人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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 とぼけるか。
 それとも、本当に知らんのか?

[食えない奴だと、内心舌打つ。
 だが、この、常人には聞こえようのない聲を解し、理屈を知ってか知らずか使いこなしているということは、少なくとも自身の立場は理解できているのだろうと。]

 ……呪い。

 死神への天罰…………


 ひとつ聞く。

 これが、呪いだとするならば。
 おまえは呪いに”絶望”するか?
 獣となる身を厭うか?

 それとも──────

[常からの抑揚のない声は、今は、更に低く、冷たく。

 この、呪われたという道化が、果たしてまだ畏るるに足る存在か。
 それとも畏れに喰らわれるような、見込み違いか。

 見極めようとするように、じっと、深い血の色に染まった瞳を向けた**]


[いつまで……
いつまで私は道化の偶像を演じていればいい?

いつまでこちらを品定めする視線に耐えればいい?
いつまで絶望の顔として力を顕示してればいい?
いつまで恐怖を振り撒いていればいい?

……この世の全てに何より恐怖しているのは私の方だというのに。

殺される恐怖を。傷つけられる恐怖を。裏切られる恐怖を。見限られる恐怖を。暴かれる恐怖を。失う恐怖を。

数多の恐怖をこの化粧の下に隠してきた。

ただ、死にたくないから。
生きる為に恐怖を演じてきた哀れな道化が私だ。]


[ああ…今もまた見定めるかのような視線を送られている。
この者の視線の方が余程絶望の死神の名に相応しいじゃないか。

呪いに絶望するかだって?
そんなの、答えは決まっている──]

 はっ、この私が絶望するだって?
 とんでもない、私は常に絶望を与える側だよ…ッ。

[そう言って私の演じる道化は完璧に残酷で残虐な笑みを浮かべて見せた。

絶望、道化、死神。
いつも演じてきた肩書きに獣が加わるというだけのこと。
これまでとすることに何一つ変わりはない。

そう、全ては明日を生きる為に。]


 殺さないと……誰が、誰を?

[ヴェラのものではない聲が聞こえたような気がした。
それは迷い仔のような切ない泣き聲。]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 20時頃


【人】 墓堀 ギリアン

―第二甲板―

[仕事を終えた男は、餌を待っている。

船尾楼でジェレミー(>>174)に向け、「おれ、一等」とトツと返した男に相応しい、この船で一等阿呆の面構えをして。部屋隅の床に座っている。毎日決まった時間に此処に座りはするが、与えられなければ、或いは誰かに横取りされれば、食事は諦める。

酔った破落戸が面白がって何かしらか転がしてくれるから、このように尽く受動的でいても今のところ餓死に瀕した事は無い。]

(207) 2014/12/10(Wed) 21時頃

【人】 墓堀 ギリアン

[船内、酒瓶を掲げて話し込む船員たちの間には「狼が紛れ混んだらしい」という話が流布しつつあった。きっかけは言わずもがな、捕虜の男が叫んだ一言だった。

「そんなもの在るはずが」「お伽話だ」「それより酒だ」
……怪談話をおもしろがって、彼らは笑い。
陸に伝わる人狼の話を知る者は、次々、得意顔で吟じだす。筋書きには幾通りかあるようだが、どれも、人里に紛れた怪物狼の物語の盛り上がりは夜の場面にあった。夜毎、人を殺し、喰らうのだという。

「そんならよ」「俺達と変わりねぇや」「それより酒だ」
陽気な連中は、頬を赤らめ、やはり笑っている。


男は、ジィとしたまま、彼らの言葉を聞いていた。]

(226) 2014/12/10(Wed) 22時頃

[ギリ―以外の聲がずっと聴こえてくる。
幻聴の様な不確かさでは無い、はっきりと細部まで聞き取れる。]

 絶望……絶望。

[届く聲は誰かが背負う代名詞。
だが何故かすぐにはピンと来なかった。
恐らく絶望を齎した者が、その代名詞の人物ではなく、
人狼の存在を告げる叫び声の主だったからだろう。]


 あの声は……絶望を告げる声。
 俺達を殺そうとする先駆けの声だ。

[医務室への客が途絶えた空白に殆ど無意識に漏らした聲は
同じく何処からか聴こえたあの聲に対して。
船の仲間を心配した後で、汚れた血の布をぺろりと舐め取る。]

 俺は……もう二度と殺されたく、ない。

[呟いた聲に乗る色は、ただ生まれただけで死を望まれた
赤子の紅い悲しみ。]


[男は、同時に、左の耳奥に篭もる聲を聞いていた。

赤子の泣き声はもう聞こえない。
泣き止んだのなら、良かった。
大人に殺される前に。

知った聲ふたつの明瞭な会話には、少し困惑した。
男が知っている獣の聲は、ただの獣の聲であったから、
人の知性が生きた会話がなされる事に驚きもした。

それが、件の“人狼”の聲だは、まだ思い及ばない。]



 生きロ

[と。
実際に零した唸りに乗せた、聲は、
「二度と殺されたく、ない」
と切な願いを漏らす“誰か”に向けて。] 


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/10(Wed) 22時半頃


[溢れる血の匂いにまた喉が鳴る。]


【人】 墓堀 ギリアン

―第二甲板・料理到着の後(>>232)―

[料理が運ばれ、テーブルと床に倒れるニコラスの周りに人が増えた。副船長やホレーショー(>>238)、ジェレミー(>>237)の姿も在る。噂話は相変わらず盛んに飛び交っているが、副船長を前に萎縮してか、料理に気を取られてか、話し声の数は少しばかり減ったようだ。

誰かから芋と少しの肉が乗った小皿を貰い、壁際で黙々食らっていたが。ニコラスの声(>>245)に、顔を上げた。]

 人狼 居る カ ?

[そして、誰にともなく、問いかけた。]

(249) 2014/12/10(Wed) 22時半頃

[ライオン頭が奴隷を所望したと聞いた時には「別のネコを飼うことにしたのか?」と大真面目に言ったものだ。その次に、グレッグの背が自分より小さいのに気づいて何となく彼のことが憎めなくなった。

彼が部屋を辞したので私は匙を手に取り食事を始める。
スプーンをスープに沈めると、てらてらと光る液体が渦を巻いて匙を満たす。それをゆっくりと口に運ぶ。
私はほうっと満足の溜息をついた。
それからほかほかの温かいじゃがいもを口に含んで微笑む。

昔の人間はこの植物を船で運んでいる途中に芽が出たものを食してしまい、毒にあたったので「悪魔の植物」と呼んだらしい。]

 こんなに美味なのに恐れられるなんて。
 可哀想だな。

[ともかく、ニコラスの料理がまだ美味しく感じられて良かった。人狼になった途端人肉しか食せなくなるということはなさそうだ。]



 人狼 居る カ ?

[その声は、聲にもなり。
独り言ちるような乾いた響きが放たれた。]


[食事をしていると聲がまた聞こえた。
やはり誰のモノかは分からない。]

 あの声?二度と殺されたくない?
 一体何を言ってるんだか…

[ただ確かなのは、聲の主がまるで仔のように感じられて落ち着かない気分になるということだ。
護らなければならないのではないか?という気がしてくる……。]


 『あり……がとう』

[誰かの聲に泣き止んだ赤子の聲は戸惑いと共に
何処か嬉しそうだった。
まだ身体の中に溶け切れずに残った魂が、初めて受けた
自分の生を肯定してくれる言葉の主に懐くように。
ここに聲の主がいて、赤子が形を持っていればその手を伸ばして
温もりを求めた所だろうか。]

 生きる事は……殺す事だ。

[赤子の聲の後を追う様に、本来の片割れの聲が呟いた。
そうだ、殺されるつもりはない。
混じり合った記憶を抱えて決意の様に呟いた。

血染めの布。
血染めの医者。
今日誰が死んでも。
その姿を訝しむ者はいるだろうか。]


 これは、ギリーの声だな。

[どうやら幻聴ではなかったらしい。
だがギリーからは同族の匂いがしなかった。
どういうことだろうか…分からないことだらけで混乱してくる。
私は頭を振った。]


【人】 墓堀 ギリアン

 居ないカ
 海に 人狼、居ない

[あっさりとした否定(>>258)は、あっさりと頷く。
副船長の説にもまた、あっさりと頷く。

頷くと口元からボロリと芋が落ちた。崩れた欠片を拾い集めて口へ運んでいるところ聞こえたニコラスの答え(>>265)には、あっさり頷かなかった。]

 おれ、大きい
 ニコより、大きい
 ア゛ッ ァ

[しかし「食え」との声を“命令”の一種と捉える事にして、遠慮なく芋をもう一つ貰う。そしてその芋も、ボロボロ零しながら食らう。]

(271) 2014/12/10(Wed) 23時半頃

[別れ際に見た道化の顔は、完全に道化に覆い隠されていた。


 常に絶望を与える側────道化は言った。



 絶望は、より強い絶望を求める。
 同じ獣の力を得ていると知ったところで、同族意識を持つことはない。

 喉笛に喰らい付く機会があれば、ヒトだろうと、獣だろうと、同様に喰らう。
 喰らい、絶望を、畏れを深くする。


 それだけが、存在意義であるかのように。]


[さすがに心象そのものが伝う事は無かったが、
脳内に響く赤子の聲と共に、切ない温もりを感じた。
……気がした。

聲は続く。次は、大人の男の聲。
思い出すのは、船医が髪に触れた際に見せた顔。

さらに別の誰かに呼ばれ
包帯下で耳元がヒクリと跳ねる。]

 ――…おれ、おれの名 だ

[耳に、頭に、よく馴染んだ響きの主が誰なのか、
名を呼ばれれば明白に理解できたから
躊躇なく「おれの こえ、だ カシラ」と呼び返した。]


 そうか、ギリーは狼の聲が聞こえるのか。

[理屈は分からぬが、いつでもギリーと会話が交わせるとなれば私の機嫌は少し良くなった。]

 私と、ヴェラと、後1人……か。

[迷える仔犬は一体誰を殺そうとしているのだろうか?]


【人】 墓堀 ギリアン

 汚す ナイ

 怖い ナイ
 ニコ 壊れタ
 ア゛ッ ァ

[ジェレミーに「汚すな」と言われ(>>279)、応えるため開いた口からまた芋が溢れる。しかし落ちた芋はチマチマ拾い集めて食べているから、実際に床を汚すには至っていない。

人狼より怖いと評判の我らが船長にも、他の何にも恐怖を感じた事は無かった。強いて言うなら、笑い転げるニコラスがなかなか不可解で怖い……かもしれない。(>>276)

ソロリとニコラスから目を逸らせ、空いた皿をその場に残して立ち上がり。ノソリと第一甲板へ続く階段を登っていった。考え無しの男は、“命令”の無い間は、刷り込まれた日毎の行動を准えるだけだ。食事の後は決まって、見張りも兼ねて甲板の隅から夜の海を見る。今日も日課は変わらない。**]

(299) 2014/12/11(Thu) 00時頃

[それに早く立ち去らないと。
食事も美味いのに、まだ足りないと空腹を訴える自分がいる。

溶けた赤子には肉や酒は合わないらしい。

赤子が求めるものは……紅い乳だと、本能と呼べるものが教えていた。]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 00時頃


[ミナカが現れたことで、ひとつ、気付いた。


 ネイサンと聞こえぬ”聲”を交わす中、他からも、同じような聲が聞こえていた気がした。
 少なくとも、ふたつ。

 うちひとつが、この男の声と同じだと。]


[飯も酒も美味いが、物足りない。
スープをぴちゃり、と舌で掬うように飲んだ時。

不意に視線を感じて見上げた先に、ヴェラがいた。]

 ……。

[聲も掛けずにじっと彼を見つめる。

1年前、彼の包帯を変えた時と同じように、血が騒いだ気がした。]


 仔犬よ…どこにいるんだい?
 何をしようとしているんだい?

[そんなことを囁きかけてから。*]


【人】 墓堀 ギリアン

―甲板―

 月 キレイ
 キレイ、獲るカ ?

[階段を登ったところですれ違った船長の前で、ピタリと足を止めた。言われてはじめて見上げた夜空には、確かに明瞭な月が輝いていた。(>>321)

船長が美しいと言う物は、強奪の対象になり得る物だ。煌めく金銀財宝も、よく磨かれ艶やかに光る装飾剣や銃、工芸品に美術品……これまで多くの財を奪った。そういった宝と、夜空に浮かぶ月の違いが、男には解らない。

月を指し。大真面目に問いかけた。**]

(342) 2014/12/11(Thu) 01時頃

 お前の声は絶望を運ぶ。
 俺達が生きる途をお前は奪う。
 だから俺はお前の命を奪う。

[呪詛の様に吐き出された聲は男だけでなく、
同じく聲を共有する者達にも届いたか。]


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2014/12/11(Thu) 01時頃


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