人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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【人】 教え子 シメオン

[上着を広げ、フィリップにかけようと歩み寄る。
様子がおかしいのはわかっていたけれど
何故だか、一人にしちゃいけない気がして――]

 ……いっ   、た

[抱きとめようとしたけれど
調子の悪い足、寒い中座り込んでいた膝、
いうことをきくはずもなく、簡単にその場に倒れこんでしまう]

 ごめん ……寒かった?

[上着はちゃんと持ち主を包めただろうか。
自分で下敷きにしてしまった右足から
なんだか嫌な熱さを感じ、浮かべようとした笑顔がひきつった]

(387) 2014/11/18(Tue) 23時半頃




 ーーーーー………………うん

[ぽつ と また 淡い意識が 一つ
 水面 暖かい陽射しが あるのを知っている
 けれど 手に 脚に 解けない 鎖
 沈み切った 重い体 もう 浮上するために
 足掻く力もなく ただ 届くもだけ
 辛うじて 窒息死をまぬがれ]



 ――――


[かろうじて、届く。
 その伝わる思いに、ただただ、案じている]

 ……すべて、終わったら。

 きっと、……


[衝動をおさえることができたら。

 できなくても――大事な人たちが残っているのなら。

 きっと、やり直せる、はずで]


[終わったらーーー全て終わったら
 最期はーーーーー嗚呼]



 食べたく…………ない……

[全て終わったら…………きっと
 食べないでいい きっと もう 誰も食べない
 だれも 傷つけない ただ きっと寒いだけ]


【人】 教え子 シメオン

 ……うん、寒い ね

[嘘だ。
今はすごくあったかい。
骨が軋むほど、フィリップの力は強くて
なんとか出した声も掠れるほど、息もしづらいのに。

寒くはなかった。
手を伸ばして、フィリップの頭を撫でようとしたけど
腕がちゃんと動いたかはわからなかった]

(395) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

 うん……


 ……――フィリップ。
 さむい、ね。


 寒いーーーーやだ 食べたくない
 いやだ…………いやだ…………



[けれど 水面は遠くて もう遠くて
 届かない ただ 嘆きだけが
 ぽつり こぼれるままに]


[伝わる嘆きに、
 胸が痛い]

 ……フィリップ。


[ただ、名前を呼んで。

 衝動にのまれたのがひどくならないようにと、願う]


【人】 教え子 シメオン

[若草色は春の色。
今は遠い色。 完成しなかった、出会えなかった贈り物だ。

精一杯、手を伸ばして、今は触れられる少し湿った髪をゆっくりと撫でた]

 ま …って フィリップ
 冷たい、よ

[肌にあたる歯が酷く冷たい。
身体は元より熱を持っている。

食まれている――じゃれつかれている?
確かなのは、人に――"人"に触れられているということ。
熱いのに、あたたかいのに、やはり寒くて、涙が滲んだ]

(406) 2014/11/19(Wed) 00時頃

[口元 微か シメオンの 血の味]


 いやだ…………助けて…………やだ
 やだよ……やだ

[ただ それは 案じる 微かな それを
 悲しませるに過ぎない けれど
 抑えきれず 浮上出来ない意識は
 耐えきれず ただ ただ ほつれる]


[伝わる思いが、痛い。
 悲しい]

 フィリップ。

 ――……いま、ホレーショーがそっち、いくから。

 だから、大丈夫……


[ただ、大丈夫だと信じたくて。

 言葉を重ねた]


【人】 教え子 シメオン

[露になった肌は寒さに震えいっそう白くなる。
薄い皮膚は爪を立てれば簡単に裂かれ、そして熱を流すのだ]

 ………ふ、

[短い息を吐いた。
痛いな、とどこか他人事のように考える。
春が手に入らないなら、この若草を――髪に絡めたままの指を軽くひいた――食べてしまえれば]

 あ、    そっか         食べたい、の

[吐き出された息とともに、いっそ間抜けな声が響く。
痛いし、冷たいし、熱いけど
嫌だとは思わなかった。

だって、人に、触れられているのだもの]

(420) 2014/11/19(Wed) 00時頃

 ………………うそ 怖い
 いない やだ…………助けて
 怖い 怖いよ…………


[子供のように 泣きじゃくる
 悲しませる 困らせる
 それらに気を配る 余裕はなくて]

 ーーーーーーっ



 ……フィリップ


 ―――……きっと、助けてくれる、から。

[そう願う。

 なにもできない無力さが、痛い]


[口の中 甘い香り 蕩けるような
 薄い肉付きの その ちぎった 若々しい 味わい]


 あ   あああ やぁ…………!!

[それは 人の味
 知っている味 衝動に負けるままに

 軋む 心が音を立てて軋む

 海の底 足りない 窒息するままに 悲鳴が上がる]


【人】 教え子 シメオン

[口を開けた皮膚に舌が這う。
癒すのではなく、抉るように。
濡れた音が響いて、目を閉じれば
溢れた雫が頬を滑り降り喉元の窪みに溜まった]

 ぃ、…っん 

[冷たかった歯が、もはやあたたかく感じられた。
懐かしい感覚―――此処に、留めようとする行為。

外に逃げようとした命を、此処に、置いていけば]

 ごめ ……ん

[譫言のように謝罪を口にした。
フィリップのこれは、本能だろうか。衝動だろうか。
それならしょうがない。
否定することなんて、誰にもできやしない]

(431) 2014/11/19(Wed) 00時半頃



 ―――っ

[伝わるものに、息をのむ。
 ああ、痛い。

 壊れる。

 こわれて、しまう]


 ……フィリップ。
 


 ぁあ’’   や あぁああ ぅくっ

[吐き出してしまいたい
 なのに 美味しいと感じる味覚]



 ひぁっ あ…………やだっ
 助けて………………や ぁ

[悍ましい 浅ましい 狂ってる
 ぎしぎしと 締め上がって行く
 一分の 欠片も 残さぬよう
 心を締め上げる]

 あーー…………あっ

[痛みに 微か ただ握り締めるも
 ほつれて行くのを 止める手立てがなく]


【人】 教え子 シメオン

[のぼせていた頭が冷たく、重くなっていく。
眠りに落ちる時と似た感覚。
落ちる。

落ちていく、意識。
濡れた衣服の欠片が張り付いて気持ちが悪い。

早く寝たい、早く――]

 ぅあっ  ……ん、 フィリ …ップ?

[どうせなら一息に頭から食べて欲しかった。
切り裂いて、割り開いて、無残な自分を見て笑いたかった。

何故抵抗しないのだっけ――諦めてしまったからだ、全部]

(445) 2014/11/19(Wed) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[だから否定しない。
手も伸ばさない。
自分を出さない。
ただ、笑う。

もしかしたら、この山小屋にいるどの大人よりも
我慢強かったかもしれない。
それくらいの――息をするのと同じくらい、耐えていた、日々だった。

だから拒まない。
人の道に外れることとは知っていても、止めはしない。

もし、フィリップが後悔するようなことになっても――
だから、ごめん、と。
全てを委ねる我侭を、謝ったのだ]

(447) 2014/11/19(Wed) 01時頃

[痛くて、苦しくて。
 辛い、それが伝わってくる。


 でも、どこかで。



   血を、味わってみたいと思う]

  ……フィリップ。
   ――

[ただ呼びかけることしかできない。

 きっと、いま、いけば。
 血の匂いに酔ってしまうだけになる]


教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時頃


[視覚情報は シメオンの腹わたを伝える
 その頃には 心は次第に沈黙していく

 悲鳴をあげる体力も
 失った心が ころりと 転がる]








 ーーーたすけて………………らるふ……

[彼の思う心を知らぬまま ぽつりと]


【人】 教え子 シメオン

[我慢しようとしても、身体はついていかずに
ひくり、ひくりと反応を返す。
無意識の脈動、透明な渇望。
てらりと光る命の熱は、諦めることなど知らずに
生への渇望で呼吸をする]

 あ ……あ、     ぁ

[息が、足りない。
足りない。


足りない、足りない、もっと欲しい。
愛して、欲しかった。それだけで

右足の傷は、愛された証。
忘れても、覚えていなくても、傷として刻まれた、証]

(460) 2014/11/19(Wed) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

[食べられたい、なんて思ったことはなかったけれど
「愛されたい」と、何が違うのだろう。


ごめんなさい、と声は出ない。
食べられても――真意はどうあれ、愛されても――それでも
心が乾く。
足りないと、足りないと、嘆く。

眠りに落ちるまで、途切れるまで、
記憶の中でずっと一人
孤独なままだったのだ**]

(464) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時半頃


[助けを求められて、はっと顔をあげる。

 伝わる、はらわたの、その感覚。
 自らの血の匂いが、腹を割いたものであるかのような錯覚


 くらり、めまいがする]



 ……うん……


  ――――いま、いくよ……

[いったところで助けになるかわからない、けれど。
 それでも――]


[下についたときにはきっとすべてが終わった後。

 ただ、血に染まったフィリップを見て、呼びかける]


 フィリップ――


[助けは、間に合わなかっただろうか**]


[結局 誰も来なかった
 シメオンを食べる間 誰も]




 ーーーーーーーー…………っ

[声を押し殺すように 心が泣いた]


 ………………ラルフ



[血ぬれのまま 呟く その心は 静かだった]


(………良かったね。)

[と。耳の良いトレイルは、耳を塞いでいたから。


 唇は音を形取る。**]


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