Sun) 20時半頃
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プリンスプリン……なんだか、王子様みたいな感じですねえ。
[最後の一手間を加える間、愛しのプリンに名前がついた>>194。 この間も玉ねぎとじゃがいもに人格がついたのを思って、お硬い人ではなさそうだな、という印象>>0:114は深まるばかり。 もっとも、これまでのやり取りでその印象はとっくに都心の地下鉄より深くに行っているのだけども。]
クリスマスツリーというと、ジンジャーブレッドですかね? わたしもほとんど食べたことないですけど、生姜と他にもスパイスを入れて焼くんですよ。 だからじゃないですかね、味が違うの。
[チャンスと思われてるとは露知らず、乏しい知識を披露した。 お菓子のことはきっと、宇津木のほうがずっと詳しい。]
(212) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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オリジナル……というのはなんだか、くすぐったい感じがしますけど。 でも、そうですね、そうなります。 夜に出ているものは、そういうものばかりですよ。
[>>187取皿を、と言われてすぐに意図を察し、こくり頷いた。 深さのある白い器と、取り分け用の大きなスプーンを二つあわせて二人のもとへ。 どちらもあたたかくやわらかい味付けではあるものの、毛色の違うもの同士。 せっかくなら両方を、と思ったのは作った側も同じだった。]
(213) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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ごゆっくり、どうぞ。
[そうして二人の目の前を一歩離れ、さっと洗い物に向かう。 それでも舌鼓打つ声>>189>>197>>198が耳に届けば、自然と口元は微笑みに弓なった。
自分の作った料理で人が喜ぶのは、どうしてこうも嬉しいんだろう。 この店にいると、その嬉しいがあちこちから降ってくる。]
(214) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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……?
[なんて喜びを噛み締めていれば、視線と手招きで呼び込まれた>>199>>209。 曰く、宇津木へのリクエスト相談サミットだと。 逸る思いにそわそわ混ざれば、マカロンやアップルパイといったすてきなラインナップがすでに並んでいた。 しかも、マカロンはまだこの店で出ていないなんて聞いたら、余計食べたくなる、けど。]
わ、わたし、モンブランが食べたいです……!
[メレンゲクッキーを見てからというもの、心の中にあった一品を口に出す。 ふんわり軽いメレンゲ土台に絞られたマロンクリーム。想像するだけでも心躍る。 実は結構手間がかかるものというのは知っているけれど、好物なのもあって期待を込めて宇津木を見てしまったり*]
(215) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
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[キッチンに戻ったところで聞こえてきたのはバゲットの不足を危ぶむ声。>>197>>208]
焼いとこうか、バゲット。
[匙代わりにするなら薄くバターだけ塗るけれど。
少しだけ考えて、乾燥ポルチーニを戻し、バターとすりおろしにんにくを混ぜて塗ったものも焼いておいた。 ポルチーニの香りだけ、横で焼くバターバゲットに移して、食事の味覚は邪魔しないように。]
(216) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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[自らハードルを上げてしまったことに気づかず。>>211]
んー。日本酒のつまみかー……。
[製菓中心にやってきた自分は、手際の良くて経験豊富なカズさんや、アレンジ力の高いエリちゃんに比べると、まだまだという自覚はある。 それでも、厨房に立つからには満足してもらえるものを提供したい。
日々刺激を与えてくれる同僚と客に囲まれていれば、尚更のこと。]
(217) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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[味噌の隠し味を見抜くくらいだ。和風の調味料も食べ慣れてるとみた。
悩んだ末、取り出したのは鶏ムネ肉。 時短のため、表面に浸み込みやすいようフォークで穴をあけたなら塩麹を揉みこみ、しばらく漬けておき。 次に用意するのは、ペースト状に叩いた梅肉と鰹節。これをボールで混ぜ合わせていく。
あとはアルミホイルの上に、広げたムネ肉、シソの葉を順に置き。梅鰹節ペーストをたっぷり乗せてくるりと丸めて包んだなら、フライパンの上へ。 アルミホイルの周りに水を入れて蓋をして、蒸し焼きに。
女性に出すならチーズを入れるのもアリだけど。 今日はその代わり鰹節で旨味をより引き立たせる作戦だ。]
(218) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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[肉に火が通ったのを確認して、アルミホイルから取り出した筒状の肉を切り分けていき。 塩麹でふっくらやわかい白い肉の断面が見えるよう、皿へ盛りつけたなら仕上げに塩胡椒と青ネギを少々。
日本酒の銘柄は有名なものしか知らないので、淡麗辛口のものを選び。 キリッと冷やして、有馬さんの前へ。]
日本酒と、鶏肉の梅シソ包みです。 ……どうっすか?
[さっぱりめに見えるけど梅干しの酸味がガツンとくる一品は、彼の好みには合うだろうか。*]
(219) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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[数枚目のバケットが口に吸い込まれ、いよいよ在庫が危うくなってきた。 そんな時にかかった声>>216は正にベストタイミング。 口元を軽く拭ってから顔を上げる。]
乙坂さん。
[慣れない夜の、見慣れた姿。 彼を見ると、ここがいつも通う店だということを改めて実感する。 宅本の意見を伺いつつも、ほんのり眉尻を下げておかわりをお願いした。]
夜、珍しいですね。 今日はいらっしゃらないと思ってました。
[バケットにバターが染み込んでいく様子を眺めながら、迎えてくれた時>>82の言葉に同意するように声をかけた。*]
(220) 2019/11/24(Sun) 21時半頃
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[ポルチーニトーストはワインや甘めの果実酒に合うのだが、有馬はどうやら次に選ぶのは日本酒のようだ。>>204 それでは此方はワインを注文する別の客に提供した方が良い。 牛肉のリクエストがあった客にローストビーフを出す時に一緒に提案しよう。 日本酒の銘柄もツマミも直がはりきっているのでそのまま任せて。
手際よく出来上がる鶏肉の梅シソ包みの断面を店員特権でいち早く見れば、思わずほうと感嘆の息。>>216]
綺麗だな、ロールケーキ思い出す。
[食べればそれは蕪餅から続く和の美味だとは知っているけれど。 デザート担当は見た目のセンスがそもそも良いのだなと、運ばれていく皿を微笑みで見送った。]
(221) 2019/11/24(Sun) 21時半頃
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昼を辞めた訳じゃないんだけど。 こっちで色々挑戦してみたくなったから、期間限定で夜入らせて貰うことになったよ。
[>>220熱々のバゲットを皿に並べて二人の間に置く。 シェアをする二人は見ていて微笑ましい。]
今日は結構注文頂いてるようだから、今度は是非「パスタじゃない俺」も指名して貰えるかな。
一人でも、 ――またお二人でも。
飲み物は?足りてる?
[レモン水は二人ともに補充して、バゲットを摘まんだ後に拭く用に新しいおしぼりも用意して。 空いた皿を下げるついでにドリンクの意向を尋ねた。*]
(222) 2019/11/24(Sun) 21時半頃
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[その間もプリン共和国サミットは順調な様子。>>209 抹茶のムースもまた作るつもりだけど。]
アップルパイもちょうど林檎の季節っすね。 他に林檎のデザートといえば、 焼き林檎もおすすめっすよ。
[パイにせずコンポートのままでも美味しいし、ジャムにしてもいいかもしれない。 林檎のデザートのレシピが頭の中に浮かぶままあげていたら。
いつもおっとりしてるエリちゃんの、前のめりな意見に目が丸くなって。>>215 ふ、と小さく吹き出した。]
へー、モンブランが好物だったんだ。 知らなかったなー。
[期待の籠った視線に、勿論できるよ、と頷きながら。 珍しい姿に、しばらくくすくす笑っていた。]
(223) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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[そして有馬さんに提供する直前、褒める呟きが聞こえたなら。>>221 くすぐったそうに少しだけ喉を震わせて。]
カズさんはデザートのリクエストありますー?
[プリンサミットに便乗して、聞いてみようか。 あと店長にも聞いてみたいとこだけど。*]
(224) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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良かった。 また乙坂さんのパスタが食べられるんですね。
あ、もちろん夜も嬉しいんですけど。 挑戦、素敵だと思います。
[仕事に打ち込む身として、挑戦する気持ちは共感できる。 安堵の笑みと共にバケット>>222を迎え入れれば、バターやにんにくの向こうに広がるポルチーニの香りを楽しむように目を閉じた。]
ふふ、もちろん。 当分お昼は仕事で潰れちゃいそうだし、また夜に来ます。
乙坂さんの料理を食べに来ますから、 次はいつも通り呼んでくださいね。
[次の話に瞬きを繰り返してから、微笑みながら頷いた。 最後に悪戯っ子みたいな顔で、ささやかなお願いを付け加えよう。 宅本に飲み物をどうするか尋ねてから、自身はペリエをもう一杯お願いした。*]
(225) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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何。言えば俺用に作ってくれんの? 夜シフト最高だな。
[プリンもマカロンもモンブランも食べたい。 先日のムースも絶品だった。]
(226) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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そうだな、今日作ってくれんならどら焼き。 俺が帰って作ろうと思ってたんだ、こいつで俺の夜シフトデビューを祝う為に。
[選んだのは和のスイーツ。 指さしたのは、紅甘萬という日本酒の銘柄。 これが有馬にも言った「あんこに合う日本酒」だ。
珍しい銘柄が置いてあるのは店長に乙坂が掛け合ったからである。 デザート担当の新人が入ってきたと知った時、彼のデザートに合う酒を出したかったから。
それを1本自宅用に購入させて貰って、今日の閉店後は酒盛りの予定。 そこに直のどら焼きがあればきっと素晴らしい時間になるに違いない。*]
(227) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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ものが残るお礼も素敵ですが、 僕は気持ちが残るお礼も好きです。
ひとりで食道楽を満喫するのも、それはそれで趣があるんですけどね。ラーメン屋とか。
[シェアを喜ぶ言葉は本音。>>207 席数に合わせてロットで回転させるような、戦場めいたラーメン屋も好んでいるがそれはそれ、これはこれ。]
……ああ。 確かに何かに似てると思っていたんですが、これ、ほら貝ですね。
[貝殻と聞いてようやく長年の謎が間違った方向に解ける。 匙の上ではソースに染まったほら貝がひしめき合い、勝鬨を挙げている。なるほど、と納得しパクリ。]
(228) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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バケット泥棒と花泥棒は無罪ですからね。 今週はジムをさぼりませんと誓いを立てて、追加行きましょう。
[ソースを拭える気安さもmurmur coneyの気安さ。僕も行きます、とプリンの時と同じく頷けば、手際の良い彼女のオーダーは早い。>>220 ちなみに目端の利くシェフの判断はもっと早い。>>216 ……矢継ぎ早である訳ではないのに、サーブを待つタイムラグがない。]
乙坂さんはまるでコンマスですねぇ。 [美食を咀嚼し、素直に感心する声が零れる。気を利かせた一手間も嬉しい。]
(229) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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依頼人から貰うこともあるんですよ、マカロン。 最初は麩菓子みたいなものだと思っていたんですが、全然違って。 しっとりしてるのにサクグシャ。 このサク、とグシャの間が短ければ短いほど僕好みです。
[マカロンプレゼンは身振り手振り。 作り方も難度も全く分からないが、理想のプリンを作り上げた宇都木には信頼と実績がある。>>203
己の希望を語っている間は、マカロンしかない! ―――― そんな自信があった。だが、ふたりのリクエストを聞けば芯が揺らぐ。アップルパイにモンブラン、そんな秋なら自分だって見つけたい。>>209>>215]
お二人とも季節も考慮するなんてお強い…。 僕だってトロトロの林檎も、ちょっと硬めの甘露煮も大好きですよ。
……少しお待ちくださいね、平和的に解決します。
[弁護士バッジを胸元に光らせているが、己が戦う場所は法廷だけだ。]
(230) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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ん、昼シフト希望が急増してあぶれたらこっちに回ることもあるかもだけど、この規模の店じゃそうスタッフも増えないだろうし。 やっぱり色んなパスタ作ってる俺が俺自身もしっくりくるし。
ありがとう。頑張ってる人を見たら、勇気が貰えたからね。 ……店長に聞いた、昼に来れなかった間、大きな仕事頑張ってたって。 だから、 …貴女も、俺に勇気をくれた一人だよ。
[また少し、呼ぶのを言い澱んだら、彼女の方が上手だった。>>225]
……参ったな、カコちゃんほんとイイ女。
[ペリエを注いだグラスに、苦笑した顔が映る。 コトリと置いて、「引き続きごゆっくり」と声を掛けた。]
(231) 2019/11/24(Sun) 22時頃
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コンマスって……オーケストラで指揮者の横でバイオリン弾いてる人ですよね。 そんな立派な職業に例えられると照れるな。
[>>229カウンターの男女が同級生であるという件は知らないので、宅本が自分より年下というのも知らないが、カコに対しての口調と異なるのは単に知り合ってからの期間の問題だ。
胸のバッジはたゆまぬ努力の証、そんな彼がスイーツの話でウキウキしているのはギャップが強くて可愛らしい。>>230 此方が敬語を外すのも時間の問題かもしれない。]
(232) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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僕も和菓子は少し考えたんですが、 宇都木さん、本当に何でも作れるんですねぇ。
[しみじみと世間話に口を挟みつつ、懐から万年筆と事務所のロゴが薄く入ったメモ帳を取り出す。 几帳面に線を縦に三本引いて、左からマカロン、アップルパイ、モンブランと丁寧な字で綴る。 ついでに横線も何本か引いて、
くるりと背後を振り返る。
別段、強要することではないが今ならリクエストのハードルは下限まで下がっている。 蕪のスープに落ち着く少女だとか、杯を重ねる男性だとか。声が飛んでくれば線を縦線を増やそう。
―――― 人類の全員が己ほど図太い神経を持っているとは、まぁ思わなくもないが。]
(233) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[ともあれ、書きあげたるは謹製あみだくじ。 端っこをちょこちょこ折って当りを隠し、カウンターに乗せようか。]
お待たせいたしました。 よろしくお願いいたします。
[丁寧に旋毛を見せて頭も下げつつ。]*
(234) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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何言ってんすか。 お客さん用に決まってんでしょ。 カズさんがまた客としてくるなら別っすけど。
[しれっと何度か夜に偵察きてたことを持ち出しつつ。>>226 まあ作れば、試食や余りはおそらく先輩店員の腹に収まることになるだろうけど。]
(235) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[呆れ顔になりつつ。 指差した先にある日本酒を見れば、きょとんとして。>>227 前に聞いた話を思い出し、目を輝かせた。]
え。これ、どら焼きに合う酒なんすか? なにそれ、すげー気になる。 俺も飲んでみたいっす。
[デザートに合う酒も確かにあるし、ワインやカクテルなら飲んだこともあるけど。 日本酒はまだ飲んだことがなかったから、興味津々で。 あわよくば、ちょっとだけ試飲させてもらえないかと、ちらっとカズさんを見てみた。
そんな下心は抜きにするとしても。]
……まあ、デビュー祝いってことなら特別っすよ。 終わったら、どら焼き作ってあげますね。
[俺からのお祝いになるなら、喜んで。*]
(236) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[宅本の言葉は、暖かい。
ものが残るお礼は素敵。気持ちが残るお礼も好き。 食事をシェアするのは良い。ひとりの食事も趣がある。
何事も柔らかく受け止める彼が学生時代、男女問わず友人が多かったのも納得できる。 彼の隣は、居心地がいいのだ。 いつの間にか戦場と化した器の中、ほら貝に一騎討ちを挑む姿>>228を楽しそうに見つめる。]
ジム、最近行けてないなぁ。 美味しくいただいた分は、しっかり動かないとね。
[そろそろ食べれば食べるだけ、になって来た年頃。手元の料理に視線を落とすも、口へ運ぶ動きは止まらない。 宅本>>229の同意を得られれば、テキパキと注文を済ませる。]
乙坂さん、周りがよく見えてるんだよね。
[忙しいお昼時の手際の良さを思い出す。 次のイベントがあるコンサートホールを思い浮かべながら、宅本の乙坂評に同意を示した。*]
(237) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[こちらプリン共和国、カウンター前。 宇都木へのリクエストという議題の下、真剣なディスカッションが続く。]
焼き林檎……! 私、林檎とシナモンの組み合わせが好きなんですよね。
[そのまま食べるなら梨、調理したなら林檎。秋は果物の美味しい季節でもある。 宇都木>>223の提案に、声が弾むのを抑えきれない。 エリカ>>215の心踊る様子に共感するように笑みを浮かべる。]
あ、栗もいいなぁ。 エリカちゃんがそんな風に話すなんて珍しい。 宇都木さんのお菓子、美味しいものね。
[宅本>>230の身振り手振りのプレゼンは普段会議の際の癖が滲み、じっと目を見つめて聞き入っていた。 サクと歯触り良く、グシャと口溶ける。マカロンの良さを語る姿に賛同の頷きを繰り返す。 三者三様、一進一退の攻防の中、宅本のバッジが店内の照明で煌めいた。]
(238) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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いいな。
[梅の酸味、紫蘇の香りと鰹節の旨味。 シンプルだからこそバランスよく味つけられた胸肉が日本酒によく合う。]
酒が………美味い。
[ぐっと酒を呷るとニヤリと口の端を上げてウツギへと。合格であることはそれで伝わるだろう。 美味い料理に、美味い酒。これでいい女でも横にいれば、と思うのは流石に贅沢な話。]
(239) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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[日頃、依頼人の為に振るう腕>>233が万年筆を握る。 ロゴ色のメモ帳に走る線に首を傾げていると、続く聞き覚えのある言葉たち。]
あ。
[意図に気づいて漏れた声を、慌てて手で覆うように遮った。 完成したあみだくじがカウンターに乗る頃には、学生に戻ったような楽しげな顔で宇都木を見つめている。]
宇都木さん、お願いします。
[頭を下げる姿>>234に続いて、お願いで援護した。*]
(240) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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それさ、俺が食いたいモン言って作って貰ったところで売切れたら俺が食えねぇんだから余計辛くね? 客として夜来るのは暫くねぇし……
[呆れ顔に、むぅ、と唇を尖らせて抗議する。>>235 けれど、その呆れ顔が日本酒を見て輝くのには思わず噴き出した。>>236]
元々は「もみじ饅頭に合う酒」ってのがコンセプトらしいけどな。 何年か前に土産でもみじ饅頭と一緒に貰ってさ、最初に飲んだ時は日本酒にしてはかなり甘くてびびったんだけど、もみじ饅頭を齧ってあんこ舌になってるとこでもう一杯飲むと、今度は酒自体の甘味が嘘みたいに消えて後味すっきり爽やかになんだ。 だから、どら焼きなら同じ感じで味わえそうだな、と……。
[期待の目。 犬みたいだなと思う。]
(241) 2019/11/24(Sun) 22時半頃
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店じゃ飲む訳にいかねぇだろ。 ほんとに今日作ってくれんならお前うち泊まれよ。 飲ませてやるし。
モーニングコールだってしてやるし?
[先日の話題を持ち出して、クッと口角を上げた。 因みに自宅は徒歩圏内の単身者用マンション。 夜シフトの店員が終電を逃したとかで泊りに来ることもあるので人を泊めることには慣れている。*]
(242) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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いえいえ、僕が料理に詳しくないから比喩になってしまって不勉強がお恥ずかしいです。 貴方のお蔭でとても居心地が良いとお伝えしたかったのです。
[供されたあつあつのバケットが人肌に近づく料理をまた生まれ変わらせてくれる。何口食べてもやはりまた美味しい。>>232]
桐野江さんは昼の常連だったんですね。 僕はベーカリーな乙坂さんしか知らないから、少し羨ましいです。
―――…ああ、僕は温かい烏龍茶をいただけますか。 出来れば渋いくらいの。
[そろそろ食事も終盤戦。 追加するのは三十路らしい一杯。
よく食べ、良く喋る。法曹界の雄である気配は欠片も見えず、彼と目が合えば、またテイクアウトの件もお願いします。と双眸を撓めた。]*
(243) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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[そして杯が空になると立ち上がった。 気分がいい。 挑戦的な店員、その態度に違わぬ期待通りの料理。]
会計を。
[短く告げて自らコートと帽子を取った。]
美味かった。 またそのうち来るとしよう。
[年末までは日本に滞在する予定だったから。きっと二度か三度くる機会もあるだろう。]
(244) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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乙坂さんといえばパスタですけど、 夜に違う料理も頂いてたら印象が変わるかも。
しっくりくるものが増えるのもいいものですよ。 だから、応援してます。 乙坂さんの挑戦が、道を広げてくれるように。
[自分といえば、というものがあるのはすごいことだ。 その場に立ち続けていてもいいのに、新たな可能性に挑む姿は尊敬に値する。 目標へ邁進する同士としてエールを贈ると、彼>>231の口から思わぬ理由が飛び出した。]
(245) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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え。 あー……え? 私ですか? 確かに芙蓉さんにお話してましたけど……そっか。
そっかぁ。
[ポカンと開きかけた口を手で押さえ、意味を咀嚼するまで数秒を要した。 じわじわと実感が湧いて来たのか、押さえる為の手は浮かぶ笑みを隠す役割に変わる。]
乙坂さんの背中を押せたなら嬉しいです。 いつも私が頂いてばかりだと思っていたので。
[美味しいパスタも、慣れないけれど嬉しい呼び方も、また頑張る元気をくれるもの。 そんな彼に勇気を贈れた一人になれたことに、グラスに映る苦笑とは対照的な晴れやかな笑みを浮かべた。
イイ女らしく、余裕を持って。 驚いて赤くなった耳は、髪の下に隠されている。*]
(246) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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……安心してください。 この店では自分の年齢は決して吐きません。
[何か閃くように添える語。>>237 自身と彼女は同級生、ならば年齢もイコールだ。 体型をはじめとして人生の色んなカーブに差し掛かる三十路峠、女性ならば尚のこと。ポーズではないひそひそ声で十字を切って誓いを立てる。]
あぁ、すこし桐野江さんと似ていますよね。 良く気が付くところとか。
僕にはない能力なので感心しきりです。
(247) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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ちょっと焦がしたシナモン、良いですねぇ。 向こう三軒はお腹を鳴らしてやるぞ、って強い意志を感じます。その上、アップルパイの中身がトロトロかシャキシャキか考えただけでもう…。
[マカロン政権は完全に迷走中。 和梨も良い、林檎も良い、サクサクのパイも好きだ。 移り気な気持ちと、甲乙つけがたい選択肢。
けれど、己が弁論で捻じ伏せるのは検察だけ。 法廷以外では平和主義者を気取って決着をつけよう。
―――― マカロンなら嬉しいし、 アップルパイなら美味しい、 モンブランなら幸せ。
実のところ、何が選ばれても得しかない。 きっと彼女もそれは同じだろうと察するから、安心して議論も弾んだ。]*
(248) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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[そんな賑わうカウンターでも。 しっかり聞こえた短い感想に、くるんと顔がそちらを向いた。>>239
ニヤリと笑うハーフ顔を見れば、目を見開いて。]
……ありがとうございます。 はー、よかったー。
[有馬さんの短い一言に、安堵と嬉しさで胸をなでおろしてしまった。
自分で思ってた以上に、緊張してたらしい。 さすがにそれを今日は隠せていないことに気づいて、照れたように頬をかき。]
またのお越し、お待ちしてます。
[会計を済ませて翻る黒いコートには、頭を下げて見送ろう。*]
(249) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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[そしてこちらはサミット終盤。]
あーわかります。 サクサクなのにしっとり感、たまらないっすよね。
[なんだろう、この曖昧なのにわかりやすいプレゼンは。これが法律の先生の力なんだろうか。>>230 なんて変な所に感心しながら、うんうんと頷き。 アップルパイとモンブランについても、丸っと同意なのだけど。]
さすがに、一度全部は作れないっすねー。
[できないことはないが、おそらく食べきれない。 選ばれなかった残りは、次の開店記念パーティーに用意してもいいかもしれない。そんなことを考えつつ、ここはひとまず平和的解決を待つことにしよう。]
林檎とシナモンの組み合わせも最高っすね。 はは、さすがに和菓子は簡単なものしか無理っすけどね。 専攻も前の職場も、洋菓子がメインだったんです。
[はずんで色んなとこに飛び火する話題をつまみながら。>>233>>238 さて、どうやって決めるのかと見ていたら。]
(250) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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……え。これ、俺が選ぶやつなんです?
[カウンターに乗せられた、数本のあみだくじ。>>234 思わず自分で自分を指差して、サミットの面々の顔を順に見てしまった。
えっ桐野江さんまで? なんか面白がってない?>>240]
(251) 2019/11/24(Sun) 23時頃
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もう、しょうがないっすねー。 どれになっても恨みっこなしっすよ?
[無言の圧に押されて、しぶしぶ。 ど・れ・に・し・よ・う・か・な、と子供の頃によくやったフレーズを口ずさみながら指で追っていき。]
よし、これに決めた!
[びしっと指差した線の先は、2。 1:マカロン 2:アップルパイ 3:モンブラン*]
(252) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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ウツギは、ヤカモトにあみだくじを見せて確認してもらおう
2019/11/24(Sun) 23時半頃
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――その頃赤の女王は――
[表の話し声をBGMに事務作業に勤しんでいた手を止めて、大きく伸びをする。 ふぁ、とこぼれ出てくるあくびを噛み殺した。
しばらく前から、少しばかり忙しい。 と言っても、幸か不幸か人の入りはたいして変わらない。 少しばかり事務作業が多かった。]
(253) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[例えば、テイクアウトのための容器の発注だったり。 開店一番の常連が毎度サンドイッチをテイクするぶん、触発されて少し増えたサンドイッチ注文をさばくためのパンの追加だったり。 昼の顔が今度は夜に出る分のシフトの調整だったり。 名刺が増えたぶん取引先のメモをとったり。 近づく周年に向けて諸々の準備を進めたり。 ついでに内装を少しいじろうか、なんて画策したり。
あれから結局一馬とのデート>>0:82は叶ってはいないし、直にモーニングコール>>0:58もしていないが。 次の直の昼シフトのときには、サプライズでかけてみようか、なんてこっそり画策していたり。]
(254) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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うっ。
[三度目の内緒話>>247は、本来の用途に沿ったもの。 気にしなくていい。お願いします。 どちらの言葉も咄嗟に出て来なくて、思わず呻きめいた音が漏れてしまった。 じ、と隣の十字を切る姿を見やる。]
乙坂さんに似ているなんて光栄ね。 自分ではまだまだだと思うから、 もっともっと頑張りたいところだけど。
[それに、と。 ややじと目に近かった視線が和らぐ。]
(255) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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あんま褒められると手元狂うから勘弁してよ。
[美味い、という賛辞は喜びと励みに変えられるが、それ以外の賛辞には免疫がないから、カコの追い打ちにパタパタと手扇。>>237 そして更にストレートに宅本に言われて、「恐縮です」以外が出てこない己の語彙力よ。>>243 こんな姿、店長に後で揶揄されるかもしれないなと、視線を向けなくても見られている気もしたが。]
パンも、テイクアウトで渡す時には時間が早いから仕入れたやつですけど、夜に出すなら昼から焼いとくこともできますよ。 サンドウィッチ用食パンはパンくずも出にくいし食べやすさ重視だけど、こっちで食事で出すならナイフとフォーク前提でハード系のパンもイケるし。 個人的に好きなのはコルネの中にツナとレタス入れたやつとか、ベーグルでクリームチーズとサーモンとか。
[料理の話を始めたらいつもの調子を取り戻すから、カコの応援>>245や反応>>246には「うん、ありがとう」と落ち着いて改めて礼を言えた。]
(256) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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渋いのがお好みなら、抽出眺めで取りますね。 黒烏龍用意してますよ、トクホで出てるし食事の時に飲むのは健康に良いっぽいですね。
[>>243食事も終盤ということだろうか。 注文を受けて、茶葉を取りにいく。 「温かい」がお好みなら、少し冷ましてから出すことにしようか。
ほら、カウンターではあみだくじで盛り上がっているようだし。*]
(257) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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宅本くんだって、気がつくところは同じじゃない? 昔も今も、私、宅本くんの言葉に手を引いてもらってる。
それって、宅本くんがいろんなことをよく見ているから、 ……でしょ?
[常識から、いい意味で外れることができる人。 敷かれたレールを辿りがちな自分には、彼の好きなものへの熱量が眩しい。]
……、 プリン、美味しかったね。
[勢いのまま言葉を連ねるも、締めを考えていなかった。 数秒の口を閉ざした後、照れた笑みと共に溢れたのは酷くシンプルな言葉だった。*]
(258) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[そして今。 ディナーの提供が落ち着いてきた頃合いに、ふらりと表にやってきた。]
何、誰か呼んだ?
[『芙蓉さん』と聞こえた気がして、そちらに目を向ける>>246。 ……と、そこにはWで昼の顔。]
あら、珍しい。 こんばんは。
(259) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[そりゃあ仕方ないでしょ。>>241 可愛く拗ねられてもそればかりは運次第、なんて笑いながら。 酒の詳しい説明を聞けば、ますます飲んでみたくなるもの。 そんな期待の目で見ていたら。 試飲させてくれる声に、ますます目が輝いた。]
え。いいんすか。 やった、カズさんち一度行ってみたかったんすよねー 俺まだ泊まったことなかったでしょ。
(260) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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それじゃあキッチン借りていいっすか。 そしたら出来立てを食べれますよ。 あ、ちなみに粒あんとこしあんどっちが好きです?
…………モーニングコールは、そろそろ忘れてください。
[店長にしろカズさんにしろ、年下揶揄って楽しむのよくないと思いまーす。>>254 ジト目で見つつ。自分も徒歩圏内に部屋を借りているので、今まで話を聞いたことがあるだけだった先輩の部屋に、わくわくしてしまうのは止められない。*]
(261) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[マカロン政権>>248の語りはアップルパイへの支援であり、追撃だった。 アップルパイ代表は今にもお手拭きを白旗として上げてしまいそうである。]
選ぶやつです。
[マカロンなら楽しみだし、 アップルパイなら最高だし、 モンブランなら大歓迎。
もし面白がっているか問われたら言い逃れはできないが、実際どれでも構わないのは、宇都木>>251の腕を信頼しているが故でもある。]
あ、やった。
[それでも自分が挙げたアップルパイに彼の指>>252が辿り着けば、小さく声をあげてしまうのだけど。*]
(262) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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ウツギは、カコの素直な小さい声にくすくす
2019/11/24(Sun) 23時半頃
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ああ有馬さん、お帰りですか。 ありがとうございました。
[会計の声に、湯を急須に落としながら顔を上げる。>>244]
あ、上着……すみません気が付かず。
またお越しくださいね。 俺は暫く夜にいますんで。
[急須の蓋を閉めて蒸らしてから、紳士めいた格好の客の元へ。 キャッシャーは直がやってくれたので、己はただ見送りでドアを開けた。]
ご自宅はお近くで? それともホテルかな。
寒いんで、お気をつけてくださいね。*
(263) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[美食を供して貰えるのも勿論嬉しいが、その道のプロからの同意はこれもまた嬉しい。自身が変わり者である自覚はあるけれど、好きなものを肯定されて嬉しくならないほど偏屈ではない。>>250]
なるほど、元々洋菓子専門だったのですね。 ……となると、料理を覚えたのは此方でですか。 宇都木さんの料理はmurmur coneyの味、なんですね。
[人に歴史あり。 己よりいくらか若い相手の変遷を聞けば、興味深そうに相槌を打った。大学を出てから法曹一本の身としては、紆余曲折を聞くだけでも面白い。
けれど、そうこうしていても決着の時は訪れる。>>251 思わず彼の指先を不躾なほど注視して――――]
(264) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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桐野江さんは本当、本番にお強い。
[選ばれたのはりんごちゃん。>>252 murmur coneyでのデビュタントが決まり、胸の内で万感の想いを込めて拍手を打った。]*
(265) 2019/11/24(Sun) 23時半頃
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[そうして泊めることになった後輩の元へと戻る。>>260]
どっちかってーとこしあん派だけど、どら焼きはつぶあんのが美味いと思う。 どっちも置いてあるし後の材料も揃ってるから、そうだなうちで作って貰おうか。
[住まいは手狭だが調理道具や食料品は潤沢にある。料理人あるあるである。]
(266) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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モーニングコールは電話か、そういえば。 直接起こすのは何て言うんだろうな。
あ、モーニングコーヒーは出せる。
[ふーふーふふーふーふ、と鼻歌は小さい頃音楽番組で見た女性アイドルグループの歌を。 あの頃も今も「モーニングコーヒー」が内包する意味をあまりよくわかっていない31歳だ。]
(267) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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[乙坂>>256の反応につい可愛いなんて思ってしまったが、大人として心の裡に留める。 それでも表情までは制御できず、料理を始めて彼がいつもの調子を取り戻すまで、いつもよりにこにこした笑みを浮かべていた。]
あ、芙蓉さん。
[姿の見えなかった店長>>259の姿が現れたのはその頃だ。 いつもと変わらぬ顔に疲れの色が滲んでいるように見えた。]
こんばんは、お疲れ様です。 来ちゃいました。夜も素敵ですね。 毎日お邪魔したいくらい。
[たっぷり満喫した料理たちはお腹の中。満たされた吐息と共に、ペリエを飲み干す。 細身の腕時計に視線を流した。そろそろ時間だ。*]
(268) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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カコは、ウツギの笑い声に気づいて、ハッとした表情を浮かべた。
2019/11/25(Mon) 00時頃
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迷いますねぇ。 出来立てのサンドも魅力的なんですが、此処に来たら暖かいものが欲しくなります。でも乙坂さんが直に誘って下さるならアルピニストになるのもやぶさかでは……。
[顎に指先を当てて悩む仕草。 今はお腹が満ちているから贅沢に悩める。また、こうして悩むのも好ましいことだ。何故山に登るのか、そこに山があるからだ。何故パンを食べるのか、乙坂が腕を奮ってくれるからだ。 登ってみたい、フォークとナイフを使わねば辿り着けぬ山頂。]
期待しています。
[毎週きちんとジムに通えばオッケー。 鋼の理性と鉄の意志はガバガバ判断で頷いた。>>256
そうして温かい烏龍茶を貰えれば、卓には綺麗に平らげた皿が残るばかり。もう、宴も終わりだ。満腹感と満足感とすこしの寂寥感が胃袋を押す。]*
(269) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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[サミットの結果、平和的解決として作られるあみだくじ。 万年筆で引かれる縦の棒と横の棒に熱中していたら、席を立つ有馬さんに応対しそこねた。 宇津木が会計を担当して、乙坂がドアを開ける。 自分にできることは見送りで頭を下げるくらい。]
またお越しくださいませ。
[最初のラタトゥイユ風を喜んでくれたことは、今なお今日の喜びの一つ。 ふ、と小さく口元笑ませて、ドアが閉まるまでを見送った。]
(270) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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もみじ饅頭も両方ありますもんねー。 じゃあ今日のどら焼きは粒あんてことで。 求肥入れんのはさすがに夜中じゃ重いっすかね。
[勿論材料も調理器具の心配もしていない。>>266 作るつもりだったってことは、イコールあるということだ。
モーニングコールの話題から離れないカズさんには、半分諦めの顔で。>>267]
うーん、アラームとか? それじゃあ目覚まし時計か。
モーニングコーヒーならいただきます。 朝ごはんも楽しみにしてますねー。
[可愛がられてる後輩特権で、作ってもらう気満々だ。
ところで、その鼻歌の曲は姉貴が前にカラオケで歌ってた覚えがある。 でもさすがに、どんな歌詞かまでは覚えていない27歳だから。そのうち覚えてたら、姉貴に聞いてみようか。*]
(271) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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[そしてあみだくじの行方を確認してもらったなら。]
じゃあ、リクエストは桐野江さんのアップルパイで。 美味しい林檎仕入れたら、すぐに作りますね。 楽しみにしててください。
[せっかくだし、シナモンたっぷりのやつにしよう。 その日の気分で作りたいデザートを決めるのもいいけど。 待ってる人がいるのなら、更に気合が入るもの。
決まった直後に聞こえた素直な喜びの声に、くすくすと笑いながら。>>262 そうか、今はもうmurmur coneyの味ってことになるのか、と宅本さんの言葉に気づかされて。>>264 なんだか嬉しくて、目を細めてしまった。*]
(272) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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まだまだなんて。あまり根詰めちゃ駄目ですよ。
僕はアップルパイに当って、結構喜んでいるんです。 リクエストが通ったからには忘れないし、また時間を作っていらっしゃるでしょう? 良いことです。
[責任感の強さを逆手にとって、言葉も添えておく。訳知り顔を気取るのは昔なじみの特権と許されたい。>>255]
……でしょうかねぇ?
ああ、でも僕、素直なんだなって何かにつけて思います。 職業柄、ポーカーフェイスは必須なんですがね。
[困ったものです。と笑って烏龍茶を飲み干し。彼女と同じタイミングでお会計。勿論、皿もシェアしたからには会計もシェアだ。カードで支払うキャッシュレス。]
(273) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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こんばんは、店長さん。
美味しいねって話していたところです。 ごちそうさまでした。
[そこで顔の見えた店長にも両手を合わせて挨拶し。 深呼吸してからゆっくりと席を立つ。>>259
自身はまたすぐ隣の職場で仕事を片付ける心算でいるから、コートは腕に掛けるだけで留め。]
――――― あ、そうだ。
(274) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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あったかいのが良いならホットサンドっつー手もありますからね? 角煮と青梗菜のホットサンドとかドライカレーのホットサンドとか、プレスしてあるのを切り分けた瞬間がもうクセになるから是非お試しください。
[>>269宅本に次への期待を膨らませるように告げて、今度は二人分の会計係と行こうか。 シェアを希望するならば、合計金額から電卓で割った金額を提示して。]
ご一括で良いですか?
[スマートな支払い方に良い男の仕草を見た、とばかり尊敬の眼差しを。>>273]
(275) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[店の外に出れば冷えた空気が店の暖気と酒のアルコールで火照った頬を軽く撫でていく。懐からシガレットケースを取り出し煙草を銜える。 シュっと石をする音。 それから熱と光。 有害な煙で肺を満たすとフーと紫煙を吐く。
pi pi pi pi pi pi pi pi
それと同時にスマートフォンに着信音が鳴った。]
ハイ──────
[画面に映し出されたのは女の名前。]
(276) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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───別にどこでもいいだろ。 ちょうど飯を食っていたところだ。 ああ、そうだ。 一応休暇なんだけどな…大丈夫だ。 オーダーはしっかりこなしている。 心配するな。 年明けにはそっちに行く。
ああ……俺も、アイシテル───
(277) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[選ばれたアップルパイの文字を見つめながら、宅本>>265の拍手に笑みを深める。]
ありがとうございます。 今日のプリンもこの前のお昼に話したものでしたし。 楽しみにしてるし、絶対食べますね。
[プリンが今日食べられたのは、タイミングが悪い日のタイミングが良かったことのひとつ。 しかし実質二連続のリクエスト。ここは譲った方が良かったのではと思いつつも、熱い議論を行った二人ならどのお菓子も喜んでくれるだろうという気持ちでいる。]
あの……いつ作れるかって分かります? 仕入れの時期もあるし難しいかな。
[絶対を確実にするために重要なのは、開催日時である。 今回みたいにタイミングよく来られるとは限らない。 手帳を開き宇都木>>272へ質問しながら、さてどうしたものかと思案顔。*]
(278) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[電話を切ってため息を一つ。 どうしてこんな面倒なことになったのか。 身から出た錆という奴であったが。]
……ま、年末までは自由の身だ。
[独り言ちて煙草を銜えなおした。 白い煙がゆるやかに流れて消えていく。]*
(279) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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んむ。
[サミットの結果のあみだくじを選ぶ役には、宇津木が適任に違いない。 選ぶやつか>>251と言われれば、至極真面目に頷いた。 前のめりな姿勢を笑われたのは記憶に新しいが、おいしいスイーツに本気にならない理由があろうか。いやない。
そうしてくじの行く末>>252をはらはら見守って、最終到達点が真ん中なのがわかれば、ほんの少しだけ残念な顔。]
む。 でも、アップルパイも楽しみ。
[美味しい林檎仕入れたら、すぐに作ってくれるらしいし>>272。 それは期待も膨らむもの。 残念な顔は数秒で待ちの姿勢に変わった。]
(280) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[客が帰れば後は片づけだ。 今日は後にどら焼きを作って貰うというイベントが控えているから心持ち浮足立っている。
明日の朝アラームがきちんと機能するかは別として。
朝食は勿論用意をするつもりだった。 誰かを泊める時にはいつもそうしているから。
昨日今日からの夜シフトに緊張して無心になりたくて焼いたパンがある。 モロヘイヤを生地に入れた緑色の食パンは、苦味もあの粘り気も感じられないし、トーストして発酵バターを塗って食べたら最高に美味い。
直の反応を想像して口元に笑みを浮かべたまま、手は恐ろしく速いスピードで洗い物を片付けていた。**]
(281) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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戸崎さん。 僕、人の形のやつが、一番好きです。
[見送りに出ていた纏め髪を見かけると、何処かで途切れた会話を強引に繋いで言葉を紡ぐ。>>212 方向音痴なのは本人も主語も。
細い瞳を益々細めて音もなく笑い。
一括支払いを頼んだカードを回収。>>275 ありがとうございます、と礼節を払って。
そうして、桐野江も退店するなら、来店時と同じようにドアマンを勤めあげよう。――――アップルパイの日取り? 大丈夫、自身の胃袋には第六感が宿っている。**]
(282) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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ほんとに今日は、ナイスタイミングでしたね。 プリンまた食べて喜んでもらえて、 俺も嬉しかったです。
あんなに白熱したプリン談議なかなか聞けないし 市場調査もできちゃいましたし。
[こちらこそ、といつもの人懐こい笑顔を桐野江さんに向けながら。>>278]
アップルパイもですけど。 きっと今、桐野江さんに運が向いてるんすよ。 ほら、いいことって続くもんでしょう?
神様からのご褒美だと思っていいんじゃないっすか。 [仕入れのタイミングには、うーん、と考えて。]
(283) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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── 店を出る直前>>263 ──
こっちに家はないんだ。 ホテルだよ。
[駅直結のホテル住まい。 豪華に優雅にスイート暮らしってわけではないけれど。そこそこいい部屋は取っている。]
美味かったし楽しい料理だった。 今度来るときも楽しみにしている。
[それは昼かもしれないないし、また今日のように寄るかもしれない。ただ、わかっていることは日本にいる間にきっとまた来るということ。]
それじゃ……また。
[背中越しにピと指を立てて店をでた。]*
(284) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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教えてもらってもいいフリーメールとかあれば、 アップルパイの日に連絡しましょうか?
宅本さんのは確か、もらった名刺に載ってましたよね?
[日々の流通によって変わる場合もあるから、一番確実なものを提案してみたけれど、どうだろう。 店長に頼んで、店のメールアドレスから連絡入れてもらうつもりだ。
第六感でも勿論構わないけれど。>>282*]
(285) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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[手を合わせてごちそうさまでした。 お先にと宅本>>273へ声をかけようとしたが、彼も席を立つ様子に何も言わずに鞄を手に取る。]
はーい。 気を抜くと、つい頑張ろうって思っちゃう。 気合入れて休まないと。
[冗談交じりに肩を竦めて、気合を入れて詰めた予定>>278を思う。 宇都木>>283>>285には、連絡先の入った名刺を託している。ご褒美との言葉に甘えたのだ。]
(286) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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どうなんでしょうねぇ? 少なくとも、私からはそう見えてるよ。
ポーカーフェイスな宅本くん、想像つかないなぁ。
[満足感に浸りながらレジへ向かい、乙坂>>275に会計をお願いする。宅本に続いて、自身もカードで一括。 ごちそうさまでしたと店のみんなに声をかけ、ドアを開けてくれる姿>>282に礼を言い、コートを羽織って外に出る。]
宅本くん、ちゃんと帰れる?
[送ろうか、とまでは言わなかったが、心配の声と共に今日のお礼と別れの挨拶を告げ。 ヒールの音を響かせ、家路へつく。*]
(287) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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ふふ、ありがとうございます。 夜もいいものでしょう?
[>>268>>274美味しい、の感想は作り手でなくとも嬉しい。 何なら、店も愛しい店員たちも褒められた思いで倍嬉しい。]
とびきりの林檎を仕入れる件、承りましたんで。 今後ともご贔屓に。
[仕入れの時期は、なるべくリクエストに添おう。 近いうちがいいだろうなというのは、なんとなく察している。]
(288) 2019/11/25(Mon) 01時頃
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[桐野江さんの名刺をしっかり受け取って。>>286 宅本さんにテイクアウトのメレンゲクッキーを包んで渡したなら。
お会計を済ませてる間。>>275 有馬さんのときは動かせてしまったから、今度は早目に預かっていた二人分のコートも手渡して。]
ありがとうございました。 またお越しください。
[揃って出て行くお客様を、頭を下げて見送ろう。*]
(289) 2019/11/25(Mon) 01時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/25(Mon) 01時頃
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――人の形?
[>>282去り際に宅本さんが残した言葉は、扉が閉まるまでにはつなぎ切れず。 人の形、人の形――と口の中で何度か復唱した。
洗い物をしながらもそれは続いて、ちょうどバックヤードに戻る頃。]
あ。 ジンジャーブレッドクッキー。
[営業終わりの店内に、唐突に名前だけ上がった。]
(290) 2019/11/25(Mon) 01時頃
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