147 書架の鳥籠
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……グロリア。
[グロリアに名を呼ばれれば>>72、 彼女を見遣った夜色の瞳には、 信じたいという切望が、浮かんでいただろう]
[一人で泣かないで、傷つかないでと、心から願う人。 ラルフと最後まで迷った、護りたい人]
…そう、ですか。 人柄や思慮から、グロリアを信じたいお気持ちは、 僕も同じですし、よくわかります。 ですが、自分だけでなく皆の命がかかっている… 慎重に考えるつもりです。
[ルーカス>>79>>80>>81に、同意と共感を示すもそう返し]
(91) 2013/10/07(Mon) 22時半頃
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……どうしよう
[シメオンは焦りの気配を漂わせ、おろおろと]
……オズ?
[しかし彼からはそういったものを感じない]
オズ、何か作戦があるの……?
[そんな様子で一人にさせないという彼を、そういった風にシメオンは取った]
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……はい。 それに…ルーカスさんも、 さっき亡くなった人に狂人がいる可能性を 仰っていましたが、
それは占い師にも言えると思うので、 シメオンかグロリアが本物の占い師とは限らない、 かもしれません。
そう思うと、どうしても、慎重になってしまって…
[ルーカスの返事>>95に頷いて。 グロリアの方に、そっと、揺れる夜色の向ける]
(103) 2013/10/07(Mon) 23時頃
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[魔女に願いを叶えて貰えないと知った時の ショックを分かち合い、慰め、気遣ってくれた人。 掌の赤い痕、切ない綺麗な双眸。 一人で抱えこまないでと言ってくれた。 頼ってくれた、心配してくれた…。 包むように触れた手のぬくもりを、信じたい]
[ルーカスのように、 グロリアを信じられたら、どんなにいいだろう]
[服の上から、父に付けられた喉元の傷跡に指で触れる。 裏切られた痛みを知る猫は、容易には人を信じられない]
[”貴方”は、グロリアを信じられる、と思う。 けれど、“私”は。 信じたいと願う気持ちと同じだけ――こわい]
(113) 2013/10/07(Mon) 23時頃
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策か。…シメオン君を援護はしても、
人の感情まで動かすには至らなければ、
ここで策は尽きて
君は、獣に喰われてしまうのだろうな。
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………っ。
[ルーカスを護ってほしい、というグロリアの言葉>>86と。 グロリアが欠けた場合>>92を口にするルーカスに。 微かに揺れる夜色の瞳が、二人の間を行き来して] (もし、今日、“守護”の力が あるかもしれない、と名乗り出たら…)
[グロリアが本当に占い師なら、彼女の身代りに なれるだろうか。彼女の命と占いを守れるだろうか。 それならば…名乗り出る言葉が、喉まで出かかるも]
(127) 2013/10/07(Mon) 23時頃
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ごめんね
ごめんね……
[意味も無い謝罪が声となり届けられる]
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((足りぬ))
[『命と魂』を差し出しても、足りないと言った、 あの魔物の答え>>63が耳奥に蘇る。
ああ、そうだ、足りない…。 誰を守るにしても、命を賭けて、 名乗り出て守れるのは一回だけ。 次にその人が襲われたら、守れない。
……だから、唇を噛んで、言葉を飲み込んだ]
(129) 2013/10/07(Mon) 23時半頃
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謝る事はない。
シメオン君は、頑張ったじゃないか。
…だから、謝らなくていい。
本当の占い師が解った。
…、それだけでも大手柄だよ。
[相変わらず抑揚が薄い声で、]
等価交換…、か。
それは手柄じゃない!リアが先に言い出したんだ!
[どうしてまだこの人は変わらないのか、役立たずと自分を罵らないのか分からなくて泣き叫ぶ]
僕のせいできっとオズも……
[その先は、口に出来なかった]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 23時半頃
…、だから 言っただろう。
ひとりには させないと。
[それは既に決められていた覚悟の言葉。]
肉体を奪われた我々は、
こうなった時点で一連托生なのだよ。
私がそこまで推理できていないとでも思ったかい?
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……そうだね。
守護者がまだ生きていたら、 占い師を護ってくれるだろうから、ね。
[グロリアが、ふいに守護者に言及したので、 一瞬、彼女を見遣った瞳が微かに揺れるも。
守護であることは言えぬにしても、せめて 言葉でも守れればいいのに…と。 抑止力になりそうなことを…と言葉を重ねる]
(144) 2013/10/07(Mon) 23時半頃
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……そんな
[意味を理解すれば、何も言えなくなった。
レティーシャの父親のようだった彼は、15の自分が想像出来ない程に大人だったのだ]
さて、次は私の番――だったな。
[どんな状況であれ、魔女の願いを叶えなければならない。
それはまるで、呪い、のようだと自嘲気味な思考をする。]
大切な仲間を悲しませた罪は、
大きい。
[故に、術を使う相手はグロリア嬢と決めている。
結果はどちらでも構わない。
どちらでも――結果は、 ]
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そうです。でも、茶番だからこそ、 ありえないと思われやすいからこそ、 亡霊が本物の占い師だと思われて、 生き残れる可能性もあるから…。 とはいえ、考え過ぎだとは、思うので、 シメオンかグロリアのどちらかが本物だとは、 考えています。
[ルーカス>>122に、そんな返事をした後だったろうか、 シメオンが泣きながらサロンを出ていく>>120のが見えて]
(149) 2013/10/08(Tue) 00時頃
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シメオン、待って…っ。
[行方不明になった弟の会いたい>>96という、 先程のシメオンの願いを思い出せば、 少年の後を追い掛けて]
( シメオン…)
[クラリッサがよくいた場所で、 泣きながら彼女の名を呼ぶ姿>>128を見れば、 突かれたように胸が痛んで。
ボリスが眼を見開いた>>146のには、 一瞬だけ驚いたように瞳を瞠るも、 彼の横で、ピッパとシメオンの会話を見守る]
(157) 2013/10/08(Tue) 00時頃
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オズ……
[敵じゃないと言える唯一の大人
彼が何を思っているか知った後では、人形にする相手のことを口にする声も、痛ましく申し訳なくしか感じなくて]
……うん、頑張ってね!
[無理矢理元気な声を出した
これ以上謝ってもどうしようも無いのだ――]
…、シメオン君。
もしレティ嬢に会えたら 伝えてくれ。
[ぽつりと、願いを囁く。]
君は自分が思っているよりも強い子だと。
そして、君との記憶は…
私にとってかけがえのないものだったと。
私はね、無理に自分の感情を堪えるのは
大人になってからでいいと思っている。
故に、シメオン君。
君と、レティ嬢は似ている気がした。
そして、わたしは…そういう君達を放ってはおけない。
――― 酷く汚れた大人だと、いうわけさ。
……
……オズ
[悪足掻きをしていても、この人がそう言うなら]
……分かったよ、話を聞いてくれたらね
[もう意味はないのだろう、全て]
――― 追い掛けはしないよ。
[サロンに留まったまま、聲だけを仲間へと向けて]
けれど、最期の時まで忘れないで欲しい。
シメオン君。
君は1人ではない、と。
…、抱きしめて慰めてあげられなくて すまないね。**
……あはは、はは。
オズがお父さんだったら、良かったのになあ。
[それがオズワルドに届いたシメオンの最後の声]
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[シメオンを追おうとした時、 掛けられたルーカスの言葉>>151に。 “私”は一瞬だけ、泣きそうな表情を浮かべ]
……フラットに見えるとしたら、 そうでないからの、裏返しかも、しれませんよ?
[そう答えて、一瞬だけ、天井の偽りの星空を見上げる。 魔女に願った人々のなれの果ての輝く星々。
わかってる、魔女を……止めなくてはいけない。 自分達のような想いをする人を、 これ以上増やしてはいけない。
けれど…]
(167) 2013/10/08(Tue) 00時半頃
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だって…弟に会いたいって…
それに、あんなに泣いてたから。
[答えながら、オズワルドと交わした言葉を思い出す。 友と思った気持ちが、亡霊か否かで変わるのかと。 変わらないかもしれない、そう“私”は答えて…]
……だから。行って、確かめなくては。
[優しい声に、小さく頷いた]
(169) 2013/10/08(Tue) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 00時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 01時頃
[せめてオズワルドは、正しく叶えられたかもしれない彼の願いは――守りたかった*]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 01時頃
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シメオン…。
[シメオンから、愛称で呼ばれれば>>159、 その響きには、微かな親近感と、 諦めのような感情が籠っているようで。 両手で頭を庇うような…自分を守ろうとする仕草にも、 微かにつらそうに夜色の瞳が揺れて]
……その、「人形」…。
弟、さん?
[転がる金髪の少年の人形。 その顔は、何処かシメオンに似ている気がして。 零れるのは、問いかけというより、 何かを理解したかのような、小さな呟き]
(184) 2013/10/08(Tue) 01時頃
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ホリーは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/10/08(Tue) 01時頃
ホリーは、グロリアに話の続きを促した。
2013/10/08(Tue) 01時頃
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……シメオン。 もっと、話ができればよかった、ね。
君なら、分かってくれるかもしれなかった、のに…。 分かって、あげられたかもしれなかったのに…。
…僕は、君が好きだったよ。
[亡霊でも、人間でも、変わらずに。 そう呟いて。ピッパが、シメオンを抱きしめる姿に>>172、 一瞬、何かに耐えるように、ぎゅっと瞼を瞑るも、 すぐに開き。
踵を返して、走り出した。 あの、守護の魔法陣のある本>>2:225の書架へ向かって]
(190) 2013/10/08(Tue) 02時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/08(Tue) 02時頃
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―書架の何処か―
……お行き。
ルーカスを護って…っ。
[本の上の空に浮かびあがる、 仄かに白い光を放つ、守護の円陣>>2:234。 ミセリコルデで、左手首の止血を施した少し上を 切り裂いて、流れ落ちる魔力持つ血が魔法陣に滴れば。
眩い赤い鮮光の中から、黒い二つの影が飛び去るのに、 そう願いを命じた。]
(192) 2013/10/08(Tue) 02時頃
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